| 【発明の名称】 |
ミネラル含有組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】印藤 晴子
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| 【要約】 |
【課題】血糖値を低下させ、糖尿病の予防又は治療に有効なミネラル含有組成物、該ミネラル含有組成物を含有する血糖値低下用組成物及び該ミネラル含有組成物を含有する糖尿病予防又は治療用組成物を提供すること。
【解決手段】(1)ミネラル成分10〜40質量%、(2)酒酵母クロム20〜50質量%、(3)桑の葉エキス5〜30質量%、及び(4)ギムネマエキス10〜40質量%を含有するミネラル含有組成物、該ミネラル含有組成物を含有する血糖値低下用組成物、該ミネラル含有組成物を含有する糖尿病予防又は治療用組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (1)ミネラル成分、(2)酒酵母クロム、(3)桑の葉エキス、及び(4)ギムネマエキスを含有するミネラル含有組成物。 【請求項2】 (1)ミネラル成分10〜40質量%、(2)酒酵母クロム20〜50質量%、(3)桑の葉エキス5〜30質量%、及び(4)ギムネマエキス10〜40質量%を含有する請求項1記載のミネラル含有組成物。 【請求項3】 (1)ミネラル成分10〜30質量%、(2)酒酵母クロム25〜45質量%、(3)桑の葉エキス10〜25質量%、及び(4)ギムネマエキス15〜35質量%を含有する請求項1記載のミネラル含有組成物。 【請求項4】 (1)マグネシウム塩、(2)有機3価クロム錯体、(3)α−グルコシダーゼ阻害剤、及び(4)ギムネマ酸を含有するミネラル含有組成物【請求項5】 (1)塩化マグネシウム、(2)ニコチン酸3価クロム錯体、(3)デオキシノジリマイシン、及び(4)ギムネマ酸を含有するミネラル含有組成物。 【請求項6】 防湿剤を含有する請求項1〜5のいずれか1項記載のミネラル含有組成物。 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載のミネラル含有組成物を含有する血糖値低下用組成物。 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項記載のミネラル含有組成物を含有する糖尿病予防又は治療用組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ミネラル含有組成物に関し、特に血糖値を低下させ、糖尿病の予防又は治療に有効な組成物に関する。 【従来の技術】現代は飽食の時代といわれ、グルメ志向、食生活の向上とともに、文明病とされる糖尿病患者、及び潜在的糖尿病患者の数は極めて多くなってきている。このため、血糖値を低下させ、糖尿病を予防又は治療するための種々の薬剤や食品が開発されているが、その効果はまだ充分なものとはいえない。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的は、血糖値を低下させ、糖尿病の予防又は治療に有効なミネラル含有組成物を提供することである。本発明の他の目的は、上記ミネラル含有組成物を含有する血糖値低下用組成物を提供することである。本発明の更に他の目的は、上記ミネラル含有組成物を含有する糖尿病予防又は治療用組成物を提供することである。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は、(1)ミネラル成分、(2)酒酵母クロム、(3)桑の葉エキス、及び(4)ギムネマエキスを含有するミネラル含有組成物を提供するものである。本発明において、全組成物の質量(乾燥質量)に対する各成分の比率(乾燥質量基準)は以下の範囲が好ましい。 (1)ミネラル成分は、好ましくは10〜40質量%、さらに好ましくは10〜30質量%、最も好ましくは15〜20質量%、(2)酒酵母クロムは、好ましくは20〜50質量%、さらに好ましくは25〜45質量%、最も好ましくは25〜35質量%、(3)桑の葉エキスは、好ましくは5〜30質量%、さらに好ましくは10〜25質量%、最も好ましくは15〜25質量%、及び(4)ギムネマエキスは、好ましくは10〜40質量%、さらに好ましくは15〜35質量%、最も好ましくは25〜35質量%である。各成分の比率が上記の範囲外の場合には、いずれも目的とする血糖値低下効果が充分でなく、糖尿病の予防又は治療に充分に有効なものとはならない。本発明はまた、上記ミネラル含有組成物を含有する血糖値低下用組成物を提供するものである。本発明はさらに、上記ミネラル含有組成物を含有する糖尿病予防又は治療用組成物を提供するものである。 【0004】 【発明の実施の形態】本発明に使用するミネラル成分は、マグネシウム、カルシウム、多種類の微量ミネラル成分(亜鉛、鉄、クロム、コバルト、ニッケル、銅、カリウム、マンガン、アルミニウム、リン、等)をバランスよく含むものである。本発明に使用するミネラル成分は、海水や塩水湖水を濃縮し、多量に存在するナトリウムの大部分を除去して得られるものが好ましい。海水としては、汚染の少ないもの、特に100m、好ましくは200mより深い海洋深層水を原料とし、これを濃縮して、多量に存在するナトリウムの大部分を除去して得られるもの、あるいは、米国のグレイトソルトレイクのような塩水湖の湖水を原料とし、これを濃縮して、多量に存在するナトリウムの大部分を除去して得られるもの、等が好ましい。これらのなかには海水又は海洋深層水ミネラル粉末又はミネラル液、塩水湖水ミネラル粉末又はミネラル液として市販されているもの(例えば、山口化研株式会社が販売している海水マルチミネラル−N(イオン交換法により海水中のナトリウム塩類を大幅に除去したもの)、株式会社グリーンハート・インターナショナルが販売している塩水湖水ミネラル液(比重1.325±0.1、マグネシウム濃度8.27%)もあり、いずれも本発明に使用することができる。本発明に使用する、海水又は塩水湖水より得られるミネラル粉末又はミネラル液は、アルカリ金属塩類(ナトリウム塩の大部分は除去されているので主としてカリウム塩)及びアルカリ土類金属塩類(特にマグネシウム塩、カルシウム塩)を主成分として含有する。 【0005】上述のように、本発明に使用するミネラル成分は、カルシウムの吸収に必要なマグネシウムを必須の成分として含有する。従って、本発明において、ミネラル成分として、マグネシウム塩(例えば、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム)のみを使用しても本発明の目的を達成することができる。しかし、マグネシウム塩と共に他の微量ミネラルをバランスよく含有する海水又は海洋深層水ミネラル粉末又はミネラル液、塩水湖水ミネラル粉末又はミネラル液を使用する方が望ましいことはいうまでもない。 【0006】本発明に使用する酒酵母クロムは、酒酵母を加水分解、溶剤抽出、溶剤分別処理して、酒酵母に含まれている3価クロム、亜鉛を濃縮した粉末であり、約90〜150ppm程度の3価クロムと150ppm以上の亜鉛を含有するものが好ましい。市販品としては、山口化研株式会社製「酒酵母CR」がある。酒酵母中、3価クロムは、グリシン、グルタミン酸、システイン、グルタチオン、ニコチン酸等の有機錯体として含まれており、これらの有機クロム錯体が、インスリンの共因子として血糖値を正常化させ、血清中の悪玉コレステロール値を低下させ、善玉コレステロール値を増大させる効果を有するといわれている。従って、本発明のミネラル含有組成物において、酒酵母クロムの代わりに、グリシン、グルタミン酸、システイン、グルタチオン、ニコチン酸等の有機3価クロム錯体を用いても良いことは明らかである。 【0007】本発明に使用する桑の葉エキスは、桑の葉の水抽出物であり、好ましくは桑の葉を水で抽出し、精製、濃縮し、グアーガム分解物を加え、噴霧乾燥し、粉末化したものである。市販品としては、トヨタマ健康食品株式会社が製造販売する桑の葉エキスパウダー製品(DNJエキスパウダーRF)が挙げられる。桑の葉エキスは糖の腸内吸収を抑制する作用を有することが知られている。砂糖や澱粉は腸内でα−グルコシダーゼにより単糖類に分解され吸収されるが、桑の葉に含まれるα−グルコシダーゼ阻害剤、具体的にはデオキシノジリマイシンがこの酵素の働きを阻害し、糖の吸収を抑制すると言われている。従って、本発明のミネラル含有組成物において桑の葉エキスの代わりにα−グルコシダーゼ阻害剤を用いても良く、また、α−グルコシダーゼ阻害剤としてデオキシノジリマイシンを用いても良いことは明らかである。 【0008】本発明に使用するギムネマエキスは、ギムネマシルベスタの乾燥葉を含水アルコールで抽出したエキスを精製したものであり、好ましくはこれにサイクロデキストリンを加えて噴霧乾燥して得られる粉末である。ギムネマエキスの市販品としては、丸善製薬株式会社が製造販売するギムネマエキス粉末FGや大日本明治製糖株式会社が製造販売するギムネマ酸濃縮品GA−H/GA−M等がある。ギムネマエキスに含まれるギムネマ酸は、糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇、インスリン値の上昇を抑制し、脂肪酸の吸収を抑制する等の生理活性を有することが知られている。従って、本発明のミネラル含有組成物において、ギムネマエキスに代えてギムネマ酸を使用してもよいことは明らかである。 【0009】本発明のミネラル含有組成物は、(1)ミネラル成分、(2)酒酵母クロム、(3)桑の葉エキス、及び(4)ギムネマエキスを含有するが、ミネラル成分の代わりに、マグネシウム塩(例えば、塩化マグネシウム)を、酒酵母クロムの代わりに、グリシン、グルタミン酸、システイン、グルタチオン、ニコチン酸等の有機3価クロム錯体(例えば、ニコチン酸3価クロム錯体)を、桑の葉エキスの代わりに、α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、デオキシノジリマイシン)を、ギムネマエキスの代わりに、ギムネマ酸を用いても、本発明の目的を達成することができることは上記の説明から明らかであろう。従って、本発明は、マグネシウム塩(例えば、塩化マグネシウム)、有機3価クロム錯体(例えば、ニコチン酸3価クロム錯体)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、デオキシノジリマイシン)、及びギムネマ酸を含有するミネラル含有組成物を提供するものである。 【0010】本発明のミネラル含有組成物は、吸湿性が高いので、防湿剤を含有させることが望ましい。このような防湿剤としては、炭酸カルシウム、なたね油(植物硬化油)等を、ミネラル含有組成物中1〜20質量%程度使用すれば良い。炭酸カルシウム源としては貝殻、卵殻等を使用することができる。特にミネラル成分の吸湿性が高いのでミネラル成分に対して予め3〜30質量%程度の防湿剤を含有させておくことが好ましい。 【0011】本発明はまた、上記ミネラル含有組成物を主成分として含有する、血糖値低下用組成物、糖尿病予防又は治療用組成物を提供するものである。各組成物中、主成分として使用するミネラル含有組成物の割合は30質量%以上、好ましくは50質量%以上、さらに好ましくは70〜100質量%である。本発明のミネラル含有組成物は、液体でも固体でも良く、固体の場合、顆粒、粉末、錠剤、カプセル剤等任意の形態で使用できるが、粉末、カプセル剤等が好ましい。賦形剤としては通常の顆粒、粉末、錠剤、カプセル剤等に使用されるものを適宜使用することができ、カプセル材料としては、例えば、ゼラチンを使用することができる。また、シリカゲル等の乾燥剤を本発明のミネラル含有組成物の包装物中に含有させ、防湿することも好ましい。 【0012】本発明のミネラル含有組成物は、成人1日当り、通常は0.5〜5g、好ましくは1.0〜2.0g、さらに好ましくは1.2〜1.8g程度が適当である。本発明のミネラル含有組成物はいずれも天然に存在する成分を使用するものであり、毒性がないので症状に合わせて適宜増減して摂取すればよい。通常は、200〜400mg程度のミネラル含有組成物を含むカプセルを1回1〜3カプセル、1日1〜3回程度摂取するのが適当である。症状が改善されるまで長期間継続摂取しても副作用はない。なお、本発明のミネラル含有組成物中の有効成分であるギムネマエキスないしギムネマ酸は味覚を封じてしまう作用があるので、本発明のミネラル含有組成物は、食後に摂取するか、カプセル化して摂取することが好ましい。 【0013】以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。「%」は他に明記しない限り「質量%」である。 実施例1以下の成分を混合し、各300mgの組成物を含有する本発明のミネラル含有組成物カプセル(ゼラチンカプセル)を製造した。 (1)ミネラル成分(山口化研株式会社製海水マルチミネラル−N(粉末)):50mg(16.6質量%)(このミネラル成分は、防湿剤として10質量%(5mg)の植物油を含有する) (2)酒酵母クロム(山口化研株式会社製「酒酵母CR」(3価クロム含有量90〜110ppm):90mg(30質量%) (3)桑の葉エキス(トヨタマ健康食品株式会社製桑の葉エキスパウダー(DNJエキスパウダーRF):70mg(23.4質量%) (4)ギムネマエキス(丸善製薬株式会社製ギムネマエキス粉末FG):90mg(30質量%) 【0014】試験例1実施例1で製造したカプセル(300mgの有効成分を含有)を、糖尿病と診断された男性患者(68歳)に、1回2カプセル、1日3回、食事の前に摂取させた。摂取直前の1997年2月10日(68歳)の血糖値は222mg/dlであったが、2000年6月12日の血糖値は152mg/dlと顕著に低下し、2000年10月25日の血糖値は正常値に近い116mg/dlまで低下した。 【0015】試験例2実施例1で製造したカプセル(300mgの有効成分を含有)を、糖尿病と診断された男性患者(53歳)に、1回2カプセル、1日3回、食後に摂取させた。摂取直前の2000年10月12日の血糖値は223mg/dlであったが、2000年11月16日の血糖値は175mg/dlと顕著に低下した。 【0016】試験例3実施例1で製造したカプセル(300mgの有効成分を含有)を、糖尿病と診断された男性患者(55歳)に、1回2カプセル、1日3回、食事の前に摂取させた。摂取開始直前の2000年11月1日の血糖値は191mg/dlであったが、2001年1月12日の血糖値は114mg/dlと顕著に低下した。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501186184 【氏名又は名称】有限会社 心美寿有夢
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| 【出願日】 |
平成13年5月9日(2001.5.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059959 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 稔 (外9名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−332236(P2002−332236A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月22日(2002.11.22) |
| 【出願番号】 |
特願2001−138581(P2001−138581) |
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