| 【発明の名称】 |
育毛組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】今村 康二
【氏名】落合 留美
【氏名】岡島 孝子
【氏名】森岡 進
【氏名】堀江 太郎
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| 【要約】 |
【課題】使用感を高めたミノキシジル含有の育毛組成物を提供すること。
【解決手段】1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン及び水を含有してなる育毛組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン及び水を含有してなる育毛組成物。 【請求項2】さらにメントール、ビタミンEアセテート、パントテニルエチルエーテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンから成る群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる請求項1記載の育毛組成物。 【請求項3】1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、メントール及び水を含み、さらにビタミンEアセテート、パントテニルエチルエーテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンから成る群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物。 【請求項4】1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、ビタミンEアセテート及び水を含み、さらにメントール、パントテニルエチルエーテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンから成る群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物。 【請求項5】1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、パントテニルエチルエーテル及び水を含み、さらにメントール、ビタミンEアセテート、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンから成る群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物。 【請求項6】多価アルコールの配合量が5〜30%である請求項1〜5の何れか項記載の育毛組成物。 【請求項7】水の配合量が5〜30質量%である請求項1〜6の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項8】エタノールの配合量が25〜75質量%である請求項1〜7の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項9】ミノキシジルの配合量が2〜6質量%である請求項1〜8の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項10】組成物のpHが5.5〜9.5である請求項1〜9の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項11】実質的に界面活性剤を含有しない請求項1〜10の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項12】多価アルコールが1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジブロピレングリコーリレ、マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール600からなる群から選ばれたものである請求項1〜11の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項13】多価アルコールが1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジブロピレングリコール、マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール600からなる群から選ばれたものの2種以上である請求項1〜11の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項14】更にpH調整剤として酸およぴ/または塩基を配合した請求項1〜13の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項15】pH調整剤が、クエン酸、塩酸、乳酸、リン酸、酒石酸またはグルコン酸である請求項14項記載の育毛組成物. 【請求項16】外用ローション剤である請求項1〜15の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項17】外用エアゾール剤である請求項1〜15の何れかの項記載の育毛組成物。 【請求項18】外用ゲル剤である請求項1〜15の何れかの項記載の育毛組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、ミノキシジルを有効成分とする育毛組成物に関し、更に詳細には、ミノキシジルの濃度を高めると同時に使用感を高めた育毛組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】ミノキシジルは化学名を6−(1−ピペリジニル)−2,4−ピリミジンジアミン−3−オキサイドと称し、米国特許第4,139,619号に育毛剤としての適応が記載されている。そして、ミノキシジルは外用により優れた育毛、養毛作用があるため、ミノキシジルを配合した育毛剤(以下、「ミノキシジル製剤」という)は広く受け入れられ、その販売高も記録的である。 【0003】ミノキシジル製剤は、頭部に長期間にわたって毎日使用するものであるから、使用感においても優れた製剤が求められている。特に、ミノキシジルの濃度を高めた育毛剤にあってはその使用感は重要となる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、現在提供されているミノキシジル製剤よりも、その使用感を高めたミノキシジル含有の育毛組成物を提供することをその課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題を解決すべく、ミノキシジル製剤の溶剤組成や添加配含物について、鋭意研究を行った結呆、溶剤として、多価アルコール/エタノール/水の三成分系を選択し、特定の化合物を選択、添加することにより、高い濃度でミノキシジルを配合した場合においても、安定で、しかも優れた使用感が得られることを見出し、本発明を完成した。 【0006】すなわち本発明は、1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン及び水を含有してなる育毛組成物である。 【0007】また本発明は、1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン及び水を含み、さらにメントール、ビタミンEアセテート、パントテニルエチルエーテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンから成る群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物を提供するものである。 【0008】また本発明は、1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、メントール及び水を含み、さらにビタミンEアセテート、パントテニルエチルエテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンからなる群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物を提供するものである。 【0009】また本発明は、1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、ビタミンEアセテート及び水を含み、さらにメントール、パントテニルエチルエテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンからなる群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物を提供するものである。 【0010】また本発明は、1〜6質量%のミノキシジル、多価アルコール、エタノール、塩酸ピリドキシン、パントテニルエチルエテル及び水を含み、さらにメントール、ビタミンEアセテート、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフエンヒドラミンからなる群より選ばれる成分の1種以上を含有してなる育毛組成物を提供するものである。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の育毛組成物において、有効成分であるミノキシジルは、1〜6質量%(以下、単に「%」で示す)の範囲であるが、ミノキシジルを2%以上配合した育毛組成物において本発明の効果が著しいものとなる。 【0012】このミノキシジルを溶解するための溶剤系は、多価アルコール、エタノールおよび水で構成される三成分系である。この溶剤系の各成分の配合量には、特に制約はないが、最終組成物中で、エタノールの配合量が25〜75%程度、水の配合量が5〜30%程度とすることが好ましい。多価アルコールの配合量は、溶解剤としては5〜30%程度が好ましく、使用感の点からは8〜20%程度が好ましい。 【0013】また、上記の多価アルコールとしては、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール600等を使用することができるが、特にこれらを2種以上組み合わせて用いることが好ましい。 【0014】本発明の育毛組成物は、塩酸ピリドキシンが必須成分であり、その配合量は0.01〜0.07%が好ましい。 【0015】一方、本発明の育毛組成物に添加、配合される成分としては、塩酸ピリドキシンの他、メントール、ビタミンEアセテート、パントテニルエチルエーテル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸および塩酸ジフェンヒドラミンから成る群より選ばれた成分(以下、「選択成分」という)が挙げられる。この選択成分のうち、特に有効性が高いものとしては、メントールが挙げられ、このメントールを必須成分として加えておくことがより好ましい。 【0016】これら選択成分の添加量は、特に制約はなく、使用感やミノキシジルの安定性あるいは溶剤系組成等を考慮しながら実験的に定めることができる。例えば、特に好ましい選択成分であるメントールは、最終組成物中で0.2〜0.4%程度となるように配合することが好ましい。また、ビタミンEアセテートは0.016〜0.15%、パントテニルエチルエーテルは0.5〜1.5%、パンテノールは0.5〜1.5%、ヒノキチオールは0.02〜0.08%、グリチルレチン酸は0.02〜0.15%、塩酸ジフェンヒドラミンは0.02〜0.15%、程度となるよう配合することが好ましい。 【0017】本発明の育毛剤組成物においては、上記した成分の他、一般の外用剤に使用される種々の成分、例えば、賦形剤、血管拡張剤(塩化カルプロニウム、ニコチン酸ベンジル、センブリ抽出液、オタネニンジンエキス、トウガラシチンキなど)、抗ヒスタミン剤(塩酸イソチペンジルなど)、抗炎症剤(グアイアズレンなど)、角質溶解剤(尿素、サリチル酸など)、殺菌剤(グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、第4級アンモニウム塩、ピロクトンオラミンなど)、保湿剤(ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸など)、各種動植物(イチイ、ボタンピ、カンゾウ、オトギリソウ、附子、ビワ、カワラヨモギ、コンフリー、アシタバ、サフラン、サンシシ、ローズマリー、セージ、モッコウ、セイモッコウ、ホップ、プラセンタなど)の抽出物、ビタミン類(酢酸レチノール、アスコルビン酸、硝酸チアミン、シアノコバラミン、ビオチンなど)、抗酸化剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ピロ亜硫酸ナトリウム、トコフェロール、エデト酸ナトリウム、アスコルビン酸、イソプロピルガレートなど)、溶解補助剤(アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、各種植物油、各種動物油、炭化水素類など)、代謝賦活剤(パンテノールなど)、ゲル化剤(水溶性高分子など)、粘着剤、香料、清涼化剤(ハッカ油、カンフルなど)、染料などの通常使用される成分を本発明の効呆を損なわない範囲で配合することができる。 【0018】しかしながら、界面活性剤の添加は、ミノキシジルの皮膚吸収に影響を与え、また使用感を低下させるため、本発明の育毛組成物は実質的に界面活性剤を含まないものとすることが好ましい。 【0019】本発明の育毛組成物の調製は、常法に従い、上記各成分を配合することにより調製される。この場合、育毛組成物のpHは、5.5〜9.5程度の範囲とすることが好ましく、特に、弱酸性である5.5〜6.5程度の範囲とすることがより望ましい。 【0020】上記のpH調整に当たっては、適当な酸および/または塩基をpH調整剤として使用することができ、そのようなpH調整剤の例としては、クエン酸、塩酸、乳酸、リン酸、酒石酸、グルコン酸等を使用することができる。 【0021】かくして得られる本発明の育毛組成物は、ローション剤、エアゾール剤、トニツク剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤などの適当な外用製剤とし、使用することができる以下に実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら制約されるものではない。 【0022】実施例1ミノキシジル1.0g、L−メントール0.17g、ビタミンEアセテート0.02g、パントテニルエチルエーテル0.44g、パンテノール0.44g、塩酸ピリドキシン0.02g、ヒノキチオール0.02g、グルチルレチン酸0.02g、塩酸ジフェンヒドラミン0.01g、マクロゴール300 10.0gおよぴエタノール60.0gを混合、撹枠して溶解し、リン酸を適量添加しpHを6.0に調整した後、精製水を加えて100mLとし、ローション剤(本発明品1)を得た。 【0023】実施例2実施例1と同様にして、表1に示す本発明品2〜30のロ一ション剤を調製した。本発明品は、ふけやかゆみの発生、頭皮のうるおい感、髪の手触りの良さ、頭皮、髪の清潔感、櫛通りの良さ等をパネラーにより試験したところ、優れていた使用感が認められた。 (組成) 【0024】 【表1】
【0025】 【表2】
【0026】 【表3】
【0027】 【表4】
【0028】試験例20〜40代の専門パネラー4名により、表5に示した育毛ローションの使用感を官能試験により評価した。評価方法としては、ハーフヘッドによる左右一対比較により実施した。すなわち、頭部の右側は非投与部位とし、左側をローション投与部位として、1日2回 1mLの塗布を3週間行い、1週間後と3週間後に頭髪の状態を表6に示した評価基準に従い評価した。 【0029】 【表5】
【0030】 【表6】
【0031】その結果を表7に示した。実施例の育毛ローションは、比較品のローションに比較し、早い時期から高い効果が認めら、さらに効果が投与期間維持されていることが明らかになった。さらに,選択成分を複数組み合せることにより,これまでにない使用感を得ることが見出された。使用感向上の効果は、3つの要素の全てについてバランス良く選られており、頭髪用剤として総合的に使用感を向上させる効果を有することが判明した。 【0032】 【表7】
【0033】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002819 【氏名又は名称】大正製薬株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074114 【弁理士】 【氏名又は名称】北川 富造
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| 【公開番号】 |
特開2002−326913(P2002−326913A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月15日(2002.11.15) |
| 【出願番号】 |
特願2001−302398(P2001−302398) |
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