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【発明の名称】 化粧料、薬剤および皮膚用剤においてのアクリロイルジメチルタウリン酸をベースとするくし形コポリマーの用途
【発明者】 【氏名】マチアス・レッフラー

【氏名】ロマン・モルシユホイザー

【氏名】マンフレート・シヤーデ

【要約】 【課題】アクリロイルジメチルタウリン酸のくし形コポリマーの増粘剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤、可溶化剤、状態調整剤、コンシステンシー付与剤、滑剤、粘着剤、および/または化粧料、薬剤および皮膚用剤におけるコンディショナーとしての用途を提供。

【解決手段】A)アクリロイルジメチルタウリン酸および/またはアクリロイルジメチルタウレートと、B)オレフィン性不飽和の非カチオン性の架橋し得るモノマー;C)オレフィン性不飽和のカチオン性モノマー;D)ラジカル重合性の珪素含有成分;E)ラジカル重合性の弗素含有成分;F)1以上のオレフィン二重結合を持つ架橋し得る巨大分子モノマー;G)特定の数平均分子量を有するポリマー性添加物の少なくとも1種類の成分とを共重合して得られ、H)成分A)がD)〜G)の少なくとも1種類の成分と共重合している、水溶性または水膨潤性コポリマーを使用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】A)アクリロイルジメチルタウリン酸および/またはアクリロイルジメチルタウレート;
B)場合によっては1種類以上の他のオレフィン性不飽和の非カチオン性の、場合によっては架橋し得るコモノマー:このコモノマーは酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして500g/molより小さい分子量を有する;
C)場合によっては1種類以上のオレフィン性不飽和のカチオン性コモノマー:このコモノマーは酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして500g/molより小さい分子量を有する;
D)場合によっては1種類以上の少なくとも単官能性で、ラジカル重合性の珪素含有成分;
E)場合によっては1種類以上の少なくとも単官能性で、ラジカル重合性の弗素含有成分;
F)場合によっては、1種類以上の1つまたは複数のオレフィン性二重結合を持つ場合によっては架橋し得る巨大分子モノマー:このモノマーはそれぞれ酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして数平均分子量が200g/mol以上であり、ただしこの巨大分子モノマーは珪素含有成分D)または弗素含有成分E)でない;をラジカル共重合することによって得られ、G)その際にこの共重合が場合によっては、200g/mol〜109 g/molの数平均分子量を有する少なくとも1種類のポリマー性添加物の存在下に行なわれ、H)しかも成分A)がD)〜G)の群から選択される少なくとも1種類の成分と共重合するという前提条件のもとで上記共重合を行なうことで得られるコポリマーを、増粘剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤、可溶化剤、状態調整剤、コンシステンシー付与剤、滑剤、粘着剤、および/または化粧料、薬剤および皮膚用剤におけるコンディショナーとして用いる方法。
【請求項2】 コモノマーB)が不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸の塩、不飽和カルボン酸の酸無水物、不飽和カルボン酸と炭素原子数1〜22の脂肪族−、オレフィン性−、脂環式−、芳香脂肪族−または芳香族アルコールとのエステル、開鎖N−ビニルアミド、3〜9の環員数の環を持つ環状N−ビニルアミド、アクリル酸のアミド、メタクリル酸のアミド、置換されたアクリル酸のアミド、置換されたメタクリル酸のアミド、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、醋酸ビニル;スチレン、アクリルニトリル、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、四フッ化エチレン、ビニルホスホン酸またはそれらのエステルまたは塩、ビニルスルホン酸またはそれのエステルまたは塩、アリルホスホン酸またはそれのエステルまたは塩および/またはメタアリルスルホン酸またはそれのエステルまたは塩である請求項1に記載の方法。
【請求項3】 コモノマーC)がジアリルジメチルアンモニウムクロライド(DADMAC)、[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(MAPTAC)、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド、[2−メタクリルアミドエチル]トリメチルアンモニウムクロライド、[2−(アクリルアミド)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド、N−メチル−2−ビニルピリジニウムクロライド、N−メチル−4−ビニルピリジニウムクロライド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、メタクリロイルエチル−N−オキシドおよび/またはメタクリロイルエチル−ベタインである請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】 珪素含有成分D)が式(I)
R1- Z -[( Si( R3 R4)-O-) w -(Si(R5 R6)-O) x ]- R2 (I) [式中、R1 はビニル、アリル、メタアリル、メチルビニル、アクリル、メタクリル、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基であり;Zは化学ブリッジ、特に−O−、−((C1 〜C50)アルキレン)−、−((C6 〜C30)アリーレン)−、−((C5 〜C8 )シクロアルキレン)−、−((C1 〜C50)アルケニレン)−、−(ポリプロピレンオキシド)n −、−(ポリエチレンオキシド)o −、−(ポリプロピレンオキシド)n (ポリエチレンオキシド)o −、−((C1 〜C10)アルキル)−(Si(OCH3 2 )−および−(Si(OCH3 2 )−から選択されるものであり、その際にnおよびoは互いに無関係に0〜200の数を意味しそしてEO/PO−単位の分布はランダムであってもまたはブロック状であってもよく;R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に−CH3 、−O−CH3 −、−C6 5 または−O−C6 5 を意味し;wおよびxは0〜500の数を意味し、その際にwまたはxは0より大きくなければならず;R2 はそれぞれ炭素原子数1〜50の飽和または不飽和の脂肪族、脂環式、芳香脂肪族または芳香族残基または式−OH、−NH2 、−N(CH3 2 、−R7 または−Z−R1 で表される基でり、その際にZおよびR1 は上述の意味を有しそしてR7 は式−O−Si(CH3 3 、−O−Si(フェニル)3、−O−Si(O−Si(CH3 3 2 CH3 および−O−Si(O−Si(フェニル)3 2 フェニルを意味するで表される化合物である請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
【請求項5】 弗素含有成分E)が式(II)R1 −Y−Cr 2rs 2sCF3 (II)[式中、R1 はビニル系不飽和化合物の群からの重合性官能基、特にビニル、アリル、メタリル、メチルビニル、アクリル、メタクリル、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基であり;Yは化学ブリッジ、特に−O−、−C(O)−、−C(O)−O−、−S−、−O−CH2 −CH(O−)−CH2 OH、−O−CH2 −CH(OH)−CH2 −O−、−O−SO2 −O−、−O−S(O)−O−、−PH−、−P(CH3 )−、−PO3 −,−NH−、−N(CH3 )−、−O−(C1 〜C50)アルキル−O−、−O−フェニル−O−、−O−ベンジル−O−、−O−(C5 〜C8 )シクロアルキル−O−、−O−(C1 〜C50)アルケニル−O−、−O−(CH(CH3 )−CH2 −O)n −、−O−(CH2 −CH2−O)n −および−O−([CH−CH2 −O]n −[CH2 −CH2 −O]m o −であり、その際にn、mおよびoは互いに無関係に0〜200の数を意味し、そしてr、sは互いに無関係に0〜200の数である化学量論係数である。]で表される化合物である請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
【請求項6】 巨大分子モノマーF)が式(III)1 −Y−[(A)v −(B)w −(C)x −(D)z ]−R2 (III)[式中、R1 はビニル系不飽和化合物の群からの重合性官能基、特にビニル、アリル、メタリル、メチルビニル、アクリル、メタクリル、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基であり;Yはブリッジ基、特に−O−、−S−、−C(O)−、−C(O)−O−、−O−CH2 −CH(O−)−CH2 OH、−O−CH2 −CH(OH)−CH2 O−、−O−SO2 −O−、−O−SO−O−、−PH−、−P(CH3)−、−PO3 −,−NH−および−N(CH3 )−であり、A、B、CおよびDは互いに無関係に別個の化学的繰り返し単位であり、特にアクリルアミド、メタクリルアミド、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、AMPS、アクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリレート、アクリルニトリル、マレイン酸、醋酸ビニル、スチレン、1,3−ブタジエン、イソプレン、イソブテン、ジエチルアクリルアミドおよびジイソプロピルアクリルアミド、特にエチレンオキシド、プロピレンオキシドに由来するものであり、v、w、xおよびzは互いに無関係に0〜500、好ましくは1〜30であり、v、w、xおよびzの合計は平均して≧1でありそしてR2 は直鎖状または枝分かれした脂肪族、オレフィン性、脂環式、芳香脂肪族または芳香族の(C1 〜C50)炭化水素残基、OH、−NH2 または−N(CH3 2 であるかまたは[−Y−R1 ]である。]で表される化合物である請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。
【請求項7】 ポリマー性添加物G)がN−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、Nービニルピロリドン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、アクリロイルジメチルタウリン酸、N−ビニルカプロラクトン、Nービニルメチルアセトアミド、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、Nービニルモルホリド、ヒドロキシメチルメタクリレート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)および/または[2−(メタアクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(MAPTAC)のホモ−またはコポリマー;ポリアルキレングリコールおよび/またはアルキルポリグリコールである請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
【請求項8】 共重合を少なくとも1種類のポリマー性添加物G)の存在下で行なう請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。
【請求項9】 コポリマーが架橋されている請求項1〜8のいずれか一つに記載の方法。
【請求項10】 コポリマーを第三ブタノール中での沈殿重合によって製造される請求項1〜9のいずれか一つに記載の方法。
【請求項11】 完成剤を基準として0.01〜10重量%のコポリマーを使用する請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
【請求項12】 コポリマーが水溶性または水膨潤性である請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリロイルジメチルタウリン酸をベースとするくし形コポリマーを増粘剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤、可溶化剤、状態調整剤、コンシステンシー付与剤、滑剤、粘着剤、および/または化粧料、薬剤および皮膚用剤におけるコンディショナーとして用いる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】消費者が望む製品と流動性の化粧用製品とは互いに密接に関連している。例えばクリームまたはローションの視覚的外観は粘度によって左右される。コンシステンシーまたは小分け性の様な感覚的性質は化粧料製品の個々のプロフィールを決定する。有効物質(例えば日焼け防止フィルター物質)の効果もおよび調製物の貯蔵安定性も製品のレオロジー特性との密接な関係がある。
【0003】化粧料の分野においては高分子電解質が増粘剤およびゲル形成剤として主な役割を果たしている。従来技術には特にポリ(メタ)アクリル酸およびそれの水溶性コポリマーをベースとする増粘剤がある。可能な多岐にわたる構造およびそれに関連した多様な用途分野は特に70年代の中頃から全世界で出願された多数の特許文献に開示されている。
【0004】ポリ(メタ)アクリル酸をベースとする増粘剤の本質的欠点は増粘性能がpHに著しく依存していることである。例えば一般に十分に高い粘度は、調製物のpH値がpH6以上に調整されている場合、即ちポリ(メタ)アクリル酸が中和された状態で存在している場合にしか達成されない。更に相応する剤は紫外線および剪断に対して過敏であり、更に皮膚に粘りつく感触を与える。この増粘剤は一般に酸性状態で存在するので、調製の際に追加的な中和段階が必要とされる。
【0005】90年代には架橋されそして中和されたポリアクリルジメチルタウレートをベースとする新しい増粘剤が市場に提供された(ヨーロッパ特許(B)第815,828号明細書、ヨーロッパ特許(B)第815,844号明細書、ヨーロッパ特許(B)第815,845号明細書、ヨーロッパ特許(B)第850,642号明細書)。予備中和されたホモポリマーの状態でも相応するコポリマー((R)Aristoflex AVC、製造元:Clariant GmbH)の状態でもこの種の増粘剤はポリ(メタ)アクリレート増粘剤よりも多くの点で優れている。例えばアクリロイルジメチルタウレートをベースとする増粘剤系はpH6以下のpH域、要するに慣用のポリ(メタ)アクリレート増粘剤ではもはや加工できないpH域で優れた性質を示す。高い紫外線安定性および剪断安定性、優れた粘弾性特性、易加工性および主モノマーの有利な無毒性がアクリロイルジメチルタウレートをベースとする増粘剤系を将来のための高度な潜在性を有する現代的な新規化合物としている。
【0006】近年には年々、別の増粘剤コンセプトが市場で確立されている。この場合、慣用のポリ(メタ)アクリレートを疎水性変性することによって、増粘性も乳化性/分散性も有するポリマーへの入口が発見された。市販の疎水性変性ポリ(メタ)アクリレートの例にはPemulen(R) TR−1およびTR−2(製造元:BF-Goodrich)およびAculyn(R) 22(製造元:Rohm & Hass))がある。この疎水性変性ポリマーは(メタ)アクリル酸をベースとして構成されているので、ポリ(メタ)アクリレートの上述の欠点も有してる。
【0007】
【発明の構成】驚くべきことに本発明者は、増粘剤、コンシステンシー付与剤、乳化剤、可溶化剤、分散剤、接着剤、コンディショナーおよび/または安定剤として適する、アクリロイルジメチルタウリン酸(AMPS)をベースとする新しい種類のくし形コポリマーが化粧料、薬剤および皮膚用剤の調製に卓越的に適していることを見出した。
【0008】本発明の対象は、A)アクリロイルジメチルタウリン酸および/またはアクリロイルジメチルタウレート;
B)場合によっては1種類以上の他のオレフィン性不飽和の非カチオン性の、場合によっては架橋し得るコモノマー:このコモノマーは酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして500g/molより小さい分子量を有する;
C)場合によっては1種類以上のオレフィン性不飽和のカチオン性コモノマー:このコモノマーは酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして500g/molより小さい分子量を有する;
D)場合によっては1種類以上の少なくとも単官能性で、ラジカル重合性の珪素含有成分;
E)場合によっては1種類以上の少なくとも単官能性で、ラジカル重合性の弗素含有成分;
F)場合によっては、1種類以上の1つまたは複数のオレフィン二重結合を持つ場合によっては架橋性の巨大分子モノマー:このモノマーはそれぞれ酸素、窒素、硫黄または燐原子の少なくとも1つを有しそして数平均分子量が200g/mol以上であり、ただしこの巨大分子モノマーは珪素含有成分D)または弗素含有成分E)でない;をラジカル共重合することによって得られ、G)その際にこの共重合が場合によっては、200g/mol〜109 g/molの数平均分子量を有する少なくとも1種類のポリマー性添加物の存在下に行なわれ、H)しかも成分A)がD)〜G)の群から選択される少なくとも1種類の成分と共重合するという前提条件のもとで上記共重合を行なうことで得られるコポリマーを、増粘剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤、可溶化剤、状態調整剤、コンシステンシー付与剤、滑剤、粘着剤、および/または化粧料、薬剤および皮膚用剤におけるコンディショナーとして用いる方法である。
【0009】本発明のコポリマーは有利にも103 g/mol〜109 g/mol、好ましくは104 〜107 g/mol、特に好ましくは5×104 〜5×106 g/molの分子量を有する。
【0010】アクリロイルジメチルタウレートはアクリロイルジメチルタウリン酸の無機系または有機系塩である。特にLi+ −、Na+ −、K+ −、Mg++−、Ca++−、Al+++ −および/またはNH4 + −塩が有利である。同様にモノアルキルアンモニウム−、ジアルキルアンモニウム−、トリアルキルアンモニウム−および/またはテトラアルキルアンモニウム塩が同様に特に有利である。この場合、アミンのアルキル置換基は互いに無関係に(C1 〜C22)−アルキル残基または(C2 〜C10)−ヒドロキシアルキル残基であるのが有利である。更に色々なエトキシル化度を有する1〜3カ所でエトキシル化されたアンモニウム化合物も特に有利である。上記の化合物の2種以上を混合した混合物も本発明の範囲に包含される。
【0011】アクリロイルジメチルタウリン酸の中和度は0〜100%であることができ、80%以上の中和度が特に有利である。
【0012】コポリマーの総重量を基準としてアクリロイルジメチルタウリン酸あるいはアクリロイルジメチルタウレートの含有量は少なくとも0.1重量%、好ましくは20〜99.5重量%、特に好ましくは50〜98重量%である。
【0013】コモノマーB)としては、その反応パラメータがアクリロイルジメチルタウリン酸および/またはアクリロイルジメチルタウレートとのその都度の反応媒体中で共重合することを許容するあらゆるオレフィン性不飽和の非カチオン性モノマーを使用することができる。
【0014】コモノマーB)としては、不飽和カルボン酸およびその酸無水物および塩、並びにそれらと炭素原子数1〜30の脂肪族、オレフィン性、脂環式、芳香脂肪族または芳香族アルコールとのエステルが有利である。
【0015】不飽和カルボン酸としては、特にアクリル酸、メタクリル酸、スチレンスルホン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸およびセネシオ酸が特に有利である。
【0016】反対イオンとしては、Li+ 、Na+ 、K+ 、Mg++、Ca++、Al+++ 、NH4 + 、モノアルキルアンモニウム−、ジアルキルアンモニウム−、トリアルキルアンモニウム−および/またはテトラアルキルアンモニウム残基が有利であり、その際にアミンのアルキル置換基は互いに無関係に(C1 〜C22)−アルキル残基または(C2 〜C10)−ヒドロキシアルキル残基である。更に色々なエトキシル化度を有する1〜3カ所でエトキシル化されたアンモニウム化合物も追加的に使用することができる。カルボン酸の中和度は0〜100%である。
【0017】更にコモノマーB)としては、開鎖N−ビニルアミド、特にN−ビニルホルムアミド(VIFA)、N−ビニルメチルホルムアミド、N−ビニルメチルアセトアミド(VIMA)およびN−ビニルアセトアミド;3〜9の環員数を有する環を持つ環状のN−ビニルアミド(N−ビニルラクタム)、特にN−ビニルピロリドン(NVP)およびN−ビニルカプロラクタム;アクリル酸およびメタクリル酸のアミド、好ましくはアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドおよびN,N−ジイソプロピルアクリルアミド;アルコキシル化されたアクリル−およびメタクリルアミド、好ましくはヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシメチルメタクリルアミド、ヒドロキシエチルメタクリルアミド、ヒドロキシプロピルメタクリルアミドおよびコハク酸モノ−[2−(メタクリロイルオキシ)エチルエステル];N,N−ジメチルアミノメタクリレート;ジエチルアミノメチルメタクリレート;アクリル−およびメタクリルアミドグリコール酸;2−および4−ビニルピリジン;醋酸ビニル;メタクリル酸グリシジルエステル;スチレン;アクリルニトリル;塩化ビニル;ステアリルアクリレート;ラウリルメタクリレート;塩化ビニリデン;および/またはテトラフルオルエチレンがある。
【0018】コモノマーB)として同様に無機酸およびその塩およびエステルも適している。有利な酸はビニルホスホン酸、ビニルスルホン酸、アリルホスホン酸およびメタアリルスルホン酸がある。
【0019】コモノマーB)の重量割合はコポリマーの総重量を基準として0〜99.8重量%であり、好ましくは0.5〜80重量%、特に2〜50重量%である。
【0020】コモノマーC)としては、選択された反応媒体中でアクリロイルジメチルタウリン酸またはそれの塩とコポリマーを生成する、カチオン電荷を有するあらゆるオレフィン性不飽和モノマーがある。この場合に得られるカチオン電荷の、鎖上の分布はランダムに、交互に、ブロック状にまたは傾斜状に存在することができる。カチオン性コモノマーC)はカチオン電荷をベタイン状、双性または両性構造の状態で有するものも意味することを指摘しておく。
【0021】本発明でのコモノマーC)は、ポリマー類似の反応によって相応する第四誘導体(例えばジメチルスルファート、メチルクロライドとの反応)、双性イオン誘導体(例えば過酸化水素との反応)、ベタイン状誘導体(例えばクロロ醋酸との反応)または両性誘導体に転化することができるアミノ官能化された前駆体でもよい。
【0022】コモノマーC)として特に適するのはジアリルジメチルアンモニウムクロライド(DADMAC)、[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(MAPTAC)、[2−(アクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド、[2−メタクリルアミドエチル]トリメチルアンモニウムクロライド、[2−(アクリルアミド)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド、N−メチル−2−ビニルピリジニウムクロライド、N−メチル−4−ビニルピリジニウムクロライド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、メタクリロイルエチル−N−オキシドおよび/またはメタクリロイルエチルベタインがある。
【0023】コモノマーC)の重量割合はコポリマーの総重量を基準として0.1〜99.8重量%、特に0.5〜30重量%、中でも1〜20重量%が有利である。
【0024】重合性珪素含有成分D)は、それぞれに選択される反応条件のもとでラジカル共重合し得る、少なくとも1つのエチレン性二重結合を持つあらゆる化合物である。この場合、生成されるポリマー鎖上の個々の珪素含有モノマーは必ずしもランダムに分布している必要はない。本発明においては例えばブロック(マルチブロック)構造または傾斜状構造を成していてもよい。2種類以上の種々の珪素含有化合物の組合せも可能である。2つ以上の重合活性基を持つ珪素含有成分を用いることも分岐したまたは架橋した構造をもたらす。
【0025】有利な珪素含有成分D)は式(I)
R1- Z-[( Si( R3 R4)-O-) w -(Si(R5 R6)-O)x ]- R2 (I) で表されるものである。この場合、R1 はラジカル法でポリマー構造を形成するのに適するビニル性不飽和化合物の群からの重合性官能基である。有利なR1 はビニル、アリル、メタリル、メチルビニル、アクリル(CH2 =CH−CO−)、メタクリル(CH2 =C[CH3 ]−CO−)、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基である。
【0026】反応性末端基R1 に珪素含有ポリマー鎖を結合させるためには、適当な化学的ブリッジZが必要とされる。特に有利なブリッジZは−O−、−((C1 〜C50)アルキレン)−、−((C6 〜C30)アリーレン)−、−((C5 〜C8 )シクロアルキレン)−、−((C1 〜C50)アルケニレン)−、−(ポリプロピレンオキシド)n −、−(ポリエチレンオキシド)o −、−(ポリプロピレンオキシド)n (ポリエチレンオキシド)o −、−((C1 〜C10)アルキル)−(Si(OCH3 2 )−および−(Si(OCH3 2 )−であり、その際にnおよびoは互いに無関係に0〜200の数を意味しそしてEO−およびPO−単位の分布はランダムでもブロック状でもよい。更に適するブリッジ基Zは−((C1 〜C10)アルキル)−(Si(OCH3 2 )−および−(Si(OCH3 2 )−である。
【0027】ポリマー中間部分は珪素含有繰り返し単位によって表される。
【0028】残基R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に−CH3 、−O−CH3 、−C6 5 または−O−C6 5 −を意味する。
【0029】指数wおよびxは、互いに無関係に0〜500、好ましくは10〜250である化学量論係数を表す。
【0030】鎖上の繰り返し単位の分布は純粋にランダムであっても、ブロック状でも、交互でもまたは傾斜状であってもよい。
【0031】R2 は一方においては脂肪族、オレフィン、脂環式、芳香脂肪族または芳香族の(C1 〜C50)炭化水素残基(直鎖状または分岐状)であるかまたは−OH、−NH2 、−N(CH3 2 、−R7 または構造単位[−Z−R1 ]であってもよい。ZおよびR1 の両方の記号の意味は既に説明した。R7 は別のSi含有基であってもよい。有利なR7 基は−O−Si(CH3 3 、−O−Si(フェニル)3 、−O−Si(O−Si(CH3 3 2 CH3 および−O−Si(O−Si(フェニル)3 2 フェニルである。R2 が基[−Z−R1 ]の要素である場合には、これは生じるポリマー構造を架橋させるために用いられ得る二官能性モノマーである。
【0032】式(I)はポリマー様の分布を有するビニル官能化された珪素含有ポリマースペシーズと記載されるだけでなく、別個の分子量を有する規定された化合物類とも記載される。
【0033】特に有利な珪素含有成分D)は次のアクリルまたはメタクリル変性された珪素含有成分であるのが特に有利である:【0034】
【化1】

メタクリルオキシプロピルジメチルシリルで末端をブロックされたポリジメチルシロキサン(f=2〜500)
【0035】
【化2】

メタクリルオキシプロピルで末端をブロックされたポリジメチルシロキサン(f=2〜500)
【0036】
【化3】

ビニルジメトキシシリルで末端をブロックされたポリジメチルシロキサン(f=2〜500)。
【0037】コモノマーD)の重量割合はコポリマーの総重量を基準として99.9重量%まで、好ましくは0.5〜30重量%、特に好ましくは1〜20重量%である。
【0038】重合性弗素含有成分E)としては、それぞれに選択される反応条件のもとでラジカル共重合することができる少なくとも1つのオレフィン性二重結合を持つあらゆる不飽和化合物が適する。この場合、生じるポリマー鎖の上の個々の弗素含有モノマーの分布は必ずしもランダムである必要はない。本発明においては例えばブロック(マルチブロック)構造または傾斜構造を成していてもよい。2種類以上の種々の弗素含有成分E)の組合せも可能である。この場合当業者には、単官能性の代表物がくし形構造を形成することが明らかであり、これに対して二−、三−またはポリ官能性の成分E)が少なくとも部分的に架橋した構造をもたらす。
【0039】有利な弗素含有成分E)は式(II)R1 −Y−Cr 2rs 2sCF3 (II)で表されるものである。この場合R1 は,ラジカル法で重合体構造を形成するのに適するビニル系不飽和化合物の群からの重合性官能基である。R1 は特にビニル、アリル、メタリル、メチルビニル、アクリル(CH2 =CH−CO−)、メタクリル(CH2 =C[CH3 ]−CO−)、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基、特にアクリル−およびメタクリル基である。
【0040】反応性末端基R1 に弗素含有基を結合させるために適当な化学ブリッジYが必要である。有利なブリッジYは、−O−、−C(O)−、−C(O)−O−、−S−、−O−CH2 −CH(O−)−CH2 OH、−O−CH2 −CH(OH)−CH2 O−、−O−SO2 −O−、−O−S(O)−O−、−PH−、−P(CH3 )−、−PO3 −,−NH−、−N(CH3 )−、−O−(C1 〜C50)アルキル−O−、−O−フェニル−O−、−O−ベンジル−O−、−O−(C5〜C8 )シクロアルキル−O−、−O−(C1 〜C50)アルケニル−O−、−O−(CH(CH3 )−CH2 −O)n −、−O−(CH2 −CH2 −O)n −および−O−[CH−CH2 −O]n −[CH2 −CH2 −O]m o −であり、その際にn、mおよびoは互いに無関係に0〜200の数を意味し、そしてEO−およびPO−単位の分布はランダムであってもまたはブロック状でもよい。
【0041】r、sは互いに無関係に0〜200の数である化学量論係数である。
【0042】式(II) の弗素含有成分E)として特に有利なのは、ペルフルオロヘキシルエタノール−メタクリレート、ペルフルオロヘキソイルプロパノール−メタクリレート、ペルフルオロオクチエタノール−メタクリレート、ペルフルオロオクチルプロパノール−メタクリレート、ペルフルオロヘキシルエタノーリルポリグリコールエーテル−メタクリレート、ペルフルオロヘキソイル−プロパノーリル−ポリ[エチレングリコール−コ−プロピレングリコールエーテル]−アクリレート、ペルフルオロオクチエタノリル−ポリ−[エチルグリコール−ブロック−コ−プロピレングリコールエーテル]−メタクリレート、ペルフルオルオクチルプロパノリル−ポリプロピレン−グリコールエーテル−メタクリレートがある。
【0043】弗素含有成分の割合はコポリマーの総重量を基準として99.9重量%まで、好ましくは0.5〜30重量%、特に好ましくは1〜20重量%である。
【0044】巨大分子モノマーF)は1つ以上の別個の繰り返し単位および200g/mol以上の数平均分子量を有するを少なくとも1つのオレフィン性二重結合を持つ官能化されたポリマーである。共重合の際に異なる巨大分子モノマーF)の混合物も使用することができる。巨大分子モノマーは1つ以上の繰り返し単位で構成されておりそしてポリマーを特徴付ける分子量分布を有するポリマー構造であることが重要である。
【0045】巨大分子モノマーF)は式(III)1 −Y−[(A)v −(B)w −(C)x −(D)z ]−R2 (III)で表される化合物であることが好ましい。
【0046】式中、R1 はラジカル重合法でポリマー構造を形成するのに適する、ビニル系不飽和化合物の群からの重合性官能基である。R1 はビニル、アリル、メタリル、メチルビニル、アクリル(CH2 =CH−CO−)、メタクリル(CH2 =C[CH3 ]−CO−)、クロトニル、セネシオニル、イタコニル、マレイニル、フマリルまたはスチリル基であるのが有利である。反応性末端基にポリマー鎖を結合させるために適当なブリッジ基Yが必要である。有利なブリッジ基Yには、−O−、−C(O)−、−C(O)−O−、−S−、−O−CH2 −CH(O−)−CH2 OH、−O−CH2 −CH(OH)−CH2 O−、−O−SO2 −O−、−O−S(O)−O−、−PH−、−P(CH3 )−、−PO3 −,−NH−および−N(CH3 )−、特に−O−がある。
【0047】巨大分子モノマーのポリマー様中間部分は別個の繰り返し単位A、B、CおよびDによって表される。好ましい繰り返し単位A、B、CおよびDはアクリルアミド、メタクリルアミド、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、AMPS、アクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリレート、アクリルニトリル、マレイン酸、醋酸ビニル、スチレン、1,3−ブタジエン、イソプレン、イソブテン、ジエチルアクリルアミドおよびジイソプロピルアクリルアミドから誘導される。
【0048】式(III) 中の指数v、w、xおよびzを表す化学量論指数は繰り返し単位A、B、CおよびDに関する。v、w、xおよびzは互いに無関係に0〜500、好ましくは1〜30であり、これら4つの指数の合計は平均して≧1でなければならない。
【0049】巨大分子モノマー鎖にわたる繰り返し単位の分布はランダムでも、ブロック状でも、交互でもまたは傾斜状でもよい。
【0050】R2 は直鎖状または枝分かれした脂肪族、オレフィン性、脂環式、芳香脂肪族または芳香族の(C1 〜C50)炭化水素残基、OH、−NH2 または−N(CH3 2 であるかまたは構造単位[−Y−R1 ]である。
【0051】R2 が[−Y−R1 ]である場合、コポリマーの架橋に適する二官能性巨大分子モノマーが重要である。
【0052】巨大分子モノマーF)としては特に式(IV)【0053】
【化4】

[式中、R3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に水素またはn−脂肪族、イソ−脂肪族、オレフィン性、脂環式、芳香脂肪族または芳香族(C1 〜C30)炭化水素残基である。]で表されるアクリル性またはメタクリル性単官能化アルキルエトキシレートが有利である。
【0054】R3 およびR4 がHまたは−CH3 、特にHであるのが有利であり、R5 はHまたは−CH3 でありそしてR6 はn−脂肪族、イソ−脂肪族、オレフィン性、脂環式、芳香脂肪族または芳香族(C1 〜C30)炭化水素残基である。
【0055】vおよびwはエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)に関する化学量論係数である。vおよびwは互いに無関係に0〜500、好ましくは1〜30であり、その際にvおよびwの合計は平均して≧1でなければならない。巨大分子モノマー鎖上のEO−およびPO−単位の分布はランダムでも、ブロック状でも、交互でもまたは傾斜状でもよい。Yは上述のブリッジである。
【0056】特に有利な巨大分子モノマーF)は式(IV)に従い以下の構造を有している:
巨大分子モノマーF)としては更に(メタ)アクリル酸と、8EO単位を持つ(C10〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) C−080)とのエステル8EO単位を持つC11−オキソアルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) UD−080)とのエステル7EO単位を持つ(C12〜C14)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) LA−070)とのエステル11EO単位を持つ(C12〜C14)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) LA−110)とのエステル8EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) T−080)とのエステル15EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) T−150)とのエステル11EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) T−110)とのエステル20EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) T−200)とのエステル25EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(R) T−250)とのエステル25EO単位を持つ(C18〜C22)−脂肪アルコールポリグリコールエーテルおよび/または25EO単位を持つ(C16〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテルとのエステル。
【0057】Genapol(R) タイプはClariant GmbH 社の製品である。
【0058】巨大分子モノマーF)の分子量は200〜106 g/mol、好ましくは150〜104 g/mol、特に好ましくは200〜1000g/molである。
【0059】適する巨大分子モノマーはコポリマーの総重量を基準として99.9重量%まで、好ましくは0.5〜30重量%および70〜99.5重量%の範囲内で使用する。特に1〜20重量%および65〜95重量%の割合が好ましい。
【0060】コモノマーとしては少なくとも成分A)、C)およびD)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0061】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)、C)およびE)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0062】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)、C)およびF)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0063】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)、D)およびF)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0064】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)およびF)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0065】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)およびD)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0066】更にコモノマーとしては少なくとも成分A)およびE)を共重合することによって得られるものが有利である。
【0067】特に有利な実施態様においては共重合を少なくとも1種類のポリマー性添加物G)の存在下で実施し、その際に添加物G)は本来の共重合の前に重合媒体に全部または一部を溶解して添加する。複数種の添加物G)も同様に本発明に従って使用できる。架橋した添加物G)も同様に使用することができる。添加物G)あるいはそれらの混合物も選択された重合媒体に全部または一部だけ溶解しなければならない。本来の重合段階の間に添加物G)は沢山の機能を示す。一方では本来の重合段階の間に、生じるコポリマー中に過剰架橋したポリマー成分が生成されるのを回避し、もう一方ではグラフト重合の一般的に知られるメカニズムに従って添加物G)は活性の遊離基によってランダムに影響を受ける。このことが、添加物G)次第で多かれ少なかれその大部分をコポリマー中に組み入れさせる。更に、適する添加物G)は、ラジカル重合反応の間に生成するコポリマーの溶液パラメータを、平均分子量を高い値にずらせる程に変えるという性質を有している。添加物G)を添加せずに製造された類似のコポリマーと比較して、添加物G)の添加下に製造されたものは有利にも水溶液状態で著しく高い粘度を示す。
【0068】添加物G)としては水および/またはアルコールに溶解するホモ−およびコポリマーが有利である。この場合、コポリマーは2種類より多い色々な種類のモノマーよりなるものを意味する。
【0069】特に有利な添加物G)は、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、Nービニルピロリドン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、アクリロイルジメチルタウリン酸、N−ビニルカプロラクタム、Nービニルメチルアセトアミド、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、Nービニルモルホリド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)および/または[2−(メタクリロイルオキシ)エチル]トリメチルアンモニウムクロライド(MAPTAC)のホモ−またはコポリマー;ポリアルキレングリコールおよび/またはアルキルポリグリコールである。
【0070】添加物G)としてはポリビニルピロリドン(例えばLuviskol K15(R) 、K20(R) およびK30(R) :製造元BASF)、ポリ(N−ビニルホルムアミド)、ポリ(N−ビニルカプロラクタム)、およびN−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミドおよび/またはアクリル酸よりなり部分的にまたは完全に鹸化されていてもよいコポリマーが特に有利である。
【0071】添加物G)の分子量は102 〜107 g/mol、特に0.5×104 〜106 g/molであるのが好ましい。
【0072】ポリマー添加物G)の使用量は、共重合の際に重合すべきモノマーの総重量を基準として0.1〜90重量%、好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは1.5〜10重量%である。
【0073】別の有利な実施態様においては本発明のコポリマーは架橋されている。即ち、このコポリマーは少なくとも2つの重合性ビニル基を持つコモノマーを含有している。
【0074】有利な架橋剤はメチレンビスアクリルアミド;メチレンビスメタクリルアミド;不飽和のモノ−およびポリカルボン酸とポリオールとのエステル、特にジアクリレートおよびトリアクリレートあるいは−メタクリレート、中でもブタンジオール−およびエチレングリコールジアクリレートあるいは−メタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)およびトリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPTMA);アリル化合物、好ましくはアリル(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、マレイン酸ジアリルエステル、ポリアリルエステル、テトラアリルオキシエタン、トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン;リン酸のアリルエステル;および/またはビニルホスホン酸誘導体である。
【0075】架橋剤としてはトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)が特に有利である。
【0076】架橋性コモノマーの重量割合はコポリマーの総重量を基準として20重量%まで、好ましくは0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜7重量%であるい。
【0077】重合媒体としては、ラジカル重合反応の関係では不活性の挙動を示しそして中位または大きい分子量を生ずるのを有利にも許容する有機系および無機系のあらゆる溶剤が使用できる。水;低級アルコール、特にメタノール、エタノール、プロパノール、イソ−、第二−および第三ブタノール、特に第三ブタノール;炭素原子数1〜30の炭化水素および上記の化合物の混合物を使用するのが有利である。
【0078】重合反応は常圧あるいは高圧または減圧下で0〜150℃、特に10〜100℃の温度範囲内で行なうのが有利である。場合によっては重合は保護ガス雰囲気で、好ましくは窒素雰囲気でも実施することができる。
【0079】重合を開始するためにエネルギーの豊富な電磁線、機械エネルギーまたは通例の化学的重合開始剤、例えば有機系過酸化物、例えばベンゾイルペルオキシド、第三ブチルヒドロペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、クモールヒドロペルオキシド、ジラウロイルペルオキシドまたはアゾ系開始剤、例えばアゾジイソブチロニトリル(AIBN)を使用することができる。
【0080】同様に無機系過酸化化合物、例えば(NH4 2 2 8 、K2 2 8 またはH2 2 、場合によってはそれらと還元剤(例えばヒドロ亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、硫酸鉄(II)等) 、または還元性成分として脂肪族または芳香族スルホン酸(例えばベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等)を含有するレドッス系との組合せが適している。
【0081】重合媒体としては、ラジカル重合反応の関係では不活性の挙動を示しそして高分子量を生ずるのを有利にも許容するあらゆる溶剤が使用できる。水、低級の第三アルコール、または炭素原子数3〜30の炭化水素が使用される。特に有利な実施態様においては第三ブタノールが反応媒体として使用される。上記の溶剤の2種類以上の化合物の混合物も同様に本発明において使用される。これには互いに混和しない溶剤同志のエマルジョン(例えば水/炭化水素)も含まれる。原則として本発明のポリマー構造をもたらすあらゆる種類の反応方法(溶液重合、乳化重合、沈殿重合、高圧法、懸濁法、塊状重合、ゲル重合等)が適する。 特に適するのは沈殿重合であり、中での第三ブタノール中での沈殿重合が適する。
【0082】本発明の使用方法に特に適する67種のコポリマーを後記表に示す。No.1〜No.67の種々のコポリマーを以下の製造法1、2、3および4に従って得る。
【0083】方法1:このポリマーは第三ブタノール中での沈殿法に従って製造できる。この場合にはモノマーを第三ブタノール中に最初に導入し、反応混合物を不活性化し、次いで60℃に加熱した後に、相応する第三ブタノールに溶解した開始剤(例えばジラウリルペルオキシド)の添加によって反応を開始する。ポリマーを反応(2時間)終了後に溶剤の吸引濾去によっておよび続いての減圧乾燥によって単離する。
【0084】方法2:ポリマーは水中でのゲル重合法によって製造できる。この場合にはモノマーを水に溶解し、反応混合物を不活性化し、次いで反応を65℃に加熱した後に適当な開始剤または開始剤系(好ましくはNa2 2 8 )の添加によって開始する。ポリマーゲルを次いで粉砕しそして減圧乾燥によって単離する。
【0085】方法3:ポリマーは水中で乳化重合法によって製造することができる。この場合にはモノマーは水/有機溶剤(好ましくはシクロヘキサン)−混合物に乳化剤の使用下に乳化し、反応混合物をN2 で不活性化処理し、次いで80℃に加熱した後に適当な開始剤または開始剤系(例えばNa2 2 8 )の添加によって反応を開始する。ポリマーエマルジョンを次いで蒸留濃縮し(シクロヘキサンが水の共沸剤として働く)そしてそれによってポリマーを単離する。
【0086】方法4:ポリマーを有機溶剤(好ましくはトルエン、第三ブタノール)中で溶液重合法によって製造できる。この場合にはモノマーを溶剤に溶解し、反応混合物を不活性化処理し、次いで70℃に加熱した後に適当な開始剤または開始剤系(好ましくはジラウロイルペルオキシド)の添加によって反応を開始する。ポリマーを溶剤の留去そして次に減圧乾燥によって単離する。
【0087】





使用した製品の化学名称AMBS:アクリロイルジメチルタウレート(Na−またはNH4 塩の選択)
(R) Genapol−T−080:8個のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(R) Genapol−T−110:11個のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(R) Genapol−T−250:25個のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(R) Genapol−LA−040:4個のEO単位を持つC12/C14−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(R) Genapol−LA−070:7個のEO単位を持つC12/C14−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(R) Genapol−O−150−メタクリレート:15のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテル−メタクリレート(R) Genapol−LA−250−クロトナート:25個のEO単位を持つC12/C14−脂肪アルコールポリグリコールエーテルクロトナート(R) Genapol−T−250−メタクリレート:25個のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテルメタクリレート(R) Genapol−T−250−アクリレート:25個のEO単位を持つC16/C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテルアクリレート(R) BB10:ポリオキシエチレン(10)ベヘニルエーテルTMPTA:トリメチロールプロパントリアクリレートポリ−NVP:ポリ−N−ビニルピロリドン(R) Silvet 867:シロキサンポリアルキレンオキシド−コポリマーMBA:メチレン−ビス−アクリルアミドAMA:アリルメタクリレート(R) Y−12867:シロキサンポリアルキレンオキシド−コポリマー(R) Silvet 7608:ポリアルキレンオキシド変性したヘプタメチルシロキサン(R) Silvet 7280:ポリアルキレンオキシド変性したヘプタメチルシロキサンDADMAC:ジアリルジメチル−アンモニウムクロライドHEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレートQuat:2−(メタクリロイルオキシ)エチルトリメチルアンモニウムクロライド(R) Fluowet AC600:ペルフルオルアルキルエチルアクリレート(R) Span 80:ソルビタンエステル特に有利な実施態様においてコポリマーは水溶性または水膨潤性である。
【0088】上述の任意に実施できるコポリマーの他のポリマーでのグラフト反応は、水性系で視覚的に透明なゲルをもたらす特別なポリマー形態の生成物をもたらす。グラフトしてないコポリマーの潜在的欠点は水溶液状態で多かれ少なかれ著しく白濁することである。これは、合成の間に生じそして水中に不十分にしか膨潤しないで存在する、従来には避けることができなかった未架橋ポリマー成分に起因している。これによって、その大きさが可視光線の波長より明らかに大きくそしてそれ故に白濁の原因になる、光を散乱する粒子が発生する。上記の任意に実施可能なグラフト反応によって、過剰架橋したポリマー成分の発生が慣用の技術に比較して明らかに低減されるかまたは完全に回避される。
【0089】上述の任意に実施可能な、カチオン電荷並びに珪素−、弗素または燐原子のコポリマー中への組み入れは、化粧料において特別な感覚的性質および流動性を有するポリマーをもたらす。感覚的性質および流動性の改善は付けたままにする製品(特にO/W−型エマルジョン)よりも洗い落とす製品(特に毛髪処理剤)で使用する際に望まれ得る。
【0090】珪素含有コポリマーは部分的にまたは相当に広範囲でシリコーン油の機能も果たし得る。シリコーン油の使用量はコポリマーによって低減されるかまたは回避でき得る。
【0091】コポリマーは架橋した状態でも未架橋の状態でも有利な性質を示す。架橋した系は例えばエマルジョン安定性に関して卓越した性質プロフィールを示すが、特に未架橋の系によって界面活性剤を含有する溶液を濃化することができる。このことは、公知の通り、高分子電解質では濃化することが非常に困難であるかまたは全く不可能である電解質含有系にも当てはまる。
【0092】コポリマーは水性または水性アルコール性ベースの剤、例えばヘアジェルのための増粘剤としても使用することができる。更にこのコポリマーは水性界面活性剤含有調製物、例えばシャンプー、シャワー浴剤、シャワー浴用ジェル、気泡浴剤等のための安定剤、分散剤およびコンシステンシー付与剤としても適している。
【0093】水性界面活性剤中でのコポリマーの増粘効果はポリマー側鎖および界面活性剤の会合によって強化されそしてコポリマーの側鎖の選択および界面活性剤の選択によって制御できる。
【0094】水性界面活性剤中でのコポリマーの懸濁あるいは分散および安定化の効果は、ポリマー側鎖あるいは主鎖および側鎖の官能基と水性界面活性剤に不溶の液状成分、例えばシリコーン油あるいは不溶性成分、例えば亜鉛−パイレチオン(Zink-Pyrethione)との会合に起因している。
【0095】コポリマーは増粘剤および分散剤として、乳化剤、増粘効果のある懸濁剤およびエマルジョンおよび懸濁物のコンシステンシー付与剤として並びに皮膚用の固体物質含有調製物の滑剤、粘着剤、増粘剤、分散剤および乳化剤としても同様に適している。この場合コモノマーの混合物も使用することができる。エマルジョン中でのコポリマーの乳化、安定化および/またはコンシステンシー付与の効果はポリマー側鎖相互の会合によって並びにポリマー側鎖と疎水性油成分との相互作用に起因しそして強化される。
【0096】コポリマーは水/油−型エマルジョン並びに油/水−型エマルジョン、微小エマルジョンおよび多重エマルジョン(multiple emulsion)において使用することができる。エマルジョンの製造は公知の通り、例えば加熱、加熱/冷却- あるいはPIT−乳化によって行なうことができる。
【0097】主として乳化剤、増粘剤および油物質(Oelkoerper) で組成されるエマルジョンの非水性成分は5〜95重量%、好ましくは15〜75重量%である。このことからエマルジョンは、比較的小さい粘度のローションまたは比較的高い粘度のクリームおよび軟膏を製造するかどうかによって5〜95重量%、好ましくは25〜85重量%の水を含有し得る。
【0098】コポリマーは洗い落とす製品、例えばシャンプー、シャワー浴剤、シャワー浴用ジェル、気泡浴剤で使用するのに適しているが、付けたままにする製品、例えば肌の手入れ剤、デェイ−クリーム(Tagescremes) 、ナイトクリーム、手入れクリーム、栄養クリーム、ボディーローション、軟膏、日焼け止め剤、唇手入れ剤および防臭剤に使用するのに適している。更に界面活性剤不含の水性の剤およびエマルジョン、例えばヘアトリートメントおよびヘアスプレー、ヘアジェルにも適しているが、パーマネント剤、ヘアカラー並びに装飾化粧料、例えばメーキャップ、アイシャドー、口紅、マスカラ等にも適している。
【0099】増粘剤およびコンシステンシー付与剤としては特に架橋したコポリマーが適している。更に増粘剤およびコンシステンシー付与剤としては成分A)とF)とを共重合することによって得られるコポリマーが適している。また、増粘剤およびコンシステンシー付与剤として成分A)とD)とを共重合することによって得られるコポリマーが適している。
【0100】更にコポリマーとして成分A)、C)およびF)を共重合することによって得られるものが好ましい。
【0101】また、増粘剤およびコンシステンシー付与剤としては成分A)、C)およびD)を共重合することによって得られるものも好ましい。置換基次第で水親和性あるいは油親和性に調整できる。水性(親水性)系のための増粘剤およびコンシステンシー付与剤としては1〜50重量%の成分A)含有量のコポリマーが好ましい。
【0102】疎水系のための増粘剤およびコンシステンシー付与剤としては50〜98重量%の成分A)含有量のコポリマーが好ましい。
【0103】付けたままにする製品、例えば肌の手入れ剤、デェイクリーム、ナイトクリーム、手入れクリーム、栄養クリーム、ボディーローション、軟膏、日焼け止め剤、唇手入れ剤および防臭剤における増粘剤およびコンシステンシー付与剤て特に有利に使用される。更に界面活性剤不含の水性の系およびエマルジョン、例えばヘアジェルまたはジェルクリームにも適している。
【0104】コンディショナーとしては成分A)、C)およびD)の共重合によって得られるコポリマーが特に適している。
【0105】更に成分A)、C)およびE)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0106】更に成分A)、C)およびF)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0107】更に成分A)、D)およびF)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0108】更に成分A)およびF)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0109】更に成分A)およびD)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0110】更に成分A)およびE)の共重合によって得られるコポリマーも好ましい。
【0111】カチオン性成分C)の組み入れはヘアおよび皮膚表面にとってコポリマーの本質(Substantivetaet)を向上させそして手入れ特性を向上させる。シリコーン成分D)の組み入れは手入れ特性および向上した感覚的プロフィールを有するコポリマーをもたらす。
【0112】かゝるコポリマーを洗い流し製品、例えばシャンプー、シャワー浴剤、シャワー浴用ジェル、気泡浴剤において肌手入れ剤および特にヘア手入れ剤においてコンディショナーとして用いるのが特に有利である。
【0113】分散剤および乳化剤として成分A)およびF)を共重合することによって得られるコポリマーが適している。
【0114】更に分散剤および乳化剤として成分A)およびD)を共重合することによって得られるコポリマーも適している。Si−誘導体化は、こうして得られる乳化剤を特にシリコーン油のために適するものとする。
【0115】更にコポリマーとして成分A)、C)およびF)を共重合することによって得られるものが好ましい。
【0116】更に分散剤および乳化剤としては成分A)、C)およびD)を共重合することによって得られるコポリマーも好ましい。置換基次第で水親和性あるいは油親和性に調整できる。
【0117】油/水−型乳化剤としては1〜50重量%の成分A)含有量のコポリマーが好ましい。
【0118】油/水−型乳化剤としては50〜98重量%の成分A)含有量のコポリマーが好ましい。
【0119】付けたままにする製品、例えば肌の手入れ剤、デイクリーム、ナイトクリーム、手入れクリーム、栄養クリーム、ボディーローション、軟膏、日焼け止め剤、唇手入れ剤および防臭剤における乳化剤として用いるのが有利である。
【0120】不溶性の液状(例えば油)または固体成分(例えばパール光沢剤または鱗状化防止有効物質)を含有する洗い落とし製品、例えばシャンプー、シャワー浴剤、シャワー浴用ジェル、気泡浴剤に分散剤として用いるのが有利である。
【0121】水性、水性アルコール性または水性界面活性剤調整物、エマルジョン、懸濁物、分散液および粉末での本発明の使用方法の場合には完成の剤を基準として0.01〜10重量%、殊に0.1〜5重量%、特に0.5〜3重量%のコポリマーを使用するのが好ましい。
【0122】コポリマーは助剤および添加物と一緒に使用することができる。助剤および添加物には、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性イオン界面活性剤および/または両性界面活性剤、油物質、乳化剤および共乳化剤、カチオン性ポリマー、造膜剤、並びに他の慣用の添加物、例えば加脂剤、加湿剤、安定剤、発育有効物質、グリセリン、保存剤、真珠光沢剤、着色剤および香料、溶剤、ヒドロトロープ、乳白剤、別の増粘剤および分散剤、更には蛋白質誘導体、例えばゼラチン、コラーゲン加水分解物、天然または合成のポリペプチド、卵黄、レシチン、ラノリンおよびラノリン誘導体、脂肪アルコール、シリコーン、皮膚用剤、角質溶解および角質柔軟化効果を示す物質、酵素および担体、酸化防止剤、紫外線保護用フィルム、顔料および酸化金属並びに抗菌剤が含まれる。
【0123】一つの有利な実施態様においてはコポリマーを完成の剤を基準として好ましい。2〜70重量%、特に好ましくは5〜40重量%、なでも12〜35重量%の界面活性剤と一緒に使用する。
【0124】アニオン性界面活性剤としては(C10〜C20)−アルキル−およびアルキレンカルボキシレート、アルキルエーテルカルボキシレート、脂肪アルコールスルファート、脂肪アルコールエーテルスルファート、アルキルアミドスルファートおよび−スルホナート、脂肪酸アルキルアミドポリグリコールエーテルスルファート、アルカンスルホナートおよびヒドロキシアルカンスルホナート、オレフィンスルホナート、イセチオナート類のアクリルエステル、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルベンゼンスルホナート、アルキルフェノールグリコールエーテルスルホナート、スルホスクシナート、スルホコハク酸半エステルおよび−ジエステル、脂肪アルコールエーテルホスファート、タンパク−脂肪酸縮合生成物、アルキルモノグリセリドスルファートおよび−スルホナート、アルキルグリセリドエーテルスルホナート、脂肪酸メチルタウリド、脂肪酸サルコシナート、スルホリシノレート、アシルグルタマートが適する。これらの化合物およびそれらの混合物はそれの水溶性または水分散性塩の状態で、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−およびトリエタノールアンモニウム並びに類似のアルキルアンモニウム塩の状態で利用される。
【0125】アニオン性界面活性剤の重量割合は完成剤を基準として好ましくは2〜30重量%、殊に好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは12〜22重量%である。
【0126】適するカチオン性界面活性剤には例えば第四アンモニウム塩、例えばジ−(C10〜C24)−アルキル−ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくはジ−(C12〜C18)−アルキル−ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド;(C10〜C24)−アルキル−ジメチルエチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド;(C10〜C24)−アルキル−トリメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくはセチルトリメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイドおよび(C20〜C22)−アルキル−トリメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド;(C10〜C24)−アルキル−ジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくは(C12〜C18)−アルキル−ジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N−(C10〜C18)−アルキル−ピリジニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくはN−(C12〜C16)−アルキル−ピリジニウムクロライドまたは−ブロマイド;N−(C10〜C18)−アルキル−イソキノリニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファート;N−(C12〜C18)−アルキル−ポリオイルアミノホルミルメチルピリジニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファート;N−(C12〜C18)−アルキル−N−メチルモルホリニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファート;N−(C12〜C18)−アルキル−N−エチルモルホリニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファート;N−(C16〜C18)−アルキル−ペンタオキシエチル−アンモニウムクロライド;ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N,N−ジエチルアミノエチルステアリルアミドおよび−オレイルアミドと塩酸、醋酸、乳酸、クエン酸、リン酸との塩;N−アシル−アミノエチル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファート;およびN−アシルアミノエチル−N,N−ジエチル−N−ベンジル−アンモニウムクロライド、−ブロマイドまたは−モノアルキルスルファートである。この場合アシルはステアリルまたはオレイルである。
【0127】カチオン界面活性剤の重量割合は(例えばヘアコンディショナーの場合)好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは2〜7重量%、中でも3〜5重量%である。
【0128】非イオン性界面活性剤としては特に脂肪アルコールエトキシレート(アルキルポリエチレングリコール);アルキルフェノールポリエチレングリコール;アルキルメルカプタンポリエチレングリコール;脂肪アミンエトキシレート(アルキルアミノポリエチレングリコール);脂肪酸エトキシレート(アシルポリエチレングリコール);ポリプロピレングリコールエトキシレート((R) Pluronics);脂肪酸アルキロールアミド、(脂肪酸アミドポリエチレングリコール);N−アルキル−、N−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド、サッカロースエステル;ソルビットエステルおよびポリグリコールエーテルが適する。
【0129】非イオン界面活性剤の重量割合は(洗い落とし製品の場合)1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%、特に好ましくは3〜7重量%であるのが有利である。
【0130】有利な両性界面活性剤には、アルカリ金属−およびモノ−、ジ−およびトリアルキルアンモニウム塩としてのN−(C12〜C18)−アルキル−β−アミノプロピオナートおよびN−(C12〜C18)−アルキル−β−イミノジプロピオナート;N−アシルアミノアルキル−N,N−ジメチルアセトベタイン、好ましくはN−(C8 〜C18)−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアセトベタイン;(C12〜C18)−アルキル−ジメチル−スルホプロピル−ベタイン;イミダゾーリンをベースとする両性界面活性剤(商品名:Miranol(R) 、Steinapon(R) )、好ましくは1−(β−カルボキシ−メトキシエチル)−1−(カルボキシメチル)−2−ラウリル−イミダゾリウムのナトリウム塩;アミノキシド、例えば;(C12〜C18)−アルキル−ジメチルアミノキシド、脂肪酸アミドアルキル−ジメチルアミンオキシドがある。
【0131】両性界面活性剤の重量割合は(例えば洗い落とし製品の場合)は0.5〜20重量%、特に1〜10重量%であるのが有利である。
【0132】使用するのに有利な界面活性剤はラウリル硫酸、ラウレス硫酸、ココアミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロアムホアセテート(Lauroamphoacetat)である。
【0133】更にコポリマーはアルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオナート、アミノグリシナート、イミダゾーリニウムベタインおよびスルホベタイン、アミノキシドおよび脂肪酸アルカノールアミドまたはポリヒドロキシアミドより成る群から選択される発泡補強性の共界面活性剤と一緒に使用することができる。
【0134】油物質とは室温(25℃)で液状であるあらゆる脂肪物質を意味する。
【0135】脂肪相は好ましくは以下の油から選択される1種類以上の油を包含する:シリコーン油、揮発性のまたは非揮発性の線状の、分岐したまたは環状の場合によっては有機変性されたシリコーン油;フェニルシリコーン、室温で固体または液体であるシリコーン樹脂および−ゴム、鉱油、例えばパラフィン油またはワセリン油;動物起源の油、例えばパーヒドロスクワレンまたはラノリン;植物起源の油、例えば液状トリグリセリド、例えばひまわり油、トーモロコシ油、大豆油、米油、ホホバ油、バブースク(Babusscu)油、ヒョウタン油、ブドウ種子油、ごま油、ウオールナッツ油、杏油、マカデミア油、アボガト油、甘扁桃油、はなたねつけばな油、ヒマシ油、カプリル/カプリン酸のトリグリセリド、オリーブ油、落花生油、菜種油、やし油;合成油、例えばパーセリン油(Purcellinol)、イソパラフィン、直鎖状のおよび/または分岐した脂肪アルコールおよび脂肪酸エステル、好ましくは炭素原子6〜18個、特に好ましくは8〜10個を有するゲルベアルコール(Guerbetalkohole);直鎖状の(C6 −C13)脂肪酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;分岐した(C6 −C18)脂肪酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;直鎖状の(C6−C13)脂肪酸と分枝状アルコール、好ましくは2−エチルヘキサノールとのエステル;直鎖状のおよび/または分岐した脂肪酸と多価アルコール(例えば二量体油または三量体油)および/またはゲルベアルコールとのエステル;(C6 −C10)脂肪酸をベースとするトリグリセリド;エステル、例えばジオクチルアジペート、ジイソプロピル二量体ジリネロエート(dilineloat) ;プロピレングリコール/−ジカプリェートまたはワックス、例えば蜜ローワックス、パラフィンワックスまたは微小ワックス、場合によっては親水性ワックス、例えばセチルステアリルアルコールとの組合せ;弗素化および過弗素化油;弗素化シリコーン油;上述の物質の混合物。
【0136】非イオン共乳化剤としては中でも0〜30モルのエチレンオキシドおよび/または0〜5モルのプロピレンオキシドが炭素原子数8〜22の直鎖状脂肪アルコール、炭素原子数12〜22の脂肪酸、アルキル基中炭素原子数8〜15のアルキルフェノールおよびソルビタン−あるいはソルビトールエステルに付加した付加生成物;0〜30モルのエチレンオキシドがグリセリンに付加した付加生成物の(C12〜C18)−脂肪酸モノ−および−ジエステル;炭素原子数6〜22の飽和または不飽和の脂肪酸のグリセリンモノ−および−ジエステルおよびソルビタンモノ−およびジエステルおよび場合によってはそれらのエチレンオキシド付加生成物;15〜60モルのエチレンオキシドがひまし油および/または硬化ひまし油に付加した付加生成物;ポリオール−および特にポリグリセリンエステル、例えばポリグリセリンポリリシノレートおよびポリグリセリンポリ−12−ヒドロキシステアレートが適する。同様にこれら各種から選択される化合物の混合物も適する。
【0137】イオン性共乳化剤としては例えばアニオン性乳化剤、例えばモノ−、ジ−またはトリ−リン酸エステルが適するが、カチオン性乳化剤、例えばモノ−、ジ−およびトリ−アルキルクワット類およびそれのポリマー性誘導体が適する。
【0138】カチオン性ポリマーとしてはINCI−表記で“ポリクオータニウム(Polyquaternium)"として知られるもの、特にポリクオータニウム−31、ポリクオータニウム−16、ポリクオータニウム−24、ポリクオータニウム−7、ポリクオータニウム−22、ポリクオータニウム−39、ポリクオータニウム−28、ポリクオータニウム−2、ポリクオータニウム−10、ポリクオータニウム−11並びにポリクオータニウム−37&鉱油&PPGトリデセス(trideceth)(Salcare SC95) 、PVP−ジメチルアミノエチルメタクリレート−コポリマー、グアーヒドロキシプロピルトリアンモニウムクロライド、並びにアルギン酸カルシウムおよびアルギン酸アンモニウムが適している。更にカチオン性セルロース誘導体;カチオン性澱粉;ジアリルアンモニウム塩およびアクリルアミド類のコポリマー;四級化されたビニルピロリドン/ビニルイミダゾール−ポリマー;ポリグリコールとアミン類との縮合生成物;四級化されたコラーゲンポリペプチド;四級化された小麦ペプチド;ポリエチレンイミン;カチオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコーン;アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシ−プロピルジエチレントリアミンとのコポリマー;ポリアミノポリアミドおよびカチオン性キチン誘導体、たとえばキトサンが適する。適当なシリコーン化合物は、たとえばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン及びアミノ−、脂肪酸−,アルコール−,ポリエーテル−,エポキシ−,フルオロ−及び(又は)アルキル変性されたシリコーン化合物,並びにポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサン−コポリマー、例えば米国特許第5,104,645号明細書及びそこで引用された文献中に記載されているものであり、これらは室温で液状でも樹脂状でも存在することができる。
【0139】適する膜形成剤は用途目的次第で水溶性のポリウレタン、例えばC10−ポリカルバミルポリグリセリルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、−コポリマー、例えばビニルピロリドン/醋酸ビニル−コポリマー、水溶性アクリル酸ポリマー/コポリマーあるいはそれらのエステルまたは塩、例えばアクリル酸/メタクリル酸の部分エステルコポリマーおよび脂肪アルコールのポリエチレングリコールエーテル、例えばアクリレート/ステアレート−20−メタクリレート−コポリマー、水溶性セルロース、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性クオータニウム、ポリクオータニウム、カルボキシビニル−ポリマー、例えばカルボマー(Carbomere)およびそれの塩、多糖類、例えばポリデキストロースおよびグルカンがある。
【0140】加脂剤としては例えばポリエトキシル化ラノリン誘導体、レシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドの様な物質を使用することができる。この場合最後に挙げた化合物は同時に泡立ち安定剤としても役立つ。湿分供給物質としては例えばイソプロピルパルミテート、グリセリンおよび/またはソルビトールが使用される。
【0141】安定剤として脂肪酸の金属塩、たとえばステアリン酸マグネシウム、−アルミニウム及び(又は)−亜鉛が好ましい。
【0142】発育有効物質はたとえば植物抽出物及びビタミン複合体を意味する。
【0143】更に有機溶剤を併用してもよい。一般に有機溶剤としてはあらゆる一価または多価アルコールが適する。特に炭素原子数1〜4のアルコール、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、第三ブタノール、グリセリンおよび上記アルコールの混合物を使用することができる。別の有利なアルコールには2000以下の相対分子量を有するポリエチレングリコールがある。200〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールを45重量%の量でまたは400〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールを5〜25重量%の量で使用するのが特に有利である。他の適する溶剤はトリアセチン(グリセリントリアセテート)および1−メトキシ−2−プロパノールである。
【0144】本発明の使用方法ではセラミド、擬似セラミド、脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド、コレステリン、コレステリン脂肪酸エステル、脂肪酸、トリグリセリド、セレブロシド、ホスホリピド及び同様な物質を手入れ用添加物として併用することができる。
【0145】紫外線フィルター物質としては例えば4−アミノ安息香酸;3−(4’−トリメチルアンモニウム)ベンジリデン−ボラン−2−オン−メチルスルファート;3,3,5−トリメチル−シクロヘキシルサリチレート;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそれのカリウム、ナトリウムおよびトリエタノールアミン塩;3,3’−(1,4−フェニレンジメチン)−ビス−(7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ[2.2.1]−ヘプタン−1−メタンスルホン酸およびそれの塩;1−(4−第三ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン、3−(4’−スルホ)−ベンジリデン−ボルナン−2−オンおよびそれの塩;2−シアン−3,3−ジフェニル−アクリル酸−(2−エチルヘキシルエステル);N−[2(および4)−(2−オキソボロン−3−イリデンメチル)ベンジル]−アクリルアミド;4−メトキシ−桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル;エトキシル化エチル−4−アミノ−ベンゾエート;4−メトキシ−桂皮酸−−イソアミルエステル;2,4,6−トリス−[p−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン;2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−(2−メチル−3−(1,3,3,3−テトラメチル−1−(トリメチルシリルオキシ)−ジシロキサニル)プロピル)フェニル;4,4’−[(6−[4−((1,1−ジメチルエチル)−アミノカルボニル)フェニルアミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−イル)ジイミノ]ビス−(安息香酸−2−エチルヘキシルエステル);3−(4’−メチルベンジリデン)−D,L−カンフル;3−ベンジリデン−カンフル;サリチル酸−2−エチルヘキシルエステル;4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステル;ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンゾフェノン−5−スルホン酸(Sulisobenzonum)およびナトリウム塩;および/または4−イソプロピルベンジルサリチレートが適している。
【0146】顔料/ミクロ顔料として例えば微細な二酸化チタン、雲母−酸化チタン、酸化鉄、雲母−酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ウルトラマリンブルー、酸化クロムを使用することができる。
【0147】酸化防止剤としては例えばスーパーオキシドジムスターゼ、トコフェロール(ビタミンE)及びアスコルビン酸(ビタミンC)が適当である。
【0148】保存剤としては例えばフェノキシエタノール、パラベン、ペンタンジオール又はソルビン酸が適する。
【0149】着色剤としては化粧料の目的に適しかつ容認された物質を使用することができる。
【0150】抗カビ有効物質としては、ケトコナゾール、オキシコナゾール、テルビナフィン、ビフォナゾール、ブトコナゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ミコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾール、ナフチフィン及びテルビナフィン、Zn−ピレチオン及びオクゾピロックスが適する。
【0151】水性または溶剤含有のエマルジョンまたは懸濁液の流動特性を調整するために、専門書に沢山の色々な系が記載されている。例えばセルロースエーテルおよび他のセルロース誘導体(例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース)、ゼラチン、澱粉および澱粉誘導体、アルギン酸ナトリウム、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル、アガアガ、トラガントまたはデキストリンが公知である。合成ポリマーとしては種々の材料、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルアミド、ポリスルホン酸、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド、無水マレイン酸とビニルメチルエーテルとのコポリマー、並びに種々の混合物および上記の化合物より成る、専らそれらの種々の塩およびエステルよりなるコポリマーが使用される。これらのポリマーは選択的に架橋されていてもまたは未架橋でもよい。
【0152】本発明の本質は、上記のアクリロイルジメチルタウリン酸を含有するコポリマーを追加的な共乳化剤を併用しなくともおよび/または追加的になコンシステンシー付与剤を併用しなくとも使用できることである。それ故に共乳化剤および/またはコンシステンシー付与剤の併用は特別な化粧料プロフィールを調整するのにおよび相乗効果を利用するために望ましいこともある。
【0153】得られる性質は卓越的に有利なものである。即ち、エマルジョンはクリーム状でありそして一般に、外部水性相が濃化される従来技術のある種のエマルジョンのゲル状またはそれどころかゼラチン様の外観を有していない。
【0154】肌への化粧料の感触も非常に良好である。即ち、塗布した際にこのエマルジョンは新鮮で快適な感触を与え、同時に内容がありかつ滋養のある効果を達成する。即ち、このものは柔らかく快くかつ殆どベタ付かない。
【0155】本発明の使用方法では剤は一般に2〜12、好ましくは3〜8の範囲内のpHを有している。
【0156】以下の実施例および使用例で本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに制限されない(全ての%表示は重量%である)。各実施例で使用されるコポリマーは本明細書に既に記載した特に有利なコポリマーNo.1〜No.67の化合物である。製法は特別な開始剤および溶剤を使用して上述の方法1、2、3または4に従って行なった。
【0157】
【実施例】
実施例1:O/W−型肌用乳剤 組成:A コポリマーNo.21 0.50% パルミチン酸イソプロピル 4.00% 扁桃油(5.00%濃度) 4.00% 小麦胚芽油 1.00% (R) Cetiol SN(Henkel) 8.00% (セテアリルイソノナナノエート)
(R) Aristoflex AVC(Clariant) 0.30% (アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/VP−コポリマー)
C 水 全部で100%とする為の不足量D 香料 0.30%製造:I AおよびBを混合し、次いでCを添加する。
II DをIに混入攪拌する。
III エマルジョンを均一化する。
【0158】
実施例2:O/W−型アフターサンミルク(After-Sun-Milch) 組成:A コポリマーNo.34 1.00% パルミチン酸イソプロピル 5.00% (R) Cetiol SN(Henkel) 4.00% (セテアリルイソノナナノエート)
大豆油 4.00% (R) Miglyol 812(Dynamit Nobel) 3.00% カプリル/カプリン−トリグリセリド ホホバ油 3.00% 小麦胚芽油 1.00%D (R) AQUAMOLLIN BC Plv.高濃度 0.10% (Clariant)、(=エチレンジアミン- 四醋酸ナトリウム塩) クエン酸(10%濃度) 0.30% 水 68.80% グリセリン 3.00% ALLANTOIN(Clariant) 0.20% アラントイン(Allantoin) 保存剤 適量E エタノール 1.50% 香油 0.30%製造:I A成分を均一にするまで攪拌する。
II 35℃でDをIに混入攪拌する。
III エマルジョンを均一化する。
【0159】コポリマーNo.34は乳化剤および増粘剤として役立つ。更にビロードの様な柔らかい肌触りが得られる。
【0160】
実施例3:W/O−型クリーム 組成:A (R) HOSTACERIN(Clariant) 4.00% (ポリグリセリル−2−セスキイソステアレート)
蜜蝋ワックス 2.00% コポリマーNo.10 1.5% 鉱油(低粘度) 5.00% ワセリン 10.00% (R) Cetiol V (Henkel KGaA) 5.00% ( オレイン酸デシル) B 1,2−プロピレングリコール 3.00% 水 69.10% 保存剤 適量C 香料 0.40%製造:I Aを80℃で溶融する。
II Bを80℃に加熱する。
III IIをIに混入攪拌する。
IV 冷めるまでかき混ぜる。
V 35℃でCをIV に加える。
【0161】コポリマーNo.10をコンシステンシー付与剤および安定剤として使用する。
【0162】
界面活性剤調製物の例: 実施例4:ボディー洗剤 組成A (R) GENAPOL LRO液(Clariant) 4.00% (ラウレス硫酸ナトリウム)
B 香料 0.30%C 水 52.70% 着色剤 適量 保存剤 適量 (R) GENAGEN LDA(Clariant) 6.00% (ラウロアムホ−ジ醋酸二ナトリウム)
クエン酸 適量D コポリマーNo.1 1.00%製造:I BをA中に混入攪拌する。
II Cからの各成分を相い前後してIに添加する。
III pHを5.5に調製する。
IV DをII中に混入攪拌して粘度を調整する。
【0163】実施例1のポリマーが増粘剤として使用される。上述の界面活性剤との組合せで粘度が増加する。
【0164】
実施例5:ベビーシャンプー 組成:A 水 60.70% (R) GENAPOL ZRO液(Clariant) 6.00% (ラウレス硫酸ナトリウム)
(R) HOSTAPON CLG(Clariant) 8.00% (ラウロイルグルタミン酸ナトリウム)
(R) GENAPOL SBE (Clariant) 5.00% (ラウレススルホコハク酸二ナトリウム)
フレグランス 0.30% 着色剤溶液 適量 保存剤 適量B ポリマーNo.44 1.00%製造:I BをAに溶解する。
II 場合によってはpHを調整する。
【0165】ポリマーNo.44はコンディショナーとして使用され、調製物の粘度を界面活性剤との組合せで増加させる。
【0166】
実施例6:抗燐片シャンプー(透明)
組成:A (R) OCTOPIROX (Clariant) 0.50% (ピロクトン・オイルアミン(Piroctone Olamine))B 水 10.00%C (R) GENAPOL LRO液(Clariant) 30.00% (ラウレス硫酸ナトリウム)
(R) Belsil DMC6032(Wacker Chemie) 1.50% (ジメチコンコポリオールアセテート)
フレグランス 0.30%E (R) ALLANTOIN (Clariant) 0.30%F 水 46.40%G 着色剤溶液 適量 パンテノール(panthenol) (Hoffmann La Roche) 1.00% (R) GENAGEN CAB (Clariant) 8.00% (コカミドプロピル−ベタイン)
H 実施例28のポリマー 1.10%製造:I AをBと混合する。
II Cを溶液が透明になるまでI中に混入攪拌する。
III Dの各成分を相前後して添加する。
IV EをF中に加温しながら混入攪拌し、次いでI中に混入攪拌する。
V Gの各成分を相前後して添加する。
VI 場合によってはpHを調整する。
VII HをI中に混入攪拌することによって粘度を調整する。
【0167】実施例28のポリマーは好ましくはこの実施例では一方ではコンシステンシー付与剤および特に安定剤、および不溶性成分の分散剤として役立つ。更に実施例28のポリマーはヘアのコンディショニング効果も示す。
【0168】
実施例7:抗燐片シャン(真珠光沢あり)
組成:A 水 38.7%B (R) HOSTAPON SCI−65(Clariant) 3.00% (ココイルイセチオン酸ナトリウム)
(R) GENAPOL LRO液(Clariant) 35.00% (ラウレス硫酸ナトリウム)
(R) HOSTAPON KCG (Clariant) 5.00% (ココイルグルカミン酸ナトリウム)
(R) Belsil DMC6032(Wacker) 1.00% (ジメチコンコポリオールアセテート)
フレグランス 0.30% (R) GENAGEN CAB (Clariant) 9.00% (コカミドプロピル−ベタイン)
(R) GENAPOL TSM (Clariant) 4.00% (PEG−3ジステアレートおよびラウレス硫酸ナトリウム)
Merquat 550 0.50% (ポリクワテルニウム−7)
Zinc Omadine FRS(Olin) ピリチオネ亜鉛(Zinc Pyrithione)(48%濃度) 2.50% コポリマーNo.14 1.00% 着色剤溶液 適量 保存剤 適量製造:I 80℃でBをAに溶解する。
II 約35℃に冷却した後にCの各成分を相前後して添加する。
【0169】実施例14のポリマーはこの実施例では一方では(界面活性剤と組合せて)コンシステンシー付与剤としておよび特に不溶性着色剤の安定剤および分散剤として役立つ。
【0170】
ジェルの実施例: 実施例8:コンディショニング特性を有するヘア用ジェル 組成:A 水 92.00% パンテノール 1.50% UV Absob S5 0.05% (ベンゾフェノン−4) 着色剤溶液 適量 保存剤 適量B (R) Emulsogen HCO 040(Clariant) 0.50% (PEG−40水素化ひまし油)
香料 適量C コポリマーNo.26 2.00%D Gafquat 755N(ISP) 2.50% (ポリクワテルニウム−11) 製造:I Aの各成分を混合する。
II Bの各成分を混合しそしてIに添加する。
III CをDにそしてこれをIに加える。
【0171】コポリマーNo.26は効果的な増粘剤として作用しかつ追加的にコンディショニング特性を有している。
【0172】
実施例9:強い保持性のあるヘア用ジェル 組成:A 水 71.50% PVP K−30(ISP) 4.00% PVP 30.00% エタノール 0.50% パンテノール 0.50% UV Absob S5 0.05% (ベンゾフェノン−4) 着色剤溶液 適量 保存剤 適量B Abil B8851(Goldschmidt) 1.00% (ジメチルコンコポリオール)
(R) Emulsogen HCO 040 0.50% (PEG−40水素化ひまし油)
香料 適量C コポリマーNo.63 2.50%製造:I Aの各成分を混合する。
II Bの各成分をIに添加する。
III C成分をIに加える。
【0173】コポリマーNo.63は非常に良好な耐アルコール性のある増粘剤として使用され、更に不溶性の油成分の懸濁剤および安定剤として役立つ。
【出願人】 【識別番号】597109656
【氏名又は名称】クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング
【出願日】 平成13年9月27日(2001.9.27)
【代理人】 【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史 (外3名)
【公開番号】 特開2002−326907(P2002−326907A)
【公開日】 平成14年11月15日(2002.11.15)
【出願番号】 特願2001−295997(P2001−295997)