| 【発明の名称】 |
発毛剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】上原 兼治
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| 【要約】 |
【課題】毛根の活性化、毛髪の原料、及び毛髪細胞のエネルギー源を組合せ内服によって毛根を活性化して発毛を促進する。
【解決手段】毛髪材料のシスチンを多く含むミレットエキス900mg、毛母細胞の活性を阻害する5αリダクターゼの活性を抑制するノコギリヤシエキス800mg、たんぱく質合成のエネルギー源としてのクエン酸380mg、ストレスを緩和する脳内アミノ酸であるテアニン200mg、栄養素としてのビール酵母120mgを混合して錠剤とした発毛剤を、一日2400mg服用することにより、約半年後に硬毛の発毛が認められた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】シスチン含有物質、5αリダクターゼ活性抑制物質及びクエン酸を主成分とする内服発毛剤。 【請求項2】請求項1において、シスチン含有物質がミレットエキスであり、5αリダクターゼ活性抑制物質がノコギリヤシエキスである内服発毛剤。 【請求項3】請求項2において、更にテアニンを含む内服発毛剤。 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、ミレットエキス34〜40重量%、ノコギリヤシエキス28〜37重量%、クエン酸12〜20重量%である内服発毛剤。詳細な説明 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛母細胞を活性化させる内服用発毛剤に関する。 【0002】 【従来の技術】ノコギリヤシから抽出されるエキスが、前立腺肥大症の治療薬として効果があることが知られており、このノコギリヤシエキスの生体に対する作用から毛母細胞の活性化に作用することが予測され、特開平9−100220号公報にはノコギリヤシのエキスを頭皮から直接毛母細胞に吸収させようとして、養毛剤、育毛剤または発毛促進剤、整髪剤やシャンプーなどの毛髪用剤に混入して使用することが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、頭皮から直接的に毛根に作用させようとしても皮膚経由の吸収量は限られており、毎日毛髪にふりかけてマッサージしなければならず、外出や旅行の際には育毛剤の容器を持ち運ばなければならず、面倒であった。本発明は、ノコギリヤシエキスの毛母細胞活性化作用を内服によって得られるようにするとともに、ノコギリヤシエキスの毛母細胞を活性化させる作用を最大限引き出そうとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】頭髪を構成するシスチン含有物質、5αリダクターゼ活性抑制物質及びクエン酸を主成分とすることにより、毛母細胞の活性化と毛髪の成分物質の供給、及び毛髪生成のためのエネルギー源を供給して発毛を促進するものである。具体的には、シスチンを含む頭髪原料であるミレットエキス、毛母細胞のエネルギー代謝を阻害する酵素の5αリダクターゼの活性を抑制するノコギリヤシエキス及びクレブス回路においてエネルギー産出に重要なクエン酸を主成分とすることによって発毛効果を体内から発現させたものである。 【0005】ミレットエキスは天然植物成分で毛髪の成分である含硫アミノ酸を含む上に頭髪への到達率が高い成分である。ノコギリヤシエキスには頭髪たんぱく質合成に必要なエネルギー代謝の抑制に拮抗する成分が含まれている。クエン酸は、細胞が成長、増殖するために欠かせないエネルギー源としてのアデノシン三リン酸(ATP)を生合成する原動力となるものであり、本発明は以上の三成分を主成分とする内服発毛剤である。 【0006】毛髪は皮膚の一部が変化してできたものであり、毛髪も皮膚もその成分はたんぱく質であるが、皮膚と毛髪ではそれぞれのたんぱく質を構成するアミノ酸の種類や割合が異なっており、毛髪たんぱく質は、18種類のアミノ酸が結合しているものであってケラチンと呼ばれる。ケラチンを構成するアミノ酸を表1に示す。 【0007】 【表1】
【0008】表1からわかるように、頭髪たんぱく質には硫黄を含むアミノ酸のシスチンが16%と最も多く含有されている。一方皮膚たんぱく質にはシスチンは3%程度である。シスチンは、シスチン結合によって互いに結合しており、このため頭髪は硬く、かつ、弾性を有し、曲げても元に戻る性質を有している。ミレットエキスは、このシスチンを多量に含む天然植物エキスである。 【0009】ノコギリヤシは、北米原産のヤシ科の植物で、薬用植物である。このノコギリヤシの熟した果実から抽出されるエキスが、酵素である5αリダクターゼの働きを抑制することから、前立腺肥大症の治療薬として使用されている。 【0010】 【作用】図1及び図2に示すように、脱毛の原因は以下のような過程で発生すると考えられる。男性ホルモン(テストステロン)が血液で運ばれて毛球細胞に到達すると、毛球細胞内の酵素である5αリダクターゼによってジヒドロテストステロンに(5αDHT)変えられる。ジヒドロテストステロンは細胞核に入り、細胞のエネルギー源であるブドウ糖に作用してアデノシン三リン酸の生成を著しく阻害し、糖代謝に悪影響を与える。即ち、ジヒドロテストステロンによってペントースサイクルが乱れてしまい、アデニールサイクラーゼを低下させ、更に、サイクリックAMPを低下させてアデノシン三リン酸の生産量が少なくなるのである。 【0011】毛髪が生育する際に必要とされるエネルギー源の元であるアデノシン三リン酸の生成が阻害されると、頭髪の原料であるたんぱく質が合成されず、毛母細胞は活性を失って角化しはじめ、休止期毛となり、抜け落ちてしまう。ノコギリヤシエキスは、この5αリダクターゼの酵素活性を抑制し、ジヒドロテストステロンの生成を減少させ、アデノシン三リン酸の生成が阻害されないようにして毛髪たんぱく質合成に必要なエネルギーが十分に供給されるようして毛母細胞を活性化し、発毛を促進するのである。 【0012】ノコギリヤシのエキスは前立腺肥大症の治療薬として実績があり、テストステロン自体の活性を抑制しないので、インポテンツなどの副作用は生じず、毛母細胞の働きの活性化や血行促進、保湿効果、過剰皮脂の抑制などが期待できる。 【0013】本発明の発毛剤によって毛母細胞の働きを活性化し、加えて日常の食事や栄養補助食品などにより毛髪の育成・生成に関与する各種栄養素を補い、ストレスを緩和することによって発毛は更に促進される。 【0014】 【実施例】粉体状の各成分を表2に示す配合で混合調整し、錠剤に成形した。本発明発毛剤の主要成分であるミレットエキス(株式会社創薬研究所)、ノコギリヤシエキス、クエン酸に加えてアミノ酸の一種でストレス緩和に有効である緑茶の成分のテアニン(L−テアニン)を添加してストレス面からの発毛阻害を防止し、更に栄養源としてビール酵母を加えてある。 【0015】 【表2】
【0016】成形した錠剤を各年齢層の脱毛で悩む人に1日量とし2400mgを内服させたところ、表2に示すように100%の発毛が認められた。 【0017】発毛効果が顕著な実施例4について服用者の年齢、脱毛タイプ、服用後の発毛効果の出現時期を表3に示す。早い人で服用後30日で軟毛の出現がみられ、更に服用を続けると硬毛が出現した。なお、脱毛タイプのO型は、頭頂部の毛髪が薄くなるタイプであり、M型は両脇が生え際から脱毛するタイプである。 【0018】 【表3】
【0019】 【発明の効果】本発明は、シスチン含有物質であるミレットエキス、5αリダクターゼ活性抑制剤であるノコギリヤシエキス及びクエン酸を主成分とし、内服することによって毛髪を構成するアミノ酸を供給し、毛母細胞を活性化し、更に、毛髪を形成するたんぱく質を生成するためのエネルギー源を供給することによって毛髪を頭部に蘇らせることができる。そして、本発明の発毛剤は天然の物質で構成されているので副作用がなく、内服して発毛効果を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501067045 【氏名又は名称】上原 兼治 【識別番号】501169349 【氏名又は名称】株式会社ヘルスアップ
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| 【出願日】 |
平成13年4月25日(2001.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108327 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 良和
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| 【公開番号】 |
特開2002−322050(P2002−322050A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月8日(2002.11.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−128128(P2001−128128) |
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