| 【発明の名称】 |
皮膚活性化芳香植物酢液と、その製造法 |
| 【発明者】 |
【氏名】薄井 守人
【氏名】萩原 靖弘
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| 【要約】 |
【課題】炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液に、天然の芳香抽出成分を添加させることにより、それら酢液の効能を維持しつつ特有の炭化臭を和らげて心地よい香を発散させ、浴用剤、塗布剤などとして主として皮膚の活性化に資する芳香植物酢液と、その製造法を提供する。
【解決手段】植物の炭化過程で生ずる木酢液、竹酢液等の植物酢液に天然芳香素材の抽出成分を添加して成る主として皮膚の活性化に資する芳香植物酢液と、植物酢液に天然芳香素材を漬け込んで芳香成分を浸出させて成る芳香植物酢液の製造法である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物の炭化過程で生ずる植物酢液に天然芳香素材の抽出成分を添加して成る主として皮膚活性化芳香植物酢液。 【請求項2】 植物酢液が木酢液である請求項1記載の皮膚活性化芳香植物酢液。 【請求項3】 植物酢液が竹酢液である請求項1記載の皮膚活性化芳香植物酢液。 【請求項4】 天然芳香素材が、檜,楠,くろもじ,アスナロ,杉,白壇等の香木、ローズ,ハーブ,葉茶等の芳香草花・葉、ミカン,リンゴ,柿,レモン,しょうが,ウコン等の芳香果実の果肉又は種、果肉の粉末・野菜の、いずれか一つ又は二つ以上である請求項1乃至3記載のうちいずれか一項記載の皮膚活性化芳香植物酢液。 【請求項5】 採取された植物酢液が精製されたものである請求項1乃至4記載のうちいずれか一項記載の皮膚活性化芳香植物酢液。 【請求項6】 植物酢液に天然芳香素材を適量の割合で漬け込んで芳香抽出成分を浸出させ植物酢液中に均一に混加することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の皮膚活性化芳香植物酢液の製造法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、炭化過程で採取され精製処理された木酢液、竹酢液等の植物酢液を母材とし、これに天然芳香抽出成分を添加させることにより、それら酢液の効能を維持しつつ特有の炭化臭を和らげて心地よい香を発散させる、浴用剤、塗布剤など、主として皮膚の活性化に資する芳香植物酢液に関する。 【0002】 【従来の技術】木酢液や竹酢液は、防虫防黴剤をはじめ入浴剤、飲料添加物などに使用され、人体にも種々の健康維持増進作用をもたらすことから、その利用に注目を集めているが、特有の炭化臭(火事場に漂うような臭い)を発することから好き嫌いが多く、特に食生活や生活環境の変化した現代の若年層に違和感が多く、折角の自然の恵みを享受できないでいる。 【0003】他方、ホルムアルデヒドに代表される化学剤等による環境汚染、即席食品とその添加剤などの影響で、幼児、児童などアトピー症状や湿疹症などアレルギー疾患に悩む者が年々増加の一途をたどり、イライラ等の心身症との深い関係が取り沙汰されている昨今の状況にある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかかる実情に鑑みてなされたもので、上記理由から敬遠されがちな、それでいて全く副作用に縁のない天然の恵みである、植物の炭化過程で生ずる植物酢液に注目し、これを母材として、同じく天然の芳香素材の抽出成分を添加することにより心地よい臭いに転換し、浴用剤、塗布剤として皮膚の活性化に資する芳香植物酢液を提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、植物の炭化過程で得られる植物酢液又は精製された植物酢液に、天然芳香素材の抽出成分を添加して、主として皮膚活性化芳香植物酢液を構成する。 【0006】また、上記構成において、植物酢液が木酢液である皮膚活性化芳香植物酢液である。 【0007】さらに、上記構成において、植物酢液が竹酢液である皮膚活性化芳香植物酢液である。 【0008】そしてまた、上記各構成において、天然芳香素材が、檜,楠,くろもじ,アスナロ,杉,白壇等の香木、ローズ,ハーブ,葉茶等の芳香草花・葉、ミカン,リンゴ,柿,レモン,しょう,ウコン等の芳香果実の果肉又は種、果肉の粉末・野菜の、いずれか一つ又は二つ以上である皮膚活性化芳香植物酢液である。 【0009】本発明は、また、植物酢液に天然芳香素材を適量の割合で漬け込んで芳香抽出成分を浸出させ植物酢液中に均一に混加することを特徴とする上記各構成の皮膚活性化芳香植物酢液のうちいずれか一つの皮膚活性化芳香植物酢液の製造法である。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る皮膚活性化芳香植物酢液を、その製造法にもとづいて説明する。まず、植物酢液として例えば木酢液を密閉容器に入れ、天然芳香素材として例えば香木の木質部のチップを、前記木酢液9量部に対し、1量部の割合で漬け込み、約90日間、常温、遮光状態に置く。 【0011】その間、初めの10日間ぐらいは一日に一回程度容器内を充分攪拌して、木酢液と檜チップがよく触合うようにする。約90日間経ると、香木の香、有効成分が木酢液に浸出し、添加される。これと同時に香木チップが酢液中の残留タール分を吸着して木酢液の安全性が高まる。常温下で製するので冬季などの低温環境にあっては、製造期間は4〜5ケ月程度に延びる。なお、添加された香、成分は揮発し、徐々に減効するので、製品容器詰めの際に、新鮮な香木チップを二、三片入れて密封する。 【0012】 【実施例1】 植物酢液 木酢液原液 80リットル天然芳香素材 檜の木質部チップ 20Kg漬け込み期間 3ケ月以上によって得られた芳香植物酢液は、原液の琥珀色よりやや薄い色を呈しているが、これは木質部チップの導管部に残留タール分が吸着されたためである。檜の成分ヒノキチオール等の香りが木酢液特有の臭いを和らげ、森林の香りを呈し、また木酢液のポリフェノール等の成分が相乗して、血行促進、疲労回復の効能を保持する。なお、木酢液の原液量に対する木質部チップの漬け込み量は、重量に換算して約40%以下とする。それ以上に漬け込むと、木酢液の表面にに油脂分の膜が形成されて浴用剤として用いた場合、浴槽等が油汚れするからである。 【0013】 【実施例2】 植物酢液 木酢液原液 80リットル 天然芳香素材 ローズのエッセンスを沁み込ませた乾燥ストロー 及び干し草 10Kg 漬け込み期間 3ケ月芳香植物酢液の色は、原液よりやや濃い琥珀色を呈する。ローズの色素が浸出するためである。ハーブエッセンスの油分は乾燥ストロー及び干し草に吸着されて木酢液とエッセンスの分離のない液体に仕上がった。木酢液特有の臭いは希少となり、ローズの香を仄かに発散する。入浴剤、顔面等の皮膚を活性する化粧水として最適である。木酢液の原液量に対する漬け込み量は、重量に換算して約15%以下とする。それ以上に漬け込むと、油脂分の浸出はなかったがエッセンスの臭いが強すぎて違和感があった。 【0014】 【実施例3】
芳香植物酢液の色は、原液よりやや濁りを増し濃い琥珀色を呈する。ウコンの臭いと竹酢液の臭いが混じり合い、独特の香りに変化した。残留タール分は、乾燥ストロー及びクマザサに吸着される。濾過精製して入浴剤として使用する。 【0015】 【作用並びに効果】本発明による芳香植物酢液は以上のようで、母材である植物酢液も添加物である芳香素材も共に天然物で、化学剤等の合成物を一切使用していないから、人体への副作用なく安全性が約束される。そして木酢液、竹酢液等の薬理作用と芳香素材による心地よい香の加味とが相俟って、好き嫌いなく浴用剤、化粧水などに適用して主として皮膚の活性化、心身のリラクゼーションをもたらすことができる。 【0016】製造方法も簡単で安価に生産できることも大きな利点であり、木酢液、竹酢液の普及に大いに役立つ。 【0017】本発明者が実験した結果、入浴剤としての皮膚からの吸収の他、リンス剤として、また化粧水、塗布剤として肌荒れ防止、水虫予防、汗疹、股ズレなど、総じて皮膚の活性化に著しい効果を発揮する。 【0018】実施例1、2、3の夫々について、成果を表にすると以下の通りである。 実施例1 実施例2 実施例3 (入浴剤) (化粧水) (入浴剤) (塗布剤) (入浴剤) 香り 良好 70% 良好 90% 良好 65%使い心地 良好 80% 良好 80% 良好 80%効能 良好 70% 良好 80% 良好 70%*実験対象は30代〜60代の男女各20人について、一ケ月間にわたって行った。 *香、使い心地はいずれも官能試験の結果であり、特に使い心地については違和感に重点を置いた。 *入浴剤の効能については、入浴中のリラクゼーション、血行促進の他、反復使用により、肌荒れ防止、皮膚の潤い感、痒みの解消がもたらされた。 *化粧水の効能については、100倍希釈液で毎日顔や肌を洗ったところ、ニキビや吹き出物が消えた。 *塗布剤の効能としては、水虫の予防、肌荒れの解消、汗疹(ワキガ)、股ずれ、肌の若返り(スベスベ感)等に著効が見られた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501215233 【氏名又は名称】薄井 守人 【識別番号】501215222 【氏名又は名称】萩原 靖弘
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| 【出願日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−322025(P2002−322025A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月8日(2002.11.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−161420(P2001−161420) |
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