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【発明の名称】 化粧品組成物または皮膚科学組成物における抗刺激剤としてのポリアミド粒子の使用
【発明者】 【氏名】イザベル・クルトン

【要約】 【課題】刺激性副作用を有する一以上の化合物の刺激作用を低減する。

【解決手段】化粧品組成物、特に刺激性副作用を有する一以上の化合物を含む化粧品組成物における抗刺激剤として、ポリアミド粒子を用いる。前記ポリアミド粒子は、特にナイロン(登録商標)-6、およびナイロン(登録商標)-12、並びにこれらの混合物から選択され、1g/cm3から1.84g/cm3の範囲の密度を有し、5μmから50μmの範囲の平均粒径を有する。前記ポリアミド粒子は、組成物の全重量に対して0.001から30重量%、好ましくは0.01から20重量%の範囲の量で含まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 化粧品組成物における抗刺激剤としてのポリアミド粒子の化粧的使用。
【請求項2】 刺激性副作用を有する一以上の化合物を含む化粧品組成物の刺激作用を低減するためのポリアミド粒子の化粧的使用。
【請求項3】 ポリアミド粒子が、1g/cm3から1.84g/cm3の範囲の密度を有することを特徴とする、請求項1または2記載の使用。
【請求項4】 ポリアミド粒子が、5μmから50μmの範囲の平均粒径を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の使用。
【請求項5】 ポリアミド粒子が、ナイロン(登録商標)-6、およびナイロン(登録商標)-12、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項6】 ポリアミド粒子が、組成物の全重量に対して0.001から30重量%、好ましくは0.01から20重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の使用。
【請求項7】 刺激性副作用を有する化合物が、活性剤、防腐剤、界面活性剤、香料、溶剤、およびプロペラント、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2ないし6のいずれか一項に記載の使用。
【請求項8】 刺激性副作用を有する化合物が、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸、α-ケト酸、β-ケト酸、レチノイド、アントラリン、アントラノイド、過酸化物、ミノキシジルとその誘導体、リチウム塩、毛髪染料または毛髪着色料、芳香性アルコール溶液、発汗抑制剤、除毛活性剤またはパーマネントウェーブ活性剤、脱色剤、カプサイシン、抗シラミ活性剤、洗浄剤、殺菌剤、およびアニオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2ないし7のいずれか一項に記載の使用。
【請求項9】 刺激性副作用を有する化合物が、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、およびマンデル酸、並びにこれらの誘導体、サリチル酸とその誘導体、5-n-オクタノイルサリチル酸、および5-n-ドデカノイルサリチル酸、並びにこれらのエステル、レチノールとそのエステル、レチナール、レチノイン酸とその誘導体、フェノキシエタノール、オクトキシグリセロール、カプリリルグリコール、アルキルスルファート、およびアルキルエーテルスルファート、並びにこれらの塩、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか一項に記載の使用。
【請求項10】 刺激性副作用を有する化合物の量が、組成物の全重量に対して、0.0001から50重量%、好ましくは0.01から30重量%の範囲であることを特徴とする、請求項2ないし9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項11】 組成物が生理学的に許容できる媒体も含むことを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の使用。
【請求項12】 化粧品組成物に存在する刺激性副作用を有する少なくとも一つの化合物の刺激作用を低減または除去する化粧方法であって、ポリアミド粒子を組成物に添加することを特徴とする化粧方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局所的適用のための、並びに、化粧品組成物における刺激性副作用を有する一以上の化合物の刺激作用を低減するための、あるいは、これらの化合物を含む皮膚科学的組成物の調製のための、組成物における抗刺激剤としてのポリアミド粒子の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明では、刺激性副作用とは、刺激性皮膚作用(または皮膚刺激)であり、これは、通常、赤み、痛み、または刺痛により反映される皮膚からの反応であり、この反応は、皮膚に局所的に適用された天然または合成由来の化学化合物によって引き起こされる。この刺激は、刺激性の化合物の作用に直接関連した、上皮機能および/または構造の障害を伴う。
【0003】かくして、刺激性の化合物によって誘導された破壊の後に、壊れた恒常状態を回復、もしくは引き起こされたダメージを修復するべく、皮膚から多かれ少なかれ強い反応が起こる。刺激性の化合物が皮膚を攻撃した場合、それが細胞および組織に存在していた一部の物質と反応し、かつ/または、細胞内物質を放出し得る。これらの放出された物資は、今度は、上皮または真皮の別のターゲットに対して活性になりうる。かくして、これが、反応のカスケードが開始する機構であり、血液細胞およびそれらが放出した物質を召集することにより、主に皮膚の刺激により特徴付けられる刺激プロセスを引き起こす。このプロセスは、特に、主として適用された化合物の量および/または質、および/またはその化合物の使用者に依存して、種々の程度に、異常感覚(熱、火傷感覚、かゆみまたはそう痒、刺痛感覚、緊張等)、赤み、および/または浮腫により、反映される。
【0004】特に敏感肌の個人(使用者)にとって、刺激性副作用を有する化合物、すなわち皮膚刺激を引き起こしうる化合物は、明らかに別の作用のために、化粧品または皮膚科学組成物中に存在する。
【0005】かくして、角質溶解活性剤を含む化粧品組成物は、老化に対処するために用いられ、特に、落屑活性剤または細胞再生を促進する活性剤、例えば、α-ヒドロキシ酸(特に、乳酸、グリコール酸、またはクエン酸)、β-ヒドロキシ酸(特にサリチル酸および5-n-オクタノイルサリチル酸)、およびレチノイド(特にレチノールとそのエステル)が用いられる。不都合なことに、これらの活性剤が過剰に大量に用いられると、適用後に刺痛、かゆみ、または緊張を引き起こし、大きな不快感を引き起こしうるという欠点を有する。これらの化合物の使用は、特に敏感肌の使用者には、制限されるべきである。
【0006】さらに、化粧品または皮膚科学組成物において不活性と考えられている一部の化合物、例えば、防腐剤、界面活性剤、香料、溶剤、またはプロペラントでさえ、ケラチン物質、特に頭皮を含む皮膚に適用された場合に、刺激特性を有する場合があり、この刺激性は、使用された化合物および使用者の皮膚の感受性に依存する。かくして、例えば、油中水型(W/O)または水中油型(O/W)もしくは三重エマルションの形態の組成物における乳化剤として、あるいは、例えば、ヒトの皮膚をクレンジングするための組成物における洗浄剤として、化粧品または皮膚科学組成物において界面活性剤、乳化剤、または洗浄剤を用いることは一般的である。同様に、組成物の良好な保存を確実にするために防腐剤を添加すること、または、望ましい香りを製品に与えるために香料を添加することも一般的である。
【0007】刺激性のある化合物は、一般に少量で用いられる。これらの化合物を少量で用いることは、より活性は劣るが、殆どまたは全く刺激がなく、そのために大量に用いられる別の化合物を使用することに対して、あるいは、化合物の最終的な性質に対して、例えば、乳化剤に関する場合であれば組成物の安定性、また、防腐剤に関する場合であれば組成物の適当な保存という点で、あまり利益がない場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かくして、化粧および皮膚科学の分野では、使用者が欠点を見出しうる刺激特性を有する手段を用いることなく、これらの化合物を用いる手段を見出すこと、および、刺激性副作用を有する化合物を含むが、快適かつ非刺激性である化粧品または皮膚科学組成物を得ることが依然として必要性とされている。
【0009】本願出願人は、ポリアミド粒子が、これらの化合物の刺激性を制限または除去さえ可能にすることを見出した。
【0010】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明の一つの主題は、化粧品組成物における抗刺激剤としてのポリアミド粒子の化粧的使用である。
【0011】また、本発明は、刺激性副作用を有する一以上の化合物を含む化粧品組成物の刺激作用を低減するためのポリアミド粒子の化粧的使用にも関する。
【0012】また、本発明は、化粧品組成物に存在する刺激性副作用を有する少なくとも一つの化合物の刺激作用を低減または除去する化粧方法であって、ポリアミド粒子を組成物に添加することを特徴とする化粧方法にも関する。
【0013】本発明は、特に、刺激性副作用を有する化合物が引き起こし得る刺激を除去するという利点、および、前記化合物の効力を改善するために、通常用いられる量と比較した場合に、化粧品または皮膚科学組成物中の刺激性副作用を備えた化合物の量を増加せしめることを可能にするという利点を有する。かくして、界面活性剤、防腐剤、または角質溶解活性剤、例えばヒドロキシ酸またはレチノイドを、使用者に不快感を与えることなく用いることができる。
【0014】本発明に従って用いられる組成物は、局所的適用を意図したものであるので、生理学的に許容できる媒体、すなわち、全てのケラチン物質、例えば頭皮を含む皮膚、爪、粘膜、目、および髪、あるいは身体の皮膚の他のあらゆる部位に適合する媒体を含む。
【0015】好ましくは、ポリアミド粒子は、有効量、すなわち、刺激量で存在する刺激性副作用を有する化合物により引き起こされうる刺激性皮膚作用が低減、あるいは消失するに十分な量とされる。
【0016】本発明にかかるポリアミド粒子の有効量は、刺激性皮膚作用を低減または除去させるに十分なポリアミド粒子の量である。かくして、この量は、用いられる粒子、用いられる刺激性を有する化合物の量および性質、および/またはこの化合物に対する使用者の感度と相関して変化する。しかしながら、例示するならば、本発明にかかる組成物は、一般に、組成物の全重量に対して、0.001から30重量%、好ましくは0.01から20重量%、さらに好ましくは0.1から10重量%、そしてさらに好ましくは0.1から5重量%の範囲の濃度で、ポリアミド粒子を含む。
【0017】一般的に、本発明に従って用いられるポリアミド粒子は、CTFA名称“ナイロン(Nylon)12”または“ナイロン6”のもとに記載されている。粒子の混合物、および例えば、ナイロン(登録商標)-6とナイロン(登録商標)-12の混合物を用いることができる。
【0018】本発明で用いられるポリアミド粒子は、特に、Atochem社から“Orgasol”の名称で市販されているものとすることができる。これらの粒子を得るための方法は、例えば、FR-A-2619385号公報またはEP-A-303530号公報に記載されている方法である。これらのポリアミド粒子は、さらに、名称“ポリアミド12”または“ポリアミド6”のもとに、その種々の物理化学的特性について知られている。
【0019】本発明で用いられる粒子は、TORAY社からSP500の名称で市販されているものであってもよい。
【0020】本発明にかかる組成物では、前記粒子は、一般的に、1g/cm3から1.84g/cm3、特に1.0g/cm3から1.4g/cm3の範囲の密度を有する。
【0021】本発明の粒子は、好ましくは実質的に球形かつ固形であり、これらは特に5μmから50μmの範囲、特に10μmから30μmの範囲の平均粒径を有する。
【0022】特に敏感肌の保有者にとって、皮膚刺激を引き起こし易い、刺激性副作用を有する化合物は、特に、活性剤、防腐剤、界面活性剤、香料、溶剤、またはプロペラント、並びにこれらの混合物である。
【0023】刺激性副作用を有しがちな活性剤は、例えば、−角質溶解剤、例えば、α-ヒドロキシ酸、例えばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、およびマンデル酸、並びにこれらの誘導体;β-ヒドロキシ酸、例えば、サリチル酸とその誘導体;α-ケト酸、例えば、アスコルビン酸またはビタミンC、およびその誘導体;β-ケト酸;レチノイド、例えばレチノールとそのエステル、レチナール、レチノイン酸、およびその誘導体(例えば、FR-A-2570377、EP-A-199636、EP-A-325540、およびEP-A-402072号公報に記載されているもの);
−アントラリン(ジオキシアントラノール);
−アントラノイド(例えば、EP-A-319028号公報に記載されているもの);
−過酸化物(特に過酸化ベンゾイル);
−ミノキシジルとその誘導体;
−リチウム塩;
−毛髪染料または毛髪着色料、例えば、パラフェニレンジアミン(p-PDA)、およびその誘導体、例えばN-フェニル-p-PDAおよびトルエン-2,5-ジアミンスルファート;メタ-フェニレンジアミン(m-PDA)およびその誘導体、例えばトルエン-3,4-ジアミン;オルト-フェニレンジアミン(o-PDA);
−芳香性アルコール溶液(香料、オード・トワレ、アフターシェーブ、および脱臭剤);
−発汗抑制剤(一部のアルミニウム塩);
−除毛活性剤またはパーマネントウェーブ活性剤(チオール、アンモニア水溶液);
−脱色剤(ヒドロキノン);
−カプサイシン;
−抗シラミ活性剤(ピレトリン);
−洗浄剤(イオン性および非イオン性);並びに−これらの混合物を挙げることができる。
【0024】サリチル酸誘導体のなかでも、5-n-オクタノイルサリチル酸、および5-n-ドデカノイルサリチル酸、並びにこれらのエステルを特に挙げることができる。
【0025】挙げることのできる防腐剤は、フェノキシエタノール、および殺菌剤、例えばオクトキシグリセロールまたは1-(2-エチルヘキシル)グリセリルエーテル(SEPPIC社から市販されているSensiva SC 50)、およびStraetmans社から市販されているカプリリル-グリコール(または1,2-オクタンジオール)を含む。
【0026】挙げることができる界面活性剤は、特に、アルキルスルファートおよびアルキルエーテルスルファートのようなアニオン性界面活性剤、例えばラウリルスルファートおよびラウリルエーテルスルファート、およびこれらの塩、特にこれらのナトリウム塩を含む。
【0027】この組成物は、同じ活性または異なる活性を有する、刺激性を有する一以上の化合物、例えば、界面活性剤と活性剤と防腐剤、あるいは防腐剤と界面活性剤を含んでもよい。
【0028】好ましくは、本発明の組成物における刺激性副作用を有する化合物の量は、皮膚刺激を引き起こすが、前記粒子が、この刺激を低減または除去するに十分な量とすることができる。この量は、使用される化合物、およびそれ(それら)を含む組成物の最終的な性質に依存する。例えば、組成物の全重量に対して、0.0001から50重量%、好ましくは0.01から30重量%、さらに好ましくは0.1から15重量%の範囲とすることができる。
【0029】本発明かかる局所適用用組成物の生理学的に許容できる媒体は、特に、水と、任意に、生理学的に許容できる有機溶媒であって、例えば、1から8の炭素原子、好ましくは1から6の炭素原子を含む低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、プロパノール、またはブタノール;6から80のエチレンオキシドを含むポリエチレングリコール;ポリオール、例えばプロピレングリコール、イソプレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール、またはソルビトールから選択された有機溶媒からなるものとすることができる。
【0030】この媒体は、無水媒体であってもよく、特に、油および/または油以外の脂肪物質を含む油性媒体であってもよい。
【0031】生理学的に許容できる媒体が水性である場合、皮膚に適合するpH、好ましくは3から8、さらに好ましくは4.5から7の範囲のpHを有することが好ましい。
【0032】組成物が、水性または水性−アルコール性媒体を含む場合、この媒体に脂肪相(または油相)を添加して、本発明の組成物をより柔軟かつより滋養分の多い(nourishing)ものとすることができる。
【0033】油相は、通常、少なくとも一つの油を含む。本発明の組成物で用いることができる油としては、例えば、−動物由来の炭化水素ベース油、例えばペルヒドロスクアレン;
−植物由来の炭化水素ベース油、例えば4から10の炭素原子を有する脂肪酸の液状トリグリセリド、例えばヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド、もしくは例えば、ヒマワリ油、コーン油、ダイズ油、マロー油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、アララ油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社から市販されているもの、またはDynamit Nobel社からMiglyol 810、812および818の名称で市販されているもの、ホホバ油、またはカリテバター油;
−特に脂肪酸の合成エステルおよび合成エーテル、例えば、式R1COOR2およびR1OR2の油(式中、R1は8から29の炭素原子を含む脂肪酸残基を示し、かつ、R2は3から30の炭素原子を含む分枝状または非分枝状の炭化水素ベース鎖を示す)、例えば、パーセリン油、イソノニルイソノナノアート、イソプロピルミリスタート、2-エチルヘキシルパルミタート、2-オクチルドデシルステアラート、2-オクチルドデシルエルカート、またはイソステアリルイソステアラート;ヒドロキシル化エステル、例えばイソステアリルラクタート、オクチルヒドロキシステアラート、オクチルドデシルヒドロキシステアラート、ジイソステアリルマラート、トリイソセチルシトラート、および脂肪アルキルヘプタノアート、オクタノアート、およびデカノアート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタノアート、およびジエチレングリコールジイソノナノアート;およびペンタエリトリトールエステル、例えばペンタエリトリチルテトライソステアラート;
−鉱物または合成由来の直鎖または分枝鎖状炭化水素、例えば、揮発性または不揮発性流動パラフィン、その誘導体、ペトロレアムジェリー、ポリデセン、およびパーラーム油(parleam oil)のような水素化ポリイソブテン;
−8から26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびこれらの混合物(セチルステアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール、またはリノレイルアルコール;
−アルコイル化(alkoylated)および特にエトキシル化脂肪アルコール、例えばオレス(oleth)-12;
−部分的に炭化水素をベースとした、および/またはシリコーンをベースとしたフルオロ油、例えば、JP-A-2295912号公報に記載されているもの。挙げることのできるフルオロ油の例は、BNFL Fluorochemicals社から“Flutec PC1(登録商標)”および“Flutec PC3(登録商標)”の商品名で市販されている、ペルフルオロメチルシクロペンタンおよびペルフルオロ-1,3-ジメチルシクロヘキサン;ペルフルオロ-1,2-ジメチルシクロブタン;3M社から“PF 5050(登録商標)”および“PF 5060(登録商標)”の商品名で市販されているドデカフルオロペンタンおよびテトラデカフルオロヘキサン、もしくはAtochem社から“Foralkyl(登録商標)”の商品名で市販されているブロモペルフルオロオクチルのようなペルフルオロアルカン;3M社から“MSX 4518(登録商標)”の商品名で市販されているノナフルオロメトキシブタン、およびノナフルオロエトキシイソブタン;ペルフルオロモルホリン誘導体、例えば3M社から“PF 5052(登録商標)”の商品名で市販されている4-トリフルオロメチルペルフルオロモルホリン;
−シリコーン油、例えば、直鎖または環状シリコーン鎖を有する揮発性または不揮発性ポリメチルシロキサン(PDMS)であって、室温で液状またはペースト状のもの、特にシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコーン)、例えばシクロヘキサシロキサン;シリコーン鎖のペンダントまたは末端に、2から24の炭素原子を有するアルキル、アルコキシまたはフェニル基を含むポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリカート、およびポリメチルフェニルシロキサン;
−これらの混合物を挙げることができる。
【0034】上記油の中で、表現“炭化水素ベース油”とは、主に炭素および水素原子を含み、かつ任意に、エステル、エーテル、フルオロ、カルボン酸、および/またはアルコール基を含むあらゆる油を意味する。
【0035】油相に存在することができる他の脂肪物質は、例えば、8から30の炭素原子を有する脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸;ロウ、例えば、ラノリン、ミツロウ、カルナウバロウまたはカンデリラロウ、パラフィンロウ、亜炭ロウまたはマイクロクリスタリンロウ、セレシンまたはオゾケライト、合成ロウ、例えばポリエチレンロウ、フィッシャートロプシュロウ;ゴム、例えばシリコーンゴム(ジメチコノール);シリコーン樹脂、例えばトリフルオロメチル-C1-4-アルキルジメチコーンおよびトリフルオロプロピルジメチコーン;およびシリコーンエラストマー、例えばShin-Etsu社から“KSG”、Dow Corning社から“Trefil”、“BY29”または“EPSX”、あるいはGrantIndustries社から“Gransil”の商品名で市販されている製品である。
【0036】これらの脂肪物質は、当業者が、例えば稠性または質感に関して所望の特性を有する組成物を調製するために、種々の方法で選択できる。
【0037】本発明にかかる組成物は、局所的適用に通常用いられるあらゆる形態とすることができる。特に、水性、水性-アルコール性、または油性溶液、水中油型(O/W)または油中水型(W/O)または多重エマルション、水性または油性ゲル、液状、ペースト状または固形状の無水製品、または小球体を利用した水相における脂肪相の分散物の形態であって、前記小球体はナノスフェアおよびナノカプセルのようなポリマーナノ粒子とすることができ、あるいは、イオン性および/または非イオン性の液状ベシクルとすることができる。これらの組成物は、通常の方法に従って調製される。
【0038】さらに、本発明に従って用いられる化合物は、多かれ少なかれ流動性とすることができ、白色または有色のクリーム、軟膏、乳液、ローション、セーラム、ペースト、またはムースの外観を有することができる。これらは、任意に、エアゾールの形態で皮膚に適用できる。また、固形形態、例えばスティック形態とすることもできる。
【0039】本発明の特定の実施態様の一つによれば、本発明の組成物は、油中水型(W/O)または水中油型(O/W)エマルションである。エマルションの油相の比率は、組成物の全重量に対して5から80重量%、好ましくは5から50重量%の範囲とすることができる。エマルション形態の組成物に用いられる油、乳化剤、および共乳化剤は、化粧または皮膚科学に通常用いられるものから選択される。乳化剤および共乳化剤は、一般的に、組成物中に、組成物の全重量に対して、0.3から30重量%、好ましくは0.5から20重量%の範囲の比率で存在する。エマルションは、脂質ベシクルを含んでもよい。
【0040】エマルションは、一般に、両性、アニオン性、カチオン性、および非イオン性乳化剤から選択される少なくとも一つの乳化剤を含み、これらは単独または混合物として用いられる。乳化剤は、得られるエマルション(W/OまたはO/Wエマルション)に依存して適切に選択される。
【0041】W/Oエマルションの調製に用いられる乳化界面活性剤としては、例えば、ソルビタン、グリセロール、または糖のアルキルエステルまたはエーテル;シリコーン界面活性剤、例えばジメチコーンコポリオール、例えばDow Corning社から“DC 5225 C”の商品名で市販されているシクロメチコーンとジメチコーンコポリオールとの混合物、および、アルキルジメチコーンコポリオール、例えばDowCorning社から“Dow Corning 5200 Formulation Aid”の商品名で市販されているラウリルメチコーンコポリオール、およびGoldschmidt社からAbil EM 90(登録商標)のもとに市販されているセチルジメチコーンコポリオールを挙げることができる。
【0042】O/Wエマルションでは、挙げることのできる乳化剤の例は、非イオン性乳化剤、例えばグリセロールのオキシアルキレン化(特にポリオキシエチレン化)脂肪酸エステル;ソルビタンのオキシアルキレン化脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪アルキルエーテル;糖エステル、例えばスクロースステアラートを含む。
【0043】本発明の特定の実施態様では、本発明に従って用いられるポリアミド粒子は、他の抗刺激剤および/または抗炎症剤から選択された一以上の鎮静(calmant)活性剤と組み合わせられる。これらの鎮静剤は、ポリアミド粒子の抗刺激作用を補強する。
【0044】かくして、本発明の主題は、生理学的に許容できる媒体に、ポリアミド粒子と少なくとも一つの鎮静剤とを含む、局所適用用組成物でもある。
【0045】挙げることのできる鎮静剤は、例えば、−アラントイン;
−β-グリチルレチン酸、これを含む抽出物、例えば甘草(Glycyrrhiza glabra)抽出物、およびそれを含む複合物、例えばアラントイン/グリチルレチン酸複合物;
−凍結乾燥または非凍結乾燥プランクトン、その抽出物、およびその複合物;
−エシン(escin)とそれを含む植物抽出物、例えば通常のセイヨウトチノキの抽出物;
−キサンチン誘導体、例えばジエチルアミノエチルセオフィリンヒドロクロリド;
−花および植物の水および抽出物(例えば、水性、水性-アルコール性、または水性-グリコール性抽出物)、例えば、ヤグルマソウ水、カミルレ水、ミント水、ライム水、バラ水、シャクヤクの抽出物、サンザシの抽出物、ノコギリソウの抽出物、ゼニアオイの抽出物、キンセンカの抽出物、スイートクローバーの抽出物、セージの抽出物、ニワトコ水、二葉イチョウの抽出物、ウサギギク属の抽出物、ハナハッカの抽出物、緑茶の抽出物、スイレン花の抽出物、アイリスの抽出物、および樺の樹皮の抽出物;
−アジア酸(asiatic acid)およびそれを含む植物抽出物、例えば、センテラアジアチカ(Centella asiatica);
−ビサボロール(bisabolol);
−果実抽出物、例えばパイナップル抽出物またはパパイヤ抽出物;
−藻類、特にコンブ属(Laminaria)のようなタイプの藻類(例えば、紅藻類または褐藻類);
−ガンマ-オリザノール(orizanol);
−ピロリドンカルボキシラート、特に亜鉛(Zn-PCA)または銅(Cu-PCA)の塩;
−植物由来の油、例えばキャノーラ種油およびカリテ油;
−精油、例えばコエンドロ、バルサム、ラベンダー、ミント、およびカミルレの精油、並びにこれらの混合物;
−アセキサム酸(acexamic acid)およびトランスエキサム酸(transexamic acid)(トランス-4-アミノ-メチルシクロヘキサンカルボン酸);
−ウルソール酸、およびこれを含む抽出物、例えばローズマリー葉抽出物;
−フコースを含む多糖、例えば、Solabia社から市販されているFucogel 1000(フコース、ガラクトース、およびガラクツロン酸を含む1%多糖固形分を含む水溶液);
−電解質、特に、30から35%の塩化マグネシウム、20から28%の塩化カリウム、3から10%の塩化ナトリウム、0.2から1%の塩化カルシウム、0.1から0.6%の臭化マグネシウム、および0.1から0.5%の不溶物を含む水性混合物、前記混合物は、死海に含まれる主な塩に相当することから、ここでは“死海浴塩(Dead Sea bath salt)”と称する;
−例えばオートムギから得られたガラクトリピド、例えば、ジガラクトシルジグリセリドまたはモノガラクトシルジグリセリド;
−アミノ酸、その誘導体、およびその塩、例えばSEPPIC社からSepicalm Sの商品名で混合物の形態で市販されているココイル鎖にグラフトしたアミノ酸のナトリウム塩、SEPPIC社からLipacide C8Gの商品名で市販されているカプリロイルグリシン、SEPPIC社からSepicontrol A5の商品名で市販されているカプリロイルグリシン、シナモン、およびサルコシンの混合物;
−TNF-アルファアンタゴニスト、例えば、リソフィリン(lisophylline)、A802715、スルファサラジン、CDP-571(抗TNFアルファ抗体)、およびMDL-201112;
−サブスタンスPアンタゴニスト、例えばセンダイド(sendide)、スパンタイドII(spantide II)、EP-A-680749号公報に記載されているペプチド、およびEP-A-761204号公報に記載されている線維状細菌の抽出物;
−およびこれらの混合物を含む。
【0046】鎮静剤の量は、組成物の全重量に対して、例えば、0.001から20重量%、好ましくは0.01から15重量%の範囲とすることができる。
【0047】周知の通り、本発明の化粧品または皮膚科学組成物は、化粧または皮膚科学で一般的なアジュバント、例えば、親水性または親油性ゲル化剤、上記以外の親水性または親油性活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、フィラー、親油性または親水性サンスクリーン剤、殺菌剤、消臭剤、染料、塩、およびポリマー(例えば、分散剤として、Shin-Etsu社からKP-561の商品名で市販されているアクリラート/ジメチコーンコポリマー)も含むことができる。これら種々のアジュバントの量は、考慮下の分野で通常用いられている量であり、例えば、組成物の全重量に対して0.01から20%とされる。その性質に依存して、これらのアジュバントは、脂肪相、水相、および/または脂質小球体に取り込まれる。
【0048】本発明の組成物で用いられるフィラーとして、例えば、顔料を除いて、シリカ粉末;タルク;ポリエチレン粉末;アクリルコポリマーをベースとするミクロスフェア、例えばPolytrapの商品名でDow Corning社から市販されているエチレングリコールジメタクリラート/ラウリルメタクリラートコポリマーをベースとするミクロスフェア;中空ミクロスフェアのような膨張粉末、特にKemanord Plast社からExpancelの商品名で、あるいはMatsumoto社からMicropearl F 80 EDの商品名で市販されているミクロスフェア;架橋または非架橋トウモロコシデンプン、小麦デンプン、または米デンプンのような天然有機物質の粉末、例えば、National Starch社からDry-Floの商品名で市販されている、オクテニルスクシナート無水物と架橋したデンプンの粉末;シリコーン樹脂マイクロビーズ、例えばToshiba Silicone社からTospearlの商品名で市販されているもの;およびこれらの混合物を挙げることができる。これらのフィラーは、組成物の全重量に対して0から20重量%、好ましくは1から10重量%の範囲の量で存在することができる。
【0049】本発明に従って用いられる組成物は、化学的スクリーニング剤、または物理的日光遮蔽剤、もしくはかかるスクリーニング剤の混合物とすることができる、一以上のUVスクリーニング剤(またはサンスクリーン剤)を含むことができる。
【0050】本発明の組成物に用いられる化学的サンスクリーン剤として、本発明の組成物は、化粧品に用いることができるあらゆるUVAおよびUVBスクリーニング剤を含むことができる。
【0051】挙げることができるUVBスクリーニング剤は、例えば、(1)サリチル酸誘導体、特にホモメンチルサリチラートおよびオクチルサリチラート;
(2)ケイ皮酸誘導体、特に、Parsol MCXの商品名でGivaudan社から市販されている2-エチルヘキシルp-メトキシシンナマート;
(3)液状β,β'-ジフェニルアクリラート誘導体、特に、Uvinul N539の商品名でBASF社から市販されている2-エチルヘキシルα-シアノ-α,β'-ジフェニルアクリラートまたはオクトクリレン(octocrylene);
(4)p-アミノ安息香酸誘導体;
(5)Eusolex 6300の商品名でMerck社から市販されている4-メチルベンジリデンカンファー;
(6)Eusolex 232の商品名でMerck社から市販されている2-フェニルベンズイミダゾール-5-スルホン酸;
(7)1,3,5-トリアジン誘導体、特に、−Uvinul T150の商品名でBASF社から市販されている2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、および−UVAsorb HEBの商品名でSigma 3V社から市販されているジオクチルブタミドトリアゾン;
(8)上記スクリーニング剤の混合物を含む。
【0052】挙げることのできるUVAスクリーニング剤は、例えば、(1)ジベンゾイルメタン誘導体、特にParsol 1789の商品名でGivaudan社から市販されている4-(tert-ブチル)-4'-メトキシジベンゾイルメタン;
(2)Chimex社からMexoryl SXの商品名で市販されている、任意に部分的または全体的に中和された形態のベンゼン-1,4-ビス(3-メチリデン-10-カンファースルホン酸);
(3)ベンゾフェノン誘導体、例えば、−2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-1)、−2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-2)、−BASF社からUvinul M40の商品名で市販されている2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-3)、−BASF社からUvinul MS40の商品名で市販されている、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸(ベンゾフェノン-4)およびそのスルホナート形態(ベンゾフェノン-5)、−2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-6)、−5-クロロ-2-ヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-7)、−2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-8)、−2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン-5,5'-ジスルホン二酸の二ナトリウム塩(ベンゾフェノン-9)、−2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン(ベンゾフェノン-10)、−ベンゾフェノン-11、−2-ヒドロキシ-4-(オクチルオキシ)ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-12);
(4)ベンゾフェノン基を含むシランまたはポリオルガノシロキサン誘導体;
(5)アントラニラート、特に、Neo Helipan MAの商品名でHaarman & Reimer社から市販されているメンチルアントラニラート;
(6)一分子当たり少なくとも2つのベンザゾリル基または少なくとも一つのベンゾジアゾリル基を含む化合物、特にHaarman and Reimer社から市販されている1,4-ビス(ベンズイミダゾリル)フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸とその塩;
(7)N-置換ベンズイミダゾリルベンザゾールまたはベンゾフリルベンザゾールのケイ素誘導体、特に−2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]ベンズオキサゾール、−2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]ベンゾチアゾール、−2-[1-(3-トリメチルシラニルプロピル)-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]ベンズオキサゾール、−6-メトキシ-1,1'-ビス-(3-トリメチルシラニルプロピル)-1H,1'H-[2,2']ジベンズイミダゾリルベンズオキサゾール、−2-[1-(3-トリメチルシラニルプロピル)-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]-ベンゾチアゾール、(これらについては、EP-A-1028120号公報に記載されている);
(8)トリアジン誘導体、特にTinosorb Sの商品名でCiba Geigy社から市販されている2,4-ビス{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、およびTinosorb Mの商品名でCiba Geigy社から市販されている2,2'-メチレンビス[6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール];および(9)これらの混合物を含む。
【0053】いくつかの上記スクリーニング剤の混合物、およびUVBスクリーニング剤とUVAスクリーニング剤との混合物も使用することができる。物理的日光遮蔽スクリーニング剤との混合物も使用することができる。
【0054】挙げることができる物理的日光遮蔽スクリーニング剤は、酸化チタン(非晶質形態の、またはルチルおよび/またはアナターゼ形態に結晶化した二酸化チタン)、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、または酸化セリウム、もしくはこれらの混合物を含む。これらの金属酸化物は、マイクロメートルまたはナノメートルサイズの粒子形態とすることができる(ナノ顔料)。ナノ顔料の形態では、平均粒径は、例えば、5から100nmの範囲である。ナノ顔料は、本発明の組成物に好適に用いられる。
【0055】ポリアミド粒子と鎮静剤とを含む本発明にかかる組成物は、そこに含まれる他の化合物に依存して、特に身体および髪の衛生、特にアクネ傾向のある皮膚の処置、髪の再生、脱毛予防、皮膚または髪の脂っぽい外観の処置、日光の害からの保護、または生理学的乾燥肌の処置、光誘導または年齢に伴う老化の予防および/または対処、および皮膚、睫毛、および粘膜(唇)のメイクアップに適している。かくして、抗老化活性剤を含む場合には、皮膚の老化に対処すること、特に皮膚の皺および/または細かい線に対処すること、並びに滑らかな肌とすることが企図される。界面活性剤および特に洗浄界面活性剤を含む場合には、皮膚、髪、または他のあらゆるケラチン物質のクレンジング、および/またはメイクアップ除去が企図される。
【0056】本発明の組成物は、皮膚(頭皮を含む)、ケラチン繊維(髪、睫毛または眉毛)、爪または唇のケアまたは処置組成物、抗日光または人工日焼け組成物、あるいは皮膚、髪、眉毛、または睫毛の洗浄またはメイクアップ除去用の製品、消臭製品、または芳香製品を構成することができる。次いで、一般に無色または僅かに着色され、任意に化粧または皮膚科学活性剤を含むことができる。かくして、皮膚または唇のケアベース(唇を寒さおよび/または日光および/または風から保護するリップバーム)として、顔の肌および/または身体の肌のためのデイケアまたはナイトケアクリームとして用いることができる。また、薬用または薬外用のカラーリングまたは非カラーリングシャンプーの形態、およびコンディショニング混合物の形態であってもよい。
【0057】本発明にかかる組成物は、有色の化粧組成物、特に皮膚、ケラチン繊維(髪または睫毛)、および/または粘膜のためのメイクアップ組成物、特に、ファンデーション、ブラッシャー、フェイスパウダー、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、スティック形態のコンシーラー化合物、ネイルバニッシュ、任意にケアまたは処置特性を有するリップスティックまたはリップグロス、またはボディタトゥーを構成することもできる。
【0058】以下の例は、本質を限定することなく、本発明を例証するものである。場合により、名称は、化学名またはCTFA名(国際化粧品成分辞典および便覧(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook))であり、量は他に言及しない限り重量パーセントで示されている。
【0059】
【実施例】
実施例:O/Wエマルション相A1−グリセロール 7%−EDTA(ナトリウム塩) 0.05%−フェノキシエタノール/パラベン(防腐剤) 1%−水 全体を100%とする量相A2−サリチル酸 2%−トリエタノールアミン 2.05%−水 7%相B1−セテアリルアルコール 1.2%−オレス-12(Oleth-12) 0.3%−ステアリルアルコール 1%−グリセリルステアラート/PEG100ステアラート(Arlacel 165) 2.5%−水素化ポリイソブテン 3%−オクチルメトキシシンナマート(Parsol MCX) 5%−アクリラート/ジメチコーンコポリマー(KP-561)(分散剤) 0.6%相B2−香料 0.5%−シクロペンタシロキサン 7%−オクトキシグリセロール(Sensiva SC50) 0.5%相C−セピゲル(Sepigel)305(SEPPIC) 0.7%相D−ナイロン(登録商標)12(Atochem社から市販されているOrgasol 2002 Extra D Nat Cos) 8%相E−変性デンプン(Dry Flo) 3%【0060】製法:予め80℃に熱した相A1およびA2を混合し、予め80℃に熱した相B1を、前記混合物に攪拌しながら添加した。流動エマルションが得られ、これを60℃まで冷却し、次いで、相B2を添加し、その後相Dを添加し、40℃に冷却した後に、攪拌しながら相Eを添加した。
【0061】脂っぽい皮膚を処置することができる非刺激性の白色クリームが得られた。
【出願人】 【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
【氏名又は名称原語表記】LOREAL
【出願日】 平成14年3月22日(2002.3.22)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外7名)
【公開番号】 特開2002−322019(P2002−322019A)
【公開日】 平成14年11月8日(2002.11.8)
【出願番号】 特願2002−81960(P2002−81960)