| 【発明の名称】 |
油中水型乳化化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】遠藤 順一郎
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| 【要約】 |
【課題】25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】成分(a)シリコ−ン油 15〜30質量%、成分(b)シリコ−ン油を除く極性を有する液状油 1〜10質量%、成分(c)特定のシリコ−ン系界面活性剤 1〜5質量%、成分(d)エタノ−ル、成分(e)水を含有し、成分(d)及び(e)の合計量が50〜80質量%であり、且つ、実質的に油ゲル化剤を含有せずに、25℃において流動性を有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。また、更に成分(f)として無機塩を含有することを特徴とする前記油中水型乳化化粧料、及び成分(b)がエステル油であることを特徴とする前記何れかの油中水型乳化化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(a)〜(e); (a)シリコ−ン油 15〜30質量%(b)シリコ−ン油を除く極性を有する液状油 1〜10質量%(c)下記一般式(1)で示されるシリコ−ン系界面活性剤 1〜5質量%【化1】
[式中、R1;水素原子又は炭素数1〜5の一価炭化水素基。R2;−(CH2)l−O−(C2H4O)x−(C3H6O)y−R3。R3;水素原子又は低級アルキル基。a,b;0,1,2,3から選ばれる数。但し、a+b=3である。m,n;0又は正の整数。l;正の整数。x;0又は正の整数、y;0又は正の整数で示され、x及びyが同時に0では無い。但し、n+bは1以上の整数。] (d)エタノ−ル(e)水を含有し、成分(d)及び(e)の合計量が50〜80質量%であり、且つ、実質的に油ゲル化剤を含有せずに、25℃において流動性を有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。 【請求項2】 更に成分(f)として無機塩を含有することを特徴とする請求項1記載の油中水型乳化化粧料。 【請求項3】 成分(b)がエステル油であることを特徴とする請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーン油、シリコーン油を除く極性を有する液状油、特定のシリコーン系界面活性剤、エタノール及び水をそれぞれ特定量含有する25℃にて流動性を有する油中水型乳化化粧料に関し、更に詳細には、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、油中水型乳化化粧料は、外相が油であるため、耐水性やエモリエント感に優れる化粧品剤型の一つとして、ファンデーション、日焼け止め料、乳液、クリ−ム等様々な化粧品に応用されている。しかしながら、油中水型乳化化粧料は、油剤の配合比率が高くなり、使用時に油っぽさやべたつき感を感じる場合があるため、内水相の配合比率を高め、相対的に油剤の配合比率を低下させ、みずみずしさを高める工夫がされている。具体的には、炭素数12〜18のアルキル基を導入したポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを乳化剤として、内水相の配合比率を高める技術等が挙げられる。また、油中水型乳化化粧料は、経時的な乳化安定性を確保するため、デキストリン脂肪酸エステルや有機変性ベントナイト等の油ゲル化剤が配合されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炭素数12〜18のアルキル基を導入したポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを乳化剤として用いた油中水型乳化化粧料は、内水相の配合比率を高めることができるが、低粘度で経時安定性に優れるものが得られ難く、しかも伸び広がりが悪くなる場合があった。また、油ゲル化剤としてデキストリン脂肪酸エステルを用いた油中水型乳化化粧料においても、低粘度で内水相の配合比率が高く、しかも経時安定性に優れたものは得られていなかった。このため、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料の開発が望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、乳化剤として、特定のシリコ−ン系界面活性剤を用い、シリコーン油とシリコーン油を除く極性を有する液状油を特定量含有する油相中に、エタノールと水相を特定量含有する水相を乳化させることにより、実質的に油ゲル化剤を含有しなくても、低粘度で経時安定性に優れ、上記課題を解決する油中水型乳化化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。 【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜(e); (a)シリコ−ン油 15〜30質量%(b)シリコ−ン油を除く極性を有する液状油 1〜10質量%(c)下記一般式(1)で示されるシリコ−ン系界面活性剤 1〜5質量%【化2】
[式中、R1;水素原子又は炭素数1〜5の一価炭化水素基。R2;−(CH2)l−O−(C2H4O)x−(C3H6O)y−R3。R3;水素原子、低級アルキル基。a,b;0,1,2,3から選ばれる数。但し、a+b=3である。m,n;0又は正の整数。l;正の整数。x;0又は正の整数、y;0又は正の整数で示され、x及びyが同時に0では無い。但し、n+bは1以上の整数。] (d)エタノ−ル(e)水を含有し、成分(d)及び(e)の合計量が50〜80質量%であり、且つ、実質的に油ゲル化剤を含有せずに、25℃において流動性を有することを特徴とする油中水型乳化化粧料を提供するものである。また、更に成分(f)として無機塩を含有することを特徴とする前記油中水型乳化化粧料、及び成分(b)がエステル油であることを特徴とする前記何れかの油中水型乳化化粧料を提供するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いられる成分(a)のシリコーン油は、本発明の油中水型乳化化粧料において、伸び広がりを良好にするものであり、通常化粧料に用いられるシリコーン油である。成分(a)の性状は、伸び広がりをより良好にするため、25℃で液状を呈するものが好ましい。具体的には、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルコキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。このような成分(a)は、市販品として、シリコンKF96(6cs、10cs、20cs、30cs、50cs、100cs)、シリコンKF−995、KF−994(何れも、信越化学工業社製)、シリコンDC−345、シリコンSH−245(何れも、東レ・ダウコ−ニング社製)等が挙げられる。 【0007】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(a)の含有量は、15〜30質量%(以下、単に「%」と略す。)であり、20〜30%が特に好ましい。成分(a)の含有量が15%未満であると伸び広がりが悪くなり、含有量が30%を超えると肌馴染みが劣る場合があるため、好ましくない。 【0008】本発明に用いられる成分(b)の極性を有する液状油は、本発明の油中水型乳化化粧料において、肌馴染みを良好にする成分であり、シリコ−ン油以外の極性を有する25℃で液状を呈する油剤である。このような油剤は、シリコーン油及び直鎖の炭化水素を除く油剤であり、分子内に分岐や水酸基、カルボキシル基、カルボニル基等の極性基を有する油剤である。具体的には、オレイルアルコ−ル、イソステアリルアルコ−ル等の高級アルコ−ル類、オレイン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジカプリン酸プロピレングリコ−ル、ジカプリン酸ネオペンチルグルコ−ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル等のエステル油類、オリ−ブ油、ヒマシ油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油等の油脂類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの中でも、肌馴染みに特に優れる油剤は、分子量が100〜800のエステル油類である。このような成分(b)は、市販品として、NIKKOL IPM−EX(ミリスチン酸イソプロピル:日本サ−ファクタント工業社製)、クロダモルIPM(ミリスチン酸イソプロピル:クロ−ダジャパン社製)、NIKKOL IPP(パルミチン酸イソプロピル:日本サ−ファクタント工業社製)、NIKKOL PDD(ジカプリン酸プロピレングリコ−ル:日本サ−ファクタント工業社製)、エステモ−ルN−01(ジカプリン酸ネオペンチルグルコ−ル:日清製油社製)、MOD(ミリスチン酸オクチルドデシル:進栄化学社製)等が挙げられる。 【0009】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(b)の含有量は、1〜10%であり、5〜10%が特に好ましい。成分(b)の含有量が1%未満であると良好な肌馴染みを得られない場合があり、含有量が10%を超えると経時安定性を損なう場合があるため、好ましくない。 【0010】本発明に用いられる成分(c)のシリコーン系界面活性剤は、下記一般式(1)で示されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンである。 【0011】 【化3】
【0012】[式中、R1;水素原子又は炭素数1〜5の一価炭化水素基。R2;−(CH2)l−O−(C2H4O)x−(C3H6O)y−R3。R3;水素原子、低級アルキル基。a,b;0,1,2,3から選ばれる数。但し、a+b=3である。m,n;0又は正の整数。l;正の整数。x;0又は正の整数、y;0又は正の整数で示され、x及びyが同時に0では無い。但し、n+bは1以上の整数。] 【0013】このような成分(c)は、市販品として、シリコンKF6015、KF6017(何れも、信越化学工業社製)、NUCシリコンL7002(日本ユニカー社製)等が挙げられる。また、成分(c)は、乳化安定性の観点より、HLBが6以下であることが好ましい。尚、これら成分(c)のシリコーン系界面活性剤の中でも、低粘度でより経時安定性に優れる乳化物を得るために、特に下記一般式(2)で示されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンである。 【0014】 【化4】
【0015】[式中、R3;水素原子又は炭素数1〜5の一価炭化水素基、l;1〜5,x;7〜15、y;0〜4、m;20〜100、n;1〜5の数をそれぞれ示す。] 【0016】このような一般式(2)で示される成分(c)は、市販品として、シリコンKF6017(信越化学工業社製)等が挙げられる。 【0017】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(c)の含有量は1〜5%である。成分(c)の含有量が1%未満であると乳化ができない場合があり、含有量が5%を超えるとべたつきを感じる場合があるため、好ましくない。 【0018】本発明に用いられる成分(d)のエタノ−ルは、本発明の油中水型乳化化粧料において、水相を構成する成分である。本発明の油中水型乳化化粧料における成分(d)の含有量は、5〜30%が好ましい。 【0019】本発明に用いられる成分(e)の水は、本発明の油中水型乳化化粧料において、水相を構成する成分である。本発明の油中水型乳化化粧料における成分(e)の含有量は、20〜75%が好ましい。 【0020】本発明の油中水型乳化化粧料における、成分(d)と成分(e)の合計の含有量は、50〜80%である。成分(d)と成分(e)の合計の含有量が50%未満であるとみずみずしさを得られない場合があり、含有量が80%を超えると流動性を得られない場合があるため、好ましくない。 【0021】本発明の油中水型乳化化粧料において、水相と油相の25℃での比重差を0.1以下に調整することにより、経時安定性をより良好にすることができる。本発明においては、成分(d)と成分(e)の含有比率を変化させることにより、水相の比重を調整することができる。 【0022】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記必須成分に加えて、成分(f)として無機塩を含有させることにより、より経時安定性が良好になる。このような成分(f)は、具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に成分(f)を含有する場合の含有量は、0.1〜3%が好ましい。 【0023】本発明において、25℃で流動性を有するとは、ガラス製のビ−カ−に容量の半分程度まで油中水型乳化化粧料を入れ、このビーカーを90°に傾けた場合に、1分以内にビ−カ−より流れ出るものを言う。 【0024】本発明の油中水型乳化化粧料には、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、上記成分の他に通常化粧料に使用される成分、例えば、粉体、成分(c)以外の界面活性剤、多価アルコール、成分(a)及び(b)以外の油剤、紫外線吸収剤、水溶性高分子、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、植物抽出物等の美容成分、香料等を配合することができる。 【0025】本発明の油中水型乳化化粧料には、着色剤、隠蔽剤、紫外線遮蔽剤、感触調整剤等の目的で、通常化粧料に使用される粉体が配合することができる。このような粉体は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無多孔質等の粒子構造等により特に限定されず、具体的には、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、合成セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄処理雲母、酸化鉄処理雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。また、これら粉体は一種又は二種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。本発明の油中水型乳化化粧料に前記粉体を配合する場合の配合量は、使用性及び使用感の点から、概ね1〜30%が好ましい。 【0026】本発明の油中水型乳化化粧料には、乳化剤助剤及び分散剤等として、成分(c)以外の界面活性剤を配合することができる。このような界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、およびそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤類、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤類、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアルカノイルアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤類、レシチン、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。尚、これらの中でも、HLBが6以下の親油性活性剤である非イオン性界面活性剤が特に好ましい。本発明の油中水型乳化化粧料における前記界面活性剤を配合する場合の含有量は、0.01〜10%が好ましい。 【0027】本発明の油中水型乳化化粧料には、感触調整、防腐剤、保湿剤等の目的で、通常化粧料に使用される多価アルコールを配合することができる。このような多価アルコールは、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に前記多価アルコールを配合する場合の配合量は、1〜30%が好ましい。 【0028】本発明の油中水型乳化化粧料は、乳液、日焼け止め料、ファンデ−ション、下地料、コントロ−ル料、フェイスカラ−、頬紅、マスカラ、アイライナー、アイカラ−等に適用可能である。 【0029】 【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。 【0030】実施例1〜6及び比較例1〜5:乳液表1及び表2に示す乳液を以下に示す製造方法により調製し、「流動性の有無」、「伸び広がりの良さ」、「みずみずしさ」、「肌馴染みの良さ」、「経時安定性」について以下に示す評価方法及び判断基準により評価し、結果を併せて表1及び表2に示した。 【0031】 【表1】
【0032】 【表2】
【0033】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:成分8〜12を混合する。 C:Aをホモミキサーで攪拌しながら、Bを添加し、乳化する。 D:Cを容器に充填して、乳液を得た。 【0034】(評価方法:「流動性の有無」)300ml容量のガラス製ビ−カ−に上記実施例及び比較例の乳液100g秤取り、25℃の恒温室にて一昼夜放置する。その後、このビーカーを90°に傾け、1分間以内にビ−カ−より乳液が流れ出た場合は、○と判定し、流れ出ない場合は、×と判定した。 【0035】(評価方法:「伸び広がりの良さ」、「みずみずしさ」、「肌馴染みの良さ」)化粧品専門パネル40名に上記実施例及び比較例の乳液を使用してもらい、「伸び広がりの良さ」、「みずみずしさ」、「肌馴染みの良さ」について、各自が以下の基準に従って5段階評価し、更に、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
【0036】(評価方法:経時安定性)上記実施例及び比較例の乳液を透明ガラス瓶容器に充填し、40℃の恒温槽にて2ヶ月間放置し、その後、外観変化を観察し、以下の基準に従い判定した。
【0037】表1及び表2から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜6の乳液は、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料であった。一方、成分(a)のシリコーン油の含有量が15%未満である比較例1では、みずみずしさと経時安定性において、成分(b)の極性油を含有しない比較例2では、肌馴染みの良さと経時安定性において、成分(c)の代わりに炭素数18のアルキル基を導入したポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンポリオキシアルキレンを用いた比較例3では、流動性と伸び広がりの良さにおいて、成分(d)を含有しない比較例4では、流動性と伸び広がりの良さ及び経時安定性において、成分(a)のシリコーン油の含有量が30%を超える比較例5では、みずみずしさと肌馴染みの良さにおいて、それぞれ実施例より劣っていた。 【0038】 実施例7:下地料(成分) (質量%) 1.デカメチルシクロペンタシロキサン 10 2.ジメチルポリシロキサン(注5) 5 3.トリイソオクタン酸グリセリル 5 4.天然ビタミンE 0.1 5.パラメトキシケイ皮酸オクチル 1 6.香料 0.1 7.シリコーン系界面活性剤(注6) 3 8.精製水 残量 9.エタノ−ル 1010.雲母チタン(注7) 311.無水ケイ酸(注8) 112.コンフリ−エキス 0.5※注5:シリコンKF96(50CS)(信越化学工業社製) 注6:シリコンKF6015(信越化学工業社製) 注7:チミロンス−パ−レッド(メルク社製) 注8:サイリシア550(富士シリシア化学社製) 【0039】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:成分8〜12を混合する。 C:Aをホモミキサーで攪拌しながら、Bを添加し、乳化する。 D:Cを容器に充填して、下地料を得た。 実施例7の下地料は、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料であった。 【0040】 実施例8:ファンデーション(成分) (質量%) 1.オクタメチルシクロテトラシロキサン 20 2.メチルフェニルポリシロキサン(注9) 10 3.ジカプリン酸ネオペンチルグリコ−ル 5 4.シリコーン系界面活性剤(注2) 5 5.酸化チタン 3 6.微粒子酸化チタン(注10) 1 7.微粒子酸化亜鉛(注11) 0.5 8.雲母 1 9.タルク 210.ベンガラ 0.111.黄酸化鉄 0.512.黒酸化鉄 0.113.香料 0.114.エタノ−ル 1015.精製水 残量16.塩化ナトリウム 0.5※注9:シリコンKF56(信越化学工業社製) 注10:MICRO TITANIUM DIOXIDE MT−500SA(テイカ社製) 注11:ZnO350(住友大阪セメント社製) 【0041】(製造方法) A:成分1〜13を混合する。 B:成分14〜16を混合する。 C:Aをホモミキサーで攪拌しながら、Bを添加し、乳化する。 D:Cを容器に充填して、ファンデーションを得た。 実施例8のファンデーションは、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料であった。 【0042】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油中水型乳化化粧料は、25℃にて流動性を有する低粘度でありながら、みずみずしさに優れ、伸び広がりと肌馴染みが良好で、しかも経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料であった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー
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| 【出願日】 |
平成13年4月18日(2001.4.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−316913(P2002−316913A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月31日(2002.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−120184(P2001−120184) |
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