| 【発明の名称】 |
化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】上月 裕一
【氏名】板垣 宏
【氏名】鹿子木 宏之
【氏名】黒沢 卓文
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| 【要約】 |
【課題】紫外線吸収剤の効果を損なうことなく、敏感肌に対する皮膚刺激を緩和できる化粧料を提供すること。
【解決手段】紫外線吸収剤と、ポリプロピレングリコール又は極性油分又はポリブチレングリコールとを含有する化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 紫外線吸収剤と、ポリプロピレングリコールとを含有する化粧料。 【請求項2】 紫外線吸収剤と、下記の極性油分の少なくとも一種を含有する化粧料。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。 【請求項3】 前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである請求項1または2記載の化粧料。 【請求項4】 前記化粧料が日焼け止め化粧料である請求項1、2または3記載の化粧料。 【請求項5】 ポリプロピレングリコールからなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。 【請求項6】 下記極性油分の少なくとも一種からなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。 【請求項7】 紫外線吸収剤と、ポリブチレングリコールとを含有する化粧料。 【請求項8】 前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである請求項7記載の化粧料。 【請求項9】 前記化粧料が日焼け止め化粧料である請求項7または8記載の化粧料。 【請求項10】 ポリブチレングリコールからなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関する。また、本発明は紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤に関する。 【0002】 【従来の技術】紫外線吸収剤は、種々の化粧料に配合されている。その目的は、紫外線による製品の分解防止と、皮膚の損傷(日焼け止め)に大別される。 【0003】化粧料中の紫外線吸収剤は、敏感肌の使用者が刺激を感じる場合がある。そのため、その刺激を緩和する方法が強く求められていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、化粧料基剤に適した多くの汎用原料を探索した結果、ポリプロピレングリコールと、特定の極性油分と、ポリブチレングリコールとが、紫外線吸収剤の経皮吸収抑制効果が極めて高いことを発見した。 【0005】そして、前記ポリプロピレングリコール又は特定の極性油分又はポリブチレングリコールを化粧料に配合すると、紫外線吸収剤の効果を損なうことなく、敏感肌に対する皮膚刺激を緩和できることを見出した。 【0006】前記ポリプロピレングリコールと特定の極性油分とポリブチレングリコールは、安価で、使用感もよく、化粧料の製剤設計の観点から極めて好適である。 【0007】したがって、前記ポリアルキレングリコールと特定の極性油分は、紫外線吸収剤を配合した化粧料中の優れた刺激緩和剤として使用できる。 【0008】特に、日焼け止め化粧料には一定量以上の紫外線吸収剤が配合されるため、本発明の意義が大きい。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は下記の通りである。 【0010】1.紫外線吸収剤と、ポリプロピレングリコールとを含有する化粧料。 2.紫外線吸収剤と、下記の極性油分の少なくとも一種を含有する化粧料。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。 3.前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである上記化粧料。 4.前記化粧料が日焼け止め化粧料である上記化粧料。 5.ポリプロピレングリコールからなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。 6.下記極性油分の少なくとも一種からなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。 7.紫外線吸収剤と、ポリブチレングリコールとを含有する化粧料。 8.前記紫外線吸収剤がオクチルメトキシシンナメートである上記化粧料。 9.前記化粧料が日焼け止め化粧料である上記化粧料。 10.ポリブチレングリコールからなる紫外線吸収剤の経皮吸収抑制剤。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明を説明する。 【0012】本発明に用いる紫外線吸収剤の例は次の通りである。 オクチルメトキシシンナメート(商品名:パルソールMCX) t−ブチルメトキシベンゾイルメタン(商品名:パルソール1789) トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル(商品名:サンシェルターSP) パラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル(商品名:エスカロール507D) パラジメチルアミノ安息香酸メチル(商品名:エスカロール506) 【0013】本発明に用いるポリプロピレングリコール(PPGという)の例は次の通りである。PPG200、PPG400、PPG600、PPG950、PPG1000、PPG1200、PPG2000、PPG3000、PPG4000。市販されているポリプロピレングリコールを任意に選んで使用することができる。数平均分子量500〜2500のものが経皮吸収抑効果に優れている。数平均分子量は化粧品原料基準 第二版注解I(1984年 薬事日報社)の942頁に記載された方法で求めることが出来る。 【0014】本発明に用いる極性油分は、分子内に極性構造を有する油分であり、その例は次の通りである。コハク酸ジエトキシエチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジオクチル、トリオクタノイン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、オクタン酸セチル。 【0015】本発明に用いるポリブチレングリコール(PBGという)の例は次の通りである。PBG700、PBG1000、PBG2000、PBG4800。市販されているポリブチレングリコールを任意に選んで使用することができる。数平均分子量500より大きいものが経皮吸収抑効果に優れている。数平均分子量は化粧品原料基準 第二版注解I(1984年 薬事日報社)の942頁に記載された方法で求めることが出来る。 【0016】紫外線吸収剤の配合量は、化粧料の分解安定性に使用する場合は、化粧料全量に対して、通常、0.01〜1.0質量%である。紫外線吸収剤を、紫外線から皮膚を保護する場合に使用する場合は、化粧料全量に対して、通常、1.0〜5.0質量%である。特に、日焼け止め化粧料として使用する場合は、通常、5.0〜15.0質量%である。紫外線吸収剤を5.0質量%以上配合した場合は、敏感肌に対する皮膚刺激を感じる割合が高くなるので、刺激緩和の効果が大きくなる。 【0017】ポリプロピレングリコールは、化粧料全量に対して0.1〜20.0質量%(好ましくは、1.0〜10.0質量%)配合される。極性油分は、化粧料全量に対して0.1〜20.0質量%(好ましくは、1.0〜10.0質量%)配合される。ポリブチレングリコールは、化粧料全量に対して0.1〜20.0質量%(好ましくは、1.0〜10.0質量%)配合される。 【0018】本発明は、特にオクチルメトキシシンナメート(商品名:パルソールMCX)の刺激緩和効果が高い。ポリプロピレングリコールはオクチルメトキシシンナメートに対して、10〜50質量%の割合で配合することが好ましく、例えば、メトキシシンナメート7.5質量%に対して、ポリプロピレングリコールを2〜4質量%で配合した場合に、オクチルメトキシシンナメートの経皮吸収抑制効果が高い。極性油分はオクチルメトキシシンナメートに対して、30〜70質量%の割合で配合することが好ましく、例えばメトキシシンナメート7.5質量%に対して、極性油分を3〜5質量%で配合した場合に、オクチルメトキシシンナメートの経皮吸収抑制効果が高い。ポリブチレングリコールはオクチルメトキシシンナメートに対して、10〜50質量%の割合で配合することが好ましく、例えば、メトキシシンナメート7.5質量%に対して、ポリブチレングリコールを1〜4質量%で配合した場合に、オクチルメトキシシンナメートの経皮吸収抑制効果が高い。 【0019】化粧料の剤形は限定されない。例えば、液状、乳液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状がある。日焼け止め化粧料の製品形態も制限されない。日焼け止め化粧料とは紫外線から皮膚を保護する化粧料を意味する。本発明の化粧料は、上記必須成分を、化粧料の製剤成分(例えば、保湿剤、油分、界面活性剤、増粘剤、金属封鎖剤、紫外線防止剤、薬剤、色素、香料)に配合し、目的の剤形に応じて、常法により製造される。 【0020】 【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明する。配合量は質量%を表わす。 【0021】各化粧料について、下記の試験を行って、本発明の効果を確認した。 【0022】「脂溶性薬剤の経皮吸収試験」 試験方法:1.市販のラボスキン(ヘアレスマウス)をフランツ型拡散セルに装着する。 2.拡散セルのドナー側に、脂溶性薬剤を配合した被験液を注入する。 3.拡散セルのレシーバー側に、0.1%アジ化ナトリウム,0.5〜6%ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテルを加えたりん酸緩衝液(pH 7.4)を注入する。 4.レシーバー側をマグネティックスターラーで撹拌しながら、恒温層で37℃に保つ。 5.経時的にレシーバー側よりサンプリングを行う。 6.HPLCにより被験物質の定量を行う。 評価方法:レシーバー側へ透過した被験物質の累積透過量により、経皮吸収性を判定する。 【0023】「連続皮膚刺激試験」 試験方法:1.脂溶性薬剤を配合した被験液0.05mlをモルモットの背部2×2cmに塗布(1回目塗布)する。 2.24時間後に2回目の塗布を行う。 3.さらに24時間後に3回目の塗布を行う。 評価方法:2回目及び3回目の塗布前及び3回目塗布後24時間後に、紅斑,浮腫等の皮膚反応を肉眼で観察する。評価は以下の基準で行い、3回の評点の平均値を皮膚反応スコアとする。 皮膚反応の評価基準 皮膚反応の程度 評点 紅斑が全く認められないもの 0 わずかな紅斑が認められるもの 1 明らかな紅斑がみとめられるもの 2 強紅斑あるいはわずかな浮腫,痂皮がみとめられるもの 3 明らかな浮腫,痂皮が認められるもの 4【0024】1.紫外線吸収剤とポリプロピレングリコール(PPG)とを含有する化粧料実施例1〜9下記表1の処方のサンスクリーンを常法により製造した。経皮吸収試験を行った。ポリプロピレングリコールはPPG200〜4000を使用した。 【表1】
【0025】実施例10:実施例8において、PPG3000の配合量を1質量%とした。 実施例11:実施例8において、PPG3000の配合量を7.5質量%とした。経皮吸収試験を行った。 【0026】実施例12:実施例5において、PPG1000の配合量を1質量%とした。 実施例13:実施例5において、PPG1000の配合量を2質量%とした。連続皮膚刺激試験を行った。 【0027】2.紫外線吸収剤と極性油分とを含有する化粧料実施例14〜21下記処方のサンスクリーンを常法により製造した。経皮吸収試験を行った。 【表2】
【0028】「図1の説明」実施例1〜9の化粧料は、比較例1(対照)よりも、24時間累積透過量が小さく、経皮吸収抑制効果を有することが確認できる。特に、実施例3〜7の結果から、平均分子量600〜2000のポリプロピレングリコールの経皮吸収抑制効果に優れている。平均分子量2000の実施例7が特に優れていることから、平均分子量1500〜2500のPPGが特に優れた経皮吸収抑制効果を発揮することが予測される。 【0029】「図2の説明」実施例1、3、5、7、9の化粧料は、比較例1(対照)よりも、皮膚刺激が小さいことが確認できる。 【0030】「図3の説明」実施例8、10、11について、PPGの配合量と経皮吸収抑制効果について検討した。PPGの配合量が3質量%のときに顕著な経皮吸収抑制効果が見られる。 【0031】「図4の説明」実施例5、12、13について、PPGの配合量と連続皮膚刺激緩和効果について検討した。PPGの配合量が1〜3質量%のときに顕著な皮膚刺激緩和効果が見られる。 【0032】「図5の説明」実施例14〜21の化粧料は経皮吸収抑制効果が優れている。特に、実施例15、18、19(トリオクタノイン、イソノンサン酸イソノニル、コハク酸イソオクチル)における効果が極めて優れている。 【0033】以下に、本発明の実施例を挙げる。いずれも、紫外線吸収剤の経皮吸収が抑制され、刺激緩和効果を有する。 【0034】実施例22 サンスクリーンオクチルメトキシシンナメート 7.5ポリプロピレングリコール1000 2.0t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.1二酸化チタン 5.0デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0POE・メチルポリシロキサン共重合体 3.0有機変性モンモリロナイト 0.81,3−ブチレングリコール 5.0アルブチン 5.0防腐剤 適量香料 適量精製水 残余【0035】実施例23 クリームA スクワラン 6.0オクタン酸セチル 4.0ワセリン 5.0ステアリルアルコール 3.0ステアリン酸 3.0グリセリルモノステアレート 3.0ポリアクリル酸エチル 1.0t-ブチルメトキシベンゾイルメタン 7.5ポリアミド樹脂粉末 5.0エタノール 40.0防腐剤 適量香料 適量B 1,3−ブチレングリコール 7.0エデト酸三ナトリウム 0.05カチオン性増粘剤 3.0乳酸 0.6精製水 残余(製法)Aの成分を加熱融解し、Bを攪拌しながら加える。ホモミキサーで処理し、乳化粒子を細かくした後、攪拌しながら急冷し、クリームを得た。 【0036】 実施例24 化粧水A オクチルメトキシシンナメート 2.0 テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 1.0 ポリオキシエチレン(20)オレイルアルコールエーテル 0.5 エタノール 60.0 香料 適量 防腐剤 適量B ソルビット 4.0 ジプロピレングリコール 6.0 ポリエチレングリコール1500 5.0 乳酸 0.1 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.05 ヒドロキシメトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 適量 エデト酸三ナトリウム 適量 精製水 残余(製法)Bを調整する。別にエタノールにAのほかの成分を溶解してAを調整し、これをBに加えて可溶化し、ろ過して化粧水を得た。 【0037】
(製法)Bを調整し、70℃に保つ。Aの成分を混合し、加熱融解して70℃に保つ。BにAを加えてホモミキサーで均一に乳化、攪拌しながら急冷し、乳液を得た。 【0038】実施例26 日焼け止めヘアージェルA カーボポール940 0.6B 精製水 68.0C トリエタノールアミン 0.1D エタノール 14.0オクチルメトキシシンナメート 7.5オクタン酸セチル 4.0アクリル酸メトキシエチル/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル共重合体 1.0ポリエチレングリコール 1.0ジメチコーン共重合体 4.0メチルパラベン 0.25プロピルパラベン 0.05香料 適量(製法)AをBに攪拌溶解し、Cを加えた後、分散機にて分散する。これにDを加え、攪拌し、目的のヘアージェルを得た。 【0039】
(製法)Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサー処理する。Cを溶解後これに加えホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得た。 【0040】次に、ポリブチレングリコール(PBG)について、上記と全く同様にして、経皮吸収試験と連続皮膚刺激試験を行った。実施例28は、実施例1において、PPG200の代わりに、PBG4800を、2質量%配合した化粧料である。実施例29は、実施例1において、PPG200の代わりに、PBG2000を、2質量%配合した化粧料である。実施例30は、実施例1において、PPG200の代わりに、PBG1000を、2質量%配合した化粧料である。上記実施例28〜30の化粧料の経皮吸収試験及び連続皮膚刺激試験の結果を図6〜7に示す。 【0041】「図6の説明」実施例28〜30の化粧料について、ヘアレスマウス皮膚を用い上記の方法により、オクチルメトキシシンナメート(MCX)の経皮吸収試験を行った。比較例1の結果も図7に示す。実施例28〜30の化粧料は、比較例1(コントロール)よりも、経皮吸収抑制効果が優れている。 【0042】「図7の説明」実施例28〜30の化粧料について、モルモットを用い上記の方法により、オクチルメトキシシンナメート(MCX)の皮膚連続刺激試験を行った。比較例1の結果も図8に示す。実施例28〜30の化粧料は、比較例1(コントロール)よりも、皮膚刺激性が低く、極めて優れた皮膚刺激緩和効果がある。 【0043】以下に、ポリブチレングリコールを配合した本発明の実施例を挙げる。いずれも、紫外線吸収剤の経皮吸収が抑制され、刺激緩和効果を有する。 【0044】実施例31 サンスクリーンオクチルメトキシシンナメート 7.5ポリブチレングリコール1000 2.0t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.1二酸化チタン 5.0デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0POE・メチルポリシロキサン共重合体 3.0有機変性モンモリロナイト 0.81,3−ブチレングリコール 5.0アルブチン 5.0防腐剤 適量香料 適量精製水 残余【0045】実施例32 クリームA スクワラン 6.0ポリブチレングリコール2000 4.0ワセリン 5.0ステアリルアルコール 3.0ステアリン酸 3.0グリセリルモノステアレート 3.0ポリアクリル酸エチル 1.0t-ブチルメトキシベンゾイルメタン 7.5ポリアミド樹脂粉末 5.0エタノール 40.0防腐剤 適量香料 適量B 1,3−ブチレングリコール 7.0エデト酸三ナトリウム 0.05カチオン性増粘剤 3.0乳酸 0.6精製水 残余(製法)Aの成分を加熱融解し、Bを攪拌しながら加える。ホモミキサーで処理し、乳化粒子を細かくした後、攪拌しながら急冷し、クリームを得る。 【0046】 実施例33 化粧水A オクチルメトキシシンナメート 2.0 テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 1.0 ポリオキシエチレン(20)オレイルアルコールエーテル 0.5 エタノール 60.0 香料 適量 防腐剤 適量B ソルビット 4.0 ジプロピレングリコール 6.0 ポリブチレングリコール2000 5.0 乳酸 0.1 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.05 ヒドロキシメトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 適量 エデト酸三ナトリウム 適量 精製水 残余(製法)Bを調整する。別にエタノールにAのほかの成分を溶解してAを調整し、これをBに加えて可溶化し、ろ過して化粧水を得る。 【0047】
(製法)Bを調整し、70℃に保つ。Aの成分を混合し、加熱融解して70℃に保つ。BにAを加えてホモミキサーで均一に乳化、攪拌しながら急冷し、乳液を得る。 【0048】実施例35 日焼け止めヘアージェルA カーボポール940 0.6B 精製水 68.0C トリエタノールアミン 0.1D エタノール 14.0オクチルメトキシシンナメート 7.5ポリブチレングリコール4800 4.0アクリル酸メトキシエチル/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル共重合体 1.0ポリエチレングリコール 1.0ジメチコーン共重合体 4.0メチルパラベン 0.25プロピルパラベン 0.05香料 適量(製法)AをBに攪拌溶解し、Cを加えた後、分散機にて分散する。これにDを加え、攪拌し、目的のヘアージェルを得る。 【0049】
(製法)Aを攪拌後、十分に混合粉砕されたBを添加し、ホモミキサー処理する。Cを溶解後これに加えホモミキサー処理し、日焼け止め乳化ファンデーションを得る。 【0050】「感作抑制試験」次に、ポリプロピレングリコール(PPG)とオクチルメトキシシンナメート(MCXという)とを配合した化粧料と、ポリブチレングリコール(PBG)とオクチルメトキシシンナメートとを配合した化粧料について、下記のMaximization Test(MAX法)により、MCXの感作抑制効果を調べた。実施例37は、実施例1において、PPG200の代わりに、PPG1000を2質量%配合した化粧料である。実施例30は、実施例1において、PPG200の代わりに、PBG1000を2質量%配合した化粧料である。比較例3は、比較例1において、オクチルメトキシシンナメートを抜去した化粧料である。結果を「表3」に示す。この結果から、PPGとPBGはいずれもMCXに対して優れた感作抑制効果があることが分かる。 【0051】「MAX法」(モルモット皮膚接触感作性試験) 7〜10週齢の健常なハートレイ系モルモット1群5匹を使用し,MagnussonおよびKligmanのGPMT法(guinea pig maximization test, 1970 Allergic contact dermatitis in the guinea pig. Springfield. Illinois. C.C.Thomas)に準じて行った。感作処置は、下記■〜■の順に、モルモットの肩口左右2例、合計6ヶ所に皮内注射する。 ■ 0.1mLフロインド完全アジュバンド(Freund's complete adjuvant:以下、FCAと略す。Difco社製)の水乳化液(FCA:H2O=1:1,V/V)、■ 0.1mL被験物質溶液(5、7.5、10% MCX流動パラフィン溶液) ■ ■の倍濃度のMCX流動パラフィン溶液とFCAの混合物、7日後、前日剃毛後10 W/V %ラウリル硫酸ソーダ/白色ワセリンを少量塗布しておいた注射部位に、被験物質溶液(5、7.5、10% MCX流動パラフィン溶液)0.2mLを48時間閉塞下に塗布し、感作処置を終了した。誘発試験は、上記操作終了後2週間目に、被験液10μl(表3記載の被験液)を、剃毛した背部および腹部皮膚に24時間開放下に塗布して行った。各試験に際しては、対照としてFCAの水乳化物のみを皮内注射しておいた同数の動物を同時使用し、非特異的皮膚刺激性反応を区別した。判定は、塗布後48時間目に、以下の判定基準に従って行った。 「判定基準」 (1)紅斑および痂皮の形成 評価点紅斑の全く認められないもの 0僅かな紅斑が認められるもの 1明らかな紅斑が認められるもの 2強い紅斑が認められるもの 3強い紅斑に痂皮を伴ったもの 4(2)浮腫の形成 評価点浮腫の認められないもの 0僅かな浮腫が認められるもの 1明らかな浮腫が認められるもの 2強い浮腫が認められるもの 3感作率、評価点は、下記により求めた。 感作率=皮膚反応を呈した動物数/感作処置した動物数評価点=Σ(紅斑の評点+浮腫の評点)/感作処置した動物数【0052】 【表3】
【0053】 【発明の効果】1)本発明は紫外線吸収剤の経皮吸収抑制効果に優れている。 2)本発明は紫外線吸収剤の皮膚刺激緩和効果に優れている。 3)本発明は、紫外線吸収剤が経皮に吸収されないので、紫外線防止効果と安全性に優れている。 4)本発明の化粧料は、安価で、使用性がよく、製剤設計が容易である。 5)本発明の化粧料は、紫外線吸収剤の感作抑制効果に優れている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂
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| 【出願日】 |
平成14年1月10日(2002.1.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094570 【弁理士】 【氏名又は名称】▲高▼野 俊彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−284622(P2002−284622A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月3日(2002.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−3635(P2002−3635) |
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