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【発明の名称】 皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】猪又 顕

【氏名】坂田 修

【氏名】小林 三佐子

【要約】 【課題】従来の活性酸素除去剤より高い活性酸素除去作用を有しており、製剤中で変質することなどなく、高い薬効が得られる活性酸素除去成分を含有する皮膚外用剤を提供すること。

【解決手段】次の成分(A)のみ、更には成分(A)及び成分(B)
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ウド(Aralia cordata)から得られる抽出物を活性酸素除去成分として配合することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項2】 ウド(Aralia cordata)の熱水抽出物を活性酸素除去成分として配合することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項3】 次の成分(A)及び(B)
(A)ウド抽出物(B)活性酸素除去剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項4】 活性酸素除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、ベータカロチン、アスタキサンチン、ルテイン等のカロテノイド類及びこれらを含有する動植物抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、タウリン、チオタウリン、大豆または卵由来のリン脂質、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、没食子酸及びその誘導体、ステビア、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、酵母抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物トルメンチラ抽出物羅漢果抽出物、イチョウ抽出物、霊芝抽出物、ブドウ種子抽出物、ケイケットウ抽出物、緑茶紅茶、烏龍茶等の茶抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンチアナ抽出物、サンザシ抽出物、ローズマリー抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、メリッサ抽出物、パセリ抽出物、ジコッピ抽出物、ビタミンA類及びそれらの誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンD類及びそれらの誘導体、ビタミンE及びその誘導体、グルタチオン及びその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれたものである請求項3記載の皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の植物からの抽出物を含有する皮膚外用剤に関し、更に詳細には、ウド抽出物を配合することによって皮膚内における活性酸素除去能力を高め、皮膚内に生じた活性酸素に起因した皮膚老化を防止するなど皮膚に対する優れた抗老化効果を有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素は生命活動にとって必須の物質ではあるが、その半面、酸素を用いることによる活性酸素の生成が皮膚の老化に対して大きな影響を与えるということが判明している。そのため皮膚内に酸化された物質を蓄積せずに老化を予防する目的で活性酸素除去剤が皮膚外用剤に配合されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高い効果を有する物質を皮膚外用剤に配合する際には生体に対する安全性を考慮しなくてはならず、安全性を併せ持ったこれらの活性酸素除去剤では、活性酸素除去効果が十分でなかったり、あるいは、製剤中で変質するなどして所期の薬効が得られない場合が多く、その改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、皮膚外用剤の薬効成分の効果を向上させるべく鋭意検討を行った結果、特定の植物からの抽出物が生体に対する安全性が高く、高い活性酸素除去効果を有していることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、ウド(Aralia cordata)から得られる抽出物を活性酸素除去成分として配合することを特徴とする、優れた抗老化効果を有する皮膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる上記植物は、和名を「ウド」、別名を「ツチタラ」いい、日本においては北海道から九州の低地から亜高山の草地や荒れ地に生えるウコギ科タラノキ属の植物である。本発明に用いられる抽出物はウドから種々の抽出溶媒を用いて抽出物を得る。その抽出方法に関しては特に限定されないが、適当な溶媒を用いて低温もしくは室温ないし加温下で抽出される。
【0007】抽出溶媒としては、例えば水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール等の1種または2種以上を用いることができる。好ましい抽出方法の例としては、ウドを乾燥させた全草(根、茎、葉及び芽)を粉砕し、水を加え、加温することによって抽出物を得る方法が上げられる。
【0008】本発明の皮膚外用剤におけるウド抽出物の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.00005〜5質量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.0005から1%である。このウド抽出物の含有量が0.00005%より少ないと十分な効果が得られないことがあり、また、5%を超えて配合してもそれ以上の効果の増大は見られない。
【0009】一方、本発明の(B)成分である活性酸素除去剤としては、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、ベータカロチン、アスタキサンチン、ルテイン等のカロテノイド類及びこれらを含有する動植物抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体並びにそれらの塩、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、タウリン、チオタウリン、大豆または卵由来のリン脂質、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、没食子酸及びその誘導体、ステビア、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、酵母抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、イチョウ抽出物、霊芝抽出物、ブドウ種子抽出物、ケイケットウ抽出物、緑茶、紅茶、烏龍茶等の茶抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンチアナ抽出物、サンザシ抽出物、ローズマリー抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、メリッサ抽出物、パセリ抽出物、ジコッピ抽出物、レチノール及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等)、レチナール及びその誘導体、デヒドロレチナール、カロチン等のカロチノイド等のビタミンA類;チアミン類(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩)、リボフラビン類(リボフラビン、酢酸リボフラビン等)、ピリドキシン類(塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等)、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸類(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等)、コリン類等のビタミンB類;ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸、パルミチン酸L−アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、イソパルミチン酸L−アスコルビル、ジイソパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、ステアリン酸L−アスコルビル、ジステアリン酸L−アスコルビル、イソステアリン酸L−アスコルビル、ジイソステアリン酸L−アスコルビル、ミリスチン酸L−アスコルビル、ジミリスチン酸L−アスコルビル、イソミリスチン酸L−アスコルビル、ジイソミリスチン酸L−アスコルビル、オレイン酸L−アスコルビル、ジオレイン酸L−アスコルビル、2−エチルヘキサン酸L−アスコルビル、 L−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸アルミニウム等);エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等のビタミンD類;トコフェロール及びその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、 コハク酸dl−α−トコフェロール等)、ユビキノン類等のビタミンE類、グルタチオン及びその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
【0010】これらの活性酸素消去剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンC及びその誘導体、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、ベータカロチン、アスタキサンチン等のカロテノイド類、ルチン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、イチョウ抽出物、ブドウ種子抽出物、ケイケットウ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ジコッピ抽出物、酵母抽出物が挙げられる【0011】すなわち、本発明の皮膚外用剤における(B)成分の活性酸素除去剤の含有量は、好ましくは0.00001〜10%、より好ましくは0.0001〜5%である。植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば、ウド抽出物と組み合わせた場合、製剤及び製剤中のウド抽出物に影響を及ぼすことがなく、経時安定性も良好で、優れた皮膚老化防止効果、肌あれ改善効果が得られる。すなわち、皮膚内での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生成や、肌の炎症、黒化、老化等の防止に有効である。なお、これらの活性酸素除去剤は一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0012】本発明の皮膚外用剤は、常法に従い、必須成分である(A)成分を、更には(A)成分と(B)成分とを通常の皮膚外用剤として知られる種々の形態の基剤に配合して調製することができる。
【0013】皮膚外用剤の形態の例としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料等のスキンケア化粧料、口紅、ファンデーション等のメーキャップ化粧料、頭皮用化粧料、軟膏、分散液等の外用医薬品などとすることができ、その剤型についても特に制限はなく、固型状、ペースト状、ムース状、ジェル状、粉末状、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、多層状とすることができる。
【0014】また、本発明の皮膚外用剤には、上記(A)、(B)成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、すなわち、水、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、PH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、美白剤、抗炎症剤、保湿剤、抗炎症剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を適宜一種又は二種以上添加することができる。好適な成分の具体例としてはそれぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には形成可能な塩が含まれる。
【0015】油剤としては、基剤の構成成分又は使用性、使用感を良くするものとして、通常の化粧料に使用されるものであれば、天然系油であるか、合成油であるか、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等を使用することができる。例えば、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、ヒマシ油、ミンク油等の植物や動物由来の油脂、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ゲイロウ等のロウ類等が挙げられる。
【0016】界面活性剤は、油剤等の乳化や可溶化等のために用いられ、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の活性剤を用いることができる。
【0017】金属セッケンとしては、脂肪酸等のアルカリ塩以外の金属塩であり、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛等が挙げられる。
【0018】ゲル化剤は、系の安定化や使用性、使用感を良くするために用いられ、N−ラウロイル−L−グルタミン酸等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0019】粉体は、主としてメーキャップ化粧料における着色や皮膚の隠蔽、又は使用感を良くするため等多目的に用いられ、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば、無機粉体としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、雲母、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、セラミックスパウダー、窒化ホウ素等が挙げられ、有機粉体としては、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロンパウダー、ラウロイルリジン等が挙げられ、有色顔料としては、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、紺青、群青等の無機系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したものが挙げられ、パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等、その他タール色素、カルミン酸等の天然色素等が挙げられる。これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なっても良い。
【0020】アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
【0021】水溶性高分子は、系の安定化や使用性、使用感を良くするために用いられ、又保湿効果を得るためにも用いられる。水溶性高分子の具体例として、カラギーナン、ペクチン、寒天、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム等のアクリル系高分子、ベントナイト、ヘクトライト等の無機系水溶性高分子等が挙げられる。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0022】抗菌剤は、ニキビなどを予防、改善する目的で用いられ、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
【0023】保湿剤は、肌に潤いを与えることによってしわなどの老化をおさえる目的で用いられ、グリセリン、1、3−ブチレングリコール、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等のタンパク質またはそれらの誘導体、加水分解物並びにそれらの塩、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等のムコ多糖及びその誘導体、ヒスチジン、セリン、グリシン、テアニン、アスパラギン酸、アルギニン等のアミノ酸及びそれらの誘導体、ソルビトール、エリスリトール、トレハロース、イノシトール、グルコース、キシリトール、蔗糖およびその誘導体、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ等の糖類、D−パンテノール及びその誘導体、糖脂質、セラミド、アマチャ抽出物、アーモンド抽出物、アシタバ抽出物、アボカド抽出物、アルテア抽出物、アルニカ抽出物、温泉水、アロエ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、オウレン抽出物、オトギリソウ抽出物、オドリコソウ抽出物、オノニス抽出物、カミツレ抽出物、カラスムギ抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、キイチゴ抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クインスシード抽出物、クララ(クジン)抽出物、クチナシ抽出物、クマザサ抽出物、グレープフルーツ抽出物、クレソン抽出物、ゲンチアナ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゴボウ抽出物、ゴマ抽出物、コムギ抽出物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、サイシン抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、サルビア(セージ)抽出物、サンザシ抽出物、ジオウ抽出物、シソ抽出物、シモツケ抽出物、シャクヤク抽出物、ショウガ抽出物、ショウブ抽出物、シラカバ抽出物、セイヨウハッカ(ペパーミント)抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、センキュウ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、タチジャコウソウ(タイム)抽出物、ツバキ抽出物、トウキ抽出液、トウチュウカソウ抽出物、トウモロコシ抽出物、ドクダミ抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ハッカ抽出物、ハトムギ抽出物、ハマメリス抽出物、バラ抽出物、ヒノキ抽出物、ヒマワリ抽出物、ピロリドンカルボン酸及びその塩、フキタンポポ抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、ブドウ抽出物、プルーン抽出物、ヘチマ抽出物、ボダイジュ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、ホップ抽出物、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガド油、メドゥホーム油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ(ルリジサ)油、カカオ脂、シア脂、マツ抽出物、マルメロ抽出物、マロニエ抽出物、ムクロジ抽出物、ムチン、ムラサキ(シコン)抽出物、メドウホーム油、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユキノシタ抽出物、ユリ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンゴ抽出物、リンドウ(リュウタン)抽出物、大豆及び卵由来のリン脂質、レンゲソウ抽出物、ワレモコウ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、緑茶、紅茶等)、尿素、羅漢果抽出物、海藻抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。
【0024】血行促進剤は、皮膚の血流をうながすことによって老化防止効果を高める目的で用いられ、アルニカ抽出液、トウガラシチンキ、イチョウ抽出物、酢酸トコフェロール、γ―オリザノール等が挙げられ、酵素としてはリパーゼ、パパイン等が挙げられる。
【0025】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。
【0026】参考例1 ウド熱水抽出物の製造ウドを乾燥させた地上部全体(茎、葉及び芽)10Kgを粉砕し、100Kgの水を加え、90℃で20分間抽出し、ろ布で搾汁した。得られた搾汁液を濃縮し、遠心分離によって清澄化したウド抽出物を10Kg得た(乾燥固形分1.0%)。
【0027】参考例2 ウドエチルアルコール抽出物の製造ウドを乾燥させた地上部全体(茎、葉及び芽)1Kgを粉砕し、80vol%エチルアルコール10Lを加え、7日間室温に浸漬した後、濾液を濾過してウド抽出物を得た(乾燥固形分0.9%)。
【0028】参考例3 オウゴン抽出物の製造オウゴン(コガネバナの根)10gを細切し、無水エチルアルコール100mLを添加し、時々撹拌しながら室温で5日間抽出し、濾過してオウゴン抽出物を得た(乾燥固形分1.1%)。
【0029】参考例4 メリッサ抽出物の製造メリッサの全草1Kgを破砕し、50vol%エチルアルコール10Lを加え、15日間室温に浸漬した後、濾液を冷暗所にて5日間放置した後、濾過してメリッサ抽出物を得た(乾燥固形分0.8%)。
【0030】試験例1 スーパーオキサイド活性除去測定試験ウド抽出物と表1記載の活性酸素除去剤を、それぞれ単独または混合して試料とし、水で希釈後、下記測定方法により、スーパーオキサイド除去率を測定した。
【0031】(測定方法)0.05M 炭酸ナトリウム緩衝液(pH10.2)2.4mLに基質溶液[3.0mM キサンチン(0.05M 炭酸ナトリウム緩衝液に溶解)]0.1mL,3.0mM EDTA 0.1mL、0.15%(w/v)ウシ血清アルブミン 0.1mL、0.75mM ニトロブルーテトラゾリウム 0.1mL及び各被験試料0.1mLを混合し、25℃で10分間放置した。次いで、酵素溶液[キサンチンオキシダーゼ溶液(精製水にて約0.04units/mLに希釈)]0.1mLを加えて反応を開始し、25℃で20分間インキュベートした後、6mM CaCl0.1mLを加えて反応を停止する。次いで560nmにおける吸光度(A)を測定する。
【0032】対照には被験試料のかわりに精製水を加えた試料の吸光度(B)、また各試料のブランクには、6mM CaCl0.1mLを加えて反応停止後に、キサンチンオキシダーゼ0.1mLを添加した試料の吸光度(C)を測定し、下記式(1)より、スーパーオキサイド除去率を算出した。その結果を表1に示す。
【0033】
【数1】

【0034】(結果)
【表1】

【0035】表1の結果より明らかなように、ウド熱水抽出物は単独でも高いスーパーオキサイド除去作用を有していたが、従来より活性酸素除去作用を有することが知られているオウゴン抽出物と併用することにより、相乗的な作用を発揮し、活性酸素除去に極めて有効であることが示された。
【0036】実施例1クリーム(本発明品1〜3及び比較品1〜3):表2に示す組成及び下記製法でクリームを調製し、その美肌効果及び皮膚老化防止効果を調べた。この結果も併せて表2に示す。
【0037】(組成)及び(結果)
【表2】

【0038】(製法)
A.成分(1)〜(7)、(11)及び(12)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.成分(8)及び(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。
C.AにBを加え、混合した後、冷却して(9)及び(10)を加えて均一に混合してクリームを得た。
【0039】(試験方法)被験クリーム1品につき25〜55才の女性15名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布による美肌及び皮膚老化防止効果を以下の基準によって評価した。
【0040】(評価基準)
美肌効果:<評価> <内 容>有 効 肌のくすみが目立たなくなった。
やや有効 肌のくすみがあまり目立たなくなった。
無 効 使用前と変化なし。
【0041】皮膚老化防止効果:<評価> <内 容>有 効 肌のはり、つやが改善された。
やや有効 肌のはり、つやがやや改善された。
無 効 使用前と変化なし。
【0042】表2の結果に示す如く、ウド熱水抽出物を配合したクリームを皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」等の発生の防止、美しい肌とするとともに、肌のはり、つやが改善され、皮膚の老化を防止することが明らかとなった。また、この、ウド熱水抽出物と活性酸素除去剤を配合した本発明品2、3のクリームは、これらの効果がより顕著であった。
【0043】
実施例2 化粧水: 次に示す処方及び下記製法で化粧水を調製した。
(処方) (%)
(1)グリセリン 6.0(2)1,3−ブチレングリコール 5.5(3)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 1.5 (20E.O.)
(4)エチルアルコール 9.0(5)ウド熱水抽出物*1 10.0(6)マンニトール*2 0.5(7)防腐剤 適量(8)香料 適量(9)精製水 残量*1 参考例1で製造したもの*2 シグマ社製【0044】(製法)
A.成分(3)、(4)、(7)及び(8)を混合溶解する。
B.成分(1)、(2)、(5)、(6)及び(9)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0045】実施例3乳液:次に示す処方及び下記製法で乳液を調製した。
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0 (10E.O.)
(2)ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート 0.5 (60E.O.)
(3)グリセリルモノステアレート 1.0(4)ステアリン酸 0.5(5)ベヘニルアルコール 0.5(6)スクワラン 8.0(7)ウド熱水抽出物*1 3.0(8)アスタキサンチン*2 0.02(9)防腐剤 0.1(10)カルボキシビニルポリマー 0.1(11)水酸化ナトリウム 0.05(12)エチルアルコール 5.0(13)精製水 残量(14)香料 適量*1 参考例1で製造したもの*2 シグマ社製【0046】(製法)
A.成分(9)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(6)及び(8)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(7)及び(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0047】実施例4軟膏:次に示す処方及び下記製法で軟膏を調製した。
(処方) (%)
(1)ステアリン酸 18.0(2)セタノール 4.0(3)トリエタノールアミン 2.0(4)グリセリン 5.0(5)ウドエチルアルコール抽出物*1 2.0(6)カンゾウ抽出物*2 0.5 (7)精製水 残量*1 参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製【0048】(製法)
A.成分(3)、(4)及び(7)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分(1)及び(2)を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AをBに徐々に加える。
D.Cを冷却しながら(7)の残部で溶解した(5)、(6)を加え、軟膏を得た。
【0049】実施例2の化粧水、実施例3の乳液及び実施例4の軟膏はいずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、肌のはり、つやが改善され、肌のくすみや皮膚の老化を防止するものであった。
【0050】実施例5洗浄料:次に示す処方及び下記製法で洗浄料を調製した。
(処方) (%)
(1)ステアリン酸 10.0(2)パルミチン酸 8.0(3)ミリスチン酸 12.0(4)ラウリン酸 4.0(5)オレイルアルコール 1.5(6)精製ラノリン 1.0(7)香料 適量(8)防腐剤 0.1(9)水酸化カリウム 6.0(10)ウドエチルアルコール抽出物*1 0.5(11)オウゴン抽出物*2 0.5(12)精製水 残量*1 参考例2で製造したもの*2 参考例3で製造したもの【0051】(製法)
A.成分(9)及び(12)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(6)及び(8)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えてしばらく70℃に保ち、けん化反応が終了後、50℃まで冷却し、成分(7)、(10)及び(11)を加え、冷却して洗浄料を得た。
【0052】実施例5の洗浄料は、経時安定性に優れ、皮膚に適用することによって、洗いあがりがしっとりとして保湿性に優れ、肌のキメを整え、はり、つやを与えるものであった。
【0053】実施例6パック:次に示す処方及び下記製法でパックを調製した。
(処方) (%)
(1)ポリビニルアルコール 20.0(2)エチルアルコール 20.0 (3)グリセリン 5.0(4)カオリン 6.0(5)ウド熱水抽出物*1 1.0(6)スーパーオキサイドディスムターゼ*2 0.2(7)防腐剤 適量(8)香料 0.05(9)精製水 残量*1 参考例1で製造したもの*2 シグマ社製【0054】(製法)
A.成分(1)、(3)〜(6)及び(9)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(2)、(7)及び(8)を混合する。
C.BをAに加え、混合した後、冷却してパックを得た。
【0055】実施例6のパックは、経時安定性に優れ、皮膚に適用することによって、肌のはり、つやが改善され、肌のくすみや皮膚の老化を防止するものであった。
【0056】実施例7リップクリーム:次に示す処方及び下記製法でリップクリームを調製した。
(処方) (%)
(1)マイクロクリスタリンワックス 9.0(3)固形パラフィン 8.0(4)ワセリン 15.0(5)エチルヘキサン酸セチル 15.0(6)流動パラフィン 8.0(6)ヒマシ油 残量(7)ウド熱水抽出物*1 0.02(8)ベーターカロチン*2 0.01(9)BHT*3 0.002(10)香料 適量*1 参考例1で製造したもの*2 和光純薬社製*3 シグマ社製【0057】(製法)
A.成分(1)〜(6)を100〜110℃にて加熱溶解する。
B.Aに成分(7)〜(10)を90℃にて撹拌混合する。
C.Bを冷却・成型してリップクリームを得た。
【0058】実施例7のリップクリームは、経時安定性、使用感及び仕上がりに優れ、唇に適用することにより、唇を滑らかに保ち、荒れを防止するものであった。
【0059】実施例8パウダーファンデーション:次に示す処方及び下記製法でパウダーファンデーションを調製した。
(処方) (%)
(1)マイカ 50.0(2)酸化チタン 15.0(3)ナイロンパウダー 5.0(4)カオリン 残量(5)着色顔料 3.0(6)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0(7)ジメチルポリシロキサン 2.0(8)スクワラン 3.0(9)トリオクタン酸グリセリル 2.0(10)ワセリン 1.0 (11)ウド熱水抽出物*1 0.02(12)酵母抽出物*2 0.5(13)BHA*3 0.005(14)香料 適量*1 参考例1で製造したもの*2 丸善製薬社製*3 シグマ社製【0060】(製法)
A.成分(1)〜(5)を混合する。
B.成分(6)〜(14)を加熱溶解したものを添加混合して粉砕する。
C.Bを金皿に充填しプレス成型して、パウダーファンデーションを得た。
【0061】実施例8のパウダーファンデーションは、経時安定性、使用感及び仕上がりに優れ、皮膚に適用することにより、肌のくすみ、荒れ等を抑え、皮膚の老化を防止するものであった。
【0062】
【発明の効果】以上記述したように、ウド抽出物は活性酸素除去成分として有用であり、更に他の活性酸素除去剤を組み合わせることにより、活性酸素除去剤の本来有する効能を十分に発揮させることができる。すなわち、皮膚中での活性酸素生成に起因する過酸化脂質の生成、炎症、黒化、老化等に対し極めて高い改善及び予防効果を有するものである。従って、本発明の皮膚外用剤は、活性酸素除去剤の本来有する性能を十分に発揮させることができるため、老化防止や美肌効果に優れるものとして美容や医療において極めて有用なものである。
【出願人】 【識別番号】000145862
【氏名又は名称】株式会社コーセー
【出願日】 平成13年3月14日(2001.3.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−275018(P2002−275018A)
【公開日】 平成14年9月25日(2002.9.25)
【出願番号】 特願2001−72653(P2001−72653)