| 【発明の名称】 |
パーマネントウェーブ剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】ブルクハルド ローゼ
【氏名】ジョナサン ウッド
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】少なくとも1種の還元剤、及び2−メチル−1,3−プロパンジオール0.1〜15重量%を含有するパーマネントウェーブ剤。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1種の還元剤、及び2−メチル−1,3−プロパンジオール0.1〜15重量%を含有するパーマネントウェーブ剤。 【請求項2】 2−メチル−1,3−プロパンジオールを0.25〜10重量%含有する請求項1記載のパーマネントウェーブ剤。 【請求項3】 少なくとも1種の非イオン界面活性剤を0.1〜5重量%含有する請求項1又は2記載のパーマネントウェーブ剤。 【請求項4】 1−メトキシプロパノール(−2)又はエトキシジグリコールを0.1〜10重量%含有する請求項1〜3のいずれか1項記載のパーマネントウェーブ剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪を傷めることがなく、毛髪に優れたウェーブ効果を与えるパーマネントウェーブ用組成物及びストレート用組成物としても好適なパーマネントウェーブ剤に関する。 【0002】一般に、パーマネントウェーブは2段階で行われることが知られている。還元剤により、毛髪中のシステインジスルフィド結合が切断され、続く酸化剤の適用による中和で、システインジスルフィド結合は修復する。今日、最も多く用いられている還元剤はチオグリコール酸で、特にそのアンモニウム塩である。この目的のために、他の多くのチオ化合物が提案されているが、ほとんど成功していない。チオグリコール酸を含有する組成物は、通常、pH7〜10、特にpH8.5〜9.5で使用される。しかし、繰り返し使用すると、毛髪を傷める場合がある。 【0003】パーマネントウェーブ剤には、可溶化剤及び浸透剤と同様、溶剤として種々の多価アルコールを使用することが知られている。米国特許第3,433,868号には、多価アルコールを含有しても良い泡速崩壊性フォームの2層パーマネントウェーブ剤が記載されている。多価アルコールとしては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチルペンタンジオール−2,4、2−エチルヘキサンジオール−1,3及び種々のオリゴ−、ポリジオールが記載されている。ヨーロッパ特許第363057号には、パーマネントウェーブ剤に、1,3−アルキルジオールと1,3−アルカンジオール、好ましくは2−エチル−1,3−ヘキサンジオールと1,3−ブタンジオールを配合することが記載されている。しかし、これらの組成物では十分な効果が得られず、更にブタンジオール等のいくつかは、皮膚刺激や感作の原因となり得る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、毛髪に優れたウェーブ効果を与えるとともに、皮膚刺激や毛髪を傷めることがなく、特にパーマネントウェーブ用組成物及びストレート用(すなわち、縮れ毛をまっすぐにするための)組成物のいずれにも使用できるパーマネントウェーブ剤を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、還元剤と、2−メチル−1,3−プロパンジオールを組合わせて用いることにより、毛髪に優れたウェーブ効果を与え、しかも皮膚刺激や毛髪を傷めることがなく、パーマネントウェーブ用及びストレート用のいずれにも使用できるパーマネントウェーブ剤が得られることを見出した。 【0006】本発明は、少なくとも1種の還元剤、及び2−メチル−1,3−プロパンジオール0.1〜15重量%を含有するパーマネントウェーブ剤を提供するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明で用いる還元剤としては、チオ化合物が好ましく、特にチオグリコール酸、チオ乳酸及びこれらの塩、例えばアンモニウム塩、エタノールアミン塩が好ましい。また、他のチオ化合物としては、システイン又はその塩酸塩、ホモシステイン、システアミン、N−アセチルシステイン、チオグリセロール、エタンジオールモノチオグリコレート;1,2−プロピレングリコールモノチオグリコレート(WO−A93/1791参照)、1,3−プロパンジオールモノチオグリコレート又はこれらの異性体混合物;1,3−ブタンジオールモノチオグリコレート、1,4−ブタンジオールモノチオグリコレート又はこれらの異性体混合物;ジ、トリ又はテトラエチレングルコール等のポリエチレングリコールモノチオグリコレート;グリセリンモノチオ乳酸、更に、他のチオ酸及びそのエステル等、並びにこれらの混合物などが挙げられる。更に、亜硫酸水素ナトリウム等の無機還元性硫黄化合物を用いることもできる。 【0008】本発明のパーマネントウェーブ剤において、還元剤の全含有量は、遊離チオグリコール酸として、2.5〜15重量%であるのが好ましい。 【0009】また、本発明のパーマネントウェーブ剤において、2−メチル−1,3−プロパンジオールは全組成中に0.1〜15重量%、好ましくは0.25〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%含有される。 【0010】還元剤を含有するパーマネントウェーブ剤は、必要に応じてアルカリ剤を含有することができる。その含有量は、還元剤の種類や組成物の所望のpHにより異なるが、全組成中に約0.1〜5重量%、特に約0.5〜2.5重量%であるのが好ましい。アルカリ剤としては、カルバミン酸アンモニウム、アンモニア、(重)炭酸アンモニウムが好ましい。また、pHは、pH約6.5〜9.5、特にpH約7〜8.5であるのが好ましい。 【0011】本発明のパーマネントウェーブ剤は、パーマネントウェーブ(すなわち、毛髪をカールさせる)及びストレート(すなわち、毛髪をまっすぐにする)のいずれにも使用できる。 【0012】パーマネントウェーブ用の組成物とする場合には、20℃において、ブルックフィールド粘度計(No.5スピンドル)で測定した粘度が、約500〜10,000mPa・s、特に約1,000〜5,000mPa・sであるのが好ましい。また、ストレート用の組成物とする場合には、20℃において、ブルックフィールド粘度計(No.5スピンドル)で測定した粘度が、約50,000mPa・s以上であるのが好ましい。 【0013】粘度は、例えばセルロース誘導体、ポリ電解質等の通常用いられる増粘剤や、C10−C22脂肪アルコールを、好ましくは長鎖第4級アンモニウム化合物と混合して、添加することにより調整することができる。特に長鎖第4級アンモニウム化合物を、好ましくは1〜15重量%の範囲で、特に好ましくは2〜10重量%の脂肪アルコールと混合して用いるのが好ましい。 【0014】また、本発明のパーマネントウェーブ剤は、界面活性剤を含有することができる。その含有量は、還元剤を含有する組成物中、約0.1〜10重量%、特に約1〜5重量%であるのが好ましい。還元剤組成物及び中和剤組成物のいずれにおいても用いられる界面活性剤としては、公知のものが好ましく、組合わせて用いることもできる。 【0015】アニオン界面活性剤としては、公知のアルキルエーテル硫酸塩、カルボン酸の特にアルカリ塩、タンパク質脂肪酸縮合物が好ましい。非イオン界面活性剤としては、C8−C18−脂肪アルコールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アルカノールアミド、アミンオキシド、C8−C18−アルキルポリグルコシドが好ましい。 【0016】また、公知のベタイン、アミドベタイン等の両性界面活性剤や、第4級アンモニウム化合物等のカチオン界面活性剤を、還元剤組成物中に0.05〜5重量%、特に0.1〜2.5重量%の範囲で含有することもできる。 【0017】長鎖第4級アンモニウム化合物としては、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジセチルアンモニウムクロライド、トリメチルセチルアンモニウムブロマイドクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルステアリルベンジルアンモニウムクロライド、ベンジルテトラデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジ硬化獣脂アンモニウムクロライド、ラウリルピリジニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、トリス(オリゴオキシエチル)アルキルアンモニウムホスフェート、セチルピリジニウムクロライド等が好ましく、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。また、ヨーロッパ特許公開第472107号に記載されている第4級アンモニウム塩を用いることもできる。CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary 第4版(1991年)に、「Quaternium」の一般名で記載されている第4級アンモニウム化合物は、全て使用できる。 【0018】本発明の還元剤組成物は、2−メチル−1,3−プロパンジオールに加え、更にモノ、ジアルコール又はそのエーテル、特にモノ−C1−C3アルキルエーテルを含有するのが好ましい。 【0019】モノアルコールとしては、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、1−メトキシプロパノール(−2)、1−エトキシプロパノール(−2)、エトキシジグリコール等が挙げられ、全組成中に約0.1〜10重量%含有するのが好ましい。特に、1−メトキシプロパノール(−2)、エトキシジグリコールが好ましい。 【0020】ジアルコール及びそのエーテルとしては、例えば1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール及びそのモノメチルエーテル、モノエチルエーテルや、ジプロピレングリコール及びそのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル等が挙げられ、より少ない量で用いることができる。 【0021】また、グリセリン、ヘキサントリオール、エチルカルビトール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート(4−メチル−1,3−ジオキサレン−2−オン)、N−アルキルピロリドン、尿素を用いることもできる。 【0022】更に、カチオンポリマー、アニオンポリマー、ノニオンポリマー、両性ポリマーを、全組成中に好ましくは約0.1〜5重量%、特に好ましくは約0.25〜2.5重量%含有させることもできる。 【0023】本発明のパーマネントウェーブ剤には、通常のパーマネントウェーブ剤に用いられる成分をいずれでも含有させることができ、溶液、ゲル(高粘度又は低粘度)、エマルジョン、クリームの形態とするのが好ましい。本発明のパーマネントウェーブ剤は、単一層の製品や、使用時まで分離した容器に保存する組成物(例えばドイツ特許第4304828号に記載されている)とすることができる。 【0024】本発明のパーマネントウェーブ剤組成物は、このような組成物に通常用いられるいずれの成分も含有することができる。例えば、"Ullmann's Encyclopaedia of Industrial Chemistry" Vol.A12(1986年)第588−591頁や、K.Schraderの論文"Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika" 第2版(1989年、Huthig Buchverlag)第823−840頁、D.Hollenbergらの論文"Seifen-Ole-Fette-Wachse" 117(1991年)第81−87頁に記載されている成分を含有させることができる。 【0025】本発明の還元剤組成物を適用する前には、所望により、プレトリートメント組成物、例えばドイツ特許公開第3740926号に記載されているプレトリートメント組成物を適用することができる。このプレトリートメント組成物を適用した後、毛髪をカーラーで巻き、還元剤組成物を適用する。約15〜30分間放置した後、すすぎ、毛髪を通常の過酸化物又は臭素酸組成物で中和する。還元剤及び中和剤処理の間に、通常用いられる中間トリートメントを適用することもできる。 【0026】 【発明の効果】本発明のパーマネントウェーブ剤組成物は、皮膚刺激や毛髪を傷めることがなく、毛髪に優れたウェーブ効果を与える。パーマネントウェーブ用及びストレート用のいずれにも使用できる。 【0027】 【実施例】実施例1(通常の毛髪のためのアルカリパーマネントウェーブ剤) 以下に示す組成のパーマネントウェーブ剤を常法により製造した。 (組成) チオグリコール酸アンモニウム(60%) 21.3(重量%) 炭酸水素アンモニウム 5.0 2−メチル−1,3−プロパンジオール 3.0 PEG−40硬化ヒマシ油 0.7 ポリクオタニウム−35(Polyquaternium-35) 0.5 香料 0.4 アンモニア(25%) pH7.0となる量 水 残量 計 100.0【0028】得られた組成物で毛髪を約15分間処理し、すすいだ後、通常の2.5%過酸化水素組成物で約8分間中和処理した。魅力的な外観のはっきりとしたパーマネントウェーブが得られた。2−メチル−1,3−プロパンジオールの代わりに同量の1,3−ブチレングリコールを用いた場合には、弱いウェーブしか得られなかった。 【0029】実施例2(傷んだ毛髪のためのアルカリパーマネントウェーブ剤) 以下に示す組成のパーマネントウェーブ剤を常法により製造した。 (組成) チオグリコール酸アンモニウム(60%) 15.0(重量%) 炭酸水素アンモニウム 2.5 セテス−20(Ceteth-20) 0.7 獣脂トリアンモニウムクロライド 0.1 2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.5 ポリクオタニウム−6(Polyquaternium-6) 1.5 香料 0.4 アンモニア(25%) pH8.0となる量 水 残量 計 100.0【0030】得られた組成物を用い、実施例1と同様にして、パーマネントウェーブ処理を行った。魅力的な外観のはっきりとしたパーマネントウェーブが得られた。2−メチル−1,3−プロパンジオールの代わりに2−メチル−2,4−ペンタンジオールを用いた場合には、弱いウェーブしか得られなかった。 【0031】実施例3(通常の毛髪のための中性パーマネントウェーブ剤) 2つの組成物A及びBからなるパーマネントウェーブ剤を、使用するまで分離して保存する2室容器の各室に充填した。容器の分離壁を壊して混合し、毛髪に適用してカーラーで巻いた。約15分間放置した後、毛髪をすすぎ、2.5%過酸化水素組成物で約5分間処理し、再びすすいだ後、シャンプーして乾燥した。表情に富み、強いパーマネントウェーブが得られた。これに対し、2−メチル−1,3−プロパンジオールの代わりに、0.5重量%の2−エチル−1,3−ヘキサンジオールを用いて同様に処理した場合には、十分なウェーブが得られなかった。 【0032】 (組成物A) 炭酸水素アンモニウム 4.5(g) ポリクオタニウム−6(Polyquaternium-6) 1.0 PEG−65硬化ヒマシ油 0.8 イソプロピルアルコール 1.5 エトキシジグリコール 2.0 ココアミドプロピルベタイン 1.0 香料 0.3 濁り剤(ポリマーラテックス) 適量 アンモニア(25%) pH8.4となる量 水 残量 計 72.0【0033】 (組成物B) チオグリコール酸アンモニウム(70%) 18.0(g) チオ乳酸 2.0 2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.5 アンモニア(25%) pH5.5となる量 水 残量 計 28.0【0034】2つの組成物を混合すると、pH7.4の使用直前の組成物が得られた。 【0035】実施例4(乾燥した毛髪のための中性パーマネントウェーブ剤) 実施例3と同様にして、2室容器に充填したパーマネントウェーブ剤を製造した。 【0036】 (組成物A) 炭酸水素アンモニウム 3.5(g) ポリクオタニウム−11(Polyquaternium-11) 0.5 エタノール 0.5 1−メトキシプロパノール(−2) 1.0 ココアミドプロピルベタイン 1.0 PEG−25ヤシ脂肪酸グリセリル 0.8 香料 0.3 濁り剤(ポリマーラテックス) 適量 アンモニア(25%) pH8.3となる量 水 残量 計 72.0【0037】 (組成物B) チオグリコール酸アンモニウム(70%) 13.0(g) チオ乳酸 0.5 2−メチル−1,3−プロパンジオール 1.5 アンモニア(25%) pH5.5となる量 水 残量 計 28.0【0038】2つの組成物を混合すると、pH7.4の使用直前の組成物が得られた。実施例3と同様にして、乾燥した毛髪に適用すると、優れたパーマネントウェーブが得られた。 【0039】実施例5(アルカリパーマネントウェーブゲル) 以下に示す組成のパーマネントウェーブゲルを常法により製造した。 (組成) チオグリコール酸アンモニウム(70%) 15.0(重量%) 炭酸水素アンモニウム 4.5 PEG−40硬化ヒマシ油 0.7 C12−C18脂肪アルコール混合物 3.5 2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.5 ポリクオタニウム−28(Polyquaternium-28) 0.1 香料 0.3 アンモニア(25%) pH8.0となる量 水 残量 計 100.0【0040】実施例6(ストレート用組成物) 以下に示す組成のストレート用組成物を常法により製造した。 (組成) チオグリコール酸 8.0(重量%) C16−C22脂肪アルコール混合物 3.5 オレス−50(Oleth-50) 2.5 ラウレス−23(Laureth-23) 1.5 ポリクオタニウム−2(Polyquaternium-2) 0.8 2−メチル−1,3−プロパンジオール 5.0 香料 0.6 モノエタノールアミン pH9.6となる量 水 残量 計 100.0【0041】この組成物は、縮れた毛髪をまっすぐにする効果を有するものであった。 【0042】実施例1〜6で得られた本発明のパーマネントウェーブ用又はストレート用組成物はいずれも、繰り返し使用しても、毛髪を傷めず、刺激や感作もなかった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年1月18日(2002.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−220326(P2002−220326A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月9日(2002.8.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−10259(P2002−10259) |
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