| 【発明の名称】 |
固形粉末化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】山川 勲
【氏名】菱川 昌彦
【氏名】名倉 朋子
【氏名】小川 雅久
【氏名】伊藤 俊哉
【氏名】服部 玲子
【氏名】中田 悟
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 有機変性粘土鉱物とシリコーン油を含むことを特徴とする固形粉末化粧料。 【請求項2】 有機変性粘土鉱物が全量に対して0.1〜10重量%含むことを特徴とする請求項1記載の固形粉末化粧料。 【請求項3】 有機変性粘土鉱物が、三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種である粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られるものである請求項1または2記載の固形粉末化粧料。 【請求項4】 シリコーン油が油分全量に対して80重量%以上含むことを特徴とする請求項1〜3記載の固形粉末化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、固形粉末化粧料において、特に、経時的なテカリやよれといった化粧くずれに対して化粧持ちが優れ、良好な使用感を有し、美しい仕上がり感を得ることができる固形粉末化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】現在、固形粉末化粧料に対して、経時的なテカリやよれといった化粧くずれが大きな問題になっている。従来、化粧くずれに対しては、粉体の表面処理や、シリカなどの吸油性の高い粉体を多量に配合することで化粧持ちのよい化粧料を得ていたため、化粧もちが不十分であったり、かさかさした使用感、仕上りが粉っぽく不自然になるなどの問題がある。また、化粧持ちを改善する目的で水溶性高分子を配合した化粧料も開発され、その汗に対する化粧持ちは改善されているが、経時的に分泌される皮脂に対しては不十分なものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、経時的な化粧くずれが起こらず、さらに、使用感が良く、仕上がりが粉っぽくなく、自然な仕上がりを得られる固形粉末化粧料を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、有機変性粘土鉱物とシリコーン油を含む油分と通常化粧品に使用する粉体とを用いれば、経時的なテカリやよれといった化粧くずれを起こさず、使用感が良好で、仕上がりが粉っぽくない自然な仕上がりが得られる固形粉末化粧料を考案し、本発明を完成した。 【0005】すなわち、本発明は、有機変性粘土鉱物と、シリコーン油を含むことを特徴とする固形粉末化粧料を提供するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 【0007】本発明で使用される有機変性粘土鉱物は三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種で、下記一般式(1)で表される粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られるものである。 【0008】 【化1】
【0009】具体的には、例えば、モンモリロナイト、サポナイト、およびヘクトライト等の天然または合成(この場合、式中のOH基がフッ素で置換されたもの)のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニピア、ラポナイト等がある)およびナトリウムシリシックマイカやナトリウムテニオライトまたはリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母等の粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られる。 【0010】粘土鉱物を有機変性するために用いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記一般式(2)で表されるものである。 【0011】 【化2】
式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基またはベンジル基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアルキル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフェート残基を表す。 【0012】例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムクロリド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミド等、さらにジパルミチルプロピルエチルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種または二種以上が任意に選択されて処理される。 【0013】なお、上記の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で粘土鉱物を処理する際には非イオン性界面活性剤を併用して処理することも可能である。 【0014】本発明に用いられる有機変性粘土鉱物は、例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸点溶媒中で上述の粘土鉱物と、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤とを分散撹拌処理し低沸点溶媒を除去することによって得られる。 【0015】本発明に用いる有機変性粘土鉱物中の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量は粘土鉱物100gに対して60〜140ミリ当量であることが好ましい。 【0016】本発明に好ましく使用される有機変性粘土鉱物の代表的なものとしては、ジメチルアルキルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げられる。市販品としては、ベントン38(ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイト:ナショナルレッド社)等がある。 【0017】本発明において、配合される有機変性粘土鉱物の量は、特に限定されないが、固形粉末化粧料全量に対して0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは、1〜8重量%が良い。その理由として、0.1重量%未満では化粧くずれにおいて十分な効果が発揮されにくく、0.1重量%以上1重量%未満では化粧くずれにおいて効果は発揮できるが、スポーツ時など過酷な条件下ではやや効果は低い。8重量%より多く10重量%以下では、化粧持ちに関しては、十分な効果が期待できるものの、使用性において若干の不満が残る。10重量%より多く配合すると化粧用具への取れが悪くなったり、肌上で伸びが悪くなるなど使いにくくなる傾向がある。 【0018】本発明で使用されるシリコーン油は、通常化粧品に用いられるものであれば特に限定されないが、好ましくは揮発性でないものが良い。具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサンなどを挙げることができ、必要に応じて一種または二種以上用いる事ができる。 【0019】通常、固形粉末化粧料には、油分が全量に対して10〜20重量%含まれる。本発明の固形粉末化粧料では、この油分全量に対して80重量%以上のシリコーン油が配合されることが好ましく、さらに好ましくは90重量%以上が良い。80重量%未満では、経時的に固形粉末化粧料の表面が硬くなり化粧用具への取れが悪くなる傾向がある。 【0020】さらに、本発明の化粧料には、通常の化粧品原料として使用される油脂、ロウ類、炭化水素、脂肪酸、アルコール、アルキルグリセリルエーテル、エステル、フッ素油、多化アルコール、糖類、高分子、界面活性剤、粉体および色材、動植物抽出物、アミノ酸およびペプチド、ビタミン、殺菌・防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤等を本発明の効果が損なわれない範囲で配合することができる。 【0021】 【実施例】以下、実施例をあげて更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0022】表1に示す組成の実施例1〜10及び比較例1〜2のファンデーションを調製した。なお、表中の数値の単位は重量%である。 【0023】 【表1】
[製造方法]成分1〜7、11をミキサーにて撹拌混合し、成分8〜10を加えさらに、ミキサーにて撹拌混合し、アトマイザーにて粉砕する。これを、金皿にプレス成型し、ファンデーションを得た。 【0024】得られたファンデーションに対し、女性専門パネラー10人が評価した結果を下記で示した基準でまとめた。 ◎・・・10人中9人以上が良好と評価○・・・10人中7人以上が良好と評価△・・・10人中5人以上が良好と評価×・・・10人中4人以下が良好と評価【0025】表2にファンデーションの評価内容とその結果を示す。 【0026】 【表2】
【0027】表1および表2より本発明の固形粉末化粧料は、有機変性粘土鉱物とシリコーン油を配合することで、優れた化粧持ちと良好な使用感を実現することができ、さらには両成分の特定の範囲の配合量で一層その機能を向上させることができる。 【0028】 実施例11 パウダーアイシャドウ成分 重量%1.雲母チタン 402.マイカ 353.タルク 104.有機変性粘土鉱物 35.ジメチルポリシロキサン 116.防腐剤 0.57.香料 0.5製造方法成分2〜7をミキサーで撹拌混合し、アトマイザーにて粉砕する。さらに成分1を加えミキサーにて混合する。これを、金皿にプレス成型し、パウダーアイシャドウを得た。 【0029】本発明の固形粉末化粧料であるパウダーアイシャドウは化粧持ちにすぐれ、使用性が良好なものであった。 【0030】 実施例12 プレストパウダー成分 重量% 1.雲母チタン 10 2.タルク 60 3.マイカ 11 4.シリカ 5 5.ベンガラ 2 6.黄酸化鉄 1 7.有機変性粘土鉱物 5 8.ジメチルポリシロキサン 5 9.香料 0.510.防腐剤 0.5製造方法成分2〜10をミキサーで撹拌混合し、アトマイザーにて粉砕する。さらに成分1を加えミキサーにて混合する。これを、金皿にプレス成型し、プレストパウダーを得た。 【0031】本発明の固形粉末化粧料であるプレストパウダーは化粧持ちにすぐれ、使用性が良好なものであった。 【0032】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の固形粉末化粧料は有機変性粘土鉱物とシリコーン油を配合することで、化粧持ちに優れ、使用性が良好なものを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000249908 【氏名又は名称】有限会社野々川商事
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| 【出願日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−220316(P2002−220316A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月9日(2002.8.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−19217(P2001−19217) |
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