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【発明の名称】 皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】上原 静香

【氏名】佐々木 一郎

【氏名】尾之上 聡

【要約】 【課題】プシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と保湿剤とを含有することで、両者が相乗的に作用して優れた美肌効果を発揮することのできる皮膚外用剤を提供する。

【解決手段】次の成分(a)及び(b)
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(a)及び(b)
(a)プシリウム(Plantago Psyllium L.)抽出物及び/又はウチワサボテン(Opuntia ficus-indica(L.)Mill.)抽出物(b)保湿剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項2】 成分(b)の保湿剤が、ムコ多糖、タンパク質、アミノ酸、D−パンテノール、及びそれらの誘導体、糖類、セラミド、リン脂質、多価アルコール、アーモンド抽出物、アロエ抽出物、ビャクレン抽出物、クインスシード抽出物、シャクヤク抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、海藻抽出物、温泉水及び深層水から選ばれたものである請求項第1項記載の皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と保湿剤を配合する皮膚外用剤に関し、更に詳細には、プシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と保湿剤とを含有することで、相乗的に優れた保湿作用、肌荒れ改善及び防止作用を有し、つやがありきめの整ったなめらかな透明感のある肌にする効果、すなわち美肌効果を発揮することのできる皮膚外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、乳液、クリーム、化粧水、パック、分散液、洗浄料、軟膏、外用液等の皮膚外用剤には、これらに所定の薬効を付与することを目的として各種の薬効成分が加えられており、例えば、肌荒れ改善作用を目的とする皮膚外用剤には、保湿成分としてグリセリン、リン脂質、ムコ多糖、アロエ抽出物等の薬効成分が含有されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの薬効成分を単に含有した皮膚外用剤では、薬効成分の効果が十分でなかったり、あるいは、薬効を得るのに十分な量を添加すると、安定性に欠けたり使用感が悪くなる場合があり、その改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題を解決するために、前記薬効成分の効果を向上させることのできる天然成分について鋭意検索を行った結果、当該作用を有するものとして、プシリウム抽出物及びウチワサボテン抽出物を見出した。そして、当該抽出物と保湿剤を組み合わせ配合することにより、相乗的に優れた保湿作用や、肌荒れ改善及び防止作用を得ることができ、つやがあり、きめの整ったなめらかな透明感のある肌にすることができることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)プシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物(b)保湿剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚外用剤は、成分(a)であるプシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と、成分(b)である保湿剤とを、通常の皮膚外用剤に使用される種々の形態の基剤に配合して製剤化することにより得られる。
【0007】本発明において用いられる成分(a)のうち、プシリウム抽出物は、別名プシラム、サイリュウム等とも呼ばれるオオバコ科オオバコ属の植物であるプシリウム(Plantago Psyllium L.)を適当な溶媒で抽出することにより得られるものである。プシリウムの種子は、粘液質を多く含むために水中で膨潤し、薬用として皮膚軟化薬や緩下薬等に用いられてきており、この種子由来の粘液質には、キシロース、ガラクトース、ガラクトロン酸を含むとされている。このプシリウムは、地中海地域、特にフランス、スペイン、アフリカ等に分布しており、特に日当たりの良い、痩せて乾燥した砂地に多く見られる植物であるが、本発明に用いられる抽出物を製造するにあたって、その産地は特に制約はない。
【0008】また、同じく本発明において用いられる成分(a)であるウチワサボテンの抽出物は、サボテン科オプンチア属の植物であるウチワサボテン(Opuntia ficus-indica(L.)Mill.)を適当な溶媒で抽出したものである。ウチワサボテンの薬用成分は地上茎(仙人掌)、果実(仙人子)であり、民間療法的には、解熱、鎮咳、消炎、補脾、健胃などの作用があると言われている。そしてウチワサボテンの全草には、アラバン、ガラクタンなどの粘液質、β−シトステロール、リンゴ酸、コハク酸、果実にカロチン、糖類が、花にイソラムネチングルコサイド等を含むとされている。ウチワサボテンは、南米を原産とし、熱帯アメリカでは古代から栽培されている大型の多肉植物であるが、本発明に用いられる抽出物を製造するにあたって、その産地は特に制約されない。
【0009】上記成分(a)の調製法は、特に限定されるものではないが、その例としては、全草、又は根、茎、幼芽、葉、花、果実、種子のいずれか1ヶ所以上を原料とし、これらを乾燥、細切、圧搾、或いは発酵等、適宜処理を施した後、低温もしくは室温〜加温下で溶媒により抽出する方法を挙げることができる。得られた抽出液は濾過またはイオン交換樹脂を用い、吸着、脱色、精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすることもできる。必要ならば、効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理をしても良い。
【0010】成分(a)の抽出に用いられる抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)等が挙げられ、その中から1種または2種以上を用いることができる。
【0011】成分(a)のうち、プシリウム抽出物のより具体的な、好ましい抽出方法の例としては、プシリウムの種子を粉砕し、水を用い、室温または加温して1〜5日間抽出を行ったのち濾過し、得られた濾液をさらに1週間ほど放置して熟成させ、再び濾過を行う方法等が挙げられる。
【0012】また、成分(a)のうち、ウチワサボテン抽出物のより具体的な、好ましい抽出方法の例としては、ウチワサボテンの根及び茎を細切し、水を用い、室温または加温して1〜5日間抽出を行ったのち濾過し、得られた濾液をさらに1週間ほど放置して熟成させ 、再び濾過を行う方法等が挙げられる。
【0013】しかし、本発明の成分(a)であるプシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物を保湿剤と組み合わせた場合に、相乗的に優れた保湿効果や肌荒れ防止及び改善効果を与えることは全く知られていない。
【0014】一方、本発明に成分(b)として成分(a)と組み合わせ、使用される保湿剤としては、具体的には以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には形成可能な塩が含まれる。また、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を示す。
【0015】すなわち、成分(b)の保湿剤として、ムコ多糖及びその誘導体(ヒアルロン酸等)、糖類(イノシトール、グルコース、トレハロース、キシリトール、蔗糖およびその誘導体、ハチミツ、グリコーゲン等)、タンパク質及びその誘導体並びにそれらの加水分解物(コラーゲン、エラスチン、ケラチン、卵殻膜タンパク等)、アミノ酸及びその誘導体(アルギニン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、テアニン、ピロリドンカルボン酸及びその誘導体)、多価アルコール(グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等)、セラミド、大豆及び卵由来のリン脂質、D−パンテノール及びその誘導体、アーモンド抽出物、アロエ抽出物、温泉水、深層水、ビャクレン抽出物、マルメロ(クインスシード)抽出物、シャクヤク抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、海藻抽出物等が挙げられる。これら成分(b)は、その一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。これらの保湿剤のうち、特に好ましいものとしては、ヒアルロン酸及びその塩、コラーゲン、エラスチン、セリン、テアニン、ピロリドンカルボン酸及びその塩、グリセリン、リン脂質、深層水、ビャクレン抽出物、マルメロ抽出物、海藻抽出物が挙げられる。
【0016】本発明の皮膚外用剤において、成分(a)であるプシリウム及び/又はウチワサボテン抽出物の含有量は、成分(a)の全体の乾燥固形分として、好ましくは0.00001〜10質量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.0001〜5%である。この範囲内であれば、該植物抽出物を安定に配合することができ、かつ高い保湿効果を発揮することができる。また、抽出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
【0017】また、本発明の皮膚外用剤における成分(b)の配合量は、使用する成分によっても相違するが、好ましくは0.00001〜20%であり、より好ましくは0.0001〜10%の範囲である。植物抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優れた保湿効果、肌荒れ改善効果を示し、かつ、使用感の良好な皮膚外用剤が得られる。
【0018】上記の成分(a)と成分(b)を組み合せた皮膚外用剤は、相乗的な保湿作用、肌荒れ改善及び防止作用を有し、その結果、美肌効果が発揮され、美しくなめらかなかつ透明感のある肌を実現することができるものであるが、更に必要により、これら必須成分の他、通常の皮膚外用剤に配合しうる成分を本発明の効果を損なわない範囲で、適宜加えることができる。
【0019】本発明の皮膚外用剤に添加しうる成分としては、通常に化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、すなわち、水、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、植物・動物・微生物由来の抽出物、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を挙げることができる。好適な成分の具体例としてはそれぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には形成可能な塩が含まれる。
【0020】( 油 剤 )基剤の構成成分又は使用性、使用感を良くするものとして、油剤が配合される。この油剤としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、天然系油であるか、合成油であるか、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等を使用することができ、例えば、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、ヒマシ油、ミンク油等の植物や動物由来の油脂、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ゲイロウ等のロウ類等が挙げられる。
【0021】( 界面活性剤 )油剤等の乳化や可溶化等のために界面活性剤が用いられる。この界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の活性剤を用いることができる。
【0022】( 金属セッケン )金属セッケンとしては、脂肪酸等のアルカリ塩以外の金属塩であり、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛等が挙げられる。
【0023】( ゲル化剤 )系の安定化や使用性、使用感をよくするためにゲル化剤が用いられる。このゲル化剤としては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0024】( 粉 体 )主としてメーキャップ化粧料における着色や皮膚の隠蔽、又は使用感をよくするためなど多目的に粉体が用いられる。この粉体は、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。このうち無機粉体としては、例えば、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、雲母、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、セラミックスパウダー、窒化ホウ素等が、有機粉体としては、例えば、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロンパウダー、ラウロイルリジン等がそれぞれ挙げられ、有色顔料としては、例えば、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、紺青、群青等の無機系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したものが挙げられ、パール顔料としては、例えば、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等、その他タール色素、カルミン酸等の天然色素等がそれぞれ挙げられる。これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なってもよい。
【0025】( アルコール類 )アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
【0026】( 水溶性高分子 )水溶性高分子は、系の安定化や使用性、使用感をよくするために、また、保湿効果を得るためにも用いられる。水溶性高分子の具体例として、カラギーナン、ペクチン、寒天、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム等のアクリル系高分子、ベントナイト、ヘクトライト等の無機系水溶性高分子等が挙げられる。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0027】( 動物または微生物由来抽出物 )動物または微生物由来抽出物としては、幼牛血液抽出液、脾臓、トリ等の卵成分、鶏冠抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、シルクプロテイン及びその分解物又はそれらの誘導体、ヘモグロビン又はその分解物、イカスミ等の軟体動物、魚肉等、哺乳類、鳥類、貝類、昆虫類、魚類、軟体動物類、甲殻類等の動物由来の抽出物等の微生物由来の抽出物等が挙げられる。動物または微生物由来抽出物を配合することによって、皮膚老化防止効果、血行促進効果等を付与することができる。
【0028】( 植物抽出物 )植物抽出物としては、植物の抽出部位や、抽出方法等に特に制限はなく、例えば植物の全草、又は根、茎、幹、樹皮、幼芽、葉、花、果実、種子等から抽出することが出来、これらを乾燥、細切、圧搾、或いは発酵等、適宜処理を施し、種々の適当な溶媒を用いて低温もしくは室温〜加温下で抽出することができる。抽出溶媒としては、例えば水及びメチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール等の1種または2種以上を用いることができる。また、ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、エーテル等の親油性溶媒を用いて抽出することもでき、その他、スクワラン等の油性成分等により抽出したものでも良い。得られた抽出液は濾過または吸着、脱色、精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすることもできる。必要ならば、効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理をしても良い。植物としては、ホップ、オウレン、グレープフルーツ、サボンソウ、ショウブ、ジオウ、センキュウ、ハマメリス、フキタンポポ、プルーン、ボダイジュ、マロニエ等が挙げられる。植物抽出物を配合することによって、美白効果、皮膚老化防止効果、抗酸化効果、抗炎症効果、細胞賦活効果、血行促進効果、保湿効果、皮脂分泌調整効果等を付与することができる。
【0029】( 美 白 剤 )美白剤としては、ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等)、胎盤抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、ヨクイニン(ハトムギ)抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアントケルプ等の褐藻類;テングサ、キリンサイ、オオキリンサイ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、ビャクレン抽出物、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ抽出物、トマト抽出物、ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体;デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、アガロース、オリゴサッカライド、ネオアガロビオース、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、アスパラガス抽出物、アセロラ抽出液、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽出物、エゾウコギ抽出物、エンドウ豆抽出物、カミツレ抽出物、カムカム抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチゴ抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ抽出物、コメ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出液、トウキ抽出液、ブナ抽出物、ブラックカラント抽出物、ホウセンカ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、モッカ(ボケ、カリン)抽出物、ユキノシタ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、霊芝抽出物、微生物醗酵代謝産物、大豆抽出物、糖蜜抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。美白剤を併用することにより、日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生ずるシミ、ソバカス等の現象を防止する効果や,くすみを防止もしくは解消する効果を付与することができる。
【0030】( 抗酸化剤 )紫外線による過酸化脂質の生成などを抑制する目的で抗酸化剤が用いられる。抗酸化剤としては、例えば、ビタミンEおよびその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等)、トコトリエノール、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビタミンD及びその誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等)、ルチン及びその誘導体、ヘスペリジン及びその誘導体、チオタウリン、タウリン、ハイドロキノン及びその誘導体、ヒスチジン、カテキン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体、キュウリ抽出物、ケイケットウ抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、コレステロール及びその誘導体、コムギ抽出物、サンザシ抽出物、スーパーオキサイドディスムターゼ、コガネバナ(オウゴン)抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ブドウ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、マンニトール、モッカ(ボケ、カリン)抽出物、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、卵殻膜抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。これらの抗酸化剤を配合することによって、活性酸素に起因する小じわ、乾燥などの様々な肌へのダメージを抑制し、より高い肌荒れ改善効果や美肌効果を発揮することができる。
【0031】( 抗炎症剤 )乾燥や紫外線などの外的刺激に起因する肌の炎症を抑制するために、抗炎症剤が用いられる。抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体、ルテオリンおよびそれらを含む抽出物、アシタバ抽出物、アルテア抽出物、イオウ及びその誘導体、イラクサ抽出物、インチンコウ(カワラヨモギ)抽出物、ウコン抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オトギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クレソン抽出物、サルビア(セージ)抽出物、ワレモコウ(ジユ)抽出物、シコン(ムラサキ)抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、ニワトコ抽出物、ガマ(ホオウ)抽出物、ムクロジ抽出物、ユーカリ抽出物、ヨモギ抽出物、レンゲソウ抽出物、コンドロイチン硫酸及びその誘導体等が挙げられる。抗炎症剤を併用することにより、炎症に起因する肌荒れ等を抑制することができ、より高い肌荒れ改善効果や美肌効果を発揮することができる。
【0032】( 細胞賦活剤 )細胞の代謝を活発にすることにより、コラーゲン、エラスチン等の生体内成分及びエネルギーの産生を高める等の目的で細胞賦活剤が用いられる。細胞賦活剤としては、例えば、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、α−及びγ−リノレン酸、キサンチン及びその誘導体(カフェイン等)、アスパラガス抽出物、アンズ(キョウニン)抽出物、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、オオムギ(バクガ)抽出物、キウイ抽出物、クエン酸、コハク酸、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ツボクサ抽出物、トウキンセンカ抽出物、トマト抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノキチオール、ブクリョウ抽出物、ブドウ種子油、ブナ抽出物、モモ抽出物、ユリ抽出物、レモン抽出物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、魚肉抽出物、鶏冠抽出物、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出物、血清除蛋白抽出物、ローヤルゼリー、ラクトフェリン又はその分解物等)、微生物醗酵代謝産物(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物等が挙げられる。細胞賦活剤を併用することにより、肌のはり、つやや弾力を向上する効果を付与することができる。
【0033】( 紫外線防止剤 )紫外線に起因する肌へのダメージを防止するために紫外線防止剤が用いられる。紫外線防止剤としては、例えば、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、オキシベンゾン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、2−フェニルベンズイミダゾール硫酸ナトリウム、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。また、粉体は微粒子のものを用いるとより高い効果が発揮される。
【0034】( 抗 菌 剤 )ニキビなどを予防、改善する目的で抗菌剤が用いられる。抗菌剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。これらを配合することにより、ニキビなど細菌性の皮膚の炎症を抑制し、さらに高い保湿、美肌効果を発揮することができる。
【0035】( 血行促進剤 )皮膚の血流を促すことにより、さらに高い保湿、美肌効果を発揮させるために血行促進剤が用いられる。血行促進剤としては、例えば、アルニカ抽出液、トウガラシチンキ、イチョウ抽出物、γ―オリザノール等が挙げられる。
【0036】( 酵 素 )水分保持能の低い不要な角質を除去することにより、皮膚外用剤の保湿効果及び肌荒れ改善効果を高めるために酵素が用いられる。酵素としては、例えば、リパーゼ、パパイン等が挙げられる。
【0037】かくして得られた本発明の皮膚外用剤の配合形態の例としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏などの化粧料や外用医薬品等とすることができる。
【0038】
【実施例】次に実施例、参考例及び試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例等になんら制約されるものではない。
【0039】参 考 例 1プシリウム抽出物の製造:プシリウム(Platago psyllium L.)の種子10gを粉砕した後、精製水100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してプシリウム抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は1.0%であった。
【0040】参 考 例 2ウチワサボテン抽出物の製造:ウチワサボテン(Opuntia ficus-indica(L.)Mill.)の根及び茎10gを細切し、精製水100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してウチワサボテン抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は1.0%であった。
【0041】実 施 例 1乳 液 :参考例1及び2で得られた各抽出物を用い、表1に示す処方及び下記製造方法で本発明品1、2及び比較品1〜3の乳液を製造した。得られた乳液について、その肌荒れ改善効果を調べた。その結果を表2に示す。
【0042】(処方)
【表1】

【0043】(製法)
A. 成分(1)〜(5)及び(10)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B. 成分(8)及び(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加え、混合した後、冷却する。
D. 「C.」に成分(6)、(7)、(9)、(11)及び(12)を加えて乳液を得た。
【0044】(試験方法)26〜44才の健常人15名をパネルとし、まず、実験的な肌荒れを惹起する前の肌状態をマイクロスコープカメラ(HIROX社製 KH−2700)で撮影し、下記の「肌状態スコア基準」によりそのスコアを求めた。次いで、上腕屈側部をエーテルとアセトンを1:1で混合した溶液で処理することにより実験的に肌荒れを惹起した。さらにその後は、14日間にわたって毎日、朝と夜の2回、実施例1で製造した乳液を塗布し、肌荒れ惹起の1、3、7及び14日後に前記と同様、肌状態のスコアを求めた。それらのスコアを平均して、肌荒れ改善効果を評価した。
【0045】
(肌状態スコア基準)
スコア 状 態 1 : 肌の皮溝が不鮮明であり、角質のはがれが認められる。
2 : 肌の皮溝がやや不鮮明であるかまたは一方向性が強い。
3 : 肌の皮溝は認められるが、浅いかまたは一方向性が強い。
4 : 肌の皮溝が認められるかまたはやや網目状である。
5 : 肌の皮溝がはっきり認められるかまたはきれいな網目状である 。
【0046】(結果)
【表2】

【0047】表2の結果から明らかなように、プシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と、保湿剤であるヒアルロン酸ナトリウムを組み合わせた本発明品の乳液は、それぞれを単独で配合した比較品の乳液よりも、肌の皮溝を鮮明かつきれいな網目状にする効果、すなわちきめを整える効果に優れており、優れた肌荒れ改善効果を有するものであった。
【0048】実 施 例 2化 粧 水 :以下の処方及び製造方法で化粧水を製造した。
【0049】
(処方) 成分 質量%(1)グリセリン 10.0(2)1,3−ブチレングリコール 6.0(3)プシリウム抽出物*1 0.5(4)ビャクレン抽出物*4 1.0(5)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1(6)クエン酸 0.1(7)クエン酸ナトリウム 0.3(8)精製水 残量(9)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5(10)エチルアルコール 8.0(11)防腐剤 適量(12)香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの *4: サントリー社製【0050】(製法)
A. 成分(1)〜(8)を混合溶解する。
B. 成分(9)〜(12)を混合溶解する。
C.「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水を得た。
【0051】この化粧水は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれ防止及び改善効果に優れ、また透明感のある美しい肌にする化粧水であった。
【0052】実 施 例 3化 粧 水 :以下の処方及び製造方法で化粧水を製造した。
【0053】
(処方) 成分 質量% (1)グリセリン 10.0 (2)1,3−ブチレングリコール 6.0 (3)ウチワサボテン抽出物*2 0.5 (4)海藻抽出物 0.5 (5)クエン酸 0.1 (6)クエン酸ナトリウム 0.3 (7)精製水 残量 (8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5 (9)エチルアルコール 8.0 (10)防腐剤 適量 (11)香料 適量 *2: 参考例2で製造したもの【0054】(製造方法)
A. 成分(1)〜(7)を混合溶解する。
B. 成分(8)〜(11)を混合溶解する。
C. 「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水を得た。
【0055】実施例3の化粧水は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれ防止及び改善効果に優れ、また透明感のある美しい肌にする化粧水であった。
【0056】実 施 例 4乳 液 :以下の処方及び製造方法で乳液を製造した。
【0057】
(処方) 成分 質量% (1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3 (2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 (4)ステアリン酸 0.5 (5)セタノール 0.5 (6)スクワラン 3.0 (7)流動パラフィン 4.0 (8)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (9)メチルポリシロキサン 1.0 (10)水素添加大豆リン脂質 0.1 (11)グルチルレチン酸ステアリル 0.05 (12)防腐剤 適量 (13)カルボキシビニルポリマー1%水溶液 10.0 (14)水酸化ナトリウム 0.05 (15)グリセリン 5.0 (16)1,3−ブチレングリコール 7.0 (17)精製水 残量 (18)エチルアルコール 5.0 (19)プシリウム抽出物*1 5.0 (20)マルメロ抽出物*5 5.0 (21)L−セリン*6 0.5 (22)多孔質シリカ 3.0 (23)香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの *5: 香栄興業社製 *6: 味の素社製【0058】(製造方法)
A. 成分(13)〜(17)、(21)を加熱混合し、70℃に保つ。
B. 成分(1)〜(12)を加熱混合し、70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化する。
D. 「C.」を冷却後、成分(18)〜(20)、(22)、(23)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0059】実施例4の乳液は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれ防止及び改善効果に優れ、また透明感のある美しい肌にする乳液であった。
【0060】実 施 例 5乳 液 :以下の処方及び製造方法で乳液を製造した。
【0061】
(処方) 成分 質量% (1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3 (2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 (20.E.O.) (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 (4)ステアリン酸 0.5 (5)セタノール 0.5 (6)スクワラン 3.0 (7)流動パラフィン 4.0 (8)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (9)メチルポリシロキサン 1.0 (10)卵黄リン脂質 0.1 (11)酢酸−dl−α−トコフェロール 0.3 (12)グリチルレチン酸ステアリル 0.5 (13)防腐剤 適量 (13)カルボキシビニルポリマー1%水溶液 10.0 (15)水酸化ナトリウム 0.05 (16)グリセリン 5.0 (17)1,3−ブチレングリコール 7.0 (18)精製水 残量 (19)エチルアルコール 5.0 (20)ウチワサボテン抽出物*2 0.5 (21)アロエ抽出物*7 3.0 (22)多孔質シリカ 3.0 (23)香料 適量 *2: 参考例2で製造したもの *7: 丸善製薬社製【0062】(製造方法)
A. 成分(14)〜(18)を加熱混合し、70℃に保つ。
B. 成分(1)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化する。
D. 「C.」を冷却後成分(19)〜(23)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0063】実施例5の乳液は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれ防止及び改善効果に優れ、また透明感のある美しい肌にする乳液であった。
【0064】実 施 例 6軟 膏 :以下の処方及び製造方法で軟膏を製造した。
【0065】
(処方) 成分 質量% (1)ステアリン酸 18.0 (2)セタノール 4.0 (3)dl−α−トコフェロール 0.2 (4)防腐剤 適量 (5)トリエタノールアミン 2.0 (6)グリセリン 5.0 (7)精製水 残量 (8)プシリウム抽出物*1 1.0 (9)ウチワサボテン抽出物*2 1.0 (10)加水分解コラーゲン*8 0.1 *1: 参考例1で製造したもの *2: 参考例2で製造したもの *8: 高研社製【0066】(製造方法)
A. 成分(5)、(6)及び(7)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B. 成分(1)〜(4)を加熱混合し、75℃に保つ。
C. 「A.」を「B.」に徐々に加える。
D. 「C.」を冷却しながら成分(7)の残部で溶解した成分(8)〜(10)を加え、軟膏を得た。
【0067】実施例6の軟膏は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれの防止及び改善効果に優れ透明感のある美しい肌にする軟膏であった。
【0068】実 施 例 7パ ッ ク :以下の処方及び製造方法でパックを製造した。
【0069】
(処方) 成分 質量% (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)無水ケイ酸 0.5 (3)ポリエチレングリコール 0.5 (4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0 (5)グリセリン 5.0 (6)精製水 残量 (7)エチルアルコール 20.0 (8)防腐剤 適量 (9)プシリウム抽出物*1 0.1 (10)ピロリドンカルボン酸ナトリウム*9 0.2 (11)トレハロース*10 0.05 (12)香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの *9: 味の素社製 *10: 林原生物科学研究所社製【0070】(製造方法)
A. 成分(1)〜(6)、(11)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B. 成分(7)及び(8)を混合する。
C. 「B.」を先の「A.」に加え、混合した後、冷却して、成分(9)、(10)及び(12)を均一に分散してパックを得た。
【0071】実施例7のパックは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、肌あれの防止及び改善効果を発揮し透明感のある美しい肌にするパックであった。
【0072】実 施 例 8パ ッ ク :以下の処方及び製造方法でパックを製造した。
【0073】
(処方) 成分 質量% (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)無水ケイ酸 0.5 (3)ポリエチレングリコール 0.5 (4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0 (5)グリセリン 5.0 (6)精製水 残量 (7)温泉水 10.0 (8)エチルアルコール 20.0 (9)防腐剤 適量 (10)ウチワサボテン抽出物*2 0.2 (11)海藻抽出物 0.5 (12)卵殻膜プロテイン*11 0.2 (13)ヒドロキシプロリン*12 0.3 (14)香料 適量 *2: 参考例2で製造したもの *11: キューピー社製 *12: 協和醗酵社製【0074】(製造方法)A. 成分(1)〜(7)、(13)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B. 成分(8)及び(9)を混合する。
C. 「B.」を先の「A.」に加え、混合した後、冷却して成分(10)〜(12)及び(14)を均一に分散してパックを得た。
【0075】実施例8のパックは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、肌あれの防止及び改善効果を発揮し透明感のある美しい肌にするパックであった。
【0076】実 施 例 9リキッドファンデーション:以下の処方及び製造方法でリキッドファンデーションを製造した。
【0077】
(処方) 成分 質量% (1)液状ラノリン 2.0 (2)流動パラフィン 5.0 (3)ステアリン酸 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 (6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0 (7)防腐剤 適量 (8)グリセリン 5.0 (9)トリエタノールアミン 1.0 (10)カルボキシメチルセルロース 0.2 (11)ベントナイト 0.5 (12)精製水 残量 (13)酸化チタン 6.0 (14)微粒子酸化チタン 2.0 (15)微粒子酸化亜鉛 5.0 (16)マイカ 2.0 (17)タルク 4.0 (18)着色顔料 4.0 (19)プシリウム抽出物*1 0.01 (20)カンゾウ抽出物*13 0.5 (21)ソウハクヒ抽出物*14 0.5 (22)エラスチン*15 0.2 (23)香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの *13〜*15: 丸善製薬社製【0078】(製造方法)
A. 成分(1)〜(7)を混合溶解する。
B. 「A.」に成分(13)〜(18)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C. 成分(8)〜(12)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D. 「C.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
E. 「D.」を冷却後、成分(19)〜(23)を添加して、リキッドファンデーションを得た。
【0079】実施例9のリキッドファンデーションは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれの防止及び改善等効果に優れるリキッドファンデーションであった。
【0080】実 施 例 10リキッドファンデーション:以下の処方及び製造方法でリキッドファンデーションを製造した。
【0081】
(処方) 成分 質量% (1)液状ラノリン 2.0 (2)流動パラフィン 5.0 (3)ステアリン酸 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 (6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0 (7)4−tert−ブチル−4’ 2.0 −メトキシジベンゾイルメタン (8)防腐剤 適量 (9)グリセリン 5.0 (10)トリエタノールアミン 1.0 (11)カルボキシメチルセルロース 0.2 (12)ベントナイト 0.5 (13)精製水 残量 (14)酸化チタン 6.0 (15)微粒子酸化チタン 2.0 (16)微粒子酸化亜鉛 5.0 (17)マイカ 2.0 (18)タルク 4.0 (19)着色顔料 4.0 (20)ウチワサボテン抽出物*2 0.2 (21)グリコーゲン*16 0.2 (22)D−パンテノール*17 0.5 (23)L−アスコルビン酸マグネシウム 1.0 (24)香料 適量 *2: 参考例2で製造したもの *16: シグマ社製 *17: 第一製薬社製【0082】(製造方法)
A. 成分(1)〜(8)を混合溶解する。
B. 「A.」に成分(14)〜(19)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C. 成分(9)〜(13)、(21)〜(23)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D. 「C.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
E. 「D.」を冷却後、成分(20)及び(24)を添加してリキッドファンデーションを得た。
【0083】実施例10のリキッドファンデーションは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれの防止及び改善等効果に優れるリキッドファンデーションであった。
【0084】実 施 例 11日焼け止め乳液:以下の処方及び製造方法で日焼け止め乳液を製造した。
【0085】
(処方) 成分 質量% (1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0 (5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0 (6)防腐剤 適量 (7)香料 適量 (8)シリコン処理微粒子酸化チタン 10.0 (9)シリコン処理微粒子酸化亜鉛 10.0 (10)ポリスチレン末 3.0 (11)トリメチルシロキシケイ酸 0.5 (12)ジプロピレングリコール 3.0 (13)エチルアルコール 10.0 (14)精製水 残量 (15)食塩 0.2 (16)プシリウム抽出物*1 2.0 (17)テアニン*18 1.0 *1: 参考例1で製造したもの *18: 太陽化学社製【0086】(製造方法)A. 成分(1)〜(11)を混合分散する。
B. 成分(12)〜(15)、(17)を混合分散する。
C. 「A.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
D. 「C.」に成分(16)を添加して、日焼け止め乳液を得た。
【0087】実施例11の日焼け止め乳液は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれの防止及び改善等効果に優れる日焼け止め乳液であった。
【0088】実 施 例 12日焼け止め乳液:以下の処方及び製造方法で日焼け止め乳液を製造した。
【0089】
(処方) 成分 質量% (1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0 (5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 10.0 (6)防腐剤 適量 (7)香料 適量 (8)シリコン処理微粒子酸化チタン 8.0 (9)シリコン処理微粒子酸化亜鉛 7.0 (10)ポリスチレン末 3.0 (11)トリメチルシロキシケイ酸 0.5 (12)ジプロピレングリコール 3.0 (13)エチルアルコール 10.0 (14)精製水 残量 (15)食塩 0.2 (16)ウチワサボテン抽出物*2 1.0 (17)シャクヤク抽出物*19 2.0 (18)海藻抽出物 0.5 *2: 参考例2で製造したもの *19: 一丸ファルコス社製【0090】(製造方法)A. 成分(1)〜(11)を混合分散する。
B. 成分(12)〜(15)を混合分散する。
C. 「A.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
D. 「C.」に成分(16)〜(18)を添加して、日焼け止め乳液を得た。
【0091】実施例12の日焼け止め乳液は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、保湿効果、肌あれの防止及び改善等効果に優れる日焼け止め乳液であった。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプシリウム抽出物及び/又はウチワサボテン抽出物と保湿剤とを含有する皮膚外用剤は、これら成分を単独で配合した場合に比べてより優れた保湿効果、肌荒れ改善及び防止効果を有し、美しくなめらかな肌にする効果、すなわち美肌効果を有するものである。
【0093】従って、本発明の皮膚外用剤は、保湿、美肌を目的とする化粧品や医薬品等、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏として有利に利用することができるものである。
以 上
【出願人】 【識別番号】000145862
【氏名又は名称】株式会社コーセー
【出願日】 平成13年1月22日(2001.1.22)
【代理人】 【識別番号】100086324
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 信夫 (外1名)
【公開番号】 特開2002−212087(P2002−212087A)
【公開日】 平成14年7月31日(2002.7.31)
【出願番号】 特願2001−12808(P2001−12808)