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【発明の名称】 根管充填材除去剤
【発明者】 【氏名】安蒜 正雄

【氏名】佐藤 公彦

【氏名】竹下 隆晴

【要約】 【課題】根管の再治療を行う際に根管から根管充填材を取り除いた後、根尖部に残留し易いガッタパーチャポイントや根管壁の象牙質細管に入り込んで残留し易い根管充填用シーラー等の根管充填材を簡単な操作により従来のような過剰な根管拡大操作を行うことなく取り除くことが可能な根管充填材除去剤を提供する。

【解決手段】リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種と界面活性剤とで根管充填材除去剤とする。更に研磨材を添加してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種と界面活性剤とから成ることを特徴とする根管充填材除去剤。
【請求項2】 リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種が80〜99重量%で、界面活性剤が1〜20重量%である請求項1に記載の根管充填材除去剤。
【請求項3】 請求項2に記載の根管充填材除去剤100重量部に対して更に研磨材が2〜10重量部添加されている根管充填材除去剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科治療に於いて根管の再治療を行う時に根管から根管用充填材を除去する際に用いる根管充填材除去剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科治療に於いて歯髄疾患及び根尖歯周疾患の治療を行う際に、抜髄後の根管内に材質的に安定な物質を充填して根管内の空隙を封鎖し、根管と歯周組織,根管と口腔との間の感染経路を遮断する根管治療が行われる。この処置を行う際に現在最も多く用いられている方法は、抜髄後の根管内に天然ガッタパ−チャと酸化亜鉛とを主成分とするガッタパーチャポイントと呼ばれる細い針状の根管充填材を充填した後に根管開口部をセメント等で封鎖する方法である。このガッタパーチャポイントを用いた根管の充填方法は、複数のガッタパーチャポイントを順次根管内に充填する側方加圧充填法と呼ばれる方法で一般的に行われている。このとき、ガッタパーチャポイントは根管内に緻密に充填することが必要であるが、ガッタパーチャポイントは根管壁に対する密着性が不充分であるためガッタパーチャポイントに根管充填用シーラー組成物と呼ばれる材料を塗布してから根管内に充填し根管壁とガッタパーチャポイントとの隙間を埋めて封鎖性を高める方法が行われている。この根管充填用シーラー組成物として現在広く使用されているものは、酸化亜鉛とユージノールとを主成分とした材料である。酸化亜鉛・ユージノール系の根管充填用シーラー組成物の他にもガッタパーチャポイントとの接着性が高いことから、低粘度のポリイソプレンや天然ガッタパーチャを主成分とする樹脂製の根管充填用シーラー組成物も用いられている。
【0003】このように根管治療は、抜髄及び感染根管処置の後に、ガッタパーチャポイントを根管を緊密に充塞し、口腔から根管,根尖歯周組織の間を遮断して歯根を無菌状態に保ち、根尖歯周組織における疾患の予防・治癒を目的としている。しかし、一般的に根管は複雑な形状をしており、歯牙の種類によっては1歯当り3〜4の根管が存在し、しかも、その形状も扁平状,樽状,湾曲状等、個々の歯牙により種々様々であるため、前述のようにガッタパーチャポイントと根管充填用シーラーとから成る根管充填材を用いて治療を行っても細菌の侵入を防止することが難しく、感染により歯痛や歯肉の腫れが起きてしまうことがあった。このような場合、根管治療を再度やり直すことが必要となる。即ち、根管に充填されているガッタパーチャポイントと根管充填用シーラーとから成る根管充填材をリーマーとファイルとで丁寧に取り除き、必要に応じて根管内の壊死腐敗物質等の有機物質を次亜塩素酸ナトリウム溶液等の根管清掃剤で清掃して再度前記側方加圧充填法等を用いてガッタパーチャポイントを充填し直す治療が必要になるのである。
【0004】ところが、複雑な根管の細部にまで充填されたガッタパーチャポイントと根管充填用シーラーとから成る根管充填材をリーマーとファイルとを用いて除去することは非常に困難であり、特に扁平状,湾曲状の根管は根尖部にガッタパーチャポイントが残留すると充分な感染部の清掃が行えず、再び感染が拡大し歯痛や歯肉の腫れが起きてしまう可能性が高かった。このような場合はリーマーやファイルを用いて根管拡大操作を行い、残留している根管充填材を取り除く必要があった。また、根管充填用シーラー組成物は、ガッタパーチャポイントと比較して流動性が高く根管に対する密着性もあるため根管壁の象牙質細管に入り込むと根管拡大を行わずに取り除くことは不可能であり、根管壁ごと根管充填用シーラーを削り落とす必要があった。しかし、根管充填材が根尖部に残留する現象は一般的に複雑な根管形状の場合が多いので直接目視で確認することが難しく根管拡大の操作は非常に困難であり、又は根管充填材の根管壁への残留は微量であるためレントゲンに造影され難く、術者が根管拡大の状況を把握し難いため技術的に困難な操作であった。更に、根管拡大は根管の強度を低下させ根管が破折する危険が高くなる等の弊害が伴うため、できるだけ行わずに根管内に残留している根管充填材を除去すること望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、根管の再治療を行う際に根管から根管充填材をリーマーやファイル等を用いて取り除いた後、根尖部に残留したガッタパーチャポイントや根管壁の象牙質細管に入り込んで残留した根管充填用シーラー等の根管充填材を簡単な操作により従来のような過剰な根管拡大操作を行うことなく取り除くことが可能な根管充填材除去剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究した結果、根管充填材をリーマーやファイルを用いて除去した後の根管に、根管充填材に使用されているガッタパーチャポイントや樹脂製の根管充填用シーラーの主成分であるポリイソプレン等の樹脂成分を溶解又は膨潤軟化させることができ、且つ酸化亜鉛・ユージノール系根管充填用シーラーの硬化体を形成するマトリックスであるユージノール亜鉛を溶解することの可能な溶液に界面活性剤を配合した根管充填材除去剤を用いると、根管の細部に残っている根管充填材を溶解又は膨潤軟化させることにより根管拡大による除去を行うことなく取り除くことが可能となり、更にこの根管充填材除去剤に研磨材が添加されているとより好ましいことを究明して本発明を完成した。
【0007】
【発明の実施の形態】即ち、本発明に係る根管充填材除去剤は、リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種と界面活性剤とから成る根管充填材除去剤であり、中でも、リモネンは生体への安全性がクロロホルムやキシレンに比較して優れており、ユーカリオイルよりも安価であることから好ましい。このリモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種は80〜99重量%で、界面活性剤は1〜20重量%の範囲が好ましく、更にリモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種と界面活性剤との合計100重量部に対して研磨材が2〜10重量部添加されていると溶解性に加えて研磨による除去性も向上するのでより好ましい。
【0008】本発明に係る根管充填材除去剤に使用するリモネンは、単環式モノテルペンの一種でありd-リモネン,l-リモネンのどちらも使用可能である。リモネンはガッタパーチャポイントや樹脂製の根管充填用シーラーの主成分である天然ガッタパーチャやポリイソプレン等を膨潤軟化させる作用がある。また、スチレンを溶解することから、ポリイソプレン−スチレン共重合体を配合した根管充填材には特に効果がある。
【0009】本発明に係る根管充填材除去剤に使用するユーカリオイルは、ユーカリ属植物の葉の水蒸気蒸留で得られるシネオールを主成分とする物質である。ユーカリオイルはリモネンと同様に天然ガッタパーチャやポリイソプレンを膨潤軟化する作用がある。
【0010】本発明に係る根管充填材除去剤に使用するクロロホルム,キシレンは、一般的に溶媒として用いられている物質が使用可能であり、キシレンはo−キシレン,m−キシレン,p−キシレンの何れも使用可能である。クロロホルム,キシレンは天然ガッタパーチャやポリイソプレン等の樹脂成分を溶解する作用があるため除去作用はリモネンやユーカリオイルと比較して高い。
【0011】本発明に係る根管充填材除去剤に使用するリモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンには何れも酸化亜鉛・ユージノール系根管充填用シーラーの硬化体のマトリックス部であるユージノール亜鉛を溶解する作用があるため、酸化亜鉛・ユージノール系の根管充填用シーラーを用いた症例において再度根管治療する場合にもガッタパーチャポイントと同様に除去することが可能である。
【0012】リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種は、根管充填材除去剤中に80〜99重量%の範囲で配合されることが好ましい。80重量%未満であると根管充填材を溶解又は膨潤軟化する作用が低くなる傾向があり、99重量%を超えると実質的に界面活性剤の効果が下がり根管充填材を溶解又は膨潤軟化させた物質を根管内から取り出し難くなる傾向がある。
【0013】本発明に係る根管充填材除去剤に使用する界面活性剤は、根管充填材除去剤を根管の細部まで浸透させるためと、溶解又は膨潤軟化させた根管充填材を根管の細部から効果的に取り除くために配合される。特にリモネン,ユーカリオイルは、界面活性剤と共に使用しない場合には根管充填材を溶解又は膨潤軟化させた後の樹脂を主成分とする物質が歯面に付着してしまいそれらを根管内から取り出すことが困難となるので、界面活性剤の使用が必要なのである。
【0014】本発明に係る根管充填材除去剤に使用する界面活性剤は、陰イオン界面活性剤,陽イオン界面活性剤,両性界面活性剤,非イオン界面活性剤の何れも使用可能である。陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸石鹸,N−アシルアミノ酸及びその塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩,アシル化ペプチド,アルキルベンゼンスルホン酸塩,スルホコハク酸アルキル二塩,ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二塩,アルキルスルホ酢酸塩,N−アシルメチルタウリン塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,第2級高級アルコールエトキシサルフェート,モノグリサルフェートを例示することができる。陽イオン界面活性剤としては、ベンザルコニウム塩,イミダゾリニウム塩等を例示でき、両性界面活性剤としては、レシチン,アルキルアミンオキサイドが例示できる。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンヒマシ油及び硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩,エチレングリコール脂肪酸エステル,脂肪酸モノグリセリド,プロピレングリコール脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルを例示することができる。中でも、脂肪酸石鹸,アシル化ペプチド,ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二塩,第2級高級アルコールエトキシサルフェート,モノグリサルフェート,ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンヒマシ油及び硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩,脂肪酸モノグリセリド,ソルビタン脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルが口腔内で使用する場合の安全性の面から好ましい。このような界面活性剤は、根管充填材除去剤中に1〜20重量%配合されることが好ましく、1重量%未満であると根管細部への浸透性が不足し易く、また根管充填材を溶解又は膨潤軟化させた物質の根管からの除去が難しくなる傾向があり、20重量%を超えて配合しても効果が得られ難い傾向がある。
【0015】本発明に係る根管充填材除去剤には、更に研磨材を配合して溶液による除去作用に加え物理的な研磨作用を加えることもできる。研磨材としては、歯科用の歯磨材等で一般的に用いられている研磨材が使用可能であり、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物,第1リン酸カルシウム,第3リン酸カルシウム,炭酸カルシウム,ピロリン酸カルシウム,硫酸カルシウム,アルミナ,水和アルミナ,沈降性シリカや無水アルカリ金属ケイ酸塩錯塩等のシリカ系研磨材,ケイ酸アルミニウム,不溶性メタリン酸ナトリウム,不溶性メタリン酸カリウム,第3リン酸マグネシウム,炭酸マグネシウム,ベントナイト,ケイ酸ジルコニウム,ポリメチルメタクリレート等の合成樹脂を例示することができる。これらの研磨材は、リモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種と界面活性剤との合計100重量部に対して研磨材が2〜10重量部添加されていることが好ましく、2重量部未満では研磨による根管充填材の除去効果が得られ難い傾向があり、10重量部を超えて配合するとリモネン,ユーカリオイル,クロロホルム,キシレンから選ばれる少なくとも1種による根管充填材の溶解又は膨潤軟化させる作用を低下させる虞がある。これらの研磨材は、1種又は2種以上を配合して使用しても良い。
【0016】本発明に係る根管充填材除去剤の使用方法としては、先ず根管に充填されているガッタパーチャポイントや根管充填用シーラーをリーマーとファイルとを用いて根管壁をできるだけ切削しないように取り除く。次いで本発明に係る根管充填材除去剤を根管内に注入ししばらく放置した後、根管内の根管充填材除去剤を水洗して取り除く。この時、放置する代わりに、特に研磨材を配合した場合は、レンツーロ,抜髄針等の刃のない器具を用いて根管充填材除去剤を根管内で攪拌すると、洗浄効果の向上が期待できる。そして、根管充填材を除去した後は、次亜塩素酸ナトリウム溶液等の根管清掃剤で清掃し、通法により根管充填操作を行う。
【0017】本発明に係る根管充填材除去剤を使用し根管充填材を除去する際には、細菌等の侵入により歯痛や歯肉の腫れが起きている場合が多いため、本発明に係る根管充填材除去剤に過酸化尿素,尿素,チオキソロン等の根管拡大補助成分を配合すると細胞屑等のタンパク質除去効果が期待できる。また、エタノール,イソブチルアルコール等の有機溶媒と組み合わせて使用しても良く、その特性を害さない範囲で着色剤等を添加しても良いのは勿論である。
【0018】
【実施例】以下に実施例を示す。なお本発明はこれ等実施例に限定されるものではない。
実施例1d-リモネン(商品名:DリモネンN,ヤスハラケミカル社製)97重量%にポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル3重量%を混合して根管充填材除去剤とした。この根管充填材除去剤について以下の試験方法により「溶解・膨潤性の確認」と「根管充填材除去後の根管内観察」とを行った。また、表1に示した配合で根管充填材除去剤を作製し、実施例2〜5及び比較例2について実施例1と同様の試験を行った。結果を表1に纏めて示す。
【0019】「溶解・膨潤性の確認」各実施例・比較例の根管充填材除去剤25mlに直径1mm×長さ15mmのガッタパーチャポイント(商品名:ジーシーガッタパーチャポイント,ジーシー社製)を浸漬し、23℃で10分間放置し、10分後のガッタパーチャポイントの状態を観察した。直径8mm×深さ1mmの窪みが穿設されている透明プラスチック板(縦10mm×横10mm×厚さ2mm)に酸化亜鉛・ユージノール系の根管充填用シーラー組成物としてユージノールセメント(商品名:ユージノールセメント,ジーシー社製)を練和して充填し、窪み内にユージノールセメントを充填した試料を作製した。試料を37℃恒温器内で蒸留水中に24時間浸漬後、各実施例・比較例の根管充填材除去剤25mlに浸漬し、スターラーを用いて180rpm程度で攪拌した。攪拌1分後及び3分後の試料からのユージノールセメントの除去状態を観察した。
【0020】「根管充填材除去後の根管内観察」抜歯後10%ホルマリン溶液中に保存された標準的なヒト上顎側切歯を試料とした。切端を削除し髄室開拡後のヒト上顎側切歯を、通常の根管拡大操作で根管形成を行った。その根管にユージノール液に根管壁との識別のために色素(食用青色1号:ダイワ化成社製)を0.3重量%配合したユージノールセメント(商品名:ユージノールセメント,ジーシー社製)を根管充填用シーラー組成物として塗布したガッタパ−チャポイント(商品名:ジーシーガッタパーチャポイント,ジーシー社製)を側方加圧充填法にて充填した。この試料を37℃恒温器内で蒸留水中に7日浸漬後、根管充填材をリーマーとファイルとを用いて丁寧に根管を拡大しないように注意しながら根管充填材を取り除いた。その後、根管充填材除去剤を根管内に注入しファイルを用いて根管内に残っている根管充填材を根管壁から除去する操作を行い水洗した。試料を切断し目視にて根管内部の観察を行い、根管充填材除去後の根管内の状態を以下のように評価した。また、リーマーとファイルとを用いた除去のみを用いて根管充填材を取り除いた例を比較例1とした。
A:根管壁から根管充填材が除去されているのが確認された。
B:根管壁に根管充填材が僅かに残っているのが確認された。
C:根管壁に根管充填材が残っているのが確認された。
【0021】
【表1】

【0022】表1から明らかなように、比較例1の従来のリーマーとファイルとを用いた根管充填材の除去では根管細部の根管充填材を取り除けないことがあり、再び歯肉の腫れなどを起こす可能性が高く、細部に残った根管充填材を取り除くためには根管拡大操作を行い機械的に取り除かなければならない。また、比較例2である従来から根管充填材の除去に使用されているクロロホルムは、窪み内に根管充填用シーラーの残留が確認された。また、根管内の根管充填材を除去した後も水洗ではきれいに取り除くことができなかった。それに対して実施例1〜5は、ガッタパーチャポイントを膨潤軟化させ、ユージノールセメントを溶解して取り除くことが可能であることが確認できた。また、本発明に係る根管充填材除去剤は、根管内観察の結果からも確実に根管充填材を除去可能であることが確認できた。
【0023】
【発明の効果】以上に記述したように本発明に係る根管充填材除去剤は、従来、根管の再治療を行う際に根管から根管充填材を取り除いた後、根管内に残留した根管用充填材を簡単な操作により過剰な根管拡大操作を行うことなく取り除くことが可能な根管充填材除去剤であり、歯科医療に貢献する価値の非常に大きなものである。
【出願人】 【識別番号】000181217
【氏名又は名称】株式会社ジーシー
【出願日】 平成12年12月20日(2000.12.20)
【代理人】 【識別番号】100070105
【弁理士】
【氏名又は名称】野間 忠之
【公開番号】 特開2002−187808(P2002−187808A)
【公開日】 平成14年7月5日(2002.7.5)
【出願番号】 特願2000−387637(P2000−387637)