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【発明の名称】 メイクアップ化粧品およびその推奨方法、ならびにそれに用いる化粧品情報シート
【発明者】 【氏名】上杉 よし子

【氏名】廿楽 葉子

【氏名】大井 さおり

【要約】 【課題】生体に対し支配的な作用を及ぼす生体波長色を化粧品の色として適用したメイクアップ化粧品と、その推奨方法と、それに用いる化粧品情報シートを提供する。

【解決手段】互いに関連づけて販売されるリップカラーとアイカラーとチークカラーの各色が、自然界に存在する花の色に由来する生体波長色から選択された複数の色をそれぞれ当てはめた色に設定されたメイクアップ化粧品に関する情報シートであって、上記メイクアップ化粧品の中から、それぞれ少なくとも1種類のリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてメイクアップした場合のメイクアップパターンを示す5種類のイラスト15が表示されているとともに、それぞれの近傍に、そのメイクアップに用いた化粧品を特定するための色番号17が付記されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも2種類の色違い品がそれぞれ用意されるリップカラーとアイカラーとチークカラーが、互いに関連づけて販売されるよう設定されたメイクアップ化粧品であって、上記リップカラーとアイカラーとチークカラーの各色が、自然界に存在する花の色に由来する生体波長色から選択された複数の色をそれぞれ当てはめた色に設定されていることを特徴とするメイクアップ化粧品。
【請求項2】 上記各化粧品に、天然色素によって着色されたシルクパウダーが配合されている請求項1記載のメイクアップ化粧品。
【請求項3】 請求項1または2記載のメイクアップ化粧品を推奨する方法であって、上記メイクアップ化粧品の中から、それぞれ少なくとも1種類のリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてメイクアップした場合のメイクアップパターンを複数種類用意し、顧客に上記メイクアップパターンを提示しながら、その顧客に適したメイクアップとなるリップカラーとアイカラーとチークカラーの組み合わせを推奨するようにしたことを特徴とするメイクアップ化粧品推奨方法。
【請求項4】 請求項1または2記載のメイクアップ化粧品に関する情報シートであって、上記メイクアップ化粧品の中から、それぞれ少なくとも1種類のリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてメイクアップした場合のメイクアップパターンが、メイクアップを施した女性の顔として複数種類表示されているとともに、それぞれのメイクアップパターン表示部近傍に、そのメイクアップに用いた化粧品を特定するための表示が付記されていることを特徴とする化粧品情報シート。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メイクアップ化粧品およびその推奨方法、ならびにそれに用いる化粧品情報シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リップカラー、アイカラー、チークカラー等のメイクアップ化粧品は、化粧品の種類ごとに、それぞれ豊富な色が用意されており、顧客は、自分の好みで、あるいは専門の美容員によるアドバイスを受けて、自分に適した色のメイクアップ化粧品を選択することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、「色」そのものが果たす機能についての研究が進み、色が人間に与える心理的な効果を利用した商品が提案されたり、色を精神的な治療に利用すること等が提案されている。
【0004】そこで、本出願人は、メイクアップ化粧品における色についても、単に好き嫌いで顧客に選択させるのではなく、色自体が果たす機能や心理的な効果を重視して、意図的に色を選択させるようにすれば、従来実現することのできなかった、効果的なメイクアップを行うことができるのではないか、との着想を得た。しかし、どのような色をどのような組み合わせでメイクアップ化粧品に適用し、それをどのように顧客にアピールするかが、大きな課題となっている。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、生体に対し支配的な作用を及ぼす生体波長色を化粧品の色として適用したメイクアップ化粧品と、その推奨方法と、それに用いる化粧品情報シートの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明は、少なくとも2種類の色違い品がそれぞれ用意されるリップカラーとアイカラーとチークカラーが、互いに関連づけて販売されるよう設定されたメイクアップ化粧品であって、上記リップカラーとアイカラーとチークカラーの各色が、自然界に存在する花の色に由来する生体波長色から選択された複数の色をそれぞれ当てはめた色に設定されているメイクアップ化粧品を第1の要旨とする。
【0007】また、本発明は、上記メイクアップ化粧品を推奨する方法であって、上記メイクアップ化粧品の中から、それぞれ少なくとも1種類のリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてメイクアップした場合のメイクアップパターンを複数種類用意し、顧客に上記メイクアップパターンを提示しながら、その顧客に適したメイクアップとなるリップカラーとアイカラーとチークカラーの組み合わせを推奨するようにしたメイクアップ化粧品推奨方法を第2の要旨とする。
【0008】さらに、本発明は、上記メイクアップ化粧品に関する情報シートであって、上記メイクアップ化粧品の中から、それぞれ少なくとも1種類のリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてメイクアップした場合のメイクアップパターンが、メイクアップを施した女性の顔として複数種類表示されているとともに、それぞれのメイクアップパターン表示部近傍に、そのメイクアップに用いた化粧品を特定するための表示が付記されている化粧品情報シートを第3の要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】まず、本発明のメイクアップ化粧品は、少なくとも2種類の色違い品がそれぞれ用意されるリップカラーとアイカラーとチークカラーからなり、互いに関連づけて販売されるよう設定されている。
【0011】上記「互いに関連づけて販売される」とは、リップカラーとアイカラーとチークカラーが必ずしもセットで販売される必要はなく、これらが一連のシリーズ商品(関連商品)として、広告販売されるようになっていれば足りる趣旨である。このような関連商品には、通常、共通するブランド名が付与され、そのパッケージも共通するデザインに設定される。
【0012】そして、上記リップカラーとアイカラーとチークカラーの各色には、自然界に存在する花の色に由来する生体波長色から選択された複数の色が、それぞれ当てはめられている。これが、本発明の大きな特徴である。
【0013】上記「生体波長色」とは、「生物が生きていくために無視することのできない色であり、その色に無意識に、しかも拒絶することができずに好感をもつ力を備えた色」と規定されるもので、植物が色とりどりの花を咲かせて動物(主として昆虫)を誘うことにより子孫繁栄システムを確立しているのに注目して導出された、全く新しい概念である。
【0014】すなわち、ポリネーター(花粉媒介者)が花を見つけ、花に入り込んで花の受粉を助ける、という一連の動作を行うのは、花の色と香りと蜜が重要な作用を果しており、特に、最初にポリネーターに花の存在を認知させ、花に引き寄せて着地させ、花の中に抱き込むには、花びら、花弁、雄しべ・雌しべ、蜜標のそれぞれの色が、ポリネーターに指示を与えていると考えられている。
【0015】そこで、このような花の色を分析することにより、下記の7つの色が、殆どの花の色の原点になっていることがすでに知られている。これを「生体波長7原色」という。
〔生体波長7原色〕
(1)レッド(2)レッドダーク(3)レッドハイキー(4)ピンク(5)オレンジ(6)イエロー(7)ホワイト【0016】また、ポリネーター誘惑力の増強、小動物の多様性への対応、花の周りの環境色との差別化等の理由から、上記「生体波長7原色」がより進化して色数が増えたとして、下記の12色を「生体波長12原色」とする提案もある。
(1)レッド(2)レッドダーク(3)レッドハイキー(4)ピンク(5)オレンジ(6)バイオレット(7)ブルー(8)ブルーハイキー(9)チャコール(10)イエロー(11)ホワイト(12)ダークカラー【0017】そして、上記「生体波長7原色」もしくは「生体波長12原色」をベースとして、これらの色のうちの2色を混ぜ合わせた色、あるいはもっと多数の色を混ぜ合わせた色等を利用して、ポリネーターを誘う多種多様な花の色(=生体波長色)がつくられている。
【0018】そこで、本発明では、上記生体波長色がポリネーターに与える効果、特に相手をどのように魅了する効果があるかを充分に検討した上で、メイクアップ化粧品として好ましい花の色を複数色選択し、これらを、メイクアップ化粧品のなかでも、特に、リップカラーと、アイカラーと、チークカラーの各色に当てはめるようにしたのである。
【0019】なお、上記メイクアップ化粧品を作製するに際し、生体波長色を忠実に再現するには、化粧品の組成中に、天然色素で着色されたシルクパウダーを配合することが好適である。これは、上記天然色素で着色されたシルクパウダーが、化粧品を顔に使用した場合の色に、一定の光沢を与え、色に奥行きをもたせる機能を果たすからである。
【0020】上記シルクパウダーとしては、絹フィブロインから得られるものが一般的に用いられ、天然色素による着色性を考慮すれば、多孔質構造を備えたものが好適である。このような多孔性の絹フィブロイン粉末は、例えばつぎのようにして得ることができる。すなわち、まず、絹フィブロイン水溶液に水不溶性炭酸塩微粒子を懸濁させた懸濁液に凝固性塩を添加して混合することにより、上記水不溶性炭酸塩微粒子を内包した再生絹フィブロイン粗粒子を生成させる。つぎに、酸処理によって水不溶性炭酸塩を分解溶出させ、炭酸ガスを発生させて再生絹フィブロイン粗粒子を多孔質化する。そして、水洗して乾燥後、粉砕することにより、目的とする多孔性絹フィブロイン粉末を得ることができる。
【0021】なお、上記製法において、懸濁液に凝固性塩を添加して混合する際、速いずり変形速度で攪拌処理を行うようにしてもよい。また、上記凝固性塩を添加せずに速いずり変形速度での攪拌処理のみを行うようにしてもよい。
【0022】一方、上記シルクパウダーの着色に用いる天然色素としては、べに花、クチナシ、シコンがあげられ、通常、この三つを適宜の割合で組み合わせて用いることが好適である。
【0023】上記天然色素によるシルクパウダーの着色方法としては、シルクパウダーを水溶性アルミニウム塩(媒染剤)の水溶液に浸漬して媒染処理した後、これを上記天然色素の水溶液に浸漬して染色する方法か、あるいは、シルクパウダーを天然色素の水溶液に浸漬して染色したのち、これを上記水溶性アルミニウム塩の水溶液に浸漬して染着させる方法があげられる。
【0024】上記生体波長色を適用した一連のメイクアップ化粧品は、例えば図1に示すような化粧品情報シートに沿って、その内容を説明することにより、顧客に推奨することができる。
【0025】この化粧品情報シートは、横長の長方形状をした厚紙を左右方向に2つ折りして冊子状にした構成になっており、その表紙1には、この一連のメイクアップ化粧品のシンボルマールとなる記号2が表示されており、その下に、「CENTURY MAKE UP ADVICE センチュリー メイクアップ アドバイス」という見出し3が表示されている。なお、この化粧品情報シートは、顧客の一人一人に手わたすことを目的として作成されており、表紙1の下部には、この化粧品情報シートを手渡す顧客の氏名を記入する欄4が設けられている。
【0026】また、上記冊子状の化粧品情報シートの裏表紙1aは、図2に示すような構成になっている。すなわち、この面の左上には、「花色のメッセージ」という小見出し5が表示されており、その下に、各メイクアップ化粧品(リップカラー:商品名「ザ・リップス」、アイカラー:商品名「ジ・アイズ」、チークカラー:商品名「ザ・チークス」)に適用した生体波長色(花色)の種類を円形にまとめた一覧表6が表示されている。
【0027】より詳しく説明すると、上記一覧表6の中心部には、「生体波長色」という文字7が表示されており、その周囲が、周方向に19分割されている。そして、19分割されたうちの5区画にまたがって、「ザ・リップス」という見出し8が表示されており、リップカラーにかかる色が5色であることがわかる。また、19分割されたうちの10区画にまたがって、「ジ・アイズ」という見出し9が表示されており、アイカラーにかかる色が10色であることがわかる。さらに、残りの4区画にまたがって、「ザ・チークス」という見出し10が表示されており、チークカラーにかかる色が4色であることがわかる。
【0028】そして、各区画が、それぞれの化粧品に適用された生体波長色に着色されており、各区画内には、その色の色番号と、その色が由来する花の種類が表示されている。例えば、「ザ・リップス」の色番号02の色は、オリエンタルポピーの花に由来する色で、その区画内が、やや暗い、オレンジがかった赤色で着色されている。
【0029】したがって、この一覧表6によれば、このメイクアップ化粧品シリーズには、どのような色がそれぞれ適用されているか、そしてその色はそれぞれどの花に由来するかが一目でわかるようになっている。
【0030】また、上記一覧表6の下には、「〔スキンケアのアドバイス〕」の小見出し11が表示されており、その下に、「クレンジング」、「ソープ」等、スキンケア用の化粧品について記入する欄12が設けられている。この欄12は、この化粧品情報シートの他の部分に表示されている肌悩みに関する問診表30(図3参照)を顧客に提示して回答させ、その結果判明した顧客の肌悩みのうち、特に「肌質」や「環境」に由来する悩みを解決するのに適したスキンケア化粧品を記入して推奨するのに用いられる。
【0031】そして、上記スキンケア化粧品を記入する欄12の下には、この化粧品情報シートを介して顧客にアドバイスを与える担当者の氏名を記入する欄13が設けられている。
【0032】つぎに、図1に示す表紙1をめくって表われる左右の見開き頁のうち、左側の頁は、図3に示すような構成になっている。すなわち、この頁の右側には、上部に、「POINT MAKE ザ・メイクアップカラーコンビネーション」という見出し14が2段に表示されており、その下に、前記一覧表6(図2参照)で示された、色番号が「01」から「05」まで5色のリップカラーの色ごとに、その色に適した色のアイカラーとチークカラーとアイブロウを組み合わせてメイクアップを施した、5つの女性の部分的な顔のイラスト15が、上下に並んだ状態で、カラー表示されている。
【0033】上記5つのイラスト15の左上には、「パターン1」〜「パターン5」の番号16がそれぞれ付されており、また、各イラスト15の右側には、そのイラスト15のメイクアップに用いたリップカラーとアイカラーとチークカラーとアイブロウの色番号17が表示されている。ただし、上記アイブロウについては、生体波長色ではなく、従来からの、ブラウン系、ブラック系の色が用いられている。
【0034】したがって、上記5種類のイラスト15によれば、リップカラーとアイカラーとアイブロウとチークカラーを色のバランスよく組み合わせて得られた、5種類の好ましい印象のメイクアップパターンが、ひとめでわかるようになっている。
【0035】また、上記5種類のイラスト15が上下に並ぶ部分の左側の余白において、その上部には、ベース料(商品名「アイクリアベース」)、補整料(商品名「クリアフィルター」、OR、WT、GNの3色)、ホワイトニング(商品名「クリアフィルターW」)の5種類のファンデーション18が、印をつけるための□枠18aとともに表示されている。この□枠18aには、上記一連のメイクアップ化粧品を推奨する顧客に対し、その顧客に適したファンデーションを推奨して印をつけるのに用いられる。
【0036】そして、その下には、「スポンジの仕上げ方」という小見出し19が表示されており、その下に、「ファンデーションをつけたあとに、メイクアップスポンジに中指と薬指の2本を入れ、ファンデーションのくずれやすい部分や気になるシワや毛穴に、3〜5回抑え込むように叩き込んで、ファンデーションを密着させます。」という、スポンジを用いたファンデーション塗布の仕上げ方の説明文20が表示されている。
【0037】さらに、その下には、「〔ファンデーションの肌悩み〕」という小見出し21とともに、悩みの原因となる項目22とチェックするための□枠23を備えた問診表30が表示されている。より詳しく説明すると、この問診表30の上部には、「ご自分の悩みにチェックしてください」という説明24が表示されており、その下に、悩みの原因となる項目22が、「肌質」と「顔色」と「環境」の3つに分類されて記載されている。ちなみに、「肌質」に属する項目としては、「化粧くずれ」、「化粧のりの悪さ」、「べたつき」、「毛穴の目立ち」、「乾燥・パサパサ」、「皮脂過剰・テカリ」の6項目があげられており、「顔色」に属する項目としては、「色ウキ」、「青白い」、「色ムラの発生」、「黄色くなる」、「濁る」、「どす黒い」の6項目があげられている。また、「環境」に属する項目としては、「乾燥する」、「汗でくずれる」の2項目があげられている。
【0038】したがって、上記問診表30を、顧客自身でチェックするか、化粧品販売員が顧客に聞きながらチェックして、該当する項目に印をつけた上で、その解決のために好ましいファンデーションとして、この頁に示されたファンデーションの種類に印を付けて推奨することができるようになっている。そして、その右側のメイクアップ化粧品の組み合わせのなかから、好ましいものを選択することができるようになっている。
【0039】また、その右側の頁は、図4に示すような構成になっている。すなわち、まず、その上部に、「あなたのセンチュリーメイクアップ」という見出し31が表示されており、その下の中央部に、女性の顔を示す大きなイラスト32が表示されている。そして、上記イラスト32の左上の余白には、「目もと」の小見出し33が大きく表示されており、その下に、目元のメイクアップに用いる、10色のアイカラー(商品名「ジ・アイズ」)の色番号と、4色のアイブロウ(商品名「ザ・ブロウ)の色番号が、チェックのための□枠34とともに列挙されている。
【0040】また、上記イラスト32の左下の余白には、「ほほ」の小見出し35が大きく表示されており、その下に、ほほのメイクアップに用いる、4色のチークカラー(商品名「ザ・チークス」)の色番号が□枠34とともに列挙されている。そして、上記イラスト32の右上の余白には、「ベース」の見出し36がやや小さく表示されており、その下に、ベースメイクに用いる、5色のファンデーション(商品名「ザ・ファンデーション」)の色番号が□枠34とともに列挙されている。そして、その下に、「仕上げ料」の見出し37が、上記「ベース」の見出し36と同じ大きさで表示されており、その下に、「プレストパウダー」という商品名38が表示されている。さらに、上記イラスト32の右下の余白には、「口もと」の見出し39が大きく表示されており、その下に、口元のメイクアップに用いる、5色のリップカラー(商品名「ザ・リップス」)の色番号が□枠34とともに列挙されている。なお、「目もと」、「ほほ」、「口もと」の見出し33,35,39の大きさに比べて「ベース」と「仕上げ料」の見出し36,37が小さく設定されているのは、上記「ベース」と「仕上げ料」は、この一連の、生体波長色を利用したメイクアップ化粧品ではないからである。
【0041】このように構成された化粧品情報シートに基づき、化粧品販売員が、顧客に対し、例えばつぎのようにして、この一連のメイクアップ化粧品の推奨を行うことができる。すなわち、まず、顧客に対し、図2に示す裏表紙を提示して、このメイクアップ化粧品の色が、花の色に由来する生体波長色を適用したものであることを説明する。
【0042】そして、顧客が、その意義等を充分に理解し、興味を示すようであれば、このシートを開いて、図3、図4に示す見開き頁を提示し、前述のように、肌の悩みについての問診表30をチェックさせ、その悩みの解決のために好ましいファンデーションとして、この頁に示されたファンデーションの種類に印を付けて推奨する。また、その右側の、パターン1〜5のメイクアップパターンを示す5種類のイラスト15のなかから、顧客にとって好ましいものを選択させる。また、顧客自身が決められない場合には、顧客の生活スタイルや要望等を聞いて、顧客に似合うと思われる印象のイラスト15を、販売員の方で選択する。そして、そのイラスト15に用いられたメイクアップ化粧品を推奨する。
【0043】このとき、推奨するメイクアップ化粧品の種類(色番号)をわかりやすく示すために、右側の頁(図4参照)に表示された、各□枠34のうち、該当するものをチェックする。これにより、一目で、この顧客にとって望ましいメイクアップ化粧品の組み合わせがわかる。
【0044】また、スキンケアについても関心のある顧客に対しては、裏表紙(図2参照)を提示して、「〔スキンケアのアドバイス〕」の小見出し11で示される欄12に、顧客に適したスキンケア化粧品を、その種類別に記入する。このようにして、一連のやりとりで、販売員が顧客に推奨するメイクアップ化粧品等を、全てこの化粧品情報シートに記入して、顧客に手渡すことができる。したがって、顧客は、この化粧品情報シートを見て、推奨された化粧品を、即座に購入するもの、後日購入するもの、購入を検討するもの等に整理して、じっくりと検討することができる。
【0045】このように、上記推奨方法によれば、少しずつ色の異なる生体波長色が当てはめられたリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてなるメイクアップパターンを顧客に提示して、顧客に最も適した印象のメイクアップとなる組み合わせを特定して推奨することができるため、顧客に、生体波長色が適用されたメイクアップ化粧品を、色のバランスよく購入させることができる。また、メイクアップ化粧品だけでなく、それに関連する周辺の化粧品についても、同時に推奨し、適切なアドバイスを行うことができる。しかも、熟練した販売員でなくても、上記化粧品情報シートを利用して、顧客に適正な情報を要領よく提供することができるため、販売員教育の負担を軽減することができる。
【0046】また、このようにして推奨されるメイクアップ化粧品は、リップカラー、アイカラー、チークカラーのいずれもが、天然色素によって着色されたシルクパウダーが配合されているため、これらを用いてメイクアップを行うと、従来にない、魅力的な印象をつくり出すことができる。
【0047】なお、上記の例では、メイクアップ化粧品として、リップカラーとアイカラーとチークカラーを一つの関連商品として、それぞれの色に、生体波長色を適用したが、これらに加えて、マスカラ、アイブロウ、ヘアカラー等にも、生体波長色を適用して組み合わせることができる。
【0048】また、上記の例では、リップカラー、アイカラー、チークカラーのそれぞれに当てはめる色として、19色の生体波長色を用意したが、生体波長色の色数は、特に限定するものではなく、リップカラー、アイカラー、チークカラーのそれぞれにおいて、少なくとも2色の色違いを用意できればよい。ただし、色数が多いほど、メイクアップパターンのバリエーションが豊富になり、顧客に選択の幅が広がるので好適である。
【0049】さらに、上記の例では、メイクアップ化粧品として、天然色素で着色されたシルクパウダーを配合して生体波長色を再現したものを用いたが、上記メイクアップ化粧品は、必ずしもこのような特殊なシルクパウダーを配合したものである必要はなく、どのような成分組成であれ、生体波長色が再現されていれば差し支えない。
【0050】また、上記の例では、化粧品情報シートに問診表30を設けて、顧客の肌の悩みをチェックさせた上で、化粧品の推奨を行ったが、化粧品情報シートに、上記のような問診表30を設けることは必ずしも必要ではなく、また、スキンケア化粧品等についての推奨も、必ずしも必要ではない。そして、メイクアップ化粧品に関する表示内容も、上記の例に限るものではなく、例えばメイクアップパターンの好適な種類を示す表示が、イラスト15ではなく、実際に女性モデルを用いたカラー写真であっても差し支えない。
【0051】さらに、上記の例では、化粧品情報シートとして、冊子状のものを用いたが、その形態は、特に限定されるものではなく、例えば単なるシートであっても、カード式のものであってもよい。また、印刷物に限らず、TVーモニターや、CRT,液晶モニター等の画像装置,コンピュータ等を利用して表示される画面も、上記「化粧品情報シート」に含まれるものとする。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明のメイクアップ化粧品は、リップカラー、アイカラー、チークカラーのそれぞれの色に、少しずつ色の異なる生体波長色が当てはめられているため、これらを用いてメイクアップを行うと、従来にない、魅力的な印象をつくり出すことができる。
【0053】また、本発明の化粧品推奨方法によれば、少しずつ色の異なる生体波長色が当てはめられたリップカラーとアイカラーとチークカラーを適宜組み合わせてなるメイクアップパターンを顧客に提示して、顧客に最も適した印象のメイクアップとなる組み合わせを特定して推奨することができるため、顧客に、生体波長色が適用されたメイクアップ化粧品を、色のバランスよく組み合わせて購入させることができる。また、熟練した販売員でなくても、上記メイクアップパターンを利用して、顧客に適正な情報を要領よく提供することができるため、販売員教育の負担を軽減することができる。
【0054】そして、本発明の化粧品情報シートによれば、上記化粧品推奨方法を、適切に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000000952
【氏名又は名称】カネボウ株式会社
【出願日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【代理人】 【識別番号】100079382
【弁理士】
【氏名又は名称】西藤 征彦
【公開番号】 特開2002−179531(P2002−179531A)
【公開日】 平成14年6月26日(2002.6.26)
【出願番号】 特願2000−381764(P2000−381764)