| 【発明の名称】 |
化粧品 |
| 【発明者】 |
【氏名】東 恵美子
【氏名】荒木 陽子
【氏名】三島 敏
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| 【要約】 |
【課題】使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性の効果により肌荒れ抑制効果を高めた化粧品を提供する。
【解決手段】化粧品は、化粧品基剤と、蜂蜜を0.001〜20重量%、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物を0.001〜20重量%及びプロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物を0.0001〜10重量%とを含有するものである。この化粧品として具体的には、化粧クリーム、乳液類、美容液類、化粧水類、化粧ファンデーション類及び口紅類が挙げられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とする化粧品。 【請求項2】 前記化粧品基剤を主成分とし、蜂蜜を0.001〜20重量%、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物を0.001〜20重量%及びプロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物を0.0001〜10重量%を含有する請求項1に記載の化粧品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーと、プロポリスとを含有し、肌荒れ抑制効果に優れた化粧品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】皮膚とくに女性の肌は、加齢と共に、黒化、しみ、こじわの増加等の問題が発生してくる。化粧品の開発は、これら問題を解決するため、美白効果、肌荒れ抑制効果となる保湿性、抗酸化性及び抗菌性等の改善を目的として進められている。 【0003】加えて、天然物を原料とすることで、使用者に安心感を与える化粧品を開発することも重要である。従来から、天然物である蜂蜜、ローヤルゼリー及びプロポリスは、単独、あるいは2種類の組み合わせで化粧品の原料として使用又は報告されているが、例えば、プロポリス及びローヤルゼリーを配合した化粧品が報告されている。 【0004】また、蜂蜜を配合することにより、保湿効果又は微生物の付着を緩和することが報告されている。また、ローヤルゼリーにおいては肌荒れ抑制又は美白効果が報告されている。更に、プロポリスにおいては抗酸化作用、美白効果又は抗菌及び細菌感染効果防止等が報告されている。このように、使用者に安心感を与える天然物であり、肌荒れなどの皮膚症状をよりよく改善することができる化粧品の開発が望まれている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、天然物においては、使用者に安心感を与えることから有用性が期待されているものの、蜂蜜及びローヤルゼリーにおける保湿性は、それら各成分の単独の効果を単に加えた程度にすぎないものであった。また、プロポリス及びローヤルゼリーにおける抗酸化性もそれら各成分の単独の効果を単に加えた程度のものであった。従って、従来の化粧品は、肌荒れ抑制効果を十分に発揮できるものではなかった。 【0006】この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性の効果により肌荒れ抑制効果を高めた化粧品を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の化粧品は、化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とするものである。 【0008】請求項2に記載の発明の化粧品は、請求項1に記載の発明において、前記化粧品基剤を主成分とし、蜂蜜を0.001〜20重量%、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物を0.001〜20重量%及びプロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物を0.0001〜10重量%とを含有することを特徴とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態について詳細に説明する。この発明の実施形態である化粧品は、化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有するものである。 【0010】化粧品基剤は、一般に化粧品に共通して配合されるものであって、例えば、油分としてはアボカド油、マカダミアナッツ油、パーム油、ピーナッツ油、牛脂、カルナバロウ、ミツロウ、流動パラフィン、ラノリン、スクワラン、ステアリン酸、ラウリン酸エステル類、ミリスチン酸エステル類、イソステアリルアルコール等が挙げられる。 【0011】保湿剤としては、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸およびその塩、コラーゲン、1.3−ブチレングリコール、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸およびその塩、キサンタンガム等が挙げられる。 【0012】酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、パラヒドロキシアニソール等が挙げられる。界面活性剤としては、ステアリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、大豆リゾリン脂質液、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられる。 【0013】防腐剤としては、フェノキシエタノール、エチルパラベン、ブチルパラベン等が挙げられる。消炎剤としては、グリチルリチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等が挙げられる。美白剤としては、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物、アスコルビン酸誘導体、アルブチン等が挙げられる。 【0014】血行促進剤としては、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム等が挙げられる。抗脂漏剤としては、硫黄、チアントール等が挙げられる。増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー等が挙げられる。pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、水酸化ナトリウム等が挙げられる。色剤としては、チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤等が挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、ヒドロキシエタンジスルホン酸四ナトリウム等が挙げられる。 【0015】香料として、ラベンダー油等が挙げられる。体質顔料としては、タルク、カオリン、マイカ、炭酸カルシウム等が挙げられる。白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。着色顔料としては、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、タール色素、クロロフィル等が挙げられる。更に精製水及びアルコールが挙げられる。 【0016】そして、一般的に、化粧クリーム、乳液類、美容液類及び化粧水類は油分、精製水及びアルコールを主要成分として、界面活性剤、保湿剤、酸化防止剤、増粘剤、抗脂漏剤、血行促進剤、美白剤、pH調整剤、色素、防腐剤及び香料から選択される少なくとも一種が適宜配合される。続いて、化粧ファンデーション類は、油分、体質顔料及び白色顔料を主要成分として、界面活性剤、保湿剤、酸化防止剤、増粘剤、抗脂漏剤、血行促進剤、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、美白剤、防腐剤、香料、着色顔料及び精製水から選択される少なくとも一種が適宜配合される。更に、口紅類は、油分及び白色顔料を主要成分として、界面活性剤、保湿剤、酸化防止剤、増粘剤、抗脂漏剤、血行促進剤、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、美白剤、防腐剤、香料、着色顔料及び精製水から選択される少なくとも一種が適宜配合される。 【0017】その他の成分として、シャクヤク、ユキノシタ、エイジツ、オウゴン、オタネニンジン及びメリッサ等のバーブ類を含有しても良い。次に、蜂蜜は肌荒れ抑制のための保湿性を目的として配合され、どのような由来のものであってもよく、例えば、アカシア、レンゲ、クローバー、ミカン及びソバ等由来のものが挙げられる。また、前記由来とは違う蜂蜜を混合して使用してもよい。 【0018】また、ローヤルゼリー抽出物は保湿性及び抗酸化性を目的として配合され、生ローヤルゼリー又は乾燥ローヤルゼリーを有機溶媒により抽出したものものである。使用する有機溶媒としてはエタノール、メタノール、ブタノール等のアルコール類、及びアセトン、酢酸エチル及びアセトニトリル等を用いることができる。ローヤルゼリーは女王蜂の餌であり、各種アミノ酸、脂肪酸、コリンなどを含んでおり、古くから栄養価の高い健康食品及び医薬品原料として利用されており、更年期障害予防、抗貧血予防、老化防止、抗癌作用等様々な作用が明らかにされている。 【0019】プロポリス抽出物は抗酸化性を目的として配合され、プロポリス原塊を有機溶媒、水又は超臨界法により抽出したものである。有機溶媒で抽出する場合には、使用する有機溶媒はエタノール、メタノール、ブタノール等のアルコール類、アセトン、酢酸エチル及びアセトニトリル等を用いることができる。有機溶媒により、ワックス類、フラボノイド類、精油成分及び有機酸類等が抽出される。 【0020】次に、水で抽出する場合には、プロポリス原塊重量の2〜20倍量で抽出することが望ましい。抽出温度は30〜80℃が望ましい。水により、有機酸類、フラボノイド類等が抽出される。 【0021】更に、超臨界法による抽出物とは、ある一定温度、圧力以上の条件下で超臨界状態とされたガス(超臨界ガス)とプロポリス原塊を接触させることにより、フラボノイド類、脂質等を抽出した抽出物のことをいい、公知の超臨界ガス抽出装置を用いて行なうことができる。超臨界ガスとしては、二酸化炭素、プロパン等の公知のものであれば良く、特に取扱性及び経済性の面から、二酸化炭素の使用が望ましい。 【0022】例えば、二酸化炭素を用いる場合、31.0℃の臨界温度以上および 72.80気圧の臨界圧力以上で二酸化炭素は超臨界ガス状態となり、プロポリス原塊が抽出される。超臨界ガス抽出の条件としては、温度は通常25〜55℃、圧力は通常100 〜400 気圧の条件にある超臨界二酸化炭素が用いられる。超臨界法により、ワックス類、フラボノイド類、有機酸類及び精油成分等が抽出される。 【0023】プロポリスとはミツバチ科ミツバチがユーカリ、もみの木、ポプラ等の若葉から集めたヤニ状物質で樹脂、ミツロウ、精油、花粉、フラボノイド等が含まれている。また、このプロポリスは、ミツバチの巣の骨格及び間仕切り部分を形成し、微生物、ウイルス、昆虫等の外敵が巣へ侵入するのを防ぐ役割を持つと考えられている。 【0024】古来より、民間療法薬として使用されているが、近年になってその薬理効果には抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用、抗潰瘍作用、免疫調整作用、制癌作用、抗アレルギー作用の存在が明らかにされている。 【0025】次に、化粧品中の各成分の含有量について以下に述べる。まず、蜂蜜の含有量は化粧品中に望ましくは0.001〜20重量%、より望ましくは0.01〜10重量%、特に望ましくは0.05〜5重量%である。含有量が0.001重量%未満の場合には、十分な保湿性の効果は得られない。また、20重量%を超える場合には、得られる化粧品の安定性が低下する傾向にある。 【0026】ローヤルゼリー抽出物の含有量は、化粧品中に望ましくは0.001〜20重量%、より望ましくは0.005〜10重量%、特に望ましくは0.01〜1重量%である。含有量が0.001重量%未満の場合には、十分な保湿性及び抗酸化性の効果は得られない。また、20重量%を超える場合には、得られる化粧品の安定性が低下する傾向にある。 【0027】プロポリス抽出物中の含有量は、化粧品中に望ましくは0.0001〜10重量%、より望ましくは0.0005〜1重量%、特に望ましくは0.001〜0.5重量%である。含有量が0.001重量%未満の場合には、十分な抗酸化性の効果は得られない。また、10重量%を超える場合には、得られる化粧品の安定性が低下する傾向にある。 【0028】化粧品の高い保湿性は、蜂蜜とローヤルゼリー抽出物に更にプロポリス抽出物を含有することにより相乗的に高められる。すなわち、蜂蜜及びローヤルゼリー抽出物の肌への水分補給に加え、プロポリス抽出物中のフラボノイド類、ワックス成分及び精油成分等の疎水性物質、疎水部と親水部とを持ち合わせた有機酸が加わり水分蒸発を抑制することにより、肌荒れが抑制される。 【0029】高い抗酸化性は、プロポリス抽出物及びローヤルゼリー抽出物に基づき、蜂蜜の相乗効果により発揮される。すなわち、プロポリス中のフラボノイド類及びローヤルゼリー抽出物中の脂肪酸の抗酸化性に加え、蜂蜜の糖が酸化されることにより、水分保持機能のある皮膚コラーゲンを減少させる要因である皮脂過酸化を抑制し肌荒れが抑制される。これらの複合的な効果により肌荒れを抑制することができるものと考えられる。 【0030】以上のように、この実施形態によれば次のような効果が発揮される。・ 実施形態による化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒による抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有する化粧品は、高い保湿性及び高い抗酸化性により、高い肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0031】 【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げ、前実施形態を更に具体的に説明する。 (実施例1)蜂蜜0.5g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポロリス抽出物0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.42gを添加して化粧クリームA100g得た。 (比較例1)蜂蜜0.5g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.62gを添加して化粧クリームB100g得た。 (比較例2)エタノールで抽出したローヤルゼリー配合抽出物0.1g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水81.02gを添加して化粧クリームC100g得た。 (比較例3)エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物0.1g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水81.02gを添加して化粧クリームD100g得た。 (比較例4)エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物配合0.1g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.92gを添加して化粧クリームE100g得た。 (比較例5)蜂蜜0.5g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.52gを添加して化粧クリームF100g得た。 (比較例6)蜂蜜0.5g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物0.1g、化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.52gを添加して化粧クリームG100g得た。 (比較例7)化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水81.12gを添加して化粧クリームH100g得た。 (試験例1) 保湿性試験前記実施例1の化粧クリームA、及び前記比較例1〜7の化粧クリームB、化粧クリームC、化粧クリームD、化粧クリームE、化粧クリームF、化粧クリームG及び化粧クリームHについて、試験前後における皮膚保湿性の比較試験を行った。各試料につき、4名のパネラー(25〜40歳の男女)により評価した。 【0032】各パネラーに別々に、化粧クリームA、化粧クリームB、化粧クリームC及び化粧クリームDを左前腕内側に、化粧クリームE、化粧クリームF、化粧クリームG及び化粧クリームHを右前腕内側に塗布して、50分経過後、その塗布部を水洗いし、2時間経過後に3.5MHZ高周波電気伝導度測定装置(SKICON200,IBS社製)により皮膚水分量を測定した。なお、保湿性効果は相対比(試験後の皮膚水分量/試験前の皮膚水分量)を算出した。この値が高いほど、皮膚における保湿性が高いことになる。 【0033】その結果、保湿性相対比は化粧クリームAは1.76、化粧クリームBは1.22、化粧クリームCは1.16、化粧クリームDは1.19、化粧クリームEは1.23、化粧クリームFは1.32、化粧クリームGは1.36及びクリームHは1.12となった。従って、本発明の実施例1の化粧クリームAは高い保湿作用を示すことが確認できた。 (試験例2) 抗酸化試験(皮脂過酸化脂質生成抑制)前記実施例1の化粧クリームA及び前記比較例1〜6の化粧クリームB、化粧クリームC、化粧クリームD、化粧クリームE、化粧クリームF、化粧クリームG及びクリームHについて、過酸化脂質生成抑制作用試験TBA法(アナリティカル、ハ゛イオケミストリーカル Vol.95、p.351〜358、1979)をもとに、リノレン酸の過酸化物生成抑制作用を検討し、以下の試験方法で測定した。 【0034】0.8%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液にリノレン酸0.1%を加え溶解し、この溶液3.9mlを10mlの透明なガラススクリュー瓶にとる。前記ガラススクリュー瓶に、検体として化粧クリームA0.1mlを加え、紫外線ランプ(SANGABRIEL社製、Model UVGL−25)を用いて紫外線を距離15cmにて3時間照射した後、この液1mlを取り、0.67%チオバルビツール酸水溶液と15%酢酸水溶液(pH3.5)の混液を1ml、4.5%ジブチルヒドロキシトルエン20μlを加え、95℃で1時間加熱する。 【0035】冷却後、メタノール:n−ブタノール(15:85)4mlを加え良く振った後、遠心分離する。次に、このn−ブタノール層の534nmにおける吸光度を測定し、過酸化脂質量とした。なお、検体を加えて紫外線を照射した場合の過酸化脂質量をa、検体を加えて紫外線を照射していない場合の過酸化脂質量をb、検体の代わりに精製水を加えて紫外線を照射した場合の過酸化脂質量をa’、検体の代わりに精製水を加えて紫外線を照射しない場合の過酸化脂質量をb’として、過酸化脂質生成抑制率を以下の算出式により求めた。 【0036】過酸化脂質生成抑制率(%)=[1−(a−b)/(a’−b’)]×100また、化粧クリームB、化粧クリームC、化粧クリームD、化粧クリームE、化粧クリームF、化粧クリームG及びクリームHについても同様の操作を行い過酸化脂質生成抑制率を算出した。その結果、過酸化脂質生成抑制率は化粧クリームAは93.2%、化粧クリームBは11.6%、化粧クリームCは12.1%、化粧クリームDは54.6%、化粧クリームEは62.4%、化粧クリームFは15.6%、化粧クリームGは61.2%及びクリームHは2.6%となった。従って、本発明の実施例1の化粧クリームAは高い過酸化脂質生成抑制作用を示すことが確認できた。 (試験例3) 肌荒れ改善試験前記実施例1の化粧クリームA、及び前記比較例1〜6の化粧クリームB、化粧クリームC、化粧クリームD、化粧クリームE、化粧クリームF、化粧クリームG及びクリームHについて、試験前後における皮膚状態の改善効果の比較試験を行った。 【0037】各試料につき、5名のパネラー(25〜40歳の女性)により評価した。各パネラーにつき2週間にわたり被験試料を、顔面皮膚に適量1日2回塗布した。肌荒れ改善効果は、試験前後において各パネラーの顔面皮膚を顕微鏡で観察し、表皮面積1cm2に対する剥離角質部分(肌荒れ部)の面積を測定し、初期値と2週間後の測定値から改善度[(初期値―2週間後の測定値)/初期値×100]を計算し、その平均値を算出した。 【0038】この値が高いほど、皮膚における肌荒れの改善度合いが高いことになる。その結果、肌荒れ改善度は化粧クリームAは84.3%、化粧クリームBは34.3%、化粧クリームCは13.4%、化粧クリームD表は19.6%、化粧クリームEは40.6%、化粧クリームFは46.4%、化粧クリームGは44.4%、クリームHは12.1%となった。 【0039】従って、本発明の実施例1のクリームAは高い肌荒れ抑制作用を示すことが確認できた。上記に示した試験例1、2によると、蜂蜜と、ローヤルゼリー抽出物と、プロポリス抽出物を配合した化粧クリームAは、蜂蜜と、ローヤルゼリー抽出物と、プロポリス抽出物を単独あるいは2種類配合した各化粧クリーム(B〜G)に比べ、明らかに高い抗酸化性(皮脂過酸化脂質の生成抑制)及び肌の保湿性が確認された。また、試験例3においても化粧クリームAは、各化粧クリーム(B〜G)に比べ、明らかに高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 (実施例2)蜂蜜0.5g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するエキスに0.01g、エタノールで抽出したローヤルゼリーエキス0.01g、更に化粧品基剤としてヒアルロン酸ナトリウム0.005g、1,3−ブチレングリコール4.00g、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン1.0g、d1−ピロリドンカルボン酸0.10g、d1−ピロリドンカルボン酸ナトリウム1.00gに精製水93.375gを添加して100gの化粧ローションを得た。 【0040】この化粧ローションを実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 (実施例3)蜂蜜0.1g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物に0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤として1,3−ブチレングリコール5.00g、キサンタンガム0.3g、大豆リゾリン脂質液1.00g、ステアリン酸1.00g、ラベンダー油0.05g、d1−ピロリドンカルボン酸0.10g、d1−ピロリドンカルボン酸ナトリウム1.00gに精製水91.25gを添加して100gの乳液を得た。 【0041】この乳液を実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 (実施例4)蜂蜜0.1g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物に0.01g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤としてヒアルロン酸ナトリウム0.30g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.50g、1,3−ブチレングリコール10.00g、ラベンダー油0.05g、d1−ピロリドンカルボン酸0.10g、d1−ピロリドンカルボン酸ナトリウム1.00gに精製水87.84gを添加して100gの化粧エッセンスを得た。 【0042】この化粧エッセンスを実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 (実施例5)蜂蜜0.1g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%含有するプロポリス抽出物に0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤としてステアリン酸4.0g、モノステアリン酸グリセリン3.0g、ミリスチン酸イソプロピル7.0g、流動パラフィン10.0g、サラシミツロウ3.0g、カオリン3.0g、タルク1.0g、着色顔料1.0g、トリエタノールアミン3.0g、グリセリン3.0g、ベントナイト1.0g、防腐剤適量、香料適量及び精製水を添加して100gとしファンデーションを得た。 【0043】このファンデーションを実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 【0044】(実施例6)蜂蜜0.5g、水で抽出したブラジル産プロポリスを10重量%含有するプロポロリス抽出物0.2g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.32gを添加して化粧クリーム100g得た。 【0045】この化粧クリームを実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 (実施例7)蜂蜜0.5g、ブラジル産プロポリスを超臨界法(気圧、温度、抽出溶媒:二酸化炭素)で抽出したプロポロリス抽出物0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、更に化粧品基剤としてモノステアリン酸ポリエチレングリコール0.5g、モノステアリン酸エチレングリコール2.4g、マカデミアナッツ油5.0g、カルボキシビニルポリマー0.7g、水酸化ナトリウム0.28g、1,3−ブチレングリコール10.00gに精製水80.42gを添加して化粧クリーム100g得た。 【0046】この化粧クリームを実施例1に準じて、保湿性、抗酸化性及び肌荒れ改善試験を行った。その結果、高い保湿性、高い抗酸化性が確認された。また、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 【0047】なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。 ・ 蜂蜜0.1g、エタノールで抽出したブラジル産プロポリスを20重量%配合するプロポリス抽出物に0.1g、エタノールで抽出したローヤルゼリー抽出物0.1g、炭酸水素ナトリウム60.0g、無水硫酸ナトリウム32.0g及びホウ砂3.0gに精製水を添加して100gとし浴用剤を得た。 【0048】この浴用剤を使用し、肌荒れがある人を対象に試験例3に記載の肌荒れ改善試験を行った。すなわち、原則として他の浴用剤を使用させず、毎日1回1週間、入浴時に浴用剤20gを溶かし込み試験前後における剥離角質部分の改善度を測定した。その結果、高い皮膚の剥離角質部分の改善が確認され、高い肌荒れ抑制効果が確認された。 【0049】次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。 ・ 化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とする化粧クリーム。このように構成した場合には、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性により肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0050】・ 化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とする化粧ローション。このように構成した場合には、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性により肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0051】・ 化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とする乳液。このように構成した場合には、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性により肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0052】・ 化粧品基剤と、蜂蜜と、ローヤルゼリーの有機溶媒抽出物と、プロポリスの有機溶媒、水又は超臨界法による抽出物とを含有することを特徴とする化粧エッセンス。このように構成した場合には、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性により肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0053】 【発明の効果】この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の化粧品によれば、使用者に安心感を与え、保湿性及び抗酸化性の効果により、高い肌荒れ抑制効果を発揮することができる。 【0054】請求項2に記載の発明の化粧品によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、より高い肌荒れ抑制効果を確実に発揮することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591045471 【氏名又は名称】アピ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年12月5日(2000.12.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−173413(P2002−173413A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月21日(2002.6.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−369999(P2000−369999) |
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