| 【発明の名称】 |
化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】小鷹 晶
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| 【要約】 |
【課題】使用感の優れた化粧料を提供すること。
【解決手段】フィトステロール又はその誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、並びに、鎖状及び/又は環状シリコーン油を含有する、化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フィトステロール又はその誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、並びに、鎖状及び/又は環状シリコーン油を含有する、化粧料。 【請求項2】 油剤がメチルポリシロキサンを50質量%以上含む、請求項1に記載の化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、優れた使用感を有する化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】化粧料にしっとりとしたリッチ感をもたせるために、多価アルコールや油剤が化粧料に配合がされている。しかしながら、このような多価アルコールや油剤を、しっとりとした使用感を強調する等に、化粧料に多量に配合した場合、べたつき感を伴うことが多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、リッチな感触を有しながら、べたつきのない優れた使用感を有する化粧料を得ることを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、1. フィトステロール又はその誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、並びに、鎖状及び/又は環状シリコーン油を含有する、化粧料。 2. 油剤がメチルポリシロキサンを50質量%以上含む、前記1の化粧料、に関する。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明で使用するフィトステロールは、植物油脂から得られるステロール化合物であり、主としてβ−シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール、ブラシカステロールなどからなり、植物ステロールを総称されるものを使用することができる。 【0006】フィトステロール誘導体も使用することができ、そのような誘導体として、オレイン酸、パルミトオレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸などのエステルが挙げられる。天然の植物性油脂、動物性油脂を加水分解して得られる脂肪酸の混合物とのエステル化物も使用できる。例えば、オリーブ油、アボガド油、ゴマ油、コメ胚芽油などの天然油脂を分解して得られる脂肪酸を混合物の状態で又は精製して、これらによりエステル化物を得ることができる。また、フィトステロールと他成分の複合体、例えば、日本精化株式会社製の水素添加大豆リン脂質との複合体である「PHYTOCOMPO−PP」なども使用できる。 【0007】フィトステロール又はその誘導体は、化粧料に0.0001〜10質量%配合することができる。より好ましくは、0.0002〜7質量%である。 【0008】カルボキシビニルポリマーとしては、例えば、カーボポール980、981、Ultrez10(Carbopol980、981、Ultrez10)(BF Goodrich社製)、ハイビスワコー105(和光純薬製)を使用することができる。この配合量は、化粧料中0.01〜2質量%を配合することができ、より好ましくは0.05〜1質量%の配合量である。 【0009】アルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体であって、例として、カーボポール1382(Carbopol1382)、ペムレンTR−1(PEMULEN TR−1)、ペムレンTR−2(PEMULEN TR−2)などを挙げることができる。この配合量は、化粧料中0.01〜2質量%を配合することができ、より好ましくは0.05〜1質量%の配合量である。 【0010】鎖状及び/又は環状シリコーン油としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンを例示することができ、化粧料中0.1〜30質量%配合する。より好ましくは、0.5〜20質量%の配合量である。これらのシリコーン油は、粘度が、1〜100csのものを用いるのが好ましい。 【0011】化粧料中の油剤の中、メチルポリシロキサンを50質量%以上含有することにより、白さを抑えることができる化粧料を得ることができる。すなわち、通常油剤を使用することにより乳液やクリームを調整するが、メチルポリシロキサンを50質量%以上含有することで、半透明〜白濁の色調となり、化粧水や乳液、クリームとは異なった外観が得られ、外観からもリッチ感が得られる。 【0012】その他の油剤としては、アボガド油、ヤシ油、ナタネ油、月見草油、ヒマシ油、ヒマワリ油、茶実油、コメヌカ油、トウモロコシ油、オリーブ油、カカオ油、スクワレン、スクワラン、ホホバ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、鯨ロウ、ラノリン、流動パラフィン、セレシン、ワセリン、モノオレイン酸グリセリル等を用いることができる。 【0013】本発明の化粧料には、更に、多価アルコールを使用することができ、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリンなどが例示できる。 【0014】本発明の化粧料には、化粧料に通常用いられている、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、保香剤、防腐剤、増粘剤、pH調整剤、香料、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤その他美容成分、薬効成分などを配合することができる。 【0015】本発明の化粧料には、通常の製法により製造することができる。例えば、油性基剤中に、その他の成分が均一に分散するように、各成分を混合することにより製造する。 【0016】化粧料としては、ローション、乳液、クリーム、美容液のような皮膚化粧料などを挙げることができる。 【0017】本発明により、リッチな感触を有し、しかもべたつきのない、使用感に優れている化粧料が提供される。 【0018】 【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。尚、配合量は全て質量%である。 【0019】下記表1に示す組成の乳液(実施例1、2及び比較例1〜3)を常法により調製し、下記の方法によりリッチ感、べたつき感について評価を行った。実施例、評価例中の%は質量%を示す。 【0020】 【表1】
(製造方法) A.成分(1)〜(4)を70℃で攪拌溶解する。 B.70℃で攪拌溶解した成分(5)〜(10)をAに徐々に添加し、室温まで冷却して乳液を得た。 【0021】[リッチ感の評価]女性10名をパネラーとし、表1に示す組成からなる各試料を、右上腕内側部に対照品(比較例1〜3)、左上腕内側部に本発明品(実施例1、2)として、それぞれ1日2回通常の使用方法で同様に塗布し、リッチ感を評価した。 評価○ : 8名以上の人がつや、リッチ感があると感じた△ : 5〜7名の人がつや、リッチ感があると感じた× : リッチ感があると感じた人が4名以下であった【0022】[べたつき感の評価] 女性10名をパネラーとし、表1に示す組成からなる各試料を、右上腕内側部に対照品(比較例1〜3)、左上腕内側部に本発明品(実施例1、2)として、それぞれ1日2回通常の使用方法で同様に塗布し、べたつき感を評価した。 評価A : 8名以上の人が、べたつかないと感じたB : 5〜7名の人が、べたつかないと感じたC : べたつかないと感じた人が4名以下であった【0023】上記の結果から明らかなように、本発明の乳液(実施例1及び2)は(比較例1〜3)のものと比べて、リッチ感に優れ、べたつき感のないものであった。 【0024】[処方例] 例1 美容液処方(単位:質量%) (1) エタノール 2.0(2) 香料 適量(3) 防腐剤 0.1(4) 1,3−ブチレングリコール 5.0(5) グリセリン 6.0(6) ペムレンTR−2 0.05(7) カーボポール981 0.2(8) アラントイン 0.3(9) フィトステロール 0.02(10)乳酸 0.2(11)水酸化カリウム 0.1(12)着色料 適量(13)精製水 残余(14)メチルポリシロキサン 0.5(製法)上記成分(3)〜(13)を加熱溶解し、(14)を加えて乳化機で攪拌し、冷却後、(1)、(2)を投入し、美容液を調整した。 【0025】得られた美容液は、リッチ感があり、しかもべたつきのない極めて良好な使用感を示す。 【0026】例2処方(単位:質量%) (1) エタノール 5.0(2) 香料 適量(3) 防腐剤 0.1(4) 1,3−ブチレングリコール 3.0(5) グリセリン 8.0(6) ペムレンTR−1 0.15(7) L−セリン 0.1(8) 水酸化カリウム 適量(9) フィトステロール 0.1(10)水素添加大豆リン脂質 0.6(11)メチルポリシロキサン 3.0(12)スクワラン 1.0(13)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3(14)精製水 残余(製法)上記成分(1)〜(7)、(14)を加熱溶解し、(9)〜(13)を加えて乳化機で攪拌し、冷却後、(8)を投入し、美容液を調整した。 【0027】得られた美容液は、リッチ感があり、しかもべたつきのない極めて良好な使用感を示すとともに、白さが抑えられたものである。 【0028】 【発明の効果】本発明により、使用感の優れた化粧料が提供される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593106918 【氏名又は名称】株式会社ファンケル
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| 【出願日】 |
平成12年11月1日(2000.11.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108590 【弁理士】 【氏名又は名称】佐伯 とも子
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| 【公開番号】 |
特開2002−145722(P2002−145722A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月22日(2002.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−335094(P2000−335094) |
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