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【発明の名称】 体臭消臭剤
【発明者】 【氏名】藤平 健一郎

【要約】 【課題】体臭の消臭効果に優れる新規の体臭消臭剤を提供する。

【解決手段】フトモモ科ユーカリ属の植物から、水とエタノールの混合液を用いて抽出を行い、この抽出物を有効成分として配合し体臭消臭剤を製造する。前記フトモモ科ユーカリ属の植物としては、ユウカリプタス グロブラス ラビラルディエラ(Eucalyptus globulus Labillardiere)がある。抽出部位は、葉が好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フトモモ科ユーカリ属の植物からの抽出物を含有する体臭消臭剤。
【請求項2】 消臭機能を有する無機粒子を含有する請求項1記載の体臭消臭剤。
【請求項3】 制汗成分を含有する請求項1または2記載の体臭消臭剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体臭に対する消臭効果が優れた体臭消臭剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腋臭、汗臭、足臭等の体臭は、本人のみならず、周囲の者にとっても不快感を与え、さらには、体臭を持つ者にとっては、心理的、精神的に非常に大きな負担となっている。腋臭をはじめとする体臭の発生機構については、現在のところ完全には解明されていないが、一般には、汗や皮脂のバクテリア分解によって発生するものと考えられている(Perfumer & Flavarist, 1. 12−17 (1979), J. Soc. Chem., 34, 193−202 (1982))。この場合、悪臭物質としては、イソ吉草酸やカプロン酸等の低級脂肪酸、アンモニア、ブチルアミン等の含窒素化合物、インドール、エチルメルカプタン等の含イオウ化合物等があげられる。これらの悪臭を消臭するために金属化合物や複合粉末を配合した消臭剤やエアゾール組成物などが提案されている(特開平2−191693号、特開平4−65312号)が、その消臭効果は不十分である。また、植物抽出液を用いた口臭に対しての消臭剤は、これまでに提案されているが、この消臭剤は体臭に対する消臭効果が不十分である(特開昭57−204278号、特開昭61−240960号、特開昭61−143065号、特開昭63−24950号、特開平1−145063号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、腋臭、汗臭、足臭等の体臭に対して、優れた消臭効果を持つ体臭消臭剤を提供することを、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の体臭消臭剤は、フトモモ科ユーカリ属の植物からの抽出物を含有する。
【0005】本発明者は、優れた体臭消臭機能を有する新規物質を探索した結果、前記のように、フトモモ科ユーカリ属の植物からの抽出物に優れた体臭消臭機能を見出し、本発明をするに至った。
【0006】本発明の体臭消臭剤において、さらに、消臭機能を有する無機粒子を含有することが好ましい。このような無機粒子を含有すれば、これと前記抽出物との相乗効果により、さらに体臭消臭機能が優れるようになる。
【0007】本発明者は、さらに、前記抽出物および制汗成分が、それぞれの機能を互いに阻害しないことも見出した。したがって、本発明の体臭消臭剤は、制汗成分を含有することが好ましい。これにより、制汗機能と体臭消臭機能とが優れた体臭消臭剤となる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明をさらに詳細に説明する。
【0009】本発明に用いられるフトモモ科のユーカリ属の植物としては、例えば、ユウカリプタス アルバ(Eucalyptus alba)、ユウカリプタス アミグダリナ(Eucalyptus amygdalina)、ユウカリプタスアストリンゲネス(Eucalyptus astringens)、ユウカリプタス ボトリオイデス(Eucalyptus botryoides)、ユウカリプタス カマルドゥレンシス(Eucalyptus camaldulensi)、ユウカリプタス シネラ(Eucalyptus cinera)、ユウカリプタス シトリオドラ(ucalyptus citriodora)、ユウカリプタス クラドカリクス(Eucalyptus ladocalyx)、ユウカリプタス コックシフィラ(Eucalyptus coccifera)、ユウカリプタス コリムボサ(Eucalyptus orymbosa)、ユウカリプタス クレブラ(Eucalyptus crebra)、ユウカリプタス シペロカルパ(Eucalyptus cypellocarpa)、ユウカリプタス ダルリムプレナ(Eucalyptusdalrympleana)、ユウカリプタス デグルプタ(Eucalyptus deglupta)、ユウカリプタス デレガテンシス(Eucalyptus delegatensis)、ユウカリプタス ディヴェルシコロラ(Eucalyptu diversicolor)、ユウカリプタス ユゲニオイデス(Eucalyptus eugenioides)、ユウカリプタスグロブラス ラビラルディエラ(Eucalyptus globulus Labillardiere)、ユウカリプタスゴムフォセファラ(Eucalyptus gomphocephala)、ユウカリプタス グランディス(Eucalyptus grandis)、ユウカリプタス グンニ(Eucalyptus gunnii)、ユウカリプタス リュウコキシロン(Eucalyptus eucoxylon)、ユウカリプタス マカルスリ(Eucalyptus macarthuri)、ユウカリプタス マカラタ(Eucalyptus maculata)、ユウカリプタス マイデニ(Eucalyptus maidenii)、ユウカリプタス メルリオドラ(Eucalyptus melliodora)、ユウカリプタス ミクロコリス(Eucalyptus microcorys)、ユウカリプタス ミルタセアエ(Eucalyptus Myrtaceae)、ユウカリプタス ニホフィラ(Eucalyptus niphophila)、ユウカリプタス パニクラタ(Eucalyptus paniculata)、ユウカリプタス パウシフロラ(Eucalyptus pauciflora)、ユウカリプタス レグナス(Eucalyptus regnans)、ユウカリプタス レジニフェラ(Eucalyptus resinifera)、ユウカリプタス ロブスタ(Eucalyptus robusta)、ユウカリプタス サリグナ(Eucalyptus saligna)、ユウカリプタス シデロキシロン(Eucalyptus sideroxylon)、ユウカリプタス テレチコルニス(Eucalyptus tereticornis)、ユウカリプタス ビミナリス(ucalyptus viminalis)等が挙げられる。このなかで、ユウカリプタス グロブラス ラビラルディエラ(Eucalyptusglobulus Labillardiere)又はその近縁植物(Myrtaceae)が好ましい。
【0010】前記抽出物は、フトモモ科ユーカリ属の植物のどの部位からのものでもよく、好ましくは、葉、花、幹、枝、茎、根からの抽出物であり、より好ましくは葉からの抽出物である。
【0011】抽出方法は特に制限されない。例えば、前記植物の葉、花、幹、枝、茎、根などを、汎用のカッターや専用のカッター等を用いて細かく裁断する。そして、これを、抽出溶媒に浸漬する。抽出溶媒としては、例えば、水、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン等があげられ、これらは単独で用いてもよく、若しくは2種類以上併用してもよい。この中で、得られる抽出物の消臭効果がより優れ、使用感もより良好になることという理由から、水とエタノールからなる混合溶媒がより好ましい。そして、一定時間浸漬後、抽出溶媒を回収すれば、目的とする抽出物を得ることができる。
【0012】本発明において、抽出物の形態は特に制限されず、例えば、液状、ゾル状、粉末状等がある。液状の形態の場合は、例えば、抽出溶媒で抽出処理したものをそのまま用いてもよく、抽出溶媒を除去し、改めて別の溶媒に溶解してもよい。ゾル状の形態の場合は、抽出溶媒を完全ではなくある程度除去してゾル状としたものや、抽出溶媒を完全に除去し、これに改めて溶媒を添加してゾル状にしてもよい。粉末状の場合は、抽出溶媒を完全に除去し、粉末状にすればよい。
【0013】なお、フトモモ科ユーカリ属の植物の抽出物は、その種類によっては、市販されているものもあるので、これを利用することもできる。
【0014】本発明の体臭消臭剤において、前記抽出物の配合量は、体臭消臭剤の剤型の種類等により適宜決定されるが、例えば、体臭消臭剤全体に対し、ユーカリ属の植物の抽出物に含まれる固形分の量が、0.000001〜20質量%含むようにユーカリ属の植物の抽出物を配合するのが好ましく、0.0001〜10質量%であればより好ましい。0.000001質量%以上であれば、さらに十分な消臭効果が得られ、20質量%以下であれば、ユーカリ属の植物の抽出物中に含まれる固形分の析出が起こらず、保存安定性が良好になる。ここで、固形分の量は前記抽出物を加熱して、抽出溶媒を蒸発させ、蒸発後に残った固形分の質量を該抽出物の質量で割った量である。
【0015】前述のように、本発明の体臭消臭剤には、消臭機能を有する無機粒子を配合することが好ましい。前記無機粒子としては、非晶質シリカ、非晶質シリカ−アルミナおよび非晶質アルミノケイ酸塩の少なくとも一つからなる粒子が好ましく、この粒子は、0.1〜20μmの球状の一次粒子径を有することが好ましい。また、前記無機粒子は、金属化合物微粒子で被覆されていることや、金属化合物微粒子を内包する等している複合粒子であることも好ましい。前記被覆する若しくは内包される金属化合物としては、吸着剤や脱臭剤として従来知られている金属酸化物、金属水酸化物、金属塩(炭酸塩、亜硫酸塩、硫酸塩等)、金属硫化物、金属窒化物、金属炭化物等が挙げられる。これらの具体例を示すと、例えば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄(フェライト等)、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化銅、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化バナジウム、酸化タングステン、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、塩化第一銅、炭化ケイ素、窒化ケイ素、臭化アルミニウム等が例示される。これらは単独で使用してもよく、または2種以上を組み合わせて使用してもよい。前記無機粒子としては、酸化マグネシウムで被覆されたもしくはこれを内包する非晶質シリカの粒子がより好ましい。
【0016】本発明の体臭消臭剤において、上記の無機粒子の配合量は、体臭消臭剤の剤型の種類等により適宜決定されるが、体臭消臭剤全体に対し、0.005〜50質量%の範囲内が好ましく、0.005〜25質量%であればより好ましい。消臭機能を有する無機粒子の配合量が0.005質量%以上であれば、さらに優れた消臭効果が得られ、50質量%以下であれば、使用感が悪くなることもない。
【0017】前述のように、本発明の体臭消臭剤には、制汗成分を配合することが好ましい。制汗成分としては、例えば、クロルヒドロキシアルミニウム(ACH)、パラフェノールスルホン酸亜鉛、アルミニウムジルコニウム錯体、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、レシノレンサン亜鉛、スメクタイト等が挙げられる。これらの制汗成分は、1種類を単独で使用してもよく、若しくは2種類以上を併用してもよい。前記制汗成分のなかで、クロルヒドロキシアルミニウム(ACH)、パラフェノールスルホン酸亜鉛が好ましい。制汗成分の配合量は、体臭消臭剤全体に対し、0.001〜60質量%の範囲内が好ましく、0.05〜20質量%であればより好ましい。制汗成分の配合量が0.001質量%以上であれば、十分な制汗効果が得られ、60質量%以下であれば、使用感が悪くなることもない。
【0018】さらに、本発明の体臭消臭剤には、腋臭や汗臭、足臭のような体臭防止(デオドラント)の目的で、例えば、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリド、塩酸クロルヘキシジン、ピロクトンオラミンなどの殺菌剤、抗菌剤を加えることもできる。これらの殺菌剤、抗菌剤の配合量は、体臭消臭剤全体に対し、例えば、0.001〜10質量%の範囲内が好ましく、0.01〜1質量%であればより好ましい。殺菌剤の配合量が0.001質量%以上であれば、さらに優れた消臭効果が得られ、10質量%以下であれば安全性がさらに優れたものとなる。
【0019】また、本発明の体臭消臭剤には、前述の成分以外にも、本発明の目的を損なわない範囲で従来、慣用されている各種添加成分を、必要に応じて配合することができる。このような添加成分としては、例えば、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、シリコーン油やエステル油等の油分、高分子、保湿剤、包接化合物、ビタミン類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、抗炎症剤、冷感付与剤、酸化防止剤、着色剤、香料、溶剤(エタノール等)、脂肪酸等が挙げられる。これらの添加成分は、1種用いてもよいし、若しくは2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの成分は、体臭消臭剤調製の適当な段階で配合することができる。
【0020】香料としては、例えば、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド等、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸族エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料、動物、植物からの天然香料、天然香料および合成香料の少なくとも一方を含む調合香料があげられる。これらの香料は、単独で使用してもよく、2種類以上を混合して使用することもできる。例えば、1996年化学工業日報社発行の印藤元一著「合成香料 化学と商品知識」、1969年MONTCLAI R, N. J.発行のSTEFFENARCTANDER著“Perfume and Flavor Chemicals”等に記載の香料が使用できる。
【0021】具体的な香料としては、例えば、アルデヒドC6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アルファダマスコン、ベータダマスコン、デルタダマスコン、アンブレットリッド、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、オウランチオール、アセチルユゲノール、バクダノール、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチレート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノール、パラターシャリーブチルシクロヘキシルアセテート、オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール、ベンツアルデヒド、ベンジルフォーメート、カリオフィレン、カシュメラン、カルボン、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレストリッド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリン、シンナミルアセテート、デルタC6〜C13ラクトン、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、ユゲノール、フルイテート、フェンチールアルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラキソリッド、ガンマーC6〜13ラクトン、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、ミルセン、β−カリオフィレン、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、シス−3−ヘキセノール、シス−3−ヘキセニールアセテート、シス−3−ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、イソユゲノール、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグストラール、リリアール、ライムオキサイド、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテート、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレート、メチルユゲノール、メントール、アルファメチルイオノン、ベータメチルイオノン、ガンマメチルイオノン、メチルイソユゲノール、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−II、ムスク781、ムスクC14、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレンブラシレ−ト、エチレンドデカンジオエ−ト、オキサヘキサデセン−2−オン、14−メチル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリド、ムスクケトン、ムスクチベチン、ノピルアルコ−ル、ノピルアセテ−ト、ネリルアセテ−ト、ネロ−ル、メチルフェニルアセテ−ト、ミラックアルデヒド、ネオベルガメート、オークモスNo.1、オリボン、オキシフェニロン、パラクレジールメチルエーテル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコール、フェニルエチルアセテート、アルファピネン、ルバフラン、ローズフェノン、ローズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネート、ターピネオール、ターピニルアセテート、テトラハイドロリナロール、テトラハイドロリナリールアセテート、テトラハイドロゲラニオール、テトラハイドロゲラニールアセテート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、チモール、ワニリン、ベルドックス、ヤラヤラ、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリスチンキ等があげられる。香料の溶剤または保留剤として、ジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン、等を使用できる。なお、香料は実施例の香料に限定されない。
【0022】本発明の体臭消臭剤は、皮膚に適用されるものであれば、固形状、半固形状、クリーム状、液状等のいかなる剤型の体臭消臭剤とすることもできるが、例えば、スティック型、ロールオン型、ジェル剤型、乳液型、化粧水型、パウダースプレー型等とすることが好ましい。
【0023】本発明の体臭消臭剤の製造方法は、目的とする剤型等により異なるが、各剤型における一般的な方法に従い製造することができる。
【0024】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について、比較例と併せて説明する。なお、実施例等における各成分の量は質量%であり、総量100質量%である。また、以下の表中に記載の香料A、香料Bおよび香料Cの組成は、下記表5、下記表6および下記表7に示すとおりである。
【0025】(実施例1〜12、比較例1、2)下記表1、下記表2および下記表3に示す成分の内、噴射剤及び粉体を除く成分を混合して原液を調製し、同表に示す割合で前記原液と粉体を混合し、この混合物と噴射剤(液化石油ガス:0.15MPa)とを重量比率7:93でエアゾール缶に充填し、エアゾール型の体臭消臭剤を製造した。
【0026】このようにして製造した体臭消臭剤について、塗布したときの消臭効果、使用感および製剤安定性の各項目を、下記の方法にしたがって評価した。この結果を下記表1、下記表2および下記表3に示す。なお、製剤安定性の評価については、外観を目視観察するため、前記原液と粉体及び噴射剤を耐圧ガラス瓶に充填し、安定性を評価した。
【0027】(使用感および消臭効果の評価方法)専門パネラー10名による官能評価により、使用感および消臭効果を評価した。すなわち、発汗後の腋下部皮膚上に、体臭消臭剤を0.1g/10cm2の割合で塗布し、乾いた後の使用感(べたつきのなさ)および消臭効果を、下記の基準に基づき、点数で評価(絶対評価)した。そして、前記各項目の点数の平均を求め、平均点5点が◎、平均点4.5点以上が○、平均3〜4.4点が△、平均点3点未満が×として、下記表に示した。
【0028】(使用感の評価基準)
5点:使用感が良い4点:使用感がやや良い3点:どちらともいえない2点:使用感がやや悪い1点:使用感が悪い【0029】(消臭効果の評価基準)
5点:汗臭がしない4点:わずかに汗臭がする3点:弱く汗臭がする2点:かなり汗臭がする1点:はっきり汗臭がする【0030】(製剤安定性の評価)全成分配合直後および45℃で6ヵ月間保存後の安定性を、外観の目視観察により評価した。評価基準は以下のとおりである。
〇;配合直後と比べて変化が見られない△;配合直後と比べてわずかに変化が見られる×;配合直後と比べて明らかに変化が見られる。
【0031】以上の3項目の評価を基に総合評価を行った。総合評価の基準は、前記3項目において×が1つもなくて◎が2つ以上を総合評価◎とし、前記3項目において×が1つもなくて○が2つ以上を総合評価○とし、前記3項目において×が1つあるかもしくは△が2つ以上を総合評価△とし、前記3項目において×が2つ以上を総合評価×とした。
【0032】
(表1)
実施例配合成分 1 2 3 4 5 (消臭成分)
ユーカリエキス*1 1.0 8.0 2.5 0.01 15.0 オオムギエキス*2(制汗成分)
ACH*3 1.0ハ゜ラフェノールスルホン酸亜鉛*4 2.0(粉体)
モンモリロナイト*5マク゛ネシウム複合化シリカ*6 2.0無水ケイ酸*7 5.0タルク*8(溶剤)
ミリスチンイソフ゜ロヒ゜ル 残部 残部 残部 残部 残部(香料)
香料A 0.1 0.2 0.5 0.3 0.1 (評価結果)
消臭効果 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎製剤安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ○使用感 ○ ◎ ○ ◎ ○ 総合評価 ◎ ◎ ◎ ◎ ○【0033】
(表2)
実施例配合成分 6 7 8 9 10 (消臭成分)
ユーカリエキス*1 1.0 3.0 0.005. 0.1 55.0 オオムギエキス*2(制汗成分)
ACH*3 15.0ハ゜ラフェノールスルホン酸亜鉛*4(粉体)
モンモリロナイト*5 2.0マク゛ネシウム複合化シリカ*6無水ケイ酸*7 30.0タルク*8 8.0(溶剤)
ミリスチンイソフ゜ロヒ゜ル 残部 残部 残部 残部 残部(香料)
香料A 0.1 0.2 0.3 0.3 0.2 (評価結果)
消臭効果 ◎ ◎ ○ ○ ◎製剤安定性 ○ ○ ○ ○ ○使用感 ○ ○ ◎ ○ ○総合評価 ○ ○ ○ ○ ○【0034】
(表3)
実施例 比較例配合成分 11 12 1 2 (消臭成分)
ユーカリエキス*1 0.00001 8.0オオムギエキス*2 1.0(制汗成分)
ACH*3 1.0 1.0ハ゜ラフェノールスルホン酸亜鉛*4(粉体)
モンモリロナイト*5マク゛ネシウム複合化シリカ*6 2.0 2.0無水ケイ酸*7タルク*8(溶剤)
ミリスチンイソフ゜ロヒ゜ル 残部 残部 残部 残部(香料)
香料A 0.5 0.2 0.1 0.1 (評価結果)
消臭効果 ○ ◎ △ ×製剤安定性 ○ ◎ ◎ △使用感 ○ ◎ △ △総合評価 ○ ◎ △ ×【0035】*1:ファルコレックス ユーカリ E(商品名、一丸ファルコス社製)
*2:ファルコレックス オオムギ(商品名、一丸ファルコス社製)
*3:REACH 101 MICRO−DRY (商品名、リハイス社製)
*4:スルホ石炭酸亜鉛(松本製薬工業社製)
*5:クニピアF(商品名、クニミネ工業社製)
*6:シルトン RTK−72(商品名、水澤化学工業社製)
*7:サンスフェアH−121(商品名、洞海化学社製)
*8:SW−特(商品名、浅田製粉社製)
【0036】上記のように、実施例1〜12の体臭消臭剤は、消臭効果、使用感および製剤安定性の全ての項目において、優れていた。これに対し、比較例1,2の体臭消臭剤は、双方とも消臭効果が悪かった。
【0037】(実施例13)下記の成分組成にしたがい、ロールオンタイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0038】
(成分組成)
ユーカリエキス *9 5.0%クロルヒドロキシアルミニウム *10 20.0%エタノール 35.0%ハイドロキシエチルセルロース 0.6%PPG5-CETETH-20 2.0%グルコン酸クロルヘキシジン-クニピアG複合体 1.0%香料B 0.5%精製水 残部*9:ファルコレックス ユーカリB(商品名、一丸ファルコス社製)
*10:REACH 501 MICRO=DRY(商品名、リハイス社製)
【0039】(実施例14)下記の成分組成にしたがい、スティックタイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0040】
(成分組成)
ユーカリエキス *11 5.0%クロルヒドロキシアルミニウム *12 10.0%無水ケイ酸 *13 2.0%エタノール 75.0%ステアリン酸ナトリウム 8.0%ソルビトール 4.0%イソプロピルメチルフェノール‐イオナイトH複合体 4.0%香料C 微量精製水 残部*11:ユーカリ水(丸善製薬社製)
*12:CHLORHYDROL MICRO-DRY ULTRAFINE(商品名、リハイス社製)
*13:サンスフェアH-122(商品名、洞海化学社製)
【0041】(実施例15)下記の成分組成にしたがい、ジェル状の体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0042】
(成分組成)
ユーカリエキス *1 2.0%ポリメチルシルセスキオキサン粉末 3.0%カルボキシビニルポリマー(分子量 100万〜150万) 0.3%トリエタノールアミン 0.25%イソプロピルメチルフェノール 0.5%トリクロサン 0.2%シリコーンゴムパウダー水性分散液 1.0%POE(60)硬化ヒマシ油 0.3%シラカバエキス 0.1%シャクヤクエキス 0.1%ハッカ油 0.01%オキシベンゾンスルホン酸ナトリウム 0.1%メチルパラベン 0.1%エタノール 28.0%香料A 微量精製水 残部【0043】(実施例16)下記の成分組成にしたがい、乳液タイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0044】
(成分組成)
ユーカリエキス *14 3%クロルヒト゛ロキシアルミニウム・フ゜ロヒ゜レンク゛リコール錯体*15 10.0%タルク*16 3.0%モンモリロナイト *5 1.0%デカグリセリルトリイソステアレート 0.5%デカグリセリルモノステアレート 1.6%POE(20)ソルビタンモノオレエート 3.0%グリチルレチン酸ステアリル 0.2%酸化型コエンザイム 0.3%クレアチニン 0.2%ジメチルシリコーン 0.5%植物性スクワラン 5.0%ホホバ油 3.0%アルモンド油 0.5%マカデミアナッツ油 0.5%ヒマワリ油 0.5%レシチン 0.8%ベヘニルアルコール 1.0%ステアリルアルコール 1.0%グリセリン 10.0%ジプロピレングリコール 5.0%トリメチルグリシン 0.5%カルボキシビニルポリマー(分子量100万〜150万) 0.1%キサンタンガム 0.1%プロピルパラベン 0.1%メチルパラベン 0.3%酢酸トコフェロール 0.2%アルギニン 0.1%ヤツデガタトサカモドキ(Callophyllis palmata)水抽出物 0.1%ダービリアエキス 0.2%エタノール 2.0%香料B 微量精製水 残部 *14:ユーカリ抽出液(香栄興業社製)
*15:リハイドロール ツー(商品名、リハイス社製)
*16:SW-AC(商品名、浅田製粉社製)
【0045】(実施例17)下記成分組成にしたがい、化粧水タイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0046】
(成分組成)
ユーカリエキス *17 2.0%スルホ石炭酸亜鉛 *4 3.0%ヒ゜ロク゛ルタミンイソステアリンホ゜リオキシエチレン硬化ひまし油 1.0%マルメロエキス 0.1%酸化型コエンザイムA 0.2%トリメチルグリシン 1.0%グリセリン 6.0%1,3−ブチレングリコール 2.0%メチルパラベン 0.3%プロピルパラベン 0.1%ネザシノトサカモドキ(Callophyllis adnata)水抽出物 0.5%エタノール 8.0%香料C 微量精製水 残部*17:ユーカリ抽出液S(商品名、香栄興業社製)
【0047】(実施例18)下記成分組成にしたがいハンドクリームタイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0048】
(成分組成)
ユーカリエキス *7 1.0%クロルヒドロキシアルミニウム水溶液 (50%) *18 3.0%流動パラフィン 5.0%植物性スクワラン 5.0%ホホバ油 3.0%ジメチルシリコーン 2.0%パルミチン酸セチル 1.5%モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO) 2.0%モノステアリン酸グリセリン 2.0%モノステアリン酸ヘキサグリセリル 0.5%ステアリン酸 1.5%POE (20)グリセリルモノステアレート 0.8%グリチルレチン酸ステアリル 0.1%グリセリン 3.0%1,3-ブチレングリコール 5.0%ローズヒップ油 0.2%トリイソプロパノールアミン 0.1%プロリン 0.1%水素添加大豆リン脂質 1.0%ケトコナゾール-ビーガムT複合体 0.25%カルボキシビニルポリマー 0.1%クエン酸 0.1%ヒロハノトサカモドキ(Callophyllis crispata)水抽出物 3.0%パラベン 0.3%香料A 微量精製水 残部*18 アルミニウムクロールヒドロール(多木化学社製)
【0049】(実施例19)下記の成分組成にしたがい、クリームタイプの体臭消臭剤を通常の方法により調製した。
【0050】
(成分組成)
ユーカリエキス *1 2.0%クロルヒドロキシアルミニウム *3 10.0%無水ケイ酸 *7 5.0%ベントナイト 0.5%テトラグリセリルモノイソステアレート 1.0%ヘキサグリセリルモノステアレート 0.8%グリセリルモノステアレート 1.5%POE(40)グリセリルモノステアレート 1.5%グリチルレチン酸ステアリル 0.1%酸化型コエンザイムA 0.2%クレアチニン 0.3%パルミチン酸セチル 1.0%パルミチン酸イソプロピル 1.0%ジメチルシリコーン 1.0%スクワラン 8.0%ホホバ油 3.0%ローズヒップ油 0.05%セトステアリルアルコール 3.0%ベヘニルアルコール 0.5%グリセリン 1.0%1,3−ブチレングリコール 5.0%ジプロピレングリコール 1.0%カルボキシビニルポリマー(分子量100万〜150万) 0.05%キサンタンガム 0.3%プロピルパラベン 0.1%メチルパラベン 0.3%ビタミンE 0.2%クエン酸 微量クエン酸ナトリウム 微量エデト酸2Na 0.1%クロトサカモドキ(Callophyllis adhaerens)水抽出物 1.0%ダービリアエキス 0.2%トリイソプロパノールアミン 0.1%香料B 微量精製水 残部【0051】前記実施例13〜19の各種剤型の体臭消臭剤について、実施例1と同様にして、消臭効果、製剤安定性および使用感について評価し、これらを基に総合評価も行った。この結果を下記表4に示す。
【0052】
(表4)
実施例 13 14 15 16 17 18 19 消臭効果 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎製剤安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○使用感 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎総合評価 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎【0053】
【表5】

【0054】
【表6】

【0055】
【表7】

【0056】(実施例20)ユーカリ属植物の抽出物の消臭効果を、つぎのようにして調べた。まず、ユーカリ属の植物の抽出物(商品名:ファルコレックス ユーカリE、一丸ファルコス社製)を、ろ紙上に20μL塗布した。この上に、1%イソ吉草酸水溶液を30μL塗布した。このろ紙を、22mL容量のバイアル瓶に入れて密閉し、瓶中のヘッドスペースから1mLの気体を採取し、これをガスクロマトグラフィーで測定した。ガスクロマトグラフィーの測定条件は、下記のとおりである。また、ユーカリ属の植物の抽出物を塗布しない以外は、同じ操作をして測定した値をブランクとした。そして、このブランクの測定値を基準として、前記抽出物の測定値より、イソ吉草酸の残存率と消臭率を算出した。これを下記表8に示す。この表から明らかなように、ユーカリ属植物抽出物は、消臭効果を有する。
【0057】
(ガスクロマトグラフィー測定条件)
検出器 :FIDカラム :DB WAX 30m(0.25mm*0.25μm)
開始温度 :110℃昇温温度 :5℃/min終了温度 :160℃【0058】
(表8)
ブランク ユーカリ属植物抽出物Arca 13670 7917イソ吉草酸残存率(%) 100 57.92イソ吉草酸消臭率(%) 0 42.085【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明の体臭消臭剤は、フトモモ科ユーカリ属の植物の抽出物を含有するために、優れた体臭消臭効果を奏する。しかも、前記抽出物と制汗成分とは、それぞれの機能を相互に阻害しないため、本発明の体臭消臭剤は、制汗成分を配合することも可能であり、このようにすれば、制汗効果と消臭効果とを有する体臭消臭剤とすることもできる。
【出願人】 【識別番号】000006769
【氏名又は名称】ライオン株式会社
【出願日】 平成12年7月21日(2000.7.21)
【代理人】 【識別番号】100095555
【弁理士】
【氏名又は名称】池内 寛幸 (外3名)
【公開番号】 特開2002−37722(P2002−37722A)
【公開日】 平成14年2月6日(2002.2.6)
【出願番号】 特願2000−221259(P2000−221259)