| 【発明の名称】 |
使い捨て着用物品 |
| 【発明者】 |
【氏名】辻 智子
【氏名】魚澤 たか子
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| 【要約】 |
【課題】パッドが着用者の股間部においてずれ動き難く、着用者の股間部からの排泄物の漏れを防ぐことができる使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】使い捨て着用物品1Aでは、パッド11がその両側縁部11cに位置して脚周り方向へ延びる一対の伸縮性脚周り締着バンド15を有し、脚周り締着バンド15の第1自由部分15bの前端部15dと第2自由部分15cの後端部15eとがパンツ2の脚周り開口8近傍における胴周り側部5に連結され、脚周り締着バンド15の中央部分15aと第1および第2自由部分15b,15cとがパンツ2の脚周り開口8に並行して実質的に環状を形成している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに対向する前後胴周り域の間に股下域が位置し、それら胴周り域の重なり合う胴周り側部が連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成されたパンツと、前記パンツの内側に位置して前記股下域を中心に前記前後胴周り域へ向かって延びる体液吸収性パッドとから構成された使い捨て着用物品において、前記パッドが、前記パンツの胴周り方向へ延びる前後端縁部と、前記パンツの脚周り方向へ延びる両側縁部と、前記両側縁部に位置して前記脚周り方向へ延びる一対の伸縮性脚周り締着バンドとを有し、前記脚周り締着バンドが、前記パンツの股下域に位置して前記パッドの両側縁部につながる中央部分と、前記パッドの前端縁部の側に位置して前記胴周り側部に向かって延びる第1自由部分と、前記パッドの後端縁部の側に位置して前記胴周り側部に向かって延びる第2自由部分とを有し、前記第1自由部分の前端部と前記第2自由部分の後端部とが、前記パンツの脚周り開口近傍における前記胴周り側部に連結され、前記脚周り締着バンドの中央部分と第1および第2自由部分とが、前記パンツの脚周り開口に並行して実質的に環状を形成していることを特徴とする前記物品。 【請求項2】 前記パッドの前後端縁部が、前記パンツの前後胴周り域に連結されている請求項1記載の物品。 【請求項3】 前記パッドが、その前端縁部の両側から前記胴周り側部に向かって延びる一対の伸縮性第1吊持バンドと、その後端縁部の両側から前記胴周り側部に向かって延びる一対の伸縮性第2吊持バンドとを有し、前記第1吊持バンドの前端部と前記第2吊持バンドの後端部とが、前記パンツの胴周り開口近傍における前記胴周り側部に連結されている請求項1または請求項2に記載の物品。 【請求項4】 前記パンツが、実質的に不透液性のシートから形成され、前記パッドが、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから形成されている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の物品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、排泄物を吸収、保持する使い捨て着用物品に関する。 【0002】 【従来の技術】特開平9−75390号公報は、互いに対向する前後胴周り域の間に股下域が位置し、それら胴周り域の重なり合う胴周り側部が連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成されたパンツと、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在する体液吸収性パッドとから構成され、パッドがパンツの内側に取り付けられて股下域を中心に前後胴周り域へ向かって延びている使い捨て着用物品を開示している。 【0003】前記パンツは、前後胴周り域の中央部内側における胴周り縁部から股下域に向かって垂下する柔軟な吊持片を有する。吊持片の所要の部位には、それよりも高剛性の第1止着域が形成されている。前記パッドの前後端縁部には、それを形成する表裏面シートよりも高剛性であって、パンツの第1止着域に着脱可能な第2止着域が形成されている。この物品は、パッドの第2止着域をパンツの第1止着域に止着し、パッドをパンツの内側に取り付けてから着用する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示の物品では、パッド自体が着用者の股間部に固定されることはなく、さらに、パッドの第2止着域を除く残余の領域がパンツから遊離して自由に動くことができるので、物品の着用中に、パッドが着用者の股間部を前後左右、特に左右にずれ動き易い。この物品では、着用者の股間部においてパッドがその着用位置を容易に変えてしまうので、パッドに吸収、保持されるべき尿や大便等の排泄物が着用者の股間部から漏れてしまう場合がある。 【0005】本発明の課題は、パッドが着用者の股間部においてずれ動き難く、着用者の股間部からの排泄物の漏れを防ぐことができる使い捨て着用物品を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための本発明の前提は、互いに対向する前後胴周り域の間に股下域が位置し、それら胴周り域の重なり合う胴周り側部が連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成されたパンツと、前記パンツの内側に位置して前記股下域を中心に前記前後胴周り域へ向かって延びる体液吸収性パッドとから構成された使い捨て着用物品である。 【0007】かかる前提における本発明の特徴は、前記パッドが、前記パンツの胴周り方向へ延びる前後端縁部と、前記パンツの脚周り方向へ延びる両側縁部と、前記両側縁部に位置して前記脚周り方向へ延びる一対の伸縮性脚周り締着バンドとを有し、前記脚周り締着バンドが、前記パンツの股下域に位置して前記パッドの両側縁部につながる中央部分と、前記パッドの前端縁部の側に位置して前記胴周り側部に向かって延びる第1自由部分と、前記パッドの後端縁部の側に位置して前記胴周り側部に向かって延びる第2自由部分とを有し、前記第1自由部分の前端部と前記第2自由部分の後端部とが、前記パンツの脚周り開口近傍における前記胴周り側部に連結され、前記脚周り締着バンドの中央部分と第1および第2自由部分とが、前記パンツの脚周り開口に並行して実質的に環状を形成していることにある。 【0008】本発明の実施の態様の一例としては、前記パッドの前後端縁部が、前記パンツの前後胴周り域に連結されている。 【0009】本発明の実施の態様の他の一例としては、前記パッドが、その前端縁部の両側から前記胴周り側部に向かって延びる一対の伸縮性第1吊持バンドと、その後端縁部の両側から前記胴周り側部に向かって延びる一対の伸縮性第2吊持バンドとを有し、前記第1吊持バンドの前端部と前記第2吊持バンドの後端部とが、前記パンツの胴周り開口近傍における前記胴周り側部に連結されている。 【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、前記パンツが、実質的に不透液性のシートから形成され、前記パッドが、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから形成されている。 【0011】 【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にかかる使い捨て着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。 【0012】図1,2は、パンツを仮想線で示す物品1Aの斜視図と、前後胴周り域23,25の連結を解除し、展開した状態で示す図1の物品1Aの部分破断平面図とであり、図3は、着用状態で示す図1の物品1Aの斜視図である。図1では、胴周り方向を矢印X、上下方向を矢印Yで示し、脚周り方向を矢印Zで示す。なお、表面シート12と裏面シート13との内面とは、コア14に対向する面をいい、それらシート12,13の外面とは、コア14に非対抗の面をいう。物品1Aは、パンツ2と、パンツ2の内側に位置する体液吸収性パッド11とから構成されている。 【0013】パンツ2は、互いに重なり合う実質的に不透液性の二枚のシート3,4から形成され、その平面形状が砂時計型を呈する。パンツ2は、互いに対向する前胴周り域23および後胴周り域25と、前後胴周り域23,25の間に位置する股下域24とを有する。パンツ2では、前後胴周り域23,25の上下方向へ延びる胴周り側部5が合掌状に重なり合い、それら胴周り域23,25の胴周り側部5が上下方向へ間欠的に並ぶ複数条の熱融着線6を介して固着されている。パンツ2には、胴周り開口7と一対の脚周り開口8とが画成されている。 【0014】胴周り開口7の周縁部には、胴周り方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材9が伸長状態で取り付けられている。脚周り開口8の周縁部には、脚周り方向へ延びる帯状の脚周り用弾性部材10が伸長状態で取り付けられている。胴周り用弾性部材9と脚周り用弾性部材10とは、パンツ2を形成するシート3,4の間に介在し、それらシート3,4に固着されている。 【0015】パッド11は、透液性表面シート12と、不透液性裏面シート13と、それらシート12,13の間に介在する吸液性コア14とから形成されている。コア14は、表面シート12と裏面シート13との少なくとも一方の内面に接合されている。 【0016】パッド11は、パンツ2の股下域24を中心として前後胴周り域23,25へ向かって延びている。パッド11は、パンツ2の前胴周り域23を胴周り方向へ延びる前端縁部11aと、パンツ2の後胴周り域25を胴周り方向へ延びる後端縁部11bと、脚周り方向へ延びる両側縁部11cとを有する。パッド11は、その両側縁部11cに脚周り方向へ延びる一対の伸縮性脚周り締着バンド15を有する。 【0017】パッド11では、その前端縁部11aがパンツ2の前胴周り域23に連結され、その後端縁部11bがパンツ2の後胴周り域25に連結されている。前端縁部11aと後端縁部11bとでは、裏面シート11の外面がパンツ2を形成するシート4に固着されている。 【0018】脚周り締着バンド15は、パッド11を形成する表面シート12と裏面シート13とから形成されている。脚周り締着バンド15は、パンツ2の股下域24に位置してパッド11の両側縁部11c中央につながる中央部分15aと、パッド11の両側縁部11cから遊離する第1および第2自由部分15b、15cとを有する。脚周り締着バンド15には、脚周り方向へ延びる複数条の弾性部材16が伸長状態で取り付けられている。弾性部材16は、表面シート12と裏面シート13との間に介在し、それらシート12,13の内面に固着されている。 【0019】脚周り締着バンド15の第1自由部分15bは、パッド11の前端縁部11aの側に位置して両側縁部11cから胴周り側部5に向かって延びている。第1自由部分15bは、その前端部15dが脚周り開口8近傍における胴周り側部5に連結されている。脚周り締着バンド15の第2自由部分15cは、パッド11の後端縁部11bの側に位置して両側縁部11cから胴周り側部5に向かって延びている。第2自由部分15cは、その後端部15eが脚周り開口8近傍における胴周り側部5に連結されている。脚周り締着バンド15では、その中央部分15aと第1および第2自由部分15b,15cとがパンツ2の脚周り開口8に並行して実質的に環状を形成している。 【0020】図2では、第1自由部分15bがパッド11の両側縁部11cから前胴周り域23の胴周り側部5に向かって延び、第1自由部分15bの前端部15dが股下域24の側における前胴周り域23の胴周り側部5に連結されている。図2では、第2自由部分15cがパッド11の両側縁部11cから後胴周り域25の胴周り側部5に向かって延び、第2自由部分15cの後端部15eが股下域24の側における後胴周り域25の胴周り側部5に連結されている。第1自由部分15bの前端部15dと第2自由部分15cの後端部15eとでは、脚周り締着バンド15を形成する裏面シート13の外面がパンツ2を形成するシート4に固着されている。 【0021】着用者が物品1Aを着用するには、パンツ2の胴周り開口7に通した両脚を脚周り締着バンド15が形成する環の中に通すとともに、パンツ2の脚周り開口7に通し、その後、パンツ2を腰部に引き上げる。 【0022】物品1Aでは、それを着用したときに、脚周り締着バンド15が着用者の脚周りを囲繞するとともに、それが着用者の脚周りに密着し、パッド11が脚周り締着バンド15を介して着用者の股間部に固定される。ゆえに、物品1Aでは、パンツ2が着用者の動作によってずれ動いたとしても、パッド11が着用者の股間部を前後左右にずれ動き難く、その着用位置を容易に変えることはないので、尿や大便等の排泄物がパッド11に確実に吸収、保持され、排泄物が着用者の股間部から漏れてしまうことを防ぐことができる。 【0023】図4,5は、パンツを仮想線で示す他の実施の形態の物品1Bの斜視図と、前後胴周り域23,25の連結を解除し、展開した状態で示す図4の物品1Bの部分破断平面図とであり、図6は、着用状態で示す図4の物品1Bの斜視図である。この物品1Bは、パンツ2と、パンツ2の内側に位置する体液吸収性パッド11とから構成され、脚周り方向へ延びる一対の伸縮性脚周り締着バンド15を有する点において、図1のそれと同一である。物品1Bが図1のそれと異なる点は、以下のとおりである。 【0024】この物品1Bでは、パッド11が一対の伸縮性第1吊持バンド19と一対の伸縮性第2吊持バンド20とを有し、パッド11がそれら吊持バンド19,20を介してパンツ2に連結されている。物品1Bでは、パッド11の前後端部11a,11bがパンツ2の前後胴周り域23,25に連結されていない。 【0025】パンツ2は、互いに重なり合う実質的に不透液性かつ伸縮性のシート17,18から形成され、その平面形状が砂時計型を呈する。胴周り開口7の周縁部には、複数条の胴周り用弾性部材9が伸長状態で取り付けられている。脚周り開口8の周縁部には、帯状の脚周り用弾性部材10が伸長状態で取り付けられている。 【0026】第1および第2吊持バンド19,20は、パッド11を形成する表面シート12と裏面シート13とから形成されている。それら吊持バンド19,20には、脚周り方向へ延びる複数条の弾性部材21,22が伸長状態で取り付けられている。弾性部材21,22は、表面シート12と裏面シート13との間に介在し、それらシート12,13の内面に固着されている。 【0027】第1吊持バンド19は、パッド11の前端縁部11aの両側から胴周り側部5に向かって延びている。第1吊持バンド19は、パッド11の前端縁部11aの両側につながる基端部19aと、胴周り開口7近傍における胴周り側部5に連結された前端部19bとを有する。 【0028】第2吊持バンド20は、パッド11の後端縁部11bの両側から胴周り側部5に向かって延びている。第2吊持バンド20は、パッド11の後端縁部11bの両側につながる基端部20aと、胴周り開口7近傍における胴周り側部5に連結された後端部20bとを有する。 【0029】図5では、第1吊持バンド19が脚周り締着バンド15の第1自由部分15bの前方に位置して前胴周り域23の胴周り側部5に向かって延び、その前端部19bが前胴周り域23の端部の側における胴周り側部5に連結されている。図5では、第2吊持バンド20が脚周り締着バンド15の第2自由部分15cの後方に位置して後胴周り域25の胴周り側部5に向かって延び、その後端部20bが後胴周り域25の端部の側における胴周り側部5に連結されている。第1吊持バンド19の前端部19bと第2吊持バンド20の後端部20bとでは、それらバンド19,20を形成する裏面シート13の外面がパンツ2を形成するシート18に固着されている。 【0030】この物品1Bでは、パッド11がそれら吊持バンド19,20によってパンツ2の内側に吊下げられているので、パンツ2の股下域24においてパッド11がパンツ2の内側から胴周り開口7へ向かって持ち上げられる。ゆえに、物品1Bでは、パッド11を着用者の股間部に密着させることができる。物品1Bでは、パッド11が脚周り締着バンド15によって着用者の股間部に固定されているので、パンツ2が着用者の動作によってずれ動いたとしても、パッド11が着用者の股間部を前後左右にずれ動き難く、その着用位置を容易に変えることはない。物品1Bでは、パッド11を着用者の股間部に密着させつつ、尿や大便等の排泄物をパッド11に確実に吸収、保持させることができる。 【0031】この物品1Bでは、脚周り締着バンド15の第1および第2自由部分15b,15cにおける前後端部15d,15eと第1および第2吊持バンド19,20の前後端部19b,20bとが胴周り側部5に連結されているので、前後胴周り域23,25の胴周り側部5を除く残余の領域の伸縮性がそれらバンド15,19,20によって拘束されることはなく、パンツ2の伸縮性を有効に利用して着用者の胴部を締め付けることができる。 【0032】表面シート12には、親水性繊維不織布、または、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムを使用することができる。図1のパンツ2を形成するシート3,4や裏面シート13には、疎水性繊維不織布、不透液性のプラスチックフィルム、疎水性繊維不織布を重ね合わせた2層の不織布、疎水性繊維不織布にプラスチックフィルムを固着した複合シートのいずれかを使用することができる。 【0033】図1のパンツ2を形成するシート3,4や裏面シート13には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に富んだスパンボンド法による繊維不織布で挟んだ複合不織布を使用することもできる。 【0034】不織布としては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン、または、ポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。 【0035】それら図示例の物品1A,1Bでは、脚周り締着ベルト15と第1および第2吊持19,20とがパッド11を形成する表面シート12と裏面シート13とからなり、パッド11に一連につながっているが、それらベルト15,19,20がパッド11とは別個独立のシートから形成されていてもよい。この場合では、脚周り締着ベルト15の中央部15aがパッド11の両側縁部11c中央に連結され、第1および第2吊持ベルト19,20の基端部19a,20aがパッド11の前後端縁部11a,11bの両側に連結される。 【0036】それらベルト15,19,20がパッド11とは別個独立のシートから形成されている場合におけるそのシートとしては、弾性部材を伸長状態で取り付けた裏面シート13と同様の素材、または、伸縮性を有するシートを使用することが好ましい。 【0037】図4のパンツ2を形成するシート17,18やそれらベルト15,19,20を形成する伸縮性シートには、伸縮性かつ疎水性の繊維不織布、伸縮性かつ不透液性のプラスチックフィルム、伸縮性かつ疎水性の繊維不織布を重ね合わせた2層の不織布、それぞれ伸縮性を有する疎水性の繊維不織布と不透液性のプラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することができる。 【0038】伸縮性の繊維不織布としては、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。伸縮性の不織布の構成繊維には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。また、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる疎水性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、のいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を貼り合わせた複合不織布を使用することもできる。 【0039】図1の物品1Aでは、図4のそれと同様に、パンツ2が伸縮性を有するシート17,18から形成されていてもよい。図1の物品1Aでは、パッド11の前後端部11a,11bがパンツ2の前後胴周り域23,25に連結されていなくてもよい。 【0040】それら物品1A,1Bでは、前後胴周り域23,25の胴周り側部5があらかじめ固着されたパンツ2を例示しているが、パンツ2が物品1A,1Bの着用時に前後胴周り域23,25を連結するオープンタイプのものであってもよい。オープンタイプのパンツ2では、後胴周り域25における胴周り側部5に一対のテープファスナが取り付けられ、前胴周り域23におけるシート3,17の外面にテープファスナの止着域となるターゲットテープが取り付けられる。オープンタイプのパンツ2では、テープファスナの自由端部をターゲットテープに止着し、前後胴周り域23,25を連結することで胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成される。 【0041】コア14は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。コア14は、ポリマー粒子の脱落や型崩れを防止するためにその全体がティッシュペーパーに被覆されていることが好ましい。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のものを使用することができる。 【0042】表裏面シート12,13の固着や脚周り締着ベルト15の固着、第1および第2吊持ベルト19,20の固着、弾性部材9,10,16,21,22の固着、コア14の接合には、ホットメルト型接着剤、または、ヒートシールや超音波接合等の熱による溶着手段を使用することができる。 【0043】 【発明の効果】本発明にかかる使い捨て着用物品によれば、それを着用したときに、伸縮性脚周り締着バンドが着用者の脚周りを囲繞するとともに、それが着用者の脚周りに密着し、パッドが着用者の股間部に脚周り締着バンドを介して固定される。この物品では、パンツが着用者の動作によってずれ動いたとしても、パッドが着用者の股間部を前後左右にずれ動き難く、着用者の股間部においてパッドがその着用位置を容易に変えることはない。この物品では、尿や大便等の排泄物がパッドに確実に吸収、保持され、排泄物が着用者の股間部から漏れてしまうことを防ぐことができる。 【0044】第1および第2締着バンドの他に、伸縮性第1吊持バンドと伸縮性第2吊持バンドとを有する物品では、パッドが吊持バンドによってパンツの内側に吊下げられ、パンツの股下域においてパッドがパンツの内側から胴周り開口へ向かって持ち上げられるので、パッドを着用者の股間部に密着させることができる。この物品では、パッドを着用者の股間部に密着させつつ、尿や大便等の排泄物をパッドに確実に吸収、保持させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115108 【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年4月2日(2001.4.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066267 【弁理士】 【氏名又は名称】白浜 吉治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−291800(P2002−291800A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月8日(2002.10.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−103961(P2001−103961) |
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