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【発明の名称】 アイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット、並びに目のトレーニング方法
【発明者】 【氏名】宮地 賢

【要約】 【課題】様々な目の運動を容易に行うことができるアイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット、並びに目のトレーニング方法を提供することである。

【解決手段】顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部12を有するアイマスク本体14と、アイマスク本体14の両側端部に設けられた耳掛けバンド16と、アイマスク本体14に対して開口部12を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材18と、を備えたことを特徴とするアイマスクである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部を有するアイマスク本体と、該アイマスク本体の両側端部に設けられた耳掛けバンドと、前記アイマスク本体に対して前記開口部を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材と、を備えたことを特徴とするアイマスク。
【請求項2】 前記マスク部材は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアイマスク。
【請求項3】 前記マスク部材の装着された際の使用者の目の視野に入る位置は、有色透明な素材で構成されていることを特徴とする請求項1記載のアイマスク。
【請求項4】 前記マスク部材の装着された際の使用者の目の視野に入る位置は、立体写真を見るための偏光レンズで構成されていることを特徴とする請求項1記載のアイマスク。
【請求項5】 装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、右目の視野に入る小孔の左端と左眼の視野に入る小孔の右端が連続的に設けられていることを特徴とするアイマスク。
【請求項6】 装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、使用者の目の対向する位置に垂直方向に配列されていることを特徴とするアイマスク。
【請求項7】 装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、右側の視野に入る小孔と左側の視野に入る小孔が異なる方向に配列されていることを特徴とするアイマスク。
【請求項8】 一方の目の視野に入る小孔が水平方向に配列されており、他方の目の視野に入る小孔が垂直方向に配列されていることを特徴とする請求項7記載のアイマスク。
【請求項9】 顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部を有するアイマスク本体と、該アイマスク本体の両側端部に設けられた耳掛けバンドと、前記アイマスク本体に対して前記開口部を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材と、を備え、前記マスク部材は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に複数の小孔が形成されており、右目の視野に入る小孔と左眼の視野に入る小孔が同一方向に配列されているもの、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に複数の小孔が形成されており、右目の視野に入る小孔と左眼の視野に入る小孔が異なる方向に配列されているもの、装着された際の使用者の目の視野に入る位置が有色透明な素材で構成されているもの、及び装着された際の使用者の目の視野に入る位置が立体写真を見るための偏光レンズで構成されているもの、のうち少なくとも2以上であることを特徴とするアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット。
【請求項10】 請求項6記載のアイマスクを着用し、右目の視野の小孔の配列と左の目の視野の小孔の配列を一致させて小孔から目的物を見ることを特徴とする目のトレーニング方法。
【請求項11】 請求項7記載のアイマスクを着用し、右目によって見える小孔の配列と左目によって見える小孔の配列の重なる位置で目的を見ることを特徴とする目のトレーニング方法。
【請求項12】 立体写真を見るための元偏光レンズを備えた眼鏡又はアイマスクなどを着用し、立体写真を見ることを特徴とする目のトレーニング方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な目の運動を容易に行うことができるアイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット、並びに目のトレーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図14に示すように顔面に装着された際に使用者の目の視界に入るいずれかの位置に複数の小孔52が形成されているアイマスク50がある。この種のアイマスク50は、小孔52が形成されているため、完全に視界が遮られることはなく、装着した状態のまま通常に生活することができるとともに、目に入ってくる光が少ないため、目を休めることができる。
【0003】また、このようなアイマスク50は、目のトレーニングに利用することができる。例えば、図14に示すように十字状に形成された5つの小孔52を順番に見ていくことにより、目のトレーニングを行うことができる。このような目のトレーニングは、目の疲れの除去、視力回復のためのトレーニングなどのために使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の小孔52が形成されたアイマスク50は、小孔52の配列が予め定まっており、様々な目の運動を行うことができないという問題がある。すなわち、図14に示すように小孔52が十字状に配列されている場合、左右方向又は上下方向にのみに目を運動させることは容易に行うことができない。例えば、小孔52が十字状に配列されたアイマスクを使用して左右方向の目の運動を行う場合に、上下二つの小孔34にも目がいってしまい、容易に左右方向の目の運動ができないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、様々な目の運動を容易に行うことができるアイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット、並びに目のトレーニング方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するため、本発明は、顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部を有するアイマスク本体と、該アイマスク本体の両側端部に設けられた耳掛けバンドと、前記アイマスク本体に対して前記開口部を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材と、を備えたことを特徴とするアイマスクである。
【0007】本発明に係るアイマスクによれば、マスク本体の開口部を覆うマスク部材がマスク本体に対して脱着可能に構成されているので、様々な種類のマスク部材を用意し、これらマスク部材を取り替えて利用することにより、様々な目のトレーニングを行うことができる。
【0008】本発明に係るアイマスクにおいて、前記マスク部材は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されていることが好ましい。この場合、前記小孔は、複数形成されており、右目の視野に入る小孔と左目の視野に入る小孔は、同一方向に配列されていることが好ましく、特に右目の視野に入る小孔の左端と左眼の視野に入る小孔の右端が連続的に設けられていることが好ましい。また、前記小孔は、複数形成されており、使用者の目の対向する位置に垂直方向に配列されていることが好ましい。さらに、本発明に係るアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、右側の視野に入る小孔と左側の視野に入る小孔が異なる方向に配列されていることが好ましく、この場合一方の目の視野に入る小孔が水平方向に配列されており、他方の目の視野に入る小孔が垂直方向に配列されていることが好ましい。
【0009】このように様々な小孔の配列のマスク部材を用意することにより、様々な目の運動を行うことができる。例えば、水平方向一列に孔が配列されたマスク部材、垂直方向一列に孔が配列されたマスク部材及び円状に孔が配列されたマスク部材を用意し、これらマスク部材をアイマスク本体に対して交代に装着して使用することにより、左右方向、上下方向又は円状の目の運動を容易に行うことができる。
【0010】また、前記マスク部材の装着された際の使用者の目の視野に入る位置は、有色透明な素材で構成されていることが好ましい。このように使用者の目の視界に入る位置を有色透明な素材で構成したマスク部材を用いることにより、色彩を認識することに関するトレーニングを行うことができる。
【0011】さらに、前記マスク部材の装着された際の使用者の目の視界に入る位置は、立体写真を見るための偏光レンズで構成されていることが好ましく、立体写真を見るための偏光レンズとは、人間の目の位置と同じように、左右に約6cm離して2台のカメラで撮影した2枚の立体写真を偏光レンズを通してそれぞれの目で見ることにより、立体写真を立体的に見ることができるレンズである。このような立体写真を見るための偏光レンズを備えたマスク部材を用いて立体写真を見ることにより、目の焦点を合わせるトレーニングを行うことができる。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、右目の視野に入る小孔の左端と左眼の視野に入る小孔の右端が連続的に設けられていることを特徴とするものである。このように右目の視野に入る左端と左眼の視野に入る小孔の右端を連続的に設けることにより、両目の間の部分の視界を十分に確保することができるので、アイマスクをしたまま日常生活を十分に行うことができる。すなわち、従来のアイマスクは、右目の視野に入る左端と左眼の視野に入る小孔の右端に間隔が空いていたため、視界を十分に確保できないという問題があったが、本発明の構成によれば、このような問題を解消することができる。
【0013】さらに、上記目的を達成するため、本発明は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、使用者の目の対向する位置に垂直方向に配列されていることを特徴とするものである。このアイマスクを着用し、右目の視野の小孔の配列と左の目の視野の小孔の配列を一致させて小孔から目的物を見ることにより、目のピントを合わせるトレーニングを行うことができる。
【0014】またさらに、上記目的を達成するため、本発明は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔が形成されているアイマスクにおいて、前記小孔は、複数形成されており、右側の視野に入る小孔と左側の視野に入る小孔が異なる方向に配列されていることを特徴とするものである。このアイマスクを着用し、右目によって見える小孔の配列と左目によって見える小孔の配列の重なる位置で目的を見ることにより、目のピントを合わせるトレーニングを行うことができる。この場合、一方の目の視野に入る小孔が水平方向に配列されており、他方の目の視野に入る小孔が垂直方向に配列されていることが好ましい。
【0015】さらに、上記目的を達成するため、本発明は、顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部を有するアイマスク本体と、該アイマスク本体の両側端部に設けられた耳掛けバンドと、前記アイマスク本体に対して前記開口部を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材と、を備え、前記マスク部材は、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に複数の小孔が形成されており、右目の視野に入る小孔と左眼の視野に入る小孔が同一方向に配列されているもの、装着された際の使用者の目の視野に入るいずれかの位置に複数の小孔が形成されており、右目の視野に入る小孔と左眼の視野に入る小孔が異なる方向に配列されているもの、装着された際の使用者の目の視野に入る位置が有色透明な素材で構成されているもの、及び装着された際の使用者の目の視野に入る位置が立体写真を見るための偏光レンズで構成されているもの、のうち少なくとも2以上であることを特徴とするアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセットである。
【0016】また、上記目的を達成するため、本発明は、立体写真を見るための元偏光レンズを備えた眼鏡などを着用し、立体写真を見ることを特徴とする目のトレーニング方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るアイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセットの実施例について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係るアイマスクの正面図であり、図2は、マスク部材を取り外したアイマスク本体の正面図であり、図3は、マスク部材を取り外したアイマスク本体の背面図である。
【0018】本実施例に係るアイマスク10は、顔面に装着された際に使用者の視界を遮ることがないように開口された開口部12を有するアイマスク本体14と、アイマスク本体14の両側端部に設けられた耳掛けバンド16と、アイマスク本体14に対して開口部12を覆うように脱着可能に装着されるマスク部材18と、を備えている。
【0019】アイマスク本体14の開口部12は、マスク部材18よりも小さく形成されており、アイマスク本体14の裏面には、開口部12の縁に沿ってベルクロファスナ(登録商標)24が設けられている。
【0020】マスク部材18は、アイマスク本体14に装着された際に使用者の目の視野に入るいずれかの位置に小孔20が複数形成されている。本実施例に係るアイマスク10のマスク部材18において小孔20は、図1及び4に示すように、水平方向に一列に形成されており、右目の視野に入る小孔の左端と左眼の視野に入る小孔の右端が連続的に設けられている。
【0021】また、マスク部材18の表面には、アイマスク本体14の裏面に設けられたベルクロファスナ(登録商標)24に対して着脱可能なベルクロファスナ(登録商標)22が縁に沿って設けられている。これらベルクロファスナ(登録商標)22、24の脱着により、マスク部材18をアイマスク本体14に対して着脱可能に装着できるよう構成されている。
【0022】マスク部材18は、複数の小孔20が図4に示すように水平方向に配列されているものの他、様々な配列のものを用意することが好ましい。
【0023】図5に示すように、マスク部材18は、小孔20が、使用者の目の対向する位置に垂直方向に配列されているものであっても良く、このマスク部材18を着用し、右目の視野の小孔の配列と左の目の視野の小孔の配列を一致させて小孔から目的物を見ることにより、目のピントを合わせるトレーニングを行うことができる。
【0024】また、図6に示すように、マスク部材18は、右側の視野に入る小孔20と左側の視野に入る小孔20が異なる方向に配列されているもの、すなわち一方の目の視野に入る小孔が水平方向に配列されており、他方の目の視野に入る小孔が垂直方向に配列されているものであっても良い。このマスク部材18を着用し、図7に示すように右目によって見える小孔20の配列と左目によって見える小孔20の配列の重なる小孔20Aで目的を見ることにより、目のピントを合わせるトレーニングを行うことができる。
【0025】さらに、マスク部材18は、図8に示すように、装着された際の使用者の目の視界に入る位置に有色(例えば青色や赤色)透明のフィルム素材26を設けても良く、この場合、左右異なる色の透明フィルム素材26を設けても良い。
【0026】またさらに、マスク部18は、図9に示すように、装着された際の使用者の目の視界に入る位置に立体写真を見るための偏光レンズ28を設けても良い。偏光レンズ28とは、人間の目の位置と同じように、左右に約6cm離して2台のカメラで撮影した2枚の立体写真を偏光レンズ28を通してそれぞれの目で見ることにより、立体写真を立体的に見ることができる凸レンズである。図10に示すように、このような立体写真を見るための偏光レンズ28を備えたマスク部材18を用いて左右それぞれの立体写真30を見ることにより、目の焦点を合わせるトレーニングを行うことができる。
【0027】本実施例に係るアイマスク10によれば、マスク本体14の開口部12を覆うマスク部材18がベルクロファスナー(登録商標)22、24によってマスク本体14に対して脱着可能に構成されているので、上述のように様々な種類のマスク部材18を用意し、これらマスク部材18を取り替えて利用することにより、様々な目のトレーニングを行うことができる。
【0028】図11に示すアイマスク32は、小孔34が右目の視野に入る小孔の左端と左眼の視野に入る小孔の右端が連続的に設けられているものであり、図12に示すアイマスク36は、小孔38が両目のそれぞれの眼球の正面の位置に垂直方向に配列されているものであり、図13に示すアイマスク40は、小孔42が右側の視野に入る小孔42と左側の視野に入る小孔42が異なる方向に配列されているものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マスク本体の開口部を覆うマスク部材がマスク本体に対して脱着可能に構成されているので、様々な種類のマスク部材を用意し、これらマスク部材を取り替えて利用することにより、様々な目のトレーニングを行うことができるアイマスク及びアイマスク本体とアイマスクのマスク部材のセット並びに目のトレーニング方法を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】501104225
【氏名又は名称】株式会社ブルーベリー
【出願日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【代理人】 【識別番号】100064539
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 登志男 (外1名)
【公開番号】 特開2002−291793(P2002−291793A)
【公開日】 平成14年10月8日(2002.10.8)
【出願番号】 特願2001−98111(P2001−98111)