| 【発明の名称】 |
女性装着型コンドーム |
| 【発明者】 |
【氏名】酒井 正雄
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| 【要約】 |
【課題】装着時には膣開口部周辺に異物が無く、柔軟な素材の使用を可能とすることにより自然に近い触感を実現すると共に女性の体の形状を保つこと、又、視覚や触覚によってコンドームの挿入口を確認することなくペニスを挿入しても避妊及び接触性感染症を防ぐ効果の高い、使い勝手のよい女性装着型コンドームを供すること。
【解決手段】ゴムの薄膜でロート状体を形成し、その側面の2カ所に穴を開けると共に、下部にのびた筒状体の先端を閉じて袋状にし、女性装着型コンドームとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゴムの薄膜でロート状体を形成し、その側面の2カ所に穴を開け、下部にのびた筒状体の先端を閉じて袋状にした女性装着型コンドーム。 【請求項2】 膣に挿入する筒状体胴部の膣側に柔軟な素材による円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、螺旋もしくは回転の向きの異なった螺旋の交差によって出来る網目状に配した請求項1に記載する女性装着型コンドーム。 【請求項3】 請求項2に記載した円柱状の棒あるいは厚みのある帯に長手方向に切れ込みを入れ、細い溝を形成して膣に挿入する筒状体胴部の膣側に配した請求項1に記載する女性装着型コンドーム。 【請求項4】 請求項2に記載した、螺旋もしくは回転の向きの異なった螺旋の交差によって出来る網目状の円柱状の棒あるいは厚みのある帯を柔軟な素材で形成し、膣に挿入する筒状体胴部の膣側に配した女性装着型コンドーム。 【請求項5】 請求項3に記載した、長手方向に切れ込みを入れて出来る細い溝を有する円柱状の棒あるいは厚みのある帯を柔軟な素材で形成し,膣に挿入する筒状体胴部の膣側に配した女性装着型コンドーム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は女性が装着するコンドームに関するものであり、装着時に情感を損なうことなく自然な感触を確保し、避妊に関する安全性を向上させると共に、使い勝手がよく、接触性感染症の予防効果を高める女性装着型コンドームを供するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の女性が装着するコンドームは、合成樹脂の袋の入口に硬度のある弾性体で成形されたリングを取り付け、袋内に硬度のある弾性体で成形された固定用のリングを挿入したものであり、一般的な男性装着型コンドームに比べ硬質で厚手の素材が使用されている。装着の面倒さに加え、厚手で硬質であるという特性からくる使用感の不自然さが普及を遅らせている。 【0003】又、ペニス挿入口周辺に大きな補強用のリングを形成していることは、誤ってコンドームの外にペニスを挿入することや使用時に膣内にコンドームが押し込まれることを避けるために求められる形状であるが、膣外に上記の輪の部分が露出して情感を著しく損なうものであった。 【0004】上記に関係する特許の出願では、特開平9−19454、特開平10−243956があるが、両者に共通することはパンツに穴を開け、コンドームを取り付けることにある。これら経費もかかり、使用感にも疑問が生じる。また、装着者の体型による膣の位置の違いにも十分対応できるとは考えにくい。 【0005】前者ではコンドームのペニス挿入口周辺に輪を形成して紐を着ける案が同時に示されているが補強用リングの材質が柔軟であれば挿入口が変形し、硬質であれば使用上の違和感を防ぎ得ない。また、情感の改善には役立たないものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、装着時にあってペニス挿入口周辺に異物が無く、薄く柔軟な素材を用いて可能な限り自然に近い触感と女性の体の形状を保つこと、又、視覚や触覚によってコンドームの挿入口を確認することなくペニスを挿入しても避妊に関する安全性が確保できること、女性の局部周辺をコンドームによって被い、接触性感染症を防ぐことができることを目的とする使い勝手のよい女性装着型コンドームを供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題を解決するため、ゴムの薄膜でロート状体を形成し、その側面の2カ所に穴を開けると共に、下部にのびた筒状体の先端を閉じ袋状にして女性装着型コンドームとする。 【0008】ロート状体の入口及び側面の穴の周囲には補強用の輪を形成する。ロート状体は装着時に於ける後部を前部よりも長めにすると共に、体型を考慮したゆがみを持たせることが可能である。 【0009】使用に当たってはロート状体の入口を引き伸ばし、ロート状体側面の二つの穴のそれぞれに足を通して、ロート状体入口の補強の輪を腰まで引き上げる。ロート状体を引き延ばして着用することにより、膣開口部の異物はそんざいしなくなる。 【0010】又、ロート状であることから着用時に引き延ばされても膣開口部に対応する部位、つまりペニス挿入口に当たる部位には引っ張りに対するゆとりが生じ、膣開口部に無理な力がかかることがない。 【0011】ロート状体入口の補強用の輪には装着時に於ける前部と後部にそれぞれロート状体を巻き取るための巻き取り板を設けることが可能である。 【0012】ロート状体の前部あるいは後部を巻き取ることにより、膣開口部とコンドームのペニス挿入口の位置を一致させることが可能であり、位置を調節した後にペニス挿入部に当たる筒状体を膣内に押し込むようにして挿入する。 【0013】膣に挿入する筒状体の胴部膣側に柔軟な素材による円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、螺旋もしくは回転の向きの異なった螺旋の交差によって出来る網目状に配すことにより、筒を補強するとともに棒あるいは帯が膣の内壁に食い込み、膣に対するコンドームの位置のずれを防ぐ事が出来る。 【0014】また、ペニスとコンドームの接触面積を減らし、コンドームにペニスの張り付くことを防ぐ。以上のことによりコンドームの膣に対する位置のずれと変形を押さえることができる。 【0015】長手方向に切れ込みを入れ、細い溝を形成した円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、膣に挿入する筒状体の胴部に配するが、膣分泌液を吸収しペニスの挿入運動と共に膣外へ押し出す働きをする。このことによりコンドームと膣の摩擦抵抗を増し、コンドームの膣に対する位置のずれをおさえてコンドームの変形を防ぐ効果が生じる。 【0016】上記のことからコンドームの薄型化と柔軟な素材の使用が可能となり、自然な感触の女性装着型コンドームが実現できる。 【0017】筒状体の膣内への挿入は位置固定用のリングを指でつまみ筒状体を裏返すようにして膣内に押し込む。 【0018】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図を用いて説明する。 【0019】図1,は本発明全体の形状を示す斜視図であり、ゴム状の薄膜でロート状体を形成するが円錐体1と筒状体2によって構成される。円錐体1の側面の2カ所に穴3を開ける、下部にのびた筒状体2の先端4を閉じる。 【0020】筒状体の始まる位置をペニス挿入口5とし、筒状体2の先端4には位置固定用のリング6を設けることが可能である。ロート状体入口7の周囲にはゴム状の輪による補強材8を形成し、円錐体側面の穴3の周囲にはゴムの輪による補強材9をそれぞれ設ける。 【0021】補強材8には円錐体1を形成するゴム状薄幕を巻き取るために、着用時に於ける前部の巻き取り板10a及び後部の巻き取り板10bを取り付ける。 【0022】図2は本発明全体の形状の側面を示す斜視図であり、装着時における円錐体前部の長さL1、つまりペニス挿入口5から補強材8の前部までの距離が装着時における円錐体後部の長さL2、つまりペニス挿入口5から補強材8の後部までの距離よりも短くなるように形成する。 【0023】装着に当たっては巻き取り板10aあるいは巻き取り板10bを回転させ円錐体を巻き取って長さを調節し、ペニス挿入口5を膣開口部と一致させる。 【0024】図3は本発明を装着した場合の形状を斜視図で示したイメージ図である。 【0025】円錐体を引き延ばし腰まで引き上げて使用するが、円錐体は補強材8の方から順次引き延ばされるため、膣開口部に対応する部位つまりペニス挿入口5付近では引き延ばされることが無く、装着に当たり無理な力を膣開口部に与えることがない。このことにより自然な着用感と使用感を得るものである。 【0026】図4は、筒状体2を膣内へ挿入する場合の斜視図によるイメージ図である。筒状体の挿入に当たっては位置固定用リング6を指で押さえながら筒状体2を裏返すように膣内に押し込む。 【0027】図5は筒状体2の一部断面を含む斜視図による部分図であり、膣に挿入する筒状体2の胴部に、柔軟な素材による円柱状の棒11あるいは厚みのある帯を回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配した状体を示すものである。。 【0028】図6は胴部に、柔軟な素材による円柱状の棒11を回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配した筒状体2を、長手方向に対し垂直に切断して示した断面図である。円柱状の棒11が膣の内壁に食い込んで、膣と筒状体の位置のずれを防ぐ。 【0029】又、円柱状の棒11が膣の内側にも凸部を形成することから、ペニスとの接触面を減らしペニスに筒状体2を形成するゴムの薄膜が張りつくことを防ぐ。 【0030】筒状体2を形成するゴムの薄膜と円柱状の棒11との間に隙間12を形成し、膣分泌液を吸収する。ペニスの挿入運動によって膣分泌液は膣外に押し出される。 【0031】図7は胴部に、柔軟な素材による厚みのある帯13を回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配した筒状体2を、長手方向に対し垂直に切断して示した断面図である。厚みのある帯13が膣の内壁に食い込んで、膣と筒状体の位置のづれを防ぐ。 【0032】円柱状の棒11の代わりに厚みのある帯13に替えても効果に大きな違いは生じないが、筒状体2の形状を安定させることとペニスと筒状体2の接触面積を減らし、筒状体2を形成するゴムの薄膜とペニスが張りつくことを防ぐ効果を高める。 【0033】図8は胴部に柔軟な素材による円柱状の棒11に切れ込みを入れて細い溝14aを形成したものを、回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配した筒状体2を長手方向に対し垂直に切断して示した断面図である。円柱状の棒11に刻まれた細い溝14が膣分泌液の吸収して膣外に押し出す効果を高める。 【0034】図9は胴部に柔軟な素材による厚みのある帯13に切れ込みを入れて細い溝14aと14bを形成したものを、回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配した筒状体2を長手方向に対し垂直に切断して示した断面図である。 【0035】円柱状の棒11の代わりに厚みのある帯13に替えても効果に大きな違いは生じないが、細い溝14bを刻むことが出来、摩擦抵抗を高め、膣分泌液の吸収を高める効果が生じる。 【0036】 【発明の効果】本発明は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 【0037】本発明は、装着時にあってペニス挿入口周辺に異物が無く女性の体の形状を保つことから、使用に当たって情感を損ねることなく自然な使い心地を得ることが出来る。 【0038】薄く柔軟な素材を用いて作成することが可能であり、自然に近い触感を得ることが出来る。 【0039】膣開口部の周囲がコンドームによって被われていることから視覚や触覚によってコンドームの挿入口を確認することなくペニスを挿入しても避妊に関する安全性が確保できる。 【0040】又、膣開口部の周囲がコンドームによって被われていることから接触性感染症の予防効果を高めることができる。 【0041】サイズに柔軟性があり、装着に当たり特に面倒な作業を要さず、使い勝手のよい女性装着型コンドームである。部品数が少ないことから、比較的安価に製造が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】300089998 【氏名又は名称】酒井 正雄
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| 【出願日】 |
平成13年1月22日(2001.1.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−209923(P2002−209923A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−51201(P2001−51201) |
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