トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 歯及び義歯磨き清掃材
【発明者】 【氏名】山本 順子

【要約】 【課題】野蚕シルク繊維の特質特性を利用し歯や義歯に付着する歯垢や歯石の除去と付着の防止を目的とする日常の歯及び義歯磨き清掃材を提供する。

【解決手段】野蚕の繭から紡いだシルク繊維は直径13〜14ミクロンという家蚕のシルク繊維より細く、しかも繊維の断面が鋭角であるという特質を併せもつ繊維であり、これらの特質特性を利用して歯垢や歯石の除去の改善を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 野蚕シルク繊維からなる歯及び義歯磨き清掃材
【発明の詳細な説明】【0001】〔産業上の利用分野〕本発明は野蚕シルク繊維の特質特性を利用して歯や義歯に付着する歯垢や歯石の除去及びそれ等の付着を防ぐ働きをする日常の歯及び義歯磨き清掃材に関するものである。
【0002】〔従来の技術〕従来、むし歯の誘発要因の一つとして歯垢が関与していると言われている。その歯垢の形成を防止する為に、各種市販の歯ブラシと歯磨き剤を使用してきた、又義歯の洗浄に於ても市販の義歯洗浄剤を使用したり義歯洗浄器を使用する方法もあるが高価である。日々の歯磨きの段階でより良い改善が必要である。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕歯や義歯に付着する歯垢や歯石の除去と付着の防止を野蚕シルク繊維の特質特性を利用して行う。歯や義歯磨き清掃材を提供するものである。
【0004】〔課題を解決するための手段〕本発明は、野蚕シルク繊維の特質特性を利用して上記課題の解決を行うものである。又その特質特性を発揮出来る形態と使用を提示し解決を行おうとするものである。
【0005】野蚕の繭から紡いだシルク繊維は直径13〜14ミクロンという家蚕のシルク繊維より細く、しかも繊維の断面が鋭角であるという特質を併せもつ繊維であり、合成繊維の超極細繊維と同等に近い払拭力を発揮する特性をもつ繊維である。又シルク繊維は絹蚕白質で出来ているという特質をもつために油脂や垢汚れに対して大変なじみ易い特性をもつ繊維である。ガラ紡績で紡がれたこの野蚕シルク繊維は、撚りのかかりが少なく真直ぐ長く揃った柔かい風合いの特質と対象物に優しい特性をもつ繊維である。又この野蚕シルク繊維は対象となるものに対して自在な馴染み易さという特質と柔らかい包み込み性無理のない素直な形成能力という特性を持つ、更に、吸湿性にも富む含水性の高い特質をもつ繊維である。そして水を含むことにより、一層の払拭力を示すという特性を持つ繊維でもある。
【0006】上記野蚕シルク繊維の特質特性を利用して口腔内の払拭や歯や義歯の清掃材として種々の形態をもって課題の解決を行う。
【0007】〔実施例1〕市販の歯ブラシと図3を使用して4名の試験者を2組に分けて上下顎前歯部を10回ずつブラッシング、続いて上下顎奥歯部を10回ずつブラッシングした。二日目それぞれ歯ブラシと図3の役割を交替して、一日目と同じブラッシングを実施した結果、使用者全員図3の使用後にさっぱり感を感じたという結果が出た。更に、目視の結果図3、の使用者側に、より清潔感を感じた。特に金冠を使用した部分の光沢と、歯に艶が生じる違いが顕著であった。
【0008】〔実施例2〕図3を使用して義歯へのブラッシングを実施する。結果は金属部分、歯肉を現すピンクの樹脂部分の光沢が特に美しく見られる。勿論義歯にも艶が生じる仕上りの結果を得た。
【0009】〔実施例3〕図4の野蚕シルク繊維シートを用いて実施した。シートに水を含ませ、指にくるんで口腔内や歯部、更に義歯の払拭を行う。繊維自体非常に柔らかく馴染み易い為、指に巻いた場合にも水を含むと一層しっかりと巻き付いて離れず、口中で清掃し易すく、市販の歯ブラシの場合と異って一段と口腔内に密着し、細部に渡って清掃出来非常に良い使用感を持つという結果を得た。実施効果は(実施例1、実施例2)の場合と同じ結果を得た。なお市販の歯磨材を併用して行うと作業に、なめらかさが生じ、更に頑固な歯石も、少しずつ取ることが出来る結果を得た。
【0010】〔発明の効果〕野蚕シルク繊維の特質特性を利用した歯及び義歯磨き清掃材は従来の歯ブラシに替えて使用しても、又従来の歯ブラシ、歯磨材に加え補助的に使用すれば歯垢や歯石の除去効果も、一段と上り、又歯垢や歯石発生の防止を目的として使用すればむし歯の予防に加えて美しい歯の表現が出来美容面での効果も大きく期待出来る。又義歯の手入れにも超極細繊維と同等の払拭力によりもたらされる清潔感と共に美しい洗い上りが簡単に得られることの効果は大きいと考えられる。次に図2 図3 図4の形態での清掃材は、コンパクトで手軽な携帯用として使用した場合には、外出時種々の状況の下で手軽に使用可能なエチケット商品として非常に有用ではないかと思われる。特に図4に香料と人体への安全を充分配慮した、清潔な水分を含ませ、携帯用としてポケットやバックに入れて利用することの効果は大きいのではないかと考えられる。又図1に示した歯ブラシ状の歯及び義歯磨き清掃材は他の形態と比べて柔らかさに於て一段と膚への当りがソフトである。しかし細部に入って汚れを引き出し吸着する面では劣らないしむしろ秀れている。その為この形態の清掃材は歯と歯ぐきとの間や舌など口腔内の清掃材としてその能力を発揮するのではないかと考えられる。非常にソフトな繊維であることはデリケートな部分での清掃効果を期待出来る。
【出願人】 【識別番号】501189370
【氏名又は名称】山本 順子
【出願日】 平成13年5月2日(2001.5.2)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−325779(P2002−325779A)
【公開日】 平成14年11月12日(2002.11.12)
【出願番号】 特願2001−185656(P2001−185656)