| 【発明の名称】 |
歯科用チェアユニットの排水処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 集亮
【氏名】野口 国寿
【氏名】中山 真一
【氏名】石神 一道
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| 【要約】 |
【課題】従来、歯科用チェアユニットの排水処理において治療中に随時流される排水には患者の病原菌が混入しているおそれがあり、また外部の汚水処理場に導き処理して放出する手段には実用上の問題があるため、上記環境汚染の課題を解決する排水処理装置を提供する。
【解決手段】個々の歯科用チェアユニットの排水の吐出口に、排水とオゾンとを直接混合する滅菌用タンクを設け、殺菌処理した後処理水として外部に放出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた排水処理装置であって、(1)、開閉電磁弁を介して前記排水管の吐出口に接続された導水口と、開閉電磁弁を介してオゾン発生器に接続された導気口と、また、開閉電磁弁を介して外部の排水管に接続された吐出口を備えてなる、排水とオゾンとを直接混合し、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、(2)、開閉電磁弁を介して圧縮空気に接続される導気口と、高圧線の通線口と、開閉電磁弁を介してオゾンを送出する吐出口と、内部にオゾンを発生するための対向電極を有するオゾン発生器と、(3)、前記各開閉電磁弁を、滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号又は滅菌用タンク内のpHの測定値によって、あるいは前記水位信号及び前記pHの測定値によって、開閉制御する電磁弁開閉制御部と、(4)、前記電磁弁開閉制御部用の電源部及びオゾン発生器用の高圧電源部を備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【請求項2】歯科用チェアユニットの排水管の吐出口と滅菌用タンクの間に、排水一時貯留タンクを設け、滅菌用タンクの第一の導水口が開閉電磁弁を介して前記一時貯留タンクの吐出口に接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【請求項3】歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた排水処理装置であって、(1)、開閉電磁弁を介して前記排水管の吐出口に接続された導水口と、開閉電磁弁を介してオゾン発生器に接続された導気口と、オーバーフローした処理水を外部の排水管に放出する吐出口及び、底部に開閉電磁弁を介して外部の排水管に接続された吐出口を備え、かつ前記導気口が深部まで延設されてなる、排水とオゾンとを直接混合し、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、(2)、開閉電磁弁を介して圧縮空気に接続される導気口と、高圧線の通線口と、開閉電磁弁を介してオゾンを送出する吐出口と、内部にオゾンを発生するための対向電極を有するオゾン発生器と、(3)、前記各開閉電磁弁を、滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号又は滅菌用タンク内のpHの測定値によって、あるいは前記水位信号及び前記pHの測定値によって、開閉制御する電磁弁開閉制御部と、(4)、前記電磁弁開閉制御部用の電源部及びオゾン発生器用の高圧電源部を備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【請求項4】オゾン発生器が、高圧無声放電方式によることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【請求項5】滅菌用タンクが歯科用チェアユニットからの排水とオゾン発生器からのオゾンとを混合して、排水内の病原菌を滅菌することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用チェアユニットの排水処理装置に係り、特に配水管の終端吐出口からの排水とオゾンとを直接混合することによって排水内の病原菌を滅菌し、処理水として外部に放出する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、歯科用チェアユニットの排水処理は、歯科治療開始前又は終了後に殺菌水を水回路に導入し、全水回路の配水管を清浄にする手段が提案されているが、治療中においては患者に対し殺菌水を使用することは規制されており、この間随時流される排水には患者の有害な病原菌が混入しているおそれがあった。また、配水を外部の汚水処理場まで導き、そこで処理してから放出する手段も提案されているが、実用上問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとしている課題】上記のように、歯科の治療に際しては、患者の口腔内の唾液、血液、膿、痰、歯垢等の汚染源に含まれた有害な病原菌が、各種の排水内に混入されるおそれがあるが、単なるフィルター等では除去できない。また排水を外部の汚水処理場まで導き、処理してから放出するには、その施設を要するが、一般に歯科医院等は小規模であり実施は困難な場合が多かった。従って、個々の歯科用チェアユニットの吐出口において滅菌処理した後外部に放出することが環境汚染問題上望まれている。 【0004】 【問題を解決するための手段】上記に鑑み本発明者等は鋭意実験研究の結果下記の手段によりこの問題を解決した。 〔1〕歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた排水処理装置であって、(1)、開閉電磁弁を介して前記排水管の吐出口に接続された導水口と、開閉電磁弁を介してオゾン発生器に接続された導気口と、また、開閉電磁弁を介して外部の排水管に接続された吐出口を備えてなる、排水とオゾンとを直接混合し、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、(2)、開閉電磁弁を介して圧縮空気に接続される導気口と、高圧線の通線口と、開閉電磁弁を介してオゾンを送出する吐出口と、内部にオゾンを発生するための対向電極を有するオゾン発生器と、(3)、前記各開閉電磁弁を、滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号又は滅菌用タンク内のpHの測定値によって、あるいは前記水位信号及び前記pHの測定値によって、開閉制御する電磁弁開閉制御部と、(4)、前記電磁弁開閉制御部用の電源部及びオゾン発生器用の高圧電源部を備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの排水処理装置。 〔2〕歯科用チェアユニットの排水管の吐出口と滅菌用タンクの間に、排水一時貯留タンクを設け、滅菌用タンクの第一の導水口が開閉電磁弁を介して前記一時貯留タンクの吐出口に接続されてなることを特徴とする〔1〕項に記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【0005】〔3〕歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた排水処理装置であって、(1)、開閉電磁弁を介して前記排水管の吐出口に接続された導水口と、開閉電磁弁を介してオゾン発生器に接続された導気口と、オーバーフローした処理水を外部の排水管に放出する吐出口及び、底部に開閉電磁弁を介して外部の排水管に接続された吐出口を備え、かつ前記導気口が深部まで延設されてなる、排水とオゾンとを直接混合し、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、(2)、開閉電磁弁を介して圧縮空気に接続される導気口と、高圧線の通線口と、開閉電磁弁を介してオゾンを送出する吐出口と、内部にオゾンを発生するための対向電極を有するオゾン発生器と、(3)、前記各開閉電磁弁を、滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号又は滅菌用タンク内のpHの測定値によって、あるいは前記水位信号及び前記pHの測定値の測定値によって、開閉制御する電磁弁開閉制御部と、(4)、前記電磁弁開閉制御部用の電源部及びオゾン発生器用の高圧電源部を備えてなることを特徴とする歯科用チェアユニットの排水処理装置。 〔4〕オゾン発生器が、高圧無声放電方式によることを特徴とする〔1〕〜〔3〕項のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。 〔5〕滅菌用タンクが歯科用チェアユニットからの排水とオゾン発生器からのオゾンとを混合して、排水内の病原菌を滅菌することを特徴とする〔1〕〜〔4〕項のいずれか1項記載の歯科用チェアユニットの排水処理装置。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて発明の実施の形態を説明する。図1は排水処理装置を有する歯科用チェアユニットの平面図、図2は排水処理装置を有する歯科用チェアユニットの正面図である。図において、1は歯科用チェアユニット、2はチェア、3はフットスイッチ、4は補助テーブル、5はスピットン、6はライトアーム、7は水回路収納部、8は給・排水管設置部、9は排水処理装置収納部を示す。排水処理装置は水回路収納部7の下部スペースに配設されている給・排水設置部8に接した後部の排水処理装置収納部9に配設されている。なお、排水処理装置は歯科用チェアユニット1の近傍に配設してもよい。 【0007】図3は、排水一時貯留タンクを有する排水処理装置の構成を示すブロック図である。図において、10は吸引方向、11は吸引チューブ、12はバキュームフィルタ、13はバキュームタンク吸引方向、14は吸引チューブ、15は給気口、16は合同排水、17はバキュームタンク、18はバキュームタンクの排水、19、20は排水管、21はスピットンの排水、22は排水トラップ、23は排水管、23aは導水口、24は排水一時貯留タンク、25は貯留排水、26は吐出口、27は導水口、37は処理排水管、38は外部排水管、40a、40dは開閉電磁弁、41はpHセンサ、41aはpH信号線、42はpH計、43b、43c、43dは水位センサ、44はpH値調節指示部、45は電磁弁開閉制御部、45aは水位センサ信号線、45bは電源制御信号線、50は圧縮空気、51は吸気管、52はオゾン発生器、53は対向電極、54はオゾン、54aは吐出口、55は高圧電源部、56電極用導線、56aは通線口、57は導気管、57aは導気口、59a、59bは開閉電磁弁、60はオゾン拡散板、61はオゾン水、62は滅菌用タンク、63は残留オゾン放出口、64は分解触媒層、65は空気放出口、66は放出方向を示す。 【0008】上記事例は、落差を利用した排水処理装置である。図示したように合同排水16が流れる排水管23からの排水は、導水口23aから排水一時貯留タンク24に貯留される。そして、導水口27が開閉電磁弁40aを介して前記一時貯留タンク24の吐出口26に接続され、また導気口57a及び拡散板60により、開閉電磁弁59bを介してオゾン発生器52に接続された排水25とオゾン54とを混合する滅菌用タンク62によって、両者が混合され、排水25に含まれた病原菌はオゾン水61によって滅菌される。 【0009】また、開閉電磁弁59aを介して圧縮空気50に接続される導気口51aと、電極用導線56の通線口56aと、内部にオゾンを発生するための対向電極53を有するオゾン発生器62を備えている。そして、上記滅菌用タンク62の吐出口62aは、開閉電磁弁40dを介して外部の排水管38に接続されており、滅菌処理された排水が放出される。 【0010】オゾンの溶解水(オゾン水61)は、強力な酸化剤であり、殺菌力が大であることは知られているが、一般に、歯科用チェアユニットの1日(8時間)の排水量は、約10リットルであり、また、排水は断続的に発生するが、1度の発生量は多くないので、オゾン水の生成量は2リットル/分以下でよい。 【0011】次に、合同排水16を滅菌処理して放出する迄の順序について説明する。前記各開閉電磁弁40a、40d、59bは滅菌用タンク62が有する水位センサ43b、43c、43dからの水位信号によって、又は滅菌用タンク62内のpH値により、あるいは両者からの信号により開閉制御する電磁弁開閉制御部45により、オゾン発生器52及び滅菌タンク62への開閉が行われる。また、前記オゾン発生器52用の高圧電源部55を有し所要電源を供給している。 【0012】始業前、電磁弁40a、40d、59bは閉じられており、また、オゾン発生器52及び前記排水一時貯留タンク24、滅菌用タンク62の各タンクは空の状態なっているものとする。 ■、最初に、始業前には排水はないので、施術者がスピットン5に注水し、排水一時貯留タンク24に貯留した後、開閉電磁弁40aを開き、排水25を吐出口26から導水口57aより滅菌用タンク62に、水位センサ43dの位置まで注水して閉じる。 ■、開閉電磁弁59aを開き、圧縮空気50を吸気管51経由導気口51aからオゾン発生器52に導入し、次に高圧電源部55をONにして、対向電極53に所要時間通電し、オゾン54を発生させる。 ■、開閉電磁弁59bを開き、導気管57経由前記滅菌用タンク62の排水25の中に、直接オゾン54をオゾン拡散板60から放出して混合し、オゾン水61を生成する。 【0013】歯科診療が開始され、■、電磁弁40aが開き、排水管23には合同排水16が施術者が水回路を使用する都度流れ、排水一時貯留タンク24の底部を経由した排水は吐出口26から吐出され、導水口27から滅菌タンク62に注入される。 ■、そして、前記貯留されているオゾン水61と徐々に混合され滅菌される。 ■、また、混合時のpH値を、pHセンサ41で検出pH計42で指示し、所要値を監視すると共に、オゾン発生器52への供給電力値(高圧電源部55)を制御してもよい。 ■、前記排水とオゾンの混合液(オゾン水61)が次第に増加し、水位センサ43dの位置に達すると、開閉電磁弁40dが開き処理排水管37を経由して外部排水管38に処理水として放出する。 ■、また上記、放出している間は前記開閉電磁弁40aは閉じられ、その間の合同排水16は一時貯留タンク24に貯留される。前記の放出時間は短いので、貯留排水が溢れることはない。以上の工程で、処理水放出の最初の1サイクルが終わる。なお、上記中滅菌用タンク62には、未反応の残留オゾンを分解して放出する分解触媒層64が設けられており、残留オゾンは残留オゾン放出口63から分解触媒層64に導入されて分解され、清浄化された空気が空気放出口65から外部66に放出される。 【0014】次のサイクルでは以下の工程となる。 ■、処理水放出後、滅菌用タンク62は空になる(水位センサ43c検出)ので、排水一時保留タンク24に貯留された排水25を吐出口26から導水口57aより滅菌用タンク62に水位センサ43dの位置まで注水して貯留する。 ■、開閉電磁弁59bを開き、前記一時保留タンク24の排水25を、滅菌用タンク62に導水口27経由注入し、上記貯留されているオゾン水61と徐々に混合させ滅菌する。 ■、以下は前サイクルと同様でありこれが一日数回繰り返される。 【0015】終業時には、1旦開閉電磁弁40a40d、59bを開にして、貯留排水25、排水・オゾンの混合オゾン水61を放出した後、再び開閉電磁弁40a、40d、59bを閉じて次の始業時の準備をしておく。以上で、始業〜終業までの排水処理の全工程が完了する。なお、上記中滅菌用タンク62には、未反応の残留オゾンを分解して放出する分解触媒層64が設けられており、残留オゾンは残留オゾン放出口63から分解触媒層64に導入されて分解され、清浄化された空気が空気放出口65から外部66に放出される。この方式によれば、歯科用チェアユニットの終端以降の排水処理を行うため、チェアユニット内の排水形式に関係なく、既製のどのチェアユニットにも適用できまた、排水とオゾン水の混合を的確に行うことができる。 【0016】図4は排水管より直接導入式の排水処理装置のブロック図である。図4は、図3から排水一時貯留タンク24を削除し、排水管の終端を直接滅菌用タンク62に導入したもので、他は図3と同じである。ただし、排水一時貯留タンクをなくしたため、滅菌用タンク62の吐出口62aより処理水を放出する際、排水管末端の開閉電磁弁40aが閉じられた時、たまたま発生した排水が排水管内を逆流しないように排水管を長大にしておく等の処置を必要とする。また、作用と作業工程は前項図3の事例と同様のため省略する。 【0017】図5は、排水オーバーフロー方式の排水処理装置のブロック図である。図において、70は吸引信号線、71はうがい水、72は鉢洗い、73はスピットンの排水信号発生器、74吸引指令、75はバキュームタンクの排水信号発生器、76、78は排水信号線、77はオーバーフロー吐出口を示す。図示したように、滅菌用タンク62は、導水口27が排水管23の吐出口に接続され、またオーバーフローした処理水を吐出する吐出口77が、処理排水管37から外部排水管38に接続され、また導気口57aは、開閉電磁弁59bを介して前記オゾン発生器52の吐出口54aに接続されている。そして、該吐出口57aを開閉する開閉電磁弁59bは、スピットンの排水信号器73による排水信号並びにバキュームタンクの排水信号器75による排水信号のON、OFFに同期して開閉される。 【0018】次に、この排水オーバーフロー方式により、合同排水16を滅菌処理して放出する迄の順序について説明する。前記各開閉電磁弁59a、59b、40dは、滅菌用タンク62が有する水位センサ43c、43dからの水位信号によって、又は滅菌用タンク62内のpH値によりpH調節指示部44と電磁弁開閉制御部45経由高圧電源部55の通電量を調整するpH調節系によって、あるいは両者からの信号により前記電磁弁を開閉制御する電磁弁開閉制御部45により開閉が行われる。また、前記オゾン発生器52用の高圧電源部55及び電磁弁開閉制御部45用の電源部を内蔵し、各々に所要電源を供給している。 【0019】始業前、電磁弁59、59b、40dは閉じられており、また、オゾン発生器52及び滅菌用タンク62の各タンクは空の状態なっているものとする。最初に、始業前には排水は無いので、■、施術者がスピットン5に注水し、排水16を導水管23経由導水口57aから滅菌用タンク62に、水位センサ43dの位置まで注水し、■、開閉電磁弁59aを開き、圧縮空気50を吸気管51経由導気口51aからオゾン発生器52に導入し、次に高圧電源部55をONにし、対向電極53に所要時間通電し、オゾン54を発生させる。 ■、開閉電磁弁59bを開き、導気管57経由前記滅菌用タンク62の前記注水した排水16の中に、直接オゾン54をオゾン拡散板60から放出して混合し、オゾン水61を生成しておく方法、あるいは、【0020】■、歯科子診療が開始されると、排水管23には、施術者が水回路を使用する都度合同排水16が流れ、排水は吐出されて導水口27から滅菌タンク62に注入されるため、滅菌用タンク62内の排水貯留量は徐々に増大してゆく、そして、水位センサ43dの位置に達すると、■、開閉電磁弁59aを開き、圧縮空気50を吸気管51経由導気口51aからオゾン発生器52に導入し、次に高圧電源部55をONにし、対向電極53に所要時間通電し、オゾン54を発生させる。 ■、開閉電磁弁59bを開き、導気管57経由前記滅菌用タンク62の排水16の中に、直接オゾン54をオゾン拡散板60から放出して混合し、オゾン水61を生成する。 のいずれの方法によってもよい。 【0021】次に、引続いて診療を行うと、■、排水管23には合同排水16が施術者が水回路を使用する都度流れ、排水は吐出され、導水口27から滅菌タンク62に注入される。 ■、そして、前記滅菌用タンク62の水位センサ62dの位置まで貯留されているオゾン水61は徐々に増量し、排水内の病原菌は滅菌される。 ■、また、混合時のpH値を、pHセンサ41で検出pH計42で指示し、所要値を監視すると共に、オゾン発生器52への供給電力値(高圧電源部55)を制御してもよい。 ■、前記のように、排水・オゾンが混合したオゾン水61が次第に増加し、オーバーフロー吐出口77の位置に達すると、処理排水管37を経由して外部排水管38に処理水として放出される。また上記の放出時間は断続的であり、排水が溢れることはない。以上の工程で、処理水放出の最初の1サイクルが終わる。なお、上記中滅菌用タンク62には、未反応の残留オゾンを分解して放出する分解触媒層64が設けられており、残留オゾンは残留オゾン放出口63から分解触媒層64に導入されて分解され、清浄化された空気が空気放出口65から外部66に放出される。以下は、前サイクルと同様であり、これが一日数回繰り返される。 【0022】終業時には、1旦全ての開閉電磁弁40d、59b、59aを開にして、貯留排水・オゾンの混合液のオゾン水61を放出した後、再び開閉電磁弁40dを閉じて次の始業時の準備をしておく。以上で、始業〜終業までの排水処理の全工程が完了する。この方式によれば、歯科用チェアユニットの終端以降の排水処理を行うため、チェアユニット内の排水形式に関係なく、既製のどのチェアユニットにも適用できまた、排水とオゾンの混合を的確に行うことができる。 【0023】次に、前記歯科診療時のフローの詳細を説明する。 ■、施術者が水回路を使用、例えばハンドピース等のインスツルーメントを、吸引指令74によりバキュームを開にして気液分離器であるバキュームタンク17を経由して少量を継続して排水し、あるいはスピットンの排水トラップ22の排水を注入して上記バキュームタンク17を洗浄する洗浄開閉信号により、バキュームタンク17に排水を一定量貯留した後、バキュームタンク吸引13を閉じてタンク上部の真空を解除し貯留排水を放出するが、上記の排水の開閉信号を排水信号器75により検出し、排水信号線76、78を経由して開閉電磁弁制御部45によって開閉電磁弁59bを開閉する。 ■、前記によって、滅菌用タンク62には、排水信号が開になったとき排水管19、23を経由した排水が導水口27より注入され、一方、開になった開閉電磁弁59bからは前記オゾン54が注入され、両者は混合されて、排水中の菌は滅菌される。 ■、また、うがい水71、鉢洗い72等のスピットン5の水回路が使用されると、スピットン5の注水、排水を指令する排水信号発生器73からの信号は、排水信号線、78を経由して開閉電磁弁制御部45を作動させ、前記注水、排水の指令と同期して開閉電磁弁59bを開閉させる。上記によって前■項と同様に、滅菌用タンク62には、排水管20、23を経由した排水が注入され、一方、開になった開閉電磁弁59bからは、前記オゾン54が注入され、両者は混合されて、排水中の菌は滅菌される。 【0024】■、以上によって、滅菌用タンク62には、バキュームタンク17から排水する都度、及びスピットン5のうがい水71、鉢洗い72の排水の都度、排水が注入されると同時に、オゾン発生器52からオゾン54が注入されて混合される。 ■、そして、前記排水・オゾンの混合液(オゾン水61)が次第に増量して、オーバーフロー用溢水口77に達すると、排水管37より外部排水管38に放出される。従って滅菌タンク62内は、排水・オゾンの混合液(オゾン水61)が、常時停留されトラップの状態になっている。 ■、そして、滅菌用タンク62を清掃するため、底部に排水管を設け、底部からの放出を、開閉電磁弁40dを介して所要時に行ってもよい。 ■、以上の作動中、滅菌タンク62からオゾン水61が放出され空になると、水位センサ43cが検知して、開閉電磁弁59bを閉じ排水を水位センサ43dの位置まで注水し、また、オゾン発生器52の対向電極53に高圧電源部55から通電してオゾン54を生成して前記注水内に拡散し、始業時と同様にオゾン水61を生成しておく。また終業時には、前記開閉電磁弁59aは閉じ、59b及び40dは開とし内部のオゾン水61を放出後、閉とする。以上が一日のサイクルである。この方式によれば常時オーバーフローした処理水を外部に放出するため、排水路の開閉機構が簡便である。 【0025】 【発明の効果】本発明によれば次のような優れた効果を発揮することができる。 1、本発明の請求項1の発明によれば、歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた内部にオゾンを発生するための対向電極及びオゾンを送出する吐出口を有するオゾン発生器と、排水とオゾンとを直接混合して、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、その間を開閉電磁弁を介して連結し、また滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号によって、あるいは滅菌用タンク内のpHの測定値により開閉制御する電磁弁開閉制御部と、その電源及びオゾン発生用の高圧電源部を備えてなるため、歯科の治療に際し患者の口腔内に含まれた病原菌が混入した各種の排水を、個々の歯科用チェアユニットの排水の吐出口において滅菌処理した後外部に放出でき、容易な手段で環境汚染問題を解決することができる。また、本方式によれば、歯科用チェアユニットの終端以降の排水処理を行うため、チェアユニット内の排水形式に関係なく、既製のどのチェアユニットにも適用できまた、排水とオゾンの混合を的確に行うことができる。 【0026】2、請求項2の発明によれば、前記1項の歯科用チェアユニットの排水管の終端に排水一時貯留タンクを設けたため、処理時排水が排水管内を逆流するおそれがなく、また滅菌用タンクへの注水を定量的に行うことができる。 3、請求項3の発明によれば、歯科用チェアユニットの排水管終端部分に設けられた内部にオゾンを発生するための対向電極及びオゾンを送出する吐出口を有するオゾン発生器と、排水とオゾンとを直接混合して、オゾン水を生成し滅菌する滅菌用タンクと、その間を開閉電磁弁を介して連結し、また滅菌用タンクが有する水位センサからの水位信号によって、又は/及び滅菌用タンク内のpHの測定値により開閉制御する電磁弁開閉制御部と、その電源及びオゾン発生用の高圧電源部を備え、また、排水とオゾンとを混合するスピットンの排水信号並びにバキュームの排水信号による開閉電磁弁を介してオゾン発生器に接続されかつ、吐出口からオーバーフロした処理水を外部の排水管に放出する滅菌用タンクとからなるため、本方式によれば、上記排水が行われる都度、オゾンが排水に注入混合されて、トラップ状の滅菌用タンクから常時オーバーフローした処理水を外部の排水管に放出することができ、排水路の開閉機構が簡便であり、容易な手段で環境汚染問題を解決することができる。 【0027】4、請求項4の発明によればオゾン水生成タンクが、高圧無声放電方式により発生したオゾン化空気を直接排水に混合してオゾン水を生成するため、容易に滅菌用オゾン水を得ることができる。 5、請求項5の発明によれば滅菌用タンクが、歯科用チェアユニットからの排水とオゾン発生器からのオゾンとを混合してオゾン水を生成し排水内の病原菌を滅菌するため、滅菌が確実で容易である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390011121 【氏名又は名称】株式会社モリタ東京製作所
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| 【出願日】 |
平成13年2月27日(2001.2.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090985 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 幸雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−248116(P2002−248116A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月3日(2002.9.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−51887(P2001−51887) |
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