| 【発明の名称】 |
加熱調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】細井 弘一
【氏名】片岡 章
【氏名】泉谷 保
【氏名】相原 勝行
【氏名】小栗 一也
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| 【要約】 |
【課題】加熱調理器の排気構成において、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために循環使用し、余計な蒸気は外部へ排出し、おいしい焼き物調理を行える調理機器を提供することを目的とする。
【解決手段】グリル庫21内の調理物を加熱する加熱部22と開閉自在な扉部23と、グリル庫21内で発生した煙等を排気し、内部に触媒体25を配設した排気径路24を備え、排気径路の出口27はグリル庫21内に連結され、かつ排気径路24上方には排気を外部へ誘導する排気筒26を設けることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために循環使用し、余計な蒸気は機器外部へ排出することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 グリル庫と、前記グリル庫内の調理物を加熱する加熱部と、開閉自在な扉部と、前記グリル庫内で発生した煙等を排気し内部に触媒体を配設した排気径路を備え、前記排気径路の出口は前記グリル庫内に連結され、かつ前記排気径路上方には排気を外部に誘導する排気筒をも設けた加熱調理器。 【請求項2】 排気径路内には、吸気手段をも設けた請求項1記載の加熱調理器。 【請求項3】 グリル庫と、前記グリル庫内の調理物を加熱する加熱部と、開閉自在な扉部と、前記グリル庫内で発生した煙等を排気し内部に触媒体と前記グリル庫からの排気の吸気手段を配設した排気径路を備え、前記排気径路の出口は前記グリル庫内に連結され、かつ出口付近には熱交換手段と排水口をも設けて、前記グリル庫からの排気が循環浄化される加熱調理器。 【請求項4】 排気径路内の出口付近に配設された熱交換手段とグリル庫の間には排気加熱用の加熱部を設けた請求項3記載の加熱調理器。 【請求項5】 グリル庫内あるいは排気径路内の少なくとも一方には、温度検知素子をも設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。 【請求項6】 排気径路内には、汚れ検知素子をも設けた請求項5記載の加熱調理器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器のグリル庫からの排気構成に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の加熱調理器のグリル庫からの排気構成を図7において説明する。1は魚焼き調理等を行うグリル庫、2はグリル庫1内において調理物の加熱を行う加熱部、3は調理物の出し入れを行う開閉自在な扉部、4はグリル庫1からの煙等の排気を行う排気径路で、グリル庫1後方に連結されている。5は排気径路4内に配設された触媒体、6は同じく排気径路4内に配設されたファン等で構成された吸気手段、7は触媒体加熱用加熱部、8は排気径路4の出口であり、グリル庫1と連結されることにより、グリル庫1内で発生した煙や臭いは、吸気手段6により触媒体5に吸引され、浄化、脱臭された後、排気径路の出口8を通過して、再びグリル庫1内に排気される。9は調理物、10は調理物9を載置する焼き網、11は調理時に水を張ったり、調理物9から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、12はグリル庫1を支持する外郭である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の構成では、グリル庫1から発生する煙や蒸気は、常にグリル庫1→排気径路4→触媒体5→排気径路の出口7→グリル庫1と循環し、確かに浄化、脱臭はされるのであるが、調理(おいしさ)という面では、どうしても調理物8や受け皿10に張った水から発生する蒸気が残るため、カラッとしたおいしい焼き物調理を作ることができないという問題点が考えられていた。 【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもので、グリル庫から発生する煙や蒸気において、煙は本体内で浄化、脱臭し循環させることで調理のための新鮮できれいな熱気を外部に排出させることなく、また調理(おいしさ)という面で妨げになる蒸気は外部に排出させるという究極のおいしさを追究した調理器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明は、グリル庫からの排気を行う排気径路の出口をグリル庫内に連結させ、かつ排気径路上方には排気を外部に誘導する排気筒をも設けることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために循環使用し、余計な蒸気は機器外部へ排出することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、グリル庫と、グリル庫内の調理物を加熱する加熱部と、開閉自在な扉部と、グリル庫内で発生した煙等を排気し内部に触媒体を配設した排気径路を備え、排気径路の出口はグリル庫内に連結され、かつ排気径路上方には排気を外部に誘導する排気筒をも設ける構成とすることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために循環使用し、余計な蒸気は機器外部へ排出することができるので、おいしい焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。 【0007】請求項2に記載の発明は、排気径路内に、吸気手段をも設けた請求項1記載の加熱調理器の構成とすることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気の循環効率が向上し、かつ余計な蒸気は機器外部へ排出することができるので、よりおいしい焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。 【0008】請求項3に記載の発明は、グリル庫と、グリル庫内の調理物を加熱する加熱部と、開閉自在な扉部と、グリル庫内で発生した煙等を排気し内部に触媒体とグリル庫からの排気の吸気手段を配設した排気径路を備え、排気径路の出口はグリル庫内に連結され、かつ排気径路内の出口付近には熱交換手段と排水口をも設けて、グリル庫からの排気が循環浄化される構成とすることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために効率よくグリル庫内を循環し、かつ蒸気も除湿されて循環するため、おいしい焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。 【0009】請求項4に記載の発明は、排気径路内の出口付近に配設された熱交換手段とグリル庫の間には排気加熱用の加熱部を設けた請求項第3記載の加熱調理器の構成とすることで、浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために効率よくグリル庫内を循環し、かつ蒸気も除湿されて温度の高い熱気を再びグリル庫内に戻し、循環できるため、おいしい焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。 【0010】請求項5に記載の発明は、グリル庫内あるいは排気径路内の少なくとも一方には、温度検知素子をも設けた請求項第1〜4記載の加熱調理器の構成とすることで、グリル庫内の調理物が発火した際、グリル庫内や排気径路内の異常な温度上昇を検知して、加熱部の通電を即座に停止することができるため、安全性の高い調理機器を提供することができる。 【0011】請求項6に記載の発明は、排気径路内には、汚れ検知素子をも設けた請求項第5記載の加熱調理器の構成とすることで、グリル庫内の調理物が発火した際、グリル庫内や排気径路内の異常な温度上昇を検知するだけでなく、異常による煙の大量発生による検知でも、加熱部の通電を即座に停止することができるため、二重の安全機能を有する更に安全性の高い調理機器を提供することができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜6を参照にしながら説明する。 【0013】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0014】図1において、21は魚焼き調理等を行うグリル庫、22はグリル庫21内において調理物の加熱を行う加熱部、23は調理物の出し入れを行う扉部、24はグリル庫21からの排気を行う排気径路で、グリル庫21の後方に連結されている。25は排気径路24内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。26は排気径路24の出口であり、グリル庫21と連結されている。27は排気径路24上方に設けられた排気筒で機器外部に繋がっている。28は調理物、29は調理物28を載置する焼き網、30は調理時に水を張ったり、調理物28から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、31はグリル庫21を支持する外郭である。 【0015】次に、この第1の実施例における作用を説明する。 【0016】グリル庫21で魚焼き等の調理をするときを考える。グリル庫21から発生する煙や蒸気は、後方の排気径路24へと導かれる。そして、排気径路24の中には触媒体25が配設されており、煙や蒸気が触媒体25を通過する際、触媒作用により油や臭いを分解し、ほとんど汚れや臭いのない熱気となる。ところが、熱気には、調理物28や受け皿30にためた水による蒸気成分が含まれているため、単にグリル庫21内を循環させるだけでは、調理物28に蒸気成分が当たってしまうため、調理(ソフト、おいしさ)という面では劣ってしまうのである。しかしながら、排気径路24の上方には機器外部に繋がる排気筒27があるために、湿気を含んだ蒸気はそこから機器外部へと排出され、残った湿気のほとんど含まない浄化された熱気だけが排気径路24を通過して、再びグリル庫21内へと戻され、調理するための熱気として利用されるのである。そうなることにより、調理物28には湿気のほとんどない浄化された熱気を再び当てられるため、おいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行うことができるのである。よって、究極のおいしさを追究できる調理機器を提供することができる。 【0017】また、排気筒27から排出される蒸気は、触媒体25により浄化、脱臭されているため、使用者に臭い等で不快感を与えることもないし、排気筒27周りや周囲の壁に油や汚れを付着させることもないため、お手入れの簡単な清掃性の良い調理機器をも提供できる。 【0018】なお、実施例1では、触媒体25を温度上昇により活性化させる加熱部を調理物28を加熱する加熱部22と兼用しているが、触媒体25のための単独加熱用の加熱部を別途配置していても同様の効果が得られる。 【0019】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0020】図2において、41は魚焼き調理等を行うグリル庫、42はグリル庫41内において調理物の加熱を行う加熱部、43は調理物の出し入れを行う扉部、44はグリル庫41からの排気を行う排気径路で、グリル庫41の後方に連結されている。45は排気径路44内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。46は排気径路44内に配設された吸気手段で、ファンが取りつけられておりモーターで回転するようになっている。47は排気径路44の出口であり、グリル庫41と連結されている。48は排気径路44上方に設けられた排気筒で機器外部に繋がっている。49は調理物、50は調理物49を載置する焼き網、51は調理時に水を張ったり、調理物49から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、52はグリル庫41を支持する外郭である。 【0021】次に、この第2の実施例における作用を説明する。 【0022】グリル庫41で魚焼き等の調理をするときを考える。グリル庫41から発生する煙や蒸気は、後方の排気径路44へと導かれる。ところが、排気径路44の入口付近には網目構造をした触媒体45で覆われているため、すんなりとは導かれない。しかしながら、この構造においては、排気径路44内にファンで構成された吸気手段46が配置されているため、ファンの吸引力により排気は、排気径路44内へと速やかに引き込まれる。そうすることにより、実施例1で示した触媒作用がより効果的に行われる。後は、実施例1に記載した内容と同等の効果が得られることで、よりおいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行うことができる。よって、究極のおいしさを追究できる調理機器を提供することができる。 【0023】また、排気筒48から排出される蒸気は、触媒体45により浄化、脱臭されているため、使用者に臭い等で不快感を与えることもないし、排気筒48周りや周囲の壁に油や汚れを付着させることもないため、お手入れの簡単な清掃性の良い調理機器をも提供できる。 【0024】なお、実施例2でも、触媒体45を温度上昇により活性化させる加熱部を調理物49を加熱する加熱部42と兼用しているが、触媒体45のための単独加熱用の加熱部を別途配置していても同様の効果が得られる。 【0025】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0026】図3において、61は魚焼き調理等を行うグリル庫、62はグリル庫61内において調理物の加熱を行う加熱部、63は調理物の出し入れを行う扉部、64はグリル庫61からの排気を行う排気径路で、グリル庫61の後方に連結されている。65は排気径路64内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。66は排気径路64内に配設された吸気手段で、ファンが取りつけられておりモーターで回転するようになっている。67は熱交換手段で熱交換器が排気径路64内に配置されており、68は冷却ファンで熱交換器67に外部からの冷却風を当てれるようになっている。69は排気径路64の下方に配設された排水口で発生した水滴を外部へと導くものである。70は排気径路64の出口であり、グリル庫61と連結されている。71は調理物、72は調理物71を載置する焼き網、73は調理時に水を張ったり、調理物71から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、74はグリル庫61を支持する外郭である。 【0027】次に、この第3の実施例における作用を説明する。 【0028】グリル庫61で魚焼き等の調理をするときを考える。グリル庫61から発生する煙や蒸気は、排気径路64内に配設されている吸気手段66の吸引力により、後方の排気径路64へと導かれる。そして、排気径路64の中には触媒体65が配設されており、煙や蒸気が触媒体65を通過する際、触媒作用により油や臭いを分解し、ほとんど汚れや臭いのない熱気となる。ところが、熱気には、調理物71や受け皿73にためた水による蒸気成分が含まれているため、単にグリル庫61内を循環させるだけでは、調理物71に蒸気成分が当たってしまうため、調理(ソフト、おいしさ)という面では劣ってしまうのである。しかしながら、排気径路64内には熱交換器67が配置され、冷却ファン68により外部からの冷却風が当てられるため、そこを通過する蒸気は冷やされ、湿気の中の水分が凝縮されて水滴となる。つまり、湿気のなくなった浄化された熱気のみが、排気径路64を通り抜け再びグリル庫61内へと戻され、調理するための熱気として利用されるのである。(水滴は排水口69を通り、外部へ排水される。)そうなることにより、調理物71には湿気のほとんどない浄化された熱気を再び当てられるため、おいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行うことができるのである。よって、究極のおいしさを追究できる調理機器を提供することができる。 【0029】また、グリル庫61からの排気は外部に排出されない、つまり排気口がないため、使用者に対して不快感を与えることもないし、排気口周りやキッチンの壁等に煙による油や汚れを付着させることがないため、お手入れの簡単な清掃性の高い調理機器をも提供することができる。さらに、排気口を触ることによる火傷の恐れもなく、グリル庫61及び排気径路64は完全に囲われているため、グリル庫内61で調理物等が発火した際にでも、火は外部へ出ることがないので、安全性の高い調理機器をも提供することもできる。 【0030】なお、実施例3では、触媒体65を温度上昇により活性化させる加熱部を調理物70を加熱する加熱部62と兼用しているが、触媒体65のための単独加熱用の加熱部を別途配置していても同様の効果が得られる。また、熱交換器の手段であるが実施例3では、冷却ファンで冷やしていたが、フロン等を使用した冷媒によって冷やしても同様の効果が得られる。 【0031】(実施例4)図4は、本発明の第4の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0032】図4において、81は魚焼き調理等を行うグリル庫、82はグリル庫81内において調理物の加熱を行う加熱部、83は調理物の出し入れを行う扉部、84はグリル庫81からの排気を行う排気径路で、グリル庫81の後方に連結されている。85は排気径路84内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。86は排気径路84内に配設された吸気手段で、ファンが取りつけられておりモーターで回転するようになっている。87は熱交換手段で熱交換器が排気径路84内に配置されており、88は冷却ファンで熱交換器87に外部からの冷却風を当てれるようになっている。89は排気径路84の下方に配設された排水口で発生した水滴を外部へと導くものである。90は排気径路84の出口であり、グリル庫81と連結されている。91は排気径路の出口90付近に配置された排気加熱用の加熱部であり、熱交換器87により冷やされた排気を再び加熱するものである。92は調理物、93は調理物92を載置する焼き網、94は調理時に水を張ったり、調理物92から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、95はグリル庫81を支持する外郭である。 【0033】次に、この第4の実施例における作用を説明する。 【0034】グリル庫81で魚焼き等の調理をするときを考える。グリル庫81から発生する煙や蒸気は、排気径路84内に配設されている吸気手段86の吸引力により、後方の排気径路84へと導かれる。そして、排気径路84の中には触媒体85が配設されており、煙や蒸気が触媒体85を通過する際、触媒作用により油や臭いを分解し、ほとんど汚れや臭いのない熱気となる。ところが、熱気には、調理物92や受け皿94にためた水による蒸気成分が含まれているため、単にグリル庫61内を循環させるだけでは、調理物71に蒸気成分が当たってしまうため、調理(ソフト、おいしさ)という面では劣ってしまうのである。しかしながら、排気径路84内には熱交換器87が配置され、冷却ファン88により外部からの冷却風が当てられるため、そこを通過する蒸気は冷やされ、湿気の中の水分が凝縮されて水滴となる。冷やされた熱気は、排気径路の出口90付近に配置された排気加熱用の加熱部91により再び加熱され、熱い状態でグリル庫81へと戻されるので、グリル庫81内の温度をほとんど低下させることなく、循環させることができる。(水滴は排水口89を通り、外部へ排水される。)そうなることにより、調理物71には湿気のほとんどない浄化された熱気を再び当てられるため、おいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行うことができるのである。よって、究極のおいしさを追究できる調理機器を提供することができる。また他に、実施例3に記載したものと同様の効果が得られる。 【0035】なお、実施例4では、触媒体85を温度上昇により活性化させる加熱部を調理物92を加熱する加熱部82と兼用しているが、触媒体85のための単独加熱用の加熱部を別途配置していてもいいし、排気加熱用の加熱部91と兼用させても同様の効果が得られる。 【0036】(実施例5)図5は、本発明の第5の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0037】図5において、101は魚焼き調理等を行うグリル庫、102はグリル庫101内において調理物の加熱を行う加熱部、103は調理物の出し入れを行う扉部、104はグリル庫101からの排気を行う排気径路で、グリル庫101の後方に連結されている。105は排気径路104内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。106は排気径路104内に配設された吸気手段でファンが取りつけられておりモーターで回転するようになっている。107は熱交換手段で熱交換器が排気径路104内に配置されており、108は冷却ファンで熱交換器107に外部からの冷却風を当てれるようになっている。109は排気径路104の下方に配設された排水口で発生した水滴を外部へと導くものである。110は排気径路104の出口であり、グリル庫101と連結されている。111は排気径路の出口110付近に配置された排気加熱用の加熱部であり、熱交換器107により冷やされた排気を再び加熱するものである。112は排気径路104内に設けられた温度検知素子で、グリル庫101内の温度調節や温度過昇防止の機能を果たす。113は調理物、114は調理物113を載置する焼き網、115は調理時に水を張ったり、調理物113から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、116はグリル庫101を支持する外郭である。 【0038】次に、この第5の実施例における作用を説明する。 【0039】グリル庫101で魚焼き等の調理を行い、発火したときを考える。発火すれば、炎によりグリル庫101内や排気径路104内の温度が異常に温度上昇を行う。その際、温度検知手段112において、ある一定の温度上昇以上の温度上昇が生じたとき、加熱部102の通電を停止するようにしておけば、発火した際に即座に、火を消すことができるので、安全性の高い調理機器を提供することができる。また、発火した際の炎及び煙は排気口がないために、機器の外に出ることはないので、使用者に不快感を与えることもない。また他に、実施例4に記載した内容と同様の効果も得られる。 【0040】実施例5では、温度検知素子は排気径路内に示したが、グリル庫内につけても良く、また両方につけてもかまわない。 【0041】(実施例6)図6は、本発明の第6の実施例における加熱調理器の詳細断面図を示すものである。 【0042】図6において、121は魚焼き調理等を行うグリル庫、122はグリル庫121内において調理物の加熱を行う加熱部、123は調理物の出し入れを行う扉部、124はグリル庫121からの排気を行う排気径路で、グリル庫121の後方に連結されている。125は排気径路124内に配設された触媒体で金属等の基材に触媒作用を行う白金族の金属を付着したもので煙等が接触すると酸化燃焼されて浄化、脱臭することができる。126は排気径路124内に配設された吸気手段でファンが取りつけられておりモーターで回転するようになっている。127は熱交換手段で熱交換器が排気径路124内に配置されており、128は冷却ファンで熱交換器127に外部からの冷却風を当てれるようになっている。129は排気径路124の下方に配設された排水口で発生した水滴を外部へと導くものである。130は排気径路124の出口であり、グリル庫121と連結されている。131は排気径路の出口130付近に配置された排気加熱用の加熱部であり、熱交換器127により冷やされた排気を再び加熱するものである。132は排気径路124内に設けられた温度検知素子で、グリル庫121内の温度調節や温度過昇防止の機能を果たす。133は排気径路124内に設けられた汚れ検知素子で赤外線を当てることにより、汚れ度合いを判断する。134は調理物、135は調理物134を載置する焼き網、136は調理時に水を張ったり、調理物134から垂れ落ちる肉汁等を受ける受け皿、137はグリル庫121を支持する外郭である。 【0043】次に、この第6の実施例における作用を説明する。 【0044】グリル庫121で魚焼き等の調理を行い、発火した時を考える。不完全燃焼による発火が起これば、大量に煙が発生する。排気径路124内には触媒体125があるため、ある程度の浄化、脱臭はされるが通常のレベルの浄化はできない。その際、汚れ検知素子により、通常の汚れレベルと違う(汚れ量が大きい)と判断したときに、加熱部122の通電を停止するようにしておけば、発火した際に即座に、火を消すことができる。また、温度検知素子132も配置しているので、実施例5に示した内容の効果も得られるため、二重の安全機構がある安全性の高い調理機器を提供することができる。また、発火した際の炎及び煙は排気口がないために、機器の外に出ることはないので、使用者に不快感を与えることもない。また他に、実施例4に記載した内容と同等の効果も得られる。 【0045】実施例6では、温度検知素子は排気径路内に示したが、グリル庫内につけても良く、また両方につけてもかまわない。 【0046】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によれば、触媒体により浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気は調理のために再びグリル庫内に戻され循環使用され、かつ余計な蒸気は機器外部へ排出することができるため、おいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。また、外部へ排出される蒸気は触媒体により、浄化、脱臭されているため、使用者に対して不快感を与えることもないし、調理機器の排気筒周りやキッチンの壁等に煙による油や汚れを付着させることがないため、お手入れの簡単な清掃性の高い調理機器をも提供することもできる。 【0047】また、請求項2記載の発明によれば、特に、触媒体により浄化、脱臭された新鮮できれいな熱気の循環効率がより向上させることができる。 【0048】また、請求項3、4記載の発明によれば、特に、蒸気も熱交換手段を通過する際、冷やされ湿気の中の水分が凝縮し水滴となり流れることで、除湿されて循環するため、よりおいしくカラッと焼き上がった焼き物調理を行える調理機器を提供することができる。また、グリル庫からの排気は外部に排出されない、つまり排気口がないため、使用者に対して不快感を与えることもないし、排気口周りやキッチンの壁等に煙による油や汚れを付着させることがないため、お手入れの簡単な清掃性の高い調理機器をも提供することができる。さらに、排気口を触ることによる火傷の恐れもなく、グリル庫及び排気径路は完全に囲われているため、グリル庫内で調理物等が発火した際にでも、火は外部へ出ることがないので、安全性の高い調理機器をも提供することもできる。 【0049】また、請求項5記載の発明によれば、特に、グリル庫内の調理物が発火した際、グリル庫内や排気径路内の異常な温度上昇を検知して、加熱部の通電を即座に停止することができるため、安全性の高い調理機器を提供することができる。 【0050】また、請求項6記載の発明によれば、特に、グリル庫内の調理物が発火した際、グリル庫内や排気径路内の異常な温度上昇を検知するだけでなく、大量の煙の発生による検知でも、加熱部の通電を即座に停止することができるため、二重の安全機能を有する更に安全性の高い調理機器を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月7日(2001.3.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−263006(P2002−263006A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−63066(P2001−63066) |
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