| 【発明の名称】 |
加熱装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】星野 弘
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| 【要約】 |
【課題】飲食物を筒体内に流しながらジュール熱により加熱する際に飲食物が接触する筒体の内周面にスケールが付着しないようにする。
【解決手段】加熱装置はジョイント部材21,22により回転自在に支持された加熱筒体20を有し、この加熱筒体20は電動モータによって回転駆動される。加熱筒体20には流路31が形成されるとともに電極41a〜41fが設けられており、電極41b〜41eには電力供給部45から電力が供給され、流路31内を流れる流動性を有する飲食物はジュール熱により加熱される。流路31内を流れる飲食物に電極から通電して加熱する際には、加熱筒体20が回転駆動されて加熱筒体20の内周面に飲食物のスケールが付着することを防止できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 流動性を有する飲食物を被加熱物としてジュール熱により加熱する加熱装置であって、前記被加熱物を案内する流路が形成され、両端がそれぞれジョイント部材により回転自在に支持される加熱筒体と、前記加熱筒体を回転駆動する駆動手段と、前記流路に露出して前記加熱筒体に軸方向に離れて対をなして設けられる電極対と、前記電極対に電力を供給する電力供給部とを有し、前記流路内を流れる前記被加熱物に通電して加熱するとともに、加熱時に前記加熱筒体を回転駆動することにより前記加熱筒体の内周面に前記被加熱物が付着しないようにしたことを特徴とする加熱装置。 【請求項2】 流動性を有する飲食物を被加熱物としてジュール熱により加熱する加熱装置であって、前記被加熱物を案内する流路が形成され、両端がそれぞれジョイント部材により支持された加熱筒体と、前記ジョイント部材により支持され、前記加熱筒体内の前記流路内に配置された棒状電極と、前記加熱筒体と前記加熱筒体の少なくともいずれか一方を回転駆動する駆動手段と、前記加熱筒体に前記流路に露出して設けられる外側電極と、前記棒状電極と前記外側電極とに電力を供給する電力供給部とを有し、前記流路内を流れる前記被加熱物に通電して加熱するとともに、加熱時に前記加熱筒体と前記棒状電極との相対回転により前記棒状電極と前記加熱筒体の内周面の少なくとも一方に前記被加熱物が付着しないようにしたことを特徴とする加熱装置。 【請求項3】 請求項1または2記載の加熱装置において、前記加熱筒体に冷却液が循環する冷却液ジャケットを設け、前記冷却液ジャケット内を流れる前記冷却液により前記電極対を冷却することを特徴とする加熱装置。 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の加熱装置において、前記棒状電極を内部に冷却液循環路を有する中空パイプにより形成し、前記冷却液循環路内を流れる冷却液により前記棒状電極を冷却することを特徴とする加熱装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は流動性を有する飲食物を加熱する加熱装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ジュース、牛乳、スープなどのような液状の飲食物、練り製品を製造するための魚肉ペーストなどのペースト食品、さらにビーフシチューなどのように野菜や肉片などの固形物を含む液状ないし半固形状の食品のように流動性を有する飲食物は、調理したり殺菌のために加熱される。このような飲食物を効率的に加熱するために、飲食物に電流を流すことより飲食物自体にジュール熱を発生させて飲食物を加熱する技術が開発されている。たとえば、特許第2821087号公報は、環状の電極と絶縁性の筒体とを交互に組み合わせて形成された管路を有する加熱装置を開示しており、対となる電極に電力を供給し、管路内を流れる飲食物にジュール熱を発生させることにより飲食物を加熱している。また、断面四角形の絶縁性材料からなる筒体の内周面に相互に対向して板状の電極を設け、対となる電極に電力を供給することによって電極に沿って筒体の中を流れる飲食物にジュール熱を発生させて飲食物を加熱するようにした加熱装置が開発されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように、筒体内に流動性を有する飲食物を流しながらジュール熱により飲食物を加熱する場合には、飲食物が管路内で攪拌されて全体的に均一に加熱されるようにすることが望ましいとともに、飲食物を案内する筒体の内壁面に飲食物内の成分からなるスケールが付着しないようにすることが望ましい。特に、牛乳などのように油脂分を有する飲食物は筒体の内周面にスケールが付着する傾向が高い。内壁面にスケールつまり付着物が発生すると、加熱効率が低下し、飲食物全体を均一に加熱することができなくなるだけでなく、付着物は過加熱されて飲食物の加熱品質を低下させることになる。このため、従来では、頻繁に筒体の内周面を洗浄する必要がある。 【0004】本発明の目的は、飲食物を筒体内に流しながらジュール熱により加熱する際に飲食物が接触する筒体の内周面にスケールが付着しないようにすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の加熱装置は、流動性を有する飲食物を被加熱物としてジュール熱により加熱する加熱装置であって、前記被加熱物を案内する流路が形成され、両端がそれぞれジョイント部材により回転自在に支持される加熱筒体と、前記加熱筒体を回転駆動する駆動手段と、前記流路に露出して前記回転体に軸方向に離れて対をなして設けられる電極対と、前記電極対に電力を供給する電力供給部とを有し、前記流路内を流れる前記被加熱物に通電して加熱するとともに、加熱時に前記加熱筒体を回転駆動することにより前記加熱筒体の内周面に前記被加熱物が付着しないようにしたことを特徴とする。 【0006】本発明の加熱装置は、流動性を有する飲食物を被加熱物としてジュール熱により加熱する加熱装置であって、前記被加熱物を案内する流路が形成され、両端がそれぞれジョイント部材により支持された加熱筒体と、前記ジョイント部材により支持され、前記加熱筒体内の前記流路内に配置された棒状電極と、前記加熱筒体と前記加熱筒体の少なくともいずれか一方を回転駆動する駆動手段と、前記加熱筒体に前記流路に露出して設けられる外側電極と、前記棒状電極と前記外側電極とに電力を供給する電力供給部とを有し、前記流路内を流れる前記被加熱物に通電して加熱するとともに、加熱時に前記加熱筒体と前記棒状電極との相対回転により前記棒状電極と前記加熱筒体の内周面の少なくとも一方に前記被加熱物が付着しないようにしたことを特徴とする。 【0007】本発明の加熱装置は、前記加熱筒体に冷却液が循環する冷却液ジャケットを設け、前記冷却液ジャケット内を流れる冷却液により前記電極対を冷却することを特徴とする。また、本発明の加熱装置は、前記棒状電極を内部に冷却液循環路を有する中空パイプにより形成し、前記冷却液循環路内を流れる冷却液により前記棒状電極を冷却することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 【0009】図1は本発明の一実施の形態である加熱装置の全体を示す概略図であり、流動性を有する飲食物は、加熱処理がなされる前に供給側の容器としてのホッパー11内に収容される。ホッパー11内の飲食物は管路12を介して加熱装置13に案内され、この加熱装置13によってジュール加熱される。加熱された飲食物は管路14によって冷却装置15に送られて冷却された後に、排出側の容器としてのホッパー16内に案内される。このように、供給側のホッパー11内の飲食物は、管路12に設けられたポンプ17により加熱装置13に供給されるようになっている。ただし、ホッパー11に加圧気体を供給することにより、その圧力によりホッパー11内の飲食物を加熱装置13に供給するようにしても良い。 【0010】加熱装置13は加熱筒体20を有し、その一端部が第1のジョイント部材21により回転自在に支持され、他端部が第2のジョイント部材22により回転自在に支持されており、それぞれのジョイント部材21,22はそれぞれ支持台に取り付けられた台座23,24に固定されている。加熱筒体20にはタイミングプーリ25が設けられ、電動モータ26のシャフトに取り付けられたタイミングプーリ27とタイミングプーリ25にはタイミングベルト28が掛け渡されている。したがって、駆動手段としての電動モータ26により、加熱筒体20は両端のジョイント部材21,22に支持されて矢印で示すように回転駆動される。図1に示す場合には、電動モータ26の回転を加熱筒体20に対してタイミングベルト28を介して伝達するようにしているが、チェーンにより伝達するようにしても良く、歯車を介して伝達するようにしても良い。また、図1に示す加熱筒体20は垂直方向を向いて設置されているが、傾斜させて設置するようにしても良く、水平方向を向いて設置するようにしても良い。さらに、図1に示す加熱装置13を複数台設置して加熱装置を構成するようにしても良く、その場合には1つの電動モータ26により同期してそれぞれの加熱筒体20を回転駆動することができる。 【0011】図2は加熱筒体20を拡大して示す断面図であり、図3は図2におけるA−A線に沿う横断面図である。この加熱筒体20は硬質合成樹脂などの絶縁材料により形成された円筒体30を有し、この内部には飲食物を案内する流路31が形成されている。円筒体30の一端部はジョイント部材21に対して軸受32を介して回転自在に支持され、他端部はジョイント部材22に対して軸受33を介して回転自在に支持されている。ジョイント部材21に形成された流入側開口部34と流路31との間をシールするためにシール部材35がジョイント部材21に設けられ、ジョイント部材22に形成された流出側開口部36と流路31との間をシールするためにシール部材37がジョイント部材22に設けられている。流入側開口部34には図1に示す管路12が接続され、流出側開口部36には管路14が接続されることになり、加熱処理前の飲食物は流入側開口部34から円筒体30内に流入し、加熱された後には流出側開口部36から流出する。 【0012】円筒体30の内周面には軸方向に所定の間隔を隔てて環状溝が形成され、それぞれの環状溝にはチタンなどの導電性材料からなる環状の電極41a〜41fが取り付けられており、それぞれの電極41a〜41fの内周面は円筒筒体30の内周面とほぼ同一面となって流路31に露出している。これらの電極のうち円筒体30の両端部に位置する電極41a,41fはアース用の電極となり、これらの間の4つの電極41b〜41eが通電用の電極となっており、通電用の電極は隣り合う2つの電極により電極対が形成されている。 【0013】それぞれの電極41a〜41fに対応させて円筒体30の外周面には導通リング42a〜42fが取り付けられ、それぞれの導通リングは対応する電極に電気的に接続されている。2つの台座23,24の間に固定された支持棒43には、それぞれの導通リング42a〜42fに対応させて通電ブラシ44a〜44fが絶縁部材を介して取り付けられており、それぞれの通電ブラシ44a〜44fは対応する導通リング42a〜42fに接触するようになっている。支持棒43は台座23,24を連結するようにしており、支持棒43を複数本設けるようにして少なくとも1本の支持棒43に通電ブラシ44a〜44fを取り付けるようにしても良い。 【0014】アース用の電極41a,41fに導通リング42a,42fを介して電気的に接続される通電ブラシ44a,44fはアース端子に接続されている。相互に隣り合って電極対をなす電極41b〜41eに対して電力を供給するために、通電ブラシ44b〜44eは電力供給部45に接続されており、この電力供給部45は高周波電源または商用交流電源により形成されている。図2に示す加熱筒体20には通電加熱用に4つの電極41b〜41eが設けられているが、この電極の数は任意の数に設定することができる。また、それぞれの通電ブラシ44a〜44fは、支持棒43に対して電極41a〜41fに対応した間隔で取り付けられているが、支持棒43の一部に集中してそれぞれの通電ブラシ44a〜44fを取り付けるようにしても良く、その場合には、通電ブラシ44a〜44fに対応して設けられた導通リング42a〜42fに対してはケーブルを介してそれぞれの電極41a〜41fを電気的に接続することになる。 【0015】図2に示す加熱装置にあっては、円筒体30の内周面に環状の凹部を形成し、その内部に環状の電極41a〜41fを組み込むようにしているが、前述した公報に示されるように、絶縁性の筒体と環状あるいは筒状の電極とを軸方向に接続して円筒体30を形成するようにしても良い。その場合には、絶縁性の筒体と電極のそれぞれの端部にフランジ部を設け、フランジ部でそれぞれを締結して円筒体を形成するようにしたり、補強用の筒体を円筒体の外側に取り付けることにより、加熱筒体の強度を高めることが好ましい。 【0016】上述した加熱装置を用いて飲食物を加熱する際には、加熱筒体20の中の流路31に飲食物を流しながら、電力供給部45から電力を供給して飲食物を通電するとともに、電動モータ26により加熱筒体20を回転させる。流路31内を流れる飲食物は流路31内を真っ直ぐに流れる慣性力を有しており、加熱筒体20を回転駆動すると、加熱筒体20の内周面は、これに接触する飲食物に対して円周方向にずれることになる。これにより、飲食物は攪拌されて全体的に均一の温度に加熱されるとともに、加熱筒体20の内周面には飲食物の成分からなるスケールが付着することを阻止できる。したがって、飲食物の加熱処理を継続的に行う時間を大幅に長くすることができ、加熱筒体20を取り外して内周面を洗浄する洗浄作業の頻度を大幅に低減させることができる。加熱筒体の回転運動は、連続的に一方向に回転させるようにしても良く、所定の角度ないし回転数だけ一方向に回転させた後に、反対方向に所定の角度ないし回転数だけ回転させるように加熱筒体20を往復回転運動させるようにしても良い。 【0017】図4は本発明の他の実施の形態である加熱装置を示す断面図であり、図5は図4におけるB−B線に沿う横断面図である。図4は図2と同様の部分を示しており、図4においては、図2に示された部材と共通する部材に同一の符号が付されている。この加熱装置にあっては、加熱筒体20の内部にはこれの中心軸に位置させて棒状電極51が加熱筒体20の中を伸びるように配置されており、この棒状電極51は全体がチタンなどの導電性材料により形成され、その両端部はジョイント部材21,22に固定支持されている。 【0018】一方、加熱筒体20は絶縁材料からなる円筒体30と、この内部に組み込まれた円筒形状の外側電極52とを有している。図5に示すように、棒状電極51と外側電極52は電力供給部45に電気的に接続されている。このように、円筒体30の中心部に配置された棒状電極51と、円筒体30の内周面に露出して設けられた外側電極52とを有する場合には、これらに電力を供給することによって、流路31内を流れる飲食物には両方の電極51,52の間を径方向に流れる電流により飲食物はジュール加熱される。そして、この加熱時に前述したように、加熱筒体20を電動モータ26により回転駆動することによって、加熱筒体20の内壁面にはスケールが付着することを防止できる。なお、このタイプの加熱装置にあっても、アース用の電極を設けるようにしても良い。 【0019】図6は本発明の他の実施の形態である加熱装置における図4と同様の部分を示す縦断面図であり、この加熱装置は、加熱筒体20がジョイント部材21,22により固定されているのに対して、棒状電極51がその両端部でジョイント部材21,22により回転自在に支持されている。ジョイント部材22が取り付けられた台座24には棒状電極51の駆動手段として電動モータ53が取り付けられ、この電動モータ53によって棒状電極51は回転駆動されるようになっている。このように、棒状電極51を回転駆動すると、棒状電極51の外周面に飲食物のスケールが付着することを防止できる。 【0020】棒状電極51には攪拌羽根54が設けられており、棒状電極51を回転駆動すると、流路31内を流れる飲食物は攪拌羽根54により攪拌されて加熱筒体20の内周面にスケールが付着することを防止できるとともに、加熱温度を均一に保持することができる。 【0021】棒状電極51は内部に冷却液循環路55を有する中空パイプにより形成されており、ジョイント部21に設けられた台座23には棒状電極51の冷却液循環路55の一端部に連通する冷却液連通部56が設けられている。また、ジョイント部24に設けられた台座24には棒状電極51の端部に形成された連通孔57を介して冷却液連通部56に連通する冷却液連通部58が形成されている。それぞれの冷却液連通部58には冷却液案内パイブ61,62が接続され、それぞれの冷却液案内パイプ61,62は水槽63に接続されている。一方の冷却液案内パイプ62にはポンプ64が設けられ、このポンプ64によって水槽63内の冷却液が棒状電極51の内部の冷却液循環路55内に供給されるようになっている。 【0022】一方、加熱筒体20には冷却液が循環する冷却液ジャケット71が形成されており、この冷却液ジャケット71にも水槽63内の冷却液が図示しない流路を介して循環供給されるようになっている。このように、棒状電極51と加熱筒体20を冷却すると、棒状電極51および外側電極52に飲食物のスケールが付着することを防止できる。なお、この加熱筒体20は回転しないので、外側電極52は支持棒43に設けられた接続端子46が固定されている。 【0023】図7は本発明の他の実施の形態である加熱装置における図4と同様の部分を示す縦断面図であり、この場合には、図4に示す場合と同様に、棒状電極51は固定され、加熱筒体20は電動モータ26により回転駆動されるようになっている。さらに、図6に示す場合と同様に棒状電極51には冷却液循環路55が形成され、加熱筒体20には冷却ジャケット71が形成されており、棒状電極51および加熱筒体20はそれぞれ冷却液により冷却されるようになっている。 【0024】図8は本発明の他の実施の形態である加熱装置における図4と同様の部分を示す縦断面図であり、この場合には棒状電極51と加熱筒体20の両方が回転自在となっている。それぞれの回転方向は相互に同一の方向でも良く、相互に逆の方向でも良い。また、棒状電極51には図6および図7に示すように、冷却液循環路55が形成され、加熱筒体20には冷却液ジャケット71が形成されている。図8に示すように、棒状電極51を回転させる場合には、図6に示す場合と同様に、攪拌羽根54を棒状電極51に設けるようにしても良い。 【0025】図9〜図15は、前述したように、棒状電極51と外側電極52とを有するタイプの加熱装置の変形例である。これらの図に示す加熱装置にあっては、棒状電極51と加熱筒体20との少なくともいずれか一方が回転駆動されることになるが、その説明は省略する。 【0026】図9に示す加熱装置は、全体的に導電性材料からなる棒状電極51を有し、加熱筒体20は円筒形状の外側電極52と、その両側に設けられる絶縁材料からなる円筒体30a,30bとを締結することにより形成されている。外側電極52とそれぞれの円筒体30a,30bは、それぞれに設けられたフランジ部に図示しないボルトを取り付けることにより締結されている。 【0027】一方、図10に示す加熱装置は、加熱筒体20の構造が図9に示す場合と同様であるのに対して、棒状電極51は絶縁性材料からなる棒材51aとその外側に所定の長さとなって取り付けられた円筒形状の電極部材51bとにより形成されている。 【0028】さらに、図11に示す加熱装置は、加熱筒体20の構造が図9に示す場合と同様であるのに対して、棒状電極51は絶縁性材料からなる棒材51aと、その外側に所定の長さとなって取り付けられた複数の円筒形状の電極部材51bとにより形成されている。 【0029】図12に示す加熱装置は、棒状電極51の構造が図11に示す場合と同様であるのに対して、加熱筒体20は絶縁材料からなる円筒体30と、この内周面に電極部材51bに対応させて取り付けられた複数の円筒形状の外側電極52とにより形成されている。 【0030】図13に示す加熱装置は、加熱筒体20の構造が図9〜図11に示す場合と同様であるのに対して、棒状電極51は導電性材料からなる。そして、棒状電極51の表面には所定の間隔毎に凹部が形成され、それぞれ凹部には絶縁材料からなる被覆材51cが取り付けられている。したがって、棒状電極51は被覆材51cにより覆われていない部分で外側電極52との間で電流が流れることになる。 【0031】一方、図14に示す加熱装置は、棒状電極51の構造が図13に示す場合と同様であるのに対して、加熱筒体20は絶縁材料からなる円筒体30と、この内周面に軸方向に所定の間隔毎に取り付けられた外側電極52とを有し、外側電極52は棒状電極51のうち被覆材51cにより覆われていない露出部分に対応させて円筒体30に取り付けられている。 【0032】図15に示す加熱装置は、前述したそれぞれの外側電極が円周方向に連なった円筒形状ないしリング形状となっているのに対して、円周方向に所定の角度となった円弧状の外側電極52を有している。図15に示すように、加熱筒体20は絶縁材料からなる円筒体30を有し、その内周面には円周方向に180度以下の角度を有する円弧状の外側電極52が棒状電極51を挟むようにして相互に対向して取り付けられている。 【0033】図4〜図15に示すように、加熱筒体20の内部に棒状電極51を設け、加熱筒体20に設けられた外側電極52との間で電流を流すようにする場合には、棒状電極51と外側電極52の形状や構造を種々に変形させることができる。また、図9〜図15に示すタイプの加熱装置にあっても、棒状電極51の内部に冷却液循環路55を形成したり、加熱筒体20に冷却液ジャケット71を形成するようにしても良い。 【0034】本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 【0035】 【発明の効果】本発明によれば、加熱筒体に形成された流路に飲食物を案内しながら飲食物に通電してジュール熱により飲食物を加熱する際に、加熱筒体を回転させるようにしたので、飲食物を攪拌することができるとともに、流路内を流れる飲食物が発熱しても加熱筒体の内周面に飲食物のスケールが付着することを防止できる。また、加熱筒体とこの内部に配置された棒状電極のいずれか一方を回転させることにより、飲食物を攪拌することができるとともに、棒状電極や加熱筒体の内周面にスケールが付着することを防止できる。これにより、加熱筒体の内周面や棒状電極を頻繁に洗浄する必要がなくなり、飲食物の稼働効率を向上させることができる。また、加熱筒体や棒状電極の回転によって流路を流れる飲食物を攪拌することができ、均一な加熱を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000136642 【氏名又は名称】株式会社フロンティアエンジニアリング
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| 【出願日】 |
平成13年3月13日(2001.3.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080001 【弁理士】 【氏名又は名称】筒井 大和 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−262998(P2002−262998A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−69928(P2001−69928) |
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