| 【発明の名称】 |
炊飯ジャーの蒸気口構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】浦田 真一
【氏名】山藤 光治
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| 【要約】 |
【課題】合成樹脂製の蓋本体と、金属製の蓋との組合せからなり、その蓋に設けた蒸気口に蒸気口セットを嵌着した構造をとった場合に、金属製の蒸気口周縁部下面に蒸気が接触するため、使用者がその近傍に触れると熱く感じることがある。この問題を部品の増加なく解決することである。
【解決手段】合成樹脂製の蓋本体8と金属製の蓋9とを一体化してなり、前記蓋9に設けた蒸気口12に蒸気口セット3を嵌着するとともに、該蒸気口12の下面周囲に蒸気通路11の上端を蒸気口パッキン21を介して押し当てた炊飯ジャーの蒸気口構造において、前記蒸気通路11の上端に前記蒸気口パッキン21と蒸気口セット3の間の間隔を塞ぐ通路端部22を設けた構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 合成樹脂製の蓋本体と金属製の蓋とを一体化してなり、前記蓋に設けた蒸気口に蒸気口セットを嵌合するとともに、該蒸気口の下面周囲に蒸気通路の上端を蒸気口パッキンを介して押し当てた炊飯ジャーの蒸気口構造において、前記蒸気通路の上端に前記蒸気口パッキンと蒸気口セットの間の間隔を塞ぐ通路端部を設けたことを特徴とする炊飯ジャーの蒸気口構造。 【請求項2】 前記通路端部を、蒸気通路から立ち上げ前記蒸気口周縁に接近させて形成し、その通路端部の幅を、前記蒸気口パッキンの内周から内方に突き出した蒸気口周縁の幅にほぼ等しい大きさに設定したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯ジャーの蒸気口構造。 【請求項3】 前記通路端部を、蒸気通路から内方に延出させ前記蒸気口セットに接近させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯ジャーの蒸気口構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、炊飯ジャーの蒸気口構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】炊飯ジャーの蓋セットには蒸気を排出するための蒸気口が設けられ、その蒸気口にはおねば除去のための蒸気口セットが着脱自在に嵌合される。蒸気口は、蓋セットの上面部分を構成する蓋に設けられ、その蒸気口の下面に蓋本体(蓋リングと称されることもある。)に設けた蒸気通路の上端を臨ませる構造がとられる。 【0003】前記の蓋セットを構成する蓋本体及び蓋は、通常は耐熱性の合成樹脂により形成されるが、業務用の炊飯ジャーにおいては、蓋本体を合成樹脂により形成する一方、耐久性の観点から蓋をステンレススチール等の金属により構成する場合が多い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、蓋を金属製とした場合、その蓋に蒸気口を設けるとともに、その蒸気口に蒸気口セットを取付けた構造をとると、蒸気口の周縁部に蒸気が当たることがあるため、金属製であることから周縁部及びその近傍が加熱される。このため、使用者が蒸気口周辺に触れると熱く感じることがある。 【0005】そこで、この発明は、前述のような金属製の蓋に蒸気口を設けた場合において、使用者が蒸気口近傍に触れたとしても熱く感じることがないようにすることを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明は、合成樹脂製の蓋本体と金属製の蓋とを一体化してなり、前記蓋に設けた蒸気口に蒸気口セットを嵌合するとともに、該蒸気口の下面周囲に蒸気通路の上端を蒸気口パッキンを介して押し当てた炊飯ジャーの蒸気口構造において、前記蒸気通路の上端に前記蒸気口パッキンと蒸気口セットの間の間隔を塞ぐ通路端部を設けた構成とした。 【0007】上記の構成によると、蒸気口パッキンと蒸気口セットの間の間隔が通路端部により閉塞されるため、蒸気が蒸気口周縁部に接触することが避けられ、蒸気部周縁部の加熱を防止することができる。 【0008】また、前記通路端部を、蒸気通路から立ち上げ前記蒸気口周縁に接近させて形成し、その通路端部の幅を、前記蒸気口パッキンの内周から内方に突き出した蒸気口周縁の幅にほぼ等しい大きさに設定した構成を採ることができる。この構成によると、蒸気口パッキンと蒸気口セットの間の間隔が、所定幅の通路端部により閉塞され、蒸気の通過が阻止される。 【0009】その他の構成として、前記通路端部を、蒸気通路から内方に延出させ前記蒸気口セットに接近させて形成した構成を採ることもできる。この場合は、通路端部の内方への延出部分により蒸気の通過を阻止する。 【0010】 【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態の炊飯ジャーは、ジャー本体1の後部に蓋セット2を開閉自在に取付けたものであり、蓋セット2には蒸気口セット3が取付けられる。また、蓋セット2の前部にフック解除ボタン4が設けられる。ジャー本体1の前面肩部に表示・操作パネル5が設けられる。また、図2に示すように、蓋セット2の内面に放熱板6がフック7により着脱自在に取付けられる。 【0011】前記の蓋セット2は、図3に示すように、合成樹脂製の蓋本体8と、ステンレススチール等の金属製の蓋9により構成される。蓋本体8には円筒状の蒸気通路11が一体に設けられる。また、蓋9のほぼ中央部に蒸気口12が設けられ(図4参照)、その蒸気口12に前記の蒸気口セット3が着脱自在に嵌合される。 【0012】蒸気口セット3は、その外周面に蒸気口セットパッキン14が装着され、これにより蒸気口セット3と蒸気口12間をシールする。蒸気口セット3の内部は、その下端部の入口15から上端の出口16に至る間の通路17がラビリンス構造となり、おねばを捕捉できるようになっている。 【0013】前記の蒸気通路11の上端部には、図2、図4に示すように、内向きのつば18が形成され、そのつば18の上面に設けた環状のリブ19に蒸気口パッキン21を装着している。その蒸気口パッキン21は、蓋9の蒸気口12の内周部下面に押し当てられ、蓋9と蒸気通路11上端部間をシールする。 【0014】蒸気口12の内周縁は、蒸気口パッキン21から内方に突き出しており、蒸気口パッキン21からその内周縁までの間は幅a(図4(a)参照)の間隔が存在する。この幅aの間隔が蒸気通路11に対して開放されていると、蒸気が直接蒸気口12の周縁部に接触するため、その部分が加熱される問題が生じる。これを解消するために、この発明においては、蒸気通路11上端部のつば18の内周部に、蒸気口パッキン21の内周面に沿って上向きに立ち上がった通路端部22を設け、その通路端部22の上端面を蒸気口12の周縁部に接近させている。その通路端部22の幅bを前記の幅aと同等か若干小さい幅に設定している。これにより前記の幅aの部分が閉塞され、蒸気の侵入を防止し、蒸気口12の周縁部の加熱を防止する。 【0015】上記の幅aの間隔部分を閉塞するその他の手段として、図4(b)に示すように、つば18の内周部をさらに内方に延出した通路端部22’を設け、その通路端部22’を蒸気口セット3の周壁面に接近させた構成をとることもできる。このような構成をとると、通路端部22’の部分が前記の幅aの間隔を閉塞するため、前記の場合と同様に、蒸気の侵入を防止することができる。 【0016】 【発明の効果】以上のように、この発明によると、金属製の蓋に設けた蒸気口の周縁部下面が、蒸気通路に対して閉塞されているため、蒸気が直接金属製の蒸気口の周縁部下面に接触することが避けられる。これにより、使用者が蒸気口近傍に触れたとしても熱さを感じることはない。また、蒸気の接触を避ける構造として、蒸気口の周縁部下方に生じる間隔を蒸気通路上端部に設けた通路端部により閉塞する構成を採用したことにより、部品の増加を伴うことなく蒸気の接触を防ぐことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月12日(2001.3.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−262992(P2002−262992A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−68556(P2001−68556) |
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