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【発明の名称】 容器保持器
【発明者】 【氏名】日▲高▼ 清章

【要約】 【課題】容器90の上縁部93に指が触れ易く、非衛生的で、見た目も悪く、又手から滑り落ちたり、中味がこぼれるおそれがあった。

【解決手段】下部に比べて上部の径が大きい容器90を支持する支持手段11と、支持手段11に接続された柄部13と、柄部13に取り付けられた握るための把持部14とを備え、支持手段11が略リング形状に形成され、かつこの径D1 が容器90の最大径D0 より小さく設定されると共に、支持手段11の所定箇所に容器90の最小径W0 より広い開口部12を形成させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部に比べて上部の径が大きい容器を支持する支持手段と、該支持手段に接続された柄部と、該柄部に取り付けられた握るための把持部とを備えた容器保持器であって、前記支持手段が略リング形状又は複数点支持可能に形成され、かつこの径が前記容器の最大径より小さく設定されると共に、前記支持手段の所定箇所に前記容器の最小径より広い開口部が形成されていることを特徴とする容器保持器。
【請求項2】 前記支持手段に前記容器を受ける弾性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の容器保持器。
【請求項3】 前記支持手段が前記径及び前記開口部の大きさが異なる複数個の支持部材に分割されると共に、これら支持部材が順に重なり・配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の容器保持器。
【請求項4】 前記柄部及び前記把持部のなす形状が、側面視略直線形状、中間段差部を有する形状、又は略L字形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の容器保持器。
【請求項5】 前記支持手段に前記柄部が取付手段を介して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の記載の容器保持器。
【請求項6】 前記柄部が長く形成され、該柄部に別の把持部が摺動可能に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の容器保持器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器保持器に関し、より詳細には、例えばラーメン、うどん等のような食品が入った丼形容器や、電子レンジ等において加熱された高温の容器を持ち上げ、所定箇所に置く際等に使用する容器保持器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図示しないが、一般的にラーメン、うどん等の専門店では、客がカウンタの椅子に座っている場合、従業員は、ラーメンやうどんが入った丼形容器(以下、単に容器と記す)を両方の手で持ち上げ、カウンタ越しに客の前に置いている。あるいは客がテーブルの椅子に座っている場合、従業員は、複数個のラーメンやうどんが入った容器を盆等に乗せ、客のそばまで運び、盆を一旦テーブル上に置いた後、両方の手で容器を1個ずつ持ち上げ、客の前に置いている。
【0003】しかし、客が立て込み・忙しくなると、片方の手で容器を持つことが多くなる。この場合、第1指を容器の上縁部に引っ掛ける一方、第2〜第5指や手の平を容器の外壁部にあてがうようにしており、第1指が容器の上縁部やこの内側に入り易く、衛生上はもとより、印象的にもよくない。又手から滑り落ち易く、中味の汁がこぼれ易いという課題があった。
【0004】又、図示しないが、一般的に家庭やレストラン等において、電子レンジ等により加熱された高温の容器は、キッチン手袋等を手にはめた後、両方の手でつかみ・取り出している。しかしながら、この手袋をその都度はめることが面倒であるという課題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、容器の縁に指を触れることなく、衛生的で、見た目にも優れ、安全、確実、かつ簡単に容器を持ち上げ、所定箇所に置くことができる容器保持器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を達成するために本発明に係る容器保持器(1)は、下部に比べて上部の径が大きい容器を支持する支持手段と、該支持手段に接続された柄部と、該柄部に取り付けられた握るための把持部とを備えた容器保持器であって、前記支持手段が略リング形状又は複数点支持可能に形成され、かつこの径が前記容器の最大径より小さく設定されると共に、前記支持手段の所定箇所に前記容器の最小径より広い開口部が形成されていることを特徴としている。上記した容器保持器(1)によれば、前記支持手段の厚みを所定寸法に設定することにより、前記容器が置かれた状態で、前記把持部を握り、前記支持手段を所定高さに維持しつつ、所定方向に移動すると、前記開口部を介し、前記支持手段内に前記容器を挿入することができる。次にこれを持ち上げ、移動すると、前記リング形状又は複数点支持の支持手段により前記容器を保持すると同時に、運搬することができる。一方、上記手順を逆に行うと、保持・運搬された前記容器を所定箇所に置くことができる。
【0007】また本発明に係る容器保持器(2)は、上記容器保持器(1)において、前記支持手段に前記容器を受ける弾性部材が取り付けられていることを特徴としている。上記した容器保持器(2)によれば、例え前記容器に形状歪み等があったり、前記容器に前記支持手段が当接した場合であっても、前記弾性部材により応力や衝撃力が分散・吸収されるので、前記弾性部材を介して前記容器を前記支持手段上に確実に支持することができ、がたつき、傷の発生を防止することができる。
【0008】また本発明に係る容器保持器(3)は、上記容器保持器(1)又は(2)において、前記支持手段が前記径及び前記開口部の大きさが異なる複数個の支持部材に分割されると共に、これら支持部材が順に重なり・配置されていることを特徴としている。上記した容器保持器(3)によれば、前記容器の種類が多く、したがって該容器の最大径及び最小径、あるいはこれらの組み合わせが変化する場合であっても、用意する前記支持手段が少なくてすみ、前記支持部材の中から適当なものを選択することにより、簡単かつ確実に対応することができる。
【0009】また本発明に係る容器保持器(4)は、上記容器保持器(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記柄部及び前記把持部のなす形状が、側面視略直線形状、中間段差部を有する形状、又は略L字形状であることを特徴としている。上記した容器保持器(4)によれば、前記柄部及び前記把持部のなす形状が略直線形状であるものの場合、前記把持部を操作する動作が容器を直接手で持つ従来の場合と略同様であるので、取扱操作を容易に行うことができる。又、中間段差部を有するものの場合、該中間段差部により、前記容器の設置面と前記把持部との間隙を確保し得るので、該把持部を容易につかみ、放すことができる。又前記把持部の位置を前記容器の重心より高くし得るので、該容器を安定的に保持することができる。又、略L字形状であるものの場合、構造上、前記柄部の幅を全体的に広くとって剛性を高め得るので、比較的に重い容器を確実に保持することができ、又前記容器の重心より高い位置を把持することにより、該容器を安定的に保持することができる。
【0010】また本発明に係る容器保持器(5)は、上記容器保持器(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記支持手段に前記柄部が取付手段を介して着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。上記した容器保持器(5)によれば、前記柄部が取付手段を介して前記支持手段に着脱自在に取り付けられているので、前記支持手段のみを複数個用意しておき、前記柄部をつけ替えることにより、1個の柄部で流用することができる。又前記支持手段の複数個の所定箇所に前記柄部が取り付けられるようにしておくことにより、前記開口部を取り扱い易い位置に設定することができる。又前記取付手段に磁石を用い、前記支持手段の任意の箇所に前記柄部が取り付けられるようにしておくことにより、前記開口部を取り扱い易い位置に自由に設定することができる。
【0011】また本発明に係る容器保持器(6)は、上記容器保持器(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記柄部が長く形成され、該柄部に別の把持部が摺動可能に配設されていることを特徴としている。上記した容器保持器(6)によれば、前記把持部及び前記別の把持部を両手で持ち、これを伸ばすことにより、前記容器を遠くまで確実に保持・運搬することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る容器保持器の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。図1は実施の形態(1)に係る容器保持器を示した概略図であり、(a)は側面断面図、(b)は下面図を示している。支持手段11は高張力ステンレス鋼、合成樹脂材料等を用いて略リング形状に形成されており、支持手段11の厚みT1 は容器90の高台(以下、脚部と記す)91の高さT0 よりも薄く設定されている。支持手段11の内側11a間の距離(内径)は、容器90の最大径(上縁部93の直径)D0 よりも小さい所定値D1 に設定されている。支持手段内側11aの上下部には、傾斜角や内径が微妙に異なる傾斜部11c、11dがそれぞれ形成されており、これら傾斜部11c、11dにより容器90の側壁部92が安定的に支持されるようになっている。支持手段11の所定箇所11fには開口部12が形成されており、開口部12の幅は所定値W1 (W1 >W0 、ただし、W0 は容器脚部91の直径)に設定されている。
【0013】支持手段外側11bの所定箇所11eには柄部13が接続されており、柄部13は支持手段11と同様の材料により形成されている。一方、柄部13の他端部13bには把持部14が取り付けられており、これら柄部13及び把持部14の成す形状は、側面視略直線形状となっている。この把持部14は合成樹脂材料等を用いて形成され、把持部14の表面には、把持し易いように指形(図示せず)が形成されている。これら支持手段11、開口部12、柄部13、把持部14等を含んで容器保持器10が構成されている。
【0014】このように構成された容器保持器10を用い、台又は盆95上に載置された容器90を保持する場合、まず把持部14を片方の手(図示せず)で握って操作し、開口部12を容器脚部91近傍にあてがう。次に容器保持器10を図中矢印C方向に移動すると、支持手段11内に容器脚部91が挿入される。この後把持部14を持ち上げると、傾斜部11cが側壁部92に当接し、容器90が支持手段11により支持される。一方、この手順を逆に行うと、容器90を置くことができる。又、容器保持器10を裏返して使用すると、傾斜部11cにより容器90の形状が異なる別の容器を支持することができる。
【0015】上記説明から明らかなように、実施の形態(1)に係る容器保持器10では、支持手段11の厚みを所定寸法T1 に設定することにより、容器90が例えば台95上に置かれた状態で、把持部14を握り、支持手段11を台95面上の高さに維持しつつ、C方向に移動すると、開口部12を介し、支持手段11内に容器90の脚部91を挿入することができる。次にこれを持ち上げ、移動すると、リング形状の支持手段11により容器90を保持すると同時に、運搬することができる。一方、上記手順を逆に行うと、保持・運搬された容器90を所定箇所に置くことができる。
【0016】又、実施の形態(1)に係る容器保持器10では、柄部13及び把持部14のなす形状が略直線形状であり、把持部14を操作する動作が容器90を直接手で持つ従来の場合と略同様であるので、取扱操作を容易に行うことができる。
【0017】尚、実施の形態(1)に係る容器保持器10では、支持手段11がリング形状に形成されている場合について説明したが、別の実施の形態では、支持手段が複数点支持可能に形成されていてもよく、例えば3点支持の場合、容器90が変形していても、確実に支持することができる。
【0018】又、実施の形態(1)に係る容器保持器10では、柄部13及び把持部14が支持手段11より略水平に接続されているようになっているが、これらは斜めに接続されていてもよい。
【0019】又、実施の形態(1)に係る容器保持器10では、把持部14が略水平に取り付けられているようになっているが、斜めに取り付けられていてもよい。
【0020】図2は実施の形態(2)に係る容器保持器を概略的に示した側面断面図であり、図中11、13、14は図1に示したものと略同様の支持手段、開口部、把持部をそれぞれ示している。支持手段外側11bの所定箇所には柄部23が接続され、柄部23は支持手段11と同様の材料により形成されている。柄部23には高さがH1 の中間段差部23cが形成され、柄部23の他端部23bには把持部14が取り付けられており、この中間段差部23aにより、把持部14の位置が容器90の重心(図示せず)より高く設定されるようになっている。その他の構成は図1に示したものと略同様であるため、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら支持手段11、開口部12、柄部23、中間段差部23c、把持部14等を含んで容器保持器20が構成されている。
【0021】このように構成された容器保持器20を用い、カウンター96の向こう側のテーブル97上に容器90を運搬・載置する場合、図1に示したものと略同様の方法により容器90を保持した後、容器保持器20をカウンター96越しに移動させる。把持部14の位置が容器90の重心より高いので、内容物の揺れが少なく容器90を運搬することができる。次に容器保持器20を降ろしてゆき、容器90をテーブル97上に載置した後、支持手段11をテーブル97に接触させる。把持部14の位置が高いので、手の指が把持部14とテーブル97の間に挟まれることはない。次に容器保持器20を開口部12の反対方向に移動すると、カウンター96等の障害物があっても容器保持器20が容器90より簡単に取り外せる。
【0022】上記説明から明らかなように、実施の形態(2)に係る容器保持器20では、中間段差部23aにより、容器90の設置面と把持部14との間隙を確保し得るので、把持部14を容易につかみ、放すことができる。又把持部14の位置を容器90の重心より高くし得るので、容器90を安定的に保持することができる。
【0023】図3は実施の形態(3)に係る容器保持器を示した概略図であり、(a)は側面断面図、(b)は下面図を示している。支持手段外側11bの所定箇所11eには、底面視略山形状をした柄本体33aが接続されており、その構造上、幅Wが比較的広く設定され、剛性を高め得るようになっている。一方、柄本体33aの他端部33c側には、柄本体33aに略直交して突起部33dが形成されている。これら柄本体33a、突起部33d等を含んで柄部33が構成されている。突起部33dには、図1に示したものと略同様の把持部34が縦に取り付けられており、これら柄部33及び把持部34の成す形状は、側面視略L字形状となっている。その他の構成は図1に示したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら支持手段11、開口部12、柄部33、把持部34等を含んで容器保持器30が構成されている。
【0024】このように構成された容器保持器30を用い、台又は盆95上に載置された容器90を保持する場合、まず第1指を上に向けつつ片方の手(共に図示せず)で把持部34を握って操作し、開口部12を容器脚部91近傍にあてがう。次に容器保持器30を図中矢印C方向に移動すると、支持手段11内に容器脚部91が挿入される。この後把持部34を持ち上げると、傾斜部11cが側壁部92に当接し、容器90が支持手段11により支持される。把持部34の位置が容器90の重心より高くなるので、容器90を少ない揺れで運搬することができる。一方、この手順を逆に行うと、容器90を置くことができる。
【0025】上記説明から明らかなように、実施の形態(3)に係る容器保持器30では、柄部33の幅Wを全体的に広くとって剛性を高め得るので、比較的に重い容器90を確実に保持することができ、又容器90の重心より高い位置を把持することにより、容器90を安定的に保持することができる。
【0026】尚、実施の形態(1)〜(3)に係る容器保持器10〜30では、開口部12が支持手段11の所定箇所11fに形成されている場合について説明したが、何らこれに限定されるものではなく、開口部12は例えば11g、11hに設けられていてもよい。
【0027】図4は実施の形態(4)に係る容器保持器を示した概略図であり、(a)は側面断面図、(b)は平面図を示している。支持手段11の所定箇所11e、11g、11hには切欠部45dがそれぞれ形成され、切欠部45d上部の所定箇所にはネジ孔45cが形成されている。一方、支持手段外側11bには側面視略コの字形状をした取付部45aが配設され、取付部45aの下部は切欠部45dに嵌合するようになっている。取付部45a上部には蝶ネジ45bが配設され、蝶ネジ45bをネジ孔45cに螺合させることにより、取付部45aが支持手段41に取り付けられるようになっている。これら取付部45a、切欠部45d、蝶ネジ45b等を含んで取付手段45が構成されている。
【0028】取付部45aには柄部43の一端部43aが接続され、柄部43には高さがH2 の中間段差部43cが形成されており、柄部43の他端部43bには把持部14が取り付けられている。中間段差部43aにより把持部14の位置がH2 ほど高くなり、この隙間により、把持部14が容易に握られるようになっている。その他の構成は図1に示したものと略同様であるため、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら支持手段11、開口部12、把持部14、柄部43、中間段差部43c、取付手段45等を含んで容器保持器40が構成されている。
【0029】上記説明から明らかなように、実施の形態(4)に係る容器保持器40では、柄部43が取付手段45を介して支持手段11に着脱自在に取り付けられているので、支持手段11のみを複数個用意しておき、柄部43をつけ替えることにより、1個の柄部43で流用することができる。又支持手段11の所定箇所11d、11e、11hに柄部43が取り付けられるようにしてあるので、開口部12を取り扱い易い位置に設定することができる。
【0030】尚、実施の形態(4)に係る容器保持器40では、柄部43に中間段差部43cがある場合について説明したが、別の実施の形態では、図2、図3に示したように、柄部及び把持部のなす形状が側面視略直線形状あるいはL字形状であってもよい。
【0031】図5は実施の形態(5)に係る容器保持器の主要部を拡大して示した側面断面図であり、図中51は支持手段を示している。支持手段51は磁石がつき易いマルテンサイト系の13%Crステンレス鋼等を用いてリング形状に形成されている。一方、取付手段55は磁石材料を用いて断面視略逆L字形状に形成されており、取り付け手段55には図4に示したものと略同様の柄部43が取り付けられている。
【0032】上記説明から明らかなように、実施の形態(5)に係る容器保持器では、柄部43が取付手段55を介して支持手段51に着脱自在に取り付けられているので、支持手段51のみを複数個用意しておき、柄部43をつけ替えることにより、1個の柄部43で流用することができる。又取付手段55に磁石を用い、支持手段51の任意の箇所に柄部43が取り付けられるようにしておくことにより、開口部を取り扱い易い位置に自由に設定することができる。
【0033】図6は実施の形態(6)に係る容器保持器を概略的に示した側面断面図であり、図中61は支持手段を示している。支持手段61は略リング形状に形成され、支持手段61の内側61aには、傾斜部61cを介して弾性部材66が取り付けられている。この弾性部材66は合成ゴム材料等を用いて略リング形状に形成され、内径はD1 に設定されている。そしてこの弾性部材66を介して、容器90の側壁部92が支持手段61により支持されるようになっている。又支持手段61には図4に示したものと略同様の柄部43が接続されている。その他の構成は図1に示したものと略同様であるため、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら支持手段61、弾性部材66、開口部12、柄部43、把持部14等を含んで容器保持器60が構成されている。
【0034】上記説明から明らかなように、実施の形態(6)に係る容器保持器60では、例え容器90に形状歪み等があったり、容器90に支持手段61が当接した場合であっても、弾性部材66により応力や衝撃力が分散・吸収されるので、弾性部材66を介して容器90を支持手段61上に確実に支持することができ、がたつき、傷の発生を防止することができる。
【0035】尚、実施の形態(6)に係る容器保持器60では、弾性部材66がリング形状である場合について説明したが、別の実施の形態では、弾性部材が複数個に分散されて支持手段61上に取り付けられていてもよい。
【0036】図7は実施の形態(7)に係る容器保持器を示した概略図であり、(a)は側面断面図、(b)は平面図を示している。支持手段本体71aは高張力ステンレス鋼や合成樹脂材料等を用いて径がD5 の略リング形状に形成され、この内側には傾斜71fが形成されている。支持手段本体71a内には、複数個の支持部材71b〜72eが内側に向けて順に配設されており、支持部材71b〜71eは高張力ステンレス鋼や、硬質合成ゴム材料等を用いて径がD4 〜D1 の略リング形状に形成されている。支持部材71b〜71dの外側及び内側には同様の角度を有する傾斜71fが形成されており、支持部本体71aと支持部材71b〜71eとは相互に重なり、支え合うようになっている。支持部本体71a、支持部材71b〜71eの所定箇所には、突起とこれが挿入される凹部(共に図示せず)とが形成されており、柄部43に関し、開口部72a〜72eが位置決めされるようになっている。これら支持手段本体71a、支持部材71b〜71e等を含んで支持手段71が構成されている。又支持部本体71aと支持部材71b〜71eとの所定箇所には、所定幅W5 〜W1 を有する開口部72a〜72eが形成されている。その他の構成は図4に示したものと略同様であるため、ここではその構成の詳細な説明は省略することとする。これら支持手段71、開口部72a〜72e、柄部43、把持部14等を含んで容器保持器70が構成されている。
【0037】上記説明から明らかなように、実施の形態(7)に係る容器保持器70では、容器の種類が多く、したがって容器90の最大径D0 及び最小径W0 、あるいはこれらの組み合わせが変化する場合であっても、用意する支持手段71が少なくてすみ、支持手段本体71a、支持部材71b〜71eの中から適当なものを選択することにより、簡単かつ確実に対応することができる。
【0038】図8は実施の形態(8)に係る容器保持器の主要部を示した概略図であり、図中11は支持手段を示している。図1に示したものと略同様の支持手段11には長い柄部83が接続され、柄部83にはガイド部83aがE−F方向に形成されている。柄部83の他端部83bには、図1に示したものと略同様の把持部14が取り付けられている。柄部83には別の把持部84がE−F方向摺動可能に配設され、把持部84内にはガイド部83aが挿入される溝部84aが形成されており、把持部84を握ると、溝部84a及びガイド部83aにより柄部83の捩れが阻止されるようになっている。
【0039】このように構成された容器保持器を用いる場合、片方の手98で把持部14を握ると同時に、片方の手99で把持部84を握る。そして両手98、99を図中矢印E方向に突き出すと、支持手段11をE方向の遠くまで移動させることができる。又、把持部14の位置を固定し、把持部84をE方向に伸ばすと、支持手段11を安定的に保持することができる。
【0040】上記説明から明らかなように、実施の形態(8)に係る容器保持器では、把持部14及び別の把持部84を両手88、89で持ち、これを伸ばすことにより、容器90を遠くまで確実に保持・運搬することができる。
【0041】尚、実施の形態(4)、(6)、(7)係る容器保持器では、いずれも横形の把持部14を用いた場合について説明したが、別の実施の形態では、柄部の一端部に図3に示した縦形の把持部34を取り付けてもよい。
【0042】又、実施の形態(2)〜(4)、(6)〜(8)に係る容器保持器では、いずれも支持手段11に接続された場合について説明したが、別の実施の形態では、図7に示した支持手段70に接続されてもよい。
【0043】又、実施の形態(1)〜(3)、(6)〜(8)に係る容器保持器〜では、支持手段11に柄部83が直接的に接続・固定された場合について説明したが、別の実施の形態では、図4、図5に示した取付手段45、55を介して支持手段11に接続してもよい。
【0044】又、実施の形態(1)〜(4)、(6)〜(7)では、いずれも開口部12の幅W1 が脚部の直径0 より若干広く設定した場合について説明したが、支持手段11及び柄部13の強度上、支持手段11の厚みT1 を脚部91の高さT0 より厚くとる必要がある場合、開口部12の幅は厚みT1 に対応した幅以上に設定すればよい。
【0045】又、実施の形態(1)〜(6)に係る容器保持器では、いずれも同じ容器90を保持する場合について説明したが、上縁部92や脚部91の直径D0 、W0 、高さ、等の異なる別の容器であってもよい。
【出願人】 【識別番号】301006035
【氏名又は名称】日▲高▼ 清章
【出願日】 平成13年2月22日(2001.2.22)
【代理人】 【識別番号】100096080
【弁理士】
【氏名又は名称】井内 龍二
【公開番号】 特開2002−238783(P2002−238783A)
【公開日】 平成14年8月27日(2002.8.27)
【出願番号】 特願2001−47176(P2001−47176)