| 【発明の名称】 |
抽出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田村 隆行
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| 【要約】 |
【課題】一杯分もしくは数杯分の粉粒原料を封入した長期保存可能なパッケージを用いた抽出装置に関し、配管の定期的な交換が不要で、飲料抽出を短時間で行えるようにする。
【解決手段】湯を貯める温水タンク1と、温水タンク1の出口に設けられた湯弁2と、一部大気開放され湯弁2を介して温水タンク1から注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンク3と、パッケージ7の注入口に挿入されるノズル8と、サブタンク3とノズル8との間の給湯路に設けられたポンプ21と、湯弁2を閉じてから所定時間経過後にポンプ21を停止させる抽出制御手段12を備えたことにより、湯弁2を開けるとほぼ同時に抽出ポンプ9を動作させることが可能となり、配管の定期的な交換が不要で、抽出液量の変動を防止し、飲料抽出を短時間で行うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから第1の所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯弁を閉じてから第2の所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたことを特徴とする抽出装置。 【請求項2】 抽出制御手段は、湯弁を閉じてから第2の所定時間より短い第3の所定時間経過後はポンプのモータの回転数を上げることを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。 【請求項3】 サブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段を設け、抽出制御手段は、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げることを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。 【請求項4】 粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記サブタンクと前記ポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段と、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯検知手段が湯を検知しなくなってから所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたことを特徴とする抽出装置。 【請求項5】 抽出制御手段は、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げることを特徴とする請求項4に記載の抽出装置。 【請求項6】 ポンプとノズルとの間の給湯路に前記給湯路内の圧力が所定値を超えると開いて圧力逃がしを行う圧力弁を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の抽出装置。 【請求項7】 圧力弁の開動作を検知する圧力弁開動作検知手段と、前記圧力弁開動作検知手段が圧力弁の開動作を検知したとき異常処理制御を行う異常処理制御手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の抽出装置。 【請求項8】 サブタンクを温水タンク内に配置したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の抽出装置。 【請求項9】 温水タンクと湯弁とサブタンクを収納する断熱ケースを設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の抽出装置。 【請求項10】 ノズルからパッケージに湯を圧入する前に前記パッケージに振動を与える振動装置を設けたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の抽出装置。 【請求項11】 サブタンク、または、温水タンクから前記サブタンクまでの給湯路に、炭酸水弁を介して洗浄用の炭酸水供給手段を接続したことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の抽出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カップ自動販売機等に用いられる飲料の抽出装置に係わり、詳しくは粉粒原料が封入された注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときに、シール軟弱部が開封されて飲料が抽出される抽出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年から、一杯分もしくは数杯分の粉粒原料(コーヒー、紅茶、緑茶等)を封入した長期保存可能なパッケージを用いて、抽出時はパッケージの注入口から湯を注ぎ、飲料を抽出する抽出装置(特開平9―305858号公報参照)がカップ自動販売機に採用されている。 【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の抽出装置について説明する。 【0004】図14は、従来の抽出装置の構成を示す構成図、図15は従来の抽出装置の制御ブロック図、図16は従来の抽出装置の要部動作を示すフローチャートである。 【0005】図14、図15において、1は温水タンクであり、粉粒原料による飲料を生成するのに用いる湯を製造し、保温するものである。2は湯弁であり、温水タンク1で保温している湯を出したり、止めたりするものである。3はサブタンクであり、温水タンク1から出した湯を一時的に貯えるものである。4はピンチ装置であり、湯弁2とサブタンク3を接続している柔軟な配管をピンチするものである。 【0006】5はエアーポンプであり、サブタンク3内に空気を供給するものである。6は空気弁であり、サブタンク3内の空気を抜く為の弁である。7はパッケージであり、粉粒原料(コーヒー、紅茶、緑茶等)を封入したものである。7aはフィルターであり、パッケージ7内に構成された濾過シートである。8はノズルであり、湯又は空気を抽出する為に、パッケージ7の注入口に差し込むものである。 【0007】9はノズル8を昇降する昇降装置で、10はノズル8の下方にパッケージ7をセットされたことを検知するパッケージ検知手段である。 【0008】11は各装置の動作時間をカウントするタイマーで、12はパッケージ検知手段10の入力を受け、湯弁2、ピンチ装置4、エアーポンプ5、空気弁6、昇降装置9を動作させ抽出制御を行う抽出制御手段である。 【0009】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0010】まず、パッケージ7をノズル8の下方にセットする(Step1001)。パッケージ検知手段10はパッケージ7を検知し(Step1002)、ノズル8を昇降装置(図示せず)により、パッケージ7の注入口に挿入し(Step1003)、温水タンク1の温水をサブタンクA3に給水させる為に、エアーバルブ6を開け(Step1004)、湯弁2を開け、タイマー11をスタートさせる(Step1005)。時間を所定時間カウントし、サブタンク3内に抽出に必要な一定量の湯を貯める(Step1006)。 【0011】次に空気弁6を閉め、ピンチ装置4にて湯弁2とサブタンク3を接続している配管をピンチし(Step1008)、エアーポンプ5を動作させることで(Step1009)、サブタンクA3内の温水をパッケージ7に注入することによって、パッケージ7のシール性を弱めている部分が開封されて、パッケージ7内部のフィルター7aにより濾過されて飲料を抽出する。 【0012】そして、サブタンク3内の湯が全て供給されるとパッケージ7内の飲料液残りを防止する為に、引き継きエアーポンプ5を所定時間動作させて(Step1010)、空気をパッケージ7内に供給して飲料抽出をさせている。 【0013】抽出後はノズル8を昇降装置9によりパッケージ7から抜いて(Step1012)、使用済パッケージ7を廃棄する(Step1013)。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成ではサブタンク3内に湯が一定量貯まった後に、エアーポンプ5を動作させて抽出させなければならない為に、飲料抽出動作に時間がかかる。 【0015】また、ピンチ装置4によって湯弁2とサブタンク3を接続する配管をピンチする為に配管の劣化及び破損による湯漏れを起こす可能性があり、定期的な交換が必要であった。 【0016】本発明は、上記従来の課題を解決するもので、飲料抽出を短時間で行うことができ、配管の定期的な交換が不要な抽出装置を提供するものである。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の請求項1記載の抽出装置の発明は、粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから第1の所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯弁を閉じてから第2の所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたものであり、ノズルがパッケージの注入口に挿入された後に、湯弁を開けるとほぼ同時にポンプを動作させて、ノズルからパッケージに湯を圧入するので、飲料抽出を短時間で行うことができるという作用を有する。また、湯弁を開けてから第1の所定時間経過後に湯弁を閉じ、湯弁を閉じてから第2の所定時間経過後にポンプを停止させるので、給湯路の定期的な交換が不要になるという作用を有する。 【0018】また、請求項2記載の抽出装置の発明は、請求項1記載の発明における抽出制御手段が、湯弁を閉じてから第2の所定時間より短い第3の所定時間経過後はポンプのモータの回転数を上げるものであり、経過時間を基に、サブタンクとポンプとの間に湯が残っている可能性が高いときはポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性をなくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を防止し)、経過時間を基に、サブタンクとポンプとの間に湯が残っている可能性がほとんどないときはポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという作用を有する。 【0019】また、請求項3記載の抽出装置の発明は、請求項1記載の発明に加え、サブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段を設け、請求項1記載の発明における抽出制御手段が、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げるものであり、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていることを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていないことを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという作用を有する。 【0020】また、請求項4記載の抽出装置の発明は、粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記サブタンクと前記ポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段と、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯検知手段が湯を検知しなくなってから所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたものであり、ノズルがパッケージの注入口に挿入された後に、湯弁を開けるとほぼ同時にポンプを動作させて、ノズルからパッケージに湯を圧入するので、飲料抽出を短時間で行うことができるという作用を有する。また、湯弁を開けてから所定時間経過後に湯弁を閉じ、湯検知手段が湯を検知しなくなってから所定時間経過後にポンプを停止させるので、給湯路の定期的な交換が不要になるという作用を有する。 【0021】また、請求項5記載の抽出装置の発明は、請求項4記載の発明における抽出制御手段が、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げるものであり、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていることを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていないことを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという作用を有する。 【0022】また、請求項6記載の抽出装置の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明に加えて、ポンプとノズルとの間の給湯路に前記給湯路内の圧力が所定値を超えると開いて圧力逃がしを行う圧力弁を設けたものであり、ポンプとノズルとの間の給湯路内の圧力が所定値を超えると圧力弁を開いて圧力逃がしを行うことによって、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、パッケージへ挿入するノズルの挿入ミスが発生した場合には、ポンプとノズルの間の接続配管の破裂及びポンプ自体の故障が起こるというような不具合を防止することが可能となるという作用を有する。 【0023】また、請求項7記載の抽出装置の発明は、請求項6記載の発明に加え、圧力弁の開動作を検知する圧力弁開動作検知手段と、前記圧力弁開動作検知手段が圧力弁の開動作を検知したとき異常処理制御を行う異常処理制御手段を設けたものであり、圧力弁の開動作を検知して異常処理制御を行うので、異常処理制御で飲料抽出工程が正常に行われていないと判断して、オペレーターがトラブルを認識できるように履歴表示を行ったり、飲料購入者への返金動作を行うことも可能であるという作用を有する。 【0024】また、請求項8記載の抽出装置の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明におけるサブタンクを温水タンク内に配置したものであり、サブタンクを温水タンク内に配置することによって、サブタンクを出湯する温水の温度と同様に保つことができる為に、外気温度の低下等による熱損失を防止することで抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能であるという作用を有する。 【0025】また、請求項9記載の抽出装置の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明に加え、温水タンクと湯弁とサブタンクを収納する断熱ケースを設けたものであり、温水タンクと湯弁とサブタンクを断熱ケースで断熱することで、外気温度の低下等による熱損失による湯の温度低下を防止し、抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能であり、大幅な省エネルギーとなるという作用を有する。 【0026】また、請求項10記載の抽出装置の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明に加え、ノズルからパッケージに湯を圧入する前に前記パッケージに振動を与える振動装置を設けたものであり、パッケージの注入口にノズルを挿入する前に振動装置を動作させることで、パッケージ内の偏芯した原料(積層厚が不均一になった原料の状態)が平坦な状態となり、濃度の安定した飲料を供給することが可能となるという作用を有する。 【0027】また、請求項11記載の抽出装置の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の発明に加え、サブタンク、または、温水タンクから前記サブタンクまでの給湯路に、炭酸水弁を介して洗浄用の炭酸水供給手段を接続したものであり、サブタンクに接続された炭酸水供給回路の炭酸水を出したり、止めたりする炭酸水弁を備えることにより、スケール又はスラッジの除去に効果があるとされている炭酸水を飲料回路に定期的に流し、洗浄することよって、抽出液量の変動及びポンプの動作不良等を防止することが可能であるという作用を有する。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明による給湯装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 【0029】なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0030】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による抽出装置の構成図、図2は同実施の形態の抽出装置のブロック図、図3は同実施の形態の抽出装置のフローチャートである。 【0031】図1、図2において、1は温水タンクであり、粉粒原料による飲料を生成するのに用いる湯を製造し、保温するものである。2は湯弁であり、温水タンク1で保温している湯を出したり、止めたりするものである。3はサブタンクであり、温水タンク1から出した温水を一時的に貯えるものであり、一部大気開放されている。7はパッケージであり、粉粒原料(コーヒー、紅茶、緑茶、ココア等)を封入したものである。7aはフィルターであり、パッケージ7内に構成された濾過シートである。8はノズルであり、湯又は空気を供給する為に、パッケージ7の注入口に差し込むものである。9はノズルを昇降する昇降装置、10はパッケージ7をセットしたことを検知するパッケージ検知手段、21はポンプであり、サブタンク3とノズル8の間に接続され、パッケージ7に湯及び空気を供給するものである。 【0032】11は各装置の動作時間をカウントするタイマーで、12aはパッケージ検知手段10の入力を受け、湯弁2、ポンプ21、昇降装置9を動作させ抽出制御を行う抽出制御手段である。 【0033】以上のように構成された抽出装置について、以下その要部動作を説明する。 【0034】まず、パッケージ7をノズル8の下方にセットする(Step101)。パッケージ検知手段10はパッケージ7を検知し(Step102)、ノズル8を昇降装置(図示せず)により、パッケージ7の注入口に挿入し(Step103)、温水タンク1の温水をサブタンク3に給水させる為に、湯弁2を開け、タイマー11をスタートさせる(Step104)。 【0035】湯弁2を一定時間開けることにより(Step106)サブタンク3内に抽出に必要な一定量の湯を貯める(Step107)。湯弁2を開けるとほぼ同時にポンプ21を動作させ(STEP105)、サブタンク3内の湯をパッケージ7に注入する(なお、ノズル8の昇降装置とほぼ同時に湯弁2を開けることで、サブタンク3内に湯を短時間に安定して給湯することも可能である)。 【0036】お湯の注入により、パッケージ7のシール性を弱めてある部分が開封されて、パッケージ7内部のフィルター7a(ココア等の原料においてはフィルターが不要な場合もある。)により濾過されて飲料を供給し、サブタンク3内の湯が全て抽出されるとパッケージ7内の飲料液残りを防止する為に、引き継きポンプ21を動作させ、空気をパッケージ7内に供給して、飲料抽出を行っている(Step108)。 【0037】飲料液残りを防止する為の空気供給時は、ポンプ9のモーターの回転数を上げることでパッケージ7の内圧を高め、効果的に残液量を短時間で減少させるものもある。 【0038】ポンプ21を所定時間動作させた後(Step109)、ノズル8を昇降装置9によりパッケージ7から抜いて(Step110)、使用済パッケージ7を廃棄する(Step111)。 【0039】以上のように、従来例ではサブタンク3内に必要な湯が貯まるまで抽出動作(エアーポンプ5の動作)を行うことができなかったが、本実施の形態では湯弁2を開けるとほぼ同時にポンプ21を動作させることが可能である為、抽出時間の短縮が可能となる。また、抽出時間の短縮に伴い、湯とサブタンク3との接触時間も短くなる為、サブタンク3での湯温度低下についても防止できる。 【0040】また、従来例の構成にあったピンチ装置4及びエアーバルブ6が不必要になる為に低コスト化が可能であり、配管の劣化及び破損による定期的な交換も不要とすることが可能となる。 【0041】また、本実施の形態1からサブタンク3を除去した構成の抽出装置については、特開平10―99204号公報で示されているが、この構成では、パッケージ7に湯を供給する際に温水タンク1とポンプ9が湯で直接つながることになり、ポンプ9は、必要な量を抽出する為に、ある一定時間動作(通電)させるという制御を行っており、パッケージ7の負荷変動(例えば、原料量バラツキ、パッケージ7のシール強度バラツキ等)により負荷が低減した場合には、抽出液量が増量し、負荷が高くなった場合には、抽出液量が減量するといった不具合があった。 【0042】しかし、本実施の形態1のようにサブタンク3を設けることによって、温水タンク1の湯を一度サブタンク3に貯めることで、パッケージ7の負荷変動が起こり、サブタンク3内に残湯があったとしても、パッケージ7の飲料液残り防止の為の空気供給時に全て抽出を行うことが可能であり、抽出液量の変動を防止した飲料を供給することが可能となる。 【0043】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の形態2による抽出装置の構成図、図5は同実施の形態の抽出装置のブロック図、図6は同実施の形態の抽出装置のフローチャートである。 【0044】図4、図5において、22は湯・空気検知手段であり、サブタンク3とポンプ21の間に接続され、湯及び空気を検知するものである。 【0045】本実施の形態は、実施の形態1による抽出装置に、さらに、湯・空気検知手段22を設けたものである。 【0046】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0047】基本の抽出動作は実施の形態1と同様である。 【0048】Step201〜204までは、実施の形態1のStep101〜104と同じ動作を行う。Step206で所定時間湯弁を開いて、お湯をサブタンク3に貯える。湯弁を開くとほぼ同時にポンプを動作させる(Step205)。 【0049】湯弁2を所定時間開け(Step206)、さらにStep208〜209では、湯・空気検知手段22が湯から空気に検知状態が変わることを検知した段階で、ポンプ21の回転数を上昇させる。 【0050】ポンプ21を所定時間動作させた後(Step210)、ノズル8を昇降装置9によりパッケージ7から抜いて(Step212)、使用済パッケージ7を廃棄する(Step213)。 【0051】ここでは抽出動作時にパッケージ7内の飲料液残りを防止する為に、空気をパッケージ7内に供給するが、効果的に残液量を短時間で減少させることを目的として、空気抽出時のみポンプ9のモーターの回転数を上昇させる場合があるが、パッケージ7の負荷変動(例えば、原料量バラツキ、パッケージ7のシール強度バラツキ等)によりサブタンク3内に湯残りが起こり、そのまま抽出するとパッケージ7内の圧力が異常に上昇し、最悪の場合パッケージ7の破裂により、飲料内にパッケージ7の破片又は原料カスが混入する可能性があった。 【0052】そこで、本実施の形態ではサブタンク3とポンプ21の間に湯・空気検知手段22を設けることで、サブタンク3内の湯が完全に抽出され、空気を検知するまでポンプ21のモーターの回転数を上昇させないように制御を行うことで、前述のような不具合を防止することが可能となる。 【0053】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形態3による抽出装置の構成図である。 【0054】図7において、23は圧力弁であり、ポンプ21とノズル8の間に接続され、一定以上の圧力になると圧力を逃がす圧力弁である。 【0055】本実施の形態は実施の形態1による抽出装置に、さらに、圧力弁23を設けたものである。 【0056】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0057】基本の抽出動作は実施の形態1と同様であるが、抽出動作時にパッケージ7の負荷変動(例えば、原料量バラツキ、パッケージ7のシール強度バラツキ等)があった場合には、パッケージ7の内圧が異常に上昇し、最悪の場合パッケージ7の破裂により、飲料内にパッケージ7の破片又は原料カスが混入したり、パッケージ7へ挿入するノズル8の挿入ミスが発生した場合には、ポンプ21とノズル8の間の接続配管の破裂及びポンプ21自体の故障が起こる可能性があった。 【0058】そこで、ポンプ21とノズル8の間に圧力弁23を設けることによって、一定以上の圧力になると圧力逃がしを行うことによって、前述のような不具合を防止することが可能となる。 【0059】また、圧力逃がしを廃水バケツ(図示せず)に導かれる径路に接続してもよいが、廃水量の増量を防止する為に、温水タンク1又はサブタンク3に接続することで、再度利用することが可能となる。 【0060】また、圧力弁23が動作したことを検知手段(図示せず)により検知させ、飲料抽出工程が正常に行われていないと判断して、オペレーターがトラブルを認識できるように履歴表示を行ったり、飲料購入者への返金動作を行うことも可能である。 【0061】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の形態4による抽出装置の構成図である。 【0062】図8において、サブタンク3を温水タンク1内に配置されたものである。 【0063】本実施の形態は、実施の形態1による抽出装置のサブタンク3を温水タンク1内に配置させたものである。 【0064】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0065】基本の抽出動作は、実施の形態1と同様であるがサブタンク3内に抽出に必要な一定量の湯を貯めるが、特に外気温度が低い場合にはサブタンク3において熱損失を受けて、湯の温度が低下する不具合があった。 【0066】そこで、サブタンク3を温水タンク1内に構成することによって、サブタンク3を出湯する湯の温度と同様に保つことができる為に、外気温度の低下等による熱損失を防止することで抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能である。 【0067】また、サブタンク3とポンプ21を接続する配管にピンチ弁(図示せず)を設けることで、販売司令が出されてからサブタンク3に貯湯するのではなく、販売待機時に必要な一定量の湯を貯めて、抽出時間の短縮を図ることが可能となる。 【0068】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の形態5による抽出装置の構成図である。 【0069】図9において、24は断熱ケースであり、温水タンク1から放熱する熱を断熱し、温水タンク1と湯弁2とサブタンク3を収納したものである。 【0070】本実施の形態は、実施の形態4による抽出装置に、さらに、断熱ケース24を設けたものである。 【0071】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0072】実施の形態4での課題と同様に、実施の形態1ではサブタンク3内に抽出に必要な一定量の湯を貯めるが、特に外気温度が低い場合にはサブタンク3において、熱損失を受けて温水の温度が低下する不具合があった。 【0073】そこで、サブタンク3を温水タンク1に密着させることで温水タンク1から放熱する熱をサブタンク3に伝熱させ、さらに、温水タンク1と湯弁2とサブタンク3を断熱ケース24で断熱することで、外気温度の低下等による熱損失による温水の温度低下を防止し、抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能であり、大幅な省エネルギーとなる。 【0074】また、ポンプ21においても断熱ケース24内に構成することで、より熱損失を防止することが可能となる(但し、ポンプ21のモーター部の劣化防止する為に冷却が必要な場合には、モーター部のみ断熱ケース24外に出すことも可能である)。 【0075】(実施の形態6)図10は、本発明の実施の形態6による抽出装置の構成図、図11は同実施の形態の抽出装置のブロック図、図12は同実施の形態の抽出装置のフローチャートである。 【0076】図10において、25は振動装置であり、パッケージ7に振動を与えるものである。 【0077】本実施の形態は、実施の形態1による抽出装置に、さらに、振動装置25を設けたものである。 【0078】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0079】STEP601、602でのパッケージ検知を行なった後、抽出制御手段12cは振動装置25を動作させパッケージ7を振動させる(STEP603)。 【0080】パッケージ7には、原料をフィルムを貼り合わせて密閉した形状のものや、樹脂で成形したケースに原料を充填してフィルムで密閉したもの等があるが、何れも原料の充填性を考慮してパッケージ7内に多少の空間があるものであるが、その空間がある為にパッケージ7内での原料の偏芯(積層厚が不均一になった原料の状態)が発生することがある。このような状態でパッケージ7をそのまま抽出させると、パッケージ7内のフィルター7aに対する原料の積層厚の低い部分(負荷の低い部分)を湯が通過する為に濃度の低い飲料(特にコーヒー原料)となる不具合があった。 【0081】そこで、パッケージ7を保持する受け台に振動装置25を設け、パッケージ7の注入口にノズル8を挿入する前に振動装置25を動作させることで、パッケージ7内の原料が平坦な状態となり、濃度の安定した飲料を供給することが可能となる。 【0082】なおSTEP604〜STEP612は実施の形態1のSTEP103〜STEP111と同じ動作を行う。 【0083】勿論、受け台以外にもノズル8に振動装置25を設け、ノズル8を挿入後に振動装置25を動作させる等のように、パッケージ7を振動させ原料を平坦な状態にすることができる手段であれば、同様の効果を得ることは可能である。 【0084】また、例えば自動販売機等の機器であれば、パッケージ7を収納しているパッケージディスペンサー等があるが、パッケージディスペンサーに振動装置25を設け、同様の効果を得ることは可能である。 【0085】(実施の形態7)図13は、本発明の実施の形態7による抽出装置の構成図である。 【0086】図13において、26は炭酸水弁であり、サブタンク3に接続された炭酸水供給回路の炭酸水を出したり、止めたりするものである。 【0087】本実施の形態は、実施の形態1による抽出装置に、さらに、炭酸水弁26を設けたものである。 【0088】以上のように構成された抽出装置について、以下その動作を説明する。 【0089】一般に、水を加熱するとカルシウム・マグネシウム等がスケール・スラッジとなって伝熱面及び飲料回路に析出付着することが知られている。飲料回路内にスケール又はスラッジが付着すると、供給湯量の低下及びポンプ21の動作不良等の不具合が発生する可能性がある。 【0090】そこで、スケール又はスラッジの除去に効果があるとされている炭酸水を飲料回路に定期的に流し、洗浄することよって、抽出液量の変動及びポンプ21の動作不良等を防止することが可能である。 【0091】また、炭酸水供給回路をサブタンク3に接続しているが、湯弁2とサブタンク3の配管又は温水タンク1に接続し、湯弁2を含めた全飲料回路の洗浄を行うことも可能である。 【0092】 【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記載の抽出装置の発明は、粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから第1の所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯弁を閉じてから第2の所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたことにより、抽出時間の短縮が可能となる。また、抽出時間の短縮に伴い、湯とサブタンクとの接触時間も短くなる為、サブタンクでの湯温度低下についても防止できる。また、従来例の構成にあったピンチ装置及びエアーバルブが不必要となる為に低コスト化が可能であり、配管の劣化及び破損による定期的な交換も不要にすることが可能となる。また、サブタンクを設けることによって、温水タンクの湯を一度サブタンクに貯めることで、パッケージの負荷変動が起こり、サブタンク内に残湯があったとしても、パッケージの飲料液残り防止の為の空気供給時に全て抽出を行うことが可能であり、抽出液量の変動を防止した飲料を供給することが可能となる。 【0093】また、請求項2記載の抽出装置の発明は、請求項1記載の発明における抽出制御手段が、湯弁を閉じてから第2の所定時間より短い第3の所定時間経過後はポンプのモータの回転数を上げるよう構成したことにより、経過時間を基に、サブタンクとポンプとの間に湯が残っている可能性が高いときはポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性をなくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を防止し)、経過時間を基に、サブタンクとポンプとの間に湯が残っている可能性がほとんどないときはポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという効果がある。 【0094】また、請求項3記載の抽出装置の発明は、請求項1記載の発明に加え、サブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段を設け、請求項1記載の発明における抽出制御手段が、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げるよう構成したことにより、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていることを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていないことを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという効果がある。 【0095】また、請求項4記載の抽出装置の発明は、粉粒原料が封入され注入口から所定圧力以上の圧力で湯が注入されたときにシール軟弱部が開封されて飲料が抽出されるパッケージを用いた抽出装置であって、湯を貯める温水タンクと、前記温水タンクの出口に設けられた湯弁と、一部大気開放され前記湯弁を介して前記温水タンクから注がれた所定量の湯を一時的に貯めるサブタンクと、前記パッケージの前記注入口に挿入されるノズルと、前記サブタンクと前記ノズルとの間の給湯路に設けられたポンプと、前記サブタンクと前記ポンプとの間の給湯路に湯が残っているかどうかを検知する湯検知手段と、前記ノズルが前記パッケージの前記注入口に挿入された後に、前記湯弁を開けるとほぼ同時に前記ポンプを動作させて、前記ノズルから前記パッケージに湯を圧入し、前記湯弁を開けてから所定時間経過後に前記湯弁を閉じ、前記湯検知手段が湯を検知しなくなってから所定時間経過後に前記ポンプを停止させる抽出制御手段を備えたことにより、請求項1記載の発明の効果に加え、サブタンクとポンプとの間の給湯路に湯がなくなったことを確認してから所定時間経過後にポンプを停止させるので、パッケージ等の条件にバラツキがあっても、必要以上に長くポンプを運転させることもなく、また、ポンプの停止が早すぎることもなく、パッケージ等の条件に合った適切なタイミングでポンプを停止させることができる。 【0096】また、請求項5記載の抽出装置の発明は、請求項4記載の発明における抽出制御手段が、湯検知手段が湯を検知しなくなった後は、ポンプのモータの回転数を上げるよう構成したことにより、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていることを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に低くして、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、湯検知手段によりサブタンクとポンプとの間の給湯路に湯が残っていないことを検知したときは、ポンプのモータの回転数を相対的に高くして、飲料抽出を短縮するという効果がある。 【0097】また、請求項6記載の抽出装置の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明に加えて、ポンプとノズルとの間の給湯路に前記給湯路内の圧力が所定値を超えると開いて圧力逃がしを行う圧力弁を設けたことにより、パッケージの破裂の危険性を確実になくし(飲料内にパッケージの破片又は原料カスが混入するような不具合を確実に防止し)、パッケージへ挿入するノズルの挿入ミスが発生した場合には、ポンプとノズルの間の接続配管の破裂及びポンプ自体の故障が起こるというような不具合を防止することが可能となるという効果がある。なお、圧力逃がしを廃水バケツに導かれる径路に接続してもよいが、廃水量の増量を防止する為に、温水タンク又はサブタンクに接続することで、再度利用することが可能となる。 【0098】また、請求項7記載の抽出装置の発明は、請求項6記載の発明に加え、圧力弁の開動作を検知する圧力弁開動作検知手段と、前記圧力弁開動作検知手段が圧力弁の開動作を検知したとき異常処理制御を行う異常処理制御手段を設けたことにより、異常処理制御で飲料抽出工程が正常に行われていないと判断して、オペレーターがトラブルを認識できるように履歴表示を行ったり、飲料購入者への返金動作を行うことも可能であるという効果がある。 【0099】また、請求項8記載の抽出装置の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明におけるサブタンクを温水タンク内に配置したことにより、サブタンクを出湯する温水の温度と同様に保つことができる為に、外気温度の低下等による熱損失を防止することで抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能であるという効果がある。また、サブタンクとポンプを接続する配管にピンチ弁を設けることで、販売司令が出されてからサブタンクに貯湯するのではなく、販売待機時に必要な一定量の湯を貯めて、抽出時間の短縮を図ることが可能となる。 【0100】また、請求項9記載の抽出装置の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明に加え、温水タンクと湯弁とサブタンクを収納する断熱ケースを設けたことにより、外気温度の低下等による熱損失による湯の温度低下を防止し、抽出効果を向上させ、高い温度の飲料を供給することが可能であり、大幅な省エネルギーとなるという効果がある。また、ポンプにおいても断熱ケース内に構成することで、より熱損失を防止することが可能となる。 【0101】また、請求項10記載の抽出装置の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明に加え、ノズルからパッケージに湯を圧入する前に前記パッケージに振動を与える振動装置を設けたことにより、パッケージ内の偏芯した原料(積層厚が不均一になった原料の状態)が平坦な状態となり、濃度の安定した飲料を供給することが可能となるという効果がある。 【0102】勿論、受け台以外にもノズルに振動装置を設け、ノズルを挿入後に振動装置を動作させる等のように、パッケージを振動させ原料を平坦にすることができる手段であれば、同様の効果を得ることも可能である。 【0103】また、例えば自動販売機等の機器であれば、パッケージを収納しているパッケージディスペンサー等があるが、パッケージディスペンサーに振動装置を設け、同様の効果を得ることは可能である。 【0104】また、請求項11記載の抽出装置の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の発明に加え、サブタンク、または、温水タンクから前記サブタンクまでの給湯路に、炭酸水弁を介して洗浄用の炭酸水供給手段を接続したことにより、スケール又はスラッジの除去に効果があるとされている炭酸水を飲料回路に定期的に流し、洗浄することよって、抽出液量の変動及びポンプの動作不良等を防止することが可能である。また、炭酸水供給回路をサブタンクに接続しているが、温水タンクに接続し、湯弁を含めた全飲料回路の洗浄を行うことも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−238766(P2002−238766A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月27日(2002.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2001−43040(P2001−43040) |
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