| 【発明の名称】 |
粉粒物ストッカー |
| 【発明者】 |
【氏名】宮司 泰
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| 【要約】 |
【課題】上面が開口した容器本体とその上面を開閉する蓋部材などから構成される簡易な米びつにあっては、中の米が底を突いて来ると、計量カップでは上手く掬えないためにどうしても少なからぬ量が底に残ってしまう。
【解決手段】上面に開口部5があって穀物などの粉粒物Rが貯蔵される容器本体3と、この容器本体3の底壁9における底頂部に形成された受容器嵌込み凹部11に着脱自在に収まる受容器27とを備えており、上記受容器嵌込み凹部11に収まった状態の受容器27の上面は受容器嵌込み凹部11の上面と同じ高さにあり、受容器27にはその内側へ突出した摘みバー27bを設けた。従って、粉粒物Rの貯蔵量が底を突いて来て残りの全てが受容器27に収まる量まで減った場合は、この受容器27を取り出すことで、粉粒物Rを余すところ無くきれいに取り出すことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】上面に開口部があって穀物などの粉粒物が貯蔵される容器本体と、この容器本体の底壁における底頂部に形成された受容器嵌込み凹部に着脱自在に収まる受容器とを備えており、上記受容器嵌込み凹部に収まった状態の受容器の上面は受容器嵌込み凹部の上面と同じ高さ又はそれより低い置にあることを特徴とする粉粒物ストッカー。 【請求項2】請求項1に記載した粉粒物ストッカーにおいて、受容器にその内側へ突出した摘みを設け、この摘みは受容器が受容器嵌込み凹部に収まった状態において少なくとも受容器嵌込み凹部の上面よりは低い位置にあることを特徴とする粉粒物ストッカー。 【請求項3】請求項1又は2に記載した粉粒物ストッカーにおいて、受容器嵌込み凹部は少なくとも一つの垂直断面で底頂部がある形状にしたことを特徴とする粉粒物ストッカー。 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載した粉粒物ストッカーにおいて、計量容器で掬った粉粒物をその計量容器の口で摺り切るための摺切り部を備えたことを特徴とする粉粒物ストッカー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、穀物等の粉粒物を貯蔵する粉粒物ストッカーに係り、特に、貯蔵してある粉粒物の量が底を突いて来た状態でも、ほぼ1動作で残らず取り出すことができる粉粒物ストッカーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、比較的簡易な構造の米びつは、上面が開口した容器本体とその上面を開閉する蓋部材などから構成されていて、中に貯蔵した米の取り出しは、口が円い計量カップ等で掬い出すことで行うようになっている。このような米びつの形状は、蓋には幾つかの形態があるものの、容器本体の形状は上面が開口した箱形をしており、その底面はほぼ平坦になっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような米びつは小型且つ軽量で、安価でもあるため、大変重宝するものではあるが、中の米が底を突いて来るとカップ、とりわけ、口が円い計量カップ等では上手く掬えなくなって、どうしても少なからぬ量が底に残ってしまう。このように残った米は、隅に集めてスプーンなどでこまめに掬ったり、或いは、米びつ全体をひっくり返して適当な容器にあけるといった面倒なことをしない限り残らず取り出すことは不可能であり、その際、往々にして辺りに米をこぼしてしまったりする。そうかといって、底に残った米を最後まで出し切らないでおくと、変質したり虫がわいたりして不衛生な結果になる。 【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、容器本体の底に残った穀物などの粉粒物をほぼ1動作で残らず取り出すことができる新規な粉粒物ストッカーを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1に記載した粉粒物ストッカーは、上面に開口部があって穀物などの粉粒物が貯蔵される容器本体と、この容器本体の底壁における底頂部に形成された受容器嵌込み凹部に着脱自在に収まる受容器とを備えており、上記受容器嵌込み凹部に収まった状態の受容器の上面は受容器嵌込み凹部の上面と同じ高さ又はそれより低い位置にあることを特徴とするものである。 【0006】このストッカーにおける容器本体の内底面はその底頂部に形成された受容器嵌込み凹部に向かって下り傾斜しているので、粉粒物が底を突いて来ると、残りの粉粒物は必然的に受容器に入っているものだけになってくる。あるいは、受容器に落ちていない僅かな粉粒物があってもそれらは手で簡単に受容器に掃き落すことができる。 【0007】従って、本発明粉粒物ストッカーによれば、粉粒物の貯蔵量が底を突いて来て残りの全てが受容器に収まる量まで減った場合は、この受容器を取り出すことで、粉粒物を残らず取り出すことができるので、底に残った粉粒物をスプーン等で掬ったり、容器をひっくり返したりしなくても、ほぼ1動作で、残りの粉粒物を簡単に取り出し切ることができる。特に、粉粒物が米や小麦粉などの食料である場合、古いものが常に残ってしまう心配をしなくて済む。 【0008】本発明において、受容器嵌込み凹部に収まった状態の受容器の上面は必ずしも受容器嵌込み凹部の上面と同じ高さである必要は無いが、これを受容器嵌込み凹部の上面と同じ高さにしておけば、カップなどで掬い出す際の邪魔にもならないし、最後に受容器を取り出す際に粉粒物がこぼれることも殆ど無い。 【0009】請求項2に記載した粉粒物ストッカーは、請求項1に記載した粉粒物ストッカーにおいて、受容器にその内側へ突出した摘みを設け、この摘みは受容器が受容器嵌込み凹部に収まった状態において少なくとも受容器嵌込み凹部の上面よりは低い位置にあることを特徴とするものである。従って、この摘みを摘むことで受容器を容易に取り出すことができ、しかも、この摘みは受容器嵌込み凹部の上面よりは低い位置にあるため、粉粒物をカップなどで掬い出す際の邪魔になる虞れもない。 【0010】請求項3に記載した粉粒物ストッカーは、請求項1又は2に記載した粉粒物ストッカーにおいて、受容器嵌込み凹部は少なくとも一つの垂直断面で底頂部がある形状にしたことを特徴とするものである。このようにすると、仮に、受容器を取り出す際にこぼれた粉状物が受容器嵌込み凹部に落ちても、その粉状物は、通常、受容器嵌込み凹部の底頂部に集まるので、スプーンなどで一掬いして簡単に取り出すことができる。 【0011】請求項4に記載した粉粒物ストッカーは、請求項1から3のいずれかに記載した粉粒物ストッカーにおいて、計量容器で掬った粉粒物をその計量容器の口で摺り切るための摺切り部を備えたことを特徴とするものである。従って、粉粒物を当該計量容器に摺り切り一杯分で正確に掬う場合は、多少山盛りに掬った後、その計量容器の口を摺切り部で擦れば済むことになる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に、本発明粉粒物ストッカーを米びつ1に適用した実施の一形態を、図面に従って説明する。この米びつ1は、容器本体3と、固定蓋21と、開閉蓋25及びトレイ状の受容器27とから構成されており、これら部材はいずれも合成樹脂で各部一体に形成されている。 【0013】〔A.容器本体〕(図1〜図4) 容器本体3は、上面の全体が開口5した比較的深い箱形をしており、平面形状はほぼ長方形を為し、周壁7は下方へ行くに従って内側へ寄るように多少傾斜すると共に、その上端部は外側へ張り出した枠様のフランジ7aになっている。そして、容器本体3の底壁9はその中央に底頂部があるように緩やかに傾斜していて、この底頂部に受容器嵌込み凹部11が形成されている。 【0014】受容器嵌込み凹部11は両端が閉じた横樋形をしている。即ち、この受容器嵌込み凹部11は、上方から見て容器本体3の長手方向に沿って長い長方形を為し、その底部は、図2に示すように、長手方向から見た垂直断面が下に向かって膨らんだ円弧形をしており、その開口部に上向きの段差面11aが形成されている。底壁9の下面からは脚部13が突出していて、受容器嵌込み凹部11が床に着いて容器本体3の姿勢が不安定にならないようにしてある。 【0015】〔B.固定蓋、開閉蓋〕(図1、図3、図4) 固定蓋21は、容器本体3の開口5の長手方向一端部を常時被うためのもので、その外周部の3辺を為すフランジ部21aが容器本体3のフランジ7aの一端部にきっちり嵌合することで容器本体3に取り付けられる。この固定蓋21の上面のうちフランジ部21aが無い側部に沿う部分には指挿入凹部21bが形成され、この指挿入凹部21bの前側に防塵壁21cが形成されている。また固定蓋21の底面すなわち指挿入凹部21bの裏面によって摺切り部21dが構成されている。 【0016】開閉蓋25は、容器本体3の開口5のうち固定蓋21で覆われた部分以外の実質的開口部を開閉するためのもので、固定蓋21と反対側の位置においてピン29を介して容器本体3に回動自在に支持され、図3に二点鎖線で示すように上記実質的開口部を閉じた閉塞位置と、同図に実線で示すようにほぼ垂直姿勢になって実質的開口部を開放した開放位置との間を移動される。閉鎖位置に来ている開閉蓋25を開くときは、指挿入凹部21bに指先を入れて開閉蓋25の回動端部を持ち上げる。この開閉蓋25の内面における回動端部寄りの位置からは摺切り部25aが突出している。この摺切り部25aは、計量カップ31で掬った米Rをカップ31の口で摺り切るためのもので、側方から見てほぼコ字形をしている。 【0017】〔C.受容器〕(図1〜図4) 受容器27は、容器本体3に設けられている前記受容器嵌込み凹部11にぴったり収まる大きさになっている。即ち、この受容器27は、受容器嵌込み凹部11よりひと回り小さい両端面が閉じた横樋形を為し、その開口部には全周に渡って延びる細い外フランジ27aが形成されていて、この外フランジ27aが受容器嵌込み凹部11の段差面11aに載ることで、該受容器嵌込み凹部11にぴったり収まる。従って、受容器27が受容器嵌込み凹部11に収まった状態では、受容器27の上面は容器本体3の内底面すなわち底壁9の上面9aにおける底頂部と同じ高さに位置する。 【0018】受容器27にはその長手方向における中間部を横切るように延びた摘みバー27bが一体に形成されている。この摘みバー27bは受容器27の開口面より稍低いところにある。米びつ1は以上のように構成されている。 【0019】〔D.使用方法〕(図3〜図4) 次に、米びつ1の使用方法を説明する。容器本体3に米Rを貯蔵する際は、予め、受容器27を受容器嵌込み凹部11にきちんと納めておく。従って、受容器27は容器本体3に貯蔵された米Rの底に潜り、当然、この受容器27は米Rで満たされる。容器本体3内に米Rがまだ十分残っている場合は、計量カップ31で必要な量を掬っては取り出す。計量カップ31に掬い取った米Rは、計量カップ31の口31aを図3に一点鎖線で示すように前倒れにした開閉蓋25の摺切り部25aで摺ることにより、又は、同図に実線で示すように固定蓋21の底面によって構成される摺切り部21dで摺ることによって、当該計量カップ31に摺り切り一杯分の量になる。 【0020】また、容器本体3内の米Rが底を突いて来た場合は、図4に示すように、受容器27の開口部辺りの米Rを計量カップ31で掬い出した後、底壁9上に残っている米Rを受容器27に掃き落すことで、残りの米Rを全て受容器27に回収する。この状態から、受容器27を同図に二点鎖線で示すように取り出す。この取出しは、摘みバー27bを指先で摘んで行う。これにより、通常は、容器本体3内の米Rが一粒残らずきれいに取り出される。取り出した受容器27は米Rを出して受容器嵌込み凹部11に戻しておく。 【0021】尚、底壁9上に掃き残した米や、受容器27を取り出す際にここからこぼれた米などが受容器嵌込み凹部11に落ちた場合、その米は必然的に受容器嵌込み凹部11の底頂部に集まるので、その程度の量であればスプーンなどで1回できれいに掬い取ることができる。 【0022】以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施の形態においては、受容器の全体が受容器嵌込み凹部にぴったり収まるようにしたが、この受容器はその開口部が受容器嵌込み凹部にぴったり嵌る形状であれば、必ずしも全体がぴったり収まる必要は無い。実施の形態ではトレイ状の受容器を示したが、本発明はこれに限定されず、椀状等、他の形状の受容器であってもよい。 【0023】また、本発明における容器本体の形状や受容器の形状が実施の形態に示したものに限られることは無く、場合によっては、受容器を内外二重構造にして、受容器内の粉粒物のこぼれ落ちを確実に防止することも考えられる。そして、本発明は、米びつに限らず、粒状又は粉状の各種の物を貯蔵するための粉粒物ストッカーとして広く適用することができ、粉粒物は工業材料などであっても良い。 【0024】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、粉粒物の貯蔵量が底を突いて来て残りの全てが受容器に収まる量まで減った場合は、この受容器を取り出すことで、残りの粉粒物を余すところ無く取り出すことができる。 【0025】請求項2の発明によれば、受容器の摘みを摘むことでこの受容器を容易に取り出すことができ、しかも、この摘みは受容器嵌込み凹部の上面よりは低い位置にあるため、粉粒物をカップなどで掬い出す際の邪魔になる虞れもない。 【0026】請求項3の発明によれば、仮に、受容器を取り出す際にこぼれた粉状物が受容器嵌込み凹部に落ちても、その粉状物は、通常、受容器嵌込み凹部の底頂部に集まるので、スプーンなどで一掬いして簡単に取り出すことができる。 【0027】請求項4の発明によれば、粉粒物を当該計量容器に摺り切り一杯分で正確に掬う場合は、多少山盛りに掬った後、その計量容器の口を摺切り部で擦れば済むことになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000137373 【氏名又は名称】株式会社マッキンリー
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| 【出願日】 |
平成13年1月22日(2001.1.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098936 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 晃司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−209769(P2002−209769A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−13653(P2001−13653) |
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