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【発明の名称】 食品還元装置
【発明者】 【氏名】岩 塚 保 光

【氏名】太箸 寿

【要約】 【課題】油(8)の酸化を防止して長期に渡って使用し、油(8)の消費量を少なくしてゴミとして捨てる油(8)を少なくする。

【解決手段】電場発生器(4)に電気接続させる帯電板(1)によって電磁場を形成させることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電場発生器に電気接続させる帯電板によって電磁場を形成させることを特徴とする食品還元装置。
【請求項2】 食品を揚げ調理するフライヤの油槽に帯電板を沈下させることを特徴とする請求項1に記載の食品還元装置。
【請求項3】 フライヤの油槽に油循環路を接続させる油中の沈澱物を除去することを特徴とする請求項2に記載の食品還元装置。
【請求項4】 帯電板表面を被膜で覆ったことを特徴とする請求項1に記載の食品還元装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば油などを含む食品の酸化に伴う劣化を防ぐ食品還元装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、略一定温度に加熱した油中にパン粉などの衣を付けた揚げ種を入れて加熱調理する場合、油が加熱によって、粘度が上昇する加熱重合、または遊離脂肪酸が発生して酸化値が上昇する加水分解すると共に、油が熱分解して発煙したり着色したり、油の刺激臭が発生し泡立ちも起り、油が使用温度と時間に比例して劣化減少するから、劣化した油をゴミとして捨てる必要がある等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、電場発生器に電気接続させる帯電板によって電磁場を形成させるもので、高電圧を微弱エネルギに変換した電磁場によって水と油に静電気を帯電させ、水及び油の分子の結合を少なくし、水及び油の分子活動を活発にして熱交換を高め水蒸気の発生を促進し、例えば油で加熱調理する揚げ種に含まれる水分を速やかに蒸発させ、熱平衡状態にした加熱油中に水素原子(付対電子)を発生させてグリセリンと分離した遊離脂肪酸(不対電子)に結合させ、油の酸化を防止して従来よりも長期に渡って使用し得、油の消費量を少なくしてゴミとして捨てる油を少なくし得るものである。
【0004】また、食品を揚げ調理するフライヤの油槽に帯電板を沈下させるもので、既存のフライヤの油槽に帯電板を沈下させるだけで設置し得、既存のフライヤでの油の劣化を容易に防止し得、油の電磁場での還元処理により、油の粘度を低下させて上げ種の油切れを良好にし、油の泡立ちを低減し得るものである。
【0005】また、フライヤの油槽に油循環路を接続させる油中の沈澱物を除去するもので、油槽に沈澱するパン粉などの沈澱物が炭化して油の劣化を促進させる不具合、並びに揚げ種に沈澱物が付着して局部加熱または発煙の原因になる不具合などをなくし得、油の熱分解による揮発性物質の発生などを防止し得るものである。
【0006】また、帯電板表面をテフロン(登録商標)樹脂などの被膜で覆うもので、パン粉などが帯電板に付着するのを被膜によって防いでこげ付く等の不具合をなくし得、帯電板の水洗いを容易に行い得、かつ油が汚れるのを防ぎ得るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はフライヤの平面説明図、図2は同正面図、図3は電気回路図であり、多孔板形ステンレス製の帯電板(1)の対向側端にテフロン樹脂製電気絶縁脚材(2)を固定させ、帯電板(1)の上面を電気絶縁シート(3)で覆い、電場発生器(4)に高圧線(5)によって帯電板(1)を電気接続させると共に、前記高圧線(5)を帯電板(1)にマグネット端子(6)によって着脱自在に電気接続させる。
【0008】また、食品を揚げ調理するフライヤの油槽(7)に帯電板(1)を沈下させると共に、電場発生器(4)に電気接続させる帯電板(1)によって電磁場を形成させ、高電圧を微弱エネルギに変換した電磁場によって水と油(8)に静電気を帯電させ、水及び油(8)の分子の結合を少なくし、水及び油(8)の分子活動を活発にして熱交換を高め水蒸気の発生を促進し、例えば油(8)で加熱調理する揚げ種に含まれる水分を速やかに蒸発させ、熱平衡状態にした加熱油中に水素原子(付対電子)を発生させてグリセリンと分離した遊離脂肪酸(不対電子)に結合させ、油(8)の酸化を防止して従来よりも長期に渡って使用し、油(8)の消費量を少なくしてゴミとして捨てる油(8)を少なくするもので、既存のフライヤの油槽(7)に帯電板(1)を沈下させるだけで設置し、既存のフライヤでの油(8)の劣化を防止し、油(8)の電磁場での還元処理により、油(8)の粘度を低下させて上げ種の油切れを良好にし、油(8)の泡立ちを低減させる。また、帯電板(1)表面をテフロン樹脂などの被膜で覆い、パン粉などが帯電板(1)に付着するのを被膜によって防いでこげ付く等の不具合をなくし、帯電板(1)の水洗いを容易に行え、かつ油が汚れるのを防ぐことができる。
【0009】さらに、前記油槽(7)の油(8)を循環させる電動ポンプ(9)と、油(8)中の沈澱物を除去する濾過網(10)を、油槽(7)に接続させる油循環路(11)に設け、フライヤの油槽(7)に油循環路(11)を接続させる油(8)中の沈澱物を除去するもので、油槽(7)に沈澱するパン粉などの沈澱物が炭化して油の劣化を促進させる不具合、並びに揚げ種に沈澱物が付着して局部加熱または発煙の原因になる不具合などをなくし、油(8)の熱分解による揮発性物質の発生などを防止する。
【0010】さらに、前記電場発生器(4)は、交流100ボルト入力プラグ(11)と、電源スイッチ(12)と、電源オン及びオフ表示ランプ(13)(14)と、2つのリレー接点(15)(16)を有する電源リレー(17)と、100ボルト電圧を50ボルトに降圧させるスライダック(18)と、50ボルト入力を3000ボルト2ミリアンペア出力に変換するトランス(19)と、該トランス(19)の二次側に抵抗(20)(21)を介して設ける出力及びアース端子(22)(23)を備えるもので、出力端子(22)に高圧線(5)を介して前記帯電板(1)を接続させ、帯電板(1)の高圧静電気によって電磁場を形成させ、前記電磁場の発生によって油(8)を還元させて油(8)の劣化を防ぎ、揚げ調理時の油切れを良好維持し、油(8)の泡立ちを少なくし、油(8)の熱伝動を高めて低温調理を可能にし、油(8)の耐用時間を長くして油(8)の消費量を低減させる。
【0011】さらに、図4は前記図2の変形例を示すもので、多数の迷路条のスリットを形成する粉砕板(24)を密閉筒状体(25)に多層形に内設させ、ポンプ(9)によって入口(26)から圧送させる油(8)を出口(27)から油槽(7)に戻すように循環させ乍ら、油(8)が粉砕板(24)のスリットを通過するとき、油(8)の固形沈澱物を微粒子に分解させ、油(8)中の沈澱物を除去し、沈澱物が炭化して煙が発生するのを防ぐことも行える。
【0012】さらに、図5は食品を展示するケース(28)の斜視図であり、アルミニュウム板を塩化ビニール板で挾んだ帯電板(1)をケース(28)底部に敷設させ、冷凍食品の低温解凍、または生鮮食品の無凍結低温保存などを、前記帯電板(1)の電磁場形成により行える。
【0013】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、電場発生器(4)に電気接続させる帯電板(1)によって電磁場を形成させるもので、高電圧を微弱エネルギに変換した電磁場によって水と油(8)に静電気を帯電させ、水及び油(8)の分子の結合を少なくし、水及び油(8)の分子活動を活発にして熱交換を高め水蒸気の発生を促進し、例えば油(8)で加熱調理する揚げ種に含まれる水分を速やかに蒸発させ、熱平衡状態にした加熱油中に水素原子(付対電子)を発生させてグリセリンと分離した遊離脂肪酸(不対電子)に結合させ、油(8)の酸化を防止して従来よりも長期に渡って使用でき、油(8)の消費量を少なくしてゴミとして捨てる油(8)を少なくすることができるものである。
【0014】また、食品を揚げ調理するフライヤの油槽(7)に帯電板(1)を沈下させるもので、既存のフライヤの油槽(7)に帯電板(1)を沈下させるだけで設置でき、既存のフライヤでの油(8)の劣化を容易に防止でき、油(8)の電磁場での還元処理により、油(8)の粘度を低下させて上げ種の油切れを良好にし、油(8)の泡立ちを低減できるものである。
【0015】また、フライヤの油槽(7)に油循環路(11)を接続させる油(8)中の沈澱物を除去するもので、油槽(7)に沈澱するパン粉などの沈澱物が炭化して油の劣化を促進させる不具合、並びに揚げ種に沈澱物が付着して局部加熱または発煙の原因になる不具合などをなくすことができ、油(8)の熱分解による揮発性物質の発生などを防止できるものである。
【0016】また、帯電板(1)表面をテフロン樹脂などの被膜で覆うもので、パン粉などが帯電板(1)に付着するのを被膜によって防いでこげ付く等の不具合をなくすことができ、帯電板(1)の水洗いを容易に行うことができ、かつ油が汚れるのを防ぐことができるものである。
【出願人】 【識別番号】599122916
【氏名又は名称】株式会社日本特殊技研
【出願日】 平成13年1月16日(2001.1.16)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2002−209761(P2002−209761A)
【公開日】 平成14年7月30日(2002.7.30)
【出願番号】 特願2001−7765(P2001−7765)