| 【発明の名称】 |
食品用保温器 |
| 【発明者】 |
【氏名】八木 豊彦
【氏名】井田 治夫
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| 【要約】 |
【課題】落下等の衝撃に強く、故障の少ない食品用保温器を提供する。
【解決手段】食品を収容する収納ケース11と、前記収納ケース11の下方に配置され、触媒燃焼加熱装置16で発生した熱を伝える伝熱板17と、前記伝熱板17に取付けられた脚19とを具備し、前記脚19は伝熱板17の周囲を支えて構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 触媒燃焼加熱装置と、食品を収容する収納ケースと、前記触媒燃焼加熱装置で発生した熱によって前記収納ケースを加熱する伝熱板と、前記伝熱板に取付けられた脚を具備し、前記脚は伝熱板の周囲を支えて構成した食品用保温器。 【請求項2】 脚は、同一形状の部材を複数連結して構成した請求項1記載の食品用保温器。 【請求項3】 本体カバーは、伝熱板の略中央部を横切ってその両端を対向する脚に連結した請求項1または2記載の食品用保温器。 【請求項4】 食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットを脱着自在に構成した食品用保温器。 【請求項5】 食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットとを具備し、前記触媒燃焼加熱ユニットを収納ケースの底側に着脱自在に取付けるとともに、運搬用の持ち手を触媒燃焼加熱ユニット側に設けた食品用保温器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理された食品を保温する食品保温器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の食品保温器は、図5および図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。 【0003】図に示すように、加熱調理された食品1を収容する収納ケース2は、その大部分に断熱材を入れて保温効果を備えるとともに、外底部には加熱ユニット3の収納部4が構成してある。 【0004】加熱ユニット3は、触媒燃焼加熱装置(図示せず)を覆うカバー5と、触媒燃焼加熱装置で発生した熱を収納ケース2内に広く伝熱するための伝熱板6とで構成されている。なお、伝熱板6は良熱伝導性金属のアルミニウムからなる薄板で形成され、四隅には円筒状の脚7を取付けるためのネジ8が突出して取付けられていた。4つの脚7は、加熱ユニット3を先に収納ケース2の外底部に設けられた収納部4に入れた後、収納部4の外方より固定されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の構成では、脚7が薄板の伝熱板6に取付けられているので、誤って落下した場合、衝撃で伝熱板6が変形してしまい、収納ケース2内を底部から効率良く加熱することができなくなるという問題を有していた。 【0006】また、長年の使用で収納する食品の汚物などにより収納ケース2が汚れて衛生上、洗濯が必要になった場合、まず、脚7を外して、次に、加熱ユニット3を取外す必要があった。さらに、加熱ユニット3の収納部4から脚7を止めるネジ8が外部へ突出しているので、取出しにくく、洗濯するまでに手間がかかってしまうという問題点も有していた。 【0007】本発明は上記課題を解決するもので、落下等の衝撃に強く、故障の少ない食品用保温器を得ることを第1の目的としている。第2の目的は、収納ケースの洗濯が容易に行えて、衛生的な食品用保温器を得ることである。第3の目的は、運搬時の衝撃等に対して、触媒燃焼加熱ユニットの落下を防止する食品用保温器を得ることである。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明の食品用保温器は、食品を収容する収納ケースに触媒燃焼加熱装置で発生した熱を伝える伝熱板と、この伝熱板に取付けられた脚を有し、前記脚は伝熱板の周囲を支えて構成したものである。 【0009】これにより、誤って落下させても伝熱板の周囲に沿って取付けた脚部で衝撃を吸収し、薄板の伝熱板の変形を防止することができる。 【0010】また、第2の目的を達成するために、食品を収容する収納ケースと触媒燃焼加熱ユニットを脱着自在にしたものである。 【0011】これにより、触媒燃焼加熱ユニットを収納ケースから簡単に素早く取外せるので、収納ケースの洗濯が容易にできる。 【0012】また、第3の目的を達成するために、食品を収容する収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットを、収納ケースの底側に着脱自在に取付けるとともに、運搬用の持ち手を触媒燃焼加熱ユニット側に設けたものである。 【0013】これにより、運搬時の衝撃は収納ケースの下方に着脱自在に配置した触媒燃焼加熱ユニットの持ち手で受けて、収納ケースと触媒燃焼加熱ユニットの連結部に、衝撃が加わらないので、触媒燃焼加熱ユニットの落下を防止することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、触媒燃焼加熱装置と、食品を収容する収納ケースと、前記触媒燃焼加熱装置で発生した熱によって前記収納ケースを加熱する伝熱板と、前記伝熱板に取付けられた脚を具備し、前記脚は伝熱板の周囲を支えて構成したものであり、誤って落下させても伝熱板の周囲を囲った脚部で衝撃を吸収し、薄板の伝熱板の変形を防止することができる。 【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、脚は、同一形状の部材を複数連結して構成したものであり、部品を成形するための金型を安価に作成できる。 【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、本体カバーは、伝熱板の略中央部を横切ってその両端を対向する脚に連結したものであり、誤って落下させても加熱板の周囲を囲った脚部と本体カバーで衝撃を吸収し、さらに薄板の加熱板の変形を防止することができる。 【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットを脱着自在に構成したものであり、汚れた収納ケースを洗濯するために、触媒燃焼加熱ユニットを収納ケースから簡単に素早く取外すことができる。 【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットとを具備し、前記触媒燃焼加熱ユニットを収納ケースの底側に着脱自在に取付けるとともに、運搬用の持ち手を触媒燃焼加熱ユニット側に設けたものであり、運搬時の衝撃等による触媒燃焼加熱ユニットの収納ケースからの落下を防止することができる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0020】(実施例1)図1から図4に示すように、収納ケース11は、内壁を断熱材で囲まれており、その一面を開放するとともに一部を折り曲げて、例えば面ファスナー等で構成した取着部12a、12bで脱着自在に係止することによって開閉自在に蓋することができるようにし、食品(図示せず)を収容する容器13を収容できるように、例えば6面体で構成している。収納ケース11の外底部の周囲には、4辺に沿ってファスナー14aが設けられて、触媒燃焼加熱ユニット15が着脱自在に取付けられる。 【0021】次に、触媒燃焼加熱ユニット15について説明する。16は触媒燃焼加熱装置でブタンガス等の液化石油ガスからなる燃料ガスと空気を酸化反応させて触媒燃焼させることにより高温の熱を発生させるもので、耐熱性を有する樹脂製の本体カバー16aで覆われ、手など直接触れないようにするとともに、外部からの機械的な衝撃に対しても保護するようにしている。 【0022】17は触媒燃焼加熱装置16で発生した熱を伝え、収納ケース11内を加熱する伝熱板で、良熱伝導性のアルミニウムの薄板で形成されており、中央部に触媒燃焼加熱装置16が伝熱的に取付けられている。18は高温に加熱される伝熱板17に直接触れないように覆った底カバーで、周囲には伝熱板17の外側で収納ケース11に設けたファスナー14aと結合するファスナー14bが設けられている。 【0023】19は形状が同じ部材を4つ組合せて囲い形状に構成した脚で、底カバー18を介して、伝熱板17の周囲に取付けられている。脚19は、伝熱板17の一辺とほぼ同じ長さで前記伝熱板17を支持する支持部19aと、この支持部19aの一方の端部に突部19bを設けるとともに、他方の端部には突部19bを嵌入する嵌合部19cを形成している。 【0024】そして、脚19の嵌合部19cに他の脚19の突部19bを嵌合させ、伝熱板17の周囲形状に合わせて略直角に連結し、4つの部材を伝熱板17の周囲の4辺に沿って□形に結合して、伝熱板17の周囲に固着している。 【0025】また、本体カバー16aの両端は、ねじ20で脚19に固着されている。21は持ち運び用の持ち手で、底カバー18に取付けられ、触媒燃焼加熱ユニット15の取付け時、収納ケース11の両側面に設けられたずれ止め22を貫通して収納ケース11上に位置されている。 【0026】上記構成において作用を説明すると、まず、触媒燃焼加熱装置16を作動させて、燃料ガスと空気を酸化反応させて触媒燃焼を行い、発生した熱を伝熱板17に伝達する。加熱された伝熱板17は収納ケース11内を底部から加熱し、収納ケース11に入れられた食品を加熱し保温する。 【0027】また、脚19は伝熱板17の周囲を支えて構成しているので、誤って落下させても伝熱板17の周囲を囲った脚19で衝撃を吸収し、薄板の伝熱板17の変形を防止することができる。また、脚19は4つの同一部材を組合せて構成したものであり、部品を成形するための金型を安価に製作できる。 【0028】また、本体カバー16aは伝熱板17の略中央を渡り、脚19と脚19を橋渡しして連結されているので、誤って落下させても伝熱板17の周囲を囲った脚19と本体カバー16aで衝撃を吸収して、伝熱板17の変形を防止することができる。 【0029】また、食品を収容する収納ケース11と触媒燃焼加熱ユニット15とを、面ファスナー14等で着脱可能にしているので、汚れた収納ケース11を洗濯する場合、触媒燃焼加熱ユニット15を収納ケース11から簡単に素早く取外すことができる。 【0030】また、運搬用の持ち手21を触媒燃焼加熱ユニット15側に設けているので、運搬時の衝撃等による触媒燃焼加熱ユニット15の収納ケース11からの落下を防止することができる。 【0031】なお、本発明の実施例では、収納ケース11と触媒燃焼加熱ユニット15を面ファスナー14a、14bで着脱自在に構成したが、一般的なファスナーで着脱自在にしても同様に効果が得られることは言うまでもない。 【0032】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、触媒燃焼加熱装置と、食品を収容する収納ケースと、前記触媒燃焼加熱装置で発生した熱によって前記収納ケースを加熱する伝熱板と、前記伝熱板に取付けられた脚を具備し、前記脚は伝熱板の周囲を支えて構成したから、誤って落下させても伝熱板の変形を防止して、堅牢性を高めることができる。 【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、脚は、同一形状の部材を複数連結して構成したから、成型用の金型を安価に製作することができる。 【0034】また、請求項3に記載の発明によれば、本体カバーは、伝熱板の略中央部を横切ってその両端を対向する脚に連結したから、誤って落下させても伝熱板の変形を防止して、堅牢性を高めることができる。 【0035】また、請求項4に記載の発明によれば、食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットを脱着自在に構成したから、収納ケースから触媒燃焼加熱ユニットを簡単に取外すことができ、汚れた収納ケースの洗濯を容易に行うことができる。 【0036】また、請求項5に記載の発明によれば、食品を収容する収納ケースと、前記収納ケースを加熱する触媒燃焼加熱ユニットとを具備し、前記触媒燃焼加熱ユニットを収納ケースの底側に着脱自在に取付けるとともに、運搬用の持ち手を触媒燃焼加熱ユニット側に設けたから、運搬時の衝撃等により触媒燃焼加熱ユニットが収納ケースから落下するのを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月16日(2001.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−209753(P2002−209753A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−7355(P2001−7355) |
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