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【発明の名称】 電子レンジ調理即席麺用カップ状容器
【発明者】 【氏名】上野 宏治

【氏名】松浦 敦

【要約】 【課題】即席麺の水からの電子レンジ調理にて、調理中に容器から熱湯が噴きこぼれることが無く、迅速且つ均一に即席麺を調理することのできる電子レンジ調理即席麺用カップ状容器を提供することを課題とする。

【解決手段】カップ状容器において、内底面から開口部上端までの高さが120mm以下であり、開口部上端の内径が110mm以下であり、側面のテーパー角が3〜10度であり、且つ注水線から開口部上端までの高さが25mm以上とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カップ状容器において、内底面から開口部上端までの高さが120mm以下であり、開口部上端の内径が110mm以下であり、側面のテーパー角が3〜10度であり、且つ注水線から開口部上端までの高さが25mm以上であることを特徴とする電子レンジ調理即席麺用カップ状容器。
【請求項2】 前記容器が原紙の外面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを積層し、この熱可塑性合成樹脂フィルムを加熱発泡させた積層体により構成されることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ調理即席麺用カップ状容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を注加して電子レンジにて加熱調理するタイプの即席麺用のカップ状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている容器入り即席麺は、蓋材を開封後容器内に所定量の熱湯を入れた後、再度蓋材にて閉封した状態で約3分間保持して復元調理させることにより喫食に供している。一方、昨今の家庭内における電子レンジの普及に伴い、電子レンジ調理を目的とした加工食品が種々市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器入り即席麺においては、電子レンジ調理を目的としたものは現在殆ど市販されておらず、水を注加した後開封状態にて電子レンジで調理すると、調理中に熱湯が容器から噴きこぼれ、また容器の材質によっては調理直後は容器自体が非常に熱くなっていて手で持てないという問題があった。
【0004】そこで本発明は、即席麺を収容した容器に水を注加して電子レンジにて加熱調理する場合に、調理中に容器から熱湯が噴きこぼれることが無く、迅速且つ均一に即席麺を調理することのできる電子レンジ調理即席麺用カップ状容器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、本発明の請求項1記載による電子レンジ調理即席麺用カップ状容器は、カップ状容器において、内底面から開口部上端までの高さが120mm以下、開口部上端の内径が110mm以下、側面のテーパー角が3〜10度であり、且つ注水線から開口部上端までの高さが25mm以上であることを特徴とする。本発明によるカップ状容器に即席麺を収容し、注水線まで水を注加して電子レンジにて加熱調理すると、加熱調理中の容器内での熱湯の対流効果と容器開口部からの水蒸気の蒸散効率が相俟って、容器から熱湯が噴きこぼれが無く、即席麺を迅速且つ均一に調理することができる。
【0006】上記課題を達成するため、本発明の請求項2記載による電子レンジ調理即席麺用カップ状容器は、前記容器が原紙の外面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを積層し、この熱可塑性合成樹脂フィルムを加熱発泡させた積層体により構成されることを特徴とする。本発明によると、従来の紙製容器と比較して断熱性を前記発泡樹脂により確保しているため、紙原料を減量することができ紙資源の省資源化となり、更に発泡樹脂層により断熱性の向上を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は本発明の電子レンジ調理即席麺用カップ状容器の縦断面図である。1は縦型カップ状の容器本体で、容器側面2と、容器底面3により構成されている。開口部4の外周縁には強制加工されたフランジ5が、容器側面2には即席麺の調理時に注加される水の量を設定するために内面に凹状の注水線6が形成されている。ここで、容器内底面から開口部上端までの高さ(h1)は120mm以下、開口部上端の内径(d)が110mm以下、容器側面のテーパー角(θ)が3〜10度、注水線6から開口部上端までの高さ(h2)が25mm以上に設定されている。そして、容器形状を前記の範囲とすることにより、容器内に即席麺塊を収容した状態にて注水線まで水を注加し電子レンジにて加熱調理する際、調理中における容器内での熱湯の対流効果と容器開口部からの水蒸気の蒸散効率が相俟って、容器から熱湯が噴きこぼれること無く、また即席麺を迅速且つ均一に調理することができる。
【0008】図2は、本発明による電子レンジ調理即席麺用カップ状容器の側面の一部拡大縦断面図である。容器本体1は、原紙7の内面に加熱処理しても発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム8、外面には低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを加熱処理により発泡させた断熱層9を有する積層体より構成されている。そして、高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム8としては高密度のポリエチレンフィルムが、また低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムとしては低密度のポリエチレンフィルムが採用される。
【0009】以上のように構成した電子レンジ調理即席麺用カップ状容器を使用して即席麺を電子レンジにて加熱調理する。
【0010】容器としては、内口径(d)100mm、内高(h1)109mm、注水線から開口部上端までの高さを30mm、側面のテーパー角(θ)が8度の全容積616cc、注水容積(注水線までの容積)400ccのものを使用し、この容器に油熱乾燥即席麺65gとスープ8g、乾燥具材8gを収納し、水を注水線まで注加し開口状態にて500Wの家庭用電子レンジで6分間加熱調理したところ、スープが噴きこぼれること無く麺も均一に復元し食感良好なものとして調理することができた。
【0011】
【発明の効果】本発明の電子レンジ調理即席麺用カップ状容器によると、即席麺を水から電子レンジにて加熱調理しても、調理中に容器から熱湯が噴きこぼれることが無く、迅速且つ均一に即席麺を調理することができ、断熱性および製造コストに優れたものとすることができる。
【出願人】 【識別番号】000226976
【氏名又は名称】日清食品株式会社
【出願日】 平成12年12月11日(2000.12.11)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−177138(P2002−177138A)
【公開日】 平成14年6月25日(2002.6.25)
【出願番号】 特願2000−376477(P2000−376477)