| 【発明の名称】 |
米研ぎ器 |
| 【発明者】 |
【氏名】高波 久雄
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| 【要約】 |
【課題】家庭用の米研ぎにおいて、米を傷めずに且つ効率的に手作業と同様な研ぎを実施できる米研ぎ器を提供する。
【解決手段】着脱可能に形成した容器体1と蓋体2とを備え、容器体内面に凹凸面14,15を形成し、蓋体に駆動ハンドル3と、容器体内に位置する回転羽根4とを設けると共に、回転羽根を柔軟性樹脂で形成し、且つ蓋体装着時に羽根外周縁が容器体内面に当接或いは近接する形状に形成してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 着脱可能に形成した容器体と蓋体とを備え、容器体内面の下方部分の一部又は全部を、放射状方向や渦巻き方向の小突条を多数並設した凹凸面に形成し、蓋体に駆動ハンドルと、駆動ハンドルで回転される回転羽根とを設けると共に、前記回転羽根を柔軟性樹脂で形成し、且つ蓋体装着時に羽根外周縁が容器体内面に当接或いは近接する形状に形成してなることを特徴とする米研ぎ器。 【請求項2】 回転羽根の下縁を、薄く撓曲容易に形成するか、或いは回転方向後方側に湾曲した曲面又は折曲した折れ面に形成してなる請求項1記載の米研ぎ器。 【請求項3】 容器体の上方周面適宜箇所に水捨て口を設け、蓋体に水導入口を設けてなる請求項1又は2記載の米研ぎ器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、家庭で使用する手動式の米研ぎ器に関するものである。 【0002】 【従来技術及び発明が解決しようとする課題】家庭用の米研ぎ器は、従前より各種の器具が提案されている。例えば、手の代用として泡立て器のように使用する器具(実開平6−38840号、特開平9−308585号)や、網篭状器具(特開平10−304984号)が知られている。しかし前記の器具は、単に米を水中で攪拌したり、水中で濯ぎを行うもので、単に米の表面の汚れを落とす程度に洗うにすぎなく、「米を研ぐ」といった本来の目的は達成されていない。 【0003】また容器底面側に押圧運動を行う羽根を設けた器具(特開平8−89423号、特許3041698号)も知られているが、米を押し付けながら表面を擦るようにする「米研ぎ」が動作の一部で実現するが、非連続的であり必ずしも効率的とは言えないし、不必要に米同士を衝突させるので、米が割れてしまう虞がある。 【0004】更にジェット水流を使用する器具(特開平7−185366号)や、超音波振動を使用する器具(特開平8−229415号)も知られている。しかしこれらの器具は、構造的に複雑になり、業務用には適するが、家庭用の簡易な米研ぎ器としては必ずしも最適とは言えない。 【0005】そこで本発明は、手による「米研ぎ」と同様な状態を実現する新規な米研ぎ器を提案したものである。 【0006】 【課題を解決する手段】本発明に係る米研ぎ器は、着脱可能に形成した容器体と蓋体とを備え、容器体内面の下方部分の一部又は全部を、放射状方向や渦巻き方向の小突条を多数並設した凹凸面に形成し、蓋体に駆動ハンドルと、駆動ハンドルで回転される回転羽根とを設けると共に、前記回転羽根を柔軟性樹脂で形成し、且つ蓋体装着時に羽根外周縁が容器体内面に当接或いは近接する形状に形成してなることを特徴とするものである。また特に前記回転羽根の下縁を、薄く撓曲容易に形成するか、或いは回転方向後方側に湾曲した曲面又は折曲した折れ面に形成してなることを特徴とするものである。 【0007】而して容器体内に研ぎ対象の米と洗浄用水を入れ、蓋体を装着して駆動ハンドルを動作させると、容器体内の回転羽根が回転する。回転羽根の回転によって米は、水と共に容器内を回転移動するが、容器内面の凹凸面が前記米の移動の抵抗となり、凹凸面で米の表面が擦られることになり、凹凸面で移動が阻止された米は、その表面を柔軟性樹脂で形成された羽根の端縁で擦られることになり、効率的に且つ米を傷めることなく米の研ぎが実施される。 【0008】 【実施の形態】次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した米研ぎ器は、容器体1と蓋体2を備え、蓋体2の上面に駆動ハンドル3を設け、蓋体下面に回転羽根4を設けたものである。 【0009】容器体1は、上縁外周に間欠的に外方へ突出させた係止部11を設けるとともに、上縁の一部に水捨て口12を設けてなる。特に水捨て口12は、米Aの流出を阻止する網目状或いは簾状に形成してなる。更に前記水捨て口12の形成位置の反対側の容器体外面に持ち手13を設け、容器体内部には凹凸面14,15を設けてなる。 【0010】凹凸面14,15は、容器体内面の下方内周壁と底面(中央膨出部17の外方面)に設けたもので、放射状或いは渦巻き状の小突条を多数並設して形成したもので、容器体内の回転流動に対する抵抗となるように設けていれば良いものである。 【0011】蓋体2は、適宜な厚みの二重構造として、内部に駆動ハンドル3と回転羽根機構との駆動伝達機構21を内装してなり、外周部分に前記容器体係止部11に係止する鉤状係止部22を設け、更に適宜箇所に蓋体2の上下を貫通する水導入口23を設けてなる。 【0012】駆動ハンドル3は、蓋体2の上面に突出して設けてなる。回転羽根4は、蓋体2に内装した駆動伝達機構21と連結した回転軸5に一体に装着したもので、その材質は、ゴム様な柔軟性を備えた樹脂とし、その形状は、蓋体2を容器体1に装着した際に、回転羽根4の外周縁が容器体内面(凹凸面14,15)に当接或いは近接する形状に形成してなり、特に下縁部分は、回転方向後方側に湾曲した曲面に形成したものである。また回転羽根4には、適宜な透孔41を多数穿設しておき、回転動作をスムーズなものとしておく。 【0013】前記器具の使用は、研ぎ対象の米Aを容器体1内に収納し、適宜量の洗浄用水Bを入れ、蓋体2を装着する。勿論蓋体2の装着後に水導入口23から給水しても良い。 【0014】そして駆動ハンドル3をゆっくりと回転させると、それに伴って回転羽根4が回転し、米Aと洗浄用水Bを容器体1内で回転流動させる。この場合に沈下状態の米Aは、回転流動に際して、凹凸面14,15に引っ掛かりながら移動してその表面が擦られる。勿論米同士の接触によっても米研ぎがなされる。 【0015】特に回転羽根4が柔軟性樹脂で形成されているので、凹凸面14,15に引っ掛かった米Aは、その引っ掛かった状態で、回転羽根4の端縁で適度に擦られることになり、米研ぎがなされる。而も回転羽根4の下縁曲面42によって、米の容器体1の底面への軽い押し付けと同時に表面を擦るので、手作業と同様な研ぎがなされることになる。 【0016】このように駆動ハンドル3の駆動回転を行い適宜な研ぎ作業を実施した後、そのままの状態で水捨て口12から排水を行い、米から分離したぬかは、洗浄水と共に容器体1外に放出される。排水後には蓋体2の水導入口23から給水を行い、再度駆動ハンドル3を動作して、研ぎを行う。これを数回行うと、米の研ぎが終了するもので、終了後には蓋体2を外して、米Aを炊飯器に移し炊飯するものである。 【0017】従って米研ぎは、柔軟性材質の回転羽根4で捏ねるように米の表面が擦られるので、手作業による米研ぎと同様な状態での作業になり、米を傷めることなく、而も連続作業であるので、米研ぎが効率的に実施される。 【0018】尚本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば容器体1と蓋体2との着脱構造は、例示した回転係止の他にフックレバーを採用しても良いし、或いは蝶番構造を採用しても良い。また回転羽根4は、下縁を湾曲面42とせずに直線的な折曲面としても良いし、或いは単に先端をテーパー状として、凹凸面に当接する形状としても良い。更に容器体1の内面の凹凸面も、溝の深さや間隔は任意である。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明は、着脱可能に形成した容器体と蓋体とを備え、容器体内面に凹凸面に形成し、蓋体に駆動ハンドルと、容器体内に位置する回転羽根とを設けると共に、回転羽根を柔軟性樹脂で形成し、且つ蓋体装着時に羽根外周縁が容器体内面に当接或いは近接する形状に形成してなる米研ぎ器で、容器体内に米と洗浄用水とを収納して、回転羽根を動作させることで、米が凹凸面によって移動が阻止された状態で、その表面を羽根の端縁で擦られることになり、手作業による米研ぎと同様な状態での米研ぎ作業が効率的に行うことができたものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000111867 【氏名又は名称】パール金属株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月30日(2000.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084102 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開2002−136434(P2002−136434A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−330423(P2000−330423) |
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