| 【発明の名称】 |
直接飲み式液体容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】植田 博
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| 【要約】 |
【課題】容器本体内に入れた内容液が熱い湯である場合に、吸飲する前に熱い内容液であることを吸飲者に判らさせることにより、誤って吸飲するのを未然に防止すること。
【解決手段】断熱性を有する容器本体1の開口部3に、飲み口11に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材10を設けてなる直接飲み式液体容器において、前記直接飲み部材10は熱伝導の良好な材料10aで構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 断熱性を有する容器本体の開口部に、飲み口に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材を設けてなる直接飲み式液体容器において、前記直接飲み部材は熱伝導の良好な材料で構成してあることを特徴とする直接飲み式液体容器。 【請求項2】 熱伝導の良好な材料で構成された直接飲み部材は、容器本体の注出通路の一部または全部を構成するようにしてなる請求項1の直接飲み式液体容器。 【請求項3】 直接飲み部材は、高温の内容液を入れられた場合に該直接飲み部材の少なくとも一部が蒸気の当たる位置に配置させてある請求項1または2の直接飲み式液体容器。 【請求項4】 直接飲み部材は、非使用時にはキャップにより被蓋するようにしてある請求項1〜3のいずれかの直接飲み式液体容器。 【請求項5】 直接飲み部材は、容器本体に着脱自在に設けてある請求項1〜4のいずれかの直接飲み式液体容器。 【請求項6】 直接飲み部材は、合成樹脂材料で被覆または埋め込むように構成してなる請求項1〜5のいずれかの直接飲み式液体容器。 【請求項7】 断熱性を有する容器本体の開口部に、飲み口に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材を設けるとともに、該直接飲み部材はキャップで被蓋されるようにしてなる直接飲み式液体容器において、前記キャップは熱伝導の良好な材料で構成してあることを特徴とする直接飲み式液体容器。 【請求項8】 直接飲み部材は熱伝導の良好な材料で構成してある請求項7の直接飲み式液体容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、直接飲み部材の飲み口に直接に口をつけて容器本体内の内容液を飲むようにした直接飲み式の液体容器にに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種の直接飲み式の液体容器としては、例えば特開平11ー244158号公報に示されるもののほか、種々のものが提案されている。 【0003】上記特開平11ー244158号公報記載の直接飲み式液体容器は、容器本体の肩部に蓋部材を着脱可能に設け、該蓋部材の天板に吸い口を突設するとともに、前記吸い口に連通する飲み口部材を突設し、さらに該飲み口部材を被蓋するキャップを設け、使用時には前記キャップを開けてから、前記飲み口部材を手又は口で上方に引き上げることによって容器本体内の内容液を吸飲できるようにしてなるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】飲み口部材の飲み口に直接に口をつけて飲むこの種の直接飲み式液体容器では、通常は、内容液が冷たい飲料液を入れて使用するが、熱い内容液を入れられた場合は、容器本体が断熱構造であるため、使用者が熱い内容液を口に吸飲するまで気付かずに、火傷をしてしまう虞れがある。 【0005】この対策として、一般的には、この種の直接飲み式液体容器では冷水専用であり熱い内容液は使用できない旨をシールや取扱説明書などで、使用者に対して注意を喚起している。前記特開平11ー244158号公報記載の直接飲み式液体容器においても、上記問題点についての特別な工夫は施されていず、上記一般的な注意喚起の仕方を採るものである。 【0006】本発明は、容器本体内に入れた内容液が熱い湯である場合に、吸飲する前に熱い内容液であることを吸飲者に判らさせることにより、誤って吸飲しないように、口をつける直接飲み部材又はキャップを熱伝導の良好な材料で構成したものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の基本発明は、断熱性を有する容器本体の開口部に、飲み口に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材を設けてなる直接飲み式液体容器において、前記直接飲み部材は熱伝導の良好な材料で構成してあることを特徴とする。 【0008】ここで、熱伝導の良好な材料としては、アルミニウム、ステンレススチール、鉄、チタン、銅、銀、金又は白金等の金属の単体、又はそれらの合金、或いは金属単体または合金と合成樹脂材料等と混合した材料、その他熱伝導の良好な材料などから適宜に選定するとよい。この場合、前記熱伝導の良好な材料は少なくとも樹脂材料よりも大きい熱伝導率を有することが必要である。また、当該材料の耐食性、人体への無害性、耐久性や経済性などを考慮して選定する。 【0009】また、熱伝導の良好な材料で構成された直接飲み部材は、容器本体の注出通路の一部または全部を構成するようにした方が好ましい。熱伝導の良好な材料部分が、容器本体の注出通路の一部を構成している場合には、容器本体内の高温の内容液の熱が、内容液の注出の際に、該直接飲み部材の飲み口に直接かつ素早く確実に伝わるので、吸飲しようとする者は飲み口に口をつけるだけで高温の内容液であることが判るため未然に火傷を防止することができる。また、熱伝導の良好な材料部分が、容器本体の注出通路の全部を構成している場合には、高温の内容液の熱が直接飲み部材の全域に伝わっているので、飲み口への伝導熱の伝わり方が前述の場合より素早く確実に行なわれる。 【0010】直接飲み部材は、高温の内容液を入れられた場合に該直接飲み部材の少なくとも一部が蒸気の当たる位置に配置させてある方がよい。これにより、高温の内容液の熱が直接飲み部材の飲み口へより一層素早く確実に伝わる。 【0011】熱伝導の良好な材料で構成された直接飲み部材は、非使用時にはキャップにより被蓋するようにしてある方が好ましい。これによって、直接飲み部材及び容器本体の開口部からの熱が容器本体の系外へ放熱されるのを防止できるとともに、直接飲み部材による火傷を防止することができる。 【0012】熱伝導の良好な材料で構成された直接飲み部材は、容器本体に固定したものででもよいが、着脱自在に設けてある方が好ましい。後者の如く、着脱自在に設けた場合には、該直接飲み部材を容器本体より取り外して清浄できるので、直接飲み部材をいつも清潔にしておくことができる。 【0013】熱伝導の良好な材料で構成された直接飲み部材は、合成樹脂材料で被覆または埋め込むように結合することもできる。これによって、直接飲み部材が金属などの合成樹脂以外の材料で形成されている場合に、該直接飲み部材の外周面を合成樹脂製とすることで、飲み口が吸飲者(使用者)の口元にやさしく耐食性に優れる。 【0014】また、直接飲み部材を容器本体に着脱自在に設けた場合には、使用(吸飲)時に直接飲み部材を容器本体に取り付けなかったときに内容液が洩れるようにしておくことにより、直接飲み部材を容器本体に取り付けるのを忘れたことを報知させることができる。 【0015】本発明の第2の基本発明は、断熱性を有する容器本体の開口部に、飲み口に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材を設けるとともに、該直接飲み部材はキャップで被蓋されるようにしてなる直接飲み式液体容器において、前記キャップは熱伝導の良好な材料で構成してあることを特徴とする。 【0016】上記の場合において、直接飲み部材は熱伝導の良好な材料で構成する方が好ましい。 【0017】 【発明の実施の形態1】本発明の実施の形態の第1例を図1に基づいて以下に説明する。 【0018】この直接飲み式液体容器は、全体が例えば図8に示すように有底筒状で金属で製造された、内容器1Aと外容器1Bとの間に真空の断熱空間2を有するともに、外容器1Bの上部外周に螺合などにより結合した肩部1Cを有する容器本体1と、容器本体1(肩部1C)の開口部3に設けられて飲み口11に使用者の口を直接に触れて内容液を吸飲するようにした直接飲み部材10と、この直接飲み部材10を非使用時に被蓋するためのキャップ50とを主要な構成要素としている。 【0019】容器本体1の肩部1Cは、下部が大径で上端部が小径とした筒状に形成してあり、下部の大径部は外容器1Bの上部外周にねじ部4により螺合されるようにしてあるとともに、ほぼ中程の段部位置はパッキン5によりシールされ、上端部の小径部は外部へ突出したボス状の突出筒部6としてある。この突出筒部6の内部は容器本体1の開口部3を構成する。 【0020】前記肩部1Cの突出筒部6には、先端に飲み口11を有する筒状の直接飲み部材10が内嵌合されている。この実施形態では、直接飲み部材10は突出筒部6に圧入嵌合(無理嵌め)又はインサート成形によって固定しているが、直接飲み部材10と突出筒部6の一方または両方に複数の突起を形成して、圧入嵌合によって固定することもできる。なお、直接飲み部材10を肩部1Cに結合した後に、肩部1Cは容器本体1に取り付けられる。 【0021】直接飲み部材10は、アルミニウム、ステンレススチール、鉄、チタン、銅、銀、金等の金属の単体、又はそれらの合金、或いは金属単体または合金と合成樹脂材料等と混合した材料などであって、熱伝導の良好な材料10aで構成してある。 【0022】図1の場合、直接飲み部材10は全長にわたって、熱伝導の良好な材料10aで構成され、しかも該直接飲み部材10の下端部が突出筒部6の開口部3の始端部3aと一致するようにしている。そのため、この直接飲み部材10の全長が注出通路12の全部を構成する。これにより、注出通路12の全部が熱伝導の良好な材料10aで構成されるため、容器本体1の内容液に近接した直接飲み部材10の下端部近傍で、内容液の温度が殆んど感知されてから熱伝導により飲み口11に内容液の温度が伝わる。従って、使用者が飲み口11に口を触れると、内容液が熱いことが確実に判る。 【0023】キャップ50は、直接飲み部材10を被蓋する内キャップ部51と、この内キャップ部51に無理嵌め53などにより一体に結合した外キャップ部52と、一方側を前記外キャップ部52に嵌合するとともに、他方側を前記突出筒部6の基部に遊嵌合して、内外両キャップ部51、52の螺合・螺解時には空回りするようにした保持リング54とからなっている。前記内キャップ部51の下部内側には雌ねじ51aが形成されており、この雌ねじ51aを、前記突出筒部6の外周に形成した雄ねじ6aに螺合することにより、直接飲み部材10が被蓋されるようになっている。なお、図1で54aは保持リング54の取付部、55はパッキンである。 【0024】 【発明の実施の形態2】本発明の実施の形態の第2例を図2に基づいて以下に説明する。 【0025】この直接飲み式液体容器は、直接飲み部材10の形状が図1の場合とは異なるだけで、その他の構成は図1の場合と同一(又は同様)としてある。従って、図1と同一(又は同様)の部分は図1と同一の符号を付してその説明を省略する。 【0026】この実機形態における直接飲み部材10は、図2に示す如く、飲み口11から下端部に至り筒状部10bを有する点では図1と共通するが、その筒状部10bの下端部には突出筒部6下方の段部1Dに当接する環状フランジ部10cを有する点で図1とは異なる。この場合、前記筒状部10b及び環状フランジ部10cの全部が熱伝導の良好な材料10aで形成してある。 【0027】この場合の直接飲み部材10は、容器本体1に取り付ける以前の肩部1Cの下部開口から突出筒部6の開口部3に向けて、該直接飲み部材10を嵌合またはインサートによって結合するとよい。 【0028】この実施形態の構成によると、容器本体1内の内容液が熱湯の場合に、その熱湯の蒸気が直接飲み部材10の環状フランジ部10cの全面に直接に当たるため、内容液の温度と殆んど同一温度で感知される。そのため、環状フランジ部10cより伝導された飲み口11の温度も内容液の真の温度に近い状態で、使用者の口で感知できるので、使用者にとって熱湯であることをより確実に検知することができる。 【0029】図3は第2実施形態の変形例を示し、肩部1Cと直接飲み部材10のみを示し、キャップ50や容器本体1等は図2と同一構成としているため、図示を省略している。 【0030】この場合の直接飲み部材10は、飲み口11の先端部を曲げて加工して折り曲げ部13を形成して、使用者が吸飲時に口を負傷しないようにしてあるとともに、突出筒部6に形成した凹部6bと直接飲み部材10に形成した凸部14とを嵌合又はインサートにより強固に固定するようにしてあり、さらに直接飲み部材10の環状フランジ部10cとその対向する肩部1Cの段部1Dとを波形状にして強固に固定するようにしている。この場合も環状フランジ部10cにより上記利点を有する。 【0031】 【発明の実施の形態3】本発明の実施の形態の第3例を図4に基づいて以下に説明する。 【0032】この直接飲み式液体容器は、直接飲み部材10の形状が図1の場合とは異なるだけで、その他の構成は図1の場合と同一(又は同様)としてある。従って、図1と同一(又は同様)の部分は図1と同一の符号を付してその説明を省略する。 【0033】この実施形態における直接飲み部材10は、飲み口11の先端から下端部に至る筒状部10bの全体を熱伝導の良好な材料10aで形成するとともに、該直接飲み部材10の下端部が突出筒部6の開口部3の始端部3aと一致するようにしている点では、図1の場合と共通する。しかし、図4で示す直接飲み部材10は飲み口11の先端部を曲げ加工して折り曲げ部13を形成して、使用者が吸飲時に口を負傷しないようにしてあるとともに、突出筒部6に形成した凹部6bと直接飲み部材10に形成した凸部14とを圧入嵌合又はインサートにより強固に固定するようにしてある。 【0034】 【発明の実施の形態4】本発明の実施の形態の第4例を図5に基づいて以下に説明する。 【0035】この実施形態における直接飲み部材10は、飲み口11の先端から下端部に至る筒状部10bの全体を熱伝導の良好な材料10aで形成するとともに、肩部1Cを合成樹脂材料で形成し、該直接飲み部材10の下端部を肩部1Cの突出筒部6に埋め込むようにした点と、直接飲み部材10の飲み口11の先端には使用者の口の負傷等を防止するためにパッキンなどの保護材料15を取り付けた点とを特徴としたものであり、その他の構成は図1と同様としてある。 【0036】直接飲み部材10の下端部と突出筒部6との結合方法として、本実施形態では、超音波インサート加工によって、金属インサートである直接飲み部材10の下端部をプラスチック成形品である肩部1Cの突出筒部6に埋め込むようにしている。しかし、このような結合方法に限定されるものではなく、例えば、直接飲み部材10と肩部1Cの両者を金属で作って、肩部1Cの突出筒部6に嵌合溝を形成し、該嵌合溝に直接飲み部材10の下端部を嵌合した状態で超音波溶接などによって結合する方法も採り得るし、その他適宜方法によることができる。 【0037】図6に示すように、直接飲み部材10の全体を肩部1Cの突出筒部6にインサート成形やその他の結合方法により埋め込むようにすることもできる。この場合、突出筒部6は、図6のように肩部1Cに一体にしたものに限らず、別体に構成して、該突出筒部6に直接飲み部材10の全体を埋設した後に、該突出筒部6を肩部1Cに接続することもできる。 【0038】図7に示すように、全長が筒状で金属等の熱伝導の良好な材料10aからなる直接飲み部材10の外周面を、人体に有害でない樹脂等の素材で塗膜10dを形成して、直接飲み部材10の外周を被覆する構成を採用することもできる。 【0039】なお、図5に示した保護部材15としては、パッキンに代えて図3または図4の如く折り曲げ加工によることもできる。 【0040】 【発明の実施の形態5】本発明の実施の形態の第5例を図8に基づいて以下に説明する。 【0041】この場合の直接飲み部材10は、図1と同様に全長を熱伝導の良好な材料10aで形成しているが、該直接飲み部材10の下部を肩部1Cの突出筒部6に外嵌合しているともに、直接飲み部材10の下部と内キャップ部51とのねじ部56によりキャップ50を容器本体1に着脱自在としており、さらにキャップ50には図1に示す保持リング54を取り付けていない点で、図1のものと異なる。上記以外の構成は図1と同様としているので、詳細は図1を参照するとよい。 【0042】ところで、図1〜図8に示した直接飲み部材10は、いずれも容器本体1(肩部1C)に対して固定したものであって、着脱自在にすることはできない。これに対し、以下に説明する図9〜図11に示した直接飲み部材10は、いずれも容器本体1(肩部1C)に対して着脱自在である点で共通する。 【0043】 【発明の実施の形態6】本発明の実施の形態の第6例を図9に基づいて以下に説明する。 【0044】この実施形態では、容器本体1の肩部1Cに突設した突出筒部6は、直接飲み部材10の全長より長く形成するとともに、該突出筒部6の外周に雄ねじ6aを形成している。一方、直接飲み部材10は、全長を熱伝導の良好な材料10aで形成しているとともに雌ねじ16を形成している。従って、直接飲み部材10を突出筒部6に組み付ける場合には、直接飲み部材10を突出筒部6に外嵌めして、雌雄両ねじ16、6aをねじ込むことにより、直接飲み部材10が突出筒部6に完全に嵌合される。この状態で図8に示す如きキャップ50のねじ部を雌ねじ16に螺合する。 【0045】上記の如く、直接飲み部材10を突出筒部6に組み付けた状態から、該直接飲み部材10を取り外す場合には、直接飲み部材10を把持して前記組み付け操作時とは反対方向に回転することにより、直接飲み部材10を突出筒部6から取り外すことができる。このように直接飲み部材10を取り外すことによって、該直接飲み部材10を洗浄することができる。 【0046】また、この図9の直接飲み式液体容器には、容器本体1の胴体の一部に環状ワッパ60を固定し、この環状ワッパ60にビス61により把手62の一端を固定するとともに、該把手62の他端を容器本体1の底部1Eに固定している。そして、把手62とは反対側の容器本体1をテーブル等の載置物に載置して横置式とすることによって、容器本体1の内溶液(熱湯)が突出筒部6(直接飲み部材10)の注出通路12内に常時に満水状態となり、内容液の温度が直接飲み部材10の飲み口11に確実に伝わるようにしてある。 【0047】 【発明の実施の形態7】本発明の実施の形態の第7例を図10に基づいて以下に説明する。図10は要部しか図示されていないが、容器本体1の全体は図8または図9その他の構成でもよいものである。 【0048】この場合の直接飲み部材10は、全長を熱伝導の良好な材料10aで形成し、下端部には雌ねじ16を、該雌ねじ16より少し上部にはキャップ50の雌ねじ51aが螺合できる雄ねじ17を形成している。直接飲み部材10の雌ねじ16を、比較的短く突設した突出筒部6の雄ねじ6aに螺合することにより、直接飲み部材10を突出筒部6に外嵌合により組み付けし、直接飲み部材10の雄ねじ17にキャップ50の雌ねじ51aを螺合することで該直接飲み部材10を被蓋する。この実施形態の場合も、直接飲み部材10は突出筒部6に着脱自在にできる。 【0049】 【発明の実施の形態8】本発明の実施の形態の第8例を図11に基づいて以下に説明する。図11は要部しか図示されていないが、容器本体1の全体は図8または図9その他の構成でもよく、キャップ50も図10や図1その他の構成でもよい。 【0050】この場合の直接飲み部材10は、図8の変形例と言えるものであって、全長を熱伝導の良好な材料10aで形成し、下端部には雄ねじ18をを形成しており、前記雄ねじ18を肩部1Cの突出筒部6に形成した雌ねじ6cに螺合して、直接飲み部材10を突出筒部6に着脱自在に取り付けできるようにしている。また直接飲み部材10は前記雄ねじ18部を除いて表面塗装している。この表面塗装部分がないものも実施できる。 【0051】 【発明の実施の形態9】本発明の実施の形態の第9例を図12に基づいて以下に説明する。この図12は、図1とはキャップ50が異なり、その他の構成は図1と同一としてある。 【0052】この直接飲み式液体容器は、断熱性を有する容器本体1の開口部3に、飲み口11に直接に口を触れて内容液を飲むようにした直接飲み部材10を設けるとともに、該直接飲み部材10はキャップ50で被蓋されるようにしてある。そして、前記直接飲み部材10は、前述したように熱伝導の良好な材料10aで構成してあるとともに、前記キャップ50も前述の熱伝導の良好な材料10aと同様な熱伝導の良好な材料50aで構成してなるものである。 【0053】この実施形態によれば、容器本体1内の内溶液の蒸気や熱がキャップ50に伝わって高温となっているときに、使用者がキャップ50に手で触れると内容液が高温であることが直ぐに判る。このキャップ50で高温であることが判定できなかったときや看過したときには、直接飲み部材10の飲み口11に使用者が口を触れることによって、内容液の温度(高温の有無)が確実に判定できる。従って、この実施形態によれば、内容液の高温の有無のチェックが二度行なえるという利点がある。 【0054】なお、図12において、直接飲み部材10は、熱伝導の良好な材料10aで構成したが、このような熱伝導の良好な材料10aでない材料で構成するとともに、キャップ50だけを熱伝導の良好な材料50aで構成した直接飲み式液体容器を実施することもできる。 【0055】 【変形例等】なお、容器本体1は、金属製に限らず合成樹脂製でもよいし、容器本体1の断熱空間2は発泡スチロール等の断熱材を充填した断熱構造でもよい。また、各実施形態では内容器1Aと外容器1Bの二重容器で断熱構造としているが、断熱効果の高いものであれば一重容器でもよい。 【0056】容器本体1の肩部1Cは、ねじ構造などで着脱自在にした方が、該肩部の内部も隅々まで洗浄できる利点がある。しかし、肩部1Cを容器本体1に圧入嵌合などにより取り外しできない構造とすることもできるし、肩部1Cと容器本体1とを別部材で構成することなく、一体に構成することもできる。 【0057】直接飲み部材10を、容器本体1(肩部1C)に固定または着脱自在にする構成は、前記各実施形態のものに限定されるものではなく、適宜設計変更できるものである。従って、直接飲み部材10の形状や取付位置等も任意に変更できるものである。また、直接飲み部材10を熱伝導の良好な材料で構成した部分は、容器本体1の注出通路12の全部に臨んでいる方が好ましいが、一部に臨んでいるものでもよい。 【0058】熱伝導の良好な材料50aからなるキャップ50は、図12のものに限らず、その他の構造のものでもよいし、その取付位置も適宜設計変更できるものである。 【0059】 【発明の効果】請求項1の直接飲み式液体容器によれば、直接飲み部材を熱伝導の良好な材料で構成しているから、内容液の温度を素早くかつ確実に直接飲み部材の飲み口に伝導するため、使用者が直接飲み部材の飲み口に口を触れるでだけで内容液の温度が直ちに感知でき、誤って吸飲するのを未然に防止することができる。 【0060】請求項2の直接飲み式液体容器によれば、熱伝導の良好な材料部分が容器本体の注出通路の一部または全部を構成するため、高温の内容液の伝導熱が注液時に直接飲み部材の飲み口に直接かつ素早く確実に伝わる。 【0061】請求項3の直接飲み式液体容器によれば、直接飲み部材の少なくとも一部が蒸気の当たる位置に配置させてあるから、内容液の最高温度に近い状態を直接飲み部材の飲み口へ伝えるため、使用者は熱湯であることがより一層素早く確実に判る。 【0062】請求項4の直接飲み式液体容器によれば、直接飲み部材及び容器本体の開口部からの熱が容器本体の系外へ放熱されるのを防止できるとともに、直接飲み部材による火傷を防止することができる。 【0063】請求項5の直接飲み式液体容器によれば、直接飲み部材を容器本体より取り外して清浄できるので、直接飲み部材をいつも清潔にしておくことができる。 【0064】請求項6の直接飲み式液体容器によれば、直接飲み部材が金属などの合成樹脂以外の材料で形成されている場合に、該直接飲み部材の外周面を合成樹脂製とすることで、飲み口が吸飲者(使用者)の口元にやさしく耐食性に優れる。 【0065】請求項7の直接飲み式液体容器によれば、容器本体内の内溶液の蒸気や熱がキャップに伝わって高温となっているときに、使用者がキャップに手で触れると内容液が高温であることが直ぐに判る。 【0066】請求項8の直接飲み式液体容器によれば、上記請求項7の効果と請求項1の効果の相乗効果が達成できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003702 【氏名又は名称】タイガー魔法瓶株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077470 【弁理士】 【氏名又は名称】玉利 冨二郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−136433(P2002−136433A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−336770(P2000−336770) |
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