| 【発明の名称】 |
電気調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】保木本 明雄
【氏名】山崎 勇
【氏名】池本 大輔
【氏名】角谷 直美
【氏名】福本 正美
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フレームと、このフレーム内に収納自在に設けた鍋と、前記鍋を加熱、或は発熱させる電気加熱源と、前記電気加熱源による加熱温度を所定時間低温度に保持する制御手段と、前記鍋内に収納自在に設けた抗菌材料よりなる複数枚の接触板とを備え、前記鍋内に玄米と前記接触板を収納して低温発芽を行うものにおいて、前記接触板は、それぞれを水平方向に並行して鍋内に収納し玄米を接触板間に介在させたことを特徴とする電気調理器。 【請求項2】 前記鍋は平面形状が円形で断面形状がU形を呈し、前記接触板の内の1枚の直径を他の接触板の直径よりも短く設定したことを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。 【請求項3】 前記接触板のうちの少なくとも鍋の上層部に収納する接触板には中心部に大径の指掛孔を穿設し、その周側部には前記指掛孔よりも小径の複数個の通孔を穿設したことを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。 【請求項4】 前記接触板のうちの直径の短い接触板の下部には前記鍋の内底部と点或は線接触する脚部を一体成形したことを特徴とする請求項2に記載の電気調理器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は発芽玄米を炊飯する電気調理器に関する。 【0002】 【従来の技術】一般の電気炊飯器は、精米された白米を所定量の水と一緒に鍋内に入れてヒータや誘導コイルにより高温状態で加熱し、水がなくなった時点で加熱を止めて炊飯を終了し、その後むらしを行うようにしている。 【0003】一方、玄米には十分な栄養素が備っているとされ、玄米炊飯を行うことができる電気炊飯器も提案されたが、好みにより白米炊飯との選択が可能となっている。 【0004】さらに、健康志向と好みの多様化によって玄米を長時間、低温度に保ち1〜2mm程度発芽させた後、一般の白米と混合して炊飯する発芽炊飯器が特開平9−275786号公報や特開平10−117713号公報によって開示され、特に、長時間低温度状態に保持するため発芽玄米が腐敗する欠点があるため、特開平10−117713号公報では、発芽玄米を抗菌性で網目の鍋に入れた後、この網目鍋を鍋内に収納して炊飯し、腐敗を防ぐようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の様に玄米を抗菌性の鍋に入れて炊飯を行った場合には、確かに玄米が抗菌鍋と接触する部分ではその抗菌作用によって腐敗がなくなるが、鍋から離れた部分ほど腐敗状態に近くなり、この様な腐敗状態のもの、或はそれに近いものを白米と混ぜて炊飯した場合には発芽玄米はもとより白米も味が悪くなる欠点があった。 【0006】前述の現象は、例えば抗菌鍋の上部中心付近に発生しやすく、またこの部分はもともと熱源から遠い所でもあり発芽炊飯時の温度を十分に管理できない部分で腐敗傾向に動きやすい。 【0007】本発明は、玄米と抗菌材料の接触板との接触部分を増やすと共に、触れていない部分であっても接触板との距離を短くして発芽玄米の腐敗を防止したものである。 【0008】 【課題を解決するための課題】本発明は、フレームと、このフレーム内に収納自在に設けた鍋と、前記鍋を加熱、或は発熱させる電気加熱源と、前記電気加熱源による加熱温度を所定時間低温度に保持する制御手段と、前記鍋内に収納自在に設けた抗菌材料よりなる複数枚の接触板とを備え、前記鍋内に玄米と前記接触板を収納して低温発芽を行うものにおいて、前記接触板は、それぞれを水平方向に並行して鍋内に収納し玄米を接触板間に介在させたものである。 【0009】また前記鍋は平面形状が円形で断面形状がU形を呈し、前記接触板の内の1枚の直径を他の接触板の直径よりも短く設定したものである。 【0010】そして、前記接触板のうちの少なくとも鍋の上層部に収納する接触板には中心部に大径の指掛孔を穿設し、その周側部には前記指掛孔よりも小径の複数個の通孔を穿設したものである。 【0011】さらに、前記接触板のうちの直径の短い接触板の下部には前記鍋の内底部と点或は線接触する脚部を一体成形したものである。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の電気調理器の鍋に接触板を収納した場合の断面図、図2は同じく全体断面図、図3は同じく鍋内の上層部に収納する接触板の平面図、図4は同じく鍋内の下層部に収納する接触板の平面図、図5は同じくフローチャートである。 【0013】(1)は一実施例として電気炊飯器を用いた調理器本体、(2)はフレーム、(3)は前記フレーム(2)内に固定した収納ケース、(4)(4)は前記収納ケース(3)の外底部に密着して設けた電気加熱源(誘導コイルを示し以下コイルとする)で、詳図していないがマイクロコンピュータによる制御手段(5)(図5参照)により印加電流を制御する。この制御手段には発芽時間を24時間にセットするタイマー(6)(図5参照)をも有している。 【0014】(7)は前記収納ケース(3)の底部中央に出没自在に設けた感熱体、(8)はステンレスとアルミニウムの重合体よりなる平面形状が円形で縦断面形状がU形の鍋、(9)は前記フレーム(2)と収納ケース(3)の間の空間に配設固定され前記制御手段(5)を取り付けた基板、(10)はフレーム(2)の前側上部に設けた操作表示部で、炊飯釦、発芽釦等の炊飯実行釦と工程の表示器(11)を備えている。 【0015】(12)(12)、(13)は前記鍋(8)内に水平にして収納自在に設けた円板状の複数枚の接触板で、それぞれが抗菌作用を備えた銅板により形成しており、実施例では3枚の銅板に形成し、内鍋内の上層部に収納する2枚(12)(12)は同形状であり、図3に示す様に中心部に約20mm程度の大径の指掛孔(14)(14)を穿設し、その周側部には連鎖して放射状に穿設した前記指掛孔よりも小径の複数個の通孔(15)(15)…を有している。 【0016】前記指掛孔(14)(14)の孔縁と外周縁は、図1に示す様に上側に折り返している。 【0017】前記接触板(12)(12)を除く残りの一枚は図4に示す様に鍋の上層部に収納する2枚の接触板(12)(12)の下方に位置し、鍋の内底部に収納する接触板(13)は、前述の2枚の接触板よりも直径が短く中心部に大径の指掛孔(16)を穿設すると共に、下部には4つの脚部(17)(17)(17)(17)を一体成形している。 【0018】この脚部(17)(17)(17)(17)は半円球であり、その下端は尖端形状に近い形状となっている。勿論、それぞれの前記接触板(12)(12)、(13)の指掛孔(14)(14)、(16)の孔縁は上側に折り返している。 【0019】(17)は蓋体である。 【0020】次に炊飯手順を図5のフローチャートを主にして説明する。始めに、鍋内に所定量(3合程度)の発芽玄米と水(図1のMAX位置までの間の量)を収容した後、始めに、鍋内に直径の小さい接触板(13)を入れ、脚部(17)(17)(17)(17)を鍋底に載置した後、その上部に一定量(1.5合程度)の発芽玄米を入れる。 【0021】その後、直径の大きい接触板(12)を入れた後、再び一定量(1.5合程度)の発芽玄米を入れ、もう一枚の直径の大きい接触板(12)を入れて接触板(12)、(12)を玄米の上に載せる。 【0022】そして、好みに合わせて図1のMAXの位置までの間の水量を鍋内に入れて接触板(12)(12)、(13)のセットと玄米の収容を完了する(S1)。 【0023】つづいて、操作表示部(10)の発芽釦を操作し「発芽炊飯コース」を選択し(S2)、制御手段(5)内のタイマー(6)により所定時間(T=24時間)のカウントを開始すると共に(S3)、コイル(4)に通電し鍋(8)を介して発生するうず電流により該鍋を発熱させ発芽炊飯を開始する(S4)。 【0024】この時のコイル(4)への通電量は僅かであり、制御手段(5)により後述する水温が32度に維持される程度に設定されている。 【0025】鍋の発熱に伴ない水温(t)が上昇し感熱体(7)がその温度を検出し(S5)、32度に達すると、コイル(4)への電流を低下する(S6)、(S7)。 【0026】水温が低下して32度以下になると(S8)、再びコイル(4)への電流を増やして24時間の間、この水温を維持するわけであるが、時間の経過に伴ない玄米から徐々に芽が出て20時間位経過すると約2mm程度になる。 【0027】タイマー(6)が発芽炊飯の開始から24時間が経過したことをカウントすれば(S9)、コイル(4)への電流を断ち炊飯を完了する(S10)、(S11)。 【0028】その後、蓋体(17)を開け指掛孔(14)に指を入れ一番の上の接触板(12)を取り出し、その下にある炊き上った玄米を取り出し別の器に移し、次の接触板(12)も指掛孔(14)に指を入れて取り出しその下にある炊き上った玄米を取り出し同じ器に移す。 【0029】最後に、一番下にある接触板(13)を指掛孔(16)に指を入れて取り出し、別の器に入れた発芽玄米を水洗いして予め水洗いした白米と混ぜて、再び鍋内にこの混合米と所定量の水を入れて炊飯釦を操作する(S12)。 【0030】炊飯釦の操作によって発芽玄米の時とは異なる大きな電流をコイルに流して通常の炊飯を行う。 【0031】尚、本発明では、小径の接触板1枚と大径の接触板2枚を用いたが、3合以上の発芽玄米を得る場合には小径の接触板1枚と大径の接触板を3〜4枚用いればよい。 【0032】 【発明の効果】以上の様に本発明は、鍋内に水と玄米と複数枚の抗菌材料よりなる接触板を水平方向に並行して収納し、玄米を接触板間に介在させて所定時間低温度に保持するものであるから、鍋内の中間部にある玄米も接触板に接触させることができ接触板の抗菌作用によって腐敗を防止することができる。 【0033】また、前記鍋は断面形状がU形を呈しており、直径の小さい接触板を鍋底に収納配置するため、鍋形状に沿って複数枚の接触板を収納することができ鍋内の空間を無駄なく利用することができる。 【0034】さらに、前記接触板のうちの鍋上層部に収納する接触板には中心部に指掛孔を設け、その周側部には小径の通孔を設けたものであるから、指掛孔により接触板の収納、取り出しが簡単に出来ると共に、鍋内に玄米と接触板をセットした状態において、鍋の上方から水を入れた時に水が通孔を通って落下し短時間でまんべんなく鍋内に行きわたらせると共に、多数の通孔を設けることにより、接触板の表面積が増加しより抗菌作用が増加する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【識別番号】000214892 【氏名又は名称】鳥取三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月30日(2000.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2002−136421(P2002−136421A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−330856(P2000−330856) |
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