| 【発明の名称】 |
固形化粧料繰出し容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】土田 治夫
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| 【要約】 |
【課題】全体形状がほぼ中空円盤形状で、かつ開蓋しなければ繰出し不能な繰出し容器を提案する。
【解決手段】円筒の前後両面を円板で閉塞する中空円盤を上下に二分した形状の下部材1と上部材11とを設けて、下部材底部から起立させた第1係合筒4に、上面を開口13させて、上部材内に設けた収納室14下端の内向きフランジ状底板15から垂下する第2係合筒16を回動可能に、かつ抜出し不能に嵌合させ、又収納筒内へ上下動可能かつ回動不能に嵌合させた受皿22から垂下する第2螺筒23を、下部材底部から起立する第1螺筒3に螺合させ、又上記開口13を閉塞する頂板32側部から、上部材11の円板上半該当板18外面に沿って垂下させた脚板33,33 の下端部を、下部材1の円板下半該当板5の上部外面へ枢着させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部材1と上部材11と受皿筒21と回動蓋部材31とからなり、上記下部材と上部材とは、短円筒の前後両端面を円板で閉塞した中空円盤を上下に二分割した円盤下半と上半とにほぼ該当する形状となし、下部材1は、短円筒下半該当板2の左右方向中間部から第1螺筒3を、かつ該筒を囲んで第1係合筒4を、それぞれ起立させ、上部材11は、短円筒上半該当板12の頂部を開口13して該開口下方に横断面非眞円形状の収納室14を形成すると共に該室下端に内向きフランジ状底板15を付設し、更に該底板から垂設した第2係合筒16を第1係合筒4へ回動可能にかつ上方抜出し不能に嵌合させ、受皿筒21は、上記収納室14内へ上下動可能にかつ回動不能に嵌合させて底板15上へ載置させた受皿22下面から第2螺筒23を垂下させて、第1螺筒3に螺合させ、更に回動蓋部材31は、上記開口13上面を閉塞する頂板32の前後両側から円板上半該当板外面に沿って垂下させた脚板33,33 下端部を上記下部材の円板下半該当板の左右方向中間上部外面へ枢着させ、該枢着部分を中心に回動蓋部材31を回動垂下させて、該部材を介して下部材1を上部材11に対して正逆方向へ回動させることで収納室14内を受皿22が上下動可能に形成したことを特徴とする固形化粧料繰出し容器。 【請求項2】 収納室14の内面と受皿22の外面とを、ほぼ等しい四角形状としたことを特徴とする請求項1記載の固形化粧料繰出し容器。 【請求項3】 上記回動蓋部材脚板33と下部材の円板下半該当板5との枢着部下方の円板下半該当板部分と、枢着部上方の上部材円板上半該当板部分とに、回動蓋部材脚板33の内面に付形した凹凸いずれかの第1係合部と着脱可能に係合する凸凹いずれかの第2係合部を付形したことを特徴とする請求項1又は2記載の固形化粧料繰出し容器。 【請求項4】 受皿22の底板中央部を開口して該開口の周縁から、下端面開口で外面に雄ねじを有する第2螺筒23を垂下し、該第1螺筒外面へ、下部材から起立する第1螺筒3を螺合させたことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の固形化粧料繰出し容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は固形化粧料の繰出し容器に関する。 【0002】 【従来の技術】棒状化粧料例えば棒状口紅の繰出し容器が広く一般に使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来繰出し容器として種々のものが知られているが、新発売の商品に対しては新しいタイプの容器が適することは云うまでもない。 【0004】本発明は塗布用の固形化粧料の繰出し容器として、外形が新鮮であり、かつ従来と異なった使用方法を行うよう設けた容器を提案するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】第1の手段として下部材1と上部材11と受皿筒21と回動蓋部材31とからなり、上記下部材と上部材とは、短円筒の前後両端面を円板で閉塞した中空円盤を上下に二分割した円盤下半と上半とにほぼ該当する形状となし、下部材1は、短円筒下半該当板2の左右方向中間部から第1螺筒3を、かつ該筒を囲んで第1係合筒4を、それぞれ起立させ、上部材11は、短円筒上半該当板12の頂部を開口13して該開口下方に横断面非眞円形状の収納室14を形成すると共に該室下端に内向きフランジ状底板15を付設し、更に該底板から垂設した第2係合筒16を第1係合筒4へ回動可能にかつ上方抜出し不能に嵌合させ、受皿筒21は、上記収納室14内へ上下動可能にかつ回動不能に嵌合させて底板15上へ載置させた受皿22下面から第2螺筒23を垂下させて、第1螺筒3に螺合させ、更に回動蓋部材31は、上記開口13上面を閉塞する頂板32の前後両側から円板上半該当板外面に沿って垂下させた脚板33,33 下端部を上記下部材の円板下半該当板の左右方向中間上部外面へ枢着させ、該枢着部分を中心に回動蓋部材31を回動垂下させて、該部材を介して下部材1を上部材11に対して正逆方向へ回動させることで収納室14内を受皿22が上下動可能に形成した。 【0006】第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に収納室14の内面と受皿22の外面とを、ほぼ等しい四角形状とした。 【0007】第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に上記回動蓋部材脚板33と下部材の円板下半該当板5との枢着部下方の円板下半該当板部分と、枢着部上方の上部材円板上半該当板部分とに、回動蓋部材脚板33の内面に付形した凹凸いずれかの第1係合部と着脱可能に係合する凸凹いずれかの第2係合部を付形した。 【0008】第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を有すると共に受皿22の底板中央部を開口して該開口の周縁から、下端面開口で外面に雄ねじを有する第2螺筒23を垂下し、該第1螺筒外面へ、下部材から起立する第1螺筒3を螺合させた。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面について説明すると、本発明容器は、下部材1と上部材11と受皿筒21と回動蓋部材31とからなる。 【0010】上記下部材と上部材とは、短かく設けた円筒の前後両端開口面を円板で閉塞した形状をなす中空円盤を、上下に二分割した円盤下半と円盤上半とにほぼ該当する形状をなす。 【0011】下部材1は、短円筒下半該当板2の左右方向中間部から雌ねじ筒としての第1螺筒3を起立すると共に、該第1螺筒を囲んで短かく第1係合筒4を起立する。該第1係合筒は上部内面に係合凹溝を周設している。又図2が示すように円板下半該当板5,5の左右方向中間上部外面には、短軸6,6を付設し、かつこれ等短軸下方には第1係合突部7,7を付設している。 【0012】上部材11は、短円筒上半該当板12の頂部を開口13して該開口下方に横断面非眞円形状の、図示例にあっては四角形状の収納室14を形成すると共に該室下端に内向きフランジ状底板15を付設し、更に該底板から垂設した第2係合筒16下端を既述第1係合筒4内へ嵌合させ、それ等両筒に周設した凹凸条を互いに回動可能に嵌合させてその抜出しを防止している。又円板上半該当板の左右方向中間下部には第2係合突部17,17 を付設している。 【0013】上記収納室14は図示例において開口13の左右両側縁から垂下させた縦板14a,14a と、これ等両縦板の前後側面を接続させた円板上半該当板18,18 の左右方向中間部分とで形成しており、又上記底板15下面は上部材の下端面と同一水平面上に位置させている。 【0014】受皿筒21は、上記収納室14内へ上下動可能にかつ回動不能に嵌合させて底板15上へ載置させた受皿22下面から第2螺筒23を垂下させて第1螺筒3内へ螺合させている。図示例では第2螺筒下部外面にだけ雄ねじを付設するがその全体外面に設けてもよく、又第1螺筒外面に雄ねじを設け、かつ第2螺筒内面に雌ねじを設けてもよい。受皿22外面形状は収納室内面形状と同一の非眞円形状、図示例では四角形としている。尚第2螺筒は上下両面開口でその上部と受皿内とは連通させている。 【0015】回動蓋部材31は、既述開口13上面を閉塞する頂板32の前後両側縁から、円板上半該当板18,18 の外面に沿って脚板33,33 を垂下し、かつこれ等両脚板下端部を、既述下部材1の短軸6,6に枢着させている。該部材は短軸6,6を中心として下部材および上部材に対して回動可能であり、又図2が示すように上記枢着部分やや上方の脚板部分には小透孔34,34 を穿設しており、該小透孔内には第2係合突部17,17 が嵌合し、又回動蓋部材を図3のように下降させたとき、その小透孔内に第1係合突部7,7が嵌合して、それぞれの位置を保持するよう設けている。 【0016】既述受皿22内へは固形のファンデーション等の化粧料41を嵌合させる。 【0017】収納室14内への化粧料41の収納は次のようにして行うことが出来る。つまり既述各部材の組付けに先だち、まず上部材11の収納室14内へ、第2螺筒23を第2係合筒16内へ入れ乍ら受皿筒21を嵌合させ、次いで別に設けた逆容器状の型部材周壁を収納室内壁面へ嵌合させ、かつ型上板で開口13を閉塞する。該状態から上部材11を倒立させ、上方へ起立した第2螺筒23を介して溶融化粧料を収納室14および受皿22内へ流込み、該溶融化粧料の固化を待って上記型部材を抜き取ればよい。従ってこの場合は受皿底板の中央部は図示のように開口させ、該開口周縁から第2螺筒23を垂下することとなる。 【0018】上記のように化粧料を充填させた後、第2螺筒23に下部材の第1螺筒3を螺合させ、又第2係合筒16下部に第1係合筒4上部を嵌合させて下部材1と上部材11とを組付けた後に、回動蓋部材31を嵌合させればよい。 【0019】図1が示す状態から図3のように回動蓋部材31を回動垂下させておき、該状態から図4が示すように上部材11に対して下部材1を回動蓋部材31を介して正方向へ回すと、第1螺筒3が第2螺筒23に対して回転し、第2螺筒23は受皿22が収納室14に対して回動不能であることから、第2螺筒23は受皿と共に第1螺筒3に対して螺上昇することとなり、該受皿筒21の上昇により化粧料41は上方へ図4のように露出することとなる。該露出状態での化粧料塗布後に回動蓋部材を介して下部材1を逆方向へ回せば、第1螺筒3に対して第2螺筒23が下降することで受皿筒21が下降し、よって下部材および上部材に対して回動蓋部材31を図1および図2のように回動起立させて開口13を頂板32で閉塞することが出来る。尚該状態では第2係合突部17が小透孔34内へ入って回動蓋部材の盲動を阻止する。 【0020】上記各部材はそれぞれ合成樹脂材で成形している。 【0021】 【発明の効果】本発明は既述構成とするものであり、よって容器全体形状はほぼ中空円盤形状となって、従来の繰出し容器の形状を一新することが出来、又回動蓋部材31は枢着部分を中心とする回動により上部材11の開口13を開閉できると共に、上部材11に対する下部材1の正逆両方向への回動で行う受皿筒21の上下動は、回動蓋部材31を垂下させて行わない限り、該部材の脚板33,33 は上部材の円板上半該当板18,18 外面に沿って垂下し、かつその下端を下部材の円板下半該当板5,5外面へ枢着させているから、開口13を頂板32が閉塞する状態で下部材1を上部材に対して回すことは不可能となり、よって誤操作のおそれは全くない。又その下部材の回動は、下方へ垂下させた回動蓋部材31を介して行うからその操作が容易となる。 【0022】請求項2のようにすることで、上部材11および受皿筒21の構成を簡易とし、かつ収納室14を大きく設定できる。 【0023】請求項3のようにすることで、回動蓋部材31の盲動を阻止できる。 【0024】請求項4のように形成することで、受皿22および収納室14内への溶融化粧料流込みによる化粧料41の形成が容易であり、かつ第2螺筒23を下端面開口の雄ねじ筒としたから、その筒孔内面を滑らかとして溶融化粧料の流し込みを無駄なくかつ容易に行うことが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006909 【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
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| 【出願日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068157 【弁理士】 【氏名又は名称】今岡 良夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−291525(P2002−291525A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月8日(2002.10.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−101589(P2001−101589) |
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