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【発明の名称】 口紅ケース
【発明者】 【氏名】ソン ミンホン

【要約】 【課題】蓋を開くことなく、内部の口紅の色相や量などを確認することができ、かつ、化粧用具の収納空間も広く、さらに、再利用することができる口紅ケースを得ること。

【解決手段】フレーム11の段部12の内周側が解放窓11aとなり、かつ、容器の片側を構成する本体10と、解放窓11aの内周から収納部21を突出しこの収納部21の外周のフランジ23を本体10の段部12に当接させるリップパレット20と、このリップパレット20に並設する中間板30と、この中間板30とリップパレット20を覆って容器の他側を構成し内側が化粧用具の収納空間となる蓋40とを設ける。リップパレット20は、透明または半透明の材料で製作することで、蓋40を開けることなく、内部の口紅の色相を確認可能とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】段部(12)の内周側が解放窓(11a)となるフレーム(11)の一方にフック(13)が突設され前記フレーム(11)の他方に第1ヒンジボス(14)が突設されて容器の片側を構成する本体(10)と、前記解放窓(11a)から外側に突出しかつ隔壁(22)で区画されて口紅を収納する透明または半透明の収納部(21)の外周のフランジ(23)が前記本体(10)の段部(12)に重ねられるリップパレット(20)と、このリップパレット(20)に並設されて一端に突設する第2ヒンジボス(31)にヒンジピン(33)が挿通された中間板(30)と、外側にアーチ状に突出して内側に化粧用具の収納空間(41)を形成するとともに、前記本体(10)のフック(13)が着脱されるフック溝(42)および前記本体の第1ヒンジボスに挿通されるヒンジピン(47)ならびに前記中間板(30)のヒンジピン(33)が挿通される側部ヒンジボス(44)を有し、かつ、前記リップパレット(20)を覆って容器の他側を構成する蓋(40)と、からなる口紅ケース。
【請求項2】 前記本体(10)の段部(12)には、凹部(15)が形成され、前記リップパレット(20)のフランジ(23)には、前記凹部(15)に着脱可能な凸部(24)が突設されていることを特徴とする請求項1記載の口紅ケース。
【請求項3】 前記リップパレット(20)の収納部(21)は、ほぼ半円筒状であり、この収納部(21)の内部は複数の隔壁(22)で区画されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の口紅ケース。
【請求項4】 前記中間板(30)には、鏡(32)が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の口紅ケース。
【請求項5】 前記蓋(40)の収納空間(41)には、仕切り(46)が縦設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の口紅ケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口紅ケースに係り、特に、口紅を収納する透明または半透明のリップパレットを本体から突出させた口紅ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の口紅ケース1は、図5の斜視図に示すように、口紅を収納する複数の収納部2が格子状の仕切りによって形成された本体3と、この本体3にヒンジ5で結合され、かつ、この本体3を覆う蓋4とからなり、この蓋4は、ラッチ構造8によって開閉されヒンジ5を軸として回動するようになっている。
【0003】また、一般に本体3の内側には、化粧ブラシ6aを収納する溝部6が設けられており、蓋4の内側には鏡7が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の口紅ケース1には、次のような問題がある。
【0005】まず、蓋4を開いてみなければ、口紅の色相や量などを確認することができない。したがって、所望の口紅が収納されているか否かを確認するためには、購買者は蓋4を開いてみなければならない。
【0006】これに対して、販売者は、購買者が蓋4を開閉することによって、万一、この口紅ケースが損傷すると、不測の損失となる。
【0007】また、本体3の溝部6は狭くて、化粧用ブラシ6aとともに使用する他の化粧用具を収容できないので、不便であるのみならず、口紅を使い果たすと、もはやこの口紅ケース1は不要品となるので、廃棄しなければならない。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、蓋を開くことなく、口紅の色相や量などを容易に確認することができ、かつ、繰り返し使用することことのできる口紅ケースを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明の口紅ケースは、段部の内周側が解放窓となるフレームの一方にフックが突設されフレームの他方に第1ヒンジボスが突設されて容器の片側を構成する本体と、解放窓から外側に突出しかつ隔壁で区画されて口紅を収納する透明または半透明の収納部の外周のフランジが本体の段部に重ねられるリップパレットと、このリップパレットに並設されて一端に突設する第2ヒンジボスにヒンジピンが挿通された中間板と、外側にアーチ状に突出して内側に化粧用具の収納空間を形成するとともに、本体のフックが着脱されるフック溝および本体の第1ヒンジボスに挿通されるヒンジピンならびに中間板のヒンジピンが挿通される側部ヒンジボスを有し、かつ、リップパレットを覆って容器の他側を構成する蓋とで構成することで、外部からリップパレットを介して内部の口紅を目視可能とする。
【0010】なお、本体の段部には凹部が形成され、リップパレットのフランジには凹部に着脱可能な凸部が突設されていることが好ましく、リップパレットの収納部は、ほぼ半円筒状で、複数の隔壁で区画されていることが好ましく、また、中間板には鏡が取り付けられていることが好ましく、さらに、蓋の収納空間には仕切りが縦設されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて、本発明の口紅ケースの一実施の形態を詳述する。
【0012】図1の分解斜視図と図2の展開斜視図に示すように、この口紅ケース9は、容器の片側を構成する本体10と、この本体10の内側に装着されるリップパレット20と、このリップパレット20の他側に並設される中間板30と、この中間板30とリップパレット20を覆って容器の他側を構成する蓋40と、この蓋40を本体10に、中間板30を蓋40にそれぞれ連結し係合させる後述するヒンジ結合部およびラッチ結合部から構成される。
【0013】このうち、本体10は、内周に解放窓11aを形成する長方形の枠となるフレーム11の内周に段部12が設けられており、このフレーム11の長手方向の一方(注;図1では、上端に示す。)の中央部にフック13を突設するとともに、このフレ−ム11の他方に第1のヒンジボス14を突設していて、さらに、フレーム11の一方と他方の間の両側に、一対の半球状の凹部15を対称的に形成している。
【0014】なお、ヒンジボス14の先端には、断面がC字状の溝が形成されており、蓋側の後述する側部のヒンジピン47の着脱が容易となるように配慮されている。
【0015】ここで、フック13は、蓋40の一方を本体10に着脱自在とするための本体側の前述したラッチ結合部であり、ヒンジボス14は、図2の矢印Aで示すように、蓋40を本体10に回動自在に支持するための本体側のヒンジ結合部である。
【0016】また、リップパレット20は、口紅を収納するための容器であって、ほぼ樋状をなし、弧状の複数の隔壁22で内側が区画された収納部21と、この収納部21の外周から延設されたフランジ23によって構成されており、このフランジ23の片側面をフレーム11の内側から挿入して段部12に重ねることにより、図3で示す全体斜視図の如く、開放窓11aの内側から収納部21を外側に突出させる。
【0017】さらに、このリップパレット20のフランジ23の両側には、前述したフレーム11に形成された凹部15に対向して、この凹部15に嵌合する半球状の凸部24が設けられる。
【0018】このリップパレット20は、透明または半透明の材料によって製造されており、収納部21に収納された口紅の色相や量を本体10の外部から確認できるとともに、複数の隔壁22によって多色の口紅を収納可能としたものである。
【0019】なお、収納部21の断面の形状は、図1および図2で示した隔壁22のように曲率が一定の弧状でなくてもよい。すなわち、例えば、船底状または台形状としてもよく、さらに、口紅の収納量を増やすために長方形として、底部の両端部を曲面としてもよい。
【0020】さらに、中間板30には、一側の上下と中央にヒンジボス31が突設されており、これらのヒンジボス31には、ヒンジピン33が挿通される。このヒンジピン33は、図4に示す蓋40のヒンジボス44に挿通されて、図2の矢印Bで示すように、この中間板30を回動自在に蓋40に連結するための前述したヒンジ結合部である。
【0021】この結果、この中間板30は、前述したリップパレット20に収納された口紅を塵埃などから保護するとともに、図4に示す蓋40の収納空間41とリップパレット20の間を仕切る隔壁となり、かつ、収納空間41を開くためのドアとしての機能を果たす。
【0022】なお、この中間板30にも、従来の口紅ケースと同様に、鏡32が取り付けられる。
【0023】一方、蓋40は、この蓋40を内側から見た図4の斜視図に示すように、外側面がアーチ状に突出して内側に収納空間41を形成しており、この収納空間41に化粧用具を効率的に収納するための仕切り46を縦設している。
【0024】また、この蓋40には、前述したフレーム11のフック13が着脱される蓋側のラッチ結合部としてのフック溝42が、長手方向の一方に形成されており、同じく、フレーム11のヒンジボス14に挿通される蓋側のヒンジ結合部としてのヒンジピン47が、このヒンジピン47の中間部を支持する下部ヒンジボス43とともに長手方向の他方に設けられる。
【0025】さらに、フック溝42とヒンジピン47の間の片側に対して、前述した中間板30のヒンジピン33が挿通されるヒンジ結合部としての一対の側部ヒンジボス44が突設されており、このヒンジボス44も、ヒンジピン33を挿通する作業性を考慮して、細い溝が先端に形成されている。
【0026】なお、図1に示すように、この蓋40には、下部ヒンジボス43の外側の位置に、この蓋40の回動角を180°に規制するストッパ45が突設されている。
【0027】また、図2において、蓋40の上方には、収納空間41に収納される化粧用具の上に載置するクッション48と、仕切り46の外側の幅の狭い収納部に収納される化粧用ブラシ49が示されている。
【0028】このように構成された口紅ケース9においては、蓋40を開くことなく、透明または半透明のリップパレット20を介して、内部に収納された口紅の色相や量を容易に確認することができる。
【0029】また、内部の化粧用具で化粧を行うときには、図2の矢印Aで示すように、ヒンジピン47をX軸として蓋40を開くとともに、さらに、矢印Bで示すように、ヒンジピン33をY軸として中間板30を開くことで、内部に収納された口紅や化粧用ブラシ49などをワンタッチで取り上げて、鏡32を見ながら使用することができる。
【0030】さらに、口紅を使い切ったときには、隔壁22を介してリップパレット20を指で持ち上げて本体10から抜き取った後、このリップパレット20に口紅を充填するか、または、新しいリップパレット20を挿着することで、少なくともこのリップパレット20を除いて、この口紅ケースは繰り返して使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、段部の内周側が解放窓となるフレームの一方にフックが突設されフレームの他方に第1ヒンジボスが突設されて容器の片側を構成する本体と、解放窓から外側に突出しかつ隔壁で区画されて口紅を収納する透明または半透明の収納部の外周のフランジが本体の段部に重ねられるリップパレットと、このリップパレットに並設されて一端に突設する第2ヒンジボスにヒンジピンが挿通された中間板と、外側にアーチ状に突出して内側に化粧用具の収納空間を形成するとともに、本体のフックが着脱されるフック溝および本体の第1ヒンジボスに挿通されるヒンジピンならびに中間板のヒンジピンが挿通される側部ヒンジボスを有し、かつ、リップパレットを覆って容器の他側を構成する蓋によって口紅ケースを構成したので、蓋を開くことなく、口紅の色相や量などを容易に確認することができるのみならず、繰り返し使用することのできる口紅ケースを得ることができる。
【出願人】 【識別番号】501335140
【氏名又は名称】モトデザイン コンサルティング インコーポレイテッド
【識別番号】501335128
【氏名又は名称】チュンジン カンパニーリミテッド
【出願日】 平成13年11月9日(2001.11.9)
【代理人】 【識別番号】100065385
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 穣平
【公開番号】 特開2002−262933(P2002−262933A)
【公開日】 平成14年9月17日(2002.9.17)
【出願番号】 特願2001−344002(P2001−344002)