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【発明の名称】 |
毛染用ブラシ |
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【氏名】佐々木 眞一 |
【課題】簡単な構成により、頭髪の根元側のぼかし染色を容易に行えるようにする。
【解決手段】毛染用ブラシ10は、長尺のブラシ本体11とブラシ部12と櫛部13とを備え、ブラシ台11Aの一方側面に、ブラシ本体11の長尺方向に直交する方向に伸びるブラシ毛が多数束ねられて成るブラシ毛束16を、所定間隔で複数配列、植毛してブラシ部12を形成し、ブラシ本体11のブラシ台11Aの他方側面に櫛部13を形成する。また、ブラシ台11Aを曲面状に形成し、各ブラシ毛束16の先端部を、毛筆のように立体的に先細に形成すると共に、両端に行くほどブラシ毛束16の長さを次第に長くして各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線を曲線Rs状に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭髪の染色に使用する毛染用ブラシにおいて、一端側のブラシ台、中央部の把持部、及び他端側のテールから成る長尺のブラシ本体と、前記ブラシ本体の前記ブラシ台の一方側面に、前記ブラシ本体の長尺方向に直交する方向に伸びるブラシ毛の束が所定間隔で複数配列されて成るブラシ部とを備え、前記各ブラシ毛の束の先端部が、先細に形成されていることを特徴とする毛染用ブラシ。 【請求項2】 前記各ブラシ毛の束の先端を結ぶ線が、曲線状を成していることを特徴とする請求項1に記載の毛染用ブラシ。 【請求項3】 前記ブラシ本体の前記ブラシ台が、曲面状を成していることを特徴とする請求項1または2に記載の毛染用ブラシ。 【請求項4】 前記ブラシ本体の前記ブラシ台の他方側面に櫛部が形成され、この櫛部の先端を結ぶ線が頭部に沿う曲線状を成していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の毛染用ブラシ。 【請求項5】 前記ブラシ本体の前記テールに、バランス用のウェイトが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の毛染用ブラシ。 【請求項6】 前記ブラシ本体の前記把持部に滑り止め部が形成されると共に、前記ブラシ台と前記テールとを反転して使用する際に指が当接するストッパ部が前記把持部に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の毛染用ブラシ。 【請求項7】 前記ブラシ本体の前記ブラシ台の前記一方側面及び前記他方側面が、ほぼ平行であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の毛染用ブラシ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、頭髪の染色に用いられる毛染用ブラシに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の毛染用ブラシは、例えば図4及び図5に示すように構成されている。即ち、これらの図に示すように、長尺のブラシ本体1と、ブラシ部2と、櫛部3とを備えている。このブラシ本体1は、ほぼ矩形の平板状を成す一端側のブラシ台1A、中央部の把持部1B、及び他端側のテール1Cから成り、基本的には樹脂の成形加工により形成される。ここで、ブラシ台1Aの上面は、把持部1B及びテール1Cの中心を通る線と平行であるが、ブラシ台1Aの下面は、上面や把持部1B及びテール1Cの中心を通る線と平行ではなく所定の角度θを成すように傾斜している。 【0003】また、ブラシ本体1のブラシ台1Aの一方側面(図4では下面)に、ブラシ本体1の長尺方向に直交する方向に伸びるブラシ毛が多数束ねられて成るブラシ毛束4が所定間隔で複数配列、植毛されてブラシ部2が形成され、ブラシ本体1のブラシ台1Aの他方側面(図4では上面)に櫛部3が形成されている。更に、テール1Cは、主として頭髪を取り分ける際に使用され、取り分けを容易にするためにその先端が先細に形成されている。 【0004】そして、このようなブラシを用いて頭髪を染色する場合、把持部1Bを例えば右手の指先で軽く把持し、櫛部3でコーミングした頭髪をテール1Cにより少しずつ取り分け、別途準備したヘアダイカップ(容器)内の染毛剤にブラシ部2の各ブラシ毛束4を浸漬して各ブラシ毛束4に染毛剤を付着させ、取り分けた頭髪に根元側から順次各ブラシ毛束4に付着した染毛剤を塗布していき、これを繰り返して頭髪全体を染色していく。このとき、上記したようにブラシ台1Aの下面が把持部1Bに対して角度θを成すように傾斜しているため、ヘアダイカップ(容器)内の染毛剤にブラシ部2を浸漬し易くなっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の毛染用ブラシの場合、ブラシ部2の各ブラシ毛束4が、同じ長さの多量のブラシ毛を円柱状に束ねた形状であって、その先端は特に細く形成されているわけでないため、ヘアダイカップ内の染毛剤をブラシ部2に付着させたときに、先端部にも多量の染毛剤が付着しやすく、このように多量の染毛剤が付着したままのブラシ部2により頭髪に染毛剤を塗布した際に、特に根元側に塗布される染毛剤が多くなりすぎるという不都合があった。 【0006】このとき、頭髪の根元側はややぼかしながら染色するのが好ましいが、頭髪の根元側は時間的に先に染色され、しかもその他の部分よりも体温によって高温であるため、染毛剤が多すぎた場合に、頭髪全体の染色作業が終了した時点で根元側の反応が進みすぎて明るくなり過ぎるため、従来の毛染用ブラシでは根元側をうまくぼかした状態に染色することが困難であった。 【0007】つまり、頭髪の根元側は、新生毛部が伸びてきたときに、既染部とのつながりを馴染み易くするために、図6に示すように、頭髪Hの根元B側を染色する際に、塗布すべき染毛剤の量をできるだけ少なくし、しかも直線状ではなく斑に染めてぼかす(例えば、図6中の1点鎖線のようなギザギザ状)必要があり、そのために、従来は毛染用ブラシのブラシ部2全体を使わずに、例えばブラシ部2の更に端部側のみを使って頭髪Hの根元B側に少量ずつぼかしながら染色しなければならず、染色作業に非常に手間と時間がかかり、ブラシ部2の先端部側のみによって適量の染毛剤を頭髪Hの根元B側に塗布するのに熟練を要するという問題があった。 【0008】また、頭髪を部分的に染めて頭髪にいわゆるメッシュを入れる場合には、テール1Cで所定間隔で少量ずつ取り分けた頭髪の下にホイル等の下敷きを挿入し、このホイル等の下敷きの上に少量ずつ取り分けた頭髪を乗せ、ブラシ部2により染毛剤を塗布していくが、従来の毛染用ブラシでは、少量ずつ取り分けて下敷き上に乗せた頭髪に染毛剤を塗布した際に、ブラシ部2の先端に頭髪が絡んで引っ付き易いため、下敷き上に乗せた頭髪がばらけてしまってうまく染色することが難しいという問題もあった。 【0009】更に、上記したようにブラシ台1Aの下面が把持部1Bに対して角度θを成すように傾斜しているため、ヘアダイカップ(容器)内の染毛剤にブラシ部2を浸漬し易いという利点がある半面、ブラシ部2により頭髪に染毛剤を塗布するときに、この角度θがある分だけ距離的に把持部1Bが頭部から遠くなり、微妙な筆圧調整を行い難いという欠点がある。 【0010】また、従来のブラシは、把持部1Bとブラシ台1Aとの間にはストッパ的な機能を果たすものがないため、ブラシ第1Aとテール1Cとを反転させる際に、円滑に反転させることが難しく、しかも染毛剤が付着したブラシ部2や櫛部3に指がかかり易く指先等が汚れるという不都合もある。 【0011】そこで、本発明は、簡単な構成により、頭髪の根元側のぼかし染色を容易に行えることを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明は、頭髪の染色に使用する毛染用ブラシにおいて、一端側のブラシ台、中央部の把持部、及び他端側のテールから成る長尺のブラシ本体と、前記ブラシ本体の前記ブラシ台の一方側面に、前記ブラシ本体の長尺方向に直交する方向に伸びるブラシ毛の束が所定間隔で複数配列されて成るブラシ部とを備え、前記各ブラシ毛の束の先端部が、先細に形成されていることを特徴としている。 【0013】このような構成によれば、各ブラシ毛の束の先端部が先細に形成されているため、頭髪の根元側を染色する場合に、従来のような先細でないものと比較して各ブラシ毛の束の先端部に付着する染毛剤の量が少なくなり、しかもブラシ部全体を使っても、頭髪の根元部分をブラシ部の先端形状によるギザギザ状に染めることができ、頭髪の根元側を容易に斑状にぼかして染色することができる。 【0014】また、ホイル等の下敷きの上に少量ずつ取り分けた頭髪を乗せてブラシ部により染毛剤を塗布し、頭髪を部分的に染めていわゆるメッシュを入れる場合において、各ブラシ毛の束の先端部を先細にすることで、ブラシ部の先端に頭髪が絡み難くなり、作業が非常にやり易くなる。 【0015】このとき、円柱状に束ねられたブラシ毛の先端は、毛筆のように立体的に先細に形成されているのが望ましい。 【0016】更に、各ブラシ毛の束の先端部が先細であると、ブラシ毛の束の内側まで効率よく染毛剤が浸透するため、頭髪の根元以外の部分も、従来のブラシと同様、十分に染色することができる。 【0017】また、本発明は、前記各ブラシ毛の束の先端を結ぶ線が、曲線状を成していることを特徴としている。このような構成によれば、ブラシ部の先端を頭部に沿わせることができ、ブラシ部の両端部における塗布漏れを防止することができる。 【0018】また、本発明は、前記ブラシ本体の前記ブラシ台が、曲面状を成していることを特徴としている。このような構成によれば、容器(ヘアダイカップ)内の染毛剤を各ブラシ毛の束に付着させる際に、容器の縁に各ブラシ毛の先端をフィットさせ易くなるため、余分な染毛剤を簡単に除去して均一な量の染毛剤を各ブラシ毛の束に付着させることができる。 【0019】また、本発明は、前記ブラシ本体の前記ブラシ台の他方側面に櫛部が形成され、この櫛部の先端を結ぶ線が頭部に沿う曲線状を成していることを特徴としている。このような構成によれば、頭髪の取り分け前に頭髪をコーミングする際に、櫛部を頭部に沿わせることができてコーミングし易くなる。このとき、ブラシ本体の把持部から櫛部までの間隔を従来のものよりも少し大きくしておくことにより、櫛部によるコーミングの際に、頭髪の既毛部の染毛剤が手に付着し難くなって手の汚れを抑えることができる。 【0020】また、本発明は、前記ブラシ本体の前記テールに、バランス用のウェイトが設けられていることを特徴としている。このような構成によれば、ブラシ本体を反転させてテールにより頭髪を取り分けたり、逆に頭髪を取り分けた後にコーミング或いはブラシ部により染毛剤を塗布する際に、ブラシ本体を反転させ易くなる。このとき、テール全体或いはその一部を金属により形成することで、簡単にウェイトを設けることができる。 【0021】更に、テールのウェイトとバランスするように、ブラシ台の先端側の重みを調整しておくことにより、ブラシ部により染毛剤を塗布する際の筆圧を、最適状態に調節することができ、頭髪に染毛剤を均一に塗布することができる。 【0022】また、本発明は、前記ブラシ本体の前記把持部に滑り止め部が形成されると共に、前記ブラシ台と前記テールとを反転して使用する際に指が当接するストッパ部が前記把持部に形成されていることを特徴としている。このような構成によれば、滑り止め部により、安定した染毛作業を迅速に行うことができ、更にブラシ本体のブラシ台とテールとを反転させる際に、ストッパ部に指を当接することでこのストッパ部が反転の中心として機能し、ブラシ本体を簡単に反転させることができる。 【0023】また、本発明は、前記ブラシ本体の前記ブラシ台の前記一方側面及び前記他方側面が、ほぼ平行であることを特徴としている。このような構成によれば、ブラシ部により頭髪に染毛剤を塗布するときに、従来のような角度θがないことから、距離的に把持部が頭部に近くなり、微妙な筆圧調整を行い易くなって作業能率が向上する。 【0024】 【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。但し、図1は正面図、図2は底面図、図3は背面図である。 【0025】図1ないし図3に示すように、本実施形態における毛染用ブラシ10は、長尺のブラシ本体11と、ブラシ部12と、櫛部13とから成り、ブラシ本体11は、ほぼ矩形の平板状を成す一端側のブラシ台11A、中央部の把持部11B、及び他端側のテール11Cから成り、基本的には樹脂の成形加工により形成される。 【0026】このとき、テール11Cには金属から成るバランス用のウェイト14を被せるようにして取り付けるとよく、このようなウェイト14に代えてテール11C自体を金属により形成して把持部11Bを接合するようにしてもよい。このテール11Cは、主として頭髪を取り分ける際に使用され、取り分けを容易にするために、従来と同様、その先端が先細に形成されている。 【0027】また、ブラシ本体11のブラシ台11Aの一方側面(図1では下面に相当)に、ブラシ本体11の長尺方向に直交する方向のブラシ毛が束ねられて成るブラシ毛束16が所定間隔で複数配列、植毛されてブラシ部12が形成され、ブラシ本体11のブラシ台11Aの他方側面(図1では上面に相当)に櫛部13が形成されている。尚、ブラシ台11Aの他方側面(上面)は一方側面(下面)とほぼ平行である。 【0028】ところで、ブラシ台11Aは、特に図2に示されるように、曲面Rm状を成しており、これによりヘアダイカップ(容器)内の染毛剤を各ブラシ毛束16に付着させる際に、容器の縁に各ブラシ毛束16の先端をフィットさせ易くなり、余分な染毛剤を簡単に除去して均一な量の染毛剤を各ブラシ毛束16に付着させることができる。 【0029】更に、各ブラシ毛束16の先端部は、毛筆のように立体的に先細に形成されており、しかも特に図1に示されるように、両端に行くほどブラシ毛束16の長さが次第に長く形成され、各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線が、曲線Rs状を成すように構成されている。 【0030】そのため、従来のような先細でないもの(図4参照)や、単に屋根状に山切りカットしたもの(歯ブラシの先端等)と比較しても、各ブラシ毛束16の先端部に付着する染毛剤の量が少なくなり、しかもブラシ部12全体を使った場合でも、図6に示す頭髪Hの根元B部分をブラシ部12の先端形状によるギザギザ状に簡単に染めることができ、頭髪Hの根元B側を容易に斑状に容易に染色することができる。 【0031】また、ホイル等の下敷きの上に少量ずつ取り分けた頭髪を乗せてブラシ部により染毛剤を塗布し、頭髪を部分的に染めていわゆるメッシュを入れる場合において、各ブラシ毛の束の先端部を先細にすることで、ブラシ部の先端に頭髪が絡み難くなり、作業が非常にやり易くなる。 【0032】更に、各ブラシ毛束16の先端部が先細であるので、ブラシ毛束16の内側まで効率よく染毛剤を浸透させることができるため、頭髪Hの根元B(図6参照)以外の部分も、従来のブラシと同様に効果的に染色することができる。 【0033】また、各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線を曲線Rs状にすることで、ブラシ部12の先端を頭部に沿わせることができるので、特に長さの長い両端部のブラシ毛束16により、ブラシ部12の両端部における塗布漏れを未然に防止することができる。 【0034】更に、櫛部13は、特に図1及び図3に示されるように、その先端を結ぶ線が頭部に沿う曲線Rk状を成すように形成されており、その結果、頭髪の取り分け前に頭髪をコーミングする際に、櫛部13を頭部に沿わせることができ、コーミングし易くなる。 【0035】また、ブラシ本体11の把持部11Bから櫛部13までの間隔(距離)が従来品(図4、図5参照)よりも少し大きく設定されており、こうすることにより、櫛部13によるコーミングの際に、頭髪の既毛部の染毛剤が手に付着し難くなって手の汚れを抑えることができる。 【0036】更に、ブラシ本体11の把持部11Bの表面には、滑り止め部として、小さな半球状の複数個のディンプル18、及び、複数のスリット19が形成されると共に、ブラシ台11Aとテール11Cとを反転して使用する際に指が当接するストッパ部としての突起部20が把持部11Bのブラシ台11Aよりの位置に形成されている。 【0037】このようなディンプル18及びスリット19により、指の滑りを防止して安定しかつ迅速な染毛作業が可能になり、ブラシ本体11のブラシ台11Aとテール11Cとを反転させる際に、突起部20に指が当接して反転の中心として機能し、ブラシ本体11を簡単に反転させることができる。 【0038】また、上記したようにほぼ矩形のブラシ台11Aがほぼ矩形であってその一方側面(下面)と他方側面(上面)とがほぼ平行であるため、ブラシ部12により頭髪に染毛剤を塗布するときに、ブラシ部12をヘアダイカップ(容器)内の染毛剤に浸漬しにくくなる半面、従来のような角度θ(図4参照)がなくなり、距離的に把持部11Bが頭部に近くなって微妙な筆圧調整を行い易くなる。 【0039】そして、このようなブラシ10を用いて頭髪H(図6参照)を染色する場合、把持部11Bを例えば右手の指先で軽く把持し、櫛部13でコーミングして整えた頭髪をテール11Cにより少しずつ取り分け、別途準備したヘアダイカップ(容器)内の染毛剤にブラシ部12の各ブラシ毛束16を浸漬して各ブラシ毛束16に染毛剤を付着させ、取り分けた頭髪Hに根元B(図6参照)側から順次各ブラシ毛束16に付着した染毛剤を塗布していき、これを繰り返して頭髪全体を染色していく。 【0040】このとき、テール11Cにより頭髪Hを取り分けるために、ブラシ本体11を反転させて際、バランス用のウェイト14の重みによってブラシ本体11を反転させ易くなる。尚、テール11Cのウェイト14とバランスするように、ブラシ台11Aの先端側(テール11Cと反対側)のみをブラシ台11Aの他の部分より少し重めに調整しておくと、ブラシ部12により染毛剤を塗布する際の筆圧を最適状態に調節することができ、頭髪に染毛剤をより均一に塗布することができる。 【0041】従って、上記した実施形態によれば、各ブラシ毛束16の先端部を毛筆のように立体的に先細に形成し、各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線を曲線Rs状にすることで、頭髪Hの根元B(図6参照)部分をブラシ部12の先端形状によるギザギザ状に簡単に染めることができ、頭髪Hの根元B側を容易に斑状に容易に染色することができ、頭髪Hの根元Bをぼかし染色するのに熟練を要せず、技術的に未熟な技術者であっても容易に頭髪Hの根元Bをぼかし染色することができる。 【0042】また、ホイル等の下敷きの上に少量ずつ取り分けた頭髪を乗せてブラシ部12により染毛剤を塗布し、頭髪を部分的に染めていわゆるメッシュを入れる場合において、各ブラシ毛束16の先端部を先細にすることで、ブラシ部12の先端に頭髪が絡み難くなるため、作業がやり易くなって未熟な技術者でも簡単にメッシュを入れることができる。 【0043】なお、上記した実施形態では、各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線が曲線Rs状を成すようにした場合について説明したが、各ブラシ毛束16の先端を結ぶ線は必ずしも曲線状である必要はなく直線状であっても構わない。 【0044】また、上記した実施形態では、上記した実施形態では、ブラシ台11Aが曲面Rm状を成すようにした場合について説明したが、特に曲面状にする必要はないのは勿論である。 【0045】更に、上記した実施形態では、櫛部13の先端部を結ぶ線が曲線Rk状を成すようにした場合について説明したが、特に曲線状にする必要はなく、直線状であってよいのはいうまでもない。 【0046】また、上記した実施形態では、ディンプル18及びスリット19等の滑り止め部を設けているが、これらも必ずしも設ける必要はない。 【0047】更に、上記した実施形態では、ブラシ本体11の反転時における指のストッパであるストッパ部を突起部20により構成した場合について説明したが、ストッパ部はこのような突起部20に限定されるものではなく、しかも、このようなストッパ部を必ずしも設けるには及ばない。 【0048】また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。 【0049】 【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明によれば、各ブラシ毛の束の先端部が先細に形成されているため、頭髪の根元側を染色する場合に、従来のような先細でないものと比較して各ブラシ毛の束の先端部に付着する染毛剤の量が少なくなり、しかもブラシ部全体を使っても、頭髪の根元部分をブラシ部の先端形状によるギザギザ状に染めることができ、頭髪の根元側を容易に斑状にぼかして染色することができ、技術的に未熟な初級技術者であっても、このブラシを使用すれば容易に頭髪の根元をぼかし染色することが可能になる。 【0050】また、ホイル等の下敷きの上に少量ずつ取り分けた頭髪を乗せてブラシ部により染毛剤を塗布し、頭髪を部分的に染めていわゆるメッシュを入れる場合において、各ブラシ毛の束の先端部を先細にすることで、ブラシ部の先端に頭髪が絡み難くなるため、作業が非常にやり易くなり、未熟な初級技術者であっても簡単に作業することができる。 【0051】更に、各ブラシ毛の束の先端部が先細であるため、ブラシ毛の束の内側まで効率よく染毛剤を浸透させることができ、頭髪の根元以外の部分も十分に染色することが可能である。 【0052】また、請求項2に記載の発明によれば、ブラシ部の先端を頭部に沿わせることができ、ブラシ部の両端部における塗布漏れを防止することが可能である。 【0053】また、請求項3に記載の発明によれば、容器(ヘアダイカップ)内の染毛剤を各ブラシ毛の束に付着させる際に、容器の縁に各ブラシ毛の先端をフィットさせ易くなるため、余分な染毛剤を簡単に除去して均一な量の染毛剤を各ブラシ毛の束に付着させることが可能である。 【0054】また、請求項4に記載の発明によれば、頭髪の取り分け前に頭髪をコーミングする際に、櫛部を頭部に沿わせることができ、コーミングし易くなる。このとき、ブラシ本体の把持部から櫛部までの間隔を従来品よりも少し大きくしておくことによって、櫛部によるコーミングの際に、頭髪の既毛部の染毛剤が手に付着し難くなって手の汚れを抑えることが可能である。 【0055】また、請求項5に記載の発明によれば、ブラシ本体を反転させてテールにより頭髪を取り分けたり、逆に頭髪を取り分けた後にコーミング或いはブラシ部により染毛剤を塗布する際に、ブラシ本体を容易に反転させることが可能になる。 【0056】更に、テールのウェイトとバランスするように、ブラシ台の先端側の重みを調整しておくことにより、ブラシ部により染毛剤を塗布する際の筆圧を最適状態に調節することができ、頭髪に染毛剤を均一に塗布することが可能になる。 【0057】また、請求項6に記載の発明によれば、滑り止め部により、安定した染毛作業を迅速に行うことが可能になり、更にブラシ本体のブラシ台とテールとを反転させる際に、ストッパ部に指を当接することでこのストッパ部が反転の中心として機能し、ブラシ本体を簡単に反転させることが可能になる。 【0058】また、請求項7に記載の発明によれば、ブラシ部により頭髪に染毛剤を塗布するときに、従来のような角度θがないことから、距離的に把持部が頭部に近くなって微妙な筆圧調整を行い易くなり、作業能率の向上を図ることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500453669 【氏名又は名称】佐々木 眞一
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| 【出願日】 |
平成12年9月28日(2000.9.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105980 【弁理士】 【氏名又は名称】梁瀬 右司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−101943(P2002−101943A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月9日(2002.4.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−295685(P2000−295685) |
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