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【発明の名称】 |
二層軸 |
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【氏名】陰山 壽彦 |
【課題】軟質芯であるバルクが発泡層に含浸してしまい、特に先端の露出部近傍では軸削り面に色移りしてしまった。
【解決手段】棒状体形状のバルク2を収納した二層軸1であって、バルク2の外周にこのバルク2と直接接触して硬質層3を配し、さらにこの硬質層3の外側に発泡層4を配してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棒状体形状のバルクを収納した二層軸であって、バルクの外周にこのバルクと直接接触して硬質層を配し、さらにこの硬質層の外側に発泡層を配したことを特徴としてなる二層軸。 【請求項2】 前記二層軸内のバルクが液状材料を流し込むことによって形成されてなる請求項1記載の二層軸。 【請求項3】 前記二層軸内のバルクが棒状体形状の固体を装填することによって形成されてなる請求項1記載の二層軸。 【請求項4】 前記二層軸において、硬質層が0.2〜0.5mmの肉厚である請求項1〜3のいずれかの項に記載の二層軸。 【請求項5】 前記二層軸が、ABS樹脂又はポリプロピレン樹脂で成形されてなる請求項1〜4のいずれかの項に記載の二層軸。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、文房具、化粧品等においてバルク(棒状芯)を収納する軸本体を形成するために性質の異なった二層から構成されてなる二層軸に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は、従来の二層軸11を示す縦断面図であって、具体的には化粧品のリップライナーの例を示している。図において、内部に棒状体形状の軟質芯であるバルク12が収納されており、このバルク12の外周には発泡層13が形成されている。そして、この発泡層13の外側にはさらに硬質層14が形成されている。なお、図中、符号15は軸先端に取りつけられたキャップを示し、また16は軸後端部に設けられた尾栓を示している。 【0003】従って、この種の従来の二層軸11は、軟質芯であるバルク12の外周に直に発泡層13を配し、そして、この発泡層13の更に外側に硬質層14を配していた。そのために軟質芯であるバルク12が発泡層13に含浸してしまい、特に軸先端の露出部近傍では軸削り面に色移りしてしまうという問題点があった。 【0004】さらに、軸先端の露出部が発泡層13のため、バルク12の消耗に伴って新しいバルク12の部分を軸先端から突出させるために削り出すには、軟質層である発泡層13を削らなければならなく、そのために発泡層13の削られた部分に波形のギザギザが残り、美観を損なうといった問題があった。 【0005】またさらに、二層軸11の外側が硬質層14であるから表面が固いので感触が悪く指先にフィットしないので、特に筆記具等のように長時間使用される場合には、筆記者が疲労し易いという問題点があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、上記のような従来の欠点を解消したものであって、バルクが硬質層に阻まれて軸に含浸しなく、従って軸先端の露出部近傍の軸削り面でもバルクが色移りしてしまうことのない有用な二層軸を提供することを目的とする。 【0007】また、バルクの軸から突出した先端部分の消耗に伴い、バルクの新たな部分を突出するため軸を削る際にも、硬質層が発泡層の内側にあるので削り易く美観的にも問題がない二層軸を提供することを目的とする。 【0008】またさらに、二層軸の外側が軟質層であるから表面がソフトであって、特に筆記具等のように長時間使用される場合にも、手触りが良くかつ軸が指先にフィットして筆記感触も良好で疲労感も少なく、ペンだこもできない有用な二層軸を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、この発明の二層軸は、棒状体形状のバルクを収納した二層軸であって、バルクの外周にこのバルクと直接接触して硬質層を配し、さらにこの硬質層の外側に発泡層を配してなる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて、この発明による二層軸の実施の形態を詳細に説明する。 【0011】図1は、この発明の二層軸の一実施の形態を示す縦断面図である。図において、二層軸1の軸心部には軟質芯であるバルク2が収納されている。前記二層軸1内の軟質芯2が液状材料を流し込むことによって形成されても良い。即ち、二層軸1の先端部を削り、バルク2の先端を先細りに成形するための治具(図示せず)を二層軸1の先端部に押し当ててバルク材料を後部から流し込むことにより成形出来る。 【0012】または、二層軸1内の軟質棒状体2が棒状体の固体を装填することによって形成されることも可能である。即ち、二層軸1の後部より棒状体のバルク2を挿入すれば良いが、バルク2の先端は予め先細りに削っておいてもまたはバルク2挿入後に削っても良い。 【0013】このバルク2の外側には、例えば硬質ABS樹脂からなる比較的薄い硬質層3が形成されている。なお、切削性を考慮すると、この硬質層3の肉厚は0.2〜0.5mmが最適である。 【0014】また、この硬質層3のさらに外側にはABS樹脂からなる比較的厚い発泡層4が形成されている。そして、これら硬質層3と発泡層4との先端からは先細りのバルク2の先細部2aが突出している。また、発泡層4の先端部外側は前方に向かってテーパ部4aが形成されている。また、この二層軸1の先部外側にはキャップ5が着脱自在に取り付けられて、二層軸1の先端から突出したバルク2の先細部2aを保護している。 【0015】他方、二層軸1の発泡層4後端部は後方に向かってテーパ部4bが形成されていて、この部分を覆うように尾栓6が設けられている。なお、この尾栓6の外周が発泡層4の外周と面一とするために発泡層4の後端部の外周は尾栓6の肉厚分だけ薄く形成されている。 【0016】以下、上記発明の実施の形態による二層軸1からなるリップライナーの動作について説明する。まず、図に示す状態において、使用に際してキャップ5を取り外し、所望の箇所に使用する。なお、芯であるバルク2が二層軸1から突出した部分が消耗した場合には、二層軸1の先端を削り、バルク2を必要な分だけ突出して使用すれば良く、使用後はキャップ5を二層軸1の先端部に取り付ければ良い。 【0017】上記発明の実施の形態においては、発泡層4及び硬質層3はABS樹脂を用いた例を説明したが、材質はこれに限定されるものではなく、ポリプロピレン、塩ビ等の合成樹脂でも良いことは勿論である。 【0018】さらに、上記発明の実施の形態においては、化粧品のリップライナーの例を説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、他の化粧品及び文房具等の軸を含む二層軸に適用されるものである。 【0019】 【発明の効果】この発明は、上記したとおりの構成であるから、バルクが硬質層に阻まれて軸に簡単には含浸しなく、従って特に先端の露出部近傍の軸削り面でも色移りしてしまうことのない効果がある。 【0020】また、バルクの消耗後の新たな部分の突出のために軸を削る際にも硬質層が発泡層の内側にあるので削り易く美観的にも良好であるという効果がある。 【0021】またさらに、二層軸の外側が発泡層であるから表面がソフトであるので、特に筆記具等のように長時間使用される場合にも、手触りが良くかつ筆記感触も良好でかつ疲労感も大幅に軽減されるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000156134 【氏名又は名称】株式会社壽
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| 【出願日】 |
平成12年9月25日(2000.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069914 【弁理士】 【氏名又は名称】石橋 信雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−95524(P2002−95524A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月2日(2002.4.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−290435(P2000−290435) |
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