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【発明の名称】 |
化粧品推奨方法およびそれに用いる皮脂チェックシート |
| 【発明者】 |
【氏名】木内 加代子 |
【課題】ごく簡単に、額、鼻、頬の皮脂量チェックを同時に行って即座に肌タイプを判定した上で、その肌タイプに適した化粧品を推奨する方法と、それに用いる皮脂チェックシートを提供する。
【解決手段】皮脂に接すると変色するシート材からなり、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさを備えた皮脂チェックシート1を、顧客の顔に当て、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所に接するシート部分を顔表面に押しつけて、顔表面の皮脂をシート側に転写させたのち、上記皮脂チェックシート1を顔から外して、転写された皮脂によるシート1の変色状態を観察し、その結果から、顧客の肌が、脂性肌、脂性乾燥肌、普通肌、乾燥肌の4つの肌タイプのいずれに属するかを特定したのち、その肌タイプに適した化粧品を推奨するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 皮脂に接すると変色するシート材からなり、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさを備えた皮脂チェックシートを、顧客の顔に当て、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所に接するシート部分を顔表面に押しつけて、顔表面の皮脂をシート側に転写させたのち、上記皮脂チェックシートを顔から外して、転写された皮脂によるシートの変色状態を観察し、その結果から、顧客の肌が、脂性肌、脂性乾燥肌、普通肌、乾燥肌の4つの肌タイプのいずれに属するかを特定したのち、その肌タイプに適した化粧品を推奨するようにしたことを特徴とする化粧品推奨方法。 【請求項2】 上記化粧品として、洗顔化粧品と保湿化粧品の少なくとも2つの種類のスキンケア化粧品が用意されており、上記洗顔化粧品に属する化粧品群として、さらに「クレンジング」と「ソープ」の2タイプの化粧品が用意されているとともに、上記保湿化粧品に属する化粧品群として、さらに「化粧水」と「エマルジョン」の2タイプの化粧品が用意されており、顧客の肌に対する最適なスキンケア化粧品として、上記「クレンジング」に属する化粧品群から1品、上記「ソープ」に属する化粧品群から1品、上記「化粧水」に属する化粧品群から1品、上記「エマルジョン」に属する化粧品群から1品、の計4品を選択し、少なくともこの4品の併用を推奨するようにした請求項1記載の化粧品推奨方法。 【請求項3】 上記皮脂チェックシートとして、全体の形状が、顔の、鼻を含む上半分を覆うことのできる略半円形に形成されており、その円弧部を額の上縁部近傍に沿って位置決めした場合の、左右の目に重なる部分と、鼻と頬の境界になる左右の部分に、切り込みが形成されている皮脂チェックシートを用いるようにした請求項1または2記載の化粧品推奨方法。 【請求項4】 請求項1または2のいずれかに記載の化粧品推奨方法に用いられる皮脂チェックシートであって、皮脂が浸透すると変色するシート材からなり、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさを備えていることを特徴とする皮脂チェックシート。 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧品推奨方法に用いられる皮脂チェックシートであって、皮脂が浸透すると変色するシート材からなり、全体の形状が、顔の、鼻を含む上半分を覆うことのできる略半円形に形成され、その円弧部を額の上縁部近傍に沿って位置決めした場合の、左右の目に重なる部分と、鼻と頬の境界になる左右の部分に、切り込みが形成されていることを特徴とする皮脂チェックシート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品販売店の店員等が顧客に対して行う化粧品推奨方法およびそれに用いる皮脂チェックシートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】人間の皮膚表面で分泌される皮脂の量には個人差があり、これの少ない人は荒れ肌になりやすく、これの多い人は脂ぎった肌になりやすい。したがって、肌を健やかに保つためには、自分の肌の特性を知った上で、自分に合った化粧料を用いることが必要である。そこで、従来から、肌の特性を科学的に評価することが行われており、例えば、皮膚表面の皮脂を所定の方法に従って採取し、これを溶剤抽出方法やオスミウム酸濾紙法等の化学的な方法によって定量することが行われている。これらの評価方法は、いずれも特殊な薬剤や複雑な装置を必要とするため、専門家が研究所や病院等の特定の施設で実施する以外は一般には利用されにくいものであった。 【0003】これに対し、本出願人は、より簡単な操作で、正確な皮脂量を測定することのできる皮脂量測定装置を開発し、すでに出願している(特開平2−220630号公報)。この装置は、皮脂の浸透によって変色する特殊な皮脂採取チップを、所定のホルダー先端に取り付けて皮膚面に押圧したのち、ホルダー先端を本体内に差し込んで、上記チップの色変化の度合いを、本体内において光学的に読み取って数値化するようにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装置は、操作が簡単ではあるが、光学的手段や電気的な手段が内蔵されたものであるため、高価で、しかも一定の保守管理が必要である。したがって、例えば訪問販売員が、訪問先に持ち込むことはできず、だれもが、いつでも、どこででも即座に皮脂量を調べることができるというものではない。 【0005】また、皮脂量は、額、鼻、頬といった部位ごとに異なるため、顧客の肌タイプをより正確に判定しようとすれば、額、鼻、頬の各部位における皮脂量の多い少ないを総合的に判断することが必要である。しかし、従来のように、一個所の皮脂量しか測定できないタイプの装置では、額、鼻、頬、と測定を繰り返さなくてはならず、しかもそれぞれの測定値を各肌タイプの典型パターンに照らして検討しなくてはならないため、非常に手間を要するものであった。 【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、光学的手段や電気的手段を用いることなく、ごく簡単に、額、鼻、頬の皮脂量チェックを同時に行って即座に肌タイプを判定した上で、その肌タイプに適した化粧品を推奨する方法と、それに用いる皮脂チェックシートの提供をその目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明は、皮脂に接すると変色するシート材からなり、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさを備えた皮脂チェックシートを、顧客の顔に当て、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所に接するシート部分を顔表面に押しつけて、顔表面の皮脂をシート側に転写させたのち、上記皮脂チェックシートを顔から外して、転写された皮脂によるシートの変色状態を観察し、その結果から、顧客の肌が、脂性肌、脂性乾燥肌、普通肌、乾燥肌の4つの肌タイプのいずれに属するかを特定したのち、その肌タイプに適した化粧品を推奨するようにした化粧品推奨方法を第1の要旨とする。 【0008】また、本発明は、上記化粧品推奨方法のなかでも、特に、上記化粧品として、洗顔化粧品と保湿化粧品の少なくとも2つの種類のスキンケア化粧品が用意されており、上記洗顔化粧品に属する化粧品群として、さらに「クレンジング」と「ソープ」の2タイプの化粧品が用意されているとともに、上記保湿化粧品に属する化粧品群として、さらに「化粧水」と「エマルジョン」の2タイプの化粧品が用意されており、顧客の肌に対する最適なスキンケア化粧品として、上記「クレンジング」に属する化粧品群から1品、上記「ソープ」に属する化粧品群から1品、上記「化粧水」に属する化粧品群から1品、上記「エマルジョン」に属する化粧品群から1品、の計4品を選択し、少なくともこの4品の併用を推奨するようにした方法を第2の要旨とする。 【0009】さらに、本発明は、これらのなかでも、特に、上記皮脂チェックシートとして、全体の形状が、顔の、鼻を含む上半分を覆うことのできる略半円形に形成されており、その円弧部を額の上縁部近傍に沿って位置決めした場合の、左右の目に重なる部分と、鼻と頬の境界になる左右の部分に、切り込みが形成されている皮脂チェックシートを用いるようにした化粧品推奨方法を第3の要旨とする。 【0010】そして、本発明は、上記化粧品推奨方法に用いられる皮脂チェックシートであって、皮脂が浸透すると変色するシート材からなり、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさを備えている皮脂チェックシートを第4の要旨とし、同じく皮脂が浸透すると変色するシート材からなり、全体の形状が、顔の、鼻を含む上半分を覆うことのできる略半円形に形成され、その円弧部を額の上縁部近傍に沿って位置決めした場合の、左右の目に重なる部分と、鼻と頬の境界になる左右の部分に、切り込みが形成されている皮脂チェックシートを第5の要旨とする。 【0011】なお、本発明において、「額、鼻、左右の頬を覆う」という場合や「鼻を含む上半分を覆う」という場合の「覆う」とは、完全に覆う場合に限らず、その一部を覆い、他の部分は露出している場合も含む趣旨で用いている。したがって、例えば、鼻のうち鼻の穴周辺の一部分が露出している場合や、左右の頬のうち、頬の大部分は覆われていても下部の一部が露出している場合等も、「覆う」状態に含まれているものとする。 【0012】 【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態について説明する。 【0013】図1は、本発明に用いる皮脂チェックシートの一実施の形態を示している。この皮脂チェックシート1は、通常の油取り紙と同様、和紙で形成されており、皮脂が付着して浸透すると、その部分が、濡れたように透明っぽく変色し、皮脂が多ければ多いほど、その程度が強くなるよう設定されている。そして、全体が、顔の、鼻を含む上半分を覆うことのできる略半円形に裁断されており、その円弧部1aを、顔の額の上縁部近傍に沿って位置決めした場合に左右の目と重なる部分に、一部がつながった楕円状の切り込み2がそれぞれ形成されているとともに、鼻と頬の境界となる左右の部分に、略ハの字状となる切り込み3が形成されている。 【0014】なお、上記皮脂チェックシート1は、複数枚(例えば50枚)を一セットとして、図2に示すような、厚紙で形成された札入れ状のパッケージ4の中に入れられ、さらに、開口部が開閉式のビニール袋5に装入されている。すなわち、この皮脂チェックシート1は使い捨てであるが、直接人の顔に当てるものであるから、衛生的に保管できるよう考慮されている。 【0015】また、上記パッケージ4の裏側の面(図2において手前に現われている面と反対側の面)は、黒色に着色されている。すなわち、この面を上にしてテーブル等に置き、その上に、皮脂を浸透させた皮脂チェックシート1を載せれば、皮脂が多く浸透した部分ほど、下の面の黒色がよく透けてみえるため、上から見える黒の濃淡を、浸透した皮脂量の多い少ないの目安とすることができるからである。 【0016】そして、この例では、上記上記皮脂チェックシート1とともに、肌タイプを特定するため、そして特定された肌タイプに適した化粧品を推奨するための化粧品推奨シート6(図4参照、この図は裏面を示している)が用意されている。 【0017】上記化粧品推奨シート6は、横長長方形の厚紙製シートからなり、その表面6aの左上には、図3に示すように、「肌タイプのチェック」という見出し7が表示されており、その下に、典型的な4種類の肌タイプのそれぞれおける、皮脂チェックシート1への皮脂の浸透具合(=変色具合)を示すイラスト8〜11が、上下左右に並べて表示されている。 【0018】まず、左上のイラスト8は、その上の小見出し12に示されているように、象徴記号「O」で示される脂性肌のタイプにおける皮脂の浸透具合を示すもので、額から鼻にかけてのTゾーンと左右の頬がともに、濃く変色しており、全体的に皮脂の浸透量が多いことがわかる。なお、イラスト8の下には、「皮脂と水分が過剰に分泌されていて全体にてかっているお肌」という説明文13が表示されている。 【0019】つぎに、右上のイラスト9は、その上の小見出し14に示されているように、象徴記号「OD」で示される脂性乾燥肌のタイプにおける皮脂の浸透具合を示すもので、額から鼻にかけてのTゾーンが濃く変色して、皮脂の浸透量が多く、左右の頬は、それほど皮脂の浸透がみられないことがわかる。なお、イラスト9の下には、「Tゾーンではてかり、Uゾーン(左右の頬部)ではかさついているアバランスなお肌」という説明文15が表示されている。 【0020】そして、左下のイラスト10は、その上の小見出し16に示されているように、象徴記号「N」で示される普通肌のタイプにおける皮脂の浸透具合を示すもので、全体的に、均等に一定の皮脂が浸透していることがわかる。なお、イラスト10の下には、「皮脂、水分ともバランスよく分泌されているお肌」という説明文17が表示されている。 【0021】また、右下のイラスト11は、その上の小見出し18に示されているように、象徴記号「D」で示される乾燥肌のタイプにおける皮脂の浸透具合を示すもので、額から鼻にかけてのTゾーンにごくわずかな皮脂の浸透がみられ、左右の頬には皮脂の浸透がみられないことがわかる。なお、イラスト11の下には、「皮脂と水分の分泌が不足して乾燥しているお肌」という説明文19が表示されている。 【0022】そして、これらのイラスト8〜11の下には、「おすすめのスキンケアシリーズ」という見出し20が表示されており、その下に、この化粧品メーカーが販売に力を入れている3種類のスキンケア商品のシリーズ(「SENSAI EX」、「SENSAI」、「IB」という3つのシリーズ)を説明する表21が表示されている。 【0023】また、この化粧品推奨シート6の表面6aの右側には、上部に、「バランスのとれた美しい肌をめざしましょう!」という見出しがあり、その下に、美しい肌を実現するための心がけや、その根拠となる肌の特性等についての説明文が表示されている(図示せず)。 【0024】ちなみに、美しい肌を実現するためには、まず、クレンジングで肌に塗ったメイクアップ化粧料を落とし、ついで、ソープで肌自体の日々の汚れを落とす「ダブル洗顔」のテクニックが重要であることが説明されている。そして、そのつぎに、上記「ダブル洗顔」により清浄になった肌に対し、まず、化粧水でうるおいを与え、ついで、エマルジョンでそのうるおいを逃がさないようにする「ダブル保湿」のテクニックが重要であることが説明されている。 【0025】一方、上記化粧品推奨シート6の裏面6bには、図4に示すように、上部に、「スキンケア コース」の見出し30が表示されており、その下に、スキンケア化粧品群の分類一覧表31が表示されている。 【0026】上記分類一覧表31は、上下方向に大きく2段に分かれており、上の段の左端に設けられた項目欄32に、「W ダブル洗顔」の文字33が記入され、下の段の左端に設けられた項目欄34に、「W ダブル保湿」の文字35が記入されている。そして、上記「W ダブル保湿」の段は、さらに上下3段に分かれており、各段の項目欄36〜38には、それぞれ、その段に表示されるスキンケア化粧品のシリーズ名が表示されている。すなわち、上段の項目欄36には、「SENSAI EX」の文字39が記入され、中段の項目欄37には、「SENSAI」の文字40が記入され、下段の項目欄38には、「IB」の文字41が記入されている。 【0027】また、上記分類一覧表31は、左右方向に大きく4つに分かれており、左端の分割欄上端の項目欄42には、「O 脂性肌」の文字43が記入されている。また、その右隣の分割欄上端の項目欄44には、「OD 脂性乾燥肌」の文字45が記入されており、さらにその右隣の分割欄上端の項目欄46には、「N 普通肌」の文字47が記入されている。そして、右端の分割欄上端の項目欄48には、「D 乾燥肌」の文字49が記載されている。 【0028】そして、上記上下左右の各項目に合致するよう、スキンケア化粧品が分類されて表示されている。なお、スキンケア化粧品の表示は、上記分類一覧表31の一部を拡大して示す図5に示すように、実物のカラー写真50と、品名51とで構成されている。 【0029】上記皮脂チェックシート1および化粧品推奨シート6を用い、化粧品販売員は、例えばつぎのようにして顧客の肌タイプを特定し、その上でその肌タイプに適した化粧品を推奨することができる。すなわち、スキンケア化粧品の購入を目的として来店した顧客や、スキンケアに興味を持つ顧客等に対し、まず、顧客の肌にあった化粧品を選択するためには、顧客の肌タイプを特定する必要があることを説明した上で、上記皮脂チェックシート1(図1参照)を取り出し、顧客の顔に当てる。 【0030】そして、額と、鼻と、左右の頬に当たる部分を、順次指先で押して、顔表面の皮脂を、シート側に転写して浸透させる。この動作は、販売員が行っても、顧客が自ら行ってもよい。なお、このとき、皮脂チェックシート1には、すでに述べたように、所定の個所に切り込み2,3が形成されており、顔の凹凸に沿いやすい構成になっているため、シート1を破ることなく、皮脂をくまなくシート1側に転写することができる。 【0031】つぎに、上記皮脂チェックシート1を顧客の顔から剥がし、皮脂チェックシート1の包装体であるパッケージ4(図2参照)の黒い裏面の上に広げる。そして、皮脂チェックシート1が、転写された皮脂の浸透によって透明っぽく変色し、その透明部分から下の黒色が透けてその濃淡が強調された状態を、化粧品推奨シート6の表面6aに表示された4種類のイラスト8〜11(図3参照)と対比して、どの肌タイプに最も近いかを判断する。このようにして、顧客の肌タイプを特定することができる。 【0032】肌タイプが特定されたら、顧客に、化粧品推奨シート6の裏面6b(図4参照)を提示し、その肌タイプに適したスキンケア化粧品を推奨する。このとき、化粧品推奨シート6の表面6aの右側に記載された、「ダブル洗顔」、「ダブル保湿」に関する説明を併せて行い、顧客が充分に納得した上で、洗顔のためのクレンジンクとソープ、保湿のための化粧水とエマルジョン、の計4つの化粧品を組み合わせて使用することを推奨する。 【0033】このように、上記化粧品推奨方法によれば、皮脂チェックシート1を顧客の顔に当てるだけで、簡単に顧客の肌タイプを特定することができる。そして、肌タイプ別にまとめられた化粧品の分類一覧表31が用意されているため、この分類一覧表31を顧客に提示して、顧客の肌タイプに適した一連の化粧品を、即座に顧客に推奨することができる。したがって、顧客は、短時間であるにもかかわらず、充分に納得した上で、自分の肌に適した化粧品の組み合わせを購入することができ、好印象をもつことができる。一方、販売する側にとっても、この一連の化粧品推奨は、話術に優れた熟練販売員に限らず、だれでも簡単に行うことができるため、教育的な手間を要しないという利点を有する。 【0034】なお、上記の例では、皮脂チェックシート1として、図1に示すような、切り込み2,3が形成された特殊な形状のものを用いたが、形状的に特に限定されるものではなく、単なる長方形状のシートや、円形のシートであっても差し支えはない。すなわち、少なくとも額と鼻と左右の頬の4個所を同時に覆うことのできる大きさのものであれば、本発明の目的を達することができるからである。 【0035】また、皮脂チェックシート1の材質も、特に制限されるものではなく、皮脂の浸透、もしくは皮脂との接触によって、肉眼で判別できる程度に変色するものであれば、どのようなものであっても差し支えはない。ただし、顔表面に直接接触させるものであるから、生体機能を損なうおそれのあるような薬剤を用いたものは不適当であり、上記の例のように、従来から用いられている油取り紙のような材質のものが好適である。 【0036】さらに、上記の例では、皮脂チェックシート1により特定する肌タイプを、「脂性肌」、「脂性乾燥肌」、「普通肌」、「乾燥肌」の4タイプに分類しているが、上記4タイプより、さらに細かい分類としても差し支えはない。ただし、タイプ数が多くなればなるほど、それに応じた化粧品の種類を準備する必要があり、推奨のための資料(化粧品の分類一覧表31等)が複雑となるため、推奨に手間取るおそれがある。したがって、肌タイプをあまり細分化して提示することは好ましくなく、上記の例のように、基本的な4タイプにとどめるか、多くても6〜8タイプ位までにすることが好適である。 【0037】また、上記の例では、肌タイプを特定するための指標となる、4つのイラスト8〜11による表示(図3参照)と、化粧品の分類一覧表31とを、一つの化粧品推奨シート6の表面6aと裏面6bとにまとめたが、これらの情報の提示手段は、特に限定するものではない。冊子状であったり、複数枚のカードに分かれていても差し支えない。あるいは、TVモニターやCRT、液晶モニター等の画像装置や、コンピュータ等を利用してもよいし、販売員の口頭での推奨であっても差し支えない。 【0038】さらに、上記の例では、「ダブル洗顔」と「ダブル保湿」にかかる複数のスキンケア化粧品の組み合わせを推奨しているが、推奨する化粧品は、これに限定するものではなく、どのような化粧品であっても差し支えはない。例えば一連の美白化粧品や、メイクアップ化粧品等を、肌タイプ別に推奨する場合等にも適用することができる。 【0039】 【発明の効果】以上のように、本発明の化粧品推奨方法によれば、皮脂チェックシートを顧客の顔に当てるだけで、簡単に顧客の肌タイプを特定することができ、その肌タイプに応じて、顧客に最適な化粧品を推奨することができるため、短時間で、効果的な化粧品の推奨を行うことができる。一方、販売する側にとっても、この一連の化粧品推奨は、話術に優れた熟練販売員に限らず、だれでも簡単に行うことができるため、教育的な手間を要しないという利点を有する。 【0040】特に、化粧品の推奨に際し、組み合わせて用いることにより優れた効果を発揮する洗顔化粧品と保湿化粧品を、肌タイプ別に整理しておけば、上記皮脂チェックシートによって特定された肌タイプに応じて、最適な洗顔化粧品と保湿化粧品の組み合わせを即座に推奨することができるため、効率がよい。 【0041】そして、本発明の皮脂チェックシートによれば、シートに転写された皮脂による変色状態をみるだけで、簡単に顧客の肌タイプを特定することができるため、効率よく、しかも説得力のある化粧品推奨を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000952 【氏名又は名称】カネボウ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079382 【弁理士】 【氏名又は名称】西藤 征彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−85155(P2002−85155A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月26日(2002.3.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−276892(P2000−276892) |
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