| 【発明の名称】 |
ヘルメット用タオル |
| 【発明者】 |
【氏名】菅原 恵子
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| 【要約】 |
【課題】ヘルメット用のタオルであって、額から側頭部及び後頭部を経て首筋をも覆うことにより、頭部からの汗を全体的に吸収してむれを防止するとともに首筋の日焼け防止を図る。あご紐も確実に締付け固定可能とする。
【解決手段】吸水性素材から成るタオル本体1の一端部に、少なくとも一部が伸縮性素材によって形成された環状の頭部装着部2を設け、この頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部に、耳露出部6を形成し、タオル本体が、上記頭部装着部を頭部に挿着したときに、前頭部から頭頂部及び後頭部を経て首筋部を覆うに足る長さを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】吸水性素材から成るタオル本体の一端部に、少なくとも一部が伸縮性素材によって形成された環状の頭部装着部を設け、この頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部に、耳露出部を形成し、タオル本体が、上記頭部装着部を頭部に挿着したときに、前頭部から頭頂部及び後頭部を経て首筋部を覆うに足る長さを有する、ことを特徴とする、ヘルメット用タオル。 【請求項2】請求項1記載のヘルメット用タオルにおいて、タオル本体もしくはタオル本体と頭部装着部のヘルメット内面との接触域に、ヘルメットのずれ防止部材を取付けた、ことを特徴とする、ヘルメット用タオル。 【請求項3】請求項1記載のヘルメット用タオルにおいて、前記タオル本体一端部の前記頭部装着部に、額部を少なくとも部分的に覆う汗垂れ防止部を連設した、ことを特徴とする、ヘルメット用タオル。 【請求項4】前記耳露出部が、タオル本体両側縁部に形成された耳露出用の切欠部である、請求項1から3のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項5】前記耳露出部が、前記頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部を耳が露出するように幅狭に形成して成る、請求項1から3のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項6】前記頭部装着部が、タオル本体一端部の左右両側縁を伸縮性素材から成る連結体によって連結することにより、全体として環状を成すように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項7】前記頭部装着部が、タオル本体一端部に取付けられた伸縮性素材から成る環状連結体によって形成されている、請求項1から5のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項8】前記汗垂れ防止部が、タオル本体一端部の頭部装着部から外方に向け弧状に形成されている、請求項1から6のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項9】前記ヘルメットずれ防止部材が、摩擦係数の高い素材によって略矩形状に形成されたずれ防止片から成る、請求項1から3のいずれかに記載のヘルメット用タオル。 【請求項10】前記ヘルメットずれ防止部材が、前記タオル本体の一端部表面側に取付けられている、請求項1から3のいずれかに記載のヘルメット用タオル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築現場作業員がヘルメットの内側に装着して、頭部の汗取りや陽避けを兼ねる、ヘルメット用タオルに関するものである。 【0002】 【従来技術】建築現場作業員には、ヘルメットの装着が義務付けられている。したがって、作業時には、頭部の風通しが悪く、特に夏場には頭部が汗でむれたり、顔にまで汗が滴り落ちたりする。また、露出する首筋に陽射しが直接あたることで、余計に暑さを感じるばかりでなく、日焼けをおこす。これを解消するために、例えば特許第2676184号には帽子用布材引っ掛け具が、また特開平11−172516号には作業ヘルメット用中帽子体がそれぞれ提案されている。 【0003】帽子用布材引っ掛け具は、針状ピンを持つとともにヘルメットなどの帽子類の側面に固定される固定板を備え、針状ピンにタオルなどの布材を引っ掛けて首筋を覆うことができるようにしたものである。作業ヘルメット用中帽子体は、細長い帯状織布の一側縁部略中間に略紡錘形の天井布を縫付けて成り、全体として防空頭巾形状をしており、肩から側頭部、頭頂部及び後頭部にかけての部分を覆うようにして装着される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、帽子用布材引っ掛け具は、ヘルメットの外側から単に首筋を覆うにすぎないため、肝心のヘルメット内の頭部のむれに対処できないばかりでなく、ヘルメットにいちいち固定板を取付けなければならず面倒である。 【0005】作業ヘルメット用中帽子体は、2枚の布材を所定の形状に縫い合わせる関係上、製作に手間がかかり、また前頭部から額にかけての部分を覆いにくい構造になるため、顔面に汗が伝い落ちるのを防ぐことができない。しかも、肩から側頭部を覆い、耳当て部をも有するものであるために、周囲の音がききとりにくくなるばかりでなく、ヘルメット装着に最も肝心なあご紐の装着ができなくなって、安全性に欠ける。 【0006】本発明の目的は、単純な構造でありながら、額から側頭部及び後頭部を経て首筋をも覆うことにより、頭部からの汗を全体的に吸収してむれを防止するとともに首筋の日焼けをも防止し、しかも音声の聴き取りにも支障をきたすことがないばかりでなくあご紐も確実に締付け固定可能な、ヘルメット用タオルを提供することにある。 【0007】 【課題を達成するための手段】本発明は、上記した目的を達成するために次の構成を備える。すなわち、請求項1に係る発明は、吸水性素材から成るタオル本体の一端部に、少なくとも一部が伸縮性素材によって形成された環状の頭部装着部を設け、この頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部に、耳露出部を形成し、タオル本体が、上記頭部装着部を頭部に挿着したときに、前頭部から頭頂部及び後頭部を経て首筋部を覆うに足る長さを有する、点に特徴を有する。 【0008】頭部装着部は、例えば、タオル本体一端部の左右両側縁を伸縮性素材から成る連結体によって連結することにより、全体として環状を成すように形成される。また、頭部装着部は、タオル本体一端部に、伸縮性素材から成る環状連結体を取付けることにより形成されても良い。また、耳露出部は、頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部を一部切欠いてあるいは幅狭に形成することで、装着時に耳を覆わなくなって、あご紐が適切にかけられるようになる。 【0009】本発明は、上記構成に加えて、タオル本体もしくはタオル本体と頭部装着部のヘルメット内面との接触域に、ヘルメットのずれ防止部材を取付けるようにしたものであっても良い。ヘルメットずれ防止部材は、例えば摩擦係数の高い素材によって矩形状その他の任意形状に形成された、ずれ防止片から成るものが望ましい。数は問わない。頭部装着部の前面側に位置するタオル本体の全域にラバー材をコーティングしても良い。タオル本体がヘルメット内面と接触する他の表面領域にずれ防止片を付着するものであってもよい。 【0010】本発明は、更に、タオル本体一端部の上記した頭部装着部に、額部を少なくとも部分的に覆う汗垂れ防止部を連設することもできる。汗垂れ防止部は、例えばタオル本体一端部の頭部装着部から外方に向け弧状に形成される。 【0011】 【実施の最良の形態】以下、本発明を図示した実施例に基づいて詳説する。図1は、本発明の一実施例に係るヘルメット用タオルの正面図、図2は、その背面図である。図中符号1は、綿などの吸水性に富んだ素材から成るタオル本体で、一般的な手拭きタオルと同様に、額から頭頂部及び後頭部を経て首筋を覆うに足る長さを有する。2は、タオル本体一端部1aの左右両側縁1b,1bを連結体3によって連結することにより、全体として環状を成すように形成された頭部装着部である。連結体3は、繊維を帯状にゴム編みして成り、長さ方向に伸縮性を持つ。 【0012】4は、連結体が取付けられたとは反対側のタオル本体一端部表面(頭部装着部の表面)に付着したずれ防止片で、本ヘルメット用タオルを挿着したときにヘルメット内面に接触して、頭部を覆うタオルからヘルメットがずれるのを防止する。ずれ防止片は、ラバー材を表面コーティングした短冊状のシート材などから成る。本実施例では4枚、付着されている。5は、頭部装着部に連設した汗垂れ防止部で、槽着時に額部を部分的に覆う。6は、頭部装着部寄りのタオル本体両側縁部1b,1bに形成した耳露出用の切欠部である。 【0013】図3を参照しつつ、使用状態を説明する。ずれ防止片4を前面に位置させ、連結体3の伸縮性を利用して頭部装着部2を頭から被り、額上方に装着する。タオル本体1の他端部1dを後頭部から首筋側に垂らすと、前頭部から頭頂部及び後頭部にかけての部分がタオル本体1によって覆われる。このとき、タオル本体1の両側縁部1aに切欠部6が形成されているため、耳の露出が確保される。 【0014】後は、本タオルの上からそのままヘルメットHを着用する。耳がタオルによって覆われることがないので、あご紐を耳周りに確保して装着できる。ヘルメットHは、前方内面がずれ防止片4と接触するので、着用時のずれが防止される。着用者の額部分は、汗垂れ防止部5によって覆われる。頭部から流れる汗は、タオル本体1に吸収される。特に額から流れる汗は、頭部装着部2を形成するタオル本体一端部1aと汗垂れ防止部5に吸収される。着用者の首筋は、タオル本体1の他端部側表面に遮蔽され、日焼けを防ぐ。 【0015】頭部装着部2は、図4に見られるようにタオル本体一端部11aの外縁に取付けられた環状連結体13であっても良い。環状連結体13は、径方向に伸縮性を有する環状バンドから成る。環状連結体13の外縁に汗垂れ防止部15が取付けられる。環状連結体13の素材が繊維でなく、ラバー状の素材である場合、汗垂れ防止部15は、額を伝い落ちる汗に対して特に有効である。汗垂れ防止部15は、視界の妨げにならない範囲で適宜の形状に形成される。額を部分的に覆うもので十分である。なお、同図中符合11はタオル本体である。 【0016】図5は、本発明の他の実施例に係るヘルメット装着用タオルの平面図である。このタオルは、タオル本体21の一端部21aに環状連結体23が取付けられている。環状連結体23は、図4の実施例動揺に径方向に伸縮性を有する環状バンドから成る。また、本タオルは、環状連結体23寄りの略1/3長さ位置からタオル本体一端部21aに至るタオル本体両側縁部が、徐々に幅狭になるように形成されている。この幅狭側縁26は、図1及び図2の実施例の切欠き部6と同じ作用を果たし、装着時にタオル側縁部が耳を覆うのを避ける。 【0017】図6は、図5のタオルの使用状態の一例を示す。図5のタオルは、図6に見られるように、タオル本体一端部21aの環状連結体23との接合部分に前記したずれ防止片24が付着され、また、環状連結体23の背面部表面にも同様にずれ防止片24が付着されている。したがって、本タオルは、基本的には上記した実施例と同じようにして環状連結体23を頭部に装着し、タオル本体21の他側端部21cを頭部後方に被せるようにして使用されるが、そのとき、タオル本体他側端部21cを環状連結体23の内側にくぐらせて用いられる。これにより、伸縮性を有する環状連結体23によってタオル本体21が頭部にしっかりと固定されるだけでなく、環状連結体23に取付けられたずれ防止片24がヘルメット内面に摺接し、タオル本体一端部側のずれ防止片とともに前後からヘルメットのずれを防ぐ。また、幅狭側縁26によって耳の露出を確保するので、上記実施例同様にあご紐を確実に装着できる。 【0018】 【発明の効果】請求項1から3に係る発明によれば、頭部装着部を被り、タオル本体他端部を後方に垂らすだけで、頭部全体と首筋がタオル本体によって覆われるので、簡単な構造でありながら、発生する汗をタオル本体に確実に吸収してむれを防止できるばかりでなく、首筋を陽射しから保護することができる。また、耳露出部によって耳がタオル本体によって覆われないようにしてあるので、あご紐を耳周りに確保してその装着を確実に行うことができるとともに、音がタオル本体によって遮断されるのを防止できる。 【0019】また、ヘルメット内面との接触領域にずれ防止部材を取付けた場合、着用時にヘルメットがタオル生地を滑ってずれることがない。 【0020】更に、汗垂れ防止部を設けることにより、額を伝い落ちようとする汗を汗垂れ防止部に確実に吸収させることができ、汗による作業の邪魔がなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501230096 【氏名又は名称】菅原 恵子
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| 【出願日】 |
平成13年6月1日(2001.6.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085475 【弁理士】 【氏名又は名称】植田 茂樹
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| 【公開番号】 |
特開2002−363818(P2002−363818A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月18日(2002.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−166675(P2001−166675) |
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