| 【発明の名称】 |
帽 子 |
| 【発明者】 |
【氏名】相澤 努
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| 【要約】 |
【課題】クラウン部とブリム部とを有する帽子において、ブリム部を利用して眼鏡が帽子から脱落することを防止することができる帽子を提供することである。
【解決手段】クラウン部20とブリム部30とを有し、ブリム部30の上面に載置した眼鏡100の脱落を防止する帽子10であって、ブリム部30の上面に眼鏡100のレンズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑り止め31を備えることを特徴とする帽子である。ブリム部30の上面にレンズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑り止め31を設けることによって、ブリム部30の上面に安定的に眼鏡100を載置することができ、眼鏡100の脱落を防止できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クラウン部とブリム部とを有し、該ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子であって、前記ブリム部の上面に前記眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えることを特徴とする帽子。 【請求項2】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部の前記上面に設けられた溝である請求項1記載の帽子。 【請求項3】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部の前記上面に設けられた突起である請求項1記載の帽子。 【請求項4】 前記突起は、3D刺繍からなる請求項3記載の帽子。 【請求項5】 前記ブリム部滑り止めは、前記ブリム部の前記上面に設けられた突条である請求項1記載の帽子。 【請求項6】 更に前記クラウン部の左右の側面に前記眼鏡の腕部の滑りを規制するクラウン部滑り止めを備える請求項1、2、3、4又は5記載の帽子。 【請求項7】 前記クラウン部滑り止めは、側面突起である請求項6記載の帽子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は帽子に関する。特に詳しくは、帽子のブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子に関する。 【0002】 【従来の技術】帽子は寒さ或いは暑さから頭部を保護するために用いられる一方、ファッション性が追求され装飾のためにも着用されている。また眼鏡についても、近視、遠視、乱視等の矯正、サングラス等による目の保護という目的の他に、ファッション性が追求されている。 【0003】このように眼鏡についてもファッション性が追求されるようになると、単に眼鏡を目の位置に普通に掛けるのではなく、被っている帽子に眼鏡を掛けさせたりする。特にサングラスなどは、必要のない場合には目の位置からはずしたりすることが多い。その場合にはサングラスをしまうのではなく、必要なときに即座に目の位置に即ち通常に掛けることができるように、被っている帽子に半ばファッションとしてサングラスを掛けさせたりすることが多く見られる。 【0004】この場合図4に示すように、眼鏡100の左右のつるの部分即ち腕(テンプル)部110を左右に開いて帽子200のクラウン部210の左右の側面に掛けるようにして帽子200のブリム部220の上面に載置したりしている。なおここで帽子のクラウン部とは帽子の「山」の部分をいい、帽子のブリム部とは帽子の「つば」あるいは「ひさし」の部分を言う。 【0005】しかし単に帽子のブリム部の上面に眼鏡を載置して眼鏡の2つの腕部を帽子の左右の側面に掛けるのでは、帽子を被っている人のちょっとした動作によって眼鏡が帽子から眼鏡がずり落ちたりすることがある。 【0006】そこで眼鏡がずり落ちることを防止する手段を取り付けた帽子が提案されている。例えば特開平9−87918号公報には、クラウン部に眼鏡がずり落ちるのを防止する防止手段が取り付けられた帽子が開示されている。詳しく言うと眼鏡の2つのレンズを連結して固定する連結部分即ちブリッジ部を係止する係止部をクラウン部に取り付けた帽子、このブリッジ部を係止する係止部に加えて眼鏡の腕部を係止する係止部をクラウン部の両側面に取り付けた帽子が開示されている。また特開平9−250020号公報には眼鏡の中央部即ちブリッジの部分をテープで帽子のクラウン部に留め、眼鏡の腕部をクラウン部の両側面にテープで留める手法が、また特開平9−228133号公報には、眼鏡の中央部即ちブリッジ部をテープで帽子のクラウン部に留め、眼鏡の腕(テンプル)部をクラウン部の両側面に設けられた孔に挿入する手法が開示されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述した手法は、いずれも帽子のクラウン部に眼鏡を係止する規制する手段を設ける手法である。更に言えば帽子のクラウン部に眼鏡のブリッジ部を係止するか、眼鏡の腕部を係止するか、或いはその両者を係止する手法である。 【0008】ところでクラウン部とブリム部とからなる帽子に眼鏡を掛けさせる場合には眼鏡のレンズ部の底部はブリム部の上面に接するようにして帽子に眼鏡を掛けさせるのが一般的である。ブリム部の上面が眼鏡を載置する台の役割を果たすことができ、帽子に掛けられた眼鏡が安定するからである。 【0009】しかし上記のいずれの手法も帽子のブリム部に眼鏡を係止する係止手段を設けて眼鏡が帽子から脱落することを防止する手法ではない。むしろ帽子のブリム部を利用する必要がないともいえる。即ち眼鏡のブリッジ部をクラウン部の係止手段に係止する手法においては、クラウン部の係止手段が設けられた位置によって、眼鏡のレンズ部の底部はブリム部の上面に接するとは限らない。つまりこれらの手法では帽子のブリム部の上面を利用することが好ましいとしても、必ずしも利用する必要はない。なおここでレンズ部の底部とは、レンズを固定する縁がある場合にはその縁の部分の底部をいい、レンズを固定する縁がない縁なし眼鏡の場合にはレンズ自体の底部を言う。即ちレンズが位置する部分の底部を言う。 【0010】そこで本発明の目的は、クラウン部とブリム部とを有する帽子において、ブリム部を利用して眼鏡が帽子から脱落することを防止することができる帽子を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の結果、クラウン部とブリム部とを有し、該ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子であって、前記ブリム部の上面に前記眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えることを特徴とする帽子を発明した。 【0012】人がブリム部とクラウン部とを有する帽子を被っている状態においてその帽子に眼鏡を載置する場合、一般的にはブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部を接するようにして、かつ眼鏡の左右の腕部を開いて左右の腕部をクラウン部に掛けさせるようにして眼鏡を帽子のブリム部の上面に載置する。この場合クラウン部の内部には人の頭部が存在することになる。従ってこの場合開いた左右の腕部で内部に人の頭部が存在しているクラウン部を挟むことになる。一方眼鏡のレンズ部の底部はブリム部の上面に接するので、この底部が接している上面の位置から眼鏡のレンズ部の底部が滑らないようにすることによって、眼鏡が帽子から脱落することを防止することができる。 【0013】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えることによって、眼鏡のレンズ部の底部がブリム部の上面から滑らないようにして帽子から眼鏡が脱落することを防止することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明の帽子の実施の形態について説明する。本発明の帽子は、クラウン部とブリム部とを有し、ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子であって、ブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えることを特徴とする。 【0015】本発明の帽子は、クラウン部とブリム部とを有しており、ブリム部の上面に載置した眼鏡の脱落を防止する帽子である。ここでクラウン部は既に述べたように帽子の「山」の部分を言い、ブリム部は帽子の「つば」あるいは「ひさし」の部分を言う。従ってブリム部はクラウン部の下部の周縁から外に張り出した部分である。このブリム部は板状の形状であって、平板な形状あるいは左右の端が若干下がり中央が上方へ若干湾曲しているアーチ型又はくちばし型の形状とすることができる。ここで左右とは人が帽子を通常に被った状態において、人の正面から見た場合の左右である。なお以下の説明で前及び後とは人が帽子を被った状態において人の正面から見た場合の前及び後を意味する。 【0016】本発明の帽子においては人が帽子を被った状態において、眼鏡のレンズ部の底面部が帽子のブリム部の上面に接触するようにしかつ眼鏡のつるの部分即ち腕(テンプル)部を開いて左右の腕部が帽子のクラウン部の両側面を挟むようにした状態で眼鏡を帽子のブリム部の上面に載置する。 【0017】人が帽子を被った状態においては、クラウン部の内部には人の頭部が存在している。クラウン部は通常用いる帽子の素材、例えば繊維からなる布その他の適切な素材を用いることができる。このクラウン部は、人が被った状態において内部に人の頭部が存在するので、軟質の柔らかい素材を用いることができる。また摩擦抵抗の大きい布で構成することが好ましい。眼鏡の腕部で内部に人の頭部が存在しているクラウン部を挟むので、クラウン部の素材の摩擦抵抗が大きい方が眼鏡の腕部の滑り止めの効果を発揮することができる。 【0018】ブリム部は眼鏡を載置することができる程度の剛性を有することができる。剛性を有するブリム部の上面に眼鏡を載置することによって眼鏡をブリム部に安定的に載置することができる。例えば通常の野球帽のブリム部が有する程度の剛性を有することができる。 【0019】ブリム部は、その表面を例えばクラウン部に用いる繊維からなる布その他の適切な素材を用いることができる。この場合表面に繊維からなる布を用いた場合には、その芯となる部分は通常の用いることができる素材、例えば剛性を有するポリエチレン(PE)等の合成樹脂、ゴム、厚紙等その他の素材を用いることができる。また表面と芯との区別なく、例えば合成樹脂等その他の適切な素材でブリム部を構成することができる。 【0020】またブリム部とクラウン部とは、通常の縫着等その他適切な方法により接合することができる。 【0021】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備える。上述したように、本発明の帽子においては、人が帽子を被った状態において帽子に眼鏡を掛けさせることを想定している。なおここで既に述べたように、レンズ部の底部とはレンズを固定する縁がある場合にはその縁の部分(前枠)の底部をいい、レンズを固定する縁がない縁なし眼鏡の場合にはレンズ自体の底部を言う。即ちレンズが位置する部分の底部を言う。 【0022】このブリム部滑り止めは、レンズ部の底部の滑りを規制することができるように、ブリム部上面のレンズ部の底部に接する位置に適切に構成することができる。この場合眼鏡のレンズ部の底部は、眼鏡の腕をできるだけ長く使ってクラウン部の左右の側面を挟むようにすることが眼鏡の安定性の観点からは好ましいことから、クラウン部とブリム部とが接合している境界に近接した位置に来ることが好ましい。従ってブリム部滑り止めはクラウン部とブリム部の境界に近接した位置に設けることが好ましい。ここで近接した位置とは、帽子の大きさにもよるが、概ねクラウン部とブリム部の境界から概ね5mmから20mm程度の間隔とすることができる。 【0023】ブリム部滑り止めは、レンズ部の底部が接するブリム部の上面の形状をレンズの底部の移動に妨げになるような形状とすることによって或いはレンズ部の底部の移動の妨げになる物をブリム部上面に設けることによって構成することができる。その他適切な手段でブリム部滑り止めを構成することができる。 【0024】例えばブリム部の上面に凹状の溝を設けて滑り止めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部の底部が接するブリム部の位置に溝を設けることによって、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部の底部がその溝に収まって滑らないようにすることができる。 【0025】この場合上述したように眼鏡の腕をできるだけ長く使ってクラウン部の左右の側面を挟むようにすることが眼鏡の安定性の観点からは好ましいことから、眼鏡のレンズ部の底部はクラウン部とブリム部とが接合している境界に近接した位置にくることが好ましい。従って溝の位置もクラウン部とブリム部の境界に近接した位置に設けることが好ましい。 【0026】この場合眼鏡のレンズ部の底部は2つ存在するので、プリム部の上面のレンズ部の底部が接する箇所に同様に2つ設けることができる。溝の幅はレンズ部の底部が収まる程度の幅とすることができる。溝の長さは、同様にレンズ部の底部が収まる程度の長さとすることができる。また2つの溝を連続させて一つの溝とすることもできる。溝を深くすればそれだけ滑り止めの効果を増進することができる。従って溝の深さは、ブリム部の厚さと滑り止めの効果とを考慮して適切に定めることができる。 【0027】またブリム部の上面に突起を設けて滑り止めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部の底部が接するブリム部の位置のすぐ前側に突起を設けることによって、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部の底部がその突起に引っ掛かって滑らないようにすることができる。 【0028】この場合も眼鏡のレンズ部の底部はクラウン部とブリム部とが接合している境界から適当な間隔を隔てていることが好ましい。従って突起の位置はクラウン部とブリム部との境界から適当な間隔を隔てていることが好ましい。ここで適当な間隔とは、上述したように、帽子の大きさにもよるが、概ねクラウン部とブリム部の境界から概ね5mmから20mm程度の間隔とすることができる。 【0029】この場合突起は、ブリム部の上面のレンズ部の底部が接する箇所に設けることができる。即ちレンズ部の底部が接する箇所は2箇所であるので2つの突起を設けることができる。突起の幅及び長さは、強度及び滑り止めの効果を考慮して適切な幅及び長さとすることができる。突起の高さを高くすればそれだけ滑り止めの効果を増進することができる。従って突起の高さは、突起の強度と滑り止めの効果とを考慮して適切に定めることができる。更にはデザイン性を考慮に入れることもできる。従って突起の高さ、幅、長さ更には形状は、滑り止めの効果、突起の強度、デザイン性を考慮して総合的に定めることができる。帽子を上から見た場合に楕円形、長方形、その他適切な形状の突起とすることができる。 【0030】この突起は、例えば3D刺繍によって構成することができる。ここで3D刺繍とは立体的に盛り上がった刺繍をいう。3D刺繍を用いることによりデザイン性を考慮して、任意の長さ、幅、高さの突起をブリム部の上面に設けることができる。なお3D刺繍は内部に例えばEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)等の伸縮性のある合成樹脂等その他の適切な素材を詰めて立体感を与えることができる。 【0031】またこの突起はゴムによって構成することができる。例えば適切な形状を有するゴムをブリム部の上面に接着剤で接着することもできる。またブリム部に孔を設けてその孔に両端部の径が大きくなっている柱状のゴムを挿入して突起を設けることができる。中間部の径が大きさを孔の径と略同一として、両端部の径を甲の径よりも大きくしておけば、一度孔に挿入されはめ込まれた柱状のゴムは孔から抜け落ちるという事態を防止することができる。即ち柱状のゴムの両端部の軸直角断面の大きさを孔の大きさよりも大きくしておけば、一度はめ込まれた柱状のゴムが抜け落ちることを防止できる。その他この突起は合成樹脂等の適切な材料によって設けることができる。 【0032】更にブリム部の上面に突条を設けて滑り止めを構成することができる。即ち眼鏡のレンズ部の底部が接するブリム部の位置の前方側に突条を設けることによって、ブリム部の上面に載置された眼鏡のレンズ部の底部がその突起に引っ掛かって滑らないようにすることができる。この突条もクラウン部とブリム部とが接合している境界に近接した位置に設けることが好ましい。ここで近接した位置とは、上述したように、概ねクラウン部とブリム部の境界から概ね5mmから20mm程度の間隔とすることができる。 【0033】この突条は、上述した突起が1つに繋がった形態と考えることができる。突条の高さ、幅及び長さは強度及び滑り止めの効果を考慮して適切な高さ、幅及び長さとすることができる。またデザイン性を考慮に入れることもできる。 【0034】この突条は3D刺繍によって構成することができる。この場合も3D刺繍の内部に例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等の合成樹脂等その他の適切な素材を詰めておくことができる。またこの突条はゴムによって構成することができる。この突条を構成するゴムを接着剤でブリム部の上面に接着することができる。またブリム部上面に突条を構成するゴムをはめ込む溝を設けて、ゴムをその溝にはめ込んで突条を構成することができる。この場合ブリム部の両側に位置する部分のゴムの幅を溝の幅よりも大きくすることにより、一度溝にはめ込まれたゴムが抜け落ちることを防止することができる。その他合成樹脂等等の適切な材料で突条を設けることができる。 【0035】なお本発明の帽子においては、更に帽子のクラウン部の左右の側面に更に眼鏡の腕部の滑りを規制するクラウン部滑り止めを備えることができる。このクラウン部滑り止めは、帽子のクラウン部の左右の側面を腕部で挟んだ状態で眼鏡の腕部の滑りを規制することができる。ブリム部滑り止めの他にこのクラウン部滑り止めを備えることによって、ブリム部の上面に載置された眼鏡が帽子から脱落することをより確実に防止することができる。 【0036】このクラウン部滑り止めは、眼鏡の腕部の滑りを規制することができるように、眼鏡の腕部、好ましくは腕部の後方の屈曲している部分の内側に接することができる位置に適切に構成することができる。 【0037】例えば眼鏡の腕部が接するクラウン部の左右の側面の位置に突起即ち側面突起を設けることによって、腕部がその側面突起に接触して滑らないようにすることができる。この場合に側面突起は上述したように腕部の後方の屈曲或いは湾曲している部分の内側に接する位置に設けることが好ましい。腕部の屈曲或いは湾曲している部分の内側に側面突起が接することによって腕部の滑り止めの効果を向上することができる。 【0038】この場合側面突起はクラウン部の左右の側面にそれぞれ設けることができる。側面突起の幅及び長さは、強度及び滑り止めの効果を考慮して適切な幅及び長さとすることができる。側面突起の高さを高くすればそれだけ滑り止めの効果を増進することができる。従って側面突起の高さは側面突起の強度と滑り止めの効果とを考慮して適切に定めることができる。更にはデザイン性を考慮に入れることもできる。従って側面突起の高さ、幅、長さ更には形状は、滑り止めの効果、側面突起の強度、デザイン性を考慮して総合的に定めることができる。 【0039】この側面突起は、例えば3D刺繍によって構成することができる。この場合も3D刺繍の内部に例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等の合成樹脂等その他の適切な素材を詰めておくことができる。3D刺繍を用いて任意の長さ、幅、高さの側面突起をクラウン部の側面に設けることができる。またこの側面突起はゴムによって構成することができる。この側面突起はブリム部に設けた突起の場合と同様に構成することができる。 【0040】 【実施例】以下本発明の帽子の実施例を図面を参照しつつ説明する。 【0041】(実施例1)図1に、実施例1の帽子10の斜視図を示す。また図2に実施例1の帽子10に眼鏡100を載置した状態の側面図を示す。なお図2においては、眼鏡100は腕部110を左右に開いて、人の頭部に被さっている帽子10のクラウン部20の左右の側面を挟んだ状態でブリム部30の上面に載置されている。但し図2においては帽子10を被っている人は省略されている。 【0042】実施例1の帽子10は、クラウン部20とブリム部30とを有し、ブリム部30の上面に載置した眼鏡100の脱落を防止する帽子10であって、ブリム部30の上面に眼鏡100のレンズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備え、更にクラウン部20の左右の側面に前記眼鏡の腕部110の滑りを規制する規制するクラウン部滑り止めを備える。ブリム部滑り止め及びクラウン部滑り止めはいずれも3D刺繍で構成された突起31及び側面突起21である。またこの3D刺繍は高さを与えるために内部にエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)が詰められている。 【0043】実施例1の帽子は、所謂野球帽のタイプの帽子である。クラウン部20は繊維の布からなる。ブリム部30は剛性を有し、芯の部分はポリエチレン(PE)からなり、表面は繊維の布からなっている。またこのブリム部30の上面は平面と言うよりは、左右の両端がやや下がり、中央が盛り上がったなだらかな凸状の曲面となっている。従ってブリム部30の下面はなだらかな凹状の曲面となっている。 【0044】眼鏡100を腕部110を左右に開いた状態でブリム部30の上面に眼鏡100を載置した場合に、眼鏡100の2つのレンズ部120の底部に前方から接する位置に突起31が設けられている。従って眼鏡100のレンズ部120がブリム部30の上面を前方に滑るという事態を防止することができる。 【0045】3D刺繍の突起31で構成されたこのブリム部滑り止めは、ブリム部30の上面のブリム部30とクラウン部20との境界に近接した位置に設けられている。この位置はブリム部30とクラウン部20との境界から概ね10mm隔てた位置である。 【0046】このブリム部滑り止めとなる2つの突起31は、上から見ると角が丸くなっている略長方形である。突起31の高さは概ね2mmであり、突起31の長さは概ね20mmであり、突起31の幅は概ね6mmである。突起の略長方形の長い辺はブリム部30とクラウン部20との境界に概ね平行である。 【0047】またクラウン部20の左右の側面にやはり3D刺繍の側面突起21で構成されたクラウン部滑り止めが設けられている。このクラウン部滑り止めを構成する2つの側面突起21は、ブリム部滑り止めを構成する突起31と同様の形状をしている。即ち側面突起21の高さは概ね2mmであり、側面突起21の長さは概ね20mmであり、側面突起21の幅は概ね6mmである。 【0048】このクラウン部滑り止めを構成する側面突起21は、帽子10のクラウン部20の側面を挟んでいる眼鏡100の腕部110の後方の湾曲した部分の内側に接することができる位置に設けられている。このようにクラウン部滑り止めを構成する側面突起21は腕部110の湾曲した部分の内側に接することができる位置に設けられているので、腕部110の滑りをより規制することができる。 【0049】このようにクラウン部滑り止め及びブリム部滑り止めを側面突起21及び突起31から構成した場合には帽子を被った状態で、眼鏡を帽子に掛けたり、帽子から眼鏡を外したりすることが容易に行うことができる。 【0050】なお以下実施例1の変形例を示す。図面は必要に応じて実施例1の図面を参照する。本実施例1の帽子10においてはクラウン部滑り止めを構成する側面突起21を備えていたが、本実施例1の変形例として、側面突起21を備えていない帽子とすることもできる。即ちクラウン部20とブリム部30とを有し、ブリム部30の上面に載置した眼鏡100の脱落を防止する帽子10であって、ブリム部30の上面に眼鏡100のレンズ部120の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備える帽子10とすることができる。即ち図1及び図2において示すクラウン部滑り止めを構成する側面突起21を備えていない帽子10である。 【0051】また3D刺繍からなる突起の形状も装飾も兼ねて様々な形状とすることができる。 【0052】また本実施例1ではクラウン部滑り止め及びブリム部滑り止めはいずれも3D刺繍の側面突起21及び突起31で構成されていたが、ゴムからなる突起、側面突起で構成することも可能である。 【0053】(実施例2)図3に実施例2の帽子40の斜視図を示す。実施例2の帽子40は、クラウン部50とブリム部60とを有し、ブリム部60の上面に載置した眼鏡(図示を省略する)の脱落を防止する帽子40であって、ブリム部60の上面に眼鏡のレンズ部(図示を省略する)の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備える。そしてこのブリム部滑り止めはブリム部60の上面に設けれた溝61から構成されている。この帽子40に眼鏡を腕部を左右に開いて帽子40のクラウン部50の左右の側面を挟んだ状態でブリム部60の上面に載置することができる。 【0054】実施例2の帽子は、実施例1と同様に、所謂野球帽のタイプの帽子である。クラウン部50は繊維の布からなる。ブリム部60は剛性を有し、芯の部分はポリエチレン(PE)からなり、表面は繊維の布からなっている。またこのブリム部60の上面は平面と言うよりは、左右の両端がやや下がり、中央が盛り上がったなだらかな凸状の曲面となっている。従ってブリム部60の下面はなだらかな凹状の曲面となっている。 【0055】ブリム部滑り止めを構成する溝61は、ブリム部60の上面から下面まで貫通しており、幅は概ね7mmであり長さは概ね25mmである。眼鏡の腕部でクラウン部50の左右の側面を挟んだ状態でブリム部60の上面に載置すると、眼鏡のレンズ部の底部がちょうどブリム部滑り止めを構成する溝61に収まるように構成されている。この溝61は、概ねブリム部60とクラウン部50との境界から概ね10mm程度の位置に設けられている。 【0056】なお実施例2はクラウン部滑り止めを備えていないが、実施例2の変形としてクラウン部滑り止めを備えることができる。この場合実施例1と同様の形状の側面突起をクラウン部滑り止めとして実施例1と同様の位置に設けることができる。 【0057】このようにブリム部滑り止めを溝61で構成した場合には、帽子を被った状態において眼鏡を帽子に載置したり、帽子から眼鏡をはずすことは容易に行うことができる。 【0058】なお本発明の実施例は、上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で種々の変形が可能である。 【0059】 【発明の効果】本発明の帽子は、ブリム部の上面に眼鏡のレンズ部の底部の滑りを規制するブリム部滑り止めを備えることによって、眼鏡のレンズ部の底部がブリム部の上面から滑らないようにして帽子から眼鏡が脱落することを防止することができる。またブリム部滑り止め、クラウン部滑り止めを突起から構成した場合には帽子を被った状態において簡単に眼鏡をブリム部の上に載置することができ、また眼鏡を帽子から簡単に取り外すことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501208899 【氏名又は名称】相澤 努
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| 【出願日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081776 【弁理士】 【氏名又は名称】大川 宏
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| 【公開番号】 |
特開2002−348718(P2002−348718A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月4日(2002.12.4) |
| 【出願番号】 |
特願2001−157496(P2001−157496) |
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