| 【発明の名称】 |
ヘルメット用風防開閉金具及び風防付きヘルメット |
| 【発明者】 |
【氏名】平光 耕三
【氏名】原田 一郎
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| 【要約】 |
【課題】風防を繰り返し開閉しても故障しにくく耐久性に優れた風防付きヘルメットを提供する。
【解決手段】取付基板6と、その取付基板6に回動自在に取付けたアーム7と、アーム7の回動範囲を規制するように固着したストッパ24と、アーム7に設けた孔27に挿入して保持したボールと、少なくとも風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動したときにそのアーム7に保持されたボールの一部が挿入して係止可能な孔を設けてアーム7と接触するように取付基板6に固着した板バネと、スペースを形成するように取付基板6に固着したスペーサと、アーム7の先端部を外部へ貫通させてアーム7とともに回動するようにアーム7の基端部に覆設した表カバー11とを具えて、これらの部品を鋼等の金属製とした風防開閉金具1を形成して、その風防開閉金具1におけるアーム7の先端部に風防2を取付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヘルメット本体5に固着可能な取付基板6と、その取付基板6に基端部を回動自在に取付けて先端部に風防2を取付可能としたアーム7と、同じく取付基板6にアーム7の回動範囲を規制するように固着したストッパ24と、アーム7の回動とともに移動するようにアーム7に設けた孔27に挿入して保持したボール30と、少なくとも風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動して位置したときにそのアーム7に保持されたボール30の一部が挿入して係止可能な孔23を設けてアーム7と接触するように取付基板6に固着した板バネ20と、アーム7に保持されたボール30が板バネ20の孔23から脱出して板バネ20に接触しながらアーム7の回動とともに移動するときに板バネ20の弾性変形を可能とするスペース34を形成するように取付基板6に固着したスペーサ17と、アーム7の先端部を外部へ貫通させてアーム7とともに回動するようにアーム7の基端部に覆設した表カバー11とを具えて、これらの部品を鋼等の金属製としたことを特徴とするヘルメット用風防開閉金具。 【請求項2】 取付基板6と、その取付基板6に基端部を回動自在に取付けたアーム7と、同じく取付基板6にアーム7の回動範囲を規制するように固着したストッパ24と、アーム7の回動とともに移動するようにアーム7に設けた孔27に挿入して保持したボール30と、少なくとも風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動して位置したときにそのアーム7に保持されたボール30の一部が挿入して係止可能な孔23を設けてアーム7と接触するように取付基板6に固着した板バネ20と、アーム7に保持されたボール30が板バネ20の孔23から脱出して板バネ20に接触しながらアーム7の回動とともに移動するときに板バネ20の弾性変形を可能とするスペース34を形成するように取付基板6に固着したスペーサ17と、アーム7の先端部を外部へ貫通させてアーム7とともに回動するようにアーム7の基端部に覆設した表カバー11とを具えて、これらの部品を鋼等の金属製とした風防開閉金具1を形成して、その風防開閉金具1におけるアーム7の先端部に風防2を取付けるとともに、その風防開閉金具1の取付基板6をヘルメット本体5にリベット9等により固着したことを特徴とする風防付きヘルメット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルメット用風防開閉金具、及び、風防付きヘルメットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、先端部に風防を取付けたアームの基端部をヘルメット本体に回動自在に取付けて、その風防を開閉自在とした風防付きヘルメットが存在する。 【0003】この種の風防付きヘルメットは、使用の際に風防を繰り返し開閉するので、部品が疲労したり磨滅して故障しやすいという不満がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、風防を繰り返し開閉しても故障しにくく耐久性に優れたヘルメット用風防開閉金具及び風防付きヘルメットの提供を課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のヘルメット用風防開閉金具は、ヘルメット本体5に固着可能な取付基板6と、その取付基板6に基端部を回動自在に取付けて先端部に風防2を取付可能としたアーム7と、同じく取付基板6にアーム7の回動範囲を規制するように固着したストッパ24と、アーム7の回動とともに移動するようにアーム7に設けた孔27に挿入して保持したボール30と、少なくとも風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動して位置したときにそのアーム7に保持されたボール30の一部が挿入して係止可能な孔23を設けてアーム7と接触するように取付基板6に固着した板バネ20と、アーム7に保持されたボール30が板バネ20の孔23から脱出して板バネ20に接触しながらアーム7の回動とともに移動するときに板バネ20の弾性変形を可能とするスペース34を形成するように取付基板6に固着したスペーサ17と、アーム7の先端部を外部へ貫通させてアーム7とともに回動するようにアーム7の基端部に覆設した表カバー11とを具えて、これらの部品を鋼等の金属製としたことを特徴とする、という構成を採るものである。 【0006】また、上記課題を解決するために、本発明の風防付きヘルメットは、取付基板6と、その取付基板6に基端部を回動自在に取付けたアーム7と、同じく取付基板6にアーム7の回動範囲を規制するように固着したストッパ24と、アーム7の回動とともに移動するようにアーム7に設けた孔27に挿入して保持したボール30と、少なくとも風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動して位置したときにそのアーム7に保持されたボール30の一部が挿入して係止可能な孔23を設けてアーム7と接触するように取付基板6に固着した板バネ20と、アーム7に保持されたボール30が板バネ20の孔23から脱出して板バネ20に接触しながらアーム7の回動とともに移動するときに板バネ20の弾性変形を可能とするスペース34を形成するように取付基板6に固着したスペーサ17と、アーム7の先端部を外部へ貫通させてアーム7とともに回動するようにアーム7の基端部に覆設した表カバー11とを具えて、これらの部品を鋼等の金属製とした風防開閉金具1を形成して、その風防開閉金具1におけるアーム7の先端部に風防2を取付けるとともに、その風防開閉金具1の取付基板6をヘルメット本体5にリベット9等により固着したことを特徴とする、という構成を採るものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1及び図2は本発明の風防開閉金具1を用いて風防2をヘルメット本体5に取り付けた状態を示したもので、図1は風防2を閉じた状態、図2は風防2を開いた状態をそれぞれ示している。すなわち、風防2を閉じた状態とは、ヘルメットを被った人の顔の前方に風防2を位置させた状態をいうものとし、風防2を開いた状態とは、ヘルメットを被った人の顔の前方を開放する位置まで風防2を回転させた状態をいうものとする。なお、風防開閉金具1はヘルメット本体5の両サイドにそれぞれ取付けるものである。また、風防2は透明カバー3と縁板4とから成り、両者とも平面形状(図示せず)はU字状の曲面を呈している。 【0008】次ぎに、図3乃至図15によって風防開閉金具1の構造を説明する。この風防開閉金具1は取付基板6、スペーサ17、板バネ20、ストッパ24、アーム7、ボール30、表カバー11、シャフト10、リベット8、リベット9、及びリベット31を構成部品とするものである。そして、これらの部品はすべて鋼等の金属製である。以下、これらの構成部品について順次説明する。 【0009】まず、取付基板6は、図3及び図4に示すように、両端に取付脚部12を有し、中央部にその取付脚部12より少し浮き上がった円板状の支持板部14を有している。そして、取付脚部12にはリベット9を通してヘルメット本体5に固着するための孔13を設けている。また、円板状の支持板部14にはシャフト10を通すための中心孔15を設けるとともに、その周囲の複数箇所にリベット31を通すための孔16を設けている。 【0010】次ぎに、スペーサ17は、図5及び図6に示すように、上記取付基板6における円板状の支持板部14に重ね合せるもので、その重ね合せ状態において、支持板部14の全体を覆わずに、支持板部14の一部だけを覆う略扇形を呈している。そして、取付基板6の中心孔15と孔16にそれぞれ位置が一致するように孔18と孔19を設けている。 【0011】板バネ20は、図7及び図8に示すように、取付基板6の支持板部14とほぼ同じ大きさの円板状を呈して、取付基板6の支持板部14に上記のスペーサ17を介して重ね合せるものである。この板バネ20は、上記スペーサ17の孔18と位置が一致するように中心孔21を設けるとともに、スペーサ17の孔19と位置が一致するように孔22を設けている。スペーサ17を板バネ20と取付基板6の支持板部14との間に介在させたことにより、板バネ20と取付基板6の支持板部14との間には空のスペース34が形成されることになる。また、板バネ20は上記のスペース34と対応する範囲内における複数箇所に孔23を同一円周上に位置するように設けている。 【0012】ストッパ24は、図9及び図10に示すように、板バネ20の一部と重なり合うように略L字形を呈している。このストッパ24にも板バネ20の孔22と位置が一致するように孔25を設けている。 【0013】アーム7は、図11及び図12に示すように、基端部のみがストッパ24と同一平面上に位置して板バネ20と重なり合っている。アーム7の先端部は取付基板6の支持板部14の外側へ突出している。アーム7の基端部には板バネ20の中心孔21と位置が一致するように孔26を設けている。また、アーム7の先端部には風防2の縁板4を取付けるリベット8を通すための孔28を設けている。また、アーム7の基端部における孔26の近傍には、アーム7を回動させたときに上記の板バネ20に設けた複数箇所の孔23とそれぞれ位置が一致するように孔27を設けている。 【0014】スペーサ17、板バネ20及びストッパ24は、取付基板6の支持板部14に対し、それらの孔16、19、22、25にリベット31を通すことにより(図15参照)一体的に固着する。 【0015】図13乃至図15に示すように、アーム7の孔27にボール30を挿入してから、アーム7の外側に表カバー11を覆設してボール30を脱出不能としている。そして、表カバー11に設けた中心孔35、アーム7の孔26、板バネ20の中心孔21、スペーサ17の孔18及び取付基板6の支持板部14に設けた中心孔15にシャフト10を通すことにより、取付基板6に対してアーム7と表カバー11を一体的に回動可能としている。なお、表カバー11は、図14に示すように、側面に切り欠き29を設けて、同切り欠き29からアーム7の先端部を表カバー11の外側へ貫通させている。 【0016】アーム7は、上記のように、取付基板6に対し表カバー11と一体的に回動する。なお、アーム7の回動角度は上記のストッパ24によると略90度に規制されることになるが、この角度はストッパ24の形状を変えることにより任意に変更可能である。 【0017】アーム7が回動すると、アーム7の孔27に挿入して保持されたボール30がアーム7の回動に従い移動する。そして、風防2が開いた状態と閉じた状態となる位置にそれぞれアーム7が回動して位置したときにそのアーム7に保持されたボール30の一部が、板バネ20に設けた孔23に挿入して係止することになる。すなわち、風防2の全開状態と全閉状態で、アーム7が係止して固定するようになっている。なお、図に示したように、板バネ20の3箇所に孔23を設けて、風防2が半開状態でアーム7を係止させることも可能である。また、それ以上に孔23の数を増やして、風防2の開き角度を細かく調整可能とすることも可能である。 【0018】アーム7を回動させると、アーム7に保持されたボール30が板バネ20の孔23から脱出して、板バネ20に接触しながらアーム7の回動とともに移動する。このとき、ボール30が板バネ20を押して弾性変形させるが、この弾性変形は上記のように、取付基板6の支持板部14と板バネ20との間にスペーサ17を介在させてスペース34を形成したことにより可能となるものである。 【0019】 【発明の効果】本発明のヘルメット用風防開閉金具及び風防付きヘルメットは上記の構成を具えることにより、強度が増して、風防を繰り返し開閉しても部品が疲労したり磨滅することが少なく、よって、故障しにくくなって耐久性が向上するという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591149322 【氏名又は名称】滝清株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年4月10日(2001.4.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060896 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 泰三
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| 【公開番号】 |
特開2002−309430(P2002−309430A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月23日(2002.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2001−111422(P2001−111422) |
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