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【発明の名称】 花飾り及びその梱包方法
【発明者】 【氏名】菊池 由佳子

【要約】 【課題】花を形作る布帛の再利用を可能にすると共に、組み立て加工を容易にし、製造コストの低減を可能にした花飾り及びその梱包方法を提供する。

【解決手段】プレート材3に開口部3aを設ける一方で、布帛1を折り畳んでその一部を収束し、布帛1の収束部1aをプレート材3の開口部3aに挿入して係止し、布帛1の非収束部1bを花状に広げる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プレート材に開口部を設ける一方で、布帛を折り畳んでその一部を収束し、該布帛の収束部を前記プレート材の開口部に挿入して係止し、該布帛の非収束部を花状に広げるようにした花飾り。
【請求項2】 被装飾物への装着手段として、前記プレート材から延長するポケット挿入部と、前記プレート材に取り付けた安全ピン又はクリップからなる連結具と、前記布帛の収束部に結束したリボンとを設けた請求項1に記載の花飾り。
【請求項3】 前記布帛を単繊維繊度0.0001〜1.0dtexの超極細フィラメント糸条から構成した請求項1又は請求項2に記載の花飾り。
【請求項4】 プレート材に開口部を設ける一方で、布帛を折り畳んでその一部を収束し、該布帛の収束部を前記プレート材の開口部に挿入して係止し、該布帛の非収束部を花状に広げるようにした複数の花飾りを梱包する方法であって、台紙に複数の切り込みを形成し、各切り込みに各花飾りのプレート材を挿入した状態で、これら花飾りを台紙と共に箱詰めする花飾りの梱包方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーティ等で使用する花飾り及びその梱包方法に関し、更に詳しくは、花を形作る布帛の再利用を可能にしながら、組み立て加工を容易にし、製造コストの低減を図った花飾り及びその梱包方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーティ等で使用する花飾りとして、ハンカチーフを花状に折り加工し、これに模造した葉や茎を装着し、更に被装飾物への装着手段として安全ピンやクリップを取り付けたものがある。このような花飾りはパーティ等で使用した後に分解することで、ハンカチーフとして使用することができる。
【0003】しかしながら、従来のハンカチーフを用いた花飾りは、ハンカチーフの形状を針金や粘着テープを用いて固定しているため、その組み立て加工が困難であり、それゆえ製造コストが高いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、花を形作る布帛の再利用を可能にすると共に、組み立て加工を容易にし、製造コストの低減を可能にした花飾り及びその梱包方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明の花飾りは、プレート材に開口部を設ける一方で、布帛を折り畳んでその一部を収束し、該布帛の収束部を前記プレート材の開口部に挿入して係止し、該布帛の非収束部を花状に広げるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】本発明では、開口部を設けたプレート材を用意し、折り畳んだ布帛の収束部をプレート材の開口部に挿入して係止し、該布帛の非収束部を花状に広げるだけで良いので、花飾りの組み立て加工を容易にし、その製造コストを低減を従来に比べて低減することができる。勿論、本発明の花飾りはパーティ等で使用した後に分解すれば布帛を再利用することができる。
【0007】被装飾物への装着手段として、プレート材から延長するポケット挿入部と、プレート材に取り付けた安全ピン又はクリップからなる連結具と、布帛の収束部に結束したリボンとを設けることが好ましい。上記ポケット挿入部は上着のポケット等への挿入を可能にし、安全ピンやクリップはポケットを持たない衣類への装着を可能にし、リボンはバッグ等への装着を可能にする。そのため、上記装着手段を備えた花飾りは、男性及び女性への共用が可能である。
【0008】また、布帛は単繊維繊度0.0001〜1.0dtexの超極細フィラメント糸条から構成することが好ましい。つまり、この種の花飾りでは布帛の大きさや質量がある程度限定されるが、布帛を超極細フィラメント糸条から構成すれば眼鏡拭き等として良好に機能させることができる。
【0009】上述した花飾りは、組み立て加工が容易であるが、変形し易いので、梱包に際して形状を保持するように十分に配慮する必要がある。本発明では、複数の花飾りを梱包する場合、台紙に複数の切り込みを形成し、各切り込みに各花飾りのプレート材を挿入した状態で、これら花飾りを台紙と共に箱詰めすることが望ましい。これにより、組み立て加工の容易性と梱包時の形状保持性を両立することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0011】図1〜図7は本発明の実施形態からなる花飾りの組み立て方法を示すものである。図1〜図4に示すように、矩形の布帛1を半分に折り畳み、これを更に屏風状に折り畳んだ後、その下部を収束して収束部1aを形成し、該収束部1aにリボン2を結束する。リボン2は結束状態で両端部が十分に余るように裁断すると良い。
【0012】一方、図5に示すように、布帛1を取り付けるためのプレート材3を用意する。このプレート材3は紙やプラスチック等から構成され、所望の形状に打ち抜き加工されている。プレート材3は上部に開口部3aを有し、下部にはポケット挿入部3bが延長している。また、プレート材3には開口部3aの近傍に安全ピン4が取り付けられている。但し、安全ピンの代わりにクリップを取り付けることも可能である。そして、図6に示すように、布帛1の収束部1aをリボン2と共にプレート材3の開口部3aに挿入して係止するのである。布帛1の収束部1aは開口部3aへ挿入するだけであっても良く、必要に応じてテープ等で補強しても良い。次いで、図7に示すように、布帛1の非収束部1bを花状に広げることで花飾り10が出来上がる。
【0013】上述のように花飾り10は、開口部3aを設けたプレート材3を用意し、折り畳んだ布帛1の収束部1aをプレート材3の開口部3aに挿入して係止し、該布帛1の非収束部1bを花状に広げるだけで簡単に組み立ることができるので、その製造コストを低く抑えることが可能である。しかも、花飾り10は簡単に分解可能であるので、布帛1の再利用が容易である。花飾り10における花の形状は特に限定されるものではなく、布帛1の折り畳み構造に基づいて種々の形にすることが可能である。
【0014】図8〜図10は、花飾りの装着方法を示すものである。図8に示すように、花飾り10はプレート材3から延長するポケット挿入部3bをポケットへ挿入することで上着に装着することができる。図9に示すように、花飾り10はプレート材3に取り付けた安全ピン4によりポケットを持たない衣類に装着することができる。図10に示すように、花飾り10は布帛1の収束部1aに結束したリボン2によりバッグに結び付けることができる。
【0015】花飾り10を構成する布帛1は、単繊維繊度0.0001〜1.0dtexの超極細フィラメント糸条を用いて織製又は編製した織編物から構成すると良い。単繊維繊度は、より好ましくは0.5dtex以下、更に好ましくは0.1dtex以下にすると良い。また、超極細フィラメント糸条は無撚糸でも加撚糸でも良い。布帛1を超極細フィラメント糸条から構成すれば、眼鏡拭き等として良好に機能させることができる。つまり、上記超極細フィラメント糸条は油膜を効果的に拭き取り、しかも毛細管現象により油や汚れを繊維間に取り込む作用を備えている。
【0016】超極細フィラメント糸条を構成する重合体は、繊維形成性のものであれば特に限定されるものではない。例えば、ポリエステルやナイロンを挙げることができる。フィラメントの形態としては、通常の丸断面を有するものも用いられるが、中でも異形断面を有するものや捲縮を付与したものが好ましく、一層優れた拭き取り効果を得ることができる。
【0017】図11及び図12は、花飾りの梱包方法を示すものである。複数の花飾り10を梱包する場合、図11に示すように、台紙11に複数の切り込み12を形成し、各切り込み12に各花飾り10のプレート材3を挿入し、その位置を固定する。同様にして、複数の花飾り10を台紙11に取り付けるようにする。そして、図12に示すように、複数の花飾り10を台紙11と共に箱13に収納する。このような梱包方法によれば、多数の花飾り10をその形状を損なうことなく簡単に梱包することができる。台紙11の寸法や形状は特に限定されるものではなく、例えば、図13に示すように、切り込み12の割り付けを増やしたり、切り込み12を湾曲させるようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プレート材に開口部を設ける一方で、布帛を折り畳んでその一部を収束し、該布帛の収束部をプレート材の開口部に挿入して係止し、該布帛の非収束部を花状に広げるようにしたから、布帛の再利用を可能にした花飾りの組み立て加工を容易にし、その製造コストを低減することができる。
【0019】また、複数の花飾りを梱包するに際して、台紙に複数の切り込みを形成し、各切り込みに各花飾りのプレート材を挿入した状態で、これら花飾りを台紙と共に箱詰めすることにより、組み立て加工の容易性と梱包時の形状保持性を両立することができる。
【出願人】 【識別番号】000003159
【氏名又は名称】東レ株式会社
【出願日】 平成13年6月11日(2001.6.11)
【代理人】 【識別番号】100066865
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
【公開番号】 特開2002−371418(P2002−371418A)
【公開日】 平成14年12月26日(2002.12.26)
【出願番号】 特願2001−175307(P2001−175307)