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【発明の名称】 目元化粧用具
【発明者】 【氏名】鳥濱 七美

【要約】 【課題】本発明は、一重目蓋を二重目蓋に変化させると共に付け睫毛を兼用する目元化粧用具であって、目蓋への装着が容易であり、化粧時間が短縮でき、かつ、装着していることが気付かれ難く、しかも、美しい仕上がりが得られる目元化粧用具を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明に係る目元化粧用具10は、疑似目蓋片30と疑似睫毛50とから構成され、前記疑似目蓋片30は、皮膚と同色の柔軟性のある素材よりなるものであって、中央が肉厚部31で、中央から左右にかけてはなだらかな肉薄部32を形成し、下端縁が湾入した円弧部33で、上端縁が湾出した円弧ぶ34よりなる横長の三日月状をなしており、前記疑似睫毛50は、前記疑似目蓋片30における下端縁の湾入した円弧部33に沿って取着され、その先端は上向きにカールしてなるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 疑似目蓋片と疑似睫毛とから構成されてなる、こと特徴とする目元化粧用具。
【請求項2】 疑似目蓋片と疑似睫毛とから構成され、前記疑似目蓋片は、皮膚と同色の柔軟性のある素材よりなるものであって、中央が肉厚で、中央から左右にかけてなだらかに薄く形成し、下端縁が湾入した円弧で、上端縁が湾出した円弧よりなる横長の三日月状をなしており、前記疑似睫毛は、前記疑似目蓋片における下端縁の湾入した円弧に沿って取着され、その先端は上向きにカールしてなる、こと特徴とする目元化粧用具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一重目蓋を二重目蓋に変化させると共に付け睫毛を兼用する目元化粧用具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、目元をくっきりとさせるために用いられる簡便な化粧用具としては、上目蓋の生え際に貼着する付け睫毛や上目蓋の目元に貼着する二重目蓋形成用テープが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の付け睫毛は細い線材に多数の繊維を配したものであり、前記線材に接着剤を塗布して上目蓋の睫毛の生え際に装着されるが、線材が細いために、適量の接着剤を適切な位置に確実に塗布することは困難であり、また、糊代面が小さいため、接着しても目蓋から脱落しやすいという欠点がある。
【0004】一方、二重目蓋形成用テープは、簡単に二重目蓋が形成されるものの、テープを貼着していることが目立って他人に気付かれやすい欠点がある。
【0005】また、目元をよりはっきりさせるためには、二重目蓋形成用テープを施すと共に付け睫毛を装着しなければならないため、化粧に時間がかかるという問題があり、しかも、狭い上目蓋の下端部に二重目蓋形成用テープと付け睫毛とを貼着することは困難である。
【0006】そこで本発明者は、鋭意研究を重ね、一重目蓋を二重目蓋に変化させると共に付け睫毛を兼用する目元化粧用具であって、目蓋への装着が容易であり、化粧時間が短縮でき、かつ、装着していることが気付かれ難く、しかも、美しい仕上がりが得られる目元化粧用具を開発した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る目元化粧用具は、疑似目蓋片と疑似睫毛とから構成され、前記疑似目蓋片は、皮膚と同色の柔軟性のある素材よりなるものであって、中央が肉厚で、中央から左右にかけてなだらかに薄く形成し、下端縁が湾入した円弧で、上端縁が湾出した円弧よりなる横長の三日月状をなしており、前記疑似睫毛は、前記疑似目蓋片における下端縁の湾入した円弧に沿って取着され、その先端は上向きにカールしてなるものである。
【0008】このように本発明に係る目元化粧用具を構成したため、上目蓋の下端部に疑似目蓋片を貼着するだけで、一重目蓋を二重目蓋に変化させると共に、疑似目蓋片に取着された疑似睫毛が付け睫毛の作用をする。
【0009】また疑似目蓋片は、皮膚と同色であるため目立たず、さらに中央が肉厚で、中央から左右にかけてなだらかに薄く形成し、下端縁が湾入した円弧で、上端縁が湾出した円弧よりなる横長の三日月状をなす構成であるために、上目蓋の下端に沿う形状であるので貼着しやすく、かつ、装着後の二重目蓋の状態が目立たず、しかも、目蓋を開閉しても、疑似目蓋片は上目蓋の一部として本物の皮膚であるかのように認識される。
【0010】疑似睫毛は、前記疑似目蓋片における下端縁の湾入した円弧に取着され、その先端は上向きにカールしてなるものであるため、前記のように疑似目蓋片が本物の皮膚のように認識されることから、この疑似睫毛も本物の睫毛のように認識される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参酌しつつ説明する。図1は本実施例における目元化粧用具を示し、図1の(A)は正面図であり、図1の(B)は側面図であり、図1の(C)は平面図であり、図1の(D)は(B)の断面図であり、図2〜図5は、本実施例における目元化粧用具の装着過程を示し、図2は該化粧用具の装着前の目の側面図であり、図3は該化粧用具を上目蓋に装着しようとする状態を示す斜視図であり、図4は該化粧用具を上目蓋に装着している状態を示す正面図であり、図5の(A)は装着した状態の正面図であり、図5の(B)は側面図である。
【0012】図1において、10は本実施例の目元化粧用具を示し、疑似目蓋片30に疑似睫毛50を取着して構成したものである。
【0013】疑似目蓋片30は、その素材が、例えば柔軟性のある合成樹脂等の材料に皮膚と同色の着色料を配合したものを使用する。したがって、この疑似目蓋片30はヒトの目蓋と同様の外観及び感触を持つように構成される。また、疑似目蓋片30の形状は、中央が肉厚部31であり、中央から左右にかけてはなだらかに薄く形成された肉薄部32となり、下端縁が湾入した円弧部33で、上端縁が湾出した円弧部34よりなる横長の三日月状をなしている。当該形状は上目蓋を開けたときの上目蓋の下端に沿う形状である。具体的な寸法は、図1の(A)の正面図において左右両端間の距離は約32mmであり、中央部の高さは約4mmであり、図1の(C)平面図において中央部の厚みは約1.5mmである。なお、これらの寸法は、装着するヒトの目蓋等の寸法や形状に合わせて適宜設計される。また、疑似目蓋片30の裏面側は、上目蓋の下端部と接着しやすくするために、若干窪ませた凹部35を形成している。
【0014】疑似睫毛50は、多数本の細い繊維よりなり、上記疑似目蓋片30の下端縁の湾入した円弧部33に取着されており、該疑似目蓋50を構成する各繊維の先端は上向きになるようにカールされている。
【0015】次に、図2〜図5に基づいて本実施例の目元化粧用具の装着過程を説明する。図2は該化粧用具の装着前の目の側面図であり、一重目蓋で睫毛が短いヒトの目元の側面図である。そして、図3に示すように、上目蓋1を閉じ、上目蓋1の下端部2に目元化粧用具10を取り付ける。取り付け方法は、疑似目蓋片30の裏面側の凹部35に接着剤を塗布し、図4に示すように上目蓋1の下端部2に接着剤を塗布した疑似目蓋片30の裏面側に押し付けて接着する。このようにして接着した目元化粧用具10は、図5の装着した状態の正面図(A)及び側面図(B)に示すように、疑似目蓋片30により二重目蓋が構成され、付け睫毛50が装着された状態となる。
【0016】以上のように、本実施例における目元化粧用具10は、上目蓋1の下端部2に疑似目蓋片30を貼着するだけで、図2に示す一重目蓋を図5に示すように二重目蓋に変化させ、この疑似目蓋片30に取着された疑似睫毛50が付け睫毛の作用をする。したがって、目元化粧用具10を装着するだけの一度の操作により二重目蓋への変化と付け睫毛の装着ができるので、化粧時間が短縮できる効果がある。
【0017】また疑似目蓋片30は、皮膚と同色であるため目立たないので、他人に気付かれない効果がある。さらに疑似目蓋片30は、中央が肉厚部31で、中央から左右にかけてはなだらかに薄く形成した肉薄部32であり、下端縁が湾入した円弧部33で、上端縁が湾出した円弧部34よりなり、裏面側に凹部35を有する横長の三日月状をなす構成であるために、上目蓋の下端部に具合良く沿う形状であるので貼着しやすい効果がある。またこのような形状をなすことから、装着後の二重目蓋の状態が目立たない効果がある。しかも、目蓋を開閉しても、疑似目蓋片30は上目蓋1の一部として本物の皮膚であるかのように認識され、他人に気付かれず、違和感なく他人と接触できるので化粧用具として優れた化粧効果がある。
【0018】疑似睫毛50は、前記疑似目蓋片30における下端縁の湾入した円弧部33に取着され、その先端が上向きにカールしてなるものであるため、前記のように疑似目蓋片30が本物の皮膚のように認識されることから、この疑似睫毛50も本物の睫毛のように目蓋から実際に生えているように認識されるので、化粧用具として優れた化粧効果がある。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る目元化粧用具は、上目蓋の下端部に疑似目蓋片を貼着するだけで、一重目蓋を二重目蓋に変化させると共に、疑似目蓋片に取着された疑似睫毛が付け睫毛の作用をする。したがって、一度の操作により二重目蓋への変化と付け睫毛の装着ができるので、化粧時間が短縮できる効果がある。
【0020】また疑似目蓋片は、皮膚と同色であるため目立たない効果があり、さらに中央が肉厚で、中央から左右にかけてなだらかに薄く形成し、下端縁が湾入した円弧で、上端縁が湾出した円弧よりなる横長の三日月状をなす構成であるために、上目蓋の下端に沿う形状であるので貼着しやすい効果があり、かつ、装着後の二重目蓋の状態が目立たない効果があり、しかも、目蓋を開閉しても、疑似目蓋片は上目蓋の一部として本物の皮膚であるかのように認識され、当該目元化粧用具を装着していることを他人に気付かれにくいので化粧用具として優れた化粧効果がある。
【0021】疑似睫毛は、前記疑似目蓋片における下端縁の湾入した円弧に取着され、その先端が上向きにカールしてなるものであるため、前記のように疑似目蓋片が本物の皮膚のように認識されることから、この疑似睫毛も本物の睫毛のように認識されるので、化粧用具として優れた化粧効果がある。
【出願人】 【識別番号】500547739
【氏名又は名称】株式会社ムラキ
【出願日】 平成13年6月1日(2001.6.1)
【代理人】 【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外1名)
【公開番号】 特開2002−363815(P2002−363815A)
【公開日】 平成14年12月18日(2002.12.18)
【出願番号】 特願2001−167301(P2001−167301)