| 【発明の名称】 |
トルマリン含有造花 |
| 【発明者】 |
【氏名】渥美 久仁則
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| 【要約】 |
【課題】天然自然にあるものの機能を利用して快適な空間アメニティを実現することを目的とする。
【解決手段】粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンのコート層を水溶性の接着剤で造花の花及び葉の表裏の面に形成し、さらに茎、支持棒については粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを混ぜた通電性の可塑性物質から成形し、植木鉢の中にはトルマリン石を充填し、多数のマイナスイオンを発生させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 微粉粒のトルマリンを含むコート層を造花の部位に形成することを特徴するトルマリン含有造花。 【請求項2】 水溶性の接着剤と混合した粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを含むコート層を造花の花及び葉の表裏の面に形成することを特徴とする請求項1に記載にトルマリン含有造花。 【請求項3】 造花を構成する茎、支持棒が粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを混ぜた通電性の可塑性物質からなることを特徴とする請求項1に記載のトルマリン含有造花。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、室内環境の向上を図ることが可能な造花に関し、特に天然自然の形態を用いて感覚的にも和ませ、また環境の浄化を図り快適な空間アメニティを実現できるトルマリン含有造花に関する。 【0002】 【従来の技術】昨今、空間アメニティを考える室内環境が脚光を浴びつつある。これまで室内環境を活性化する場合、空気清浄器等を室内に配置することにより、人工的に室内の清浄化を図ることが行われてきた。そのような場合、室内に装置等を持ち込まなければならず、人間への精神的な圧迫感等があり、感覚的に和ますことは不可能に近い。本来の空間アメニティは自然の状態を室内に実現するということであるから、室内における装置等の存在により天然自然な環境の実現ということからは遠ざかる。それ故、室内に多数の装置等を運び込んで空気の清浄さ等を自然に合わせても本来の空間アメニティの実現から遠ざかってしまう。 【0003】そのため、空気清浄器といった装置等の室内への持ち込む代わりに天然自然にある植物等を持ち込むことが空間アメニティを実現する趣旨に合致するものである。しかしながら、自然の花等では寿命があり長い期間にわたって室内におくことには無理がある。寿命という点を考慮すると造花が考えられるが、単なる造花の場合、人を感覚的に和ますことは可能であるが室内の環境、例えば空気等を自然の状態に近づけるということは難しい。 【0004】ところで、近年では、マイナスイオンを放出する物質として、天然産のトルマリンが見い出されている。マイナスイオンは生体細胞を賦活し、生体に対して好影響を与えることが注目されており、このマイナスイオンを例えば身体の新陳代謝や血行の促進、疲労回復を図る効果等を利用する研究が積極的になされている。例えば特開平11―019339号公報ではトルマリンを含有した縫いぐるみが開示されている。特に、トルマリンの発生するマイナスイオンが人体の血液に作用して血清中のマイナスイオンの増加がナトリウム・カルシウムを増加させ、カリウムを減少させる。その結果、血液を弱アルカリ性にし、疲労の回復に資するというものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これまでトルマリンを用いた製品のほとんどが人体と接触することにより人体への良い影響という点を考慮したものであった。人体と直接接触しなくても快適な空間アメニティを通して人体への良い影響を与えるということは可能であり、昨今、注目を浴びている室内の空間アメニティにおいてもトルマリンを利用することは可能である。 【0006】特に、天然自然にあるものの本来の機能である人間の心を和ませるということを十分に発揮して快適な空間アメニティを実現することが感覚的にも、現実の環境条件にも合致するものである。そこで、天然自然にある形態を用いることにより、天然自然にあるものの本来の機能を発揮させ、トルマリンを利用して快適な空間アメニティを実現することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、微粉粒のトルマリンを含むコート層を造花の部位に形成することを特徴するトルマリン含有造花である。このような構造を採ることにより、造花に形成されたトルマリンのコート層からマイナスイオンを発生させることが可能になる。 【0008】請求項2に記載の発明は、水溶性の接着剤と混合した粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを含むコート層を造花の花及び葉の表裏の面に形成することを特徴とするトルマリン含有造花である。このような構成を採ることにより、造花の特に表面積の大きい部分である花及び葉にトルマリンを含むコート層を形成することができ、マイナスイオンの発生を可能にすることができる。 【0009】請求項3に記載の発明は、造花を構成する茎、支持棒、粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを混ぜた通電性の可塑性物質からなることを特徴とするトルマリン含有造花である。このような構成を採ることにより、トルマリンを噴霧し難い茎等の棒材についてもトルマリンを十分に含有させることが可能になる。また茎等が通電性の物質からできていればトルマリンが埋め込まれていてもマイナスイオンの発生が可能になる。 【0010】トルマリンの効果であるマイナスイオンの発生を促し易いトルマリンのコート層の形成方法の一つとして、造花の花、葉に接着剤を噴霧して接着剤層を形成し、粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを前記接着剤層の上に噴霧してトルマリンのコート層を形成することを特徴とするトルマリンを含むコート層の形成方法がある。このような構成を採ることにより、トルマリンと接着剤とを混合せずにトルマリンの層と接着剤層とを分離しているため、トルマリンの粒子が直接外気(空気)に接する部分(トルマリンの粒子の表面)に付着物がないため、多数のマイナスイオンを発生しやすくなる。 【0011】トルマリンからのマイナスイオンの発生を多くするためには造花のあらゆる部位にトルマリンを用いる必要がある。造花の多くの部位にトルマリンを用いる構成としては、水溶性の接着剤を用いて粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンからなるコート層が形成された造花の花及び葉の表裏の面と、粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを混ぜた通電性の可塑性物質からなる造花の茎、支持棒とを備え、植木鉢及び植木鉢内にもトルマリンを用いることを特徴とするトルマリン含有造花となる。このように造花の下部にあたる植木鉢についてもトルマリンを用いることになれば多くのマイナスイオンを発生することができる。 【0012】植木鉢については接着剤及びトルマリンの微粉粒を噴霧するということも可能であるし、植木鉢の材料である紙等とトルマリンを混合して植木鉢を形成してもよい。植木鉢内には花、葉等を被うリボン等、植木鉢の上部に置かれる石等、植木鉢9の中間部分に配置される剣山の代わりの台(一般に発泡スチロール製)及び植木鉢9の下部に配置された造花が上下方向にずれるのを防止するセロファンで包んだ粘土(油粘土)があり、これらについてもトルマリンを用いる。 【0013】植木鉢についてトルマリンを用いない場合の構成としては、水溶性の接着剤を用いて粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンからなるコート層が形成された造花の花及び葉の表裏の面と、粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンを混ぜた通電性の可塑性物質からなる造花の茎、支持棒とを備えることを特徴とするトルマリン含有造花となる。この構成の場合、花の部分といった造花の中心となる部分についてトルマリンが用いられることになる。 【0014】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である造花の斜視図である。造花は主材である花1、葉3及び茎2と、副材である茎2を支える支持棒4、茎2の回りを囲むリボン等8及び花1を植え込んである植木鉢9で構成されている。植木鉢9内は三層構造になっており、上部は石等5が配置されている。中間部には花を固定する剣山の代わりとして発泡スチロール製の台6が配置してある。下部にはセロファンで包んだ粘土(油粘土)7が配置されている。以上の構造の造花の花及び葉にトルマリンのコート層を形成するためには、二通りの方法がある。 【0015】(例1)水溶性で通電性があり粘性のある乾きの速い接着剤と粒径3μm以上の微粉粒のトルマリンとを混合する。混合した流体をスプレー等で造花に噴霧する。スプレー等による噴霧箇所としては花弁及び花の裏面、葉の表裏面が中心となる。スプレー等により噴霧された箇所にはトルマリンを含むコート層20(図1参照)が形成される。図2に示すように、トルマリンの粒子10は接着剤11と混ぜ合わされているので表面には接着剤の層が形成されている。接着剤11としては通電性のあるものを用いているのでトルマリンの特性であるマイナスイオンの発生には大きく妨げとはならない。 【0016】(例2)もう一つの方法は接着剤を造花に噴霧した後に、トルマリンの微粉粒を噴霧するというものである。まず水溶性で通電性があり粘性のある乾きの速い接着剤をスプレー等で造花の花弁及び花の裏面、葉の表裏面に噴霧して接着剤層を形成する。次に、トルマリンの微粉粒をスプレー等で同じように花弁及び花の裏面、葉の表裏面に噴霧してトルマリンのコート層を形成する。その結果、図3に示すように、接着剤11の上にトルマリンの粒子10が付着する。トルマリンの粒子10の外気に触れる部分には接着剤11等の不着物はなく、マイナスイオンの発生の妨げが全くなくなる。 【0017】以上が接着剤とトルマリンとを噴霧する方法である。トルマリンの特性を考えるならば、例2の方法を採ることが妥当である。トルマリンの表面が付着物を介して外気(空気)に触れるよりも、付着物を介さずに外気(空気)に直接触れた方がマイナスイオンが発生しやすいからである。また、例2ではスプレー等による噴霧工程は2工程となるが、接着剤とトルマリンを混ぜ合わせる工程をなくすことができるので作業効率の面からも有利である。 【0018】また、トルマリンによるマイナスイオンの発生を多くすることを目的とするものであるため、トルマリンが噴霧される花及び葉に大きなコート層20が形成できればよく、トルマリンを噴霧することにより形成されるコート層20のパターン形状は点状でも線状でもよく、特に限定されない。 【0019】本実施の形態では花、葉の材料は不織布を用いている。ただし、不織布に限定されるものではなく、織布、編成布、合成樹脂フィルム及び紙等いずれの材料をも用いることができる。 【0020】茎2、支持棒4といった棒材についても上記のように接着剤及び微粉粒のトルマリンを噴霧するということも一つの方法であるが、さらに茎2、支持棒4のトルマリンによるマイナスイオンの発生を増やすためには上記の方法では限界がある。そのため、通電性のある可塑性物質であるプラスチック材、塗料及びトルマリンを混ぜ合わせて茎2、支持棒4を成形する。この場合、塗料も混ぜ合わせているため、所望の色の茎2、支持棒4を得ることができる。成型方法としてはプラスチック材、塗料及びトルマリンを混ぜ合わせ、マスターバッチ(三種類の材料を混ぜ合わせた小片)を成形し、そのマスターバッチを茎2、支持棒4の型に填め茎2、支持棒4の成形を行うというものである。 【0021】主材である花、葉等を被うリボン等8の副材についてはトルマリンの微粒子をナイロン製不織布で挟んだフィルターあるいはマイナスイオンを静止状態で恒久的に安定して発生するPET繊維を用いている。また、リボン等8として用いる不繊布等にトルマリンを噴霧してトルマリン含むコート層を形成してもよい。 【0022】植木鉢9に関してはトルマリンを用いずに花1、茎2、葉3及び支持棒4についてトルマリンを用いる構成であってもよい。マイナスイオンの発生をさらに多くするためには植木鉢9についてもトルマリンを用いる必要がある。以下ではトルマリンを用いた植木鉢9の説明をする。 【0023】植木鉢9の上部には石等5としてトルマリンの鉱石を多数配置してある。ここに配置してあるトルマリンの鉱石は研磨したトルマリンが配置してあるが、研磨されていないトルマリンの鉱石であってもよい。マイナスイオンの発生には研磨のあるなしは影響されないからである。本実施の形態ではトルマリンを二段にしているが、二段に限定されるものではなく、何段にしてもよい。 【0024】植木鉢9の中間部分には剣山の代わりとして発泡スチロール製の台6が配置してあり、この発泡スチロール製の台6についてもトルマリンのコート層が形成してある。トルマリンのコート層は発泡スチロール製の台6の上面だけではなく、側面についても施されている。 【0025】図1に示すように植木鉢9の下部には表面に微粉粒のトルマリンのコート層が形成してあるセロファンで包んだ粘土(油粘土)を配置することによって、花1が上下方向にずれるのを防止している。このセロファンで包んだ粘土(油粘土)7の代わりに、植木鉢の上部と同様にトルマリンの鉱石を敷き詰めて多段重ねにして植木鉢9の下部に配置することも可能である。 【0026】植木鉢9本体は紙、塗料及びトルマリンを混ぜ合わせて形成することもできる。従って、植木鉢9の表面からもマイナスイオンを発生させることができる。 【0027】以上ように9箇所(花1、茎2、葉3、支持棒4、石等5、台6、セロファンで包んだ粘土(油粘土)7、リボン等8及び植木鉢9)にトルマリンを用いることにより、多数のマイナスイオンを発生させることが可能になる。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、造花のあらゆる部位にトルマリンを含有させることにより、多数のマイナスイオンを発生させることが可能になった。特に、造花の部位にトルマリンを含有させる場合に花、葉といった部位と他の部位を分けて各部位に最も効果的にトルマリンを含有させられる。 【0029】また、トルマリンを含むコート層を花、葉に形成する場合にはじめに接着剤層を形成し、次いで微粉粒のトルマリンのコート層を形成することにより、トルマリンの粒子が直接外気(空気)に接することができ、多数のマイナスイオンを発生しやすくできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500313798 【氏名又は名称】有限会社アツミ・グリーンプランニング
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| 【出願日】 |
平成12年7月3日(2000.7.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100106161 【弁理士】 【氏名又は名称】竹島 智司
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| 【公開番号】 |
特開2002−20921(P2002−20921A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月23日(2002.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−201044(P2000−201044) |
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