| 【発明の名称】 |
ボタン穴及びこれを用いた各種物品 |
| 【発明者】 |
【氏名】鶴田 宗市
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| 【要約】 |
【課題】ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型くずれやボタン穴自体の破損を軽減することができ、しかもボタンと組み合わせることにより新たなデザインを造形することが可能なボタン穴及びこれを用いた各種物品を提供する。
【解決手段】下布地13に固着されたボタンBを下布地13を被う上布地14の裏面よりくぐらせて上布地14の表面に露出させて留めるためのボタン穴10において、ボタン穴10はボタンBをくぐらせて留めるためのボタン穴本体11と、ボタン穴本体11の長手方向の端部からボタン穴本体11の一部を被うように上布地14の表面に設けられた補強布12を備え、補強布12はボタン穴本体11の長手方向外側において上布地14に固着される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下布地に固着されたボタンを前記下布地を被う上布地の裏面よりくぐらせて前記上布地の表面に露出させて留めるためのボタン穴において、前記ボタン穴は前記ボタンをくぐらせて留めるためのボタン穴本体と、前記ボタン穴本体の長手方向の端部から前記ボタン穴本体の一部を被うように前記上布地の表面に設けられた補強布を備え、前記補強布は前記ボタン穴本体の長手方向外側において前記上布地に固着されているボタン穴。 【請求項2】 前記ボタン穴本体は平行に配置された2本の帯状部材間の間隙として形成されている請求項1記載のボタン穴。 【請求項3】 前記ボタン穴は、平行に配置された2本の帯状部材と前記帯状部材の表面の両端部に前記帯状部材に交差して設けられた補強布とを備えたボタン穴形成部材により形成され、前記ボタン穴形成部材はその表面が前記上布地に形成された流線形様の孔部より露出するように配置されている請求項1記載のボタン穴。 【請求項4】 2つのカップ部と前記2つのカップ部を連結するバックストラップ部を有するブラジャーにおいて、前記バックストラップ部の端部にはボタンが設けられており、前記カップ部には前記ボタンを留めるための請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成されているブラジャー。 【請求項5】 下布地にボタンが固着されており、前記下布地を被う上布地に前記ボタンが留められるボタン穴が形成されている衣服において、前記ボタン穴は請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴である衣服。 【請求項6】 前記ボタン穴の補強布は前記上布地の端部を織り返したカラー部である請求項5記載の衣服。 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成されているワッペン。 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成されているバックル。 【請求項9】 開口を有する収納部と前記開口を閉塞する蓋部とを備えたポケットにおいて、前記収納部にはボタンが設けられており、前記蓋部には前記ボタンを留めるため請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成されているポケット。 【請求項10】 開口を有する収納部と前記開口を閉塞する蓋部とを備えた鞄において、前記収納部にはボタンが設けられており、前記蓋部には前記ボタンを留めるため請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成されている鞄。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はボタン穴及びこれを用いた各種物品に関する。 【0002】 【従来の技術】ボタンは衣服の合せ目を留める留め具等として広く用いられている。通常、ボタンは、図33に示されるように、ボタンBが縫付けられている下布地113の上にボタン穴(ボタンホール)111が形成されている上布地114が重ねられ、ボタンBを上布地114の裏面からボタン穴111をぐらせて上布地114の表面に露出させることにより留められる。このボタン穴111は、通常、ボタンBの直径よりやや大きな直線状に形成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ボタン穴111が大きすぎるとボタンBを留めるのは容易になるが、留めたボタンBが外れ易くなる。一方、留めたボタンBが外れにくくするためボタン穴111を小さく設定すると、ボタンBをボタン穴111に留めるのが困難になる。 【0004】また、ボタン穴111に留めたボタンBがボタン穴111の長手方向に引張られると、図34に示されるように、ボタンBを下布地113に縫付けるための糸116がボタン穴111の端部に接触し、ボタン穴111の端部に下布地113方向の力が働き、この反動としてボタン穴111端部の外側の上布地114にボタンB方向(矢印C)方向の力が働く。このため、上布地114に反り返りが生じ、型くずれが生じる場合がある。また、ボタンBを縫付けるための糸116がボタン穴111の端部に接触してボタン穴の端部を破損することもある。さらに、ボタン自体は色彩やデザインは様々であり、各種の装飾が施されたものは多く存在する。しかし、ボタンがボタン穴と一体となって一定の装飾性を奏するものは存在しない。 【0005】本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型くずれやボタン穴自体の破損を防止することができ、しかもボタンと組み合わせることにより新たなデザインを造形することが可能なボタン穴及びこれを用いた各種物品を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するため、本発明のボタン穴は、下布地に固着されたボタンを下布地を被う上布地の裏面よりくぐらせて上布地の表面に露出させて留めるためのボタン穴において、ボタン穴はボタンをくぐらせて留めるためのボタン穴本体と、ボタン穴本体の長手方向の端部からボタン穴本体の一部を被うように上布地の表面に設けられた補強布を備え、補強布はボタン穴本体の長手方向外側において上布地に固着するように構成した。 【0007】本発明に係るボタン穴によれば、補強布は上布地の表面に設けられており、この補強布はボタン穴本体の長手方向外側において上布地に固着されているため、上布地の裏面からボタンをボタン穴にくぐらせるときに補強布が支障となることがないのでボタンが留め易い。しかも、上布地の表面に設けられている補強布によりボタン穴本体の表面開口部は狭められるので、この表面開口部から露出するように留められたボタンはボタン穴から外れにくい。 【0008】また、ボタン穴に留めたボタンがボタン穴の長手方向に引張られると、ボタンを下布地に縫付けるための糸はボタン穴本体の内部に突出する補強布の端部に接触する。このとき、補強布はボタン穴本体の端部方向に変形し、ボタン穴の長手方向の長さがある程度広がることによりクッションとして働き、上布地に掛かる力を緩和すると共に、上布地の表面に設けられている補強布には下布地方向の力が働く。このため、上布地が反り返って型くずれが生じるのを防止することができる。また、ボタンを縫付けるための糸が直接ボタン穴の端部に接触してボタン穴の端部を破損することを防止することもできる。さらに、上布地と補強布の色彩やデザインを異ならせることにより、ボタンの形状や色彩等と相俟って装飾性に優れた物品を提供することができる。このようなボタン穴は、衣服、下着、ワッペン、バックル、ポケット、鞄等留め具としてボタンを用いるあらゆる物品に用いることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3は本発明に係るボタン穴の第1実施形態を示す。このボタン穴10はボタンBをくぐらせて留めるためボタン穴本体11と、このボタン穴本体11の長手方向の両端部からボタン穴本体11の一部を被うように設けられた補強布12とを備えている。 【0010】ボタン穴本体11はボタンBが縫付けられた下布地13に重ねられる上布地14に形成されている。このボタン穴本体11は、通常、ボタンBの直径よりやや大きな直線状に形成される。補強布12は、上布地14の表面に重ねて設けられている。この補強布12はボタン穴本体11の両端部外側の縫付部15により上布地14に縫付けられており、補強布12の内側端部は自由端としてボタン穴本体11の両端部よりボタン穴本体11の一部を被っている。この補強布12の内側端部間の間隔は、通常、ボタンBの直径よりやや小さくなるように設定される。このような補強布12はある程度の柔軟性を有するものであれば、上布地14と同一の布地で形成されていてもよく、異なる布地で形成されていてもよい。 【0011】このような構成を有するボタン穴10にボタンBを留める場合、ボタンBは上布地14の裏面からボタン穴本体11をくぐらされ、補強布12の内側端部を被う状態で上布地14の表面に表れる。このとき、上布地14の裏面に開口しているボタン穴本体11はボタンの直径よりやや大きく設定されていると共に、ボタン穴本体11の内側に突出している補強布12の内側端部はある程度の柔軟性を有しており、しかもこの補強布12はボタン穴本体11の両端部外側の縫付部15により上布地14に縫付けられているため、ボタンBがボタン穴10をくぐる抜ける際に補強布12が支障となることはない。一方、ボタンBが一旦ボタン穴10に留められると、補強布12の内側端部間の間隔はボタンBの直径よりやや小さく設定されているため、この補強布12の内側端部を被う状態で露出しているボタンBは外れにくい。 【0012】また、ボタン穴10に留めたボタンBがボタン穴10の長手方向に引張られた場合、図3に示されるように、ボタンBを下布地に縫付けるための糸16はボタン穴本体11の内部に突出する補強布12の端部に接触する。このとき、補強布12はボタン穴10の端部方向に変形する。この結果、ボタン穴10はある程度広がり、クッションとして働くことにより、上布地14に掛かる力を緩和すると共に、上布地14の表面に設けられている補強布12には下布地方向(矢印D方向)の力が働く。このため、上布地14が反り返って型くずれが生じるのを防止することができる。また、ボタンBを縫付けるための糸16が直接ボタン穴本体11の端部に接触してボタン穴本体11を破損することを防止することもできる。 【0013】さらに、上布地14と補強布12の色彩やデザインを異ならせることにより、ボタンBの形状や色彩等と相俟って装飾性に優れた物品を提供することができる。尚、上述した説明では、補強布12はボタン穴本体11の両端部に設けられているが、補強布12はボタン穴本体11の一方の端部にのみ形成されていてもよい。 【0014】次に、本発明に係るボタン穴の他の実施形態について説明する。以下の説明においては、上述した構成と同一のものには同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。図4〜図6は本発明に係るボタン穴の第2実施形態を示す。 【0015】このボタン穴20は孔部21が形成された表地22及び裏地23の間にボタン穴形成部材24が孔部21から露出するように挟み込まれて一体化された構造を有している。 【0016】このボタン穴形成部材24は、図6及び図7に示されるように、微小間隔を配して平行に並べられた2本の第1帯状部材25と、この第1帯状部材25の両端部で第1帯状部材25に交差して掛け渡されている2本の第2帯状部材26とを備えている。この第2帯状部材26は第1帯状部材25の長手方向外側領域の接着部27において第1帯状部材25に縫付けられているか、或いは接着剤等で接着されている。このような第1帯状部材25及び第2帯状部材26は、通常、ある程度の柔軟性を有する布等の材料により形成される。 【0017】上記のようなボタン穴形成部材24においては、第1帯状部材25間の間隔がボタン穴本体となり、第2帯状部材26が補強布として作用する。従って、本発明に係るボタン穴20によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、しかもボタン穴が形成された布地の型くずれやボタン穴自体の破損を軽減することができる。また、例えば、第1帯状部材25を黒色の材料で形成し、第2帯状部材26を白色の部材で形成し、これを人や動物の目の形状を模した流線形様の孔部21から露出させることにより、人や動物の目を模したボタン穴を形成することができる。 【0018】図8は本発明に係るボタン穴の第3実施形態を示す。このボタン穴30は1本の帯状部材が複数回折り畳まれたボタン穴形成部材31により形成される。このボタン穴形成部材31は、帯状部材の一部が平行部32として2本平行に配列され、外側折畳部33が平行部32の両端部表面を被っていると共に、垂下部33が平行部31と直交する構造を有している。そして、外側折畳部32はその内側端部より所定距離を介した接着部35において平行部32に接着されるか又は縫付けられていると共に、垂下部34はその中央の接着部36において平行部32に接着されるか又は縫付けられている。 【0019】このようなボタン穴形成部材31は、例えば、以下のような手順で作成することができる。まず、図9及び図10に示されるように、帯状部材37は、その一端が2本平行に配置された平行部32を形成し、三角形状の外側折畳部33が平行部32の端部表面を被うように、2回折り畳まれる。そして、図11に示されるように、この帯状部材37の一端は平行部32と直交する第1垂下部34aを形成するように折り畳まれる。 【0020】同様に、図12及び図13に示されるように、帯状部材37は、その他端が2本平行に配置された平行部32を形成し、三角形状の外側折畳部33がこの平行部32の端部表面を被うように2回折り畳まれる。そして、図14に示されるように、この帯状部材の他端は平行部32の中央表面を被うと共に、第一垂下部34aと重ね合わされて平行部と直行する第2垂下部34bを形成するように折り畳まされる。 【0021】次いで、図15に示されるように、外側折畳部33はその内側端部より所定距離を介した接着部35において平行部32に接着されるか又は縫付けられると共に、第1垂下部34aは第2垂下部34bと重ね合わされ、中央の接着部36において平行部32に接着されるか又は縫付けられることにより垂下部34とされる。 【0022】このようなボタン穴形成部材31においては、平行部32の間の間隔がボタン穴本体となり、外側折畳部33が補強布として作用する。従って、本発明に係るボタン穴によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、しかもボタン穴自体の破損を軽減することができる。また、帯状部材を折り畳むことによってボタン穴を有する全く新たな物品を提供することができる。次に、上述したボタン穴を用いた各種の物品について説明する。 【0023】図16〜図18は図1〜図3に示されるボタン穴を用いたブラジャー40を示す。このブラジャー40はボタン穴10が形成された2つのカップ部41と、2つのカップ部41の上端を連結するネックストラップ部42と、両端にボタンBが設けられたバックストラップ部43とを備えている。カップ部41の下側にはボタンBの直径よりやや大きなボタン穴本体11が形成されている。また、カップ部41の表面の下側には補強布12が設けられており、この補強布12はボタン穴本体11の外側端部よりボタン穴本体11の一部を被っている。 【0024】このようなブラジャー40は、バックストラップ部43に設けられたボタンBをカップ部41の裏面からボタン穴10をくぐらせて留めることにより着用される。本発明によれば、ボタンBを留め易いと共に一旦留めたボタンBが外れにくいブラジャーを提供することができる。また、着用者の動作等に伴ってバックストラップ43がボタン穴10の外側端部方向に引っ張られた場合、補強布12は外側端部方向に変形し、ボタン穴10の長手方向の長さがある程度広がることによりクッションとして作用するので、カップ部41に掛かる力を緩和することができる。従って、カップ部41の型くずれやボタン穴10自体の破損が少なく、しかも使用感の良いブラジャー40を提供することができる。 【0025】図19は図1〜図3に示されるボタン穴10を用いたジャケット50を示す。このジャケット50はボタンが設けられている第1正面合せ部51と、第1正面合せ部51に重ねられて留められる第2正面合せ部52を備えており、第2正面合せ部52にはボタンBを留めるボタン穴本体11が形成されている。 【0026】このジャケット50の第2正面合せ部52の端部は折り返されてカラー部53に形成されており、このカラー部53の折り返された部分の端部はボタン穴本体11の端部からボタン穴本体11を被っており、このボタン穴本体11を被った部分が補強布として作用する。 【0027】このようなジャケット50は、第2正面合せ部52が第1正面合せ部51に重ね合わされ、第1正面合せ部51に設けられたボタンBが第2正面合せ部52に形成されたボタン穴10に留められることにより着用される。本発明によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、しかも第2正面合せ部52の型くずれやボタン穴10自体の破損が少ないジャケットを提供することができる【0028】図20及び図21は図1〜図3に示されるボタン穴を用いたバックル60を示す。このバックル60は長円形状に形成された基材61と、基材61の両端部に設けられた補強布12とを備えている。この基材61には長手方向に沿ってボタン穴本体11が形成されており、このボタン穴本体11の両端部は補強布12により覆われている。この補強布12はボタン穴本体11の両端部外側の接着部62において基材61に縫付けられているか、或いは接着剤等により接着されている。このようなバックル60は図22に示されるように、ベルト64の両端に設けられたボタンBを留めたり、図23に示されるように、帯状部材66の両端に形成された結び目66aをボタンとして留めたりする場合等に用いられる。本発明に係るバックル60によれば、着用者の動作等に伴いベルト64や帯状部材66がボタン穴10の外側方向に引っ張られた場合、補強布12は外側方向に変形し、ボタン穴10の長手方向の長さがある程度広がってクッションとして作用するので、バックル60に掛かる力を緩和することができる。従って、バックル60の型くずれやボタン穴10自体の破損が少なく、しかも使用感の良いバックルを提供することができる。 【0029】図24及び図25は図4〜図6に示されるボタン穴20を用いたワッペン70を示す。このワッペン70は人間の目の形状を模した流線形様の孔部21が2個形成された表地22及び裏地23の間にボタン穴形成部材24が孔部21から露出するように挟み込まれて一体化された構造を有している。このようなワッペン70は、例えば、図26に示されるように、シャツやジャケット等にボタンBを2設け、これらのボタンBをボタン穴に留めることにより使用される。本発明に係るワッペンによれば、ボタンBによりワッペン70を容易に留めることができ、しかも一旦留めたワッペン70が外れにくくなるという効果を奏する。また、例えば、第1補強部材25を黒色の部材で形成し、第2補強部材26を白色の部材で形成してボタンBを留めることにより、人や動物の目の形状を模したボタン穴を形成することができる。この場合、図27に示されるように、ボタンとして複数の球状のボタンBが珠々つなぎになったものを用い、これらのボタンBの先端部をワッペン70の表面から垂らすことにより、あたかも目から涙が流れる様子を表したワッペン70が造形される。 【0030】図28及び図29は図4〜図6に示されるボタン穴20を用いたポケット80を示す。このポケット80は物品を収納する収納部81と、この収納部81の上部開口を被う蓋部82とを備えている。収納部81の表面にはボタンが設けられており、蓋部82にはこのボタンを留めるためのボタン穴20が形成されている。このようなポケット80によれば、ボタンBを留めやすく、しかも一旦留めたボタンBが外れにくくなる。また、目の形状が表されたポケットを提供することができる。 【0031】図30及び図31は図4〜図6に示されるボタン穴20を用いた鞄90を示す。この鞄90は物品を収納するための本体部91と、本体部91の上部開口を被う蓋部92とを備えている。本体部91の表面にはボタンが設けられており、蓋部92にはこのボタンを留めるためのボタン穴20が形成されている。このような鞄によれば、ボタンにより蓋部92を留めやすく、しかも一旦留めた蓋部92が外れにくくなる。また、鞄に人や動物の鼻や口等を模したデザインを形成することにより、目の形状を模したボタン穴20と相俟って顔のデザインを表した鞄を提供することができる。 【0032】図32は図8に示されるボタン穴30を用いたバックル100を示す。このバックル100はストラップ101等の両端に設けられたボタンBをボタン穴形成部材31のボタン穴30に留めること等により使用される。このバックル100を首の正面に配置し、ストラップ101を首にまわして留めることにより首飾りとして用いたり、足首の周りに留めることにより脚飾りとして用いることができる。 【0033】本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。例えば、上述した実施の形態では補強布がボタン穴本体の長手方向の両端部に設けられているものについて説明されているが、これらの形態においても補強布はボタン穴本体の長手方向の一方の端部にのみ設けることも可能である。また、ボタン穴と物品の組合せは上述した形態に限定されるものではなく、必要に応じて任意に組み合わせることができる。さらに、本発明に係るボタン穴を用いることのできる物品も上述した実施の形態に限定されるものではなく、留め具としてのボタンを備えたあらゆる物品に用いることができる。 【0034】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型くずれやボタン穴自体の破損を軽減することが可能なボタン穴を提供することが可能になる。また、ボタンと組み合わせることにより新たなデザインを呈する各種物品を提供することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391039139 【氏名又は名称】鶴田 宗市
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| 【出願日】 |
平成12年10月10日(2000.10.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101502 【弁理士】 【氏名又は名称】安齋 嘉章
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| 【公開番号】 |
特開2002−115113(P2002−115113A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−308680(P2000−308680) |
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