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【発明の名称】 ポケット蓋
【発明者】 【氏名】堀切 仁志

【要約】 【課題】各種のポケット特に衣服の胸ポケットの中身の脱落を確実に防止して収容性を補う、止め外しに手間取らない、蓋が邪魔にならず、抜き取り防犯にも役立つ、簡便挿入式のポケット蓋を提供する。

【解決手段】ポケット内部への挿入薄片と、ポケット外部との係止具を有する蓋片とが一体乃至結合体からなる構造のポケット蓋とする。挿入薄片は、本体例えば衣服と密着しており且つ短い蓋片がポケットに係止されているのでポケット内に止まって、ポケットの中身も脱落することがない。押し下げて蓋片を開けたままにもできる。方円孔スライド式ボタンで簡単確実に結合すると上下に動く遊びができ、係止を固定する防犯ロック構造を採用できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポケット中身の脱落を防止する用具において、ポケット内部への挿入薄片と、ポケット外部との係止具を有する蓋片とが一体乃至結合体からなることを特徴とする、ポケット蓋。
【請求項2】 ポケット挿入薄片の内側面及び又は両横縁の全部又は一部が、滑り止め構造を有する、請求項1のポケット蓋。
【請求項3】 ポケット挿入薄片と蓋片の結合及び又は蓋片とポケット外側の係止に方円孔スライド式ボタンを採用する、請求項1のポケット蓋。
【請求項4】 蓋片とポケット外側の係止にロック構造を有する方円孔スライド式ボタンを採用する、請求項1のポケット蓋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のポケット特に衣服の胸ポケットからの中身の脱落を防止する用具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のポケット特に衣服の胸ポケットの中身、例えばペンや手帳、定期、カード類ホルダー等の脱落を防止するために、蓋付き或はボタン付きポケットや中身自体の係止部等の工夫が行なわれている。しかし、例えばポケット入口への収納性フラップ(実用登録 3062118)や内ポケットへの蓋片(実開昭58−78921)、ポケット袋の上蓋(実開昭56− 48518)、中間開口部への垂下フラップ(実開昭58− 48712)、内側開口部付きのフラップ(実開平01−177224)等の縫着は、脱落を防止するが、蓋布が洗濯とアイロン掛けの邪魔になり使い難く見苦しくなり易いことなどで、利用は限られる。また、例えばフラップ付き袋をポケット内外に係止する工夫(実開平01−153331)は、衣服に縫着されていない脱落防止の工夫ではあるが、ポケット自体の収容性と使い易さを制限している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上の不都合を解決する、各種のポケット特に衣服の胸ポケットの中身の脱落を確実に防止して収容性を補う、止め外しに手間取らない簡便挿入式のポケット蓋を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のポケット蓋は、ポケット内部への挿入薄片と、ポケット外部との係止具を有する蓋片とが一体乃至結合体からなる構造を有する。
【0005】本発明におけるポケット内部への挿入薄片は、本体例えば衣服と密着しており且つ一体乃至結合体として短い蓋片がポケット外部上縁等に係止されているので、ポケットサイズ一杯の深さと幅を必要とせず、抜けようとしてもポケット内に止まる長さがあればよく、ポケットの中身も脱落することがない。押し下げて蓋片を邪魔にならないよう開けたままにもできる。薄いシートやネット乃至枠状物を適当な形状デザインで、例えば剛質軽量のプラスチックシートや皮革等をメモ書き等の下敷きにもなる長方形または長楕円形乃至自由形にして使用できる。望ましくは、挿入薄片の内側面及び又は両横縁の全部又は一部が、例えば突起や鋸状の滑り止め構造を有して、ポケット付きケース状にも、テープ等による加工もでき、ポケットの種類例えば衣服の腕、尻、腿用やバッグ類によっては、一層抜け難くする等、用途に合わせたデザインができる。
【0006】当該挿入薄片と蓋片を結合体とするときは、通常の嵌めボタン類や凹凸面状テープ乃至はマグネットボタン等も使用でき、接着や縫着等でもよいが、例えば挿入薄片の上部中央に上方下円孔を設けると、蓋片のスライド式ボタンを嵌め込んで結合して上下に動く遊びができて、本体例えば衣服や中身を傷め難くなる。蓋片のスライド式ボタンを長い方孔に押し下げて蓋片を邪魔にならないよう開けたままにでき、更に、時に応じてその下の円孔で外して交換することができる。
【0007】本発明における蓋片は、挿入薄片の上部に前記のように一体乃至結合して、ポケット開口部を覆って被さりポケット外部の上縁等に係止される。挿入薄片より屈曲途中から広幅になる薄い柔軟シート、例えば軟質プラスチックシートや皮革あるいは裏地付き合成皮革等を用いると、屈曲部がポケット及びその中身とフィットして係止具及びその周囲への負担は小さくなる。係止具としては、逆の取り付けもできるが、例えばポケット外部の上縁位置に対応する蓋片の中央に下方上円孔を設けると、ポケット上縁のボタン孔等に装着したスライド式ボタンに嵌め込んで、確実に係止して上下に動く遊びができ、蓋片先を引き下げて上部の円孔でスライド式ボタンの頭を押して外すことができる。蓋片の表裏は、様々な表示とデザインの対象になる。
【0008】ポケット自体には、外側上縁のボタン孔又は表布等に蓋片係止部に対応するボタンを装着するだけで済む。例えば上記の下方上円孔スライド式ボタンが、ポケット特に衣服の胸ポケットの蓋としての機能をより確実に発揮させる。さらに、スライド式ボタンを固定する、例えば伸縮式あるいは回転式のロック構造を採用すると脱落防止と抜き取り防犯に一層役立つ。
【0009】本発明のポケット蓋の形状とサイズ及び材質は、上記の特徴を満たして目的に応じ適当に選択できる。挿入薄片をポリエチレン等の汎用プラスチックスや厚手の合成紙あるいは剛性軽量の材料例えば木製乃至アルミ製、さらに皮革あるいは裏地付き合成皮革等の長方形や楕円形乃至自由形の平板にして、望ましくは、挿入薄片の内側面及び又は両横縁の全部又は一部が、例えば波や突起付き又は網状や鋸縁さらに枠のみの滑り止め構造を有することができ、布製や軟質プラスチックス製のポケット付き袋またはテープ等で加工してもよいし、発泡体あるいはゴム板等の復元性弾性材料にしてもよい。蓋片は挿入薄片と一体の薄いシートなかんずく皮革あるいは裏地付き合成皮革等を使用できる。蓋片の挿入薄片への結合は、各種嵌め組み或は加工材を介する接着や縫付け等でもよいが、挿入薄片の上方下円孔に嵌め込むスライド式ボタンを堅牢な材質例えばプラスチックスあるいはアルミ製にして取り付けることができる。ポケットとの係止具としては、通常の嵌めボタン類や凹凸面状テープ乃至はマグネットボタン等も使用できるが、ポケットのスライド式ボタンに嵌め込む下方上円孔部を堅牢な材質例えばプラスチックスあるいはアルミ製にして、例えば伸縮式あるいは回転式のロック構造にして取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1において、ポケット挿入薄片(1)が縦13cm横9cm厚み0.5mmのポリエチレン薄板からなり、上辺中央の下0.5cmから2.5cmの間に幅3mmの長方孔とその下に径5mmの円孔からなる上方下円孔(2)を有する。蓋片(3)は、挿入薄片(1)との結合辺から長さ2cmまで幅9cm、曲がって広がる長さ3cmから9cmまでの幅10cmの、厚み1.2mmの裏地付き人造皮革からなり、結合辺中央から7.5mm上に頭径5mmのスライド式ボタン(4)と、蓋先中央の上2cmから3cmの間に幅3mmの方孔とその上に径7mmの円孔からなる下方上円孔(5)を有する。ポケット(7)の上縁ボタン孔には対応する頭径7mmのスライド式ボタン(6)を取り付ける。挿入薄片の上方下円孔(2)に蓋片のスライド式ボタン(4)を結合し、下方上円孔(5)をポケット上縁のスライド式ボタン(6)に係止する。蓋片の先を引き下げて上の円孔でスライド式ボタン(4)の頭を押して止め外しできる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を有する。本発明は、各種のポケット特に衣服の胸ポケットの中身の脱落を確実に防止する、止め外しに手間取らない、蓋が邪魔にならず、係止をロック構造にすると防犯にも一層役立つ、簡便挿入式のポケット蓋を提供する。
【出願人】 【識別番号】300057470
【氏名又は名称】堀切 仁志
【出願日】 平成13年6月15日(2001.6.15)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−371417(P2002−371417A)
【公開日】 平成14年12月26日(2002.12.26)
【出願番号】 特願2001−180996(P2001−180996)