| 【発明の名称】 |
サッカー等のユニホームであるスポーツウエアを縫製する前身頃、後身頃の形状に裁断された白地の生地の所望の個所に、所望の図柄、文字を白抜きとして染色した生地とする昇華染料による染色方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】勝谷 純子
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、スポーツウエアに縫製しようとする素材である白地の生地を、スポーツウエアを縫製する前身頃生地、後身頃生地に裁断し、この白地の前身頃、後身頃生地をチーム名、背番号を白抜きに表示した前身頃染色生地、後身頃染色生地として作り、これを以てスポーツウエアを縫製するようにしようとするものである。
【解決手段】サッカー等のユニホームであるスポーツウエアを縫製する前身頃、後身頃の形状に裁断された白地の生地面と、前記白地の生地とほぼ同形に裁断した前身頃型、並に後身頃型の昇華性染料転写紙の昇華染料塗布面とを、チーム名、背番号などの所望の図柄、文字の型どうりに型どりし、且つ、両面に弱貼着層を形成して成る昇華染料透過阻止材を介在させて重ね合わせて加熱加圧加工をすることによって、該前記生地を所望の図柄、文字を白抜きとして着色する昇華染料による染色方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 サッカー等のユニホームであるスポーツウエアを縫製する前身頃、後身頃の形状に裁断された白地の生地面と、前記白地の生地とほぼ同形に裁断した前身頃型、並に後身頃型の昇華性染料転写紙の昇華染料塗布面とを、チーム名、背番号などの所望の図柄、文字の型どうりに型どりし、且つ、両面に弱貼着層を形成して成る昇華染料透過阻止材を介在させて重ね合わせて加熱加圧加工をすることによって、該前記生地を所望の図柄、文字を白抜きとして着色することを特徴とする昇華染料による染色方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、サッカー等の団体競技を行う際に着用するユニホームを縫製するに当って用いる前身頃、後身頃の形状に裁断した、まだ、染色していない白地の生地を、所望の個所に、チーム名や選手の背番号その他の所望の図柄、文字を白抜きにした生地として昇華熱転写法によって染色する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】これまで、サッカー等の団体競技を行う際着用していたユニホーム等のスポーツウエアに所望のチーム名、背番号を表示する手段は、チーム名、背番号に型取ったマークを縫製されたスポーツウエアの生地の上から取付け、或は印刷するという手段が支配していた。 【0003】このことは、特開2000−4339号公報の従来技術の項に、例えば、■ユニホームの生地の上に、マーク布地と呼ばれるマーク専用布地を予め決められた形状にヒートカッティングや型抜き等でカットしておき、このカットした専用布地をユニホームの布地の上に重ねて、ミシンや刺繍機を使用して取り付ける、■マーク布地の裏側に熱融解フィルムを予め貼っておいて、マーク布地をヒートカットし熱圧着して取付ける、■ユニホームに必要なチーム名や番号(マーク)を入れた版を作り、シルクスクリーン印刷の手捺染を使い、ユニホームの布地に顔料を版を介してプリントする、■転写紙やペットフィルムに熱転写専用の顔料を用いてシルクスクリーンで所定の画像の層を印刷し、この転写紙等をユニホームの生地の上に熱転写する。 ■高周波を利用したウェルダー加工によりマーク布地を布地に熱圧着して取付けると言う方法があった。 と記載されていることから明らかである。 【0004】また、ロール状の熱転写紙に比較的使用頻度の高い色をベタ印刷し、この熱転写紙をパソコンデータの出力を利用してカッティングし、ユニホームであるスポーツウエアのデザイン全体の図柄と必要なチーム名等のマーキングを作り出し、この上にスポーツウエアの布地を重ね合せて熱プレス機によりマーキングを圧着転写する方法がある。 【0005】しかしながら、このような従来のスポーツウエア等の布地へのマーキング方法では、その多様性にかけるため、デザイン表現の面から観ても自ずから限界があり、また、チーム名、番号等のマーキング加工においても、市場からの各種要求に応えるには困難性が伴っていた。また、従来のマーキング方法は、いずれもスポーツウエア等の生地の上からマーク布地等を重ねて加工するので、着用した際に幾分重量感があり、かつ違和感があった。さらに長期間使用すると、マーキング部分に剥離やひび割れ等が生じるおそれがあると言う不都合があった。 【0006】この不都合を解消するものとして、特開2000−43397号公報に図1を示して開示された「熱転写紙に図柄を昇華染料で印刷する工程と、二層構造熱転写紙(転写紙とシール紙の二層構造で作られたシール状の転写紙)にコンピュータから出力されたマーク画像を昇華染料で印刷する工程と、前記工程で印刷を施した前記二層構造熱転写紙と粘性物をその表面に吹き付け塗布した透明なフィルムを重ね合わせて押圧して該フィルムの粘性物を塗布した面に前記二層構造熱転写紙から前記マーク画像を拾ってマークフィルムを作成する工程と、前記図柄を印刷した熱転写紙と該マークフィルムとをマーキング位置を決めて重ね合わす工程と、前記重ね合わせた熱転写紙とマークフィルム及び布地とを重ね合わせて熱処理する工程と、からなり、該熱処理により前記昇華染料による印刷部分が昇華して前記布地に前記図柄及び前記マーク画像が転写する布地の昇華熱転写マーキング方法。」と言う技術が開発された。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従来技術の考え方にとらわれることなく、スポーツウエアに縫製しようとする素材である白地の生地を、スポーツウエアを縫製する前身頃生地、後身頃生地に裁断し、この白地の前身頃、後身頃生地をチーム名、背番号を白抜きに表示した前身頃染色生地、後身頃染色生地として作り、これを以てスポーツウエアを縫製するようにしようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】サッカー等のユニホームであるスポーツウエアを縫製する前身頃、後身頃の形状に裁断された白地の生地と、該生地とほぼ同形に裁断した前身頃型、並に後身頃型昇華性染料転写紙の昇華染料塗布面とを、チーム名、背番号などの所望の図柄、文字の型どうりに型どりし、且つ、両面に弱貼着層を形成して成る昇華染料透過阻止材を介在させて重ね合わせて加熱加圧加工をすることによって、該前記生地を所望の図柄、文字を白抜きとして着色する昇華染料による染色方法。 【0009】 【実施例】例えば、サッカーのユニホームであるスポーツウエアの縫製生地であるポリエステルから成る白地の生地を以て、ユニホームを縫製する前身頃生地、後身頃生地に裁断する。この裁断した白地の前身頃生地、後身頃のそれぞれの生地を、昇華性染料を塗布した昇華染料転写紙を以て白抜きのチーム名、背番号を表示した染色生地とする。この染色生地を以て、スポーツウエアを縫製すると言う技術を前提として説明する。 【0010】一方では、スポーツウエアに縫製しようとする白地の生地を、図1に示すとおりスポーツウエアの前身頃生地1、後身頃生地2の形状に裁断する。他方では、前記した前身頃生地1、後身頃生地2としてに裁断した白地の生地を、所望の色彩に染色するために用いる昇華性染料を塗布した昇華性染料転写紙を、前記白地の生地を裁断した前身頃生地に倣って、前身頃生地に重ね合わせる前身頃転写紙3と、後身頃生地に倣って、後身頃生地に重ね合わせる後身頃転写紙4とに裁断する。図2に裁断した前身頃転写紙3を図示する。 【0011】前記前身頃転写紙3と後身頃転写紙4の昇華性染料塗布面には、昇華染料の透過を阻止する昇華染料透過阻止材5を貼り合わせる。図3には、前身頃転写紙に昇華染料透過阻止材5を貼着した状態を図示する。前記前身頃転写紙3とか後身頃転写紙4に貼り合わせる昇華染料透過阻止材は、チーム名、或は背番号、或はその他の所望の図柄、文字に切り抜いた紙、或は合成樹脂から成るフィルム等であってシート状のものであり、熱転写時の加熱加圧によって変形しないものであって、且つ昇華した染料の透過を阻止する柔軟性のあるものであればその材質を問わない。図3に図示した前記前身頃転写紙3(後身頃転写紙4)に、前記の通りに切り抜いた昇華染料透過阻止材を貼り合わせる個所は、スポーツウエアとして縫製した前記前身頃生地3(前記後身頃生地4)のチーム名、背番号を表示する個所に対応する個所である。 【0012】その前身頃転写紙3と後身頃転写紙4に貼り合わせる所望の図柄、文字に切り抜いた昇華染料透過阻止材5は、その表裏面に弱粘着剤を均一にまんべんなく塗布して、両面に弱粘着剤層6、7を形成したものとする。その昇華染料透過阻止材5の製法の一例を示す。図4に示すように剥離加工を施した剥離紙の面8に、前記の材質から成る紙或は合成樹脂から成るシート状の物体を昇華染料透過阻止材5とし、弱粘着剤層6を介して重ね合わせる。その重ね合わせたシート状の物体の表面に弱粘着剤を塗布して弱粘着剤層7を形成する。その作業を終了した後、チーム名、背番号等を表示する所望の文字、図柄としてそのシート状の物体を従来技術であるブロッカーカッティング法によって打ち抜く作業を行う。その作業後、前記文字、図柄を形成する部分以外の無駄な部分のフィルム状の物体を剥離紙の剥離加工した面8から剥し取る。この操作により、剥離紙の剥離加工を施した面8には、弱粘着層6を介在したフィルム状の物体が、表面に弱粘着層7を形成した所望の文字、図柄の昇華染料透過阻止材5として残る。図中Aはブロッカーカッティング法を施した個所を示す。 【0013】これ以て、前身頃転写紙3、或は後身頃転写紙4の前記した個所に重ね合わせ、剥離紙8を引き剥す。これにより図3に示すように前身頃転写紙3の前記個所に所望の文字、図柄から成る昇華透過阻止材5を貼り合わすことになる。この貼り合わせは、弱粘着剤を塗布した弱粘着剤層7を介在させて前記昇華染料透過阻止材5、7が表面に弱粘着剤層11を形成した状態で貼り合わされた状態となる。 【0014】前記文字、図柄に型どりされた昇華染料透過阻止材5を貼り合わせた前身頃転写紙3、後身頃転写紙4を以て前身頃生地1、後身頃生地2を白抜きの文字、図柄を形どりした前身頃生地、後身頃生地として染色するには、前記した前身頃転写紙3、後身頃転写紙4に貼り合わせた昇華染料透過阻止材5から剥離紙8を剥離した後、白地の生地である前身頃生地1、後身頃生地2に重ね合わせる。この操作により、前身頃生地1と後身頃生地2には、昇華染料転写紙3、4が昇華染料転写紙3、4に貼り付けられた昇華染料透過阻止材が弱粘着剤層6を介して貼り付けられることになる。即ち、昇華染料透過阻止材5は一方面を弱粘着剤層7を介在させて昇華染料転写紙である前身頃転写紙3、後身頃転写紙4の面に、他方面を弱粘着剤層7を介在させて白地の前身頃1、後身頃2に貼着されることになる。 【0015】この操作後、従来どうりに加熱加圧を行う。この操作により、前身頃転写紙3から昇華された(ガス化)された昇華染料が前身頃生地1に、また、後身頃転写紙4から昇華された(ガス化)された昇華染料が後身頃生地2に浸透し、前身頃生地1、後身頃生地2を前記昇華染料透過阻止材5を貼着した部分を除いて転写染色することになる。この状態を図5に図示する。即ち、前記前身頃生地、後身頃生地である身頃生地を文字、図柄状に型どりされた前記昇華染料透過阻止材5の部分を染色することなく所望の文字、図柄9を白抜きにした状態で身頃生地1、2を染色することになる。 【0016】前身頃転写紙3、後身頃転写紙4である身頃転写紙には前記した型どりされた昇華染料透過阻止材5が弱粘着剤層7を介して貼り合わされており、その型どりされた昇華染料透過阻止材5の表面には弱粘着剤による弱粘着剤層6が形成され、その層が、前身頃生地1、後身頃生地2である身頃生地と密着状態で貼り合わされているから、前記身頃転写紙、後身頃転写紙である身頃転写紙から昇華したガス化染料は、前身頃生地、後身頃生地と前記昇華性染料転写紙から成る前身頃転写紙、後身頃転写紙に貼り合わされた昇華染料透過阻止材5の隙間が生じることはない。 【0017】 【発明の効果】本発明は、昇華染料が前身頃生地、後身頃生地と前身頃転写紙、後身頃転写紙に貼着された昇華染料透過阻止材の隙間に入り込んで昇華染料透過阻止材で形成した文字、図柄の輪郭をぼやけたりすることなく白地の生地を裁断した身頃生地をはっきりした白抜きの輪郭で染色することになる。更に、本発明は、上記のように構成した身頃転写紙により、前身頃、後身頃に裁断した白地の生地をチーム名、背番号、その他所望の文字、図柄を白抜きにして染色するものであるから、この染色した身頃生地を以て、常法に従って縫製を行うことにより、極めて簡単にチーム名、背番号を白抜きに表示したスポーツウエアを縫製することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501237615 【氏名又は名称】株式会社アクラム
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| 【出願日】 |
平成13年6月13日(2001.6.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065776 【弁理士】 【氏名又は名称】志村 正和
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| 【公開番号】 |
特開2002−371416(P2002−371416A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月26日(2002.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願2001−179135(P2001−179135) |
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