| 【発明の名称】 |
手 袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】丹羽 氏輝
【氏名】垰 和博
【氏名】赤江 宏一
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| 【要約】 |
【課題】毛細管現象作用を利用した汗処理性に優れた手袋を提供する。
【解決手段】繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地を用いてなるな手袋。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地を用いてなることを特徴とする手袋。 【請求項2】前記編地のタテ方向およびヨコ方向のバイレック法吸水高さが40mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の手袋。 【請求項3】前記編地の破裂強力が0.20MPa以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の手袋。 【請求項4】前記合成繊維マルチフィラメント糸条を少なくとも40重量%以上含む編地からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の手袋。 【請求項5】前記編地の片面がゴム状弾性の樹脂皮膜加工が施されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の手袋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、手袋に関する。さらに詳しくは、優れた汗処理性を有し、軽く肌触りが良く、伸縮性と機械強度に優れた手袋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、作業用、スポーツ用、防寒用のために各種多くの手袋が提案され実用化されてきた。例えば、手の保護を目的とする作業用手袋は、一般的な綿糸を中心とする軍手、耐切創性を特徴とするアラミド系繊維紡績糸による軍手、耐熱性を特徴とする皮性手袋、制菌性を目的とする医療用手袋、あるいは手汚れ防止を目的とする園芸用の薄地手袋等。また、レジャー・スポーツ用としては、日焼け防止を目的とする運転用手袋、ハンドルからの手滑り防止を目的とする運転用手袋、ゴルフ手袋、野球用手袋等と多くの特徴ある手袋が実用化されている。 【0003】しかし、これらの手袋は、手を保護するという基本的な目的は達成するものの、春夏時期、あるいは、温熱環境下での着用においては発汗によるベトツキ感、多発汗においては手の滑り、さらには汗による冷え感といった不快感が有り、いまだ十分に満足される着用快適性に優れた手袋が得られていない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記の実状に鑑み、汗をかいてもべとつかず冷感を感じない優れた汗処理性を有し、かつ、軽く肌触りが良く、伸縮性と機械強度に富む手袋を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究した結果、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントを含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地からなり、かつ、手袋としての肌触り感、機械強度と同時に、毛細管現象作用による汗処理性に優れた編地からなる手袋が得られることを見出し、本発明に到達した。 【0006】すなわち本発明は、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地を用いてなる手袋である。 【0007】また、上記編地は、タテ方向およびヨコ方向のバイレック法吸水高さが40mm以上であることが好ましく、さらに上記編地は、破裂強力が0.20MPa以上であることが好ましい。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の手袋は、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維の本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地を用いてなるものであり、好ましくは、該編地のタテ方向およびヨコ方向のバイレック法吸水高さが40mm以上であり、さらに好ましくは該編地の破裂強力が0.20MPa以上であることを特徴とするものである。 【0009】本発明の手袋に用いる編地を構成す合成繊維マルチフィラメント糸条としては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系、ポリプロピレン系などの繊維を用いればよく特に限定するものではないが、機械強度、染色堅牢性に優れたポリエステル系繊維を使用することがより好ましい。 【0010】本発明の手袋を構成する編地は、毛細管現象作用での優れた汗処理性を達成するために、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条から構成されるものである。繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントとは、その単繊維フィラメントの断面形状として文字もしくは記号などでモデル的に示すと、E、F、H、I、K、M、N、T、W、X、Y、Z、+など、あるいは、五角多葉型、六角多葉型、八角多葉型などが好ましく用いられる。中でもH型、I型、X型、Y型、五角多葉型、六角多葉型など図1(1)〜(6)に示す形状のものが好ましい。これらの断面形状のものは繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つため、単繊維フィラメント自身で毛細管現象作用を有する断面形状である。 【0011】逆に、図2(1)〜(4)に示すような丸型、三角型、五角型、八角型などの断面形状のものは、繊維表面の長手方向に沿って延びる凹溝を持たないため、単繊維フィラメント自身では毛細管現象作用を有していない断面形状である。 【0012】また、合成繊維マルチフィラメント糸条を構成する総単繊維フィラメント本数に対し、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含むことが好ましく、より好ましくは40%以上、さらに好ましくは50%以上である。本数混率が30%未満であると汗処理性に劣り、ベトツキ感などの不快感を感じるようになり、好ましくない。 【0013】この繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率を30%以上とする方法としては、製糸段階において凹溝を持たない単繊維フィラメントとの一発紡糸混繊、または、凹溝を持つ繊維と凹溝を持たない繊維を製造後、空気混繊などで図3に示すように30%以上とすれば良い。また、図4は繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率100%の糸条の例を示す。また、これらの合成繊維マルチフィラメント糸条は捲縮を持たない生糸形態使い、あるいは、捲縮が付与された仮撚り加工糸形態使いなど特に限定されるものではない。 【0014】本発明の手袋を構成する編地は、タテ方向およびヨコ方向のバイレック法吸水高さが40mm以上であることが好ましく、より好ましくは50mm以上、さらに好ましくは60mm以上である。このバイレック法吸水高さが40mm未満であると汗処理性に劣り、ベトツキ感などの不快感を感じるようになる。このバイレック法吸水高さの測定法については後述する。 【0015】このバイレック法吸水高さの測定用編地サンプルの採取は、縫製で手袋にする編地の場合は、縫製前の広幅編地から採取する。また、成型手袋編機から手袋にする場合は、その編機から成型運動機能を一時止め、測定用サイズの編地サンプルを採取すれば良い。 【0016】またこの編地の破裂強力は0.20MPa以上であることが好ましい。より好ましくは0.30MPa以上である。編地の破裂強力が0.20MPa未満では、着用中に破れたりするため使用に耐えられなくなる。 【0017】編地の製編は、経編地であるトリコット地、ラッセル地、および、丸編地であるシングル丸編地、ダブル丸編地、または、手袋専用の成形編機のいずれであってもよい。また、編組織は、経編地のハーフ組織、バックハーフ組織、クイーンズコード組織、サテン組織、その他変化組織など、さらには丸編地の天竺組織、フライス組織、インターロック組織、リバーシブル組織、その他変化組織など、あるいは手袋専用の成形編機の平組織、リバーシブル組織など、通常手袋として使用されている編組織であれば良い。 【0018】本発明の手袋を構成する編地は、先に述べた合成繊維マルチフィラメント糸条を少なくとも40重量%以上含む編地からなることが好ましい。より好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上である。40重量%未満であると汗処理性に劣り、ベトツキ感などの不快感を感じるようになる。 【0019】上記の合成繊維マルチフィラメント糸条を少なくとも40重量%以上含む編地にする方法としては、他の合成繊維との交編、交撚、引き揃えした編地からなる手袋。あるいは、一般的な紡績糸との交編、交撚、引き揃えによる編地からなる手袋としても良い。 【0020】本発明の手袋を構成する編地は、他の吸湿性の高い合成繊維を交編、混繊、引き揃えなどで混合することで吸汗性以外に吸湿性を付与することができ、より快適性な手袋を得ることができる。例えば、紡糸段階において、ナイロンにポリビニルピロリドン等の吸湿ポリマーを錬り込み紡糸して得られた吸湿性向上ナイロン糸等を挙げることができる。ナイロンにポリビニールピロリドンを5重量%練り込むことにより、20℃、65%RHの標準状態で吸湿率6%以上のナイロン原糸を得ることができる。 【0021】編地に用いるこれらのフィラメント糸条の太さは、総繊度33〜270デシテックス、単繊維フィラメント繊度は0.1〜11デシテックス程度が好ましく使用でき、手袋としての狙い用途により適宜使い分ければ良い。 【0022】本発明手袋に使用する編地は、前述した編組織が単層として構成されたものでもよいが、二層、三層等の多層構造体にしたものであってもよい。多層構造体の編地を使用する場合は、編地表面側を構成する糸に紡績糸を、裏面側(肌面側)に先に述べた繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条を使用したり、あるいは、編地表面側を構成する糸に繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が少なくとも30%以上含む合成繊維マルチフィラメント糸条を配置し、編地裏面側(肌面側)に凹溝を持たない合成繊維マルチフィラメント糸条を配置することが好ましい。 【0023】このような多層構造体にした編地は、汗は二層、三層等の多層構造体による毛細管現象作用により、編地裏面側(肌面側)から表面側へ素早く、かつ効率良く吸水・透水・拡散させることができるため、激しい運動とか温熱環境下等での液体状発汗に対し、好適な手袋とすることができる。 【0024】また、この手袋に使用する編地には、一般的なゴム、あるいは、ポリウレタン系弾性糸等に代表されるゴム状弾性糸を含んでいてもよい。より大きなストレッチ性を必要とする手袋では、このようなゴムあるいはゴム状弾性糸を含ませることにより、そのストレッチパワーにより手に、よりフィットし動き易さを高めることができ好ましい。 【0025】本発明の手袋に使用される編地は、編地片面がゴム状弾性の樹脂皮膜加工をされたものも好ましく使用できる。ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂等での皮膜加工。あるいは、透湿防水膜等の貼り合わせ加工をすることで、水作業での濡れ、汚れ防止。冬場あるいは冷凍場作業での防寒対策となり好ましい。この手袋に使用される編地は手へのフィット性、動き易さからゴム状弾性のストレッチ性を有することが好ましく、編地のタテ方向およびヨコ方向とも50%以上の伸長率を有することが好ましい。 【0026】ゴム状弾性の樹脂被膜加工法としては、一般的に使用される広幅編地への加工法で良く、例えば、ナイフによるダイレクトコーティング加工法。あるいは、ボンディング加工法によれば良い。また、使用面としては、コーティング面を手袋の表側に使用することが好ましい。 【0027】本発明による手袋に使用される編地の染色段階での付帯加工としては、防汚加工、抗菌加工、消臭加工、防臭加工、吸汗加工、紫外線防止加工、さらに、後加工としてカレンダー加工、エンボス加工、起毛加工、オパール加工等、最終狙い手袋種の要求特性に応じて適宜付与することが望ましい。 【0028】本発明の手袋は、素材や編地の構造を適宜選択することにより、次のように幅広く展開可能である。例えば、家庭用としての炊事用手袋、鍋つかみ用手袋、園芸用手袋等。農業用としての農作業用手袋。漁業用としての水産作業用手袋。防寒用手袋。車運転用とかファッション用としての紫外線遮蔽手袋。ブライダル用手袋。スポーツ用としての登山用手袋、自転車用手袋、キャンプ用手袋、テニス用手袋、ゴルフ用手袋等。マリン用としての釣り手袋等。医療用としての手術用手袋。検査診察用手袋等に使用できる。 【0029】 【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (測定方法) (1)バイレック吸水高さJIS L 1096「一般織物試験方法」に準じて行った。1cm×約20cmの試験片をタテ、ヨコ方向にそれぞれ5枚ずつ採取する。図6に示すように試験片の一端をつかみに固定し、他端約2cmを20±2℃の蒸留水中に浸ける。10分後の毛細管現象による水の吸水高さh(mm)を計り、タテ、ヨコ方向それぞれ5枚の平均値で示した。 【0030】(6)破裂強力JIS L 1018「メリヤス生地試験方法」に準じて行った。15cm×15cmの試験片を5枚採取する。試験片の表を上にして張力を加えずに普通の状態で、ミューレン型破裂試験機に取り付けて破裂強力を測定し、5枚の平均値で示した。 【0031】[実施例1]図5の編方図に示す計2給糸口からなる編組織の給糸口F1〜F2の構成糸イとロに図3に示す六角多葉型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%の混繊糸からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条167デシテックス48フィラメント糸を用い、28Gのシングル丸編機にて、天竺編組織となる丸編地を編成した。 【0032】この編地は、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が50%の合成繊維マルチフィラメント糸条の編地であり、また、該合成繊維マルチフィラメント糸条100重量%からなる編地である。 【0033】この編地を通常の丸編地の染色法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った。得られた編地は、バイレック法吸水高さがタテ方向145mm、ヨコ方向151mm。破裂強力が0.35MPaであった。 【0034】この編地を使用して園芸用手袋を縫製し、夏場に評価した結果、汗をかいてもべとつかず、また動き易く手袋として優れていると判断されるものであった。結果を表1に示す。 【0035】[実施例2]10Gの手袋専用成型編機(島精機(株)製)を用い、実施例1と同一の図3に示す六角多葉型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%の混繊糸からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条167デシテックス48フィラメント糸と、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が100%からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条加工糸167デシテックス48フィラメント糸とを一本交互に配置されるように天竺編組織で園芸用の手袋を作製した。 【0036】この編地は、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が50%含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地であり、また、該合成繊維マルチフィラメント糸条50重量%含む編地である。他の50重量%は、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が100%からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条加工糸を含む編地である。 【0037】得られた手袋の編地は、バイレック法吸水高さがタテ方向121mm、ヨコ方向130mm。破裂強力が0.26MPaであった。 【0038】実施例1と同様に、夏場に評価した結果、汗をかいてもべとつかず、また動き易く手袋として優れていると判断されるものであった。結果を表1に併せて示す。 【0039】[実施例3]実施例1と同一の図5の編方図に示す計2給糸口からなる編組織の給糸口F1の構成糸イに図3に示す六角多葉型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が50%の混繊糸からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条167デシテックス48フィラメント糸を、給糸口F2の構成糸ロに、実施例2と同一の通常の丸型タイプ断面の単繊維本数混率が100%からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条加工糸167デシテックス48フィラメント糸とを一本交互に配置されるように28Gのシングル丸編機にて、天竺編組織となる丸編地を編成した。 【0040】この編地は、実施例2と同様に、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が50%含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地であり、また、該合成繊維マルチフィラメント糸条50重量%含む編地である。他の50重量%は、通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が100%からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条加工糸を含む編地である。 【0041】この編地を通常の丸編地の染色法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った。さらにこの編地をナイフコーターを持つコーティング機にかけポリウレタン樹脂による薄皮膜樹脂加工を行った。 【0042】得られた編地は、バイレック法吸水高さがタテ方向99mm、ヨコ方向95mm。破裂強力が0.51MPaであった。 【0043】この編地を使用してコーティング面を表側となるように園芸用手袋を縫製し、夏場に水作業を伴う評価をした結果、手への水濡れもなく、汗をかいてもべとつかず、また動き易く手袋として優れていると判断されるものであった。結果を表1に併せて示す。 【0044】[比較例1]実施例1と同一の図5の編方図に示す計2給糸口からなる編組織の給糸口F1〜F2の構成糸イとロに、実施例2で用いたと同一の通常の丸型タイプ断面の単繊維フィラメント本数混率が100%からなるポリエチレンテレフタレートフィラメント糸条加工糸83デシテックス24フィラメント糸を用い、28Gのシングル丸編機にて、天竺編組織となる丸編地を編成した。 【0045】この編地は、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントの本数混率が0%の合成繊維マルチフィラメント糸条の編地であり、また、該合成繊維マルチフィラメント糸条100重量%からなる編地である。 【0046】この編地を通常の丸編地の染色法に準じ、リラックス・精練、染色、乾燥、仕上げセットを行った。得られた編地は、バイレック法吸水高さがタテ方向30mm、ヨコ方向36mmと小さく。また破裂強力も0.17MPaと低いものであった。 【0047】この編地を使用して園芸用手袋を縫製し、夏場に評価した結果、汗でべとつき不快感が有り、また破れ易く手袋として不適と判断されるものであった。結果を表1に併せて示す。 【0048】 【表1】
【0049】 【発明の効果】本発明によれば、繊維表面の長手方向に沿って延びる複数の凹溝を持つ単繊維フィラメントを含む合成繊維マルチフィラメント糸条の編地からなり、該編地のタテ方向およびヨコ方向のバイレック法吸水高さと破裂強力を満足することにより、機械強度と動き易さを損なうことなく、汗処理性に優れた手袋が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003159 【氏名又は名称】東レ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年6月7日(2001.6.7) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−363810(P2002−363810A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月18日(2002.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−172367(P2001−172367) |
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