トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 人形付き衣服・身の回り品
【発明者】 【氏名】福井 昭博

【要約】 【課題】衣服や身の回り品のデザインの多様性を向上させ、衣服を着ることの大切さや楽しさを年少者に教えるという教育的効果を発揮でき、大切な人形を外出先で紛失する恐れを減少させる。

【解決手段】人形3と、人が着用する衣服本体1及び/又は身の回り品とを組み合わせる。人形3に着せることができる人形用衣服2を、衣服本体1及び/又は身の回り品に設ける。この人形用衣服2を人形3に着せることによって、人形3を衣服本体1及び/又は身の回り品に着脱可能に取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】人が着用可能な衣服本体と人形とを備え、上記の人形に着せることができる人形用衣服が衣服本体に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を衣服本体に取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を衣服本体から取り外すことができるようにした人形付き衣服。
【請求項2】人が手に持って移動できる身の回り品と人形とを備え、上記の人形に着せることができる人形用衣服が身の回り品に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を身の回り品に取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を身の回り品から取り外すことができるようにした人形付き身の回り品。
【請求項3】人が着用可能な衣服本体とバッグと人形との組み合わせであり、上記の人形に着せることができる人形用衣服が衣服本体とバッグとの双方に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を衣服本体若しくはバッグに取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を衣服本体若しくはバッグから取り外すことができるようにした人形付き衣服とバッグの組み合わせ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、衣服、特に、幼児等の年少者が好んで着用することができるようにした衣服の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より衣服の装飾には、種々のデザインのものが提案されており、実開昭59−21621号公報に係る考案にあっては、動物のぬいぐるみ人形をシャツの表面に留め具で着脱自在に取り付けることが提案されている。ところが、この考案にあっては、衣服のデザイン面のみが考慮され、衣服を着ることの大切さや楽しさを子供に教えたり、衣服を着用することによって人の外観が如何に変化するかといったことを楽しく体験させつつ身をもって教えるといった教育的効果については、何ら配慮されていない。特に、年少者にあっては、衣服を着用すること自体に抵抗感を感じたり、面倒くさがったりすることがあるが、このような場合にも、無理やり衣服を着せるのではなく、自然に楽しく衣服を着るようする環境を整えることが重要である。また、人形は、単なる遊び道具に止まらず、子供にとってかけがえのない友となる場合がある。このような場合、子供は、外出する時にも、その人形を連れて行きたいという気持ちが強い。ところが、外出時に人形を持ち出すと、どこかで忘れてしまって、なくしてしまうことも多い。また、出かける先によっては、人形を持って行くのに適切でない場合もある。このような時、親は人形をもって外出することに反対し、子供は人形と一緒でなければ外出しないと駄々をこね、外出時間に遅れてしまうこともあり得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明は、上記の事情に鑑み、衣服のデザインの多様性を向上させることができると共に、衣服を着ることの大切さや楽しさを年少者に教えるという教育的効果を有効に発揮でき、年少者が積極的に着用したくなる環境を整えることができる衣服を提供せんとするものである。また本願発明は、上記の事情に鑑み、身の回り品のデザインの多様性を向上させることができると共に、人形を連れて外出しやすくし、人形を忘れ物にしてしまう恐れを減少させることかできる身の回り品を提供せんとするものである。さらに本願発明は、人形を衣服にも付けることができ、バッグにも付けることができるようにして、人形を中心に、衣服とバッグとに一体感を与え、また、着せ代え人形のようにして遊んだり、デザインの変化を楽しむことができる人形とバッグとの組み合わせを提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、人が着用可能な衣服本体と人形とを備え、上記の人形に着せることができる人形用衣服が衣服本体に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を衣服本体に取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を衣服本体から取り外すことができるようにした人形付き衣服を提供することによって、上記の課題を解決する。本願の第2の発明は、人が手に持って移動できる身の回り品と人形とを備え、上記の人形に着せることができる人形用衣服が身の回り品に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を身の回り品に取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を身の回り品から取り外すことができるようにした人形付き身の回り品を提供することによって、上記の課題を解決する。本願の第3の発明は、人が着用可能な衣服本体とバッグと人形との組み合わせであり、上記の人形に着せることができる人形用衣服が衣服本体とバッグとの双方に設けられ、この人形用衣服を人形に着せることによって人形を衣服本体若しくはバッグに取り付けることができ、この人形用衣服を人形から脱がすことによって人形を衣服本体若しくはバッグから取り外すことができるようにした人形付き衣服とバッグの組み合わせを提供することによって、上記の課題を解決するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。図1は、本願発明の実施の形態に係る人形付き衣服の正面図である。この衣服は、幼児用のシャツで、衣服本体1の正面には、人形用衣服2が固定されている。この人形用衣服2は、人形3に着せることができる大きさをなしたシャツとして実施されている。より詳しくは、この人形用衣服2は、半袖の前開きのボタン止めのシャツで、後身頃が衣服本体1に縫製により固定されている。他方、人形3は、動物を擬人化した縫いぐるみ人形として実施されており、この人形3の腕31を人形用衣服2の袖21に通して、ボタン22を止めることによって、人形に着用させれば、人形3は、人形用衣服2に固定され、人形3を衣服本体1に取り付けることができる。そして、この人形用衣服2を人形3から脱がすことによって人形3を衣服本体1から取り外すことができる。
【0006】人形用衣服2は、種々の形態で実施可能であり、例えば、図2のようにズボンとして実施してもよく、図3のようにファスナ23によって開閉するオーバーとして実施することもでき、図4に示すように、オーバーオールとして実施することもできる。この人形用衣服2は、人形3に着せることによって人形3を固定できれはよく、図1や図3のようにボタン22やファスナ23によって開閉するものとしてもよいが、図2や図4のように開閉手段を持たないものとして実施することもできる。また、図では、上半身用の衣服あるいは下半身用の人形用衣服のみを一つの衣服本体1に取り付けたが、上半身用と下半身用との双方の人形用衣服を一つの衣服本体1に取り付けてもよい。これらの人形用衣服2は、縫製等によって衣服本体1に固定すればよいが、この固定手段は適宜変更可能であり、例えば、ボタン、ファスナ、ホック等によって、人形用衣服2を衣服本体1に着脱可能に固定してもよい。
【0007】人形3は、人形用衣服2を着せることができることを条件に種々変更して実施することができ、人間、動物、アメニーションのキャラクター等の種々のデザインとすることができ、また、その素材も、布を用いた縫いぐるみの他、合成樹脂製等の他の素材に変更して実施できる。
【0008】衣服本体1は、シャツ、ブラウス、コート等の上半身用の衣服の他、ズボンやスカート等の下半身用衣服としてもよい。また、一つの衣服本体1に2個以上の人形用衣服2を取り付けるようにしてもよい。さらに、図5に示すように、衣服本体1の他に、リュックサックや肩掛け鞄、手提げ鞄等の各種バッグ4として実施してもよい。さらに、鞄の他、帽子、靴、マフラー等、人が着用したり、手で持ったりすることのできる身の回り品に、変更して実施することもできる。この身の回り品は、布製の他、革製、合成樹脂製、金属製等種々変更して実施できる。尚、図では、幼児用の衣服を図示したが、成人用の衣服においても同様に実施できる。
【0009】以上のように、人形を衣服に着せ変え可能に取り付けることによって、幼児等が衣服を着るのに面倒だと思ったりしても、人形用衣服を人形に着せ、自分(幼児)が着せた人形が着いている衣服を着ることによって、衣服を着ることの楽しみを自然と感じることができる。さらに、複数の衣服本体と複数の人形とを用意し、あるいは、バッグ等の身の回りと、衣服とを組み合わせ、人形に着せることができる人形用衣服をこれらに設け、各人形用衣服を各人形に着せることによって各人形を各衣服本体等に取り付けることができ、各人形用衣服を各人形から脱がすことによって各人形を各衣服本体等から取り外すことができようにすれば、人形と、衣服本体および身の回り品、との組み合わせを選択して、衣服を着せ変える楽しみがさらに広がるものである。しかも、人形には他の物より愛着が湧くため、この人形を着せることのできる衣服や身の回り品にも、愛着が湧き、衣服や身の回り品を大切にする習慣も付くようになる。
【0010】
【発明の効果】以上、本願の第1の発明は、衣服のデザインの多様性を向上させることができると共に、衣服を着ることの大切さや楽しさを年少者に教えるという教育的効果を有効に発揮でき、年少者が積極的に着用したくなる環境を整えることができる衣服を提供することができたものである。本願の第2の発明は、身の回り品のデザインの多様性を向上させることができると共に、物を大切に扱うという教育的効果を有効に発揮でき、さらに、衣服との組み合わせによって楽しみが益々増える身の回り品を提供することができたものである。本願の第3の発明は、人形を衣服にも付けることができ、バッグにも付けることができるようにして、人形を中心に、衣服とバッグとに一体感を与え、また、着せ代え人形のようにして遊んだり、デザインの変化を楽しむことができる人形とバッグとの組み合わせを提供せんとするものである。また、本願の各発明は、愛着の湧いた人形と一緒に外出したいと言う子供の希望を叶えつつ、外出先で人形を紛失してしまうという恐れを減少させることができるという効果も発揮するものである。
【出願人】 【識別番号】397019081
【氏名又は名称】フーセンウサギ株式会社
【出願日】 平成13年6月4日(2001.6.4)
【代理人】 【識別番号】100086346
【弁理士】
【氏名又は名称】鮫島 武信
【公開番号】 特開2002−363806(P2002−363806A)
【公開日】 平成14年12月18日(2002.12.18)
【出願番号】 特願2001−167569(P2001−167569)